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取扱説明書 USF-106TICO-12G TICO コーデック TICO codec USF-TICO-UC USF-TICO-ENC USF-TICO-DEC USF-TICO-ENCDEC 1 st Edition

使用上の注意 安全に正しくお使いいただくために必ずお守りください [ 使用環境 使用方法 ] 禁止 高温多湿の場所 塵埃の多い場所や振動のある場所に設置しないでください 使用条件以外の環境でのご使用は 動作の異常 火災や感電の原因になることがあります [ 運搬 移動 ] 注意 運搬時などに外部から強い衝撃を与えないように注意してください 機器が故障することがあります 機器を他の場所へ移動するときは 専用の梱包材をご使用ください [ 内部の設定変更が必要なとき ] 必ず行う 電源を切ってから 設定変更の操作を行ってください 電源を入れた状態で設定が必要な場合は サービス技術者が行ってください 触らない [ 異常時の処置 ] 過熱部分には触らないでください やけどをする恐れがあります 必ず行う 電源が入らない 異臭がする 異常な音が聞こえるときは 内部に異常が発生している恐れがあります すぐに電源を切り 販売代理店 サービスセンターまでご連絡ください [ 消耗部品 ] 注意 消耗部品が使用されている機器では 定期的に消耗部品を交換してください 消耗部品 交換期間の詳しい内容については 取扱説明書の最後にある仕様でご確認ください なお 消耗部品は使用環境で寿命が大きく変わりますので 早めの交換をお願いいたします 消耗部品の交換については 販売代理店へお問い合わせください 2

保証 弊社製品のご購入において製品の修理 保守等について御連絡申し上げます 1) 通常のお取り扱いにおいて発生した製品故障に関し 購入後 1 年間無償にて修理の対応を致します 2) お取り扱い上の不注意 天災等による損傷の場合は実費を頂きます 3) ご自分で修理 調査 改造されたものは 保証いたしかねる場合があります また 特別な使用環境でご使用 になられる場合 保証期間中といえども 別途有償保守契約の締結をお願いする場合があります 4) 修理はセンドバック対応となります 5) 修理期間は 弊社にて故障及び修理内容確認後の回答となります 6) 修理期間中の代替機ご提供の保証はいたしかねる場合があります 尚 代替機ご提供の場合は代替機使用 料金が必要となります 7) 製品の保守に関しましては 製品出荷後原則 7 年間とさせて頂いています 但し 出荷後 7 年間を過ぎまして も 保守部品を保有している場合 もしくは部品入手が可能な場合は修理をお受け致しています 8) 製品の故障に起因する派生的 付随的および間接的損害 逸失利益 ならびにデータ損害の補償等について は 全てご容赦頂きます 9) 他社製品の修理 保守等については 別段の指定がない限り 他社の保証 保守条件によります 10) 本保証は日本国内においてのみ有効です 11) 詳細につきましては その都度修理部門にお問合せ頂きますようお願い申し上げます 特別な修理対応を御希望の場合は 別途御相談させて頂きます 3

開梱および確認 このたびは USF-106TICO -12G プロセッサをお買い上げ頂きまして 誠にありがとうございます 構成表を参照し 品物に間違いがないかどうかご確認ください 万一 品物に損傷があった場合は 直ちに運送業者にご連絡ください 品物に不足や間違いがあった場合は 販売代理店までご連絡ください USF-106TICO-12G 構成表 品名 数量 備考 USF-106TICO-12G 1 DVD-ROM 1 フロントモジュールリアモジュール取り付けネジ 4 個 インストレーションディスク USF-106TICO-12G GUI Processor Control GUI Launcher 取扱説明書 (PDF) ソフトウェアオプション 本モジュール基板は ご使用の用途に合わせてオプション設定が必要です 品名用途 USF-TICO-UC アップコンバート機能 ( エンコーダ時に有効 ) USF-TICO-ENC USF-TICO-DEC SDI 非圧縮信号から TICO 圧縮信号へのエンコーダ用 TICO 圧縮信号から SDI 非圧縮信号へのデコーダ用 USF-TICO-ENCDEC エンコード / デコード両方使用 ( メニューから切り替え可能 ) 登録商標 Microsoft Windows および Internet Explorer は米国 Microsoft Corporation の 米国 日本およびその他の国における登録商標または商標です Intel Core および Pentium は 米国およびその他の国における Intel Corporation の商標です Firefox は Mozilla Foundation の登録商標です Dolby およびドルビーは ドルビーラボラトリーズの登録商標です その他全ての商標および製品名は個々の所有者の商標または登録商標です 4

目次 1. 概要および特長... 8 1-1. USF-106TICO-12G Ver.1 の仕様... 8 1-2. 概要... 8 1-3. 特長... 9 2. 各部の名称と機能...10 2-1. 前面パネル...10 2-2. ディップスイッチ設定...10 2-3. 背面パネル...10 3. 接続...11 3-1. 接続例...11 3-2. 映像の入出力...12 3-2-1. エンコード (SDI 非圧縮信号 >> TICO 圧縮信号 )...12 3-2-2. デコード (TICO 圧縮信号 >> SDI 非圧縮信号 )...14 4. 動作環境...16 5. USF-106TICO-12G GUI のインストール...16 6. Processor Control GUI Launcher...17 6-1. GUI ランチャーのインストール...17 6-2. GUI ランチャーの起動...17 6-3. USF-106TICO-12G モジュールの登録...18 6-4. 登録情報の変更...18 6-5. 登録ユニットの削除...19 7. USF-106TICO-12G GUI (Windows GUI)...20 7-1. Video タブの設定...20 7-1-1. Synchronizer...21 7-1-2. Reference Select...24 7-1-3. Decoder...25 7-1-4. Encoder...26 7-1-5. D/C...26 7-1-6. U/C (USF-TICO-UC オプション )...28 7-1-7. Color Processor...28 7-1-7-1. Pre Process Amp/Post Process Amp...29 7-1-7-2. Input / Output Gamma / Color...29 7-1-7-3. Dynamic Range Gain...31 7-1-7-4. Differential Color Correct...32 7-1-7-5. Knee (RGB) Clip...32 7-1-7-6. Balance Color Correct...33 7-1-7-7. YPbPr Clip...33 7-1-7-8. Other...34 7-1-8. 4K, TICO/3G, HD Ancillary...34 7-1-9. Output Select...36 7-1-10. Bypass...37 7-1-11. Video Status...37 7-1-12. Ancillary Status...38 7-2. Audio タブの設定...38 7-2-1. Input...38 7-2-2. Input Delay x 16...39 7-2-3. Sampling Rate Convert...40 7-2-4. Output Mapping 16 x 16...40 7-2-5. Monosum / Downmix / Mute Test Signal...41 7-2-6. Gain...42 7-2-7. Output Delay...43 5

