Microsoft Word - 【発送版】記載整備通知

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Microsoft Word - (発出)マル製通知案

員長及び医薬品医療機器等法登録認証機関協議会代表幹事宛て送付するこ ととしていることを申し添えます 記 1. 基本要件基準第 13 条第 5 項及び第 6 項への適合性確認の基本的な考え方について (1)2023 年 ( 平成 35 年 )2 月 28 日 ( 以下 経過措置期間終了日 という )

Microsoft Word - 【発出版2】製造所取扱いに関するQ&A -

管下関係業者に周知いただくとともに 適切な指導を行い その実施に遺漏な きようお願いいたします 記 第 1 体外診断用医薬品の製造販売業又は製造業を行う旨の届出等について 1. 届出対象者旧薬事法に基づき 体外診断用医薬品を取り扱う以下の者 (1) 旧薬事法第 12 条第 1 項の第二種医薬品製造販

Microsoft Word - (発番)医療機器の製造販売承認申請について

Microsoft Word - 【案1】登録認証機関立入要領改正通知(Ver )

薬食機発 0131 第 1 号平成 25 年 1 月 31 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省医薬食品局審査管理課医療機器審査管理室長 薬事法に基づく登録認証機関の基準改正に伴う留意事項について ( その 2) 薬事法 ( 昭和 35 年法律第 145 号 以下 法 という )

< F2D819B955C8EA692CA926D DC58F4994AD8F6F>

医療機器プログラムの取扱いに関する Q&A について ( その 2) ( 別紙 ) 用いた略語 改正法 : 薬事法等の一部を改正する法律 ( 平成 25 年法律第 84 号 ) 法 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 145 号 ) 施行令

通知(一括更新手続き)

写 薬生発 0131 第 1 号 平成 30 年 1 月 31 日 都道府県知事 殿 厚生労働省医薬 生活衛生局長 ( 公印省略 ) 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 関係手数料令の一部を改正する政令の公布について この度 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確

PSP 省令 と それぞれ略称する 記 1. 改正施行規則について希少疾病用医療機器その他の医療上特にその必要性が高いと認められる医療機器であり かつ 当該医療機器についての臨床試験の実施に特に長期間を要すると認められるものに係る承認申請をする場合においては 改正 GVP 省令第 9 条の3 第 1

ICH Q4B Annex12

薬生発 0926 第 5 号 平成 29 年 9 月 26 日 都道府県知事 各保健所設置市長殿 特別区長 厚生労働省医薬 生活衛生局長 ( 公印省略 ) コンタクトレンズの適正使用に関する情報提供等の徹底について コンタクトレンズ ( カラーコンタクトレンズを含む ) の販売に関しては これまで

都道府県医師会医療安全担当理事殿 ( 法安 56) 平成 27 年 8 月 5 日 日本医師会常任理事今村定臣 酵素電極法を用いた血糖測定に使用する医療機器及び体外診断用医薬品に係る 使用上の注意 の改訂について グルコース分析装置 自己検査用グルコース測定器及び自動分析装置等並びに血液検査用グルコ

改正薬事法の施行に伴う製造販売の承認を要しない医薬品等の取扱い等について

薬食審査発 0318 第 1 号薬食監麻発 0318 第 6 号平成 22 年 3 月 18 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省医薬食品局審査管理課長 厚生労働省医薬食品局監視指導 麻薬対策課長 改正法施行に伴う経過措置等終了にあたっての対応について 薬事法及び採血及び供血あつせ

Microsoft Word - (発番)医療機器の製造販売承認申請書の作成に際し留意すべき事項について

はじめて医療機器を製造販売または製造される方へ

機器承認

薬生安発 0302 第 1 号 平成 30 年 3 月 2 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省医薬 生活衛生局医薬安全対策課長 ( 公印省略 ) 医薬品リスク管理計画の実施に基づく再審査期間終了後の評価報告について の一部改正について 再審査期間中の新医薬品以外の医薬品の医薬品リ

