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Microsoft Word - 景観計画 docx

‘031209

草 津 市 景 観 形 成 ガイドライン 71

藤沢市地区計画運用基準 施行平成 30 年 4 月 1 日 る 本運用基準は, 地区計画の届出に際しての審査の画一化及び円滑化を図るため, 必要な事項を定め 項目第 1 建築物等の用途の制限に関する事項第 2 建築物の容積率の最高限度に関する事項第 3 建築物の建蔽率の最高限度に関する事項第 4 建

平成22年 4月21日


金沢市景観計画

三郷市景観計画の届出等について ( 概略版 ) 平成 30 年 1 月 4 三郷市都市デザイン課計画景観係 概要 三郷市は 地域で育まれ まちづくりで形成された良好な景観とともに 課題となる景観も有しております さらには 近年 駅及び三郷インター周辺において新

良好な景観の形成に関する方針 章周辺環境との調和及び建築物等の配置 規模 建築物等の形態 意匠 建築物等の外観の色彩 素材 建築附帯設備 敷地境界部及び敷地内の外構 駐車場 ゴミ置場 その他の外構附帯工作物 屋外照明 屋外広告物 工業 物流系 1 臨海部では 周辺の公園や緑地 水際のオープンスペース

<4D F736F F D F4289A1907B89EA8A5893B B9926E8BE681458C698ACF8C6090AC95FB906A88C45F8DC58F4994C >

景観チェックシート ( 景観資源シート ) 全類型共通 届出者氏名行為の種類 行為の場所届出対象行為有り 無し < 計画地の周辺の景観資源の把握 > 鈴鹿らしい景観形成を考える際に留意すべき事項は地域によって異なるため, 計画地の周辺に身近な自然的景観資源や歴史的 文化的景観資源等の特徴的なものがあ

区域の整備 開発及び保全に関する方針地区施設の整備の方針建築物等の整備の方針 (2) 公園 緑地の整備方針地域に親しまれる やすらぎと憩いの空間を形成するとともに 西武立川駅から玉川上水に向けて形成される緑のネットワークの拠点となるよう公園や緑地を配置する (3) その他の公共空地の整備方針各敷地の

2. 良好な景観の形成のための行為の制限 行為の制限の基本方針 本町の特徴的で多様性に富む景観の保全 創出を図り 地域全体として調和の取れた景観が形成されるよう 地域の特性を考慮した上で必要な行為の制限を行い 適切な規制 協議 誘導に努めます 1 建築物の建築等に関する行為の制限 規模 配置 地域景

金沢市景観計画

大谷周辺地区 及び 役場周辺地区 地区計画について 木原市街地 国道 125 号バイパス 役場周辺地区 (43.7ha) 美駒市街地 大谷周辺地区 (11.8ha) 地区計画の概要 地区計画とは住民の身近な生活空間である地区や街区を対象とする都市計画で, 道路や公園などの公共施設の配置や, 建築物の

Microsoft Word - 景観計画 docx

JOB台帳の略件名

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外観 ( 屋上設備等 ) 屋上に設備などを設ける場合は 道路などの公共空間から見えないように設置する位置に配慮するとともに 建築物本体や周辺景観との調和を図りましょう 周辺のスカイライン に配慮した形態にしましょう 威圧感や圧迫感を感じさせないよう 屋上緑化や壁面緑化などに積極的に取り組みましょう

位置等 商業系施設 3-1 壁面後退 ( 景観ガイドライン P44) u 壁面を後退させ 緑化を創出させることで より潤いある道路空間が演出できます u イベントが行われる広場のような公開空地を設けることで 地域のにぎわい空間が演出でき 各種イベント等に活用することができます u 公開空地内に植栽等

種別 名称 幅員等 延長又は面積 摘要 道路 区画道路 1 号区画道路 2 号区画道路 3 号区画道路 4 号区画道路 5 号区画道路 6 号区画道路 7 号 12.0m 12.0m 0.8~5.0m 2.6~8.3m 2.25m 1.65m 1.65m 約 790m 約 220m 約 700m 約

金沢都市計画地区計画の変更

Microsoft Word - ●決定⑤地区計画-2.docx

地区計画とは 地区計画とは 土地や建築物の所有者など地区の皆さんが合意を図りながら道路や公園などの配置 建築物の用途 容積率 高さ 色やデザイン等のルールをきめ細かく定め そのルールに基づいて建築行為等を行うことにより より良いまちづくりをすすめる手法のひとつです 地区の特性に応じて必要な項目を選択

