1 Hiroki Minato 1 Abstract Keywords : 1. 1. 1 16 18 [1] 59cm 35cm 24cm [2] 10 [3] [4] 23 1 *1 *1 Yonezawa laboratory Faculty of Informatics Kansai University 1 [5] [6, 7] [8]
[9] 1. 2 [10] 2. 2. 1 2 4 [5] [8] 3 2. 2 2 [11] 2. 3 2 3 8000 [12] 3. 3. 1 [13, 14] [15] [16]
3 cymis [17] ( ) 3. 2 [19] evio [20] [21] [22] [23] [25] [24] 3. 3 [6] 3. 4 [10]
4 4. 4. 1 4 1 2 3 1 2 1 3 MIDI Musical Instrument Digital Interface Microsoft GS 5 1 4. 2 5 4.2.1 1
図 7 音の変化を示したマトリクス 図 6 弓 1 ストロークの判断 れる また 圧力 と 速度 によって弓デバイスが 1 ス トローク動いたことを認識し 1ストロークの動きに よって1音発音される その流れを図 6 に示す まず 圧力の値が閾値以上取得された上で速度の値が得られ ることで発音される この際 どちらか一方でも数値 が得られない場合は発音はされない 発音された時 次に圧力の数値が得られなくなるまで発音が続けられ る 圧力の数値が得られなくなると 発音は止まり 1 ストロークが終了したと判断される さらに 演奏時に特定の条件 図 7 でバイオリン 図 8 演奏時の数値 演奏音 特有の かすれ音 や ギギギ音 が発音される かす れ音とはバイオリン演奏時に弓毛にかかる圧力が低い ことや 弓毛が弦にしっかりあたっていない時に運弓 音する条件は 圧力が強く 60 以上でなおかつ速度が することで発生する不快な高音である ギギギ音とは 遅く 20 以下の時である 矢印で示したところでは圧 バイオリン演奏時に圧力が強く 速度が遅い時に弓毛 力が 60 を超えており なおかつ速度も 20 より小さい が弦に引っかかりすぎて発生する不快な鈍い音である 数値を得ている また 上部演奏写真に示した棹と弓 本研究ではそれらの音を失敗音と定義する 本システ 毛の間隔が狭く 演奏音を鳴らしている写真の棹と弓 ムでは 実際にかすれ音とギギギ音を録音したものを 毛の間隔と比較しても弓毛に強い力がかかっているこ 使用し かすれ音は速度が速く圧力が弱い時に発音し とがわかる ギギギ音は速度が遅く圧力が高い時に発音する 4.2.2 傾き による演奏表現 これらの失敗音は実際のバイオリンにおいて発音さ 本研究では 弓の平行に対する 傾き によって音 れる条件と合わせるように設定しており 本システム 量の減少 または演奏表現である失敗音の有無を調整 において失敗音が発音されるときは演奏が正常にでき している ていないときであると言える 失敗音を鳴らさずに正 常に演奏できている圧力 速度 傾きの例を図 7 の丸 で囲んだ範囲に示す 正しい演奏時の演奏音を鳴らしている数値の演奏写 真とグラフを図 8 失敗音 (ギギギ音) を鳴らしている 数値の演奏写真とグラフを図 9 に示す ギギギ音の発 運弓動作中に弓の傾き 図 10 が発生することで 音量を減少させる また 傾きが発生することで 失敗音が発音される 圧力と速度の値の範囲が広がり 失敗音を発音しやす くなる 実際のバイオリンにおいて弓を傾けることは 力が
図9 演奏時の数値 失敗音 入りすぎて音が潰れないようにする際に用いられる技 術の一つ [26] だが 傾けすぎることに弓毛が弦にしっ かり当たらずに不快な音を鳴らしてしまうことがある そのため基本としては弓は傾けずに運弓することが望 図 10 ましいとされている 本システムにおいても 弓を傾 傾きの方向 けることで失敗音が発音される確率が上がるので 弓 が傾いて運弓される演奏は正常にできていない状態で ある 4. 3 表示によって訂正する指標を示す 4. 5 楽譜による音階の自動進行 本システムでは 音高を演奏者が任意に調整する機 伴奏表現 本研究では バイオリン演奏の楽しみを向上させる ために 伴奏機能を実装した 弓演奏時に 失敗音 能はない 弓デバイスに予め楽譜データを入力してお を発音せずに演奏を続けることによって 楽曲の伴奏 き 1 ストロークを検出しストロークに従って楽譜を がフェードインする 1 音ずつ進めることで楽曲の演奏ができる 楽器演奏において 演奏者の音高をの調整は演奏楽 のセッションをしているという楽しみが感じられるこ しみを大幅に向上させるとともに 難易度も大きく上 とを期待している 伴奏が付与されることで 演奏者の達成感と他者と げてしまう 本研究は初心者にバイオリン演奏に興味 5. を持たせることが目標のため 難易度を下げる工夫と して 演奏者による音高調整は出来ないようにした 4. 4 上達のための運弓支援 本研究では 運弓動作のどのような要素が重要であ るかユーザに理解させるために 運弓時の弓の 圧力 速度 傾き がディスプレイに表示される 図 11 5. 1 弓の傾き矯正に関する実験 実験の目的 弓デバイスを傾けると鳴る失敗音を聞いて間違いで あると気付くことができるかを検証する 5. 2 実験の設定 仮説 失敗音が鳴った時に弓の傾きが失敗であると気 弓の速度が速い場合は速さの右の 速 の白丸が赤に 付き 傾きがない状態に修正する 点灯し 正常範囲内にある場合は中央の good の白 被験者 被験者は 19 歳から 22 歳のバイオリン未経験 丸が緑に点灯する 者の 21 人 失敗音によって演奏の間違いを伝え ディスプレイ 失敗音がある 条件 音フィードバック の 1 要因