7-2-8. Output...43 7-2-9. Audio System...44 7-2-10. Input Status / Output Status...45 7-3. Event タブの設定...45 7-3-1. イベントメモリに保存されない項目...46 7-4. Status タブ...46 8. Web GUI...47 8-1. Module Information...47 8-2. Network...47 8-3. Trap...48 8-3-1. SNMP Trap 設定...48 8-3-2. Download MIB File...49 8-4. Event Data...49 8-5. Gamma Data / Gamut Data...50 9. 外部制御...51 9-1. 通信方式...51 9-2. 制御電文...52 9-2-1. 制御電文のフォーマット...52 9-2-2. 制御システムからの制御電文一覧...52 9-3. 制御電文の詳細...53 9-3-1. 制御電文の設定範囲...53 9-3-2. Power On コマンド...53 9-3-3. Dynamic Range Conversion コマンド...53 9-3-4. Input Gamma Curve (EOTF) コマンド...53 9-3-5. Output Gamma Curve (OETF) コマンド...54 9-3-6. Input Color Space コマンド...54 9-3-7. Output Color Space コマンド...54 9-3-8. Dynamic Range Gain コマンド...54 9-3-9. Conversion Mode コマンド...55 9-3-10. OOTF for Y Gamma (Input Side) コマンド...55 9-3-11. System Gamma (Input Side) コマンド...55 9-3-12. Display Peak (Input Side) コマンド...55 9-3-13. Display Black (Input Side) コマンド...55 9-3-14. OOTF for Y Gamma (Output Side) コマンド...55 9-3-15. System Gamma (Output Side) コマンド...56 9-3-16. Display Peak (Output Side) コマンド...56 9-3-17. Display Black (Output Side) コマンド...56 9-3-18. White Clip Disable /Enable コマンド...56 9-3-19. White Clip コマンド...56 9-3-20. Knee Slope コマンド...56 9-3-21. Knee Point コマンド...57 9-3-22. Black Clip Disable /Enable コマンド...57 9-3-23. Black Clip コマンド...57 9-3-24. Event Load コマンド...57 9-3-25. Event Save コマンド...57 9-3-26. 状態要求コマンド...57 9-4. 制御システムの応答...58 9-5. USF-106TICO-12G からの状態メッセージ...58 9-5-1. 状態メッセージ...58 9-6. 制御電文送受信手順...60 9-6-1. USF-106TICO-12G の起動確認...60 9-6-2. USF-106TICO-12G の状態取得...61 9-6-3. 操作による設定変更 ( 例 : ガンマカーブ設定コマンド )...61 9-6-4. USF-106TICO-12G からの状態変化通知...61 6

10. SNMP...62 11. 仕様および外観図...65 11-1. 仕様...65 11-2. 外観図...66 7

1. 概要および特長 1-1. USF-106TICO-12G Ver.1 の仕様 TICO コーデックの基本動作 音声通過等には対応しますが カラーコレクタ等が盛り込まれない限定仕様となります < 実装済みの機能 > TICO エンコード機能 デコード機能 TICO 圧縮信号の入出力は 3G-SDI Level-A に限定 ダウンコンバート (4K 1080/59i 59p) アップコンバート (1080/59i 59p 4K) USF-TICO-UC オプション FS 関連機能 インプットロック ゲンロックの切り替え 位相調整機能 エンベデッド音声の通過 遅延調整 専用 GUI からの制御 4K SQD 形式の入出力 3G-SDI Level-B 入出力 SNMP H/V 全アンシラリの通過 <Ver.2 以降実装の機能 項目 > 50Hz 系フォーマット カラーコレクタ プロセスアンプ HDR/WCG 変換機能 FA-10RU からの制御 1-2. 概要 USF-106TICO-12G は 4K 映像信号と TICO 圧縮信号を変換する装置です エンコードモード デコードモードは工場出荷時に設定します USF-TICO-ENCDEC オプションをインストールしている場合は メニューからエンコード機能 デコード機能を切り替えることができます TICO は 1:4 のヴィジュアルロスレス ( 見た目に劣化がない ) 圧縮技術で 繰り返しの圧縮 伸長による画質の劣化が少なく 低遅延 ( 数十ライン ) での映像処理が可能です USF-106TICO-12G には標準でダウンコンバータ機能 (4K 1080i または 1080p) が内蔵されています これにより デコード時には伸張した 4K 映像と それをダウンコンバートした HD 映像を同時に出力することが可能で エンコード時 (4K 入力時 ) には TICO 圧縮された 3G-SDI 信号を出力すると共に 入力 4K 映像をダウンコンバートした HD 信号を同時に出力可能です 信号処理として カラコレ機能 (HDR/WCG 対応 ) (*1) FS 機能 ( 音声プロセス付き ) を標準搭載し さらにオプション機能として アップコンバート機能を追加することが可能です (USF-TICO-UC オプション ) 1 台で回線の受けと出しの両方のシステムにおいて 映像信号の帯域削減と共に 省スペース化に貢献します (*1) 将来対応予定 8

1-3. 特長 TICO コーデック技術により 4K/59.94p 映像信号を 3G-SDI 信号で伝送可能 入出力兼用の 3G-SDI x4 端子を装備 Quad Link 3G-SDI の入出力として または HD/3G-SDI 信号の 4 入力 4 分配端子として使用可能 12G-SDI 入力 x1 出力 x2 端子を装備 4K 信号をケーブル 1 本で伝送可能 4K 映像は 2SI / SQD Level A/B のいずれにも対応 (SQD 時は処理遅延が加算されます ) ダウンコンバート機能標準搭載 入力の 4K 映像またはデコード後の 4K 映像を HD 映像で出力可能 FS 機能搭載 エンコード時には入力信号を安定化させてから TICO コーデックを行うことが可能となります これにより後段の光 / ネットワーク機器に対して 常に安定したコーデック信号 (3G-SDI) を供給することが可能となり システム全体の信頼性が向上します デコード時には 非同期や位相のずれた TICO 信号を受信しても FS 処理後にデコードすることにより スタジオ内の REF に同期した 4K 信号を出力することができます 音声プロセス機能搭載 各種映像処理による遅延を補償するため 音声遅延は自動または手動で調整可能です さらにゲイン調整 リマップ ダウンミックス トーン信号発生の機能を有します HDR/WCG 対応カラープロセッサ機能搭載 HD-4K のアップ ダウン変換時に 4K の広色域 ハイダイナミック映像と 従来の HD 映像の変換が可能 ( 将来対応予定 ) 専用 GUI ソフト制御 Web ブラウザ制御 ( 一部機能のみ ) SNMP 監視 USF フレーム (USF-212AS) に搭載 9