[ 例 1] 敷地の分割例 1270 m2の敷地を 135 m2ずつに分割する場合 270 m2 135 m2 135 m m2の敷地を 140 m2と 130 m2に分割する場合 270 m2 140 m2 130 m2 2

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風致地区制度

地区 の 区分 名称駅南口西街区地区駅南口東街区地区駅北口駅前広場地区 面積約 2.8 ha 約 0.6 ha 約 1.7 ha 用途地域による用途制限の他に 次の各号に掲げる建築物は 建築し てはならない 地区整備計画 建築物等に関する事項 建築物の 用途の制限 1. 指定道路 1 に面する敷地の

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工作物(2) 一般市街地ゾーン 築物 要素形意色 態 匠 建築物等は 周辺の景観及び街並みと調和する形態 意匠とする 屋根や屋上建築設備 広告物は 建築物と統一感のある一体的なデザインとするなど 軽快なスカイラインを持った景観を形成する 大規模な施設では 配置を工夫したり 適度に分節するなど 圧迫感

南部地区 地区の名称 南部地区建築物の用途の制限 ( ほなみ町 桜新町 ) 敷地面積の最低限度 ( 東原町 苗津町 長者町の各一部 ) 22.5ha 沿道業務地区 17.6ha 合計 40.1ha 建築物等の形態又は意匠の制限 沿道業務地区には 次に掲げる建物は建築してはならない マージャン屋 ぱち

1 名称と区域 1 名称 袖ケ浦駅海側地区 2 区域 袖ケ浦駅海側特定土地区画整理事業区域 景観形成 推進地区 一般地区 景観計画区域 袖ケ浦駅海側地区位置図 (袖ケ浦駅海側地区は市街地 袖ケ浦駅海側地区は市街地エリア エリアの一部です の一部です) 景観形成推進地区の区域 商業エリア エリア(商業

景観法 景観条例に基づく届出が必要な行為 我孫子市全域で景観法 景観条例に基づく行為の届出が必要です 届出が必要な行為 計画している行為に応じて 必要なページをごらんください 景観計画区域 ( 市全域 特定地区を除く ) 建築物 新築 増築 改築もしくは移転で ア. 高さが 10mを超えるものイ.

Microsoft Word - 09池町通り.doc

都市地域 (1) 建築物及び工作物の新築 増築 改築 移転又は外観の変更ア配置 ( ア ) 道路後退 a 都市計画法 ( 昭和 43 年法律第 100 号 以下 法 という ) 第 8 条第 1 項第 1 号に規定する第 1 種住居地域 ( 以下 第 1 種住居地域 という ) 内 ( 国道 18

第 4 章良好な景観形成のための行為の制限事項 第 4 章良好な景観形成のための行為の制限事項 1 建築物等の行為に関する基本的方針 (1) 基本的な考え方個々の土地の開発や建築行為等は それらが積み重なって 景観全体に与える影響は大きなものがあります 北杜市の美しく 個性的な景観を今後も維持 保全

資料 2 立川市景観計画の一部改定 ( 案 ) ( 現計画 ) P25 表 一般地域 景観形成地区の届出の対象となる行為の規模 P26 (4) 大規模建築物等にかかる事前協議の部分 ( 改定案 ) P25 表 一般地域 景観形成地区の届出の対象となる行為の規模 P26 (4)

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- 2 - 及び規模 地区の 区分 地区施設の配置 道路 3 路線 幅員 ~ m 延長 約 m 公園 1 箇所 面積 約 m2 公共緑地 4 箇所 面積 約 m2 2 箇所 幅員 m 面積 約 m2 ( の幅員 mのうち 以上を高木植栽空間とする ただ し 門柱 門扉等の施設については この限りでは

西が丘地区の景観づくり 景観形成重点地区西が丘地区 東京都北区

PowerPoint プレゼンテーション

地区計画とは 地区計画制度とは 地区住民の合意により それぞれの地区の特性にふさわしいまちづくりを誘導するための計画であり それを市の 都市計画 として定め 良好な環境の街区を整備し 開発し 及び保全するための制度です 地区計画は 街区などの一定のエリアや共通した特徴を持つ地域ごとに 地域住民が主体

印西都市計画地区計画の変更 ( 印西市決定 ) 都市計画滝野地区地区計画を次のように変更する 名称滝野地区地区計画 位 置 印西市滝字新野及び字大割 滝野一丁目 滝野二丁目 滝野四丁目 滝野五丁目 滝野六丁目及び滝野七丁目の全部の区域並びに滝字大門及び滝野三丁目の各一部の区域 面積約 56.3 ha

