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Transcription:

== 次式の因数分解 == [1]~[IV] の公式は中学校の復習となっているが, 高校では 置き換え による因数分解などやや高度なものも含まれている 共通因数でくくる [I] ma+mb=m(a+b) [I] の例 (1) () 5y+0y =5( y+4y )=5y(+4y) 注意途中経過として (1) のような式を書くのは自由である ( 解答者が思いついた順序によっては y(5+0y) など他の形となる場合もあり得る ) が, 最終形は () の形にしなければならない つまり, 共通因数は全部くくり出さなければならず, 最終形にまだ共通因数が残っているような形では正解とならない a+b のような 式が共通因数 となることもある (a+b) (a+b)=(a+b)( )=(a+b)( 1) b a= (a b) だから, 次の式は共通因数でくくれる (a b)+(b a)y=(a b) (a b)y=(a b)( y) 一般に, 引き算の順序が逆になっているものは 同じ因数で符号だけが逆 になる y = ( y) など 共通因数でくくる変形は 公式を用いる因数分解よりも先に行う 方がよい 例 そのままの形では の形に見えないが, 共通因数でくくると分かるもの 3 50=( 5)=(+5)( 5) 問題 1 次の式を因数分解せよ ( 正しいものを選べ ) (1) 3,, (3 1), 3( 1) 01158--01101 の期間に寄せられた答案 1000 件について ( 以下の問題についても同様 ) 正答率 この問題の正答率は 79% で, よくできています 主な誤答 3( 1) を選んだ答案が 14% ありました ここがポイント 共通因数は です () 6a 3ay 3(a ay), (6a 3ay) 3a( y), 3a( y), 6a( y) 正答率 この問題の正答率は 83% で, よくできています ここがポイント 共通因数はなるべく多く取るので 3a になります (3) (a+b) (a+b)y (a+b)(+y), (a+b)( y) (a b)(+y), (a b)( y) 正答率 この問題の正答率は 8% で, よくできています ここがポイント 共通因数は a+b になります (4) a( y)+y ( y)(a+1), ( y)(a 1) (y )(a+1), (y )(a 1) 正答率 この問題の正答率は 68% に下がっています 主な誤答 ( y)(a+1) を選んだ答案が 14% ありました ここがポイント y を ( y) と変形します [II] a +ab+b =(a+b) [III] a ab+b =(a b) [IV] a b =(a+b)(a b) [II] の例 9 +6+1=(3) + (3) 1+1=(3+1) 両端の式 3, 1 を先に見ること 最後に中央の項がそれ 問題 次の式を因数分解せよ ( 正しいものを選べ ) (1) +8+16 (+4), (+1), (+18), 乗にならない 正答率 この問題の正答率は9% で, よくできています ここがポイント 16 を4 と読み,8 を 4 と読みます

らの積の 倍になっていれば ( ) の 乗としてよい 前から順に見ていくと失敗することが多い [III] の例 4 1y+9y =() () (3y)+(3y) =( 3y) 次のような式は, 中央の項が両端として考える1 次式の積の 倍になっていないので ( ) の 乗とはならないので注意すること 4 6y+9y ++1 [IV] の例 4 9y =() (3y) =(+3y)( 3y) 3 1=3( 4)=3(+)( ) 公式を考える前に共通因数でくくっておく () 9 4y+16y 9(+4y), 9( 4y), 乗にならない (3+4y), (3 4y), (3 8y) 正答率 この問題の正答率は70% に下がりました 主な誤答 (3+4y) を選んだ答案が1% ありました ここがポイント a +ab+b =(a+b) とa ab+b = (a b) とでは真中の項の符号が違います (3) y+4y ( ), ( y) ( 4), ( 4y), 乗にならない 正答率 この問題の正答率は57% まで下がりました 主な誤答 ( y) を選んだ答案が30% もありました ここがポイント ( y) となるためには, 真中の項が y=4y になっていなければなりません 真中の項が y では y+4y にはなりません 3 (4) 5 45 3(+5)( 5), 3(+9)( 9) 5(+)( ), 5(+3)( 3) 5(+9)( 9), 因数分解できない 正答率 この問題の正答率は70% で, まずまずです 主な誤答 因数分解できない を選んだ答案が14% ありました ここがポイント 何よりも先に共通因数をくくりだします 共通因数は5 です そうすると残りの因数は 9 になって, 簡単に因数分解できます このように, 因数分解の優先順位としては (1) 共通因数,() 公式による因数分解の順で考えます [V] +(a+b)+ab=(+a)(+b) [V] の例 +5+6= +(+3)+ 3=(+)(+3) このような問題では, 最初に 数の積が 6 になる組を考えること 1と6の組,と3の組が考えられる 次に それらのうちで 数の和が 5 になる組を採用する 1と6の組 1+6=7,と3の組 +3=5 こうして,(+)(+3) を答えにする 最初に 数の和が5になる組を考えると, いくらでもあるから絞りきれない 7+1= +( 4 3)+( 3) ( 4)=( 3)( 4) 積が正の数 1で, 和が負の数 7となる 数は 負の 問題 3 次の式を因数分解せよ ( 正しいものを選べ ) (1) +14+4 (+3)(+8), (+4)(+6) (+)(+1), (+)(+7) 正答率 この問題の正答率は 87% で, よくできました ここがポイント 数の積が 4 になるだけでなく, 和が 14 になっているかどうかも調べる必要があります : と 1

