IBM Presentations: Smart Planet Template

Similar documents
IBM i とクラウドのつなぎ 本アイ ビー エム株式会社 Power Systems テクニカル セールス 菅 丈

AIX yumの設定

(Microsoft PowerPoint - \212\356\222\262\215u\211\211_IBM Software&Cloud Innovation0513.ppt)

Bluemixにおける XXXXX

IBM Presentations: Smart Planet Template

Microsoft PowerPoint - 日本IBM (掲載用) _updatedV2 [互換モード]

PowerPoint プレゼンテーション

InfoSphereVDP Web掲載資料

PowerPoint プレゼンテーション

DB2 Web Query V2R2M1 導入手順書

PowerPoint プレゼンテーション

スライド 0

IBM Security Privileged Identity Manager

i が創る無敵の企業力

クラウド時代のIBM i バックアップ -IBM Cloud Storage Solution for i-のご紹介

AIX間通信の高速化_SMC-R構成ガイド_

IBM Rational Software Delivery Platform v7.0 What's

PowerPoint Presentation

2018年9月18日 PCクラスターコンソーシアム実用アプリケーション・シンポジウム IBM

Lotus Marketing Plan

Microsoft Word - Circular-Memory-Leak_Mitigation

PSQL v12 新機能のご紹介 ~ 認証要件変更に伴う運用の見直し ~ 株式会社エージーテック 2015 年 1 月 13 日

ILE RPGからWatson APIを使用_1.0

テキスト中の表記について 画面中に表示される文字の表記ウィンドウ ボタン メニューなど 画面に表示される文字は [] で囲んで表記しています 画面上に表示される選択肢や 入力する文字については で囲んで表記しています ディレクトリの表記本テキストではファイルのパスを表す際 すべてデフォルトのインスト

Title Slide with Picture

IoTデータを活用した設備保全業務の高度化

テキスト中の表記について 画面中に表示される文字の表記ウィンドウ ボタン メニューなど 画面に表示される文字は [] で囲んで表記しています 画面上に表示される選択肢や 入力する文字については で囲んで表記しています ディレクトリの表記本テキストではファイルのパスを表す際 すべてデフォルトのインスト

(Microsoft PowerPoint - DB2 Web_Query for i \203\201\203^\203f\201[\203^\215\354\220\254_ ppt)

FUJITSU Software Systemwalker Centric Manager Lite Edition V13.5 機能紹介資料

スライド 1

Title Slide with Picture

SCM550 在庫 / 購買管理パラメータ設定. コース概要 コースバージョン : 15 コース期間 : 5 日間

JP1 Version 11

改版履歴 Ver. 日付履歴初版 2014/7/10 - 目次 1. はじめに クラスター構築の流れ Windows Server Failover Cluster をインストールするための準備 OS のセットアップ時の注意... -

セットアップカード

目次 はじめに... 3 仮想化環境上の仮想マシン保護方法... 4 ( 参考 )Agent for Virtual Machines での仮想マシンのバックアップ... 8 まとめ 改訂履歴 2011/04 初版リリース 2012/10 第 2 版リリース このドキュメントに含まれる特

Microsoft Word - ESX_Restore_R15.docx

JP1 Version 12

テキスト中の表記について 画面中に表示される文字の表記ウィンドウ ボタン メニューなど 画面に表示される文字は [] で囲んで表記しています 画面上に表示される選択肢や 入力する文字については で囲んで表記しています ディレクトリの表記本テキストではファイルのパスを表す際 すべてデフォルトのインスト

untitled

改版履歴 Ver. 日付履歴 1.0 版 2014/5/30 目次 0 はじめに 本文中の記号について Windows Server Failover Cluster をインストールするための準備 Windows Server Failover

untitled


Slide 1

2015年11月Power Systemsテクニカル・セミナー 「進化するPower Systems仮想化機能」

Windows VDA の権利を取得する方法 Windows VDA の権利は 3 つのライセンス形態を通じて取得できます これらの使用権により ライセンスを取得したデバイスは 使用するライセンス形態に応じてリモートまたはローカルで仮想 Windows デスクトップにアクセスすることができます Wi

