仕様書 1. 物品供給概要 (1) 物品名国立文楽劇場小ホールITVのデジタル放送化 (2) 納入場所大阪府大阪市中央区日本橋 1 12 10( 国立文楽劇場構内 ) (3) 納入期限平成 29 年 3 月 31 日 (4) 契約の保証付さない (5) 請負代金の部分払できない (6) 請負代金の前払できない (7) 請負代金の支払この物品の代金は 独立行政法人日本芸術文化振興会国立文楽劇場部事業推進課より納品完了検査後 請求の書類が届いた日より 30 日以内に1 回に支払うものとする 2. 一般事項 (1) 総則この物品の供給者は 文部科学省発注工事請負等契約規則 ( 平成 13 年文部科学省訓令 ) 別記第 3 号の物品供給契約基準 仕様書 6 枚 図面 2 枚等に基づき物品を納入する (2) 発生材の処理この物品の納入等における発生材は 請負者の責任において適切に構外処分するものとする (3) その他この物品の納入時には 保証書 機器取り扱い説明書等を2 部提出するものとする 3. 供給内容 (1) 入力ソース及び信号処理 1) 正面カメラ ( 既設 ) 1. 映像と音声を混合し HD-SDI 信号とする 2. 信号を分配し 各機器へ接続する 3. 出力をコンセント盤に接続する 2) 客席カメラ ( 既設 ) 1. 映像と音声を混合し HD-SDI 信号とする 2. 信号を分配し 各機器へ接続する 3. 出力をコンセント盤に接続する 1
3) 音響カメラ 1. 既設のカメラを撤去し 新規にカメラを設置する 2. ドーム型カメラとする 3. 舞台上手袖の音響調整卓で パン チルト ズーム アイリス等のリモートコントロールができること 4. 10 倍以上のズーム機能を有する 5. 解像度はフルハイビジョンとする 6. 映像と音声を混合し HD-SDI 信号とする 7. 信号を分配し 各機器へ接続する 8. 分配した信号を NTSC アナログ信号に変換 分配して指定のモニターへ接続する 9. 出力をコンセント盤に接続する 4) 舞台中カメラ ( 既設 ) 1. 映像と音声を混合し HD-SDI 信号とする 2. 信号を分配し 各機器へ接続する 3. 出力をコンセント盤に接続する 5) プロジェクター ( 既設 ) 映像 1. プロジェクター用スイッチャー ( 既設 ) のHDMI 映像 音声出力を分配し HDCP を解除した HD-SDI 信号 ( フルハイビジョン ) に変換する 2. 映像変換器等はプロジェクター用機器架 ( 既設 ) に収納する 3. AV 室機器室内機器架で映像と別系統音声を混合出来るようにする 4. 信号を分配し 各機器へ接続する 5. 各入出力をコンセント盤に接続する 6) 公演記録映像 1. AV 室コンセント盤 ( 既設 ) に信号入力用 BNCコンセントを設置する 2. 映像と音声を混合し HD-SDI 信号とする 3. 信号を分配し 各機器へ接続する 4. 出力をコンセント盤に接続する 7) 音声 1. 舞台下手音響出力機器 ( 既設ヤマハ DME24N) のアナログ出力 2 系統を機器架へ送出する 2. 音響分配器はAV 室機器室内 ( 既設 ) に設置する 3. 音声出力を 各入力ソース等の映像信号と混合し音声付の HD-SDI 信号にする 8) エンコード及び変調等 1. 各入力ソース等をデジタル放送に適した形にエンコード OFDM 変調する 2. 各 RF 出力を混合し 更に国立文楽劇場 ITVと混合し 館内共聴放送設備へ送出する 2
3. 各入出力をコンセント盤に接続する (2) コンセント盤 1) 機器の入出力をコンセント盤に接続する 2) 接続名称等を明記する 3) AV 室機器室内機器架 ( 既設 ) を使用して設置する (3) AV 室機器室内機器架 1) それぞれの機器は AV 室機器室内の機器架 ( 既設 ) を使用して設置する 2) それぞれの機器が設置できるようAV 室機器室内機器架を整備する 3) 3P 電源コンセントを整理して設置する 4) それぞれの機器のフロントパネルに名称等を明示する (4) 直接送出系 1) 正面カメラ 客席カメラ 音響カメラ 舞台中カメラ 公演記録映像 プロジェクター映像の音声混合済み HD-SDI 信号を HDMI 信号に変換する 2) 変換した HDMI 信号をイーサネット等により伝送する 但し 遅延時間は 50ms 以下とする 3) 指定のモニターにそれぞれ送出する 4) PC 等を使用して視聴ソースを選択できるようにする (5) その他 1) それぞれの機器に必要な配線を新規に敷設し 接続する 2) 配線において外来ノイズの影響が懸念される箇所は配管配線とする 3) 不要な既設配線などを撤去する 4. 技術的要件の詳細本件調達物品に係る性能 機能及び技術等の要求要件は下記のとおりとする (1) 入力ソース等及び信号処理 1) 音響カメラ 1. スリーディー社 TPD-HD310 TPD-400E-SCT 同等品以上とする 2) 機器筐体 1. Blackmagicdesign 社 OpenGear Frame OG3-FR-C-P 同等品以上とする 3) 音声信号エンベッダー 1. Blackmagicdesign 社 OpenGear Converter Audio to SDI 同等品以上とする 3
