鯖監査第  号

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健全化比率及び資金不足比率の状況について 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 により 藤枝市の健全化判断比率及び資金不足比率につい て 以下のとおり算定しました これは 平成 19 年 6 月に公布された上記法律に基づき 毎年度 監査委 員の審査に付した上で 議会に報告及び公表するものです 本市

平成 27 年度高浜町の健全化判断比率及び資金不足比率 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 が平成 21 年 4 月から全面施行され この法律により地方公共団体は 4 つの健全化判断比率 ( 実質赤字比率 連結実質赤字比率 実質公債費比率 将来負担比率 ) と公営企業ごとの資金不足比率を議会に報

Ⅱ 健全化判断比率の概要 1 健全化判断比率 財政健全化法の施行に伴い 地方公共団体は 平成 19 年度から 毎年度 次の健全化判断比率 (4 指標 ) を監査委員の審査に付した上で 議会に報告し 公表しなければならないことになっています 早期健全化基準を上回ると財政健全化計画の策定が義務付けられ

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貝監第  号

平成20年度決算に基づく

16 筑紫野市 22.91% 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は

47 大木町 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 22.96% 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は

54 赤村 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 1.59% 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は 地方

14 中間市 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 7.65% 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は 地

57 みやこ町 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 9.49% 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は

平成 28 年度決算に係る健全化判断比率及び資金不足比率に関する審査意見書 春日井市監査委員

山形県庄内町平成 28 年 11 月 ( 訂正版 ) 平成 26 年度決算に基づく健全化判断比率 地方公共団体の財政の健全化に関する法律第 3 条第 1 項の規定により 健全化判断比率を公表 いたします 健全化判断比率は 自治体の財政が健全かどうかを表す指標です 地方公共団体の財政の健全化に関する法

2007財政健全化判断比率を公表いたします

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平成 28 年度決算に基づく福井市健全化 判断比率及び資金不足比率審査意見書 福井市監査委員

地方公共団体財政健全化法

1 北九州市 将来負担比率の状況と推移 将来負担比率 平成 20 年度 171.8% 平成 21 年度 173.5% 平成 22 年度 平成 23 年度 166.9% 166.0% 166.9% 平成 24 年度 170.3% 将来負担比率は 地方公社や損失補償を行っている出資法人等に係るものも含め

15 小郡市 将来負担比率の状況と推移 将来負担比率 平成 21 年度 118.0% 平成 22 年度 102.9% 平成 23 年度 平成 24 年度 81.4% 92.7% 81.4% 平成 25 年度 76.4% 将来負担比率は 地方公社や損失補償を行っている出資法人等に係るものも含め その地

各種財政分析指標の解説

地方公共団体の財政の健全化に関する法律 に係る比率について 1 概要北海道夕張市のような地方自治体の財政破綻を未然に防ぐため 平成 20 年 4 月に 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 ( 以下 財政健全化法 といいます ) が施行されました 財政健全化法では 市の一般会計の決算だけでなく 市

連結実質赤字比率 ) 実質赤字比率 =A/B*100が負一般会計等 2 会計名学童等災害共済学童等災害共済事業 数の場合における A/B*100の絶対 一般会計等 2 実質収支額 値 一般会計等 3 会計名 中小企業従業員中小企業従業員退職金等

29 那珂川町 実質公債費比率の状況と推移 4.6% 4.0% 実質公債費比率 平成 23 年度 5.6% 平成 24 年度 5.1% 平成 25 年度 4.6% 平成 26 年度 4.0% 平成 27 年度 3.6% 実質公債費比率は その地方公共団体の一般会計等が負担する元利償還金等の額を その

田川市水道事業会計

1 北九州市 実質公債費比率の状況と推移 11.4% 10.8% 実質公債費比率 平成 21 年度 9.9% 平成 22 年度 11.7% 平成 23 年度 11.4% 平成 24 年度 10.8% 平成 25 年度 10.5% 実質公債費比率は その地方公共団体の一般会計等が負担する元利償還金等の

