( 案 ) 対象外物質 評価書 アルギニン 2012 年 2 月 食品安全委員会肥料 飼料等専門調査会 食品衛生法 ( 昭和 22 年法律第 233 号 ) 第 11 条第 3 項の規定に基づき 人の健康を損なうおそれのないことが明らかであるものとして厚生労働大臣が定める物質

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4 アラニン

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目次頁 審議の経緯 2 食品安全委員会委員名簿 2 食品安全委員会肥料 飼料等専門調査会専門委員名簿 2 要約 3 Ⅰ. 評価対象動物用医薬品の概要 4 1. 主剤 4 2. 効能 効果 4 3. 用法 用量 4 4. 添加剤等 4 5. 開発の経緯 4 Ⅱ. 安全性に係る知見の概要 4 1. ヒト

目次頁 審議の経緯... 2 食品安全委員会委員名簿... 2 食品安全委員会動物用医薬品専門調査会専門委員名簿... 2 要約... 3 Ⅰ. 評価対象動物用医薬品の概要 主剤 効能 効果 用法 用量 添加剤等 開発の

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(41)

目次頁 審議の経緯... 2 食品安全委員会委員名簿... 2 食品安全委員会肥料 飼料等専門調査会専門委員名簿... 2 食品安全委員会農薬専門調査会専門委員名簿... 2 要約... 5 Ⅰ. 評価対象農薬 動物用医薬品及び飼料添加物の概要 用途 一般名... 6

目次頁 審議の経緯 2 食品安全委員会委員名簿 2 食品安全委員会動物用医薬品専門調査会専門委員名簿 2 要約 3 I. 評価対象動物用医薬品の概要 4 1. 主剤 4 2. 効能 効果 4 3. 用法 用量 4 4. 添加剤等 4 5. 開発の経緯及び使用状況 4 II. 安全性に係る知見の概要

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( 案 ) 飼料添加物評価書 Bacillus licheniformis JPBL001 株が生産するアルカリ性プロテアーゼを原体とする飼料添加物 2018 年 2 月 食品安全委員会肥料 飼料等専門調査会

資料2 食品衛生法に基づく魚介類への残留基準の設定に対応した水質汚濁に係る農薬登録保留基準の改定について(農薬小委員会報告)

目次 頁 審議の経緯... 3 食品安全委員会委員名簿... 3 食品安全委員会肥料 飼料等専門調査会専門委員名簿... 3 要約... 4 Ⅰ. 評価対象動物用医薬品の概要 用途 有効成分の一般名 化学名 分子式 分子

トリルフルアニド(案)

アセトアミノフェン

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資料4-4 木酢液の検討状況について

目次 頁 審議の経緯 3 食品安全委員会委員名簿 3 食品安全委員会肥料 飼料等専門調査会専門委員名簿 4 要約 5 Ⅰ. 評価対象動物用医薬品の概要 6 1. 用途 6 2. 有効成分の一般名 6 3. 化学名 6 4. 分子式 6 5. 分子量 6 6. 構造式 6 7. 使用目的及び使用状況

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0 0 目次頁 審議の経緯... 食品安全委員会委員名簿... 食品安全委員会農薬専門調査会専門委員名簿... 要約... Ⅰ. 評価対象農薬の概要.... 主な用途.... 有効成分の一般名.... 化学名.... 分子式.... 構造式.... 開発の経緯等... Ⅱ. 安全性に係る知見の概要.

( 問 ) 日本の現代の食生活等において 健康への影響に気をつけなければならないと考える項目はどれですか? その必要が大きい順に 10 個選んでください 1. 病原性微生物 2. ふぐ毒 キノコの毒等の自然毒 3. 農薬の残留 4. 食品添加物 5. 動物用医薬品の畜産物への残留 6. アクリルアミ

目次 頁 審議の経緯... 2 食品安全委員会委員名簿... 2 食品安全委員会肥料 飼料等専門調査会専門委員名簿... 2 要約... 4 Ⅰ. 評価対象動物用医薬品及び飼料添加物の概要 用途 有効成分の一般名 化学名 分子式...