医薬品たるコンビネーション製品の不具合報告等に関する Q&A [ 用いた略語 ] 法 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 145 号 ) 施行規則 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則 ( 昭和 36 年

PSP 省令 と それぞれ略称する 記 1. 改正施行規則について希少疾病用医療機器その他の医療上特にその必要性が高いと認められる医療機器であり かつ 当該医療機器についての臨床試験の実施に特に長期間を要すると認められるものに係る承認申請をする場合においては 改正 GVP 省令第 9 条の3 第 1

Microsoft Word - 分権_課長通知(平成30年10月17日付薬生薬審発1017第2号)_修正

Microsoft Word - (発番:案1)承認申請に関するQ&A

事務連絡 平成 28 年 3 月 29 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 薬務主管課御中 厚生労働省医薬 生活衛生局審査管理課 厚生労働省医薬 生活衛生局監視指導 麻薬対策課 医薬品等の製造業許可 外国製造業者認定等に関する質疑応答集 (Q&A) について 今般 標記 Q&A を別添のとおりとり

Microsoft Word _正当理由通知(薬局医薬品) (反映)

法改正の目的 1 Ⅰ 医療機器等の特性を踏まえた規制の構築 1. 医療機器等の製造販売業及び製造業の章の新設 2. 体外診断用医薬品の製造販売業の新設 3. 医療機器等の製造業の登録制への移行 4. プログラムの位置付けの明確化 5. QMS 調査の見直し 6. 認証制度に関する見直し 7. 医療機

医政経発第 号 平成 20 年 3 月 28 日 社団法人日本臨床検査薬協会会長 在日米国商工会議所 (ACCJ) 医療機器 IVD 小委員会委員長 殿 欧州ビジネス協会 ( E B C) 医療機器委員会委員長 厚生労働省医政局経済課長 医療機器等へのバーコード表示の実施について 医

Microsoft Word - 表紙 雛形(保険者入り)高齢者支援課180320

Microsoft PowerPoint - 3. 規格改正時の扱い R1_3

薬食審査発第 号

Microsoft Word (最終) 通知案(基本要件12条2項)

Taro-再製造単回使用医療機器基準

別紙 1 販売名 医療機器保険適用希望書 ( 決定区分 A1( 包括 )) 整理番号 : 空欄で提出 薬事法承認又は認証された販売名を記載 製品名 製品コード 製品名 製品コード JAN コードの場合必ず 13 桁 薬事法承認書又は認証書上 薬事法承認書又は認証書上記載 記載された類別を記載 された

<4D F736F F F696E74202D CA9976C A A4F8D9190BB91A28BC68ED282CC944692E890A793782E E B8CDD8AB B83685D>

別添 治験副作用等症例の定期報告に関する質疑応答集 (Q&A) について < 半年ごとの定期報告の受け付け> Q1 平成 26 年 6 月 30 日までの間は 治験依頼者 ( 自ら治験を実施する者を除く ) が提出する副作用等症例の定期報告は なお従前の例によることができる とあるが 平成 26 年

(案とれ) 通知案1

( 別添 ) 薬食発 0513 第 1 号平成 23 年 5 月 13 日 都道府県知事各保健所設置市長特別区長 殿 厚生労働省医薬食品局長 薬事法の一部を改正する法律等の施行等についての一部改正について 薬事法の一部を改正する法律 ( 平成 18 年法律第 69 号 ) については 関係政省令とと

(Microsoft Word -

( 別記 ) 日本化粧品工業連合会会長日本輸入化粧品協会理事長日本パーマネントウェーブ液工業組合理事長日本医薬品添加剤協会会長日本界面活性剤工業会会長日本石鹸洗剤工業会会長日本石鹸洗剤工業組合理事長日本歯磨工業会会長日本ヘアカラー工業会会長日本浴用剤工業会会長日本エアゾール協会専務理事日本エアゾール