1 北九州市 実質公債費比率の状況と推移 11.8% 12.6% 実質公債費比率 平成 24 年度 10.8% 平成 25 年度 10.5% 平成 26 年度 11.8% 平成 27 年度 12.6% 平成 28 年度 13.7% 実質公債費比率は その地方公共団体の一般会計等が負担する元利償還金等

15 小郡市 13.9% 13.5% 比較する財政の規模 ( 分母 ) の内訳について 計算式 : 標準財政規模 (c) - 算入公債費等の額 (b) 標準財政規模 (c) の内訳 ( 単位 : 千円 %) H22 決算 H23 決算 H24 決算 H25 決算 標準税収入額等 7,265,856

地方公共団体の財政の健全化に関する法律 に係る比率について 1 概要北海道夕張市のような地方自治体の財政破綻を未然に防ぐため 平成 20 年 4 月に 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 ( 以下 財政健全化法 といいます ) が施行されました 財政健全化法では 市の一般会計の決算だけでなく 市

平成 30 年 (2018 年 )9 月 20 日 財政局 平成 29 年度決算に基づく健全化判断比率等の状況について 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 に基づき 平成 29 年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率を算定いたしましたのでお知らせします 健全化判断比率については すべての

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01 H30記者発表資料

01_H28表紙

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別紙様式 1-1( 平成 19 年度承認計画用 ) 西総財第 7 7 号 平成 23 年 8 月 26 日 静岡財務事務所長 殿 西伊豆町長藤井武彦印 財政健全化計画等執行状況報告書 以下の財政健全化計画等の執行状況について 別紙のとおり報告します 財政健全化計画 公営企業経営健全化計画上水道事業

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(7) 一般財源等一般財源に 歳入振替えに係るもの ( 特定財源に属する収入のうち その特定目的に充当してなお剰余がある場合 剰余額を一般財源に振り替えたもの ) を含めたもの (8) 地方譲与税形式上一旦国税として徴収し そのまま地方公共団体に対して譲与する税 地方公共団体の財源とされているものに

決算報告 574 億 1,173 万円一般会計歳出決算内訳 ( 性質別 ) 歳出 歳出決算の特徴 平成 22 年度に比べ 2 億 5,161 万円増 (0.44% 増 ) となりました 増額となっている主なものは 社会福祉や医療助成の経費である扶助費 (10 億 1,310 万円増 ) 積立金 (1

~ わかりやすい決算報告をめざして ~ 市ではさまざまな事業を行っています どのような事業を行うのか 資金調達はどうするか どのように支出するかを 歳入 歳出 という形でお金で表し とりまとめた計画が 予算書 です その予算に沿って事業を行った一年間の結果を報告したものが 決算書 です 決算書 には

4 地方公営企業会計基準の見直しの影響 ( 概要 ) 地方公営企業会計基準の見直しのため 平成 23 年度に地方公営企業法施行令等を改正し その改正内容が平成 26 年度予算 決算から全面的に適用となっている (1) 見直しの趣旨 昭和 41 年以来大きな改正がなされていない地方公営企業会計制度と国

報告事項     平成14年度市町村の決算概要について

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目 次 1. 作成の目的 P2 2. 推計方法 P2 3. 歳入の推移 P4 4. 歳出の推移 P5 5. 歳入歳出の比較 P6 6. 基金の状況 P7 7. 地方債残高の状況 P8 8. 経常収支比率の状況 P9 9. 実質公債費比率の状況 P まとめ P11-1 -

さぬき市普通会計決算状況 普通会計決算状況及び財政指標等 1P 普通会計歳入決算状況 普通会計歳出決算状況 主な一般財源の推移 ( 市税及び地方交付税 ) 普通建設事業費と義務的経費の推移 基金 市債及び元利償還金等の状況 2P 3P 4P 5P 6~8P

