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1. 子育て短期支援事業の概要 根拠法 子育て短期支援事業 は 児童福祉法 ( 昭和 22 年法律第 164 号 以下 法 という ) 第 6 条の 3 第 3 項に規定する市町村が実施する事業 用語の意味 児童 児童福祉法第 4 条に規定する者をいう 保護者 児童福祉法第 6 条に規定する者をいう

1 発達とそのメカニズム 7/21 幼児教育 保育に関する理解を深め 適切 (1) 幼児教育 保育の意義 2 幼児教育 保育の役割と機能及び現状と課題 8/21 12/15 2/13 3 幼児教育 保育と児童福祉の関係性 12/19 な環境を構成し 個々 1 幼児期にふさわしい生活 7/21 12/

(2) 検討の方向性 1 グループホームを本体施設の近くに設置したり 複数のグループホームを集積することで 本体施設との連携 グループホーム間の連携を強化し 職員の負担の軽減や 子どもの安全確保を強化できないか 地域小規模 FH の隣接複数設置 + 本 4 ユ 園 ニット + 本 園 4 ユ ニット

07体制届留意事項(就労継続支援A型)

28. 社会的養護 児童相談所へ通告したけれど その後どうなっているのかがわからない 一時保護所に措置されたと はきいたが ある日突然クリニックに風邪を引いて受診してきた 児童相談所からのフィードバックがな いということがよくきかれる 子ども虐待対応の現状児童相談所への通告件数は増加の一途をたどって

(1) 家庭的保育事業 項目 国基準 区分 保育業者 家庭的保育者 市町村長が行う研修を修了した保育士 保育士と同等以上の知識及び経験を有すると市町村長が認める者 家庭的保育補助者 市町村長が行う研修を修了した者 数 0~2 歳児 3:1( 家庭的保育補助者を置く場合 5:2) 保育を行う専用居室

スライド 1

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

【資料2-2】公定価格単価表(案)

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2 経口移行加算の充実 経口移行加算については 経管栄養により食事を摂取している入所者の摂食 嚥 下機能を踏まえた経口移行支援を充実させる 経口移行加算 (1 日につき ) 28 単位 (1 日につき ) 28 単位 算定要件等 ( 変更点のみ ) 経口移行計画に従い 医師の指示を受けた管理栄養士又

(2) 設備について 認可基準 ( 下線 : 必須 ) 幼保連携型 建物及び附属施設の設置場所 同一敷地内又は隣接する敷地内 ( 公道を挟む程度 ) 既存幼稚園 保育所からの移行の場合の特例 1~3 をすべて満たせば 同一敷地内にない場合も設置可 1 教育 保育の適切な提供が可能 2 子どもの移動時

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草津市 ( 幼保一体化 ) 集計表 資料 4 幼児教育と保育の一体的提供のための現況調査 ( 施設アンケート ) 速報 平成 25 年 7 月草津市 1

履修モデル 1 短期大学士 ( ) 二種免許状 保育士 認定ベビーシッター の区分 資格 単位数保育士 資格必要単位数 保育士 認定ベビーシッター 卒修業科選目択必 個々の学生の得意な分野を伸ばし 魅力のある保育者を育てる 子どもの保健 Ⅰ 1 必修 必修 4 保育原理 1 必修 必修 2 児童家庭

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点検項目 点検事項 点検結果 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ 計画の定期的評価 見直し 約 3 月毎に実施 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅱ ( リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ の要件に加え ) 居宅介護支援事業者を通じて他のサービス事業者への情報伝達 利用者の興味 関心 身体

地域子育て支援拠点事業について

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「運営規程」

1 一時預かりの形態について Q: 一時預かり事業にはどのような形態があるのか A: 千葉市では 一般型 ( 基幹型 ) 余裕活用型 幼稚園型の3 形態に分かれます (1) 一般型通常保育の定員数とは別に 一時預かり専用の定員を設けて頂くものであり 例えば 通常保育が定員 50 人であれば その50

改正要綱 第 1 国家公務員の育児休業等に関する法律に関する事項 育児休業等に係る職員が養育する子の範囲の拡大 1 職員が民法の規定による特別養子縁組の成立に係る監護を現に行う者 児童福祉法の規定により里親である職員に委託されている児童であって当該職員が養子縁組によって養親となることを希望しているも

