古くて新しいストレージ統合 最新テクノロジーを使ったストレージ統合 2009 年 2 13 EMCジャパン株式会社プロダクト マーケティング部 堤政昭 1
経済危機のストレージ環境 データは年率 60% Exabytes 1,773 exabytes 1,800 1,600 1,400 1,200 1,000 800 600 5 年で 10 倍のデータ量! 400 200 0 2006 2007 2008 2009 2010 2011 173 exabytes 経済 予算 管理 良くても 良くても + 設置面積電力削減 2
ストレージ容量の利 率向上を!! 外付型ディスクシステム保有容量の利用率 ( ユーザー調査 ) 70%~80% 未満 3.9% 80% 以上 2.0% 20% 未満 17.0% 60%~70% 未満 10.5% 60% 以上の 50%~60% 未満 20.3% 20%~30% 未満 19.6% ユーザーが利用率 40%~50% 未満 11.1% 30%~40% 未満 15.7% 50% 未満 N = 204 [2009 年 IDC ジャパン ] 3
保存効率化の導 前 ファイルサーバ アプリケーションサーバ リモートコピー ローカルコピー 1 次データ バックアップ 4
その 1 統合 ファイル アプリケーションサーバ 2:1 の筐体削減 + + + CIFS NFS iscsi FC リモートコピー 2X 処理能 と容量の拡張性 統合ネットワーク接続 ローカルコピー 1 次データ バックアップ 5
記録密度の向上などにより年率 60% 以上の容量単価が安くなっている 国内外付型ディスクストレージシステム市場容量単価 ( 出荷額 / 出荷容量 ) M Yen 2,500 External Disk Storage Systems 単価下落率 75% 2,000 60% 1,500 45% 1,000 30% 500 15% - 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 0% Source: IDC Japan, Jan. 2009 6
CX4-120 CX4-480 最大ドライブ搭載数 性能ストレージ システムも 2 拡張性 性能 (CLARiX シリーズの例 ) 第 4 世代 (2008 年 ) AX4 CX4-240 480 ドライブ CX4-960 第 3 世代 (2006 年 ) 240 ドライブ AX150 CX3-10 CX3-20 CX3-40 CX3-80 第 2 世代 (2004 年 ) 120 ドライブ AX100 CX300 CX500 CX700 第 1 世代 (2002 年 ) 60 ドライブ CX200 CX400 CX600 7
様々な接続性を使ってストレージ統合度を更に向上 iscsi NAS ファイバ チャネル Ethernet Ethernet iscsi SAN 接続方式を選択可能 ファイバ チャネル 低コスト IP デリバリ方式を選択可能 ファイル ベース ブロック ベース ファイル共有 MPFS Celerra ファイバ チャネル SAN 拡張パス NASからMPFSへの拡張によるスループットの向上 iscsiからファイバ チャネルへの拡張によるスループットの向上 フロントエンドとストレージを個別に拡張 8
その 2 階層化 ファイル アプリケーションサーバ 25% 以上 TCO 削減 CIFS NFS iscsi 階層 0/1 FC リモートコピー ローカルコピー フラッシュや SATA によるストレージコスト削減, ドライブ数削減で 98% の省電 階層 2 階層 3 1 次データ バックアップ 9
EMC 階層ストレージ プラットフォーム共通機能 CLARiX CX4 Symmetrix DMX- 4 ミッドレンジ ストレージ ハイエンド ストレージ アレイ内階層化 : フラッシュドライブ, ファイバ チャネル, SATA 運用の簡素化 効率化 : 仮想プロビジョニング, QoS データ可搬性 : 仮想 LUNテクノロジ, SAN 経由の異機種コピーレプリケーション : ローカルおよびリモートのレプリケーション柔軟な接続性 : ファイバ チャネルやiSCSI( オンライン追加 ) 拡張性 : 1システムで約 1,000ディスク ドライブ以下 10
階層ストレージ プラットフォームアーキテクチャからの選択その 1 ミッドレンジ デュアル コントローラ ハイエンド マルチ コントローラ 高可用性を実現するデザイン コンポーネントの活性交換ファーム更新時に最大 50% 性能低下 * ミラーキャッシュ, 冗長コントローラ コントローラ単位のキャッシュ共有 障害時のインパクト : 最大 50% の性能低下 * *2 コントローラに 100% 負荷時 ) 継続運転を実現するデザイン ファーム更新などの計画停止でも性能維持 グローバル キャッシュ, CPUリソース共用 サーバ毎の動的保証のキャッシュ割り当て 障害時のインパクト : アプリケーションへの影響を極小化 11
階層ストレージ プラットフォームアーキテクチャからの選択その 2 CX ミッドレンジ LUN 0 A LUN 1 B B DMX ハイエンド A A LUN 0 LUN 1 B B A CMI B A B LUN 0 A B LCC BA LUN 0 LCC A B LUN 1 A B LUN 1 B 12