3 流動比率 (%) 流動資産流動負債 短期的な債務に対する支払能力を表す指標である 平成 26 年度からは 会計制度の見直しに伴い 流動負債に 1 年以内に償還される企業債や賞与引当金等が計上されることとなったため それ以前と比べ 比率は下がっている 分析にあたっての一般的な考え方 当該指標は 1

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経営指標の概要 ( 電気事業 ) 1. 経営の状況 ( 電気事業全体で算出 ) 算出式 ( 法適用事業 ) 算出式 ( 法非適用事業 ) 1 経常収支比率 (%) 1 収益的収支比率 (%) 指標の意味 経常収益 100 経常費用 総収益 100 総費用 + 地方債償還金 法適用企業に用いる経常収支

平成 29 年度 浜田市健全化判断比率及び浜田市資金不足比率審査意見書 浜田市監査委員 1

流動資産 3 流動比率 (%) 流動負債短期的な債務に対する支払能力を表す指標である 当該指標は 1 年以内に支払うべき債務に対して支払うことができる現金等がある状況を示す 100% 以上であることが必要である 一般的に 100% を下回るということは 1 年以内に現金化できる資産で 1 年以内に支

平成 27 年度岩国市下水道事業決算の要領 下水道事業の経営成績と財政状態をお知らせするため 平成 27 年度決算の要領を公表します 1. 業務量 下水道区域の拡大により 処理人口は 260 人増加し 年間有収水量は 52,674 m3増加しました 区分 平成 27 年度 平成 26 年度 処 理

2 決算収支 実質収支は 59 億 63 百万円の黒字で 11 年連続で全団体黒字となった 単収支は 9 億 92 百万円の黒字となった また 赤字団体は35 団体中 15 団体となり 前と比べて8 団体減少した 実質単収支は 189 億 82 百万円の赤字となり 前と比べて41 億 47 百万円赤

平成 29 年度福岡県市町村普通会計決算及び健全化判断比率等の概要 ( 速報 ) ( 政令市以外の県内 58 市町村 ) 1 ポイント 平成 29 年度における普通会計決算 歳入 歳出は ともに平成 27 年度以来 2 年ぶりに増加し 過去最大 経常収支比率は 平成 28 年度に引き続き 2 年連続

はじめにこの 釧路市の財政 は 釧路市の歳入 歳出等の状況をグラフを使って経年的に表すことにより 市民の皆様に釧路市の財政状況を出来るだけわかりやすくお知らせするために作成いたしました 本資料を通じて 釧路市の財政について 一人でも多くの市民の皆様にご理解をいただき ご意見をいただきながら今後の財政

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包括外部監査報告書(1)目次

2 川越市 元利償還金の額 ( 繰上償還等を除く ) 9,58,715 8,786,498 9,222,745 2 積立不足額を考慮して算定した額 ,122,55 1,175,8 1,165, ,575 36,2

市税収入額(人口推移)

10. と畜場事業 Ⅰ 概要及び沿革と畜場事業は 食用に供する目的で 獣畜 ( 牛 馬 豚 めん羊及び山羊 ) をと殺し 又は解体するために施設を設置し 必要な施設及び設備の維持管理や と畜検査員による食肉の衛生検査を行い 生産者にとっての畜産物の供給先を提供するものである と畜場は と畜場法の第

1. 財政状況の年度推移 ( 一般会計 ) (1) 決算概況 ( 単位 : 億円 ) グラフの解説 一般会計の歳入 歳出の規模は増加傾向にあり 平成 27 年度の決算規模は 歳入 歳出ともに過去最大規模となっています 実質収支は 黒字を継続しており 27 年度は約 49 億円 前年度と比べると約 1