2. 各部の名称と機能 2-1. 前面パネル 1 USF-106TICO-12G 番号名称説明 1 マイクロ SD マイクロ SD カードが実装されます カードを抜かないでください 2-2. ディップスイッチ設定 ディップスイッチ設定は工場出荷時の状態から変更しないでください 誤って変更してしまったときは 下記の表を参照して工場出荷時の状態に戻してください スイッチ番号 スイッチ番号 設定 DS1 1-8 Off ( 設定変更しないでください ) DS2 1-8 Off ( 設定変更しないでください ) DS7 1-8 Off ( 設定変更しないでください ) 2-3. 背面パネル 2a 3G/HD-SDI IO 2b 2c 2d 1b 12G/3G/HD-SDI OUT 1a USF-106TICO-12G 12G/3G/HD-SDI IN1 名称 12G/3G/HD-SDI IN1 12G/3G/HD-SDI OUT 1a~1b 3G/HD-SDI IO 2a~2d 説明 12G/3G/HD-SDI 信号または TICO 圧縮信号の入力端子です 12G/3G/HD-SDI 信号または TICO 圧縮信号の出力端子です 12G/3G/HD-SDI IN1 と 12G/3G/HD-SDI OUT 1a はアクティブバイパスが可能です 3G/HD-SDI 信号または TICO 圧縮信号の入出力端子です 4K 映像 (Quad Link 3G-SDI) の入出力として使用するときは Link 1~4 の信号端子として使用します 10

VIDEO IN USF-10 40VEA THRU 1 2 3G/HD/SDSDI IN USF-1043FS 1 2 VIDEO OUT 2a 2b 2c 2d 3G/HD/SD-SDI IO ANALOG AUDIO USF-1 08ADA 1 2 3G/HD/SD SDI OUT 3 3 1b 12G/ 3G/HD/ SD-SDI OUT 1a 1 2 3 4 5 SDI IN SDI OUT USF-106UDC-12G 12G/3G/HD /SD-SDI IN USF-10 53DDA 4 4 IN OUT 3G/HD/SD SDI USF-1013MUX IN OUT 3G/HD/SD SDI USF-101 3DEMUX 1/2 3/4 5/6 DIGITAL AUDIO IN 1/2 3/4 5/6 DIGITAL AUDIO OUT 1 2 12a 2b2 2c 3G/HD/SD 2d SDI OUT 3G/HD/SD 3G/HD/SD-SDI SDI INIO USF-10 43DCC USF-106UDC-12G 12G/3G/HD /SD-SDI IN 3 4 1b 12G/ 3G/HD/ SD-SDI OUT 1a 5 6 7 VIDEO OUT 1 VIDEO IN USF-11 00VEA THRU 8 9 2 3 10 4 LAN A ALARM GENLOCK 1 GENLOCK 2 AC100-240V 50/60Hz IN 3. 接続 3-1. 接続例 下記の接続例では USF-212AS フレームに USF-106TICO-12G モジュールが 2 枚インストールされています モジュールの上側の 4 つの BNC ポートは入力 / 出力を選択できます 詳しくは 3-2. 映像の入出力 を参照してください USF フレームと PC および FA-10RU ( オプションのリモートコントロールユニット ) は LAN で接続されています 専用の Windows GUI ソフトを PC にインストールして モジュールのセットアップおよび操作を行います ( 4. USF-106TICO-12G GUI (Windows GUI) 参照) PC の Web ブラウザからは イベント ( メニュー設定リスト ) の保存 / 呼び出し Gamma および Gamut 設定ファイルのインポート / エクスポートができます ( 8. Web GUI 参照) 同期信号 75Ω 終端 USF-106TICO-12G 7/8 -LTC 7/8 -LTC LAN 1 LAN 2 LAN1 USF-212 192.168.0.10 (255.255.255.0) SER. NO. AC100-240V 50/60Hz IN 1 AC100-240V 50/60Hz IN 2 USF-212AS 背面 入力 / 出力選択可能 4K 映像 イーサネットハブ TICO 信号 TICO 信号 4K 映像 セットアップ 操作イベント保存 / 呼び出し セットアップ 操作 (Windows GUI ソフト ) イベント保存 / 呼び出し (Web ブラウザ ) LAN ポート 192.168.0.53 (255.255.255.0) FA-10RU ( リモートコントロールユニットオプション ) Windows GUI ソフト Web ブラウザ TO MU GPI1 GPI2 GPI3 (10/100/1000BASE-T) TO MU 192.168.0.100 (255.255.255.0) FA-10RU からは モジュールのセットアップ 操作 イベントの保存 / 呼び出しが可能です FA-10RU の接続お よび操作方法については FA-10RU for USF-106TICO-12G 取扱説明書 を参照してください ( 将来対応 予定 ) 11

3-2. 映像の入出力 3-2-1. エンコード (SDI 非圧縮信号 >> TICO 圧縮信号 ) SDI I/O 2a~2d を入力 (*1) に設定した場合 構成 :USF-106TICO-12G (USF-TICO-ENC オプション ) 入力映像入力端子 (*2) SDI OUT 1a 1b 出力映像 HD (*5) 4K (12G Single) 4K (3G Quad) 4K (3G Quad) SDI IN 1 SDI I/O 2a-2d SDI IN 1 SDI IN1 SDI I/O 2b-2d (*3) SDI I/O 2a-2d (*4) TICO 圧縮信号 D/C HD TICO 圧縮信号 D/C HD TICO 圧縮信号 D/C HD TICO 圧縮信号 D/C HD [Video] > [Output Select] 設定 Out 1a/1b: TICO Out 1a/1b: D/C HD Out 1a/1b: TICO Out 1a/1b: D/C HD Out 1a/1b: TICO Out 1a/1b: D/C HD Out 1a/1b: TICO Out 1a/1b: D/C HD (*1) [Video > Synchronizer > SDI 2 IO Direction] を Input に設定してください (p. 21) (*2) [Video > Synchronizer > Input Source > Source] で入力を選んでください (p. 21) (*3) [Video > Synchronizer > Input Source > Source] で IN1 を選んでください (p. 21) (*4) [Video > Synchronizer > Input Source > Source] で IO 2a を選んでください (p. 21) (*5) USF-TICO-UC オプションが必要です 入力 : 出力 : SDI IN1 SDI OUT 1a, 1b TICO 圧縮信号または D/C HD 2a 3G/HD-SDI IO 2b 2c 2d 1b 12G/3G/HD-SDI OUT 1a USF-106TICO-12G 12G/3G/HD-SDI IN1 4K (12G) または HD TICO 圧縮信号または D/C HD または SDI IN の Active Out 入力 : 出力 : SDI IO 2a-2d SDI OUT 1a, 1b HD (USF-TICO-UC オプション ) または 4K (3G Quad) TICO 圧縮信号または D/C HD 2a 3G/HD-SDI IO 2b 2c 2d 1b 12G/3G/HD-SDI OUT 1a USF-106TICO-12G 12G/3G/HD-SDI IN1 TICO 圧縮信号または D/C HD または SDI IN の Active Out 12