地区整備計画書地区整備計画建築物等に関する事項地区の区分 地区の名称地区の面積 建築物等の用途の制限 建築物の敷地面積の最低限度 建築物の延べ床面積の敷地面積に対する割合の最高限度建築物の建築面積の敷地面積に対する割合の最高限度 壁面の位置の制限 独立住宅地区 A 約 21.9 ha (1) 長屋

Microsoft Word - 岡崎駅南リーフレット案【最終】

長 崎 市 景 観 基 本 計 画

区域の整備 開発及び保全に関する方針 地区施設の整備の方針 建築物等の整備の方針 (1) 道路の整備方針区域内外との円滑な交通ネットワークの形成と歩行者等の安全で快適な歩行環境の向上を図るため 街区幹線道路及び区画道路を整備する 生活利便施設や良質な街並みを形成する住宅等の立地を誘導し 地域拠点にふ

田辺市の 景観 田辺市景観計画(概要版) 良好な景観の形成を図る基本的な計画 田辺市

目 次 流山インターチェンジ北部物流センター地区地区計画計画書 1P 流山インターチェンジ北部物流センター地区地区計画計画図 3P 流山インターチェンジ北部物流センター地区地区計画運用基準 4P 地区整備計画の運用について 運用基準の解説 5P 6P (1) 建築物等の用途の制限 6P (2) 建築

(案)

地区計画の届出とは

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スライド 1

地区計画パンフレットP.1

区域の整備 開発及び保全に関する方針地建築区物等整に関備する計事項画地区計画ガイド八日市出町地区 八日市出町地区 地区計画の内容 名称八日市出町地区地区計画 位 置 金沢市八日市出町の一部 面積地区計画の目標土地利用の方針建築物等の整備方針 約 10.7 ha 本地区は 市中心部の南西約 4kmに位

風致地区一覧表 名称甲府城跡愛宕山護国神社酒折荒川和田峠計 面積 5.5 ha ha ha 7.4 ha 75.5 ha ha ha 告示年月日昭和 15 年 5 月 31 日 備考史跡周辺丘陵神社 森史跡周辺河川森林 添付図面等の留意事項 行為の種類

住宅地区 A 約 41.1 ha (1) 長屋 ( 住戸の数が 2 戸のものを除く ) (2) 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 以下 建基法 という ) 別表第 2( い ) 項第 3 号に掲げる共同住宅 ( 住戸の数が 2 戸のものを除く ) 寄宿舎又は下宿 (3) 建基法別表第

第2章

地区整備築計画建物等に関する事項地区の 細区分 建築物の 敷地面積の 最低限度 壁面の位置の 制 限 建築物等の高さの最高限度 建築物等の形態又は色彩その他の意匠の制限 垣又は柵の構造の制限 拠点サービス地区沿道サービス地区 A 沿道サービス地区 B 沿道サービス地区 C 一般住宅地区 160 m2

第 Ⅱ ゾーンの地区計画にはこんな特徴があります 建築基準法のみによる一般的な建替えの場合 斜線制限により または 1.5 容積率の制限により 利用できない容積率 道路広い道路狭い道路 街並み誘導型地区計画による建替えのルール 容積率の最高限度が緩和されます 定住性の高い住宅等を設ける

多摩都市計画地区計画の決定(多摩市決定)

区域の整備 開発及び保全の方針地区整備計画 久世荒内 寺田塚本地区地区計画 名称久世荒内 寺田塚本地区地区計画 位置城陽市久世荒内 寺田塚本及び平川広田 面積約 22.1ha 建 築 物 等 に 関 す る 事 項 地区計画の目標 土地利用の方針 地区施設の整備方針 建築物等の整備方針 地区の区分

届出の手引き

成田市公共施設景観ガイドラインについて

なお, は, 次のとおり遵守事項と協議事項から成り立っています 遵守事項 ( 定量的基準 ) 協議事項 ( 定性的基準 ) 良好な景観形成に大きな影響を及ぼさないよう, 景観形成上遵守すべき基準 質の高い景観を形成するよう, 景観形成上協議調整すべき事項 9

東京都市計画高度地区変更(練馬区決定) 【原案(案)】

平方・中野久木物流施設地区

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170413_福岡市ガイドライン.indd

目 次 平方北部物流施設地区地区計画計画書 1P 平方北部物流施設地区地区計画計画図 3P 平方北部物流施設地区地区計画 地区整備計画 の内容の解説 4P (1) 建築物等の用途の制限 5P (2) 建築物の敷地面積の最低限度 6P (3) 建築物等の高さの最高限度 6P (4) 壁面の位置の制限

