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01

Transcription:

( 再生瀝青安定処理 ) 構成の合理化について 木内建設株式会社 土木部 1. 工事概要 橋本 安雄 1) 工事名 : 平成 23 年度駿市舗第 14 号東町豊田線舗装工事 2) 発注者 : 静岡市建設局道路部道路整備第 2 課 3) 工事場所 : 静岡市駿河区小黒 1 2 丁目地内 4) 工期 : 平成 23 年 3 月 25 日 ~ 平成 23 年 11 月 28 日 本工事は 市道東町豊田線 ( 通称 : 産業館西通り ) であり 南中央通り ( 通称 SBS 通り ) と県道静岡環状線 ( 通称 : 南幹線 ) を南北で結ぶ重要幹線道路です 傷んだ車道舗装を補修し 表層に排水性 を用い機能を向上させる舗装工事であり交通量も多く 営業店舗も有り昼間の施工が困難である為 全線夜間工事での施工です 工事延長 4 m 舗装幅員 4 車線 13.m~15.55m 道路土工 720 m 3 舗装版破砕工 20 m 2 表層工 t=4cm 20 m 2 ( 排水性 高粘度改質 空隙率 20%) 表層工 ( 導水部 ) 264 m 2 ( 排水性 高粘度改質 空隙率 20%) 基層工 t=6cm 57 m 2 ( 再生粗粒度 (20)B 配合 ) 工 t=16cm 20 m 2 ( 再生瀝青安定処理 ) 表面強化処理工 354 m 2 区画線工 1 式 全線 : 夜間工事追加特記仕様書 : 既設舗装構成及び土質調査を実施し 地点 CBR 結果より舗装構成の検討を実施すること 設計条件は以下の通りとする 舗装設計期間 20 年 信頼度 % 交通区分 N5( 旧 B 交通 ) 設計 CBR 別途算出 目標 TA 別途算出 1

2. 現場における問題点当初設計では 交通規制 ~ 既設舗装 (9cm) 破砕 ~ 掘削 (17cm)~ 整正 ~ 工 ( 瀝青安定処理 2 層 )~ 基層工 ~ 表層工 ~ 交通開放までの施工であるが 施工面積が約 6,000m2あり 日施工量をm2換算で 日を費やしてしまう上に施工継目が多く発生してしまう 第 1に土質調査結果より設計舗装構成で満足できるか 設計舗装構成では 満足できない場合は土質調査結果によりCBR 試験を実施し施工性 開放時間等を考慮し 工法の検討を行う 第 2に決定した工法での日々の施工能力 工程管理について問題はないか 以上の点が課題であった 3. 対応策について第 1について土質調査を上下線各 3 点 計 6 箇所の現況地盤の土質調査を実施した結果 各地点のCBRは3% 以上でその多くは粘土質で構成されている ここで区間分けの検討を行うと 各地点でさまざまな厚さになっており均一な断面構成が得られない為 区間分けは行わないで工区全体で補修方法を検討する また 補修区間の破損度であるが クラックが多く発生し 平坦性も悪化している このことより補修区間の破損度は 重度 と判定できる 舗装厚さの決定については 一般の ( 設計 CBR=3) での舗装構造と強度的に等価となるように舗装の各厚さを決定し TA 法に従って行う なお よく補修工法で検討される路上再生路盤工法については 検討はしたが処理厚 30cmが必要であり 既設が10cmやなどの箇所では採用できない為に今回の検討工法からは除外した ここで 現設計の舗装構成では 満足しない為 以下の工法にて検討を行う 検討する工法は 1 打換工法 2 瀝青安定処理工法 3 急速舗装修繕工法 (QRP 工法 ) の以上 3 工法とする 打換工法 瀝青安定処理工法 大粒径舗装 0 0 0 4 排水性 4cm 4 排水性 4cm 4 排水性 4cm 10 アスコン 6cm 10 アスコン 6cm 10 アスコン 6cm 75 30cm 35cm 34 49 瀝青安定処理 24cm TA 計算 OK TA 計算 OK TA 計算 OK 各工法による断面 29 44 大粒径舗装 19cm ( 各工法の検討結果 ) 打換工法下層 が厚く施工性が悪く工程的にも日数を要す 瀝青安定処理工法を設け なお基層までを 4 層構築しなければならない また開放温度まで達成しにくい 急速舗装修繕工法 QRP 工法 ( 大粒径舗装 ) を設けるが 3 層構築であり中温化材の検討をする また 最も掘削厚さが浅く 施工性が良く工程が短い 2