5. 3 11 2 2 4 1. 2. 3. 2 4. MOS 5 5 (1 2 3 4 5) 10 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 5 p=.05 2 10 12 2 1 2 3 4 5 6 7 8
6. 2 12 2 F(20) p 1.000 0.329 1.506 0.234 0.000 1.000 0.323 0.576 3.941 0.0610+ 0.000 1.000 3.182 0.0896+ 2.500 0.130 4.098 0.0565+ 1.649 0.214 + p.10 9 10 6. 6. 1 19 24 19 1 5 5 6 1. 2. 3. 4. 5. 1 1 6. SD 22 SD [27 30] 3 6. 3 2 3 4 4 0.6-0.6 1 1 2 2
7. 13 4 F(18) p 10.085 0.01* 1-5, 1-3, 2-5, 1-4, 1-2 2.502 0.0497* p.05 2 2 1. 2. 6.3.2 3 p=.05 1 1 2 13 8 1 5 4 1 2 7. 1 7. 2 19 24 19 3 2 8 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 6 1. 2. 3. 4. 5. 1 1 6. MOS 5 5 (1 2 3 4 5) 8
3 (1-5) 1 2 ( 1) ( 2) 0.486 0.580 0.044 0.128 0.759 0.302 0.114 0.029 0.830 0.215 0.134-0.001 0.388 0.685 0.019 0.165 0.377 0.744 0.013 0.183 0.749 0.348 0.109 0.043 0.805 0.154 0.134-0.016 0.690-0.210 0.140-0.111 0.766-0.026 0.140-0.064-0.011 0.654-0.051 0.186-0.090 0.653-0.065 0.192-0.062 0.165-0.023 0.051 0.710-0.139 0.138-0.092 0.719 0.244 0.112 0.016-0.056 0.736-0.065 0.213 0.791-0.172 0.155-0.107 0.304 0.733 0.000 0.185 0.417 0.249 0.057 0.039 0.474 0.019 0.084-0.030 0.045 0.377-0.020 0.103 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 7. 3 5 p=.05 3 8 14 5 1 3 4 8 1 3 1 2
14 5 (A) (B) (C) F(18) p F(18) p F(18) p 17.497 0.0006* 3.248 0.0883+ 0.264 0.6137 A( b2 ), B( a2,c1 ) 7.392 0.0141* 15.63 0.0009* 0.615 0.443 A( b1,b2 ), B( a2 ) 5.138 0.036* 1.413 0.25 1.209 0.2859 A( b2 ), B( a2 ) 0.891 0.3577 3.17 0.0919+ 0.183 0.6737 A( b2 ), B( a2 ) 4.778 0.0423* 4.415 0.05* 0.481 0.4966 A(b2,c1) 0.949 0.3429 0.736 0.4023 0.000 1.000 9.254 0.007* 0.759 0.395 0.368 0.5515 6.153 0.0232* 2.52 0.1298 0.000 1.000 * p.05 3 4 5
6 7 8 8. 8. 1 2 8. 2 8. 3
8. 4 9.
[1] pp.65-81 2010 [2] ( )Vol.67 No.9 pp.409-414 2011 [3] MIDI [] Vol.97 No.16 pp.1-6 2012 [4] Vol.21 pp.101-112 2014 [5] 2006 [6] 1998 [7] 1994 [8] 2004 [9] 2010 [10] 36 2008 [11] 49 3 1993 [12] 12 2013 pp.117-130 2013 [13] Diana Y The Hyperbow Controller Real-Time Dynamics Measurement of Violin Performance Proceedings of the 2002 Conference on New Instruments for Musical Expression 2002 [14] ( ) 2006 [15] 2007 [16] Askenfelt A Measurement of the bowing parameters in violin playing Dept for Speech Music and Hearing Quarterly Progress and Status Report 1988 [17] cymis 2008 [18] MVE2013-38 pp.49-52 2014 [19] 46 10 1990 [20] http://www.takaratomy.co.jp 2014.11 [21] - - 2010 [22] 2011 [23] 2014 [24] 8 2009 [25] 10 2011 [26] http://xn eckm6ioexbw403a97yg.com/120bowing /yumikatamuki.html 2014.8 [27] SD Vol.33 No.3 pp.253-260 1985 [28] MPS Vol.79 No.12 pp.1-6 2010 [29] Vol.49 No.1 pp.19-27 1992 [30] Vol.66 No.4 pp.225-233 2010