特定できるものではありませんでした そのため 個人の体質や体調による影響が大きく影響したものであると判断しました よって 当該製品が原因と考えられる健康被害の発生は 確認されませんでした ただし 届出の製品と喫食実績で調査対象とした製品でルテイン量に違いがありましたので 既存情報から喫食経験および安

目次 審議の経緯 3 食品安全委員会委員名簿 3 食品安全委員会動物用医薬品専門調査会専門委員名簿 4 食品安全委員会動物用医薬品専門調査会確認評価部会委員名簿 4 要約 5 Ⅰ. 評価対象動物用医薬品の概要 6 1. 用途 6 2. 有効成分の一般名 6 3. 化学名 6 4. 分子式 6 5.

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目次頁 審議の経緯... 2 食品安全委員会委員名簿... 2 食品安全委員会添加物専門調査会専門委員名簿... 2 第 1 章総則... 4 第 1 背景... 4 第 2 目的... 5 第 3 酵素の食品健康影響評価に際しての基本的な考え方 酵素量の考え方 安全性に

目次頁 審議の経緯 3 食品安全委員会委員名簿 3 食品安全委員会動物用医薬品専門調査会専門委員名簿 4 食品安全委員会肥料 飼料等専門調査会専門委員名簿 4 要約 5 Ⅰ. 評価対象動物用医薬品の概要 6 1. 用途 6 2. 有効成分の一般名 6 3. 化学名 6 4. 分子式 6 5. 分子量

オクノベル錠 150 mg オクノベル錠 300 mg オクノベル内用懸濁液 6% 2.1 第 2 部目次 ノーベルファーマ株式会社

目次 頁 審議の経緯... 3 食品安全委員会委員名簿... 3 食品安全委員会肥料 飼料等専門調査会専門委員名簿... 3 要約... 4 Ⅰ. 評価対象飼料添加物の概要 用途 原体の名称等 原体の製造方法の概要 製剤... 5 (1

保健機能食品制度 特定保健用食品 には その摂取により当該保健の目的が期待できる旨の表示をすることができる 栄養機能食品 には 栄養成分の機能の表示をすることができる 食品 医薬品 健康食品 栄養機能食品 栄養成分の機能の表示ができる ( 例 ) カルシウムは骨や歯の形成に 特別用途食品 特定保健用

目次 頁 審議の経緯... 3 食品安全委員会委員名簿... 3 食品安全委員会添加物専門調査会専門委員名簿... 4 第 1 章総則... 6 第 1 指針作成に至る背景... 6 第 2 定義... 6 第 3 目的... 8 第 4 添加物の食品健康影響評価に際しての考え方... 8 第 5

参考 < これまでの合同会合における検討経緯 > 1 第 1 回合同会合 ( 平成 15 年 1 月 21 日 ) 了承事項 1 平成 14 年末に都道府県及びインターネットを通じて行った調査で情報提供のあった資材のうち 食酢 重曹 及び 天敵 ( 使用される場所の周辺で採取されたもの ) の 3

シトリン欠損症説明簡単患者用

目次 頁 審議の経緯... 2 食品安全委員会委員名簿... 2 食品安全委員会肥料 飼料等専門調査会専門委員名簿... 2 要約... 3 Ⅰ. 評価対象動物用医薬品の概要 主剤 効能 効果 用法 用量 添加剤等 開発

目次 頁 審議の経緯... 3 食品安全委員会委員名簿... 3 食品安全委員会添加物専門調査会専門委員名簿... 4 第 1 章総則... 5 第 1 指針作成に至る背景... 5 第 2 定義... 5 第 3 目的... 7 第 4 添加物の食品健康影響評価に際しての考え方... 7 第 5

目次頁 審議の経緯 3 食品安全委員会委員名簿 3 食品安全委員会肥料 飼料等専門調査会専門委員名簿 4 要約 5 Ⅰ. 評価対象動物用医薬品の概要 6 1. 用途 6 2. 有効成分の一般名 6 3. 化学名 6 4. 分子式 6 5. 分子量 6 6. 構造式 6 7. 使用目的及び使用状況 6

第6回 糖新生とグリコーゲン分解

目次頁 審議の経緯... 6 食品安全委員会委員名簿... 6 食品安全委員会肥料 飼料等専門調査会専門委員名簿... 7 食品安全委員会農薬専門調査会専門委員名簿... 7 要約... 9 Ⅰ. 評価対象動物用医薬品 飼料添加物及び農薬の概要 用途 有効成分の一

薬事法第 2 条第 1 4 項に規定する指定薬物及び同法第 7 6 条の4 に規定する医療等の用途を定める省令の一部改正について ( 施行通知 ) -- 末尾 [ 付録 ] < 厚生労働省 2014 年 1 月 10 日 >

