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資料コード : C120-E264-03 HRM/Server 取扱説明書

まえがき 本書の目的 本書は Solaris オペレーティングシステムでの保守作業支援ツールの取扱いについて説明したものです 本書の読者 本書は 本ソフトウェアを導入する管理者を対象としています 本書の構成 本書の構成と内容は次のとおりです 第 1 章概要 HRMの目的 動作 機能の概要について説明します 第 2 章 HRM/Server Solaris OSに導入するHRM/Serverの動作環境 起動と停止方法 HRM/Serverが出力するメッセージについて説明します 登録商標について UNIXは 米国およびその他の国におけるオープングループの登録商標です Sun, Solaris, HotJava, SunVTSは 米国およびその他の国における米国 Sun Microsystems, Inc. の商標もしくは登録商標です JavaおよびすべてのJava 関連の商標およびロゴは 米国およびその他の国における米国 Sun Microsystems, Inc. の商標または登録商標です FLEXlmは 米国 GLOBEtrotter 社の米国における登録商標です Microsoftは 米国 Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です Netscape, Netscape Navigator, Netscape Communicationsは 米国 Netscape Communications Corporationの商標です PostScriptは Adobe Systems Incorporatedの商標です そのほか 本書に記載されている会社名および製品名は それぞれ各社の商標または登録商標です Copyright 1998- Sun Microsystems, Inc. All rights reserved. Copyright 1995- GLOBEtrotter Software, Inc. Copyright 1995- Software Research Associates, Inc. All Rights Reserved. All Rights Reserved, Copyright FUJITSU LIMITED 2005 All Rights Reserved, Copyright PFU LIMITED 2005 ii

本製品は 一般事務用 パーソナル用 家庭用 通常の産業等の一般的用途を想定して開発 設計 製造されているものであり 原子力施設における核反応制御 航空機自動飛行制御 航空交通管制 大量輸送システムにおける運行制御 生命維持のための医療用機器 兵器システムにおけるミサイル発射制御など 極めて高度な安全性が要求され 仮に当該安全性が確保されない場合 直接生命 身体に対する重大な危険性を伴う用途 ( 以下 ハイセイフティ用途 という ) に使用されるよう開発 設計 製造されたものではありません お客さまは本製品を必要な安全性を確保する措置を施すことなくハイセイフティ用途に使用しないでください また お客さまがハイセイフティ用途に本製品を使用したことにより発生する お客様または第三者からのいかなる請求または損害賠償に対しても富士通株式会社およびその関連会社は一切責任を負いかねます 富士通株式会社平成 17 年 1 月 All Rights Reserved, Copyright 富士通株式会社 2003-2005 iii

目次 第 1 章 概要...1 1.1 目的...1 1.2 動作概要...2 1.3 機能概要...3 1.3.1 構成情報収集...4 1.3.2 装置情報の統計...4 1.3.3 ログ収集...4 1.3.4 一括ログ収集...5 1.3.5 診断...6 1.3.6 ストレージ結線情報...6 第 2 章 HRM/Server...7 2.1 動作環境...7 2.1.1 ソフトウェア環境...7 2.1.2 ハードウェア環境...7 2.1.3 動的ディスク資源...8 2.1.4 メモリ容量...8 2.1.5 スワップ容量...8 2.1.6 システムへの負荷...9 2.2 起動と停止...9 2.2.1 起動のための設定...9 2.2.2 起動方法... 11 2.2.3 停止方法... 11 2.3 メッセージ...12 2.3.1 メッセージログに出力するメッセージ...12 2.3.2 コンソールまたは起動端末に出力するメッセージ...12 図表目次 - 図 - 図 1 HRM の動作概要...2 図 2 HRM の使用イメージ...3 iv

第 1 章 概要 1.1 目的 Hardware Resource Monitor ( 以降 HRM) は 保守作業支援ツールです 本ツールを導入し稼働状態にしていただくことで 保守員が以下の作業を より迅速に実施することができるようになります 構成情報の収集 統計情報の収集 ログ情報の収集 稼働中のお客様業務に影響なく診断 これにより より確実な保守作業とお客様への的確な作業報告が可能となります お客様への御願い 本ソフトウェアは 当社技術員の保守専用端末と連携して動作いたします 保守作業時にお客様 LAN への接続許可をお願いする場合がありますので ご協力をお願いいたします 1