Microsoft Word - ●資料2「児童自立支援施設について」

リハビリテーションマネジメント加算 計画の進捗状況を定期的に評価し 必要に応じ見直しを実施 ( 初回評価は約 2 週間以内 その後は約 3 月毎に実施 ) 介護支援専門員を通じ その他サービス事業者に 利用者の日常生活の留意点や介護の工夫等の情報を伝達 利用者の興味 関心 身体の状況 家屋の状況 家

児童虐待防止対策体制総合強化プラン 平成 30 年 12 月 18 日 児童虐待防止対策に関する関係府省庁連絡会議決定 1. 目的 2016 年 5 月に全会一致で成立した児童福祉法等の一部を改正する法律 ( 平成 28 年法律第 63 号 以下 平成 28 年改正法 という ) においては 子ども

医療的ケア児について

児童福祉施設最低基準の一部を改正する省令及び家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の一部を改正する省令(厚生労働省令第六十三号) 次に掲げる省令の規定中「又は看護師」を「、看護師又は准看護師」に改める。 一児童福祉施設最低基準の一部を改正する省令(平成十年厚生省令第五十一号)附則第二項 二家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準(平成二十六年厚生労働省令第六十一号)第二 十九条第三項、第三十一条第三項、第四十四条第三項及び第四十七条第三項 附則 この省令は、平成二十七年四月一日から施行する。

体制届の主な項目と添付書類 居宅サービス 別途 資料の提出をお願いすることがあります サービスの種類 体制届の主な項目 別紙 添付書類 その他の添付書類 備考 施設等の区分 ( 通院等乗降介助 ) - 道路運送法の許可証 - 日中の身体介護 20 分未満体制 別紙 15 定期巡回 随時対応サービスに

新潟市延長保育事業実施要綱の一部改正について

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( 児童養護施設ってどんなところ? ( 社会的養護 ~ 全ての子どもを社会全体で育む ~ 社会には様々な理由により 保護者がいなかったり 保護者の適切な養育を受けられなかったりする子どもたちがいます 社会的養護 は こうした子どもたちを 公的責任で保護 養育するとともに これらの家庭を支援する仕組み

3 前項の規定にかかわらず 満 3 歳以上の子どもの教育及び保育時間相当利用児の保育に従事する職員は 保育士の資格を有する者でなければならない ただし 幼稚園型認定こども園又は地方裁量型認定こども園にあっては 保育士の資格を有する者を当該職員とすることが困難であると認められるときは 幼稚園の教員の免

【資料3】「児童福祉法等の一部を改正する法律」の概要(7.22現在)

2. 子ども人口の推計について 人口推計は 今後の教育 保育の量の見込みを算出する上で非常に重要であるため 改めて平成 30 年度及び平成 31 年度の人口推計値を算出しました 当初計画値と実績値を比較すると 人口は計画値ほど減少しないことから平成 30 年度以降も人口減少は緩やかなものとして見直し

「平成30 年度介護報酬改定に関するQ&A(Vol.2)(平成30 年3月28 日)」の送付について【介護保険最新情報Vol.633】(厚生労働省老健局老人保健課:H )

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平成 27 年 3 月 田川市

過去 3 年の間に請求した介護給付費について にチェックをしてください 下線は 平成 30 年度改正 (4) 当該計画で定めた指定介護予防通所リハビリテーションの実施期間中に指定介護予防通所リハビリテーションの提供を終了した日前 1 月以内にリハビリテーション会議を開催し リハビリテーションの目標の

 

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1 子ども 子育て支援新制度がはじまります 子ども 子育て支援法 等の成立により すべての子どもと子育て家庭を総合的に支援していく 子ども 子育て支援新制度 が平成 27 年 4 月から全国的にスタートします 子ども 子育て支援新制度 では 幼稚園や保育所 地域の子育て支援の充実を図るとともに 認定

