Nutanix Tips 冗長性設計のヒント 2018 年 12 月 7 日 日本アイ ビー エム株式会社 システムズ ハードウェア事業本部 Power Systems テクニカル セールス 1
Nutanix システムの冗長性の設計 耐障害性に関して 以下の 2 点を決定します Redundancy Factor ノードが何台ダウンしてもクラスターが稼動し続けるか? Replication Factor データを何重に持つか? 2
Redundancy Factor Redundancy Factor は何台までのノード障害に耐えられるかを指定します 値として 2 または 3 が設定可能です Redundancy Factor = 2 の場合 1 台のノード障害まで許容します 2 台のノード障害でクラスター全体の障害となります ノードは 3 台以上必要です Redundancy Factor = 3 の場合 2 台のノード障害まで許容します 3 台のノード障害でクラスター全体の障害となります ノードは 5 台以上必要です 3
Redundancy Factor ( 続き ) Redundancy Factor の考慮点 Redundancy Factor は初期セットアップの際に設定します 後で 2 から 3 に変更することも可能です 3 から 2 への変更はできません Prism の歯車アイコン 冗長性状態 Redundancy Factor=3 を設定するには 5 台以上のノードが必要です Redundancy Factor=3 を設定する場合 CVM(Controller VM) には 24GB 以上のメモリーを割り当てる必要があります 4
Replication Factor Replication Factor(RF) はデータの多重書き込みにより 冗長性を確保するための設定です CPU メモリ CPU メモリ CPU メモリ CPU メモリ CPU メモリ 値として 2 または 3 が設定可能 RF-2 コンテナ RF-3 コンテナ 5
Replication Factor ( 続き ) Replication Factor の考慮点 ストレージコンテナの作成時に設定します RF-2 のコンテナと RF-3 のコンテナの混在が可能です RF-3 のコンテナを作成するには クラスターの Redundancy Factor が 3 であることが必要です (= ノード 5 台以上 ) 6
設定のヒント 二重障害を避けるため ノード数が多い場合 (5 台以上 ) は Redundancy Factor=3 をお勧めします Redundancy Factor と Replication Factor の関係は右のとおりです Redundancy Replication 2 2 可 2 3 不可 3 2 可 3 3 可 Redundancy Factor=3 の場合 Replication Factor は RF-2 と RF-3 が混在できるので VM ごとの可用性条件に応じて Replication Factor を選択します 可用性条件に応じて RF-2 と RF-3 を選択することで ストレージ使用量とデータ冗長性のバランスを考慮できます 7
参考 Redundancy Factor 3 https://portal.nutanix.com/#/page/docs/details?targetid=web_console_guide- Acr_v4_5:arc_redundancy_factor3_c.html Tech TopX: Redundancy Factor vs. Replication Factor https://www.youtube.com/watch?v=tvphl52thdy 8
ワークショップ セッション および資料は IBM またはセッション発表者によって準備され それぞれ独自の見解を反映したものです それらは情報提供の目的のみで提供されており いかなる参加者に対しても法律的またはその他の指導や助言を意図したものではなく またそのような結果を生むものでもありません 本資料に含まれている情報については 完全性と正確性を期するよう努力しましたが 現状のまま 提供され 明示または暗示にかかわらずいかなる保証も伴わないものとします 本資料またはその他の資料の使用によって あるいはその他の関連によって いかなる損害が生じた場合も IBM は責任を負わないものとします 本資料に含まれている内容は IBM またはそのサプライヤーやライセンス交付者からいかなる保証または表明を引きだすことを意図したものでも IBM ソフトウェアの使用を規定する適用ライセンス契約の条項を変更することを意図したものでもなく またそのような結果を生むものでもありません 本資料で IBM 製品 プログラム またはサービスに言及していても IBM が営業活動を行っているすべての国でそれらが使用可能であることを暗示するものではありません 本資料で言及している製品リリース日付や製品機能は 市場機会またはその他の要因に基づいて IBM 独自の決定権をもっていつでも変更できるものとし いかなる方法においても将来の製品または機能が使用可能になると確約することを意図したものではありません 本資料に含まれている内容は 参加者が開始する活動によって特定の販売 売上高の向上 またはその他の結果が生じると述べる または暗示することを意図したものでも またそのような結果を生むものでもありません パフォーマンスは 管理された環境において標準的な IBM ベンチマークを使用した測定と予測に基づいています ユーザーが経験する実際のスループットやパフォーマンスは ユーザーのジョブ ストリームにおけるマルチプログラミングの量 入出力構成 ストレージ構成 および処理されるワークロードなどの考慮事項を含む 数多くの要因に応じて変化します したがって 個々のユーザーがここで述べられているものと同様の結果を得られると確約するものではありません 記述されているすべてのお客様事例は それらのお客様がどのように IBM 製品を使用したか またそれらのお客様が達成した結果の実例として示されたものです 実際の環境コストおよびパフォーマンス特性は お客様ごとに異なる場合があります IBM IBM ロゴ ibm.com AIX Db2 developerworks IBM Cloud IBM Watson POWER POWER8 POWER9 Power Systems PowerVM Rational および Watson は 世界の多くの国で登録された International Business Machines Corporation の商標です 他の製品名およびサービス名等は それぞれ IBM または各社の商標である場合があります 現時点での IBM の商標リストについては www.ibm.com/legal/copytrade.shtml をご覧ください Linux は Linus Torvalds の米国およびその他の国における登録商標です Windows は Microsoft Corporation の米国およびその他の国における商標です Java およびすべての Java 関連の商標は Oracle やその関連会社の米国およびその他の国における商標または登録商標です