年管管発第 1026 第 2 号平成 24 年 10 月 26 日 地方厚生 ( 支 ) 局年金調整 ( 年金管理 ) 課長殿 厚生労働省年金局事業管理課長 ( 公印省略 ) 生活に困窮する外国人に対する生活保護の措置について ( 通知 ) に基づく保護を受けている外国人の国民年金保険料免除の申請の

平成14年8月  日

発番_登録認証機関の登録申請の取扱いについて

3. 実施時期平成 29 年 4 月 3 日より本件改修後のQMS 調査申請書の作成及び機構受付が可能となります 4. その他 本改修により承認申請書とQMS 調査申請書の同時申請が可能となるのは 両申請書をDW APで作成した場合に限ります (FD 申請ソフトによる申請の場合は同時申請できません

る として 平成 20 年 12 月に公表された 規制改革推進のための第 3 次答申 において 医療機器開発の円滑化の観点から 薬事法の適用範囲の明確化を図るためのガイドラインを作成すべきであると提言したところである 今般 薬事法の適用に関する判断の透明性 予見可能性の向上を図るため 臨床研究におい

法律 出典 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年 8 月 10 日法律第 145 号 ) 政令 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行令 ( 昭和 36 年 1 月 26 日政令第 11 号 ) 省令 医薬品 医療機器等の品質

konbi

なお 本通知の写しを各地方厚生局長 独立行政法人医薬品医療機器総合機構理事長 一般社団法人医療機器産業連合会会長 日本製薬団体連合会会長 一般社団法人日本臨床検査薬協会会長 米国医療機器 IVD 工業会会長 欧州ビジネス協会医療機器委員会委員長 欧州ビジネス協会臨床検査機器 試薬 ( 体外診断 )

薬食発第      号


00 事務連絡案

02【通知案】年管管発 第号(周知・機構宛)

00(自治体宛て)病院、診療所等の業務委託について 新旧対照表

(事務連絡)公知申請に係る前倒し保険適用通知

Microsoft Word - 事務連絡 _7_.doc

確定版【都道府県宛】

施行通知○【発番入】

( 別添 2) ( 別添 2) 平成 14 年 9 月 27 日保発第 号の別添 2 組合管掌健康保険一括適用取扱要領 組合管掌健康保険一括適用取扱要領 ( 準則 ) 第 1 健康保険法 ( 以下 法 という ) 第 34 条第 1 項の規定による厚生労働大臣の承認 ( 以下 一括適

Microsoft PowerPoint - ⑨140925,30日薬連講習会(後発RMP)930.ppt [互換モード]

Microsoft Word _ネットQA(その2)set

年管発 0331 第 1 号 平成 29 年 3 月 31 日 日本年金機構理事長殿 厚生労働省大臣官房年金管理審議官 ( 公印省略 ) 国民年金の保険料を追納する場合に納付すべき額を定める件等について 国民年金の保険料を追納する場合に納付すべき額を定める件 ( 平成 29 年厚生労働省告示第 12

事務連絡 平成 30 年 1 月 17 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 御中 厚生労働省医薬 生活衛生局医薬安全対策課 厚生労働省医薬 生活衛生局監視指導 麻薬対策課 医薬品の製造販売業者における三役の適切な業務実施についての Q&A 医薬品の製造販売業者における三役の適切な業務実施について

2 旧基準の廃止及び経過措置について 本通知の施行に伴い 旧基準を廃止すること なお 平成 27 年 11 月 24 日まで の間は従前の例によることができること 3 既存の通知等の取扱いについて既存の通知等については 別途の通知等が発出されない限り旧基準を新基準と読み替えるなど 必要な読替えを行っ

Microsoft Word - 施行1 滅菌バリデーション改正

事務連絡

ともに 申請者が承認審査のスケジュールに沿って法令上求められる製造体制を整備することや承認後円滑に医療現場に提供するための対応が十分になされることで 更なる迅速な実用化を促すものである この制度では 原則として新規原理 新規作用機序等により 生命に重大な影響がある重篤な疾患等に対して 極めて高い有効