CP100 SAP Cloud Platform. コース概要 コースバージョン : 04 コース期間 :

CLUSTERPRO MC ProcessSaver ApsEdition 1.0 for Linux リリースメモ 2012(Sep) NEC Corporation ライセンス パッケージのインストール セットアップ マニュアル 補足事項 注意事項

(Microsoft PowerPoint - FastBack6.1\203Z\203\213\203t\203X\203^\203f\203B_WindowsBMRCD_ ppt)

untitled

JP1 Version 12

Microsoft Windows Internet Explorer は 米国 Microsoft Corporation の 米国およびその他の国における登録商標または商標です Linux は Linus Torvalds 氏の日本およびその他の国における登録商標または商標です Red Hat

次に Exce ファイルを 意します DB2 for i にインポートするデータですので 以下の条件 で Exce ファイルを 意ください 1 がヘッダー 2 以降がデータ ヘッダー ( カラム名 ) は英数字ファイル形式は.xsx もしくは.xs ファイル名は英数字推奨 今回のご紹介では Navi

BIP Smart FAQ

目次 1 はじめに 登録商標 商標 注意事項 免債事項 SR-IOV の機能概要 性能検証事例 測定環境 測定結果 各方式による共有 NIC 性能比較 ( ポートあ

FUJITSU Software Systemwalker for ERPパッケージ ジョブ連携 V16.0 紹介資料

CLUSTERPRO MC StorageSaver 2.2 for Linux リリースメモ 2017(Apr) NEC Corporation ライセンス パッケージのインストール セットアップ マニュアル 補足事項 注意事項

PowerPoint プレゼンテーション

CLUSTERPRO MC ProcessSaver 2.1 for Linux リリースメモ 2016(Mar) NEC Corporation ライセンス パッケージのインスト ル セットアップ マニュアル 障害発生時の手順 補足事項 注意事項

IBM i インターネット セミナー IBM i Access Client Solutions 新機能 IFS 機能のご紹介 はじめに IBM i Access Client Solutions( 以下 ACS) は IBM i Access 製品ファミリーのひとつで 5250 エミュ


PowerPoint Presentation

Microsoft Word - catalog_tpass43.doc

rzat10pdf.ps

CLUSTERPRO MC RootDiskMonitor 2.3 for Linux HW-RAID 監視機能 リリースメモ 2018(Jun) NEC Corporation ライセンス パッケージのインストール セットアップ マニュアル

Microsoft PowerPoint - ストレージ管理.ppt

機械学習か?ルール定義か?

商標類 Microsoft は, 米国およびその他の国における米国 Microsoft Corp. の登録商標です Microsoft Office は, 米国 Microsoft Corp. の商品名称です Microsoft Excel は, 米国 Microsoft Corp. の商品名称です

Microsoft PowerPoint - DB2 Web Query 21 HF1-9_ pptx

IBM Software Business Analytics IBM SPSS Missing Values IBM SPSS Missing Values 空白を埋める際の適切なモデルを構築 ハイライト データをさまざまな角度から容易に検証する 欠損データの問題を素早く診断する 欠損値を推定値に

(Microsoft PowerPoint - EventStreamsWeb\203Z\203~\203i\201[\216\221\227\277_1030_final.pptx)

ホワイト ペーパー EMC VFCache により Microsoft SQL Server を高速化 EMC VFCache EMC VNX Microsoft SQL Server 2008 VFCache による SQL Server のパフォーマンスの大幅な向上 VNX によるデータ保護 E

(Microsoft PowerPoint -

Microsoft Windows Internet Explorer は 米国 Microsoft Corporation の 米国およびその他の国における登録商標または商標です Linux は Linus Torvalds 氏の日本およびその他の国における登録商標または商標です Red Hat