主な事業 ( 平成 27 年度内容 ) 支援の方向事業名内容 / 対象者 / 対応者 / 実施場所 発達支援健診 総合発達相談 健康づくり推進課 各健康支援課 あそびの教室 健康づくり推進課 各健康支援課 発達障害者支援センターの運営 障害者福祉課 障害児等療育支援事業 障害者福祉課 障害児巡回指導


 

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乳児期からの幼児教育について 大阪総合保育大学 大方美香

加算・減算一覧【HPアップ用】(修正あり)

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⑤5 地方公共団体における検証等に関する調査結果

緊急に措置すべき事項

1 国の動向 平成 17 年 1 月に中央教育審議会答申 子どもを取り巻く環境の変化を踏まえた今後の幼児教育の在り方について が出されました この答申では 幼稚園 保育所 ( 園 ) の別なく 子どもの健やかな成長のための今後の幼児教育の在り方についての考え方がまとめられています この答申を踏まえ

報公開 ) 倫理性( 苦情解決 ) 組織性( 内部監査 監事監査 外部監査 ) の積極的な取り組み姿勢 労務管理 ( 人材育成 職場環境の整備 ) 地域貢献活動の実践を推進して参ります また 労働安全衛生法に基づく ストレスチェック制度 の導入に向けた整備を図って参ります 最後に 昨年に続き新任職員

公定価格における職員配置

2 就学前の教育 保育施設の認可について旧制度では 保育所 幼稚園等の設置について 各根拠法令に基づき 県知事による認可等の手続きがありましたが 新制度においては 地域型保育事業 ( 小規模保育事業 家庭的保育事業等 ) について 新たに認可制度が設けられ 市が定める設備および運営の基準 ( 彦根市

乳児家庭全戸訪問事業(一部改正)

ふくしかくネット 平成 30 年 ( 後期 ) 保育士試験 : 社会的養護一問一答 200 問 目 次 第 1 章現代社会における社会的養護の意義と歴史的変遷...5 第 1 節社会的養護の理念... 5 第 2 節児童養護施設入所児童等調査結果... 7 第 3 節社会的養護の歴史... 9 第

7 時間以上 8 時間未満 922 単位 / 回 介護予防通所リハビリテーション 変更前 変更後 要支援 Ⅰ 1812 単位 / 月 1712 単位 / 月 要支援 Ⅱ 3715 単位 / 月 3615 単位 / 月 リハビリテーションマネジメント加算 (Ⅰ) の見直し リハビリテーションマネジメン

教育 保育提供体制 平成 27 年度 見込量 確 ( 提保供方量策 ) 子ども 子育て支援事業の確保方策について 市全域 認定こども園 保育所 地域型保育 1 号認定 2 号認定 3 号認定 3 歳以上教育希望 3 歳以上教育希望 3 歳以上保育必要 1~2 歳保育必要 0 歳保育必要

加須市職員の懲戒の手続及び効果に関する条例の一部を改正する条例をここに公布する

18 定期的にモニタリンク を行い 放課後等ディサービス計画の見直しの必要性を判断しているか 19 カ イト ラインの総則の基本活動を複数組み合わせて支援を行っているか 20 障害児相談支援事業所のサービス担当者会議にその子どもの状況に精通した最もふさわしい者が参画しているか 関係機関や保護者との連

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⑴ 利用定員が 30 人以下の場合 1,081 単位 ⑴ 利用定員が 30 人以下の場合 976 単位 ⑵ 利用定員が 31 人以上 40 人以下の場合 1,000 単位 ⑵ 利用定員が 31 人以上 40 人以下の場合 917 単位 ⑶ 利用定員が 41 人以上 50 人以下の場合 925 単位

年中児スクリーニングの事後支援 年中児スクリーニングの事後支援として 22 市町村が園巡回を実施しているが SST は 5 市町村の実施 ペアレントトレーニングは 7 市町村の実施に止まっており 事後支援を実施する市町村の拡大が課題 園巡回 : 専門職が保育所 幼稚園を巡回し 保育士等に指導 助言

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( 保育施設の運営等 ) 第 4 条学長は 保育施設を認可外保育施設 ( 児童福祉法 ( 昭和 22 年法律第 164 号 以下この法人規則において 法 という ) に基づく 保育所 と同様の業務を目的とする施設であって 法第 35 条第 4 項に規定する知事からの認可を受けていないもの ) として