(3) 承認申請書への添付文書案の添付医薬品 医療機器及び再生医療等製品の承認申請書に添付すべき資料として 添付文書等記載事項に関する資料を追加すること ( 新施行規則第 40 条 第 114 条の19 第 137 条の23 関係 ) 3 副作用等の報告の見直し (1) 医療機関等からの副作用等の報

ISO13485:2005 と本邦における QMS との違いについて ( いわゆる追加的要求事項と呼ばれる事項について よく質問があります 品質マニュアル ( 品質管 理監督基準書 ) 作成の際に参考になると幸いです 条項ごとに解説を記載しましたので 参考にしてください 追加的要求事項 1: 製造所

Microsoft Word - 奈良県GQP-GVPガイドライン doc

施行通知○【発番入】

( 別紙 ) 承認申請時の電子データ提出に関する基本的考え方について ( 平成 26 年 6 月 20 日付け薬食審査発 0620 第 6 号厚生労働省医薬食品局審査管理課長通知 ) 新旧対照表 ( 別添 ) 改正後 承認申請時の電子データ提出に関する基本的考え方 1. 承認申請時に電子データ提出を

01 施行通知(都道府県宛)

( 保 99) 平成 29 年 9 月 4 日 都道府県医師会 社会保険担当理事殿 日本医師会常任理事 松本純一 被保険者証の氏名表記について 被保険者証の氏名表記につきましては 性同一性障害を有する被保険者又は被扶養者から 被保険者証において通称名の記載を希望する旨の申出があったことから 保険者が

薬食発 0718 第 15 号平成 24 年 7 月 18 日 各都道府県知事殿 厚生労働省医薬食品局長 コンタクトレンズの適正使用に関する情報提供等の徹底について コンタクトレンズについては 薬事法 ( 昭和 35 年法律第 145 号 以下 法 という ) 第 2 条第 5 項に規定する 高度管

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査を実施し 必要に応じ適切な措置を講ずること (2) 本品の警告 効能 効果 性能 用法 用量及び使用方法は以下のとお りであるので 特段の留意をお願いすること なお その他の使用上の注意については 添付文書を参照されたいこと 警告 1 本品投与後に重篤な有害事象の発現が認められていること 及び本品

申請ソフトの起動 申請ソフトを起動して ファイル 申請書の新規作成 を選択 様式から C04 を選択し 了解 クリック ( 参考 1) FD 申請ソフトでの申請書鑑の打出しは 印字されない空欄箇所がありますので 別途 書面による鑑の作成が必要です その方法は FD 申請ソフトの入力手順の次 (P14

Microsoft Word - ‡e‡c.doc

(電子メール施行)

老発第    第 号

医療機器への部材供給時の

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MDSAP の調査結果の 試行的受入れについて ( 独 ) 医薬品医療機器総合機構 品質管理部 登録認証機関監督課 1

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医療用医薬品の市販直後調査の実施方法等について 平成 18 年 3 月 24 日付 : 厚生労働省医薬食品局安全対策課長 ( 薬食安発第号 号 ) 医療用医薬品の市販直後調査に関する Q&A について 平成 18 年 3 月 24 日付 : 厚生労働省医薬食品局安全対策課 ( 事務連

【事務連絡】偽造医薬品省令Q&A

Microsoft Word _特定施設水道連結型スプリンクラー設備の配管における適切な施工について.docx

医政総発 0129 第 3 号医政経発 0129 第 2 号薬生総発 0129 第 3 号薬生監麻発 0129 第 2 号平成 31 年 1 月 29 日 公益社団法人日本薬剤師会会長殿 厚 生 労 働 省 医 政 局 総 務 課 長 ( 公 印 省 略 ) 厚 生 労 働 省 医 政 局 経 済

GVP省令

別紙様式 7( ひな型 ) ( 日本工業規格 A4) 別紙様式 7( ひな型 ) ( 日本工業規格 A4) 申請者がと年月日をもって売買契約を締結した指名金銭債権に伴う別紙記載の不動産の質権又は抵当権の移転の登記につき 租税特別措置法第 83 条の2 第 1 項の規定の適用を受けたいので 租税特別措

スライド 1

(案-1)

本日の内容 1. 未承認対照薬等の取り扱い別添の 4.(3) ウ.( ア ) 2. 対象疾患の悪化等を評価項目にする試験別添の 7.(3) イ.( ア ) 3. 承認取得者以外の治験国内管理人が治験 依頼者となる場合別添の7.(3) オ. 4. 医師主導治験との情報共有別添の7.(3) カ. 5.