エンタープライズ フラッシュ ドライブ発売から 1 年で 76% 価格ダウン ~40X EFD vs FC ドライブ ~22X ~8X 1Q08 2Q08 3Q08 4Q08 1Q09 13
EFD は TCO 削減が可能 データベース環境例 : Capacity 20,000 IOPS 必要な 1TB のデータ ベース 14
EFD および SATA の適 Flash Drive 採用検討 SATA II 採用検討 15
EFD + SATA の階層化でコスト削減 (Symmetrix DMX-4 の例 ) 18% 18% 低いコスト保守費やソフトライセンスも含め 8 x 73GB EFD 38% 向上ディスク合計 IOPS 64,000 vs 40,000 IOPS* 購入金額 240 x 300GB 15K FC ディスク 63 TB 136 x 300GB 15K FC ディスク 24 x 1TB SATA 63 TB 17% 削減電力量 6.48 kva vs 7.82 kva 30% 削減ディスク ドライブ数 168 EFD+FC+SATA vs 240 FC * EFD = 5,000 IOP/disk FC 15K = 167 IOP/disk SATA = 80 IOP/disk 16
階層化で新規システム導入を抑制 階層化ストレージは設置面積の削減も可能 階層化 将来の増設に備えて 72 ドライブの空きスロットを確保 63TB 240 FC Disks 63TB 168 EFD+FC+SATA ディスク 17
階層化で重要な機能その 1 ( 無停 データ移動 ) 仮想 LUN テクノロジー ストレージ階層間での無停 のデータ移動 パフォーマンスの向上 コスト削減 階層 1 のアプリケーション フラッシュ フラッシュ フラッシュ フラッシュ フラッシュ フラッシュ 仮想 LUN テクノロジー LP SATA LP SATA LP SATA LP SATA LP SATA LP SATA 階層 2 のアプリケーション 18
用可能なパフォーマンス階層化で重要な機能その 2 (QoS_ サービス品質管理 ) 高優先度 中優先度 低優先度 OLTP メール ファイル サービス テストと開発 Navisphere Quality of Service Manager を使用使CLARiX CX-4 Symmetrix DMX-4 Dynamic Cache Partitioning 共有 OLTP とディスク バックアップ ワークロードの動的キャッシュ バックアップ実行時の OLTP1 (DCP なし ) OLTP1のベース ライン間時間 OLTP1 with backups and DCP ( バックアップがない時 ) 0 ( 分 ) 5 答時パーティション作成応統合されたアプリケーション 19
その 3 仮想化 ファイル アプリケーションサーバ 10:1-15:1 サーバ仮想化 CIFS NFS iscsi 階層 0/1 階層 2 FC リモートコピー ローカルコピー 容量の仮想化仮想プロビジョニングによる利 効率化と運 コスト削減 階層 3 1 次データ バックアップ 20
従来の容量割り当て ホストへの容量 = 物理容量 2TB 7TB 1TB 2TB 5TB 2TB 3TB 使用容量 5TB 物理容量 10TB = 利用率約 50% 21
容量の仮想化 ( 仮想プロビジョニング ) で利 率を向上 ホストへの容量 = 物理容量 2TB 7TB 1TB 2TB 5TB 2TB 3TB 共通プール 2TB 使用容量 5TB 物理容量 6TB = 利用率約 80% 22
簡単な容量割り当て作業で運用コスト削減 容易に作成可能 :3 回のユーザー のみで作成できる プール名 : たとえば Test & Dev Pool 2 リソース : ディスク数または容量 保護レベル : RAID 5 または 6 容易に変更可能 プールにドライブを追加することによりプールのサイズを拡張 次のツールを使 することで容易に監視可能 % フルの閾値によるアラート ストレージ容量のレポート Test & Dev Pool 2 ディスク ドライブ 23
その 4 活性データのアクティブ アーカイブ ファイル アプリケーションサーバ 2/3 は 活性データ CIFS NFS iscsi FC リモートコピー プライマリ ストレージ領域の効率化 バックアップ対象の削減 階層 0/1 階層 2 ローカルコピー 階層 3 非活性データ 1 次データ バックアップ 24
その 5 重複除外 ( 排除 )+ 圧縮 ファイル アプリケーションサーバ 98% バックアップデータ削減 CIFS NFS iscsi 階層 0/1 階層 2 階層 3 FC リモートコピー ローカルコピー B2D の経済性を向上 プライマリ ストレージ領域の効率化 (30 40% の削減 ) 圧縮 + 重複除外 非活性データ 1 次データ 重複除外 バックアップ 25
複製 バックアップと 構造化データで 70% 以上 (EB) 複製 バックアップデータ 非構造化データ 構造化データ Source: IDC, Jan. 2007 26