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その 1 の財政状況は? 平成 28 年度一般会計決算からの財政状況を説明します 1 平成 28 年度の主なお金の使い道は? その他の経費 212 億 93 万円 扶助費 82 億 3,606 万円 16.7% 43.0% 義務的経費 219 億 7,332 万円 人件費 44.5% 79 億 8,

地方公営企業会計基準の見直しについて(完成)

報告第4号

流動資産 3 流動比率 (%) 流動負債短期的な債務に対する支払能力を表す指標である 分析の考え方 当該指標は 1 年以内に支払うべき債務に対して支払うことができる現金等がある状況を示す 100% 以上であることが必要である 一般的に 100% を下回るということは 1 年以内に現金化できる資産で

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第 2 章 12 宅地造成事業 12. 宅地造成事業 Ⅰ 概要及び沿革宅地造成事業とは 地域の計画的開発と既成都市の再開発を目的とする事業であり 臨海土地造成事業 内陸工業用地等造成事業 流通業務団地造成事業 都市開発事業 ( 土地区画整理事業 市街地再開発事業 ) 及び住宅用地造成事業の各事業を総


第3 法非適用企業の状況

石巻市わかりやすい財政用語

21年度表紙面付け

キャッシュ・フロー計算書について

平成17年度の決算状況

議第    号

Microsoft Word - 潟上市下水道事業経営戦略

【財政状況資料集】_082236_潮来市_2010 11.5修正.xls

財政状況資料集

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Web用-広報4月号-Vol.169.indd

財政状況資料集

財政状況資料集

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事務連絡 平成 29 年 4 月 3 日 各都道府県財政担当課各都道府県市区町村担当課各指定都市財政担当課 御中 総務省自治財政局公営企業課 平成 29 年度における東日本大震災に係る地方公営企業施設の災害復旧事業等に対する地方財政措置等について 東日本大震災に係る災害復旧事業等については 平成 2

(2) 料金形態 * 施設ごとの状況が分かるよう記載すること 料金の概要 考え方 温泉使用料月額毎分 1 リットル当たり 2,592 円 ( 湯梨浜町営温泉施設の設置及び管理に関する条例第 10 条第 2 項の規定によります ) 温泉スタンド利用料 1 回 97 リットル 100 円 ( めぐみのゆ

財政状況資料集

財政状況資料集

なまらわかる!財政のあらまし


23家計簿syuusei.xls

PowerPoint プレゼンテーション

資産の部 道路 小 中学校など公共施設の現在価値のほか 他団体に対する出資金や預金など これまで積み上げてきた金額 負債の部 借入金の残高 退職手当の引当金など 将来の世代が負担しなければならない金額 純資産の部 資産のうち税金などによって形成され これまでの世代が負担した金額 公共資産 自治体が所

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財政状況資料集

財政状況資料集

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Transcription:

平成 28 年度 鯖江市歳入歳出決算健全化審査意見書

鯖監第 8 号 平成 29 年 8 月 3 日 鯖江市長牧野百男殿 加藤一邦 小竹法夫 鯖江市の平成 28 年度財政健全化審査意見について 地方公共団体の財政の健全化に関する法律第 3 条第 1 項の規定により審査に付された鯖江市の 平成 28 年度健全化判断比率およびその算定の基礎となる事項を記載した書類を審査したので 下 記のとおり意見を提出します 記 第 1 審査の概要 この財政健全化審査は 市長から提出された健全化判断比率およびその算定の基礎となる事 項を記載した書類が適正に作成されているかを主眼として実施した 第 2 審査の結果 (1) 総合意見審査に付された健全化判断比率およびその算定の基礎となる事項を記載した書類いずれも適正に作成されているものと認められる 比率名 1 実質赤字比率 平成 28 年度健全化判断比率 平成 28 年度早期健全化基準 12.80 備考 2 連結実質赤字比率 3 実質公債費比率 4 将来負担比率 10.1 17.80 25.0 350.0 1