介護における尊厳の保持 自立支援 9 時間 介護職が 利用者の尊厳のある暮らしを支える専門職であることを自覚し 自立支援 介 護予防という介護 福祉サービスを提供するにあたっての基本的視点及びやってはいけ ない行動例を理解している 1 人権と尊厳を支える介護 人権と尊厳の保持 ICF QOL ノーマ

Ⅰ 児童福祉法の理念の明確化等 全ての児童が健全に育成されるよう 児童を中心に その福祉の保障等の内容を明確化する (1) 児童の福祉を保障するための原理の明確化 児童は 適切な養育を受け 健やかな成長 発達や自立等を保障されること等の権利を有することを明確化 ( 児童福祉法 ) (2) 家庭と同様

渡邊 : 児童養護施設における特別支援が必要な児童の実態と求められる支援ラウマ ) を負っている場合がある また 入所してくる子どものなかで 知的障害や発達障害など何らかの 障害あり と考えられる子どもが4 分の1 近くいるのも現状である 児童養護では 社会においてすべての子どもの健全な成長発達過程

ただし 日雇従業員 期間契約従業員 ( 法に定める一定の範囲の期間契約従業員を除く ) 労使協定で除外された次のいずれかに該当する従業員についてはこの限りではない (2) 週の所定労働日数が2 日以下の従業員 (3) 申出の日から93 日以内に雇用関係が終了することが明らかな従業員 2 要介護状態に

( 産休等代替職員の登録 ) 第 3 条 所定の資格を有する者であって, 産休等代替職員となることを希望する者は, 産休等代 替職員登録申込書 ( 別記様式第 1 号 ) を市町に提出するものとし, 市町長は適当と認めたときはこれを産休等代替職員登録簿 ( 別記様式第 2 号 以下 登録簿 という

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資料6-1 日本自閉症協会(要約版)

Ⅱ.1 ワーク ライフ バランス施策の定義と類型 (1) ワーク ライフ バランス施策とは work-life balance 1 (2) ワーク ライフ バランス施策の類型

H28後 03 社会的養護

2 居宅サービス事業所の状況

時保育の実施の可否を決定し 緊急一時保育実施決定 否決通知書 ( 第 2 号様式 ) により当該申込者に通知する ( 緊急一時保育の利用の停止 ) 第 8 条前条の規定により緊急一時保育の利用の決定を受けた児童について 次の各号のいずれかの事由により一時的に緊急一時保育を利用する必要がなくなったとき

事業者向けFAQ(よくある質問)【第6版】 3

厚生労働省令第61号家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準

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障害福祉計画資料 3 障害福祉サービスの目標 1 成果目標 柱 No. 事業 単位 2020 年度 解説 3 暮らしを支えるサービスの充実 3 1 福祉施設の入所者の地域生活への移行 目標値 年度末までに地域生活へ移行する施設入所者数 ( 移行率 ) 年度末時点の施設入所者数

2 職員資格 (1) 満 3 歳未満の子どもの保育に従事する職員は 保育士であることが必要です (2) 満 3 歳以上の子どもの保育に従事する職員は 幼稚園の教員の免許状を有する者を又は保育士であることが必要です (3) 満 3 歳以上の子どもの共通利用時間の保育に従事する職員は 原則 幼稚園の教員

仙台市基礎データ

幼児期の教育 保育の需給計画 ( 平成 28 年度実績 ) の点検 評価結果について 資料 2 1 需給計画の策定 かながわ子どもみらいプラン においては 待機児童の解消を図り 子育て家庭のニーズにあった就学前児童の教育 保育の提供体制の充実を計画的に進めるため 各年度 ( 平成 27 年度 ~ 平

深夜勤務の制限 5 妊産婦の時間外 休日 妊娠中の女性が 母体または胎児の健康保持のため 深夜勤務や時間外勤務等の制限を所属長に請求できます 病院助手専攻医臨床研修医 6 妊娠中の休息 妊娠中の女性は 勤務時間規程に規定する 職務に専念する義務の免除 を利用して 母体または胎児の健康保持のため 勤務