入力 : 出力 : SDI IN1, SDI IO 2b-2d SDI OUT 1a, 1b 4K (3G Quad Link2~4) TICO 圧縮信号または D/C HD 2a 3G/HD-SDI IO 2b 2c 2d 1b 12G/3G/HD-SDI OUT 1a USF-106TICO-12G 12G/3G/HD-SDI IN1 4K (3G Quad Link1) TICO 圧縮信号または D/C HD または SDI IN の Active Out SDI I/O 2a~2d を出力 (*1) に設定した場合 構成 :USF-106TICO-12G (USF-TICO-ENC オプション ) 入力映像 HD (*3) 4K (12G Single) 入力端子 (*2) SDI IN1 SDI OUT 1a, 1b 出力映像 TICO 圧縮信号 D/C HD TICO 圧縮信号 D/C HD SDI I/O 2a-2d 出力映像 TICO 圧縮信号 D/C HD TICO 圧縮信号 D/C HD [Video] > [Output Select] 設定 Out 1a/1b: TICO IO 2a-2d: TICO Out 1a/1b: D/C HD IO 2a-2d: D/C HD Out 1a/1b: TICO IO 2a-2d: TICO Out 1a/1b: D/C HD IO 2a-2d: D/C HD (*1) [Video > Synchronizer > SDI 2 IO Direction] を Output に設定してください (p. 21) (*2) [Video > Synchronizer > Input Source > Source] を IN1 に設定してください (p. 21) (*3) USF-TICO-UC オプションが必要です 入力 : SDI IN1 出力 : SDI OUT 1a, 1b SDI I/O 2a-2d TICO 圧縮信号または D/C HD ( 端子単位 ) TICO 圧縮信号または D/C HD 2a 3G/HD-SDI IO 2b 2c 2d 1b 12G/3G/HD-SDI OUT 1a USF-106TICO-12G 12G/3G/HD-SDI IN1 4K (12G) または HD TICO 圧縮信号または D/C HD または SDI IN の Active Out 13

3-2-2. デコード (TICO 圧縮信号 >> SDI 非圧縮信号 ) SDI I/O 2a~2d を入力 (*1) に設定した場合 構成 :USF-106TICO-12G (USF-TICO-DEC オプション ) 入力映像入力端子 (*2) SDI OUT 1a, 1b 出力映像 TICO 圧縮信号 SDI IN 1 SDI I/O 2a-2d 4K (12G Single) D/C HD [Video] > [Output Select] 設定 Out 1a/1b: UHD 12G-SL Out 1a/1b: D/C HD (*1) [Video > Synchronizer > SDI 2 IO Direction] を Input に設定してください (p. 21) (*2) [Video > Synchronizer > Input Source > Source] で入力を選んでください (p. 21) 入力 : 出力 : SDI IN1 SDI OUT 1a, 1b 4K (12G) または D/C HD 2a 3G/HD-SDI IO 2b 2c 2d 1b 12G/3G/HD-SDI OUT 1a USF-106TICO-12G 12G/3G/HD-SDI IN1 入力 : 出力 : TICO 圧縮信号 SDI IO 2a-2d SDI OUT 1a, 1b TICO 圧縮信号 4K (12G) または D/C HD または SDI IN の Active Out 4K (12G) または D/C HD 2a 3G/HD-SDI IO 2b 2c 2d 1b 12G/3G/HD-SDI OUT 1a USF-106TICO-12G 12G/3G/HD-SDI IN1 4K (12G) または D/C HD または SDI IN の Active Out 14

SDI I/O 2a~2d を出力 (*1) に設定した場合 構成 :USF-106TICO-12G (USF-TICO-DEC オプション ) 入力映像 TICO 圧縮信号 入力端子 (*2) SDI IN1 SDI OUT 1a, 1b 出力映像 4K (12G Single) 4K (3G Quad) Link1 D/C HD SDI OUT 2a-2d 出力映像 4K (3G Quad) Link1-4 4K (3G Quad) Link1-4 D/C HD [Video] > [Output Select] 設定 Out 1a/1b: UHD 12G-SL IO 2a: UHD 3G-QL (L1) IO 2d: UHD 3G-QL (L4) Out 1a/1b: UHD 3G-QL (L1) IO 2a: UHD 3G-QL (L1) IO 2d: UHD 3G-QL (L4) Out 1a/1b: D/C HD IO 2a-2d: D/C HD (*1) [Video > Synchronizer > SDI 2 IO Direction] を Output に設定してください (p. 21) (*2) [Video > Synchronizer > Input Source > Source] を IN1 に設定してください (p. 21) 入力 : 出力 : SDI IN1 SDI OUT 1a-1b SDI IO 2a-2d 4K (3G Quad Link 1~4) または D/C HD ( 端子単位 ) 4K (12G) または D/C HD または 3G Quad の Link1 2a 3G/HD-SDI IO 2b 2c 2d 1b 12G/3G/HD-SDI OUT 1a USF-106TICO-12G 12G/3G/HD-SDI IN1 TICO 圧縮信号 4K (12G) または D/C HD または 4K (3G Quad Link1) または SDI IN の Active Out 15

4. 動作環境 USF-106TICO-12G GUI および Processor Control GUI Launcher は次の PC 環境で動作します OS CPU メモリ ディスプレイ ネットワークポート ネットワークケーブル Windows 7 Professional SP1 (32/64bit) Windows 8.1,10 Pro (32/64bit) (Mac OS には対応していません ) Intel Core 2 Duo processor 2GHz 以上 2GB 以上 解像度 1280 1024pixels 以上推奨フルカラー (24 ビット ) 表示可能であること Ethernet 100BASE-TX/1000BASE-T 1 ポート以上 100BASE-TX : カテゴリ 5 以上 1000BASE-T : カテゴリ 6 またはエンハンストカテゴリ 5 ソフトウェア Microsoft.NET Framework 4.7.1 Windows Installer 3.1 5. USF-106TICO-12G GUI のインストール USF-106TICO-12G を PC からリモート制御する Windows GUI をインストールします (1) DVD-ROM の USF-106TICO-12G のフォルダを開き Setup をダブルクリックして セットアップウィザードを実行します (2) 下記の Window が表示されたら Next をクリックします (3) Next をクリックします (4) インストール完了のメッセージが表示されたら Close をクリックしてウィザードを終了します 16

