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Q7: 判定様式には80% を超えるサービスのみ記載するのですか? それとも 80% を超える超えないに関わらず 居宅サービス計画に位置づけたサービスはすべて記載するのですか? A7: 80% を超える超えないに関わらず 居宅サービス計画に位置づけたサービスについて すべて記載してください Q8:

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第 3 条市長は 前条に規定する申請に基づいて医療費の給付を受けることができる者であることを確認したときは 申請者に重度心身障がい者医療費受給者証 ( 第 2 号様式 以下 受給者証 という ) を交付するものとする 2 前項の受給者証の資格取得日は 市長が交付決定をした日の属する月の翌月の初日 (

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2. 経口移行 ( 経口維持 ) 加算 経口移行 ( 経口維持 ) 計画に相当する内容を各サービスにおけるサービス計画の中に記載する場合は その記載をもって経口移行 ( 経口維持 ) 計画の作成に代えることができる 従来どおり経口移行 ( 経口維持 ) 計画を別に作成してよい 口腔機能向上加算 口腔

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152 号 ) (6) 保険医療機関等健康保険法第 63 条第 3 項第 1 号に規定する保険医療機関若しくは保険薬局又は同法第 88 条第 1 項に規定する指定訪問看護事業者 ( 平 6 条例 30 平 8 条例 29 平 9 条例 16 平 10 条例 2 平 11 条例 15 平 14 条例

必要とする家族 1 人につき のべ 93 日間までの範囲内で 3 回を上限として介護休業をすることができる ただし 有期契約従業員にあっては 申出時点において 次のいずれにも該当する者に限り 介護休業をすることができる 一入社 1 年以上であること二介護休業開始予定日から 93 日を経過する日から

( 参考様式 3)~ 記入例 ~ 指定を受ける障害福祉サービス事業所名を記入してください サービス管理責任者経歴書 事業所の名称 フリガナヤマグチサブロウ氏名山口三郎 ( 郵便番号 - ) 住所 生年月日 昭和 年 月 日 電話番号 - - 主な職歴等 年月 ~ 年 月 勤務先等 職務内容 昭和 年

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平成 28 年 2 月以降に認定更新等により要支援認定を受けた方が介護予防訪問介護 介護予防通所介護を利用される場合 これまでの予防給付サービスから総合事業のサービスに変わります 要支援者の認定有効期間は現在最長 12か月ですので 大川市は平成 28 年 2 月から1 年かけて移行します 更新の場合

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日の属する月の初日から65 歳の誕生日の前日までの期間 (2) 条例第 2 条第 2 項第 2 号に掲げる重度心身障害者等である受給者受給資格の登録をした日の属する月の初日から70 歳の誕生日の属する月の末日 ( その誕生日が月の初日であるときはその日の属する月の前月の末日 ) までの期間 (3)

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熊本市特別養護老人ホーム入所取扱指針 制定平成 2 7 年 3 月 27 日健康福祉子ども局長決裁 1 目的この指針は 本市における特別養護老人ホーム ( 以下 施設 という ) の入所に係る取扱いを明確化し 各施設において共通化することにより 入所決定過程の公平性及び透明性を確保し 入所の必要性が高い者の円滑な入所を促進することを目的とする 2 入所対象者 (1) 要介護認定等に係る介護認定審査会による審査及び判定の基準等に関する省令 ( 平成 1 1 年厚生省令第 5 8 号 以下 認定省令 という ) 第 1 条第 1 項第 3 号から第 5 号までに掲げる要介護状態である者 ( 以下 要介護 3 以上の入所対象者 という ) (2) 認定省令第 1 条第 1 項第 1 号又は第 2 号に掲げる要介護状態である者 ( 以下 要介護 1 又は 2 の要介護者 という ) であって居宅において日常生活を営むことが困難なことについてやむを得ない事由があることにより特例的に施設への入所 ( 以下 特例入所 という ) が必要と認められるもの (3) 老人福祉法 ( 昭和 3 8 年法律第 1 3 3 号 ) 第 1 1 条第 1 項第 2 号の措置に係る者 3 入所に係る取扱い (1) 入所申込みア施設は 要介護 3 以上の入所対象者であって施設への入所を希望する者 ( 以下 入所希望者 という ) 又は要介護 1 又は 2 の要介護者であって施設への入所を希望する者 ( 以下 特例入所希望者 という ) に対して 入所に係る手続きを説明したうえで 入所申込書 ( 様式 1 ) を交付するものとする イ入所希望者及び特例入所希望者 ( 以下 入所希望者等 という ) は 入所申込書に所要の事項を記載のうえ 介護保険被保険者証の写しを添付して 原則として 居宅介護支援事業所 在宅介護支援センター又は地域包括支援センター ( 以下 居宅介護支援事業所等 という ) を通じて施設に提出するものとする ただし 入所希望者等自ら又は入所希望者等の家族等が直接施設に対して提出することを妨げるものではない 居宅介護支援事業所等を通じて提出する場合は 入所申込書別紙 ( 調査票 )( 様式 2 ) については 原則として居宅介護支援事業所若しくは地域包括支援センターの介護支援専門員又は在宅介護支援センターの専門職員が所要の事項を記載するものとする ウ特例入所希望者は 居宅において日常生活を営むことが困難なことについて そのやむを得ない事由を入所申込書に記載のうえ 申し込むものとする (2) 入所申込みの受付ア施設は 入所申込書を受理した場合は 入所申込受付簿 ( 以下 受付簿 とい