別紙様式 (Ⅱ)-1 添付ファイル用 本資料の作成日 :2016 年 10 月 12 日商品名 : ビフィズス菌 BB( ビービー ) 12 安全性評価シート 食経験の評価 1 喫食実績 ( 喫食実績が あり の場合 : 実績に基づく安全性の評価を記載 ) による食経験の評価ビフィズス菌 BB-12

目次頁 審議の経緯... 3 食品安全委員会委員名簿... 3 食品安全委員会動物用医薬品専門調査会専門委員名簿... 5 食品安全委員会肥料 飼料等専門調査会専門委員名簿... 5 要約... 7 Ⅰ. 評価対象動物用医薬品の概要 用途 有効成分の一般名... 8

「中小企業・ベンチャー挑戦事業の内実用化研究開発事業」の進め方について

第6回 糖新生とグリコーゲン分解

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生理学 1章 生理学の基礎 1-1. 細胞の主要な構成成分はどれか 1 タンパク質 2 ビタミン 3 無機塩類 4 ATP 第5回 按マ指 (1279) 1-2. 細胞膜の構成成分はどれか 1 無機りん酸 2 リボ核酸 3 りん脂質 4 乳酸 第6回 鍼灸 (1734) E L 1-3. 細胞膜につ

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スライド 1

資料3  農薬の気中濃度評価値の設定について(案)

資料 2-4 イソプロピルアンチピリン製剤の安全対策について 平成 23 年 6 月 23 日平成 23 年度薬事 食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会 ( 第 2 回 ) 1. イソプロピルアンチピリン製剤の安全性に係る調査結果報告書 ( 別紙 ) 1 ページ

目次頁 審議の経緯 2 食品安全委員会委員名簿 2 食品安全委員会動物用医薬品専門調査会専門委員名簿 2 要約 3 Ⅰ. 評価対象動物用医薬品の概要 4 1. 主剤 4 2. 効能 効果 4 3. 用法 用量 4 4. 添加剤等 4 5. 開発の経緯 4 Ⅱ. 安全性に係る知見の概要 5 1. ヒト

鑑-H リンゼス錠他 留意事項通知の一部改正等について

第 3 条第 2 項 農薬の登録を保留することができる場合に該当するかどうかの基準 ( 水産動植物被害に係る基準及び水質汚濁に係る基準を除く ) を設定 変更しようとするとき ( 外国製造農薬に係る登録について準用 ) 肥料取締法 ( 食品安全基本法第 24 条第 1 項第 3 号 ) 条 項 食品

目次 頁 審議の経緯 4 食品安全委員会委員名簿 4 食品安全委員会肥料 飼料等専門調査会専門委員名簿 4 第 73 回肥料 飼料等専門調査会専門参考人名簿 4 食品安全委員会農薬専門調査会専門委員名簿 5 要約 6 Ⅰ. 評価対象農薬 飼料添加物の概要 7 1. 用途 7 2. 有効成分の一般名

GPS 安全性要約書 苛性ソーダ(48%)

評価対象農薬の概要 別紙 1 1. 物質概要 一般名 ビール酵母抽出グルカン CAS 1 分子式 (C6H10O5)x 分子量複数の糖が連なった多糖である NO. 該当なし 2 構造式 1 : 平均分子量及び分子量分布 : 可溶化できないため平均分子量及び分子量分布は測定できないが 水溶性成分に係る

基準値 その他のリスク管理措置国内 (1) 添加物品目名硫酸アルミニウムカリウム ( カリウムミョウバン ) 硫酸アルミニウムアンモニウム ( アンモニウムミョウバン ) 食用タール色素のアルミニウムレーキアルミニウム末カオリン 活性白土 酸性白土 ベントナイト ゼオライト ( 主成分は含水ケイ酸ア

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近年患者数が多く公衆衛生上の重要性が増しているノロウイルスについて ヒトへの 感染経路における食品 ( カキを中心とした二枚貝とその他の食品別 ) の寄与率やヒトの 症状の有無による食品への汚染の程度を明らかにする研を実施する 2 調査事業 (1) 食品用器具 容器包装に用いられる化学物質のリスク評

記載データ一覧 品目名 製造販売業者 BE 品質再評価 1 マグミット錠 250mg 協和化学工業 2 酸化マグネシウム錠 250mg TX みらいファーマ 3 酸化マグネシウム錠 250mg モチダ 持田製薬販売 # 4 酸化マグネシウム錠 250mg マイラン マイラン製薬 # 5 酸化マグネシ