ファイル保存の現状 使用頻度が低いデータ またはアクセスの少ないデータをプライマリ ストレージに保持することは コスト増加と効率低下を招く オープン システムのデータの51% は 不要か 重複しているか ビジネスに関係していない データの68% は 90 日以上アクセスがない 予期しないサーバ停止の55% は ディスク容量の消費が原因 ストレージの拡大に対応するためには 管理効率を毎年 60% 向上させる必要がある アクティブデータ アクセスの少ないデータ 使用頻度が低いデータ 出典 : SNIA/Source Consulting 27
重複除外を促進する市場動向 重複除外の重要性 非常に重要 現在導入を検討しているテクノロジー重複除外 59% ネットワーク ストレージ分野が成長している最大の理由事業拡大 / データの増大 64% データの重複除外 は ネットワーク ストレージ分野が成長している理由の第 8 位 10% 複製によるデータの共有 重複除外機能の適用対象として最も適しているもの 非構造化ファイル 65% 重複除外の最も重要な機能 重複除外の有効性の高さ 40% 導入済み 24% 重複除外機能の導入 評価段階 / 時期は未定だが導入する予定 55% 導入予定なし 21% 出典 :TheInfoPro Wave 11 Storage Study 2008 年 28
主要なファイル システムの容量削減 法 対象環境 : 従来のファイル共有環境 ( オフィス シェア / ファイル ホーム ディレクトリなど ) テクノロジー標準的な削減効果リソース消費 ファイル レベルの重複除外 10% 低 固定ブロックの重複除外 20% 高 可変ブロックの重複除外 28% 高 圧縮 40~50% 中 ブロック型 可変ブロック型 圧縮型のそれぞれの優劣を示すものではなく 運用に影響を与えることなく どの程度ストレージのニーズを軽減できるか を表したもの 29
実 的な重複除外 (+ 圧縮 ) の適 活性データ 非活性データ 2/3 1/3 バックアップ Avamar ソースでの重複除外 Disk Library ターゲットでの重複除外 1 次ストレージ容量削減 重複除外 FC-SAN 重複除外 IP (CIFS/NFS) 重複除外 データ 活性 非活性データ 圧縮 + 重複除外 容量削減 本番サービスへの影響小 仮想サーバ 遠隔拠点 高性能 導入容易 圧縮 + ファイルレベル重複除外 可変ブロックの重複除外 30
重複除外 + 圧縮の導 前 Archive First 一次ストレージ バックアップ DR サイト バックアップ 20TB( データベースなど ) 80TB( ファイル ) 100TB フル * 12 10TB 差分 * 6 100TB 1,260TB 1,360TB 2,720TB 31
重複除外 + 圧縮を導入後 Archive First 次ストレージのファイルデータ約 40% バックアップデータ約 90% 削減一次ストレージバックアップ DRサイト データ 活性 非活性データ 重複除外 圧縮 + 重複除外 容量削減 20TB( データベースなど ) 50TB 80TB( ファイル ) 100TB フル * 12 10TB 差分 * 6 70TB 100TB 126TB 1,260TB 196TB 1,360TB 392TB 2,720TB 約 85% の容量を削減 32
その 6 EMC のお客様では容量が 10% 増加でも省電 化 消費電力設置面積冷却設備 33
まとめ ファイルサーバ アプリケーションサーバ リモートコピー ローカルコピー 1 次データ バックアップ 34
EMC の保存効率化 ( その 1 統合 ) ファイル アプリケーションサーバ CIFS NFS iscsi FC リモートコピー ローカルコピー 従来のストレージより 2 倍以上保存ができる! 1 次データ バックアップ 35
EMC の保存効率化 ( その 2 階層化 ) ファイル アプリケーションサーバ CIFS NFS iscsi 階層 0/1 FC リモートコピー ローカルコピー フラッシュと SATA ドライブをうまく階層化でコスト削減を 階層 2 階層 3 1 次データ バックアップ 36
EMC の保存効率化 ( その 3 仮想化 ) ファイル アプリケーションサーバ CIFS NFS iscsi 階層 0/1 階層 2 FC リモートコピー ローカルコピー 容量の仮想化で利用率 30% アップを目指して 階層 3 1 次データ バックアップ 37
EMC の保存効率化 ( その 4 アクティブ アーカイブ ) ファイル アプリケーションサーバ CIFS NFS iscsi 階層 0/1 階層 2 階層 3 FC リモートコピー ローカルコピー 2/3 あるといわれる非活性データを見た目を同じで最適に保存 非活性データ 1 次データ バックアップ 38
EMC の保存効率化 ( その 5 重複除外 + 圧縮 ) ファイル アプリケーションサーバ CIFS NFS iscsi 階層 0/1 階層 2 階層 3 FC リモートコピー ローカルコピー バックアップや非活性ファイルを削減しながらきっちり保存 圧縮 + 重複除外 非活性データ 1 次データ 重複除外 バックアップ 39
EMC の保存効率化 ( その 6 省電 化 ) ファイル アプリケーションサーバ CIFS NFS iscsi 階層 0/1 階層 2 階層 3 FC リモートコピー ローカルコピー EMC 保存効率化で容量が増えても電力削減! 圧縮 + 重複除外 非活性データ 1 次データ 重複除外 バックアップ 40
利用率を上げる 容量を減らす EMC ジャパン株式会社