本手順書で使用する用語の定義 用語電子的記録書面電子的記録利用システム実務担当者原データ治験関連文書サイボウズサイボウズメッセージ 定義人の知覚では認識できない, 電子式等の方法で記録され, コンピュータで処理される記録紙媒体による資料治験依頼者, 実施医療機関の長, 治験責任医師並びに治験審査委員

ただし 森林の土地の所有権の取得と併せて 当該森林について法第 10 条の2の規定に基づく開発行為の許可を受けて他の用途へ転用する場合など 地域森林計画の対象とする森林から除外されることが確実であるときは 届出書の提出を要さないものとして運用して差し支えない (2) 土地の所有者となった日届出書の提

Microsoft Word - 奈良県GQP-GVPガイドライン doc

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(3) 事前面談の日程等の連絡申込書を受け付けた後に 機構担当者より 電話で日程等を連絡します なお 事前面談の質問内容に応じて 電話による回答を行う場合があります (4) (5)( 略 ) (3) 事前面談の日程等の連絡申込書を受付けた後に 機構担当者より 電話で日程等を連絡します なお 事前面談

Transcription:

薬食機参発 0929 第 1 号 平成 26 年 9 月 29 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省大臣官房参事官 ( 医療機器 再生医療等製品審査管理担当 ) ( 公印省略 ) 医療機器及び体外診断用医薬品の承認書又は認証書の記載整備について 薬事法等の一部を改正する法律 ( 平成 25 年法律第 84 号 以下 改正法 という ) により 医療機器及び体外診断用医薬品の製造業が登録制に移行されること等に伴い 既に承認又は認証を取得した医療機器及び体外診断用医薬品の承認書又は認証書の記載を整備する際の取扱いを下記のとおりとりまとめましたので 御了知の上 貴管内関係業者 関係団体等に周知いただきますよう 御配慮願います なお 本通知の写しを各地方厚生局長 独立行政法人医薬品医療機器総合機構理事長 一般社団法人日本医療機器産業連合会会長 日本製薬団体連合会会長 一般社団法人日本臨床検査薬協会会長 米国医療機器 IVD 工業会会長 欧州ビジネス協会医療機器委員会委員長 欧州ビジネス協会臨床検査機器 試薬 ( 体外診断 ) 委員会委員長及び各登録認証機関の長宛て送付することとしています 記 1. 記載整備すべき品目改正法施行前の承認申請又は認証申請に基づき承認又は認証を取得した医療機器及び体外診断用医薬品は 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 145 号 以下 新法 という ) に対応した承認事項又は認証事項とするために承認書又は認証書の記載を整備する必要があること - 1 -