交野市景観まちづくり計画 届出のてびき 平成 26 年 4 月交野市都市整備部都市計画課

Microsoft Word - ◎手引②【太陽光:基準の解説】

第 43 回四日市市都市計画審議会 第 80 号議案関連資料 1. 四日市都市計画地区計画の変更 ( 小古曽地区地区計画の決定 ) に関する地権者からの都市計画提案書について ( 関連資料 -1) 2. 小古曽地区地区計画比較表 ( 都市計画提案と地区計画決定 ) ( 関連資料 2) 1

その他当該区域の整備 開発及び保全に関する方針 近隣商業地区では 周辺地域との調和のとれた緑のネットワークの形成を図るため 敷地内の緑化や屋上緑化 壁面緑化を推進し その他の地区においても 緑豊かで潤いのある環境を創出するため 敷地内の緑化を推進する 位置東久留米市南沢五丁目地内 面積約 6.3ha

延岡市景観計画 ( 届出の手引き ) 延岡市は 海 山 川などの豊かな自然の恩恵を受けながら 時代時代の人々の営みによってその歴史を刻んできました それらが蓄積し 現在の延岡の風土が形成されております 延岡に住む人にとっても 延岡を訪れる人にとっても 心地よいまちを形成していくために 延岡の風土や歴


2-1-5 屋外広告物の制限

Ⅰ 景観むらづくりの基本的な考え方 1. 景観むらづくりの視点景観の形成はむらづくりのに関わることから 良好な景観むらづくりとは 住み心地のよい快適でうるおいのあるむらづくりでもあります 建築物等の新築や改築等 景観むらづくりにおいて念頭におくべき基本的な視点について考慮しましょう 周辺の公共空間と

北部大阪都市計画彩都地区計画 ( 案 ) 北部大阪都市計画彩都地区計画を 次のとおり変更する 1. 地区計画の方針 名称彩都地区計画 位 置 茨木市大字粟生岩阪 大字宿久庄 大字清水 大字佐保 大字泉原 大字千提寺 大字大岩 大字福井 大字大門寺 大字生保 大字安威 山手台一丁目 山手台三丁目 山手

稲毛海岸5丁目地区

地区の細区分 1 流通 業務地区 2 都市型居住地区 地区 建築物 建築物等の高さの最高限度 建築物等の高さの最高限度は 15mとする ただし 敷地面積が1,000m2以上あり かつ金沢市景観審議会において都市景観上支障がないと認められた場合は 25mとする 整備計画 等に関する事項 建築物等の形態

景観形成ガイドライン作成

多摩都市計画地区計画の決定(多摩市決定)

上野原市規則第××号

第 4 章 良好な景観の形成のための行為の制限 4-1 景観計画による行為の制限 良好な景観の形成に関する方針を踏まえ これを実現するため 景観計画区域内のA~Gにおける景観に特に大きな影響を及ぼすと考えられる規模の築行為等および景観計画重点区域内の築行為等を対象とし 築物等の意匠 形態 色彩 緑化

スライド 1

渚地区計画について 地区計画とは? 一般にまちづくりは 都市 都市圏単位で広域的に定めた都市計画に基づき 都市計画法や建築基準法等によって土地利用や建築 開発行為等を規制することで進められていますが 都市の中には 特徴や条件の異なる様々な地域があり それぞれの地域で暮らしやすい環境を形成するには 地

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甲府市では 風致地区条例の運用基準や地区別景観計画の中でマンセル値により色彩の基準を設けています これは まちなみにおける色彩が景観形成の上で重要な要素になっており 美しいまちなみをつくるためには 個々の建築物や工作物の色彩が互いに秩序を持った関係で構成されていることが大切だからです この解説は 用

日本橋・東京駅前地区

1 届出について Q1: 地区計画の届出が必要な行為にはどのようなものがありますか 地区整備計画が定められている区域において 下記の行為を行う場合は届出が必要になります 行為の種類内容 土地の区画形質の変更 ( 開発行為の許可申請を行うものは届出不要です ) 建築物の建築又は工作物の建設 建築物等の

Microsoft Word - 届出制度マニュアル05(Q&A)【H270401改訂】素案.doc

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第 134 条に基づく施設の外 これらに類似した組織的教育を行う施設を含む 2 神社 寺院 教会その他これらに類するもの 公衆が集合して参詣 礼拝などを行う施設のことをいう 3 住宅 共同住宅 専用又は兼用の一戸建て住宅 長屋及び共同住宅のことをいう 2