資料4-3 木酢液の検討状況について

平成15年度マーケットバスケット方式による安息香酸、ソルビン酸、プロピオン酸、

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員長及び医薬品医療機器等法登録認証機関協議会代表幹事宛て送付するこ ととしていることを申し添えます 記 1. 基本要件基準第 13 条第 5 項及び第 6 項への適合性確認の基本的な考え方について (1)2023 年 ( 平成 35 年 )2 月 28 日 ( 以下 経過措置期間終了日 という )

成分名 エステルガム 英名 Ester Gum CAS No 収載公定書 薬添規 A TOXNET DATABASE への リンク 投与経路用途一般外用剤粘着剤 粘着増強剤 基

GPS 安全性要約書 塩酸(35%)

都道府県医師会医療安全担当理事殿 ( 法安 56) 平成 27 年 8 月 5 日 日本医師会常任理事今村定臣 酵素電極法を用いた血糖測定に使用する医療機器及び体外診断用医薬品に係る 使用上の注意 の改訂について グルコース分析装置 自己検査用グルコース測定器及び自動分析装置等並びに血液検査用グルコ

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< 別紙 1: 検査値等略称 > 略称 名称 A/G 比 アルブミン / グロブリン比 ADI 一日摂取許容量 ALT アラニンアミノトランスフェラーゼ ATPase adenosine triphosphatase アデノシントリフォスファターゼ AUC 血中薬物濃度 時間曲線下面積 Cmax E

D資料1-2_ビニルトルエン_リスク評価書(案)

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目次頁 審議の経緯 3 食品安全委員会委員名簿 3 食品安全委員会動物用医薬品専門調査会専門委員名簿 3 要約 4 Ⅰ. 評価対象動物用医薬品の概要 5 1. 用途 5 2. 有効成分の一般名 5 3. 化学名 5 4. 分子式 5 5. 分子量 5 6. 構造式 5 7. 使用目的及び使用状況 5

医薬品の基礎研究から承認審査 市販後までの主なプロセス 基礎研究 非臨床試験 動物試験等 品質の評価安全性の評価有効性の評価 候補物質の合成方法等を確立 最適な剤型の設計 一定の品質を確保するための規格及び試験方法などの確立 有効期間等の設定 ( 長期安定性試験など ) 医薬品候補物質のスクリーニン

ピペラジン ( 案 ) 今般の残留基準の検討については 食品中の動物用医薬品等のポジティブリスト制度導入時に新たに設定された基準値 ( いわゆる暫定基準 ) の見直しについて 食品安全委員会において食品健康影響評価がなされたことを踏まえ 農薬 動物用医薬品部会において審議を行い 以下の報告を取りまと

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(4) 薬剤耐性菌の特性解析に関する研究薬剤耐性菌の特性解析に関する知見を収集するため 以下の研究を実施する 1 家畜への抗菌性物質の使用と耐性菌の出現に明確な関連性がない家畜集団における薬剤耐性菌の出現又はこれが維持されるメカニズムについての研究 2 食品中における薬剤耐性菌の生残性や増殖性等の生

解糖系でへ 解糖系でへ - リン酸 - リン酸 1,-2 リン酸 ジヒドロキシアセトンリン酸 - リン酸 - リン酸 1,-2 リン酸 ジヒドロキシアセトンリン酸 AT AT リン酸化で細胞外に AT 出られなくなる 異性化して炭素数 AT の分子に分解される AT 2 ホスホエノール AT 2 1

2. PQQ を利用する酵素 AAS 脱水素酵素 クローニングした遺伝子からタンパク質の一次構造を推測したところ AAS 脱水素酵素の前半部分 (N 末端側 ) にはアミノ酸を捕捉するための構造があり 後半部分 (C 末端側 ) には PQQ 結合配列 が 7 つ連続して存在していました ( 図 3

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目次頁 審議の経緯 2 食品安全委員会委員名簿 2 食品安全委員会動物用医薬品専門調査会専門委員名簿 2 要約 3 Ⅰ. 評価対象動物用医薬品の概要 4 1. 主剤 4 2. 効能 効果 4 3. 用法 用量 4 4. 添加剤等 4 5. 開発の経緯 4 Ⅱ. 安全性に係る知見の概要 5 1. ヒト