6. Processor Control GUI Launcher Processor Control GUI Launcher (GUI ランチャー ) を使用すると 複数の USF-106TICO-12G と接続可能となり GUI から制御する USF-106TICO-12G を簡単に切り替えることができるようになります Processor Control GUI Launcher をインストールし 接続する機器を登録してください 6-1. GUI ランチャーのインストール (1) DVD-ROM の Processor Control GUI Launcher のフォルダを開き Setup をダブルクリックして セットアップウィザードを実行します (2) 下記のウィンドウが表示されたら Next をクリックします (3) Next をもう一度クリックします (4) インストール完了のメッセージが表示されたら Close をクリックしてウィザードを終了します 6-2. GUI ランチャーの起動 GUI ランチャーのインストールが完了すると デスクトップ上にアイコンが表示されます アイコンをダブルクリックすると GUI ランチャーが起動します GUI ランチャーが起動すると下記の Launcher 画面が表示されます 17

6-3. USF-106TICO-12G モジュールの登録 (1) Add Unit ボタンをクリックし Add Uint ウィンドウを表示します (2) IP アドレスと機器の名称 ( 識別用の任意の名前 ) を入力し OK ボタンをクリックします USF フレームの LAN A 端子経由で接続する場合は NAT Connection にチェックを付け HTTP port と Control Port についても追加で入力します (3) 機器が登録され ランチャー画面リストに表示され 自動的に機器と接続します Status 欄には 状態を表す以下のメッセージが表示されます Status メッセージ Searching Connected Disconnected Error 対象の機器を検索中です 対象の機器と接続しています 対象の機器と接続していません 内容 対象の機器は Processor Control GUI Launcher から制御できません (4) 接続が完了すると Status 表示が Searching から Connected になります (5) 接続済みの機器 ( ステータスが Connected のもの ) をリストから選択し ダブルクリックすると GUI が起動し ます (Windows GUI をあらかじめ PC にインストールしておいてください ) 6-4. 登録情報の変更 (1) リストから変更したい USF-106TICO-12G を選択し 右クリックするとプルダウンメニューが現れます (2) Edit をクリックし Edit Unit ウィンドウを表示し IP アドレスや表示名を変更します IP アドレスを変更すると 自動的に変更後のアドレスで機器を検索します 18

6-5. 登録ユニットの削除 (1) 登録リストからユニット情報を削除したい場合は Disconnect ボタンをクリックし 一度すべてのユニットとの 接続を切断します (2) リストから削除したいユニットを選択し 右クリックしてメニューを表示します (3) Remove ボタンを押して リストからユニットを削除します 19

7. USF-106TICO-12G GUI (Windows GUI) Windows GUI は Processor Control GUI Launcher から起動します 接続済みの USF-106TICO-12G モジュールを登録リストから選択し ダブルクリックすると メイン画面が表示されます インストールしているオプションによって メイン画面が異なります ( 下図はエンコーダモード時 ) メイン画面は Video Audio Event Status の 4 つのタブで構成されています Video タブ : 映像信号処理のブロック図が表示され映像処理の設定を行います Audio タブ : オーディオ信号処理のブロック図が表示されオーディオ処理の設定を行います Event タブ : 設定値の保存 / 読込操作を行います Status タブ : 接続先のモジュール情報が表示されます 7-1. Video タブの設定 Video タブを選択すると Video ブロック図が表示されます 処理順にブロックを選択して設定画面を開き 設定を行います エンコーダモードの場合 20

デコーダモードの場合 ブロック名 参照 ブロック名 参照 Synchronizer 7-1-1 Color Processor 7-1-7 Reference Select 7-1-2 4K, TICO/3G, HD Ancillary 7-1-8 Decoder 7-1-3 Output Select 7-1-9 Encoder 7-1-4 Bypass 7-1-10 D/C 7-1-5 Video Status 7-1-11 U/C (*1) 7-1-6 Ancillary Status 7-1-12 (*1) USF-TICO-UC オプションが必要です 7-1-1. Synchronizer Video ブロック図の Synchronizer を選択すると 次の設定画面が表示されます 項目初期値設定範囲説明 SDI 2 IO Direction Input Input Output 双方向端子 SDI IO 2a-2d の入出力方向を設定します 21

Input Source 項目 初期値 設定範囲 説明 Link(UHD) Source IN 1 Single Link Single Link Quad Link IN 1 IO 2a IO 2b IO 2c IO 2d UHD 信号の入力方式を選択します 入力する信号を設定します Terminal Assign - - 入力端子のアサイン状態を表示します Format 項目 初期値 設定範囲 説明 Format Auto Detect Auto Detect Manual Synchronizer の出力フォーマットを指定します Auto Detect: Synchronizer の入力信号フォーマット Manual: 以下で指定した信号フォーマット Format を Manual にすると 以下の項目で入力フォーマットを指定できます Standard 1080 1080 2160 Horizontal Size 1920/3840 1920/3840 Frame Rate 59.94i Division (UHD) Level Synchronized Format Follow Input Follow Input - 59.94p 59.94i Follow Input SQD 2SI Follow Input Level-A Level-B - 映像の垂直解像度を指定します 映像の水平解像度を表示します ( 設定変更できません ) フレーム / フィールドレートを指定します SDI 信号の映像分割方式を設定します SDI 信号のマッピング Level を指定します Synchronizer の出力フォーマットが表示されます Video Loss 項目 初期値 設定範囲 説明 Source Back Color(Link) Back Color(Link) Back Color(Separate) Auto Freeze Output Mute 入力映像が欠落したときの出力モードを選びます Back Color(Link): 単色 ( 下記 Back Color で指定した色 ) の映像を出力します Back Color(Separate): 欠落部分を単色 ( 下記 Back Color で指定した色 ) で出力します Auto Freeze: 最後の正常な入力映像をフリーズさせて出力します Output Mute: 出力を停止します USF-106TICO-12G 後段の機器が 信号ロスを検知できるようにします 4K Quad Link 3G 入力のときは次ページの表参照 22