第3章 市街地景観の整備

Transcription:

糸満市風景づくり計画 届出の手引き Ⅰ 糸満市風景づくりの考え方 1. 風景づくりの視点 敷地境界線 景観の形成はまちづくりの全てに関わることから 良好な風景づくり とは 住み心地のよい快適で潤いのあるまちづくりでもあります 風景づくり計画の主眼は必ずしも強い規制をかけることではありませ ん 市民一人ひとりの意向や思いが十分に反映され 糸満市の風景 の 意味や価値を再認識し 身近なところから風景をより良くする取り組みを 実践できる計画となることが大切です 建築物などの新築や改築等 風景 づくりにおいて念頭におくべき基本的な視点について考慮しましょう 境界部となる領域 庭先や外構 生垣など 歩行者にゆとりやうるおい を感じさせるよう 空間の 確保 植栽等による演出 建物の 外構や屋根 公的空間 私的空間 2. 風景づくりの方針 糸満市ならではの風景 となるよう 以下の5つの方針に基づき風景づくりをすすめていきましょう 方針1 風景に気づく 糸満市の風景の再認識 方針4 風景をそだてる 糸満市の風景づくり活動の育成 方針2 風景を守る 糸満市の風景の保全 方針5 風景をいかす 方針3 風景をつくる 糸満らしいの風景との調和 風景づくりによる 地域振興 活性化への展開 3. 景観形成区域 糸満市の各地域の風景の特性に応じて 以下の区域を設定しています 重点地区景観計画区域図 N 市街地エリア 0 00 00 00 N 全市景観計画区域図 000m 東部エリア 南部エリア 市街地エリア 字糸満エリアを除く 字糸満エリア 国道 号沿道景観形成重点地区 00 000m N 0 00 00 国道 号及び県道奥武山米須線 0 00 00m 南部エリア --

対象となる行為対象規模 ( 市全域 ) 対象規模 ( 景観形成重点地区 )建築物の建設など 前頁で示した区域で以下の建築行為 開発行為等を行う場合は 事前に市役所への届出が必要です 建築物の新築 増築 改築又は移転の場合 外観を変更することとなる修繕若しくは模様替え又は色彩の変更の場合 高さが 0m を超える建築物 若しくは延べ面積が 00 mを超える建築物 建築確認が必要なもの 見付面積が 0 m以上のもの 工作物の建設など塔状工作物類 遊戯施設高さ 0m を超えるもの ( ただし電柱を除く ) 製造施設 貯蔵施設 処理施設 自動車車庫など 垣 柵 塀類 橋梁 歩道橋 高架道路類 墓園類 太陽光発電設備など 開発行為 土地の開墾及びその他の土地の形状の変更 木竹の伐採 屋外における物件の堆積 水面の埋立て 干拓 高さ 0m を超えるもの 又は築造面積 00 m以上 高さmを超えるもの延長 0mを超えるもの墓園類で 築造面積 00 m以上のものパネル面積の合計が 0 mを超えるもの面積 00 m以上 又は切土又は盛土によって生ずる法面若しくは擁壁の高さがm 以上のもの 植栽 伐採面積が 00 m以上のもの 堆積を行う土地面積の合計が堆積規模 00 m以上 又は堆積の高さ m を超えるものの 面積 00 m以上のもの 高さ 0m を超えるもの ( ただし電柱を除く ) 高さ 0m を超えるもの 又は築造面積 00 m以上 高さmを超えるもの延長 0mを超えるもの墓園類で 築造面積 00 m以上のものパネル面積の合計が 0 mを超えるもの面積 00 m以上 又は切土又は盛土によって生ずる法面若しくは擁壁の高さがm 以上のもの 植栽 伐採面積が 00 m以上のもの 堆積を行う土地面積の合計が堆積規模 00 m以上 又は堆積の高さ m を超えるものの 面積 00 m以上のもの 特定照明 届出が必要な建築物及び工作物について 夜間において公衆の観覧に供するため 一定の期間継続して建築物その他の工作物又は物件の外観について行う特定照明の新設 増設 改設若しくは移設又は色彩などの照明方法の変更 届出が必要な建築物及び工作物について 夜間において公衆の観覧に供するため 一定の期間継続して建築物その他の工作物又は物件の外観について行う特定照明の新設 増設 改設若しくは移設又は色彩などの照明方法の変更 高さが 0mを超える建築物 若しくは延べ面積が 00 mを超える建築物 高さ 延べ面積 橋梁 歩道橋 高架道路類 延長 0mを超えるもの 延長 0m を超える 墓園類 墓園類で 築造面積 00 m以上のもの 複数の墓地が立地している墓園全体の面積が 00 m以上 塔状工作物類 遊戯施設類 高さ 0m を超えるもの ( ただし電柱を除く ) 太陽光発電設備など パネル面積の合計が 0 mを超えるもの 面積の合計が 0 mを超える 面積 00 m以上 又は切土又は盛土によって生ずる法面若しくは擁壁の高さがm 以上のもの高さ m 以上のもの 製造施設 貯蔵施設 処理施設 自動車車庫など 高さ 0mを超えるもの 又は築造面積 00 m以上 面積 00 m以上のもの 植栽 伐採面積が 00 m以上のもの 垣 柵 塀類 高さ m を超えるもの 高さ m を超える 面積 00 m以上のもの 堆積を行う土地面積の合計が堆積規模 00 m以上 又は堆積の高さm を超えるもの --