う ) に記載するものとする イ受付簿は 入所希望者と特例入所希望者を分けて それぞれ作成する ウ施設は 受付時に 入所希望者 特例入所希望者又は家族等に対して 次の場合には遅滞なく施設に対して申し出るよう説明するものとする (1) 入所希望者又は特例入所希望者の心身の状態又は生活環境等が 入所申込時と比較して大きく変化した場合 (2) 入所希望者又は特例入所希望者の事情により入所申込みを取り下げる場合 (3) 入所希望者又は特例入所希望者が他の特別養護老人ホーム等に入所 ( 短期入所生活 ( 療養 ) 介護を除く ) した場合 (4) 入所希望者又は特例入所希望者が死亡した場合エ施設は 特例入所希望者が提出した入所申込書を受理した場合は 保険者市町村に報告するものとする (3) 入所の必要性に係る評価ア施設は 入所希望者等に係る入所必要度評価票 ( 様式 3 以下 評価票 という ) 及び特例入所希望者の居宅等における日常生活等の状況 ( 様式 4 ) に基づいて 遅滞なく入所希望者等の入所の必要性に係る評価を行うものとする イ評価票中 その他特に入所が必要と認められる事情 については 入所が特に必要と認められる事情がある入所希望者等に限り 当該事情を具体的に記載するとともに 当該事情について 入所検討委員会の判断により 入所の必要性の度合いに応じて点数化するものとする ( 別紙 特に入所が必要と認められる事情の例 参照 ) ウ評価票中 施設の受入環境 については 入所希望者等の心身の状態等と 施設の現状 ( 人員体制 設備の状況及び現入所者の心身の状態等 ( 単なるベッドの空き状況は考慮しない ) ) を比較検討して 評価時点において当該入所希望者等を入所させられる環境が整っているか否かについて評価するものとする エ施設は 入所希望者等又は家族等から 入所希望者等の心身の状態又は生活環境等が入所申込時と比較して大きく変化した旨の申出があった場合は 評価票に基づいて 遅滞なく再評価を行うものとする オ施設は 入所希望者等に係る心身の状態 介護者の状況及び生活環境等について 必要に応じて 入所希望者等又は家族等に対して定期的に確認を行うよう努めるものとする (4) 入所検討委員会の設置及び開催ア施設は 合議制の入所検討委員会 ( 以下 委員会 という ) を設置するものとする イ委員会は 管理者 生活相談員 看護職員 介護職員 介護支援専門員等により構成するものとする このほか 委員会には 施設の従業者以外の第三者として 当該社会福祉法人の評議員のうち地域住民代表の評議員 家族会の代表者又は苦情解決のための委員会の第三者委員等を加えることが望ましい ウ委員会は 毎月 1 回開催するほか 必要に応じて随時開催するものとする (5) 特例入所の要件該当の判定

ア施設は 特例入所の要件該当の判定を委員会で決定する イ施設は 特例入所の要件該当の判定に際し 居宅において日常生活を営むことが困難なことについてやむを得ない事情があることに関し 次の事情を考慮する ( ア ) 認知症である者であって 日常生活に支障を来すような症状 行動や意思疎通の困難さが頻繁に見られること ( イ ) 知的障害 精神障害等を伴い 日常生活に支障を来すような症状 行動や意思疎通の困難さ等が頻繁に見られること ( ウ ) 家族等による深刻な虐待が疑われること等により 心身の安全 安心の確保が困難であること ( エ ) 単身世帯である 同居家族が高齢又は病弱である等により家族等による支援が期待できず かつ 地域での介護サービスや生活支援の供給が不十分であること ウ施設は 特例入所の要件該当の判定に際しては 適宜保険者市町村に意見を求めるものとする ただし イの考慮する事情に明らかに該当せず 特例入所の対象としない場合は 必ずしも意見を求めることを要しない エ施設は 特例入所の要件該当の判定結果を特例入所希望者又はその家族等に対して通知するものとする オ施設は 特例入所希望者のうち委員会において特例入所の要件に該当すると判定された者 ( 以下 特例入所対象者 という ) の名簿 ( 以下 特例入所対象者名簿 という ) を作成するものとする (6) 入所判定等ア入所判定の対象となる者は 入所希望者及び特例入所対象者 ( 以下 入所判定対象者 という ) とする イ委員会は (3) の評価結果に基づいて 個々の入所判定対象者の入所順位を決定し 入所判定対象者名簿 ( 以下 名簿 という ) の作成及び更新を行う ウ委員会は 入所させられる環境が整っているとされた入所判定対象者について 入所順位及び空床が生じた居室における性別又は心身の状態別の構成等を勘案して入所を決定するものとする エ委員会は 入所判定対象者に係る入所の決定に際しては 必要に応じて 介護の必要の程度 や 家族の状況 等について 改めて保険者市町村に意見を求めるものとする オ委員会は (3) の評価の結果 未だ入所させられる環境が整っていないとされた入所判定対象者についても 適正に名簿に位置づけるものとする カ施設は 未だ入所させられる環境が整っていないとされた入所判定対象者の心身の状態等に可能な限り対応できるよう 人員 設備及びサービス内容等の充実に努めるものとする キ施設は 委員会において決定した入所順位を 必要に応じて 入所判定対象者に対して通知するものとする ク施設は 委員会の会議録を作成し これを 5 年間保存するものとする ケ施設は 会議録について 保険者市町村から求めがあったときは これを提出するものとする

