EMC NetWorker が EMC Data Domain Boost との統合により重複除外のサポートを完成 THE CLIPPER GROUP ナビゲータ TM 1993 年創刊レポート番号 TCG LE 2010 年 10 月 4 日 EMC NetWorker が EMC D

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1 EMC NetWorker が EMC Data Domain Boost との統合により重複除外のサポートを完成 THE CLIPPER GROUP ナビゲータ TM 1993 年創刊レポート番号 TCG LE 2010 年 10 月 4 日 EMC NetWorker が EMC Data Domain Boost との統合により重複除外をサポート アナリスト :Michael Fisch 概要 1+1 を 3 とするような 素晴らしいソリューションがときおり現れることがあります EMC Data Domain Boost はそのようなソリューションです サポートされているバックアップ アプリケーション ( この場合は EMC NetWorker) と組み合わせて使用することにより DD Boost は バックアップ プロセスを高速化し バックアップ サーバに与える影響を軽減し それと同時に 重複除外バックアップの管理を NetWorker Management Console に一元化し 効率化します これらはソフトウェアによって可能になるため Data Domain の既存のお客様はハードウェアを追加する必要はありません EMC Avamar との統合に続く NetWorker と DD Boost との統合により 従来のバックアップと重複除外バックアップのための統合された一元管理ソリューションが完成しました Avamar と Data Domain を NetWorker に統合することで このバックアップ アプリケーションは 企業が次世代のテクノロジーを採用するための革新的な手段を提供することができます DD Boost について また DD Boost と NetWorker との統合が成功をもたらすものと当社が確信している理由について 次に詳しく説明します NetWorker と Data Domain Boost の統合 EMC による NetWorker と Data Domain Boost の統合により よりシンプルでより予測可能な また よりサポート性の高いソリューションを実現する包括的なソフトウェアおよびハードウェア ソリューションがもたらされます EMC Data Domain EMC Data Domain は 業界で最も広く採用されている重複除外ストレージ システムです これは IP 経由でファイル サーバ (CIFS NFS) として ファイバ チャネル経由で仮想テープ ライブラリとして またはバックアップが最適化された DD Boost データ アクセス方式を使用してバックアップ アプリケーションに接続することで バックアップ環境に容易に統合できるインライン重複除外アプライアンスです Data Domain は高パフォーマンスのスループットを提供し 通常はデータの量を 10~30 分の 1 に削減します これらのシステムは 災害復旧サイトに対して 重複除外データのネットワーク効率に優れたレプリケーションも提供します EMC NetWorker EMC NetWorker は 大規模な顧客ベースを持つエンタープライズ バックアップ アプリケーションです EMC は 従来および次世代のバックアップ / リカバリ機能のための統合プラットフォームとして NetWorker を進化させてきました NetWorker は 物理 仮想両方の幅広い異機種混在環境に一元化されたバックアップとリカバリを提供します その機能として SAN NAS DAS ストレージ 各種アプリケーション オペレーティング システム アプリケーション使用中のオフホ目次 ストの ホット バックアップ 256 ビット AES ファイル暗号化 データ セキュリティを確保するためのユーザー認証などのサポートが含まれます 今日では Avamar のクライアント ベースのストレージ システムに加え Data Domain の重複除外ストレージ システムとの密接な統合により NetWorker はデータ重複除外もサポートしています Navigating Information Technology Horizons SM NetWorker と Data Domain Boost の統合...1 EMC NetWorker と Data Domain および Avamar...3 Conclusion...4 The Clipper Group, Inc.: 技術導入コンサルタント インターネット パブリッシャ One Forest Green Road Rye, New Hampshire U.S.A ( 電話番号 ) ( ファックス番号 ) Web サイト : コメント送付先 :editor@clipper.com SM

2 2010 年 10 月 4 日 The Clipper Group Navigator TM 2 ページ Data Domain Boost DD Boost は Data Domain 重複除外ストレージ システムのターボチャージャのようなものです これは バックアップ プロセスの高速化 バックアップ サーバに与える影響の軽減 バックアップ アプリケーション内部の重複除外管理の合理化を同時に行うソフトウェア オプションです これらの機能がソフトウェアだけによって実現されるため Data Domain の既存のお客様はハードウェアを追加する必要がありません 高速のパフォーマンスを実現するための重複除外の分散 EMC から入手した数値によると DD Boost によってパフォーマンスが大幅に高速になります バックアップ時間を最大で 50% 短縮 バックアップ サーバに与える影響を 20~40% 軽減 LAN のバックアップ トラフィックを 80~99% 削減それでは DD Boost はパフォーマンスの高速化と影響の軽減をどのように達成しているのでしょうか