生食用鮮魚介類等の加工時における殺菌料等の使用について 平成 25 年 3 月食品安全部 1. 経緯食品への添加物の使用については 食品衛生法第 11 条第 1 項に基づく 食品 添加物等の規格基準 ( 昭和 34 年厚生省告示第 370 号 以下 規格基準 という ) の第 2 添加物の部において

資料 7 厚生労働省発薬生 0301 第 79 号平成 31 年 3 月 1 日 薬事 食品衛生審議会会長橋田充殿 厚生労働大臣 根本匠 諮問書 下記の事項について 毒物及び劇物取締法 ( 昭和 25 年法律第 303 号 ) 第 23 条の 2 の規定に基づき 貴会の意見を求めます 記 ヘキサン酸

3. 安全性本治験において治験薬が投与された 48 例中 1 例 (14 件 ) に有害事象が認められた いずれの有害事象も治験薬との関連性は あり と判定されたが いずれも軽度 で処置の必要はなく 追跡検査で回復を確認した また 死亡 その他の重篤な有害事象が認められなか ったことから 安全性に問

目次 頁 審議の経緯... 4 食品安全委員会委員名簿... 4 食品安全委員会動物用医薬品専門調査会専門委員名簿... 5 要約... 6 Ⅰ. 評価対象動物用医薬品の概要 用途 7 2. 有効成分の一般名 7 3. 化学名 7 4. 分子式 7 5. 分子量 7 6. 構造式 7

審査結果 平成 23 年 4 月 11 日 [ 販 売 名 ] ミオ MIBG-I123 注射液 [ 一 般 名 ] 3-ヨードベンジルグアニジン ( 123 I) 注射液 [ 申請者名 ] 富士フイルム RI ファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 22 年 11 月 11 日 [ 審査結果

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豚丹毒 ( アジュバント加 ) 不活化ワクチン ( シード ) 平成 23 年 2 月 8 日 ( 告示第 358 号 ) 新規追加 1 定義シードロット規格に適合した豚丹毒菌の培養菌液を不活化し アルミニウムゲルアジュバントを添加したワクチンである 2 製法 2.1 製造用株 名称豚丹

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医療用医薬品最新品質情報集 ( ブルーブック ) 初版有効成分リトドリン塩酸塩 品目名 ( 製造販売業者 ) 後発医薬品 品目名 ( 製造販売業者 ) 先発医薬品 効能 効果用法 用量添加物 1) 解離定数 (25 ) 1) 溶解度 (37 ) 1 ウテロン錠 5mg サンド 2

慢性毒性試験及び発がん性試験評価書 ( 案 ) 資料 実験動物等における影響 (3) 慢性毒性試験及び発がん性試験 1 ア


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Transcription:

( 案 ) 対象外物質 評価書 アルギニン 2012 年 2 月 食品安全委員会肥料 飼料等専門調査会 食品衛生法 ( 昭和 22 年法律第 233 号 ) 第 11 条第 3 項の規定に基づき 人の健康を損なうおそれのないことが明らかであるものとして厚生労働大臣が定める物質

目次 頁 審議の経緯... 2 食品安全委員会委員名簿... 2 食品安全委員会肥料 飼料等専門調査会専門委員名簿... 2 要約... 3 Ⅰ. 評価対象動物用医薬品及び飼料添加物の概要... 4 1. 用途... 4 2. 一般名... 4 3. 化学名... 4 4. 分子式... 4 5. 分子量... 4 6. 構造式... 4 7. 使用目的及び使用状況等... 4 Ⅱ. 安全性に係る知見の概要... 5 1. 吸収 分布 代謝 排泄... 5 2. 毒性に関する知見... 6 (1) 急性毒性試験... 6 (2) 亜急性毒性試験... 6 (3) 遺伝毒性試験... 6 3. 国際機関における評価の概要... 6 (1)JECFA における評価... 6 (2)EFSA における評価... 7 Ⅲ. 食品健康影響評価... 7 別紙検査値等略称... 8 参照... 9 1