既設舗装構成 土質調査結果は以下の通りである 2+14 6+15 7 14 19+10 21 10 10 10cm 10 10cm 10 12cm 14cm 12 15 14 20 20 10cm 22 10cm 25 30 35 38cm 1 1 CBR=11.9% CBR=46.7% 50 cm 1 52 50 CBR=.5% 55 65cm 10cm cm 110 2 CBR=3.5% 78cm 1 CBR=3.3% 113cm 1 1 165 1 1 85 115 2 CBR=3.1% cm 1 CBR=3.6% 108cm 1 CBR=4.8% 85cm 120 130 2 CBR=3.6% 85cm 135 1 1 138 3 2 ホ ックス ホ ックス CBR=3.3% CBR=16.4% 150 カルハ ート カルハ ート 55cm 150 5.9% 3.3% 21.2% 5.2% 3.6% 4.8% 以上のように 3 工法を検討した結果 施工性 開放時間等を考慮した結果に大粒径アスコンを用いた急速舗装修繕工法 (QRP 工法 ) に決定した 第 2について日々の施工能力であるが 急速舗装修繕工法 (QRP 工法 ) を採用することにより日々の施工量が伸び 工期短縮 近隣対策等が促進される 第一工程 : 予備切削 4cm( 端部処理 ) 交通開放第二工程 : 舗装版取壊し 掘削 大粒径舗装 t=(2 層 )150m2/ 日 ( 端部処理 ) 交通解放第三工程 : 切削 6cm 基層工 t=6cm( 端部処理 )750m2/ 日 交通開放第四工程 : 表層工 ( 排水性 )1500m2 / 日 交通開放以上のように施工工程が把握できた 3

打換工法 目標 TA:26 目標 TA:23 目標 TA:21 目標 TA:19 目標 TA:16 10 10 6cm 10 6cm 10 6cm 10 6cm 10 6cm 10 6cm 20 20 10cm 25 25 30 30cm 30 32 12cm 35 50 50 30cm 55 35cm 65 既設 75 既設 既設 既設 既設 既設 CBR=3% CBR=4% CBR=6% CBR=8% CBR=12% 瀝青安定処理工法 CBR=3% CBR=4% 目標 TA:26 CBR=6% 目標 TA:23 CBR=8% 目標 TA:21 CBR=12% 目標 TA:19 目標 TA:16 10 10 6cm 10 6cm 10 6cm 10 6cm 10 6cm 10 6cm 瀝青安定瀝青安定瀝青安定 20 瀝青安定瀝青安定 22 12cm 18 8cm 瀝青安定 14cm 17cm 24cm 24 30 30 27 34 50 49 45 既設 既設 既設 既設 既設 既設 大粒径舗装 CBR=3% CBR=4% 目標 TA:26 CBR=6% 目標 TA:23 CBR=8% 目標 TA:21 CBR=12% 目標 TA:19 目標 TA:16 10 10 6cm 10 6cm 10 6cm 10 6cm 10 6cm 10 6cm 20 大粒径大粒径大粒径大粒径大粒径大粒径 23 13cm 21 11cm 19 9cm 16 6cm 16cm 19cm 26 30 29 41 44 50 既設 既設 既設 既設 既設 既設 4

4. 施工結果急速舗装修繕工法 (QRP 工法 ) 大粒径舗装を採用したことにより 最小掘削厚さにて目標 TA(29cm) を満足でき 施工性が向上できた また大粒径舗装に中温化材入りを採用できたことにより 交通開放温度 (50 以下 ) で規制開放が実施できた 大粒径舗装にて一時開放することで初期のわだち掘れ等を防ぎ 基層 表層を施工をした結果 平坦性 排水性能の確保ができ品質面で向上できた 交通規制でも当初は1/2 車線規制から対面通行規制にしたことにより 一般通行車両と作業箇所が分離できたことにより安全性 作業効率が向上できた 5. まとめ ( 考察 ) 当該区間での舗装構成の検討を行った結果 経済性では打換工法 施工性からは大粒径舗装が最も適している工法であると考えられる 打換工法では日々の施工工種が多く現場施工を難しくすることから適用に当っては 近隣状況や交通規制なども考慮しなければならない また急速舗装修繕工法 (QRP 工法 ) は () を設ける必要があるが施工性が良く 工期短縮になる QRP 工法を採用するにあたり 中温化材の検討 アスファルトフィニッシャーの選定 試験練りなど慎重に検討する必要がある 経済的には高価な工法であり 当初設計の6,000m2が変更にて3,000m2となり施工面積が約半分となったが 安全管理 工程管理 品質管理 出来形管理が満足の得る結果であった 5