届出対象行為となる建築行為 開発行為等については 以下に示す各区域の景観形成基準を守る必要があります 基準の凡例 エリア 重点地区ごとの基準のポイント解説を次のマークで示しています 全てのエリアに共通 エリア 地区ごとの基準. 建築物 工作物 () 配置 高さ 高さについては建築基準法の規定による ただし 主要な眺望点からの眺望や海岸線や低地部から斜面緑地の緑の稜線を見上げた時の眺望を阻害しないように配慮した建築物や建築設備の高さ 配置となるように努める 山巓毛を眺望点とした場合の海や南山城跡跡への眺望を阻害しない高さ 配置となるように努める その高さは屋上部に設ける建築設備を含めて m 以下かつ 階以下とする 海への眺望や 農地の広がりに配慮した建築物や建築設備の高さ 配置となるように努める 山巓毛から漁港への眺望を阻害しない高さ 配置となるように努め その高さは屋上部に設ける建築設備を含めて 0m 以下とする 山巓毛からの眺望を阻害しない高さ 配置となるように努め その高さは屋上部に設ける建築設備を含めて m 以下かつ 階以下とする 高さは 階建て以下とし 建築設備を含めて m 以下とする 市街地 字糸満 主要な眺望点や海岸線を決め 計画地から見上げた場合 見下ろした場合にその場所への眺望を阻害しない高さ 配置を検討することで眺望景観への配慮ができます また 高さ 階高が具体的に定められているエリア 地区においてはそれを守ることとします ただし 場合によっては高さ規制の緩和を受けられることもあるので 担当課にご相談下さい 山巓毛 緑の骨格軸である斜面緑地の近傍においては その稜線を阻害しない高さ 配置となるように努める 市街地 斜面緑地 建築物等の高さを抑える 字糸満 斜面緑地の眺望景観への配慮 建築物 視点場 視点場から見た際に 建築物等が斜面緑地への稜線を超えないようにすることで 眺望景観への配慮ができます 商業地においては 低層階における歩行者の回遊性を創出するために 開放感 賑わいの演出に努める 市街地 境界民建築物道路等 視点場の逆向きに配置する官空間にゆとりを生みます 低層階の後退や入口部分等の部分的な後退により 空間に奥行き感や変化が生まれ 回遊性の創出 解放感や賑わいの演出ができます 太陽光パネルを設置する場合は 周辺の風景との調和に配慮するとともに 道路や公園などの公共の場所から目立たないよう配置などを工夫する 傾斜を合わせる屋根の最上部を超えない 屋根の最上部を超えない 低い位置等に設置する勾配屋根に設置する場合陸屋根に設置する場合色彩の工夫 できるだけ屋根の色に近い色のパネルを用いる --