審議の経緯 2005 年 11 月 29 日対象外物質告示 ( 参照 1) 2010 年 2 月 15 日厚生労働大臣より食品衛生法第 11 条第 3 項の規定に基づき 人の健康を損なうおそれのないことが明らかである物質を定めることに係る食品健康影響評価について要請 ( 厚生労働省発食安第 0215 第 3 号 ) 2010 年 2 月 18 日第 320 回食品安全委員会 ( 要請事項説明 ) 2010 年 3 月 12 日第 36 回肥料 飼料等専門調査会 2012 年 2 月 23 日第 420 回食品安全委員会 ( 報告 ) 食品安全委員会委員名簿 (2011 年 1 月 6 日まで ) (2011 年 1 月 7 日から ) 小泉直子 ( 委員長 ) 小泉直子 ( 委員長 ) 見上彪 ( 委員長代理 *) 熊谷進 ( 委員長代理 *) 長尾拓 長尾拓 野村一正 野村一正 畑江敬子 畑江敬子 廣瀬雅雄 廣瀬雅雄 村田容常 村田容常 *:2009 年 7 月 9 日から *:2011 年 1 月 13 日から 食品安全委員会肥料 飼料等専門調査会専門委員名簿 (2011 年 9 月 30 日まで ) (2011 年 10 月 1 日から ) 唐木英明 ( 座長 ) 唐木英明 ( 座長 *) 酒井健夫 ( 座長代理 ) 津田修治 ( 座長代理 *) 青木宙 高橋和彦 青木宙 舘田一博 秋葉征夫 舘田一博 秋葉征夫 戸塚恭一 池康嘉 津田修治 池康嘉 細川正清 今井俊夫 戸塚恭一 今井俊夫 宮島敦子 江馬眞 細川正清 江馬眞 山中典子 桑形麻樹子 宮島敦子 桑形麻樹子 吉田敏則 下位香代子 元井葭子 下位香代子 高木篤也 吉田敏則 高橋和彦 *:2011 年 11 月 2 日から 2

要約 食品衛生法 ( 昭和 22 年法律第 233 号 ) 第 11 条第 3 項の規定に基づき 人の健康を損なうおそれのないことが明らかであるものとして厚生労働大臣が定める物質 ( 対象外物質 ) とされているアルギニンについて 各種評価書等を用いて食品健康影響評価を実施した アルギニンは タンパク質の構成アミノ酸であり ヒトは通常アルギニンを含むタンパク質を食品から多量栄養素として摂取している 動物に投与されたアルギニンは 細胞内タンパク質の連続的な代謝に利用され アルギニンが過剰になったとしても 動物体内で代謝され 蓄積されることはないことから 食品を通じて動物用医薬品及び飼料添加物由来のアルギニンをヒトが過剰に摂取することはないものと考えられる アルギニンは 動物用医薬品 飼料添加物等 さまざまな分野での使用実績においても これまでに安全性に関する特段の問題はみられていない 以上のことから アルギニンは 動物用医薬品及び飼料添加物として通常使用される限りにおいて 食品に残留することにより人の健康を損なうおそれのないことが明らかであるものであると考えられる 3

Ⅰ. 評価対象動物用医薬品及び飼料添加物の概要 1. 用途動物用医薬品 ( 代謝性用薬 ) 飼料添加物 ( 飼料の栄養成分その他の有効成分の補給 ) 2. 一般名和名 :L-アルギニン英名 :L-arginine 3. 化学名 IUPAC 英名 :(2S)-2-Amino-5-guanidinopentanoic acid CAS (No. 74-79-3) 4. 分子式 C 6 H 14 N 4 O 2 5. 分子量 174.20 6. 構造式 7. 使用目的及び使用状況等アルギニンは タンパク質を構成する 20 種類のアミノ酸の一つで グアニジノ (-NHC(=NH)NH 2 ) 基を持つ最も塩基性の高いアミノ酸である 高塩基性タンパク質である魚の白子のプロタミンでは全構成アミノ酸の約 2/3 を L-アルギニンが占め 植物種子やにんにく中には遊離の状態で含まれている 緑茶 にんにく イカなどの特徴的な呈味成分であり 調味料として水産加工食品などに使用される ヒトは 食品からタンパク質を摂取し その構成成分であるアミノ酸に加水分解後 吸収し 組織タンパク質の代謝に利用している タンパク質構成アミノ酸のうちアルギニンをはじめとする 12 種類のアミノ酸については 解糖系及びクエン酸回路の両性代謝中間体から合成できるため 栄養学的には非必須アミノ酸とされている アルギニンは 成長に必要な十分量は生合成されないため 成長期は外部よ 4