4) SDI 映像信号分配器 1. Blackmagicdesign 社 OpenGear Converter SDI Distribution 同等品以上とする 5) SDI/ アナログコンバーター 1. Blackmagicdesign 社 OpenGear Converter SDI to Analog 同等品以上とする 6) NTSCアナログ映像信号分配器 1. TOA 社 C-VD6 同等品以上とする 7) SDI/HDMIコンバーター 1. Blackmagicdesign 社 OpenGear Converter SDI to HDMI 同等品以上とする 8) プロジェクター切替器用 HDMI 分配器 1. ADTECHNO 社 HMS-0102 同等品以上とする 9) プロジェクター切替器用 HDMI/SDIコンバーター 1. シグナスエレクトロニクス社 CSSCV503M-HDCP 同等品以上とする 10) アナログ音声分配器 1. DRAWMER 社 DA6 同等品以上とする 11) エンコーダー付 OFDM 変調器 1. マスプロ電工社 HDEC3MD 同等品以上とする 12) RF 混合器 1. 変調後の混合器は 日本アンテナ社 HEC-061 同等品以上とする 2. 既設の国立文楽劇場系 ITV との混合器は 日本アンテナ社 HEC-031 同等品以上とする 13) アンテナ分配器 1. マスプロ電工社 CS-D8W 同等品以上とする 14) 映像ケーブル 1. 全ての映像ケーブルはカナレ社 L-5CFB 同等品以上とする (2) コンセント盤 1) 映像コンセント盤 1. カナレ社 26DV 同等品以上とする (3) 直接送出系機器 1) 直接送出系送信機 1. Gefen 社 EXT-HDKVM-LANTX 又はピアコム社 HSE-1025 TX 同等品以上とする 2) 直接送出系受信機 1. Gefen 社 EXT-HDKVM-LANRX or ピアコム社 HSE-1025 RX 同等品以上とする 3) 直接送出系マトリクスコントローラー 4
1. Gefen 社 EXT-CU-LAN 同等品以上又は 設定用の PCを付属させる 4) AV 室機器室内機器架モニター 1. DX アンテナ社 LVW19EU3 同等品以上とする 2. AV 室機器室内機器架内に設置する 5) イーサネット 1. イーサネット規格は 10 ギガビット イーサネットとし カテゴリー 6A STP 又は 7A STP ケーブルを使用する 2. 10 ギガビット イーサネットハブは アライドテレシス社 AT-XS916MXT 同等品以上とする 3. 回線長が 90m を超える場合は中継する (4) その他 1) 出待ちモニター 1. DX アンテナ社 LVW32EU3 同等品以上とする 2. 壁取付金具を使用して設置する 2) ロビー大型モニター 1. シャープ社 LC-50US40 同等品以上とする 2. 壁取付金具を使用して設置する 3) 中継室モニター 1. シャープ社 LC-32H40 同等品以上とする 2. 壁取付金具を使用して設置する 5. 施工場所 国立文楽劇場 3 階小ホール等 6. その他 (1) 機器設置場所は独立行政法人日本芸術文化振興会国立文楽劇場部舞台技術課 ( 以下 舞台技術課という ) の指示に従うこと (2) 運用時間として 終日連続して使用できる精度を持つ耐久性 及び安全性のあるシステムであること (3) 機器の取り付けに際しては別紙図面の位置において行うものとする (4) 既設機器を含む総合調整 動作試験及び総合性能測定を行うこと (5) 施工の詳細については監督職員の指示により実施すること (6) 機器の搬入 据付 配線 接続 調整の費用は 供給者側の負担とすること (7) 納入機器の施工図面 回線系統図 試験測定表を2 部提供すること 5
(8) 配管配線に伴う工事においては 振動騒音が発生する為 関係各所との連携をとり 劇場運営等に影響を及ぼさないように調整し 施工すること (9) 作業日程は舞台技術課と別途協議し工程表を提出すること (10) 電源設備は舞台技術課の指示する電源盤及びコンセントを使用すること (11) 設置については耐震処理を施すこと (12) 納入機器に対し 平成 30 年 3 月までの保証期間を設けること 保証期間内において 明らかに利用者側の原因と判断される以外の故障 異常については無償で修理又は交換を行うこと また故障 異常が発生した場合 速やかに対応修理すること (13) 既設機器撤去後は適正な処分を実行する また 処分にかかる費用は供給者側の負担とすること (14) 舞台技術課が指示または定めた諸事項について 供給者はその指示に従うこと (15) 場内施設等を汚損または破損したときは 報告義務の遂行と現状復帰すること 6