Back Color Black Black Blue Red Magenta Green Cyan Yellow Video Loss Source 設定で使用される単色を指定します ver.1 では Black のみ対応しています Loss Mode:4K Quad Link 3G 入力時に一部が欠落した場合 2SI 4K 入力 SQD Video Loss Source 設定 Back Color(Link) Output Mute Back Color(Separate) Auto Freeze Back Color(Link) Back Color(Separate) Output Mute Auto Freeze 入力の一部が欠落したときの出力映像 失われたリンクを補完して おおむね正常な映像を出力します 失われたリンク部分を単色として処理するため輝度が下がります 最後の正常な入力映像をフリーズさせて出力します 単色の映像を出力します 失われたリンク部分を単色として処理し 映像を出力します 最後の正常な入力映像をフリーズさせて出力します Synchronizer Mode 項目初期値設定範囲説明 Synchronizer Mode Frame Frame Line AVDL Line (Min) 同期モードを設定します ゲンロック信号とビデオ入力信号が非同期の場合は Frame を使用してください 信号を引き込むときの基準位置 (H:0, V:0) は Timing 設定でオフセットできます したがって Timing 設定により 各モードの引き込み範囲もずれます 引き込み位相範囲について 詳しくは下図を参照してください Frame: ビデオ入力を フレームメモリを使用して引き込みます Line: ビデオ入力を 1H メモリを使用して引き込みます AVDL: ビデオ入力を 1H メモリとフレームメモリを併用して引き込みます Line(Min): ビデオ入力を 1H メモリを使用して引き込みます Adjust Timing 項目 初期値 設定範囲 説明 H Timing 0 Clock -2750~2750 (1080/Level B) -1375~1375 (1080) V Timing 0 Line -563~563 Sync Delay - - Genlock Source に対する内部同期回路の H 位相を指定します Genlock Source に対する内部同期回路の V 位相を指定します Synchronizer の入力から Adjust Timing による位相調整までの映像処理遅延量を表示します Video Freeze 項目 初期値 設定範囲 説明 Freeze Mode Off Frame Off On Frame Odd Evev フリーズの ON/OFF を設定します Freeze 動作時のモードを選択します 各 FS の入力信号が無い場合 または プログレッシブ映像信号が入力されている場合は設定できません 23

信号の同期と位相調整バーは 各同期モードで可能な引き込み範囲を示します 引き込み範囲を超える入力信号の場合は フレーム遅延または上下のずれが起こります -6H -5H -4H -3H -2H -1H 0H Frame 引き込み範囲 : -2.0H (4K/HD/SD Single Link 信号 ) (-2.0H より早い入力の場合は フレーム遅延なしそうでないと フレーム遅延する場合あり ) -4.0H (4K Quad Link 信号 ) AVDL 引き込み範囲 : -6.0H~ -0.5H ( 範囲外の入力の場合 フレーム遅延する場合あり ) Line 引き込み範囲 : -1.5H~ -0.5H ( 範囲外の入力の場合 映像が上下にずれる ) Line(MIN) 引き込み範囲 : -(1H+700clk)~-700clk ( 範囲外の入力の場合 映像が上下にずれる ) Synchronizer 出力位相 : Timing (H:0, V:0) ( 前ページの Timing でこの位置をオフセットできます 7-1-2. Reference Select Video ブロック図の Reference Select を選択すると 次の設定画面が表示されます Reference Select 項目初期値設定範囲説明 Genlock IN Genlock Select GENLOCK 1 Genlock IN Input Lock Free Run GENLOCK 1 GENLOCK 2 同期ソースを選択します GENLOCK IN: USF フレームから供給される同期信号 (BB または 3 値シンク ) を使用します Input Lock: Synchronizer の Source として選択された SDI 信号を使用します Free Run: 内蔵の同期発生器を使用します USF フレームから入力する Genlock 信号を選択します 24

7-1-3. Decoder Video ブロック図の Decoder を選択すると 下図の設定画面が表示されます Decoder Output Format 項目 初期値 設定範囲 説明 Division Level 2SI Level-A SQD 2SI Level-A Level-B 12G-SDI で出力する際は 2SI Level-A の設定にする必要があります 4K 出力時の分割方式を設定します 3G-SDI 出力時のレベルを設定します Decoder 項目 表示 説明 Status Error Count Restart nottico Profile 1 Profile 2 Decoder に入力されている TICO 信号のステータスを表示します デコードエラーが発生した回数を表示します Reset ボタンを押すことでエラーカウントをリセットします デコーダが異常停止した際にデコードを再開させることができます 通常は使用しません デコーダが誤動作し 回復しない場合に デコーダを初期化し再スタート処理を行います Delay 項目初期値設定範囲説明 Delay 0 0-8 Converter Delay Frame Frame Minimum Adjustable Delay 量を 1-8 フレームで指定します Delay 量を付加しない場合は 0 に設定します Converter からの出力位相を設定します Frame: Delay で設定した遅延量 Minimum: 最小遅延量 Adjustable: Delay で設定した遅延量を基準に調整します 以下の項目で調整してください 25

以下の設定は Converter Delay が Adjustable の場合に有効になります H Timing 0 Clock -2750~2750 Clock 映像の水平方向遅延を微調整します V Timing 0 Line -563~563 Line 映像の垂直方向遅延を微調整します 調整後の映像遅延量は Converter Delay に ms もしくは ns 単位で表示されます 7-1-4. Encoder Video ブロック図の Encoder を選択すると 下図の設定画面が表示されます Encoder Status 項目表示説明 Error Count Restart Delay Error Running 7-1-3. Decoder 参照 Encoder の動作状態を表示します エンコードエラーが発生した回数を表示します Reset ボタンを押すことでエラーカウントをリセットします エンコーダが異常停止した際にエンコードを再開させることができます 通常は使用しません エンコーダが誤動作し 回復しない場合に エンコーダを初期化し再スタート処理を行います 調整後の映像遅延量は Converter Delay に ms 単位で表示されます 7-1-5. D/C Video ブロック図の D/C を選択すると 下図の設定画面が表示されます Format Convert 項目初期値設定範囲説明 Frame Rate 59.94i Level Level-A 59.94p 59.94i Level-A Level-B フレームレートを選択します 3G-SDI 出力時のレベルを設定します 26

Filter Horizontal Anti Alias, Vertical Anti Alias 項目初期値設定説明 Mode Frequency Level Auto H:0.500 V:0.250 H:100% V:100% Auto Manual 0.125 0.500 0 (Off ) 100% Auto:Frequency と Level を自動的に設定します Manual:Frequency を手動で設定します カットオフ周波数を設定します Mode が Manual 時に操作可能 原画像のミックス率を設定します Mode が Auto 時にも操作可能 Horizontal Enhancer, Vertical Enhancer 項目初期値設定説明 Enhance Disable Disable Enable High 1 0 10 Middle 1 0 10 Low 1 0 10 水平 / 垂直エンハンサの無効 (Disable)/ 有効 (Enable) サンプリング周波数の 0.29~0.4 の範囲のエンハンサを設定します サンプリング周波数の 0.17~0.29 の範囲のエンハンサを設定します サンプリング周波数の 0.03~0.17 の範囲のエンハンサを設定します Noise Reducer 項目 初期値 設定 説明 Noise Reducer Enable Disable Enable Red 8 1-16 Green 8 1-16 Blue 8 1-16 4K へのアップコンバート 4K からのダウンコンバート時 ノイズ除去処理の有効 (Enable)/ 無効 (Disable) を設定します 低輝度領域 ( 暗い部分 ) のノイズ除去レベルを RGB で設定します カメラ等で生じる暗部のランダムノイズを除去する機能です 高輝度領域 ( 明るい部分 ) のノイズや 圧縮によるブロックノイズ等には効果がありません Red Green Blue Filter Level の強度を上げる ( 値を大きくする ) と 映像信号の高域周波数成分が減衰します 27