(2) 個別意見 1 実質赤字比率について早期健全化基準は 12.80% だが 平成 28 年度は実質赤字額が生じていないため良好な状態にあると認められる 2 連結実質赤字比率について早期健全化基準は 17.80% だが 平成 28 年度は連結実質赤字額が生じていないため良好な状態にあると認められる 3 実質公債費比率について早期健全化基準は 25.0% だが 平成 28 年度の実質公債費比率は 10.1% と下回っており良好な状態にあると認められる 4 将来負担比率について早期健全化基準は 350.0% だが 平成 28 年度は実質的な将来負担額が生じていないため良好な状態にあると認められる (3) 是正改善を要する事項 特に指摘すべき事項はない 2

鯖監第 8 1 号 平成 29 年 8 月 3 日 鯖江市長牧野百男殿 加藤一邦 小竹法夫 平成 28 年度鯖江市総合開発事業特別会計経営健全化審査意見について 地方公共団体の財政の健全化に関する法律第 22 条第 1 項の規定により審査に付された平成 28 年度鯖江市総合開発事業特別会計の資金不足比率について審査したので 下記のとおり意見を提 出します 記 第 1 審査の概要 この経営健全化審査は 市長から提出された資金不足比率およびその算定の基礎となる事項 を記載した書類が適正に作成されているかを主眼として実施した 第 2 審査の結果 (1) 総合意見審査に付された資金不足比率およびその算定の基礎となる事項を記載した書類いずれも適正に作成されているものと認められる 比率名平成 28 年度比率経営健全化基準備考 資金不足比率 20.0 (2) 個別意見 平成 28 年度鯖江市総合開発事業特別会計について 経営健全化基準は 20.0% だが 実質 的資金不足額が生じていないため良好な状態にあると認められる (3) 是正改善を要する事項 特に指摘すべき事項はない 3

鯖監第 8 2 号 平成 29 年 8 月 3 日 鯖江市長牧野百男殿 加藤一邦 小竹法夫 平成 28 年度鯖江市水道事業会計経営健全化審査意見について 地方公共団体の財政の健全化に関する法律第 22 条第 1 項の規定により審査に付された平成 28 年度鯖江市水道事業会計の資金不足比率について審査したので 下記のとおり意見を提出します 記 第 1 審査の概要 この経営健全化審査は 市長から提出された資金不足比率およびその算定の基礎となる事項 を記載した書類が適正に作成されているかを主眼として実施した 第 2 審査の結果 (1) 総合意見審査に付された資金不足比率およびその算定の基礎となる事項を記載した書類いずれも適正に作成されているものと認められる 比率名平成 28 年度比率経営健全化基準備考 資金不足比率 20.0 (2) 個別意見 平成 28 年度鯖江市水道事業会計について 経営健全化基準は 20.0% だが 実質的資金不 足額が生じていないため良好な状態にあると認められる (3) 是正改善を要する事項 特に指摘すべき事項はない 4

鯖監第 8 3 号 平成 29 年 8 月 3 日 鯖江市長牧野百男殿 加藤一邦 小竹法夫 平成 28 年度鯖江市公共下水道事業会計経営健全化審査意見について 地方公共団体の財政の健全化に関する法律第 22 条第 1 項の規定により審査に付された平成 28 年度鯖江市公共下水道事業会計の資金不足比率について審査したので 下記のとおり意見を提出 します 記 第 1 審査の概要 この経営健全化審査は 市長から提出された資金不足比率およびその算定の基礎となる事項 を記載した書類が適正に作成されているかを主眼として実施した 第 2 審査の結果 (1) 総合意見審査に付された資金不足比率およびその算定の基礎となる事項を記載した書類いずれも適正に作成されているものと認められる 比率名平成 28 年度比率経営健全化基準備考 資金不足比率 20.0 (2) 個別意見 平成 28 年度鯖江市公共下水道事業会計について 経営健全化基準は 20.0% だが 実質的 資金不足額が生じていないため良好な状態にあると認められる (3) 是正改善を要する事項 特に指摘すべき事項はない 5