(7) 入所の辞退等の取扱いア施設は 入所の決定前に 入所判定対象者又はその家族から入所申込みの取下げの申出又は入所判定対象者の死亡の申出があった場合は 受付簿 特例入所対象者名簿及び名簿 ( 以下 名簿等 という ) から当該入所判定対象者を削除するものとする イ施設は 入所の決定に基づき入所の意思の有無を照会した入所判定対象者が 入所の一時辞退 ( 延期 ) を申し出た場合は 入所希望時期等を確認したうえで 委員会において入所順位を調整するものとする その後 調整後の入所順位に基づいて 再度当該入所判定対象者に入所の意思の有無を確認した場合に 当該入所判定対象者が入所の一時辞退 ( 延期 ) を申し出た場合は 名簿等から当該入所判定対象者を削除することができるものとし 削除した場合は その旨を当該入所判定対象者に通告するものとする (8) 名簿等の管理ア施設は 保険者市町村の協力のもと 名簿等を適正に管理するものとする イ施設は 名簿等に記載されている者に係る入所判定等に必要な情報を 概ね6 か月を基本に 1 年を超えない範囲で更新するものとする ウ施設は 毎年 7 月 1 日時点の名簿等の状況を 保険者市町村に報告するものとする (9) 入所決定に係る手続の例外次の場合には 上記手続によらず 管理者の専決により入所を決定することができる なお 管理者が専決する場合には 専決に係る理由を記載した書面を作成し これを 5 年間保存するものとする ア老人福祉法第 1 1 条第 1 項第 2 号の規定に基づく市町村の措置に係る者を入所させる場合イ介護者の緊急な入院 災害 事件又は事故等の突発的な理由により緊急的に入所が必要な者を入所させる場合ウ熊本市指定介護老人福祉施設の人員 設備及び運営に関する基準を定める条例 ( 平成 24 年条例第 87 号 ) 第 23 条及び熊本市指定地域密着型サービスの事業の人員 設備及び運営に関する基準等を定める条例 ( 平成 2 4 年条例第 8 6 号 ) 第 1 6 7 条の規定による入院をしていた入所者が 退院後再入所を希望する場合 4 本指針の運用 (1) 施設は 本指針に基づく入所の取扱いに係る基準を作成し 運用するものとする (2) 本市は 本指針の適正な運用について 施設に対し必要な助言を行うものとする 附則 この指針は 平成 2 7 年 4 月 1 日から施行する

( 別紙 ) 特に入所が必要と認められる事情の例 下記事項はあくまで例示であり 下記事項以外に特に入所が必要と認められる事 情がある場合には適正に考慮すること 入所希望者等の状況 認知症による徘徊 奇声 異食行為 不潔行為等があり 常時付添い 見守りが必要である 自分一人では 防火 防犯等の管理ができず危険性が高い 自分一人では 自律した健康的な生活ができず 日常生活全般にわたって一定の管理下で世話をする必要がある 集団生活の中で機能訓練等のサービスを受けることで 現状よりも A D L の向上に大きな効果が期待できる 支給限度額を超えて全額自己負担で居宅サービスを受けており 経済的負担が非常に大きい 介護者の状況在宅で家族と同居しているが 家族の事情 ( ) により 必要な介護が受けられなくなり日常生活の維持が困難となる可能性が急迫している 家族の事情の例 高齢である 身体上又は精神上の障害又は疾病がある 就労時間が長い 無職無収入で生活資金がない 入所希望者等との関係が悪い 介護に係る肉体的 精神的又は経済的負担が過大である ( 例 : 家事や育児等と併せて介護を行っている 同時に複数の要介護者の介護を行っている 夜間も含めて常時付き添って介護を行っている等 ) 生活環境 自宅の交通の便が悪く 必要な居宅サービスが利用できない 自宅の構造上 在宅生活のために必要な住宅改修ができない 地域に 在宅生活継続のために必要な居宅サービスがない 医療機関での社会的入院が長期にわたっているが 本人の心身状態等を勘案した場合 在宅復帰は不可能である 現在入所 ( 院 ) している施設 ( 医療機関 ) から早期の退所 ( 院 ) を求められているが 本人の心身状態等を勘案した場合 在宅復帰は不可能である