り摂取する必要があり この点で準必須アミノ酸とされている ( 参照 2 3) 日本では 動物用医薬品として 牛及び馬のアミノ酸の補給を目的としたL-アルギニン塩酸塩を有効成分とする静脈注射用の製剤が承認されている 飼料添加物としては L-アルギニンが 飼料の栄養成分その他の有効成分の補給を目的に指定されており 対象飼料 添加量等の規定はない 食品添加物としては L-アルギニンの使用が認められており 使用基準は定められていない ヒト用医薬品としては L-アルギニンが 低タンパク血症 低栄養状態等におけるアミノ酸補給等を目的として用いられている アルギニンは 食品に残留する農薬等に関するポジティブリスト制度の導入に伴い 食品衛生法 ( 昭和 22 年法律第 233 号 ) 第 11 条第 3 項の規定に基づき 人の健康を損なうおそれのないことが明らかであるものとして厚生労働大臣が定める物質 ( 以下 対象外物質 という ) として 暫定的に定められている 今回 対象外物質アルギニンについて 食品安全基本法 ( 平成 15 年法律第 48 号 ) 第 24 条第 2 項の規定に基づき 厚生労働大臣から食品安全委員会に食品健康影響評価の要請がなされた Ⅱ. 安全性に係る知見の概要本評価書では 各種評価書等の L-アルギニンに関する主な科学的知見を整理した 1. 吸収 分布 代謝 排泄タンパク質の分解によって生じる遊離アミノ酸は 小腸粘膜を通りナトリウム依存能動輸送によって吸収される 吸収された遊離アミノ酸は 細胞内タンパク質の連続的な代謝に利用される 遊離されたアミノ酸の約 75 % は再利用される 新しいタンパク質にすぐに取り込まれないアミノ酸は速やかに両性代謝中間体に代謝されるので 過剰のアミノ酸は 蓄積されない ( 参照 2) アルギニンは 生体内ではアンモニアの代謝や尿素の合成に係わる尿素回路の中間体として アルギニノコハク酸から生合成される ( 参照 3) アミノ基転移反応による α-アミノ基窒素が除去された後の残りの炭素骨格は グルタミン酸を経て α-ケトグルタル酸へと代謝され クエン酸回路において利用される ( 参照 2) アミノ酸の分解により生じた過剰の窒素は 魚類はアンモニアとして直接排泄し 鳥類はアンモニアを尿酸に 高等脊椎動物はアンモニアを尿素に変換して排泄する ( 参照 2) 5

2. 毒性に関する知見 (1) 急性毒性試験ラット ( 系統不明 ) を用いた経口投与による急性毒性試験が実施され LD 50 は約 12,000~16,000 mg/kg 体重であった ( 参照 3 4) (2) 亜急性毒性試験ラット ( 系統不明 ) を用いた L-アルギニンの混餌投与 ( カゼイン 15 % 含有飼料 : L-アルギニン 7.5 % 添加 ) による亜急性毒性試験が実施された 明らかな発育の遅延が認められた ( 参照 3) ラット (CD(SD) 系 6 週齢 雌雄各 15 匹 / 群 ) を用いた L-アルギニンの強制経口投与 (2,000 mg/kg 体重 / 日 ) による 4 週間亜急性毒性試験が実施された 一般症状 体重 摂餌量 眼検査 血液学的検査 臓器重量及び剖検では影響は認められなかった 雌雄数例で尿中の ph 上昇 (ph 9) 及びタンパク陽性が増加した 胃の境界縁扁平上皮の軽度の過形成が雌雄で認められた この変化はアルギニンの投与方法に起因するものと考えられた また 投与終了後 2 週間の休薬期間中に変化は見られなくなり 可逆的な変化と考えられた ( 参照 5) ラット ( 系統不明 雌雄 ) を用いた L-アルギニンの 13 週間混餌投与 (0 1.25 2.5 5.0 %) 試験が実施された 全投与群で毒性所見が認められなかったことから NOAEL は本試験の最高用量である 5.0 %(3,320 mg/kg 体重 / 日 ) とされた ( 参照 4) ラット (CD(SD) 系 雌雄各 12 又は 18 匹 / 群 ) を用いた L-アルギニンの 13 週間混餌投与 (0 1.25 2.5 及び 5.0 %) 試験が実施された 全投与群で毒性所見が認められなかったことから NOAEL は本試験の最高用量である 5.0 %(3,131 mg/kg 体重 / 日 ) とされた ( 参照 5) (3) 遺伝毒性試験大腸菌 (Escherichia coli uvrb uvrb umuc uvrb LexA) を用いた L-アルギニンの変異原性試験 ( プレート法 ) 及びヒト末梢血リンパ球を用いた姉妹染色分体交換試験は陰性であった ヒトリンパ球を用いた姉妹染色分体交換試験は陽性であったが この試験は細胞毒性が測定されておらず また 用量依存性がないことから EFSA では この結果は結論付けられないとしている ( 参照 4 6) 3. 国際機関における評価の概要 (1)JECFA における評価 JECFA では 第 63 回会議 (2004 年 ) において L-アルギニンは天然に存在す 6

