函館市工業団地等土地の貸付け実施要綱 ( 趣旨 ) 第 1 条この要綱は, 厳しい産業経済情勢の中で, 企業立地を促進し, 本市工業の高度化および地域経済の活性化を図るため, 市長が指定する工業団地の土地に係る 1 0 年以内の購入を条件とする借地借家法 ( 平成 3 年法律第 9 0 号 ) 第 2 3 条第 2 項に定める事業用定期借地権等または民法第 5 9 3 条に定める使用貸借による貸付け ( 以下 貸付け という ) の実施について, 必要な事項を定めるものとする ( 市長が指定する工業団地等 ) 第 2 条前条の市長が指定する工業団地等は, 函館臨空工業団地および函館テクノパークとする ( 貸付けの対象企業 ) 第 3 条借地借家法第 2 3 条第 2 項に定める事業用定期借地権等による貸付けを受けることができる企業は, 次条に定める事業を営み, 工場等 ( 工場, ソフトウェアハウス, 試験研究施設, 倉庫等保管施設, 流通施設その他事業の用に供する施設をいう 以下同じ ) の新設または増設を行おうとする企業であって, 1 0 年以内に前条の工業団地等の工業用地 ( 以下 対象土地 という ) を購入する計画を有するとともに, 対象土地を取得するまでの間その貸付けを受けることを希望し, かつ, 貸付けに係る契約保証金および土地貸付料の支払が可能であると市長が認定したものとする 2 民法第 5 9 3 条に定める使用貸借による貸付けを受けることができる企業は, 次条に定める事業を営み, 工場等の新設を行おうとする企業であって, 市外に本社を置く企業 ( 市内進出後 5 年以内の企業に限る 以下 市外企業 という ) のうち, 市長が認定したものとする ( 立地可能業種等 ) 第 4 条市長が指定する工業団地等で営むことができる事業は, 次のとおりとする (1) 函館臨空工業団地にあっては, はん用機械器具製造業, 生産用機械器具製造業, 業務用機械器具製造業, 電気機械器具製造業, 輸送
用機械製造業その他市長が適当と認める事業 (2) 函館テクノパークにあっては, 研究所, 情報サービス業, デザイン業, システムハウス, 製造業その他市長が適当と認める事業第 5 条対象土地の貸付けを受けようとする企業は, 別に定める申込書により市長に申込むものとする 2 市長は, 前項の規定による申込みがあったときは, 次条に定める函館市工業用地貸付審査委員会の意見を聴いて, その諾否を決定し, 当該申込みをした企業に通知するものとする 3 前項の規定により対象土地の貸付けについて承諾の旨の通知を受けた企業 ( 以下 認定企業 という ) は, 市長と当該対象土地に係る賃貸借契約または使用貸借契約を締結するものとする ( 工業用地貸付審査委員会 ) 第 6 条市長は, 対象土地の貸付けの申込みについて審査させるため, 函館市工業用地貸付審査委員会 ( 以下 委員会 という ) を設けるものとする 2 委員会の構成その他必要な事項は, 別に定める ( 土地の購入希望との調整 ) 第 7 条市長は, 同一の対象土地について, 購入の希望と貸付けの希望とが重複したときは, 購入の希望を優先するものとする ( 借地権および契約期間 ) 第 8 条第 3 条第 1 項の対象土地の貸付けは, 借地借家法第 2 3 条第 2 項に定める事業用定期借地権等によるものとし, 賃貸借契約の期間は, 1 0 年間とする 2 第 3 条第 2 項の対象土地の貸付けは, 民法第 5 9 3 条によるものとし, 使用貸借契約の期間は, 1 0 年間とする ( 貸付料 ) 第 9 条第 3 条第 1 項の対象土地の貸付料は, 月額によるものとし, その額は, 次の算式により算定するものとする この場合において, その額に 1 0 円未満の端数があるときは, これを切り捨てるものとする 前年度の函館市の固定資産税の評価額を算定する方法によって算出
した価格 1. 7 / 1 0 0 1 / 1 2 2 第 3 条第 2 項の対象土地の貸付料は, 無償とする ( 契約保証金 ) 第 10 条第 3 条第 1 項の認定企業は, 第 9 条の契約を締結する前に, 前条の規定により算定した対象土地の貸付料の月額の 1 2 倍に相当する額の契約保証金を市に納付するものとする 2 第 3 条第 2 項の認定企業は, 契約保証金を免除する 3 第 1 項の契約保証金は, 認定企業が契約期間の満了時までに当該対象土地を購入したときは, 返還するものとする この場合において, 契約保証金には, 利子を付さないものとする 4 市長は, 認定企業が, 対象土地に係る賃貸借契約に基づく義務を履行しないことにより損害を受けたときは, 第 1 項の契約保証金をもってその損害を補てんすることができるものとする ( 着工の開始期限および届出 ) 第 11 条認定企業は, 対象土地に係る賃貸借契約または使用貸借契約の締結の日から 3 月以内に, 当該対象土地を工場等の用途に供するための工事に着工するとともに, 別に定める様式によりその旨を市長に届け出るものとする ( 供用開始の届出 ) 第 12 条認定企業は, 対象土地の工場等の用途への供用を開始したときは, 別に定める様式によりその旨を市長に届け出るものとする ( 対象土地の購入 ) 第 13 条認定企業は, 第 9 条の期間中において, 随時に, 貸付けを受けた対象土地を購入することができるものとする この場合において, 認定企業は, 当該対象土地を取得しようとする日の 3 月前の日までに市長にその旨を届け出るものとする ( 原状回復 ) 第 14 条第 3 条第 1 項の認定企業は, 貸付けを受けた対象土地について, 第 9 条の期間の満了時までに購入できないとき, または同条の期間中に自らの責めに帰すべき理由により賃貸借契約を継続できなくなった
ときは, 自らの負担で当該対象土地に存する工場等構築物を撤去し, 原状に復して市長に返還するものとする ただし, 市長がその必要がないと認めるときは, この限りでない 2 第 3 条第 2 項の認定企業は, 貸付けを受けた対象土地について, 第 9 条の期間中に自らの責めに帰すべき理由により使用貸借契約を継続できなくなったときは, 自らの負担で当該対象土地に存する工場等構築物を撤去し, 原状に復して市長に返還するものとする ただし, 市長がその必要がないと認めるときは, この限りでない ( 使用貸借期間満了時の取扱い ) 第 15 条第 3 条第 2 項の認定企業は, 第 9 条の使用貸借期間が満了した時は, 貸付けを受けた対象土地について, 次の各号のいずれかを選択することができる ( 1 ) 第 3 条第 1 項の認定を受け賃貸借に移行する ( 2 ) 購入する ( 3 ) 原状回復して市に返還する ( 補則 ) 第 16 条この要綱に定めるもののほか対象土地の貸付けの実施に関し必要な事項は, 別に定める 附則この要綱は, 平成 1 4 年 4 月 1 日から施行する 附則この要綱は, 平成 2 0 年 4 月 1 日から施行する 附則この要綱は, 平成 2 3 年 7 月 20 日から施行する 附則この要綱は, 平成 2 5 年 4 月 1 日から施行する 附則この要綱は, 平成 2 9 年 4 月 1 日から施行する
附則 この要綱は, 平成 3 0 年 4 月 1 日から施行する