() 意匠 素材 背景となる豊かな自然環境や歴史文化に配慮し 外壁に自然素材を使用するなど 周辺の風景に調和するよう努める 山巓毛や白銀堂などの歴史環境や背景となる漁港の風景に配慮し 外壁に自然素材を使用するなど 街並みに調和した風景を形成するように努める 屋根や外壁は農村集落の風景に配慮したデザインとし 自然素材を使用するなど 米須らしい緑や海のつながりに調和した風景を形成するように努める 建築物の屋根の形状については 原則として赤瓦勾配屋根とし 寄棟を可能な限り採用する 建築物の屋根の形状については 赤瓦勾配屋根とし 寄棟を可能な限り採用する 大規模な壁面を避け 周辺の風景に与える影響を軽減するよう配慮する 圧迫感や威圧感の軽減 建築物 長大な壁面 分節化 分棟化 長大な壁面をつくらず 分節化または分棟化することで 背景となる斜面緑地の風景へ与える影響を軽減することができます 建物の壁面が大規模になる場合は 戸建の大きさで建物を分散配置 または分節させる 平面イメージ 大規模な壁面分散配置分節 郷土の歴史 文化を表現するシーサーなどを可能な限り設置する () 色彩 外壁 屋根の基調色は各エリア 地区ごとに以下のとおりとする 市街地エリア 字糸満エリア 東部エリア南部エリア 外壁の基調色の色相で明度 以上 彩度 以下 R~Y で明度 以上 彩度 以下 屋根の基調色 R YR で明度 以上 以下 彩度 以上 以下 ( 勾配屋根のみ適用 ) 国道 号沿道景観形成重点地区 外壁は琉球石灰岩の色彩を基調とし R~Y で明度 以上 彩度 以下 R YR Y GY 0... N 0 0... N 0 0... N 0 0... N 0 G BG B PB 0... N 0 0... N 0 0... N 0 0... N 0 P RP 0... N 0 0... N 0 --

アクセントカラーについては 壁面の垂直投影面積の0% 未満においてその限りではない ただし一般住宅においては壁面の垂直投影面積の% 未満とする アクセントカラーについては 壁面の垂直投影面積の % 未満においてその限りではない ただし 原色や蛍光色をはじめとした主張の強い色を避け 周辺の景観と調和させる () 敷地 外構 宅地の最低敷地面積は 00 mとする ただし 遺産分割等によりやむを得ない場合においてその限りではない 道路境界部では 生垣や芝などによる緑化や琉球石灰岩の石積みなど 歴史文化や自然との調和に努める 道路に面する塀などの外構部などの仕上げ材については 琉球石灰岩の相方積みもしくは切り石張りとするように努める 景観上優れた既存石積みについては保存を図ると同時に 状況によっては移築等の手法を検討する 道路に面する塀などの外構部の仕上げについては 可能な限り石積み 石張り塀 もしくは生垣とする 石積み 石張り塀の場合は 高さは.m 以下とする 生垣の使用 石積みの使用 琉球石灰岩 建物の外壁は主要な出入口部が面する道路より m 以上後退させる ただし 車庫に関してはその限りではない 玄関アプローチ部については 前面道路とのつながりに配慮したデザインとする 柵などを設置する際は 可能な限り道路境界線から後退させ 解放された公共性のある空間づくりに努める 建築物 民境壁面後退による境界のゆとり公共性のある空間官界} 道路等 柵等は道路等の公共の空間から後退させることで 空間的な広がりを生み 公共性のある空間をつくることができます ブロック塀やコンクリート塀 金網など 自然素材でない無機質な材料を使用する場合は 塗装などによる修景に努める 自然素材でない材料を使用する場合は 色彩の工夫 高さを抑えて緑化 壁面緑化 などの工夫をすることにより 修景します 色彩の統一 -- 高さを抑えて緑化 壁面緑化

隣地境界部に塀や柵を設置する場合は 圧迫感を与えない高さとするように努める 可能な限りヒンプンを設置する 玄関アプローチ部については 可能な限り琉球石灰岩切り石張りとする 望ましい柵の例 中央にある塀がヒンプン 琉球石灰岩切り石張りのアプローチ () 緑化 敷地内はできるだけを緑化に努め 緑や花の潤いが感じられるよう心がける 敷地面積 00 m対して最低 本の高木を可能な限り道路側に植栽するものとする 道路境界部に生じる小スペースについては 生垣等により積極的に緑化を図る 樹種の構成および樹木の配置を考慮した植栽を行い 既存樹として樹姿や樹勢が優れた良好な樹木がある場合は 修景に活かすようにする 既存の植生を考慮し 周辺の風景との調和に配慮しましょう 季節の変化や樹木などの成長を考慮するとともに 建築物などの規模に合った樹高や樹冠のボリュームを検討しましょう ボリュームのある植栽 樹木によるなめらかな視線の誘導 敷地内の樹木はできる限り保存します 特に 樹勢 樹姿が優れた樹木がある場合には できる限り保存または 公共の場所から見える位置に移植することによって修景に活かします 敷地面積に対して 緑地率で % 以上 もしくは緑被率で % 以上を確保するものとする ただし 屋上緑化および壁面緑化はその対象としない 敷地面積に対して 緑地率で 0% 以上 もしくは緑被率で 0% 以上を確保するものとする ただし 屋上緑化および壁面緑化はその対象としない 国道 号および県道 号線沿線については緑地率で 0% 以上 もしくは緑被率で 0% 以上を確保し さらに国道 号および県道 号線に面する部分の間口緑視率は 0% 以上とする 植込地や植栽升 芝生地などの面積の総和を敷地面積で除した割合 敷地面積緑地面積 緑地面積緑地率 = 00(%) 敷地面積 一般的に緑被率とは 芝生や樹木による緑の投影面積を敷地面積で除した割合を示しますが 本計画では沖縄県景観形成ガイドラインに基づき 敷地全体の中で 芝生などの面積と植木などの予測される完成形の投影面積との総和を敷地面積で除した割合とします 生垣樹木 敷地面積 緑被面積 + ( ) 芝生などの植木などの面積 + 予測される完成系の投影面積 緑被面積緑被率 = 00(%) 敷地面積 境界領域における 道路から見える植栽の量を示したもの 敷地の道路に面する部分の合計 ( 敷地間口 ) における 地上から高さ 0mまでの部分の立面積 ( 緑化対象立面積 ) に対する樹木を立面に換算した面積 ( 立面換算面積 ) の割合をいいます 間口緑視率 (%)=A( 立面換算面積 )/A( 緑化対象立面積 ) 00 A( m )=( 高木本数.0)+( 中木本数.)+( 低木植栽帯間口長さ 0.) A( m )=( 敷地間口長さ ) 0 --