鯖監第 8 4 号 平成 29 年 8 月 3 日 鯖江市長牧野百男殿 加藤一邦 小竹法夫 平成 28 年度鯖江市農業集落排水事業会計経営健全化審査意見について 地方公共団体の財政の健全化に関する法律第 22 条第 1 項の規定により審査に付された平成 28 年度鯖江市農業集落排水事業会計の資金不足比率について審査したので 下記のとおり意見を提 出します 記 第 1 審査の概要 この経営健全化審査は 市長から提出された資金不足比率およびその算定の基礎となる事項 を記載した書類が適正に作成されているかを主眼として実施した 第 2 審査の結果 (1) 総合意見審査に付された資金不足比率およびその算定の基礎となる事項を記載した書類いずれも適正に作成されているものと認められる 比率名平成 28 年度比率経営健全化基準備考 資金不足比率 20.0 (2) 個別意見 平成 28 年度鯖江市農業集落排水事業会計について 経営健全化基準は 20.0% だが 実質 的資金不足額が生じていないため良好な状態にあると認められる (3) 是正改善を要する事項 特に指摘すべき事項はない 6

地方財政健全化法用語集 地方公共団体の財政の健全化に関する法律自治体の財政破綻を未然に防ぐための法律で 平成 19 年に制定されました 市は 平成 19 年度の決算から健全化判断比率と公営企業の資金不足比率を監査委員の審査に付した上で 議会に報告し 公表しなければならなくなりました なお 平成 20 年度の決算からは 健全化判断比率のいずれかが早期健全化基準以上の場合には早期健全化団体になり 財政健全化計画を定めて自主的な改善努力による財政健全化の取組みが義務付けられます また 公営企業において資金不足比率が経営健全化基準以上の場合には経営健全化計画を定めて同様の取組みが必要になります また 再生判断比率のいずれかが財政再生基準以上の場合には財政再生団体になり 財政再生計画を定めて 国の強い関与による確実な財政の再生の取組みが義務付けられます 健全化判断比率市の早期財政健全化段階や財政再生段階を判断するための 実質赤字比率 連結実質赤字比率 実質公債費比率 将来負担比率の4つの指標のことをいいます 財政再生段階を判断する再生判断比率は 4つの指標から将来負担比率を除いた 3つをさします 実質赤字比率 普通会計を対象とした実質赤字の標準財政規模に対する比率で 一般会計等が赤字かどうかと いう基準になります 実質赤字比率 = 一般会計等の実質赤字額標準財政規模 一般会計等の実質赤字額 : 一般会計および特別会計のうち普通会計に相当する会計における 実質赤字の額 実質赤字の額 = 繰上充用額 +( 支払繰延額 + 事業繰越額 ) 連結実質赤字比率普通会計に公営事業会計等を加えた全会計の実質赤字の標準財政規模に対する比率で 一般会計等に加えて 実質赤字比率では計算に含めなかった特別会計や公営企業の水道事業会計を含めて赤字か黒字かという比率になります