数 と 負の数 の組で探す + 15= +( 3+5)+( 3) (5)=( 3)(+5) 積が負の数 15となる 数は 負の数 と 正の数 の組で探す そのうちで, 和がとなるのは 正の数 が強い方となる () 7 18 (+3)( 4), (+4)( 3), (+6)( 3) (+3)( 6), (+9)( ),(+)( 9) 正答率 この問題の正答率は 78% で, 少し下がりました 主な誤答 (+9)( ) を選んだ答案が 11% ありました ここがポイント 数の積が 18 になるのは異符号の 数ですが, 和が 7 になるのは負の数の方が強い場合です 9 と (3) 10y+4y ( )( 8), ( y)( 8y), ( 4)( 6) ( 4y)( 6y), ( 3)( 8),( 3y)( 8y) 正答率 この問題の正答率は69% まで下がりました 主な誤答 ( 4)( 6) を選んだ答案が17% ありました ここがポイント 10+4 は積が4, 和が 10 となる つの数が 4 と 6 だから ( 4)( 6) と因数分解できますが, 10y+4y を の式と見ると, 積が4y, 和が 10y となる 数を探すことになり, 4y と 6y になります したがって, ( 4y)( 6y) になります 解説 分数や無理数が係数になっているときでも, の係数が和になり, 定数項が積になるような 数を探せば同じようにできます 例 (3) の因数分解 ( 解答 ) 積が で 和が となる 数は と だから の因数分解 ( 解答 ) 積が で, 和が となる 数は, と だから 積がで和がとなる 数はとだから (4) 問題 4 次の式を因数分解せよ ( 正しいものを選べ ) (1) 積がで和がとなる 数はとだから (5), 積がで和がとなる 数はとだから 積がで和がとなる 数はとだから (6)

() 積がで和がとなる 数はとだから 積がで和がとなる 数はとだから [VI] ac +(ad+bc)+bd=(a+b)(c+d) この因数分解は たすき掛け因数 と呼ばれるが, 公式を暗記しても問題は解けない 次の例のように, つずつ組み合わせて 中央の項 が一致するまで いろいろ試してみる しかない [VI] の例 +5+3 の係数として, 掛けて になる組は 1 と だから (1+ )(+ ) の形になる 定数項の部分は, 掛けて 3 になる組は 1 と 3 だから ( +1)( +3) の形になる それらの組合せは, (1+3)(+1) ( ア ) と (1+1)(+3) ( イ ) ( ア ) は, +(1 1+3 )+ = +7+ になり, 合わない ( イ ) は, +(1 3+1 )+ = +5+ になり, 合う ( イ ) より,(+1)(+3) ( 答 ) 上の ( ア )( イ ) において の係数と定数項は, 初めから合う組合せだけ を使っているから, 書かなくても合う そこで 1 次の係数 だけに集中してこれを合わせるようにする これらのかけ算を縦書きで書くと次のようになる ただし, 次, 定数項,1 次の順に書く 実際の計算は次のように書くので, たすき掛け 因数分解と呼ぶ 問題 4 次の式を因数分解せよ ( 正しいものを選べ ) 途中計算は各自で左図のように行うこと (1) 5 +7 6 (5+3)( ), (5 3)(+) (5+)( 3), (5 )(+3) 正答率 この問題の正答率は69% で低いままです 主な誤答 (5+3)( ) を選んだ答案が15% ありました ここがポイント 5 +7 6 の先頭 5 と末尾 4 を各々積に分ける方法はいろいろあります : 先頭は1 5, 末尾は 1 ( 4), ( 1),,4 ( 1) これらの組合せの内で の係数がちょうど7 に合うものを探します ( 失敗はあります 因数分解は当て物, 運です 数を打たなければ当たりません 数打てば当たります ) () 6 13 5 ( 1)(3+5), (+1)(3 5) (+5)(3 1), ( 5)(3+1) 正答率 この問題の正答率は68% で低いままです 主な誤答 (+5)(3 1) を選んだ答案が11% ありました ここがポイント 6 13 5 の先頭 6 と末尾 5 を各々積に分ける方法はいろいろあります : 先頭は1 6, 3 ( 逆にしたものや両方とも符号を変えたものは調べなくてもよい ), 末尾は 1 ( 5), ( 1) 5 これらの組合せの内で の係数がちょうど 13 に合うものを探します ( 失敗はあります 因数分解は当て物, 運です 数を打たなければ当たりません 数打てば当たります ) このように, 考えられる組合わせを順に検討していき 1 次の係数 が合ったとき 答 にする これらの計算はすべて 1 次の係数 が合うか合わないかを調べるためのものである (3) 6 +5 6 (3 )(+3), (3+)( 3) (6+1)( 6), (6 1)(+6) 正答率 この問題の正答率は77% で, よくなりました ここがポイント 6 +5 6 の先頭 6 と末尾 6 を各々積に分ける方法はいろいろあります : 先頭は1 6, 3 ( 逆にしたものや両方とも符号を変えたものは調べなくてもよい ), 末尾は 1 ( 6), ( 3),

これらの組合せの内で の係数がちょうど 5 に合うものを探します ( 失敗はあります 因数分解は当て物, 運です いろいろ試してみないと当たりません いろいろ試せばそのうち当たります )