1.2 動作概要 HRM は サーバに常駐して動作する HRM/Server( コンポーネント名 :HRM-S, HRM エージェントとも呼ぶ ) と 当社技術員が持ち込む保守端末と連携して動作します HRM/Server は 情報収集や装置診断などサーバ OS 上で実行します なお System Management Console( 以降 SMC) のあるシステムでは SMC 上の HRM/Server も連携致します HRM/Server は お客様にインストール 起動していただくことで OS 上に常駐して動作します HRM/Server の各機能は 当社技術員が保守端末を LAN に接続させていただき操作します 保守端末 装置構成情報表示 構成情報比較 装置内統計情報表示 保守履歴管理 保守報告書作成など LAN 連携 連携 HRM-S ESF(*) OS ハードウェア PRIMEPOWER (1) 装置構成収集 (2) 装置情報の統計 (3) ログ収集 (4) 一括ログ収集 (5) 診断 (6) ストレージ結線情報 SN200 HRM-S ESF(*) OS ハードウェア PRIMEPOWER *)ESF: Enhanced Support Facility ETERNUS 図 1 HRM の動作概要 2

HRM の各機能は 次のようなイメージで使用します サーバ群 サーバ処理の指示情報表示 比較 保存 印刷レポート作成 保守端末 情報収集 / 診断実行 HRM/Server G LOG Data 結果 結果 当社技術員が保守作業時に保守端末を接続してサーバ状態を確認 図 2 HRM の使用イメージ 1.3 機能概要 ここでは HRM/Server で動作する以下の機能について説明します (1) 構成情報収集 (2) 装置情報の統計 (3) ログ収集 (4) 一括ログ収集 (5) 診断 (6) ストレージ結線情報 3

1.3.1 構成情報収集 HRM/Serever は ホストのハード構成 ファーム版数 ソフトウェア版数を収集します 収集契機は 当社技術員が保守作業時に保守端末より指示した時となります 当社技術員は 収集した構成情報により 装置状態 ( 正常 異常 ) や構成変化を確認することが出来ます 1.3.2 装置情報の統計 HRM/Serverは 以下の装置情報を定期的に統計します No 装置 統計する情報 1 IO-UNIT(SCSI 装置 ) Disk( リトライエラー ) 2 PW250/PW450 環境情報 CPU 温度 システムセンサー (2 箇所 ) システム吸気温度 1.3.3 ログ収集 HRM/Server は 以下のログ情報を収集します ファイル名 var/adm/messages var/opt/fjsvmadm/log/madmlog var/opt/fjsvmadm/log/pn00/error.log var/opt/fjsvmadm/log/pn00/pwr.log var/opt/fjsvhwr/scferrlog var/opt/fjsvhwr/scfpwrlog 説明メッセージログファイルマシン管理ログファイルマシン管理エラーログファイルマシン管理電源ログファイルマシン管理エラーログファイル (PRIMEPOWER 200,400のみ ) マシン管理電源ログファイル (PRIMEPOWER 200,400のみ ) ログ情報は 当社技術員が保守作業を実施する際に収集し 保守端末から確認します 4