7-1-6. U/C (USF-TICO-UC オプション ) Video ブロック図の U/C を選択すると 下図の設定画面が表示されます Format Convert 項目初期値設定説明 Motion Sense Adaptive Adaptive Field Frame(Odd 1st) Frame(Even 1st) Field: インターレースの入力映像の片方の FIELD のみを使用し プログレッシブ映像を生成します 動き適応処理がないため映像の破綻はありませんが V 方向の解像度は良くありません Adaptive: 入力映像の静止 動きを検知し 最適なプログレッシブ映像を生成します Frame(ODD 1st): 入力映像の ODD と EVEN フィールドを 1 セットとしてプログレッシブ映像を生成します プログレッシブ撮影された映像がセグメントフレーム形式で入力されている場合に設定してください Frame(EVEN 1st): 入力映像の EVEN と ODD フィールドを 1 セットとしてプログレッシブ映像を生成します Filter 7-1-5. D/C を参照して設定します Other Directional Interpolation (4K アップコンバージョン用 ) 項目初期値設定説明 Enable/ Disable Enable Disable Enable Edge Detect 5 0~10 リサイズ補間処理のエッジ検出感度を有効 / 無効を設定します リサイズ補間処理のエッジ検出感度を設定します 設定値が小さくなるほど検出感度が上がり 方向性補間処理の領域が増えます 7-1-7. Color Processor Video ブロック図で Color Processor を選択すると 上部に 処理のフローが表示されます 各ブロックを選択すると 下に設定内容が表示されます Ver.1 では Color Processor は選択できません 28

7-1-7-1. Pre Process Amp/Post Process Amp Color Processor 設定画面で Pre Process Amp. または Post Process Amp. を選択すると 次の 設定画面が表示されます Pre/Post Process 項目 初期値 設定範囲 説明 Pre/Post Process Pre-Process Pre-Process Post-Process プロセスアンプをかける位置を設定します Video Process Amplifer (Pre Process) 項目初期値設定範囲 ( 設定単位 ) 説明 Video 100.0% 0.0~200.0% (0.1) ビデオレベルを設定します Y 100.0% 0.0~200.0% (0.1) Y レベルを設定します Chroma 100.0% 0.0~200.0% (0.1) クロマレベルを設定します Black 0.0% -20.0~100.0% (0.1) ブラックレベルを設定します Hue 0.0deg. -179.8~180.0deg. (0.2) 色位相を設定します 7-1-7-2. Input / Output Gamma / Color Color Processor 設定画面で Input Gamma/Color または Output Gamma/Color を選択すると 次の設定画面が表示されます Dynamic Range Conversion 項目初期値設定範囲説明 Dynamic Range Conversion Bypass Bypass Operate Operate: DRC (Dynamic Range Conversion) 処理を通過します Bypass: DRC 処理をバイパスします 29

以下の項目は Dynamic Range Conversion が Operate のときに操作可能です Input (UHD/HD) 項目初期値設定範囲説明 Gamma Curve (EOTF) Color Space User 01: SDR 2.2 BT.1886 Rec. ITU-R BT. 709 User 01: SDR 2.2 BT.1886 User 02: SDR 2.4 BT.1886 User 03: HLG BT.2100 User 04: HLG (RGB SG1.2) User 05: HLG (RGB SG1.4) User 06: ST 2084 (PQ) User 07: SDR 2.2 BT.709 User 08: S-Log3 User 09: Canon Log 2 User 10: SDR 2.4 BT.1886 Rec. ITU-R BT.709 Rec. ITU-R BT.2020 User 01: S-Gamut/Gamut3 User 02 User 03 User 04 User 05 入力信号のガンマカーブを指定します 左記の Gamma データは User 01-10 という名称のファイルに保存されています この 10 データの名称および登録内容は Web GUI からファイル書き換えにより変更できます ( 8-5. Gamma Data / Gamut Data 参照 ) また 10 個の Gamma データは Input Gamma Curve Output Gamma Curve で共通です 入力信号の色域を指定します User 01-05 の Gamut データおよび名称は Web GUI からファイル書き換えにより変更できます ( 8-5. Gamma Data / Gamut Data 参照 ) また 5 個の Gamut データは Input Gamma Curve Output Gamma Curve で共通です Output (UHD/HD) Output Gamma Curve (OETF) Color Space User 01: SDR 2.2 BT.1886 Rec. ITU-R BT. 709 (Input Gamma Curve と同じ ) (Input Color Space と同じ ) 出力信号のガンマカーブを選択します 出力信号の色域を選択します GAMMA/COLOR 設定例 変換 SDR HLG HLG SDR OOTF for HLG (*1) Input Gamma Curve OOTF (*2) (HLG) Inverse OOTF (*3) (HLG) Output Gamma Curve Disable SDR 2.2 BT.709 Disable Disable HLG BT.2100 Enable SDR 2.4 BT.1886 - Inverse OOTF HLG BT.2100 Disable HLG BT.2100 Disable Disable SDR 2.2 BT.709 Enable HLG BT.2100 OOTF (*2) - SDR 2.4 BT.1886 PQ HLG Enable ST 2084 (PQ) - Inverse OOTF (*3) HLG BT.2100 HLG PQ Enable HLG BT.2100 OOTF (*2) - ST 2084 (PQ) (*1) 下記 OOTF for HLG 参照 (*2) 下記 OOTF for HLG (INPUT SIDE) 参照 (*3) 下記 OOTF for HLG (OUTPUT SIDE) 参照 OOTF for HLG (Input Side/Output Side) Input / Output Gamma Curve に HLG BT.2100 を選択したときのみ有効です その他の場合は Disable にしてください OOTF for HLG を Enable にし Input Gamma Curve が HLG BT.2100 のときは Input Side で Output Gamma Curve が HLG BT.2100 のときは Output Side で Edit ボタンをクリックして OOTF を設定します 設定方法について詳しくは 上記 GAMMA / COLOR 設定例 を参照してください 30