2. 記載整備すべき事項改正法施行前の 薬事法施行規則 ( 昭和 36 年厚生省令第 1 号 以下 旧施行規則 という ) 様式 22(2) 様式 22(3) 様式 53(2) 又は様式 53(3) 様式 64 の (1) から (4) の申請書に基づき承認又は認証された事項のうち 各様式における製造方法欄及び製造販売する品目の製造所欄については 本通知に基づき新法に対応した記載内容に整備する必要があること なお 各様式の他の欄に関しては 薬事法等の一部を改正する法律及び薬事法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整備等及び経過措置に関する政令の施行に伴う関係省令の整備等に関する省令 ( 平成 26 年厚生労働省令第 87 号 ) による改正後の 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則 ( 昭和 36 年厚生省令第 1 号 以下 新施行規則 という ) において欄の名称が変更されている箇所があるが ( 別添 1 参照 ) これらの欄については従来どおりの記載で差し支えないので 記載内容の整備は不要であること 3. 記載整備する内容 (1) 製造方法欄 1 医療機器 医療機器の製造販売承認申請に際し留意すべき事項について ( 平成 17 年 2 月 16 日付け薬食機発第 0216001 号厚生労働省医薬食品局審査管理課医療機器審査管理室長通知 ) 及び 医療機器の製造販売認証申請に際し留意すべき事項について ( 平成 17 年 3 月 31 日付け薬食機発第 0331008 号厚生労働省医薬食品局審査管理課医療機器審査管理室長通知 ) のそれぞれの通知における 8 製造方法欄 のアからコに掲げる記載に関して 新法に対応した記載は以下のとおりとすること なお 上記通知に関しては新法に対応した内容に改正予定であるが 承認書又は認証書の記載整備に関しては本通知に基づき対応することで差し支えないこと (a) ア及びイの製造工程に関しては 各工程に係る登録製造所が単一である場合等各工程の関係について誤認が生じない場合においては 工程ごとの記載や工程フロー図等は原則として記載しなくてよいこと ただし 組合せ医療機器に係る製造販売承認申請 製造販売認証申請及び製造販売届出に係る取扱いについて ( 平成 21 年 3 月 31 日付け薬食機発第 0331002 号厚生労働省医薬食品局審査管理課医療機器審査管理室長通知 ) における組合せ医療機器に関しては 構成品の滅菌状況等の確認が必要であることから 従来どおり工程フロー図等の記載が必要であること なお 製造工程に関するより詳細な情報については 承認申請又は認証申請時の添付資料や 医療機器及び体外診断用医薬品の製造管理及び品質管理 - 2 -

の基準に関する省令 ( 平成 16 年厚生労働省令第 169 号 以下 QMS 省令 という ) への適合性に係る調査 ( 以下 QMS 調査 という ) の申請資料等において必要に応じ提出を求めるものとすること (b) ウ エ及びオの製造条件 滅菌方法 ウイルス等の不活化 / 除去方法の処理等に関する記載は従来どおりの記載とすること また 滅菌方法については 以下 (2) の滅菌の製造所ごとの記載では誤認が生じやすい場合等は 分かりやすく記載すること なお 上記 (a) に関して 工程フロー図等においてウ エ及びオの製造条件等の記載を含む場合は 製造条件等の記載は従来どおり記載が必要であること (c) カの外部試験検査施設の記載は不要であること (d) キの主たる設計を行った事業者の氏名又は名称の記載は不要であること なお 新法では設計を行う施設に関しては 製造販売する品目の製造所欄で設計を行う製造所を記載することになっていること (e) クについては上記 (a)~(d) に従い ケ及びコの記載に関しては従来どおりとすること 2 体外診断用医薬品 体外診断用医薬品の製造販売承認申請に際し留意すべき事項について ( 平成 17 年 2 月 16 日付け薬食機発第 0216005 号厚生労働省医薬食品局審査管理課医療機器審査管理室長通知 ) 及び 体外診断用医薬品の製造販売認証申請に際し留意すべき事項について ( 平成 17 年 3 月 31 日付け薬食機発第 0331010 号厚生労働省医薬食品局審査管理課医療機器審査管理室長通知 ) のそれぞれの通知における 7. 製造方法欄 の1) から7) に掲げる記載に関して 新法に対応した記載は以下のとおりとすること なお 上記通知に関しては新法に対応した内容に改正予定であるが 承認書又は認証書の記載整備に関しては本通知に基づき対応することで差し支えないこと (a)1) 及び2) の製造工程に関しては 各工程に係る登録製造所が単一である場合等各工程の関係について誤認が生じない場合においては 工程ごとの記載や工程フロー図等は原則として記載しなくてよいこと なお 製造工程に関するより詳細な情報については 承認申請又は認証申請時の添付資料やQMS 調査の申請資料等において必要に応じ提出を求めるものとすること (b)3) の外部試験検査施設の記載は不要であること (c)4) の主たる設計を行った事業者の氏名又は名称の記載は不要であること なお 新法では設計を行う施設に関しては 製造販売する品目の製造所欄で設計を行う製造所を記載することになっていること (d)5) 6) 及び7) の記載に関しては従来どおりとすること - 3 -