1.3.4 一括ログ収集 HRM/Server は 以下のログ情報を一括して収集します ファイル名 var/opt/fjsvhrm/temp/hrm-snap_temp/vfstab var/opt/fjsvhrm/temp/hrm-snap_temp/showrev-p var/opt/fjsvhrm/temp/hrm-snap_temp/prtdiag-v var/opt/fjsvhrm/temp/hrm-snap_temp/pkginfo-l var/opt/fjsvhrm/temp/hrm-snap_temp/df-k var/opt/fjsvhrm/temp/hrm-snap_temp/prtconf-vp var/opt/fjsvhrm/temp/hrm-snap_temp/ps-ef var/opt/fjsvhrm/temp/hrm-snap_temp/etc_syslog.conf var/opt/fjsvhrm/temp/hrm-snap_temp/etc_services var/opt/fjsvhrm/temp/hrm-snap_temp/etc_system var/opt/fjsvhrm/data/ var/opt/fjsvhrm/config/ opt/fjsvhrm/update/ var/opt/fjsvhrm/log/ var/adm/messages var/opt/fjsvmadm/log/madmlog var/opt/fjsvhrm/temp/hrm-snap_temp/who_rb var/opt/fjsvhrm/temp/hrm-snap_temp/ifconfig_a var/opt/fjsvhwr/scferrlog var/opt/fjsvhrm/temp/hrm-snap_temp/isalist var/opt/fjsvhrm/temp/hrm-snap_temp/psrinfo_v var/opt/fjsvhrm/temp/hrm-snap_temp/etc_release var/opt/fjsvhrm/temp/hrm-snap_temp/prstat_c_3_2 var/opt/fjsvcsl/log/trace/messages ( 1) var/opt/fjsvhrm/temp/hrm-snap_temp/mc_log_view_err.out. PN${PNNO} ( 1) var/opt/fjsvhrm/temp/hrm-snap_temp/mc_log_view_pwr.out. PN${PNNO} ( 1) 説明 /etc/vfstab showrev p の出力 pritdiag vの出力 pkginfo l の出力 df k の出力 prtconf-vpの出力 ps efの出力 /etc/syslog.conf /etc/services /etc/system HRMのdataディレクトリの内容 HRMのconfigディレクトリの内容 HRMのupdateディレクトリの内容 HRMのlogディレクトリの内容 syslogログファイルマシン管理ログファイル /usr/bin/who -rb の出力 /usr/sbin/ifconfig -a の出力マシン管理エラーログファイル (PRIMEPOWER 200,400のみ ) /usr/bin/isalist の出力 /usr/sbin/psrinfo -v の出力 /etc/release の内容 /usr/bin/prstat -c 3 2 の内容 SCSマシン管理ログファイル SCSマシン管理エラーログコマンド実行内容 /opt/fjsvcsl/bin/mc_view_log -ownsc -file LOG -error -pn ${PNNO} 実装 PN 全てに発行 SCSマシン管理パワーログコマンド実行内容 /opt/fjsvcsl/bin/mc_view_log/-own sc -file PWRLOG -pn ${PNNO} 実装 PN 全てに発行 収集契機は 当社技術員が保守作業時に保守端末より指示した時となります HRM 機能で収集したログ情報は 保守端末へダウンロードします 1) SCS マシン管理に提供されている HRM/server の場合に収集します 5

1.3.5 診断 HRM/Server の診断には 予防保守を目的とし ユーザ業務と並行して定期的に動作し診断するパトロール診断と 当社技術員が保守作業時に装置交換後の装置正常性確認を目的としたハード診断があります パトロール診断の走行設定は お客様の許可をいただいたうえで 当社技術員が保守作業時に保守端末より実施します パトロール診断の結果 装置異常を検出した場合は メッセージログに記録します ハード診断は 当社技術員が保守作業時に保守端末より実施します ハード診断の結果は メッセージログには記録しません 1.3.6 ストレージ結線情報 HRM/Server は ストレージ結線情報を採取することができます 採取契機は 当社技術員が保守作業時に保守端末より指示します これにより 当社技術員は ストレージの結線状態 アクセスパスを確認することができ 結線の正常性もしくは異常を容易に確認することができます 6