DD Boost は 重複除外処理の負荷の一部をバックアップ サーバに分散し その他の処理を Data Domain システムで実行するため これを文字どおり独創的なソリューションと言うこともできます (DD Boost がない場合は Data Domain システムがすべての重複除外処理を行う ) DD Boost と統合された NetWorker ストレージ ノードは データを可変長セグメントに分割することで 重複除外プロセスの一部を実行します 次に ストレージ ノードが そのセグメントが一意であるかどうかを Data Domain システムで確認し 一意のすべてのデータ セグメントを圧縮し ネットワーク経由で送信します 受信側の Data Domain システムは重複除外プロセスを完了し 一意の圧縮されたデータをディスクに書き込みます DD Boost は ストレージ ノードと Data Domain システムの間の通信も最適化します バックアップ環境では ディスク ストレージ デバイスは 通常は VTL( 仮想テープ ライブラリ ) や CIFS または NFS を実行するファイル サーバとして機能します データ スループットは これらのプロトコルのオーバーヘッドや制限に左右されます DD Boost は 特にバックアップ データのスループットを高速にするために最適化されています 重複除外処理によって加わる負荷よりも I/O 処理の削減分の方が大きいため DD Boost によって NetWorker ストレージ ノードの全体的なリソース負荷は減少します DD Boost は 最初に比較によって冗長なデータを特定し ネットワーク経由で送信するデータを大幅に削減できるようにします この場合は 最も負荷の大きい処理はデータ転送です したがって 実質的にはバックアップ サーバにおける CPU 使用率が下がり バックアップ ジョブの実行が高速になります EMC は DD Boost ソフトウェア コンポーネントを NetWorker ストレージ ノードに直接統合しました このアプローチでは バックアップ サーバの API レイヤを通るというオーバーヘッドが回避されます したがって 最適なパフォーマンスと機能を実現し この統合は最大限に合理化されています DD Boost の重複除外は 通常は Data Domain システム用であるためインラインで処理を行ないます インライン重複除外とは バックアップ ジョブの実行後に重複除外を行うポスト処理手法を使用する場合とは異なり バックアップの際にデータをリアルタイムで処理するという意味です 実際には DD Boost の重複除外の分散にはリアルタイムの処理が必要なため インライン アプローチだからこそ可能なのです インライン重複除外では 重複除外が解除されたデータ用のディスク バッファが不要なため 使用するストレージ容量が小さくなります また 重複除外データの迅速なリモート レプリケーションも可能なため 保護が強化され DR への対応性が向上されます NetWorker Management Console を使用した Data Domain の管理 DD Boost によって NetWorker Management Console から Data Domain システムを管理できるようにもなり 重複除外バックアップ / リカバリのための 1 つの管理ポイントが管理者に提供されます 検出と設定のウィザード DD Boost との統合により 重複除外バックアップ用に Data Domain システムを設定するプロセスを順を追って説明するウィザードが NetWorker Management Console で提供されるようになりました NetWorker はシステムを自動的に検出し そのシステムに AFTD ( 高度なファイル タイプ デバイス ) や VTL とは異なる独自の Data Domain デバイス タイプを割り当てます 一度設定された Data Domain デバイスは クライアント バックアップのターゲットとして機能することができ 管理者は 他のターゲット デバイスと同様に NetWorker で重複除外バックアップのポリシーを設定できます

3 2010 年 10 月 4 日 The Clipper Group Navigator TM 3 ページ クローン制御のレプリケーション DD Boost を使用すると NetWorker のクローン作成ワークフローで Data Domain システムのレプリケーションを管理し 制御できます クローン作成は データ セットのコピーを作成するための NetWorker の機能です 従来はバックアップ テープのコピーに使用されていましたが ディスクやテープなど すべてのバックアップに適用されます クローン作成ワークフローによって 自動コピーをスケジュールし 保存期間を定義することができます また 使用可能なすべてのコピーのカタログも作成されます ストレージ側では Data Domain Replicator は ローカルおよびリモート Data Domain システム間でデータをレプリケートするソフトウェア オプションです レプリケーションは DR 支店データの保護 複数サイトのバックアップの統合 長期間のアーカイブに使用されます DD Replicator は一意のデータ セグメントだけをネットワーク経由で送信するため 他の非同期レプリケーション テクノロジーよりも必要な帯域幅が大幅に小さくなります クローン制御のレプリケーションによって NetWorker は重複除外レプリケーションと従来のフル バックアップ コピーの単一の管理ポイントとなります ユーザーは 管理者が選択した最も適切な時間にスケジュールを設定できます また 1 対 1 に加えて 1 対 N また複数サイトのレプリケーションを設定することができます NetWorker は レプリケートされたコピーをそのクローン カタログで追跡します ローカル コピーとリモート コピーについて個別の保存ポリシーを管理できます さらに NetWorker ストレージ ノードをリモート サイトで使用できる場合は 物理的な輸送という負担を発生させずに 長期のオフサイト アーカイブ用にフル