(2) 製造販売する品目の製造所欄製造販売する品目に関して 登録を受けた製造所ごとに 製造所の名称 製造業登録番号 製造工程を記載すること ( 別添 2-1 及び別添 2-2 参照 ) 製造工程に関しては 新施行規則第 114 条の8の各号に基づき 医療機器は 設計 ( 第 1 号等 ) 主たる組立て ( 第 3 号イ等 ) 滅菌 ( 第 3 号ロ ) 保管 ( 第 2 号ロ等 ) の別を 体外診断用医薬品は 設計 ( 第 5 号イ等 ) 充填 ( 第 6 号ロ等 ) 充填工程以降 ( 第 5 号ロ ) 保管 ( 第 6 号ハ等 ) の別を 該当する製造所ごとに記載すること また 滅菌については 放射線 EOG( エチレンオキサイドガス ) 湿熱 その他の別を製造所ごとに記載すること 4. 記載整備の方法 (1) 新施行規則様式 63 の 10(1) 様式 63 の 10(2) 様式 63 の 24(1) 又は様式 63 の 24(2) 様式 66(1) から (4) の軽微変更届出により 製造方法欄と製造販売する品目の製造所欄の記載を整備すること この場合 変更年月日欄は 届出年月日 変更理由欄は 整備届 と記載すること (2)(1) の届出の際に 同一の製品群区分であって かつ 全ての製造所が同一である品目について既に新法下でのQMS 調査を受け 有効な基準適合証が交付されている場合は 備考欄に当該 QMS 調査に係る基準適合証の番号及び交付年月日を記載し 記載整備届の提出先と当該基準適合証を交付した者が異なる場合には 当該基準適合証の写しを1 部添付すること なお 当該基準適合証に係る複数の品目について同時に記載整備届を提出する場合は これらの品目に係る届出全体に対し1 部添付することでよいこと (3) 届出先は 承認品目は独立行政法人医薬品医療機器総合機構理事長 認証品目は認証を受けた登録認証機関宛てとし 品目ごとに届け出ること なお 記載整備のため記載する欄は製造方法欄及び製造販売する品目の製造所欄のみとし 他の欄の記載は変更しないこと (4) 承認品目については FD 申請様式等を用いることで電子的に記載を整備し 届け出ることが望まれること 5. 記載整備期限 (1) 改正法施行時において 製造販売業者が保有する品目のうち 新法第 23 条の 2の5 第 6 項又は第 23 条の2の 23 第 3 項に基づく承認又は認証の取得後 5 年ごとに受けるべきQMS 調査について 当該期間の残存期間が最も長い品目の QMS 調査を受けるべき日から 30 日後までに 当該製造販売業者が保有する全ての承認品目又は認証品目の記載整備を完了させること - 4 -