連結実質赤字比率 = 連結実質赤字額標準財政規模 連結実質赤字額 : イとロの合計額がハとニの合計額を超える場合の当該超える額イ一般会計および公営企業 ( 地方公営企業法適用企業 非適用企業 ) 以外の特別会計のうち 実質赤字を生じた会計の実質赤字の合計額ロ公営企業の特別会計のうち 資金の不足額を生じた会計の資金の不足額の合計額ハ一般会計および公営企業以外の特別会計のうち 実質黒字を生じた会計の実質黒字の合計額ニ公営企業の特別会計のうち 資金の剰余額を生じた会計の資金の剰余額の合計額 実質公債費比率普通会計が負担する元利償還金および準元利償還金の合計額の標準財政規模に対する比率です お金を借りたら 金利元本を返さなくてはなりません 一般会計から 一般会計の有利子負債だけでなく公営事業の有利子負債の金利元本の支払いにあてなければならない金額がどのくらいなのかということを この比率は見ることになっています 通常 前 3 年度の平均値を使用します 実質公債費比率 (3 カ年平均 ) = ( 地方債の元利償還金 + 準元利償還金 ) ( 特定財源 + 元利償還金 準元利償還金に係る基準財政需要額算入額 ) 標準財政規模 ( 元利償還金 準元利償還金に係る基準財政需要額算入額 ) 準元利償還金 : イからホまでの合計額イ満期一括償還地方債について 償還期間を 30 年とする元金均等年賦償還とした場合における 1 年当たりの元金償還金相当額ロ一般会計等から一般会計等以外の特別会計への繰出金のうち 公営企業債の償還の財源に充てたと認められるものハ組合 地方開発事業団 ( 組合等 ) への負担金 補助金のうち 組合等が起こした地方債の償還の財源に充てたと認められるものニ債務負担行為に基づく支出のうち公債費に準ずるものホ一時借入金の利子 将来負担比率普通会計が将来にわたり負担すべき実質的な負債の標準財政規模に対する比率で 市の一般会計や特別会計 公営企業会計だけでなく 土地開発公社や一部事務組合の会計を含めて計算するものです 将来負担比率 = 将来負担額 ( 充当可能基金額 + 特定財源見込額 + 地方債現在高等に係る基準財政需要額算入見込額 ) 標準財政規模 ( 元利償還金 準元利償還金に係る基準財政需要額算入額 ) 将来負担額 : イからチまでの合計額

イ一般会計等の当該年度の前年度末における地方債現在高ロ債務負担行為に基づく支出予定額 ( 地方財政法第 5 条各号の経費等に係るもの ) ハ一般会計等以外の会計の地方債の元金償還に充てる一般会計等からの繰入見込額ニ当該団体が加入する組合等の地方債の元金償還に充てる当該団体からの負担等見込額ホ退職手当支給予定額 ( 全職員に対する期末要支給額 ) のうち 一般会計等の負担見込額ヘ地方公共団体が設立した一定の法人の負債の額 その者のために債務を負担している場合の当該債務の額のうち 当該法人等の財務 経営状況を勘案した一般会計等の負担見込額ト連結実質赤字額チ組合等の連結実質赤字額相当額のうち一般会計等の負担見込額 充当可能基金額 : イからヘまでの償還額等に充てることができる地方自治法第 241 条の基金 資金不足比率 公営企業の早期財政健全化段階を判断するための指標で 公営企業ごとに 資金不足額の事業 規模に対する比率です 資金不足比率 = 資金の不足額事業の規模 資金の不足額資金の不足額 ( 法適用企業 )=( 流動負債 + 建設改良費等以外の経費の財源に充てるために起こした地方債の現在高 流動資産 ) 解消可能資金不足額資金の不足額 ( 法非適用企業 )=( 繰上充用額 + 支払繰延額 事業繰越額 + 建設改良費等以外の経費の財源に充てるために起こした地方債現在高 ) 解消可能資金不足額 解消可能資金不足額 : 事業の性質上 事業開始後一定期間に構造的に資金の不足額が生じる等の事情がある場合において 資金の不足額から控除する一定の額 宅地造成事業を行う公営企業については 土地の評価に係る流動資産の算定等に関する特例がある 事業の規模事業の規模 ( 法適用企業 )= 営業収益の額 受託工事収益の額事業の規模 ( 法非適用企業 )= 営業収益に相当する収入の額 受託工事収益に相当する収入の額 指定管理者制度 ( 利用料金制 ) を導入している公営企業については 営業収益の額に関する特例がある 宅地造成事業のみを行う公営企業の事業の規模については 事業経営のための財源規模 ( 調達した資金規模 ) を示す資本および負債の合計額とする