第 2 章 HRM/Server 2.1 動作環境 本ソフトウェアを使用する場合には 以下のソフトウェア環境およびハードウェア環境を満たしている必要があります 2.1.1 ソフトウェア環境 1) 前提基本ソフトウェア本ソフトウェアを使用する場合 以下の基本ソフトウェアが必要です 項番基本ソフトウェア名 1 ( 日本語 )Solaris 8 OS ( 日本語 )Solaris 9 OS ( 日本語 )Solaris 10 OS ( ) 2) 必須ソフトウェアありません 3) 排他ソフトウェア排他ソフトウェアはありません 4) 特定機能を使用する場合に必要なソフトウェア必要なソフトウェアはありません 5) 必須パッチありません 備考 ( ) ストレージ結線情報機能 (SANtoolエージェント ) は 動作しません 2.1.2 ハードウェア環境 本ソフトウェアを使用する場合 以下のハードウェアが必要です 1) 主記憶 128M バイト以上 ( 最低 ) の主記憶容量が必要です 2) サポートハードウェア本ソフトウェアがサポートしているハードウェアは 以下のとおりです 項番機器名 備考 1 PRIMEPOWER 200/250/400/450/600/650/850/900/1500 いずれかの機種であること 2 SMC(System Management Console) 3) 特定機能を使用する場合に必要なハードウェア特にありません 7

2.1.3 動的ディスク資源 本ソフトウェアを以下のユーザ運用で動作させるとき 各ファイルシステムには インストールに必要な動的ディスク所要量として以下の表に示すディスク容量が必要です 項番ファイルシステム 1 /ver/opt/fjsvhrm/temp/ ファイルシステム 2 /var/opt/fjsvhrm/data/ ファイルシステム 3 /var/opt/fjsvhrm/logs/ ファイルシステム ディスク所容量運用内容 ( 単位 :Mバイト) 50 一括ログ生成一時ファイル構成情報収集一時ファイル 50 HRM/Server データファイル 100 HRM/Server ログファイル ( 統計情報 ログ情報など ) 2.1.4 メモリ容量 本ソフトウェアを以下の運用で動作させるときに必要なメモリ容量を示します 項番メモリ容量 運用内容 ( 単位 :Mバイト) 1 8 制御部のみ動作時 2 10 構成情報収集時以外の機能動作時 3 32 構成情報収集時 2.1.5 スワップ容量 本ソフトウェアを以下の運用で動作させるときに必要なスワップ容量を示します 項番 スワップ容量 運用内容 ( 単位 :Mバイト) 1 16 制御部のみ動作時 2 20 構成情報収集時以外の機能動作時 3 40 構成情報収集時 8

2.1.6 システムへの負荷 HRM/Server が起動されることによりシステム常駐し 統計情報の収集やパトロール診断を実施致します 業務運用中のシステムへの負荷につきましては 以下の通りです 構成 負荷 測定方法 CPU :1CPU(500MHz) 2% 未満 sarコマンドにて1 分測定時 メモリ :256MB 2.2 起動と停止 2.2.1 起動のための設定 HRM/Server(HRM エージェント ) はデフォルトで動作しない設定になっています 故障監視や定期統計収集を行なったり HRM/watcher と接続したりするためには HRM エージェントを有効に設定して 起動しておく必要があります HRM エージェントが無効状態では システムリブートをしても HRM エージェントは起動しません また 起動コマンド /opt/fjsvhrm/bin/hrmstart を実行しても次のエラーが出て起動しません # /opt/fjsvhrm/bin/hrmstart HRM agent is disabled. Please set it up using /opt/fjsvhrm/bin/setup.sh HRM を有効にするには 設定ツール /opt/fjsvhrm/bin/setup.sh を実行してください 以下のようなトップメニューが表示されます 注意 : setup.sh は 日本語 EUC が使える環境で実行してください # LANG=ja_JP.eucJP export LANG # /opt/fjsvhrm/bin/setup.sh ===== HRM 設定メニュー ===== 現在状態 : HRM エージェントは無効です 1 HRM エージェントを有効にする 2 HRM エージェントを無効にする 3 SANtool を有効にする 4 SANtool を無効にする 5 SANtool の IP アドレスを設定する 6 HRM( と SANtool) を起動する 7 HRM( と SANtool) を停止する 8 タイムゾーンチェックの無効化 / 有効化 9 終了する 番号を選択してください [?,??,q]: 9