テープ コピーを作成するためのソースとして Data Domain レプリカを使用することができます 監視とデータ収集レポート NetWorker には Data Domain の監視およびレポート機能があります NetWorker Management Console の内部には Data Domain と関連するバックアップについての 7 つの異なるレポートがあります 毎月または毎日のサマリーは バックアップ環境の概要と状況を管理者が確認するために特に有効です NetWorker は NetWorker Management Console を直接使用して セーブセットとシステム レベルの両方の重複除外比率を表示します NetWorker は 監視とシステム メンテナンスの目的で Data Domain システムの最大で 25 個の SNMP トラップを追跡します 次のようなデバイスに固有の特定のイベントが発生すると トラップにより管理者に対してアラートが自動的に生成されます ファイル領域アラーム : 未使用容量が少なくなっている NVRAM の障害 : 電子的なメモリを交換する必要がある 電源の障害 : 電源を交換する必要がある スペア ディスクなし :RAID の再構築の場合はディスクを追加する必要があるこのような監視およびレポート機能により NetWorker は Data Domain 重複除外ストレージ システムを含むバックアップ環境の単一の管理 / デバイス メンテナンス ポイントとなります この結果 エンタープライズ バックアップ / リカバリ向けの統合プラットフォームとしての NetWorker の機能が強化されます 詳細 DD Boost は IP ネットワークだけでサポートされています ファイバ チャネル SAN 経由での Data Domain の実行を希望する企業は VTL ソフトウェア オプションを使用することができます EMC NetWorker と Data Domain および Avamar EMC Avamar 1 との緊密な統合に続く NetWorker と Data Domain Boost との統合により 従来のバックアップと重複除外バックアップのための統合された包括的なソリューションが完成しました NetWorker 2 自体は 大規模なインストール ベースを持つ業界トップのエンタープライズ バックアップ アプリケーションです Avamar は 業界をリードするクライアント重複除外バックアップ ソフトウェアです Data Domain は 業界をリードする重複除外ストレージ システムです これらの 3 つの製品を NetWorker Management Console の単一の管理 / スケジュール / レポート ポイントと組み合わせることで ディスク ベースのバックアップ / リカバリ向けに多くの機能が提供されます NetWorker は 従来のバックアップ テクノロジーから次世代のバックアップ テクノロジーへの架け橋となり その革新的なパスとなります さらに ディスク ベースのバックアップは ここ 10 年間でのバックアップ / リカバリの最大のトレンドであり データ重複除外はそのための重要なイネーブリング テクノロジーです ディスクは テープよりもはるかに高速にバックアップとリストアの両方を実行できるため 増加するデータ保護要件に対応する手段として 企業はディスクをこぞって採用してきました データ重複除外によってバックアップ データが 10~30 分の 1 以下まで削減されるため この採用はさらに促進され ディスクは低コストのバックアップ ストレージ メディアとなりました 年 3 月 30 日付けの The Clipper Group Navigator EMC NetWorker Evolves into a Unified Platform for Traditional and Next-Gen Backup and Recover ( を参照してください 年 6 月 8 日付けの The Clipper Group Navigator EMC NetWorker and Avamar An Integrated Pair for Traditional and Deduplication Backup ( を参照してください

4 2010 年 10 月 4 日 The Clipper Group Navigator TM 4 ページ Avamar の重複除外では データをネットワーク経由でバックアップ サーバまたはストレージ ノードに送信する前に クライアント ( 通常はサーバ ) で冗長データを特定し 排除します 最初のフル バックアップの後 以降のすべてのバックアップでは 変更されたサブ ファイル データだけを送信します Avamar は 1 つのクライアント内部だけではなく データ保護ドメイン全体で新しい変更されたデータを特定することができます 通常は クライアント側での重複除外は従来のバックアップよりもはるかに高速です これは 毎回バックアップされるデータが少ないからです この結果 ネットワーク トラフィックとストレージ容量の要件が緩和されます クライアントに重複除外処理が加わった場合でも データの差分変化率がそれほど高くない限り (1 日に 10~20% 未満 ) バックアップ ジョブは高速になります クライアント側での重複除外は リモート オフィスや支店でのバックアップの統合 サーバの仮想化 デスクトップおよびラップトップ またファイル サーバで特に有効です Data Domain の重複除外ストレージ システムは システムに取り込むときのバックアップの実行時に冗長なデータを特定し 排除します DD Boost は 重複除外プロセスの一部を NetWorker ストレージ ノードに分散させます 重複除外ストレージ システムは 既存のバックアップ プロセスとポリシーのための実質的なプラグ アンド プレイ ソリューションです バックアップ インフラストラクチャを大きく変更する必要はありません これは データの変化率が大きいトランザクション アプリケーションや 迅速なリカバリが必要な大量のデータが含まれるホスト サーバの高優先度リカバリなどでも有効です 重複除外ソフトウェアとストレージ システムは相互に補完し合うテクノロジーであり それぞれに異なるメリットがあるため 企業はそのいずれか または両方の導入を選択することができます 最後に NetWorker 向け DD Boost は バックアップ インフラストラクチャで Data Domain や NetWorker を使用している企業に必須のオプションです また これらの両方の製品を特徴とする EMC ソリューションの導入を検討しているすべてのお客様にとっても大きなメリットとなります パフォーマンスの強化 レプリケーション管理 管理の合理化によって 非常にパワフルな機能の組み合わせが実現されます DD Boost は 巧妙な処理を通じてバックアップ サーバと LAN に与える影響を実際に軽減します このような管理の統合によって NetWorker Management Console からすべてを一元的に実行し 重複除外バックアップや Data Domain システム間のレプリケーションまでもスケジュールできるようになります EMC Avamar および EMC Data Domain との統合により EMC NetWorker は 広い意味で従来の重複除外バックアップから次世代の重複除外バックアップへの移行を促進するかなめとしての役割を果たすようになりました NetWorker と Avamar /Data Domain の組み合わせによって このような移行に関心を持つ企業に移行のための容易な道筋がもたらされます SM

5 2010 年 10 月 4 日 The Clipper Group Navigator TM 5 ページ The Clipper Group, Inc. について The Clipper Group, Inc. は エンタープライズ クラスの複雑な情報テクノロジーに関する導入の判断と戦略的なアドバイスを専門にしている独立系コンサルタント企業です 当社では 平均 25 年以上の実社会経験を持つ業界のプロフェッショナルによりチームを構成しています さまざまなアプリケーションや環境をカバーする豊富な経験を備えたスタッフ コンサルタント チームが当社の能力を強化しています The Clipper Group へのお問い合わせ : ( 電話 ) または (Web サイト ) 著者について Michael Fisch は The Clipper Group の寄稿アナリストです コンピュータ業界において 14 年以上に渡りマーケティング セールス エンジニアリングを担当した経験があり ここ 9 年間は Clipper のアナリストを務めています Clipper への入社前には EMC Corporation において サービス プロバイダ担当のマーケティング プログラム マネージャと競合市場アナリストを務めました それ以前には Extended Systems (Sybase による合併後 ) で国際的なチャネル開発 製造 および技術サポートを担当していました Babson College で MBA を University of Idaho で電気工学の学士号を取得しています Michael Fisch へのお問い合わせ :mike.fisch@clipper.com( メール ) または ( 内線 :211 自動応答が聞こえたら 211 とダイヤルしてください ) 商標とサービス マークについて The Clipper Group Navigator The Clipper Group Explorer The Clipper Group Observer The Clipper Group Captain s Log The Clipper Group Voyager Clipper Notes および clipper.com は The Clipper Group, Inc. の商標であり 帆船の絵 Navigating Information Technology Horizons および teraproductivity は The Clipper Group, Inc. のサービス マークです The Clipper Group, Inc. は 自社の商標とサービス マークに関するすべての権利を保有します 記載されている他のすべての商標などは 各所有に帰属します 開示 The Clipper Group の幹部社員および社員は 個人として 直接または間接的に 本レポートで説明している企業の株式を所有している場合があります The Clipper Group の企業ポリシーでは 幹部社員および社員が対象企業の公開株式の 1 パーセント以上を保有することを禁じています The Clipper Group, Inc. はそのような企業の株式を保有していません clipper.com でのレポートの公開後 The Clipper Group はすべてのベンダーとユーザーに対し 当社の出版物の使用ライセンスを有料で提供しています Clipper の Web ページへのリンク 他の Web サイトへの Clipper の文書の掲載 ハードコピーの印刷には使用料金が発生します 当社の出版物のうち このように使用ライセンスを提供しているものは 2 分の 1 未満です さらに アナリストは多くのベンダーのブリーフィングに定期的に参加しています 時には ブリーフィングに参加するために Clipper のアナリストが交通費や宿泊費 会議の参加費の補助をベンダーから受けることがあります The Clipper Group は 情報収集を目的としたこのようなイベントに参加するための報酬を請求することはありません さらに 一部のベンダーが バインダ プレゼンテーションが含まれる USB ドライブ その他の会議の関連用品などを Clipper のアナリストに提供することがあります 本レポート記載の情報について The Clipper Group は 本レポート記載の情報が正確であることを確信しています また 本レポートで説明している製品のメーカー 販売代理店 ユーザーなど 幅広い情報源から得られたデータの信頼性を確信しています The Clipper Group, Inc. は 本レポートに記載された情報や意見を利用した結果生じた損害については 一切の責任を負いません