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に養育されるよう また 児童を家庭及び当該養育環境において養育することが適当でない場合は 児童ができる限り 良好な家庭的環境 において養育されるよう 必要な措置を講ずることとする ( 同法第 3 条の2) なお 家庭 とは 実父母や親族等を養育者とする環境を 家庭における養育環境と同様の養育環境 と

申出が遅れた場合は 会社は育児 介護休業法に基づき 休業開始日の指定ができる 第 2 条 ( 介護休業 ) 1 要介護状態にある対象家族を介護する従業員 ( 日雇従業員を除く ) 及び法定要件を全て満たした有期契約従業員は 申出により 介護を必要とする家族 1 人につき のべ 93 日間までの範囲で

平成19年6月

加算 栄養改善加算 ( 月 2 回を限度 ) 栄養スクリーニング加算 口腔機能向上加算 ( 月 2 回を限度 ) 5 円 重度療養管理加算 要介護 であって 別に厚生労働大が定める状態である者に対して 医学的管理のもと 通所リハビリテーションを行った場合 100 円 中重度者ケア体制加算

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伊川谷児童デイサービスステップ 環境 体制整備 区分 1 チェック項目現状評価 ( 実施状況 工夫点等 ) 保護者の評価保護者の評価を踏まえた改善目標 内容 利用定員に応じた指導訓練室等スペースの十分な確保 利用人数が日によって変わるので利用者数に合わせて活動内容を工夫しています 2 職員の適切な配

の手引きでは 児童養護施設 乳児院のそれぞれの特性に応じた小規模化に当たっての課 題や運営方法等を示しているので 特に以下のことに十分に留意して小規模化を進めるこ とが重要であること (1) 社会的養護の課題と将来像での位置づけについて 社会的養護の課題と将来像 における児童養護施設及び乳児院の小規

スライド 1

別表 独自基準の概要 項目国基準県条例本市条例 ( 案 ) 職員配置 ( 調理員 嘱託医 ) 規定なし 規定なし 調理員 嘱託医を必置とする ( ただし調理業務を委託又は外部搬入する場合は調理員不要 ) 嘱託医について 既存幼稚園が幼稚園型認定こども園の認定を受ける場合は 学校保健安全法で規定されて

05【参考資料1(170523)】施設の在り方に関する資料(白黒)

Transcription:

資料 1-3(2) 平田委員提出資料 乳児院の課題 社会福祉法人全国社会福祉協議会全国乳児福祉協議会 1. 乳児院の役割 使命 社会的養護を必要とする乳幼児の生命を守る すなわち 言葉で意思表示ができず ひとりでは生活できない乳幼児の生活を保障する 社会的養護を必要とする乳幼児の緊急時にも対応し一時保護機能を担う 虐待 病虚弱児 障害児等への医療 療育と連携した専門的養育機能を持つ 早期家庭復帰を視野に入れた保護者支援とアフターケアを行う 里親をはじめとする地域の重要な社会資源としての役割を担う 2. 乳児院の短期的課題 1) 児童福祉施設最低基準の当面の見直し 直接処遇職員の明記 看護師 の配置基準を厳守した形で新たに保育士 児童指導員の配置を明記する ( 現状 ) 2 歳未満児 1.7:1 2 歳未満児 1.0:1 2 歳児 2 :1 2 歳以上児 2.0:1 3 歳以上児 4 :1 乳児院定員 20 人以下の加算 ( 保育士 ) 緊急課題 1 0 歳児の職員配置の見直し 2 3 歳以上児 4:1の見直し 3 歳になったからといって 現場で2:1から4:1 配置には変更できないし 3 歳以上児で乳児院に在籍する理由には障害等の発達的課題がある 3 夜勤体制の強化のための職員の増員 SIDS 対応のための15 分指針 夜間の緊急時および保護者対応 災害時対応 への対応が必要 4 里親支援職員の配置 加算職員の明記 配置実績の高い 家庭支援専門相談員 の配置 1

緊急課題 1 個別対応職員を全施設に配置する 乳児院のみ配置要件がついている もともと小規模な乳児院への配置要件は現状にあっておらず 推進を拒んでいる 児童養護施設同様の配置とする 2 心理担当職員の同じく 配置要件 心理療法が必要な児 10 名 は定員 50 名なら20% 定員 20 名だと入所児の50% とが対象となる 検討されるべきで設置要件が必要であれば 定員の % とすべきである 施設設備基準の見直し 乳児院の寝室 養育専用室面積の拡大 2) 里親支援機関としての乳児院の役割 位置づけを明確にする 里親支援職員の新設 現在の乳児院には保護者のいる子どもがほとんどである しかし その保護者の多くが課題を抱えている 里親委託推進に当たっては 実親への支援および関係調整は必要不可欠である 3) 養育のあり方 小規模化の方向性について 乳児院はそもそも小規模である 乳児院の小規模化は養育単位を小さくすること ( ユニット化 ) であり 小規模化は必要である 乳児院の養育において 生活 養育単位を小規模化し 落ち着いた雰囲気で安定した生活リズムによって 養育担当者との深い継続的な愛着関係が築かれていく 乳児期初期から非言語的コミュニケーションを保障し 情緒 社会性や言語のみならず 全面的な発達を支援することができる生活環境を整える必要がある 小規模グループケアは日中を中心としても子どもの成長発達に生かすことができる 夜勤が必要な乳児院では 養育 ケア量の日中勤務に職員が集中するので夜間が手薄い 夜間一人の職員がみている子ども数は平均 11.2 人 ( 最小 4.5/ 最大 18.5) 日中は主に4~8 人 ( 最大 15 人 ) 規模の養育単位がとられ (10 歳児を含む縦割り 20 歳児と1 歳以上児を分けた縦割り 3 年齢別横割り ) 0 歳児が手厚くなるよう工夫されている 医療 療育型など機能に応じ養育単位を変化させて個々に応じた養育が行える 4) 養育の質の確保のための職員雇用確保のための方策 措置制度の維持による職員の安定的雇用の確保 定員払いの維持と暫定定員の緩和 2

3. 乳児院の中 長期的課題 1) 乳児院機能の将来像 ( あるべき姿 ) 課題 養育機能をベースとして 将来機能 1 被虐待 病虚弱 障害など医療 療育の必要な子の増加 2かかわりの難しい子 (difficult baby) の増加 3かかわりの難しい保護者を含む支援を必要とする家族の増加 4 里親および委託した実親への支援の必要性 1リハビリ等を行う医療 療育機能 2 虐待等で傷ついた乳幼児の治療的機能 3 子育て支援機能 ( 育児相談 通所等 ) 4 親子再統合支援機能 ( アフターケア含 ) 5 里親支援機能 ( 里親支援機関事業 ) 2) 乳児院機能 ( 養育 ) の質が保障できる職員配置基準 看護師 保育士 児童指導員 ( 労働基準法が順守できる ワークライフバランスが可能な職員配置 ) 2 歳未満児 1.0:1( 別紙参考資料参照 ) 2 歳以上児 2.0:1 専門職種従来家庭支援専門相談員 (10 人に 1 人 ) 小規模グループケア職員心理療法担当職員小児科医 ( 嘱託 ) 栄養士 / 調理師事務員 新規基幹的職員里親支援担当職員個別 緊急対応職員 ST/OT/PT( 嘱託 ) 小児精神科医 ( 嘱託 ) 3) 乳児院機能 ( 養育 ) の質の向上のための人材育成 職員研修システムの構築と研修の実施 ( 全乳協で検討中 ) 専門職としての人材確保のための給与保障 ( 主任制度 基幹的職員 ) 3