(Input Side) (Output Side) 項目初期値設定範囲 ( 設定単位 ) 説明 Disable ボタン OOTF ボタン Inverse OOTF ボタン Disable Disable OOTF Inverse OOTF 以下の項目で OOTF Inverse OOTF の処理方法を指定します Disable: OOTF 処理をしません OOTF: OOTF 処理を入力側に適用します Inverse OOTF: OOTF 処理を出力側に適用します System Gamma 1.2 1.0~2.0 (0.1) OOTF のガンマ値を設定します Display Peak 1000 cd/m2 100-10000 cd/m2 (100) Display Black 0 cd/m2 0-100 cd/m2 (10) 輝度の最大値を指定します 出力映像を表示するディスプレイに合わせて設定します 輝度の最小値を指定します 出力映像を表示するディスプレイに合わせて設定します 7-1-7-3. Dynamic Range Gain Color Processor 設定画面で Dynamic Range Gain を選択すると 下図の設定画面が表示されま す 項目初期値設定範囲 ( 設定単位 ) 説明 DRC. Gain 0.0 db -42.0dB ~ +42.0dB (0.1) Color Processor で EOTF 処理された リニアな RGB 値に対して ゲイン調整を行います 31

7-1-7-4. Differential Color Correct Color Processor 設定画面で Differential Color Correct を選択すると 次の設定画面が表示されま す White Level Black Level 項目初期値設定範囲 ( 設定単位 ) 説明 (R-Y) (G-Y) (B-Y) (R-Y) (G-Y) (B-Y) 100.0% 0.0-200.0% (0.5) 100.0% 0.0-200.0% (0.1) White レベルを R-Y G-Y B-Y 個別に設定します Black レベルを R-Y G-Y B-Y 個別に設定します 7-1-7-5. Knee (RGB) Clip Color Processor 設定画面で Knee (RGB) Clip を選択すると 次の設定画面が表示されます 項目初期値設定範囲 ( 設定単位 ) 説明 White Clip Disable Disable Enable 以下 3 項目は White Clip が Enable 設定時のみ操作可能です Output Clip 100.0% 50.0~150.0%(0.5) 上限の Knee Clip (White 側 ) の有効 / 無効を設定します RGB 空間の上限のクリップを設定します Knee Slope 1.0 0.1~1.0 (0.05) 上限の Knee Clip の傾きを設定します Knee Point 可変 50.0%~ 可変 (0.5) Black Clip Disable Disable Enable 以下の項目は Black Clip が Enable 設定時のみ操作可能です Output Clip 0.0% -50.0~50.0% (0.1) 上限の Knee Clip の開始点を設定します 上限値 および初期値は White Level (RGB White Clip) と連動して変化します 下限の Knee Clip (Black 側 ) の有効 / 無効を設定します RGB 空間の下限のクリップを設定します 32

7-1-7-6. Balance Color Correct Color Processor 設定画面で Balance Color Correct を選択すると 次の設定画面が表示されます 項目初期値設定範囲 ( 設定単位 ) 説明 White Level (RGB) Black Level (RGB) Gamma Curve 100.0% 0.0-200.0% (0.5) 100.0% 0.0-200.0% (0.1) Center Center Black White Range 100.0% 0.5-100.0% (0.5) Gamma Level (RGB) 100.0% 0.0-200.0% (0.5) White レベルを RGB 個別に設定します Master で RGB を同時に調整することもできます Black レベルを RGB 個別に設定します Master で RGB を同時に調整することもできます Gamma カーブを 3 種類から選択します Gamma レベル調整を有効にする信号レベルの上限を設定します 下限は 0% 固定です ここでの 100% は OETF Maximum Input を基準にした値です Gamma レベルを RGB 個別に設定します Master で RGB を同時に調整することもできます 7-1-7-7. YPbPr Clip Color Processor 設定画面で YPbPr Clip を選択すると 次の設定画面が表示されます 項目初期値設定範囲 ( 設定単位 ) 説明 Disable ボタン Enable ボタン Disable Disable Enable 以下の項目は Enable 設定時のみ操作可能です 色差クリップ処理の有効 / 無効を設定します White 109.0% 50.0~109.0% (0.5) Y 信号の上限のクリップを設定します Black -7.5% -7.5~50.0% (0.5) Y 信号の下限のクリップを設定します Chroma 111.0% 50.0~111.0% (0.5) PbPr 信号を上下でクリップします 33

7-1-7-8. Other Color Processor 設定画面で Other を選択すると 次の設定画面が表示されます 項目初期値設定範囲説明 Test Signal Split Mode Marker Color Blink Disable Operate Disable Blink Disable Disable 100% Color Bar 75% Color Bar Operate V-Split H-Split Bypass Disable Luminance Gamut Red Green Blue Disable Enable テスト信号の出力を選びます スプリット表示を使用する場合に設定します 処理前と処理後の映像を並べてみることができます マーカー表示の動作を指定します Disable: マーカー表示を OFF します Luminance: RGB Clip を有効にしたときに 上限値以上のピクセルをマーカー表示します Gamut: RGB が 0~1.0 の範囲を超えたピクセルをマーカー表示します マーカー表示色を指定します マーカー表示点滅の有無を指定します 7-1-8. 4K, TICO/3G, HD Ancillary Video ブロック図の 4K Ancillary または TICO/3G Ancillary または HD Ancillary を選択すると 次の 設定画面が表示されます Multiplexer 34

Horizontal Ancillary Multiplex 項目初期値設定範囲説明 Mode Payload ID Overwrite Pass Overwrite Pass Blank Pass Overwrite H アンシラリデータの重畳方法を設定します Overwrite: 入力信号の H アンシラリを内部処理して得られたデータを重畳します Pass: 入力信号の H アンシラリのデータを内部処理せずに重畳します Blank: H アンシラリデータを重畳しません Payload ID の重畳を設定します Pass: 入力信号の Payload ID のデータを内部処理せずに重畳します Overwrite: 内部処理した結果の Payload ID データを重畳します Vertical Ancillary Multiplex 項目初期値設定範囲説明 Mode Pass Pass Blank V アンシラリデータの重畳方法を設定します Pass: 入力信号の V アンシラリのデータを内部処理せずに重畳します Blank: V アンシラリのデータを重畳しません Time Code 出力映像に重畳するタイムコードを設定します Input Time Code Status には 入力信号に重畳されているタイムコードが表示されます 重畳されていない場合は N/A と表示されます Time Code Multiplex 項目初期値設定範囲説明 ATC (LTC) ATC (VITC) Disable Disable Disable Enable Disable Enable ATC (LTC) を重畳するかどうか設定します ATC (VITC) を重畳するかどうか設定します 35

Time