新しい 自律型データ ウェアハウス

IBM FormWave for WebSphere

IBM Cognos BI のご紹介

目 次 第 1 章 QlikViewの 基 礎 1.1 QlikView 概 要 ビジネスインテリジェンス(BI)とQlikView QlikView Personal Edition QlikViewのアプリケーション...1

シナリオ6:自動再起動(ServerView ASR&R)

2015 年 4 月 6 日 Biz ホスティング Enterprise Cloud における Oracle Database Enterprise Edition RAC の提供開始について ~Oracle Database Enterprise Edition RAC をクラウド基盤で利用可能と

JP1 Version 11


Arcserve Replication/HA r16.5 のご紹介 Arcserve Japan 第 1.6 版 1

CA ARCserve Replication/HA r16.5 のご紹介 CA Technologies データマネジメント事業部 Click to edit Master subtitle style 第 1.0 版

1 はじめに 概要 特徴 動作環境 本マニュアルの見かた 用語集 プロファイルについて 制約事項 ライセンス認証 ( プロファイルのインストール ) を行う..

PowerPoint プレゼンテーション

HITACHI Open Middleware World

IBM i Access Client Solutions データ転送の移行 新機能ご紹介 1 IBM I ACCESS CLIENT SOLUTIONS IBM i Access Client Solutions ( 以下 ACS) は IBM i Access 製品ファミ


Polycom RealConnect for Microsoft Office 365

CLUSTERPRO MC RootDiskMonitor 1.1 for Linux リリースメモ 2013(Sep) NEC Corporation ライセンス パッケージのインストール セットアップ マニュアル

日本 IBM の営業活動終了の発表 JP (2013 年 9 月 24 日 ) ソフトウェアの営業活動終了およびサポート終了 :IBMDB2for Linux,UNIXandWindows IBMInfoSphereBalancedWarehouse 5100 IBMInfoSphere

IBM Cognos Dynamic Query Analyzer oW 1100n CXgKCh

intra-mart FormatCreator Version6.1

SQL Server 2017 ライセンス購入ガイド

PowerPoint プレゼンテーション

バックアップセミナーエクサ様セッション資料.ppt [Compatibility Mode]

Microsoft Word - Manage_Add-ons

iStorage NSシリーズ 管理者ガイド

Transcription:

Nutanix Tips 冗長性設計のヒント 2018 年 12 月 7 日 日本アイ ビー エム株式会社 システムズ ハードウェア事業本部 Power Systems テクニカル セールス 1

Nutanix システムの冗長性の設計 耐障害性に関して 以下の 2 点を決定します Redundancy Factor ノードが何台ダウンしてもクラスターが稼動し続けるか? Replication Factor データを何重に持つか? 2

Redundancy Factor Redundancy Factor は何台までのノード障害に耐えられるかを指定します 値として 2 または 3 が設定可能です Redundancy Factor = 2 の場合 1 台のノード障害まで許容します 2 台のノード障害でクラスター全体の障害となります ノードは 3 台以上必要です Redundancy Factor = 3 の場合 2 台のノード障害まで許容します 3 台のノード障害でクラスター全体の障害となります ノードは 5 台以上必要です 3

Redundancy Factor ( 続き ) Redundancy Factor の考慮点 Redundancy Factor は初期セットアップの際に設定します 後で 2 から 3 に変更することも可能です 3 から 2 への変更はできません Prism の歯車アイコン 冗長性状態 Redundancy Factor=3 を設定するには 5 台以上のノードが必要です Redundancy Factor=3 を設定する場合 CVM(Controller VM) には 24GB 以上のメモリーを割り当てる必要があります 4

Replication Factor Replication Factor(RF) はデータの多重書き込みにより 冗長性を確保するための設定です CPU メモリ CPU メモリ CPU メモリ CPU メモリ CPU メモリ 値として 2 または 3 が設定可能 RF-2 コンテナ RF-3 コンテナ 5