駐車場については周辺からの見え方に配慮し 道路境界付近への植栽 外周の生垣緑化に努める 駐車場の外周部を緑化することで 周囲の風景と調和させましょう 道路境界部に生じる小スペースについては 積極的に緑化を図る 民境植栽等での目隠し室外機等の比較的小型のものについては 道路等から見えない場 緑化による界道路等 境界のゆとり 道路境界から後退したスペース は 緑化スペースとして活用し 植栽帯色彩の統一官建築物 ましょう () 設備 エアコンの室外機や給湯器などの設備機器類 またごみ集積場や倉庫などの付帯施設については 道路などの公共空 間から見えないような場所へ設置することとする 困難な場合は 建築物本体と一体化し 同調して目立たないよう な工夫をすることとする 付帯施設 所に配置することで 目立たないようにすることができます. 開発行為 擁壁については 周辺の風景と調和した形態意匠及び素材となるよう工夫をすることとする 開発行為により生じた法面などについては 周辺の風景と調和した緑化などにより修景を行う 面的な一団の開発等に伴う法面 擁壁は 長大なものを避け 圧迫感のないように配慮するとともに 擁壁には 周辺の風景に調和する素材を用いることを基本とします 特に 周辺の風景に与える影響が大きい場所については 勾配や壁面形状の工夫 緑化スペースの確保など 圧迫感や威圧感を軽減する修景措置を講じます --

. 特定照明. 屋外における物件の堆積 堆積物が通りから見えないように遮蔽するなどの工夫をする 地域の夜間の風景を損なう 過度の明るさや色彩の照明を避ける. 土地の開墾及びその他の土地の形状の変更 開発後の土地の形状が 周囲の風景と不調和にならないようにする 造成については必要最小限のものとし 現状の土地形状を著しく変更することのないようにする 照明については 必要最小限のものとなるようにします そのため 照明器具は 安全性 効率性 快適性の確保をしつつ 周辺の風景を乱さない控えめな意匠 デザインとします 特に 昼間の見え方に配慮する必要があり 器具の色彩についても十分配慮する必要があります ネオンサインや映像を映し出す電光表示装置等は設置しないものとします 点滅照明は落ち着いた夜間の風景を乱す恐れがあるため 原則として 設置しないものとします ただし 法令で定められている点滅照明 一時的な祭りやイベント時に供される演出や防犯等で必要な照明については 除外します 堆積物の高さはできる限り抑えます 高さが高くなる場合は 分けて積み上げることで配慮することができます 樹木や塀などで遮蔽を行う場合は 十分に遮蔽の効果が発揮できる高さとしてください 周辺の地形や視点場の位置に合わせ 効果的な遮蔽措置を講じる必要があります 土地の開墾等により法面が生じてしまう場合は 周辺環境と調和するように配慮することが必要です そのため 法面がなるべく行為前の地形に沿った形状となるように 細かく分節することで 勾配を緩やかにしてください また 法面に植栽を施すことにより修景できます できるだけもとの地形に沿った形状になるように細かく分節するようにします 法面の処理と植栽により修景します