現在状態の表示タイトルの下に 現在の設定状態を表示します メッセージ HRMエージェントは有効です HRMエージェントは無効です HRM エージェントは動作中です HRMエージェントは動作してません SANtoolは有効に設定されています HRMエージェントを起動すると一緒に起動します SANtool は無効に設定されています SANtoolエージェントは動作中です SANtoolエージェントは動作してません 設定変更メニュー各メニューの番号を入力して 設定を変更します 説明 HRMエージェントが有効になっています HRMエージェントが無効になっています HRMエージェントを起動することが出来ません 有効にするには メニュー 1 番を使ってください HRMエージェントが動作中 ( デーモンが走行中 ) です HRM/watcher から接続することが出来ます HRMエージェントは動作してません SANtoolは有効です HRMエージェントを起動すると一緒に起動します SANtoolが無効になっています HRMエージェントを起動しても SANtoolエージェントは起動しません SANtoolエージェントは動作中です SANtoolエージェントは動作してません 1 HRM エージェントを有効にする HRM エージェントを有効 ( 起動可能 ) に設定します 初期状態は無効になっているため 最初にこれが必要です 2 HRM エージェントを無効にする HRM エージェントを無効 ( 起動不可能 ) に戻します HRM エージェントが動作中のときは実行出来ません 3 SANtool を有効にする SANtool を使う場合は 本メニューで SANtool を有効にしてください インストール直後は無効になっています SANtool が有効な場合 HRM エージェントの起動と同時に SANtool エージェントも起動します SANtool を初めて使う場合は メニュー 5 番の IP アドレス設定も行なってください 4 SANtool を無効にする SANtool エージェントを起動しない設定に戻します SANtool エージェントが動作中のときは実行出来ません 5 SANtool の IP アドレスを設定する SANtool エージェントが通信に使う IP アドレスを設定します HRM/watcher と通信するアドレスを指定してください 6 HRM( と SANtool) を起動する HRM エージェントを ( 有効なら ) 起動します 同時に SANtool エージェントも ( 有効なら ) 起動します 7 HRM( と SANtool) を停止する HRM エージェントを停止します 同時に SANtool エージェントも停止します 8 タイムゾーンチェックの無効化 / 有効化 HRM はデフォルトではタイムゾーンが JST の環境でのみ動作します 本メニューからこのチェックの無効化 ( つまりどのタイムゾーンでも動作可能 ) 有効化 (JST でのみ動作可 ) をトグル変更します 9 終了する設定メニューを終了します 10

2.2.2 起動方法 次の手順で HRM/Server を起動してください HRM/Server を起動する場合は システムをリブートするか 以下のコマンドを実行してください # /opt/fjsvhrm/bin/hrmstart 2.2.3 停止方法 以下のコマンドを実行して HRM/Server を停止してください # /opt/fjsvhrm/bin/hrmstop 11

2.3 メッセージ HRM/Server が出力するメッセージ及びオペレータの処置は 以下のとおりです 2.3.1 メッセージログに出力するメッセージ メッセージ本文 hrm scheduler was stopped. 意味 HRM の制御プログラムが異常終了しました 対処 HRM/Server を再起動し 再度異常終了する場合は 富士通の技術員に連絡してください 2.3.2 コンソールまたは起動端末に出力するメッセージ メッセージ本文 HRM is started. 意味 HTM/Server が起動されました 対処 なし メッセージ本文 HRM is stopped. 意味 HTM/Server が停止しました 対処 なし メッセージ本文 Error: HRMpipe "/var/opt/fjsvhrm/hrm_pipe" is not exist. 意味 HRM/Server が通信に使うパイプファイルが見つかりません 対処 HRM/Server を再インストールしてください メッセージ本文 Error:HRM: hrmport is not defined in services of tcp. 意味 hrmport が /etc/services に定義されていません 対処 /etc/services に hrmport を追加し HTM/Server を再起動してください メッセージ本文 Error:failed to read HRM module list. filename="/opt/fjsvhrm/config/hrm_modules" 意味 hrm_modules ファイルが見つかりませんでした 対処 HRM/Server を再インストールしてください メッセージ本文 Error: the specified port is already in use. (port XXXX) 意味 hrmport で指定したポートがすでに使われています 対処 hrmport の番号を変更し HRM/Server を再起動してください 12