Replication Factor ( 続き ) Replication Factor の考慮点 ストレージコンテナの作成時に設定します RF-2 のコンテナと RF-3 のコンテナの混在が可能です RF-3 のコンテナを作成するには クラスターの Redundancy Factor が 3 であることが必要です (= ノード 5 台以上 ) 6

設定のヒント 二重障害を避けるため ノード数が多い場合 (5 台以上 ) は Redundancy Factor=3 をお勧めします Redundancy Factor と Replication Factor の関係は右のとおりです Redundancy Replication 2 2 可 2 3 不可 3 2 可 3 3 可 Redundancy Factor=3 の場合 Replication Factor は RF-2 と RF-3 が混在できるので VM ごとの可用性条件に応じて Replication Factor を選択します 可用性条件に応じて RF-2 と RF-3 を選択することで ストレージ使用量とデータ冗長性のバランスを考慮できます 7

参考 Redundancy Factor 3 https://portal.nutanix.com/#/page/docs/details?targetid=web_console_guide- Acr_v4_5:arc_redundancy_factor3_c.html Tech TopX: Redundancy Factor vs. Replication Factor https://www.youtube.com/watch?v=tvphl52thdy 8

ワークショップ セッション および資料は IBM またはセッション発表者によって準備され それぞれ独自の見解を反映したものです それらは情報提供の目的のみで提供されており いかなる参加者に対しても法律的またはその他の指導や助言を意図したものではなく またそのような結果を生むものでもありません 本資料に含まれている情報については 完全性と正確性を期するよう努力しましたが 現状のまま 提供され 明示または暗示にかかわらずいかなる保証も伴わないものとします 本資料またはその他の資料の使用によって あるいはその他の関連によって いかなる損害が生じた場合も IBM は責任を負わないものとします 本資料に含まれている内容は IBM またはそのサプライヤーやライセンス交付者からいかなる保証または表明を引きだすことを意図したものでも IBM ソフトウェアの使用を規定する適用ライセンス契約の条項を変更することを意図したものでもなく またそのような結果を生むものでもありません 本資料で IBM 製品 プログラム またはサービスに言及していても IBM が営業活動を行っているすべての国でそれらが使用可能であることを暗示するものではありません 本資料で言及している製品リリース日付や製品機能は 市場機会またはその他の要因に基づいて IBM 独自の決定権をもっていつでも変更できるものとし いかなる方法においても将来の製品または機能が使用可能になると確約することを意図したものではありません 本資料に含まれている内容は 参加者が開始する活動によって特定の販売 売上高の向上 またはその他の結果が生じると述べる または暗示することを意図したものでも またそのような結果を生むものでもありません パフォーマンスは 管理された環境において標準的な IBM ベンチマークを使用した測定と予測に基づいています ユーザーが経験する実際のスループットやパフォーマンスは ユーザーのジョブ ストリームにおけるマルチプログラミングの量 入出力構成 ストレージ構成 および処理されるワークロードなどの考慮事項を含む 数多くの要因に応じて変化します したがって 個々のユーザーがここで述べられているものと同様の結果を得られると確約するものではありません 記述されているすべてのお客様事例は それらのお客様がどのように IBM 製品を使用したか またそれらのお客様が達成した結果の実例として示されたものです 実際の環境コストおよびパフォーマンス特性は お客様ごとに異なる場合があります IBM IBM ロゴ ibm.com AIX Db2 developerworks IBM Cloud IBM Watson POWER POWER8 POWER9 Power Systems PowerVM Rational および Watson は 世界の多くの国で登録された International Business Machines Corporation の商標です 他の製品名およびサービス名等は それぞれ IBM または各社の商標である場合があります 現時点での IBM の商標リストについては www.ibm.com/legal/copytrade.shtml をご覧ください Linux は Linus Torvalds の米国およびその他の国における登録商標です Windows は Microsoft Corporation の米国およびその他の国における商標です Java およびすべての Java 関連の商標は Oracle やその関連会社の米国およびその他の国における商標または登録商標です