参考資料 乳児院最低基準改正案第 21 条 ( 職員 ) 2 看護師の数は おおむね乳児の数を 1.7 で除して得た数 ( その数が 7 人未満であるときは 7 人 ) 以上とする 1.0 直接処遇職員の配置基準については 昭和 48 年に実施された厚生科学研究の報告書 ( 浅野秀二委員長 ) によれば 保育所における 0 歳児保育並びに 3 歳未満児保育における職員配置数を参考として 24 時間体制の乳児院においては 当時の結論として 保育者 ( 看護師及び保母をいう ) の数は おおむね乳児 1.5 人につき 1 人以上とする とされている しかしながら その後約 20 年を経た今日においては 乳児人につき 1 人以上の直接処遇職員の配置が必要とされている 以下にその根拠を述べる 基本的に昭和 48 年厚生科学研究と同様の算出方式によって直接処遇職員数を割り出しているが 当時と異なる配慮点としては 以下のとおりである 1 昭和 48 年の場合は 年齢区分を 0 歳児のみとして単純計算していたが 今回は年齢区分を乳児院の実態に即して厳格に 0 歳児 (62%) と 1 歳以上児 (38%) に区分して算出した 注 )1 2 昭和 48 年の場合は 勤務時間の区分を 日勤帯を 13 時間 夜勤帯を 11 時間に区分していたが 今回は保育所の開所時間に合わせて日勤帯を 11 時間 夜勤帯を 13 時間に区分した 3 開所日数は 保育所 299 日に対して乳児院は 365 日を必要としており この開所日数の差について修正計算を行った ( この修正を行わないと労働基準法に違反する過重労働となるため ) 4 週休については 昭和 48 年においては 90 日としているが 今回は 118 日とした 5 昭和 48 年においては 施設規模 ( 定員 )50 人をモデルとして算出したが 今回は平均的な 30 人規模の施設をモデルとした 6 昭和 48 年においては 夜勤帯における職員配置基準を 20:1 としているが 現在の夜勤業務状況を考慮し 7.2:1 に修正した 注 )2 注 )1 平成 21 年度全国乳児院入所状況実態調査 8. 入所時の子どもの月齢 注 )2 1SIDS 予防のための 15 分指針 2 夜間の対応 ( 添い寝や抱っこ 検温等 ) 3 保護者 緊急時対応が可能な職員数 ( こども未来財団 平成 21 年度児童関連サービス調査研究等事業報告書 乳児院の養育体制 機能に関する調査研究 ( 主任研究者今田義夫 ) ) 4

1)30 人規模における日勤帯 (7AM~6PM の 11 時間 ) に必要とする職員数 0 歳児の場合は 保育所では乳児 3 人に 1 人の保育者配置 30/3 人 11/8 時間 62% = 8.5 人 ( 定員 ) ( 勤務時間 ) (0 歳児の充足率 ) ( 必要な保育者数 ) 1 歳以上児では 幼児 6 人に 1 人の保育者配置 30/6 人 11/8 時間 38% = 2.6 人 ( 定員 ) ( 勤務時間 ) (1 歳以上児の充足率 )( 必要な保育者数 ) 乳児院において日勤帯に必要とする保育者数は 11.1 人 (8.5 人 +2.6 人 =11.1 人 ) 2) 開所日数に関する修正を行うと 乳児院において日勤帯に必要とする保育者数は 13.6 人 (11.1 人 365/299 日 )=13.60=13.6 人 3) 夜勤帯に必要とする保育者数は 6.8 人 夜勤 (6PM~7AM の 13 時間 ) に 7.2:1 の保育者を配置 30/7.2 人 13/8 時間 = 6.8 人 ( 定員 ) ( 勤務時間 ) ( 必要な保育者数 ) 4)30 人規模の乳児院で必要とする 1 日 (24 時間 ) の保育者数は 20.4 人 (13.6 + 6.8 = 20.4 人 ) 5) 年間に必要とする保育者数は 7,446 人 (20.4 365 日 = 7,446 人 ) 6) 労働可能日数を修正した一日当たりに必要とする保育者数は 30.1 人年間の休日休暇 ( 週休等 )118 日を引いた労働可能日数は 247 日 (7,446 人 247 日 =30.1 人 ) 7) 乳児院における保育者 1 人当たりの乳幼児数は 1.0 人 (30 人 30.1 人 =1.0 人 ) 8) 保育所通所児の場合は 残る時間は保護者による家庭養育が保障されているが 乳児院の場合においては 家庭的養育への配慮 (24 時間の養育 通院 入院 療育等 入浴等 ) に対する加算が必要とされる したがって ここで算出された 1.0 人に対して 1 人以上の保育者の配置が望まれる 5