るアミノ酸で 多量栄養素であるタンパク質の構成要素であること さらに flavouring agent として摂取する量よりはるかに多くの量を食品から摂取していることから flavouring agent の安全性評価に関する手順を適用しないこととした L-アルギニンが flavouring agent として使用される場合において 現在の摂取量では安全性上の懸念はないとされ 現在の使用を認める (Acceptable) と結論している ( 参照 7) (2)EFSA における評価 EFSA では L-アルギニンは 多量栄養素であること及びタンパク質の構成要素であることから 食品を通じたヒトへの暴露量は flavouring substance としての使用を通じた推定暴露量よりはるかに多いため 安全性評価手順は適用しないが flavouring substance として使用された場合の推定摂取量では安全性上の懸念はないと結論している しかし EU における生産状況が不明のため最終的な評価にはできなかったとしている ( 参照 6) Ⅲ. 食品健康影響評価アルギニンは タンパク質の構成アミノ酸であり ヒトは通常アルギニンを含むタンパク質を食品から多量栄養素として摂取している 動物に投与されたアルギニンは 細胞内タンパク質の連続的な代謝に利用され アルギニンが過剰になったとしても 動物体内で代謝され 蓄積されることはないことから 食品を通じて動物用医薬品及び飼料添加物由来のアルギニンをヒトが過剰に摂取することはないものと考えられる アルギニンは 動物用医薬品 飼料添加物等 さまざまな分野での使用実績においても これまでに安全性に関する特段の問題はみられていない ( 参照 8) また 国際機関における食品添加物の flavouring agent 及び flavouring substance としての評価において アルギニンの食品としての摂取量が大きいことを考慮して 安全性上の懸念はないとされている 以上のことから アルギニンは 動物用医薬品及び飼料添加物として通常使用される限りにおいて 食品に残留することにより人の健康を損なうおそれのないことが明らかであるものであると考えられる 7

< 別紙検査値等略称 > 略称 EFSA JECFA LD 50 NOAEL 名称欧州食品安全機関 FAO/WHO 合同食品添加物専門家会議半数致死量無毒性量 8

< 参照 > 1. 食品衛生法第 11 条第 3 項の規定により人の健康を損なうおそれのないことが明らかであるものとして厚生労働大臣が定める物質を定める件 ( 平成 17 年厚生労働省告示第 498 号 ) 2. Murray RK, Granner DK, Rodwell VW. 上代淑人監訳. " タンパク質とアミノ酸の代謝 ". イラストレイテッドハーパー 生化学原書 27 版. 丸善, 2007, p. 265-293,487-494 3. L-アルギニン. 食品添加物公定書解説書. 第 8 版. 谷村顕雄. 棚元憲一監修. 廣川書店, 2007, p. D112-114. 4. European Food Safety Authority (EFSA). Opinion of the Scientific Panel on Food Additives, Flavourings, Processing Aids and Materials in contact with Food (AFC) on a request from the Commission related to Flavouring Group Evaluation 26: Amino acids from chemical group 34. The EFSA Journal (2006) 373, 1-48. 5. European Food Safety Authority (EFSA). Opinion of the Scientific Panel on Additives and Products or Substances used in Animal Feed on the safety and efficacy of the product containing L-arginine produced by fermentation from Corynebacterium glutamicum(atcc-13870) for all animal species Adopted on 17 April The EFSA Journal(2007)473,1-19 6. European Food Safety Authority (EFSA). SCIENTIFIC OPINION Flavouring Group Evaluation 79, (FGE.79). Consideration of amino acids and related substances evaluated by JECFA (63rd meeting) structurally related to amino acids from chemical group 34 evaluated by EFSA in FGE.26Rev1. The EFSA Journal (2008) 870, 1-46. 7. Summary of Evaluations Performed by the Joint FAO/WHO Expert Committee on Food Additives: L-ARGININE, 2004 8. 平成 20 年度農薬等のポジティブリスト制度における対象外物質の食品健康影響評価に関する情報収集調査報告書平成 21 年 3 月. 9