なお 医療機器又は体外診断用医薬品に関して複数の製造販売業許可を有する場合の記載整備期限は 複数の許可に係る全ての品目のうち最も残存期間が長い品目のQMS 調査を受けるべき日から 30 日後までとすることで差し支えないこと (2)(1) による記載整備期限前であっても 新法に基づくQMS 調査を行った品目については調査後に当該品目を含めた関連品目の記載整備を行うなど 可能なものは速やかに記載整備することが望ましいこと (3) 記載整備期限の前に製造方法欄又は製造販売する品目の製造所欄の承認 ( 認証 ) 事項を一部変更承認 ( 認証 ) 申請又は軽微変更届出により変更する場合は 変更の機会に併せて該当する欄を記載整備する必要があること なお 当該一部変更承認 ( 認証 ) 申請又は軽微変更届出により製造方法欄及び製造販売する品目の製造所欄の両方の記載が整備された場合については あらためて記載整備期限までに記載整備のための軽微変更届出を行う必要はないこと 6. その他 (1) 改正法施行前に製造販売届書により届出された品目に関しては 製造方法欄又は製造販売する品目の製造所欄に変更が生じない限り 新法に対応した記載整備は必要ないが 当該欄の変更が生じた際には その変更にあわせて上記 3 を参考にして記載を整備すること この場合 届出事項を変更する際の変更届により対応すること なお 記載整備をしていない場合であっても 必要に応じて規制当局から新法に基づく記載内容の照会等があった場合には 新法に対応した情報を説明する必要があること (2) 体外診断用医薬品においては 体外診断用医薬品の製造販売業又は製造業を行う旨の届出等について ( 平成 26 年 8 月 21 日付け薬食機参発 0821 第 1 号 薬食安発 0821 第 1 号厚生労働省大臣官房参事官 ( 医療機器 再生医療等製品審査管理担当 ) 厚生労働省医薬食品局安全対策課長連名通知 ) に従い 新たに付番された製造販売業許可番号及び製造所登録番号を用いて記載整備すること - 5 -

別添 1 申請書の変更内容 1. 体外診断用医薬品製造販売承認申請書 ( 旧施行規則様式第 22(2) から新施行規則様式第 63 の8(2) における変更箇所 ) 操作方法又は使用方法欄 使用方法欄に変更 貯蔵方法及び有効期間欄 保管方法及び有効期間欄に変更 原薬の製造所欄 欄を削除 外国製造体外診断用医薬品製造販売承認申請書 指定体外診断用医薬品製造 販売認証申請書 外国製造指定体外診断用医薬品製造販売認証申請書 体外診 断用医薬品製造販売届書も同様の変更 2. 医療機器製造販売承認申請書 ( 旧施行規則様式第 22(3) から新施行規則様式第 63 の8(1) における変更箇所 ) 使用目的 効能又は効果欄 使用目的又は効果欄に変更 原材料又は構成部品欄 原材料欄に変更 品目仕様欄 性能及び安全性に関する規格欄に変更 操作方法又は使用方法欄 使用方法欄に変更 貯蔵方法及び有効期間欄 保管方法及び有効期間欄に変更 原材料の製造所欄 欄を削除 外国製造医療機器製造販売承認申請書 指定高度管理医療機器 指定管理医 療機器製造販売認証申請書 外国製造指定高度管理医療機器 指定管理医療機 器製造販売認証申請書 医療機器製造販売届書も同様の変更 - 6 -

別添 2-1 製造販売する製造所欄の記載例 ( 医療機器の場合 ) ( 例 1) 製造工程ごとに製造所が異なる場合 工場 主たる組立て 工場 滅菌 (EOG) ( 例 2) 一つの製造所で複数の製造工程を有する場合 主たる組立て 保管 工場 滅菌 ( 放射線 ) ( 例 3) 主たる組立ての登録製造所が2か所ある場合 工場 主たる組立て 工場 主たる組立て 工場 滅菌 (EOG) ( 例 4) 設計を行う施設が製造販売業者の主たる事務所と同一の場所である場合 社 88AAA88888 設計 工場 主たる組立て 工場 滅菌 ( 湿熱 ) 製造販売業者 ( 社 ) の場合は 登録番号欄は 88AAA88888 を記載 - 7 -

別添 2-2 製造販売する製造所欄の記載例 ( 体外診断用医薬品の場合 ) ( 例 1) 製造工程ごとに製造所が異なる場合 工場 充填 ( 例 2) 一つの製造所で複数の製造工程を有する場合 工場 充填 保管 ( 例 3) 最終容器への充填を行う登録製造所が2か所ある場合 工場 充填 工場 充填 ( 例 4) 設計を行う施設が製造販売業者の主たる事務所と同一の場所である場合 社 88AAA88888 設計 工場 充填 製造販売業者 ( 社 ) の場合は 登録番号欄は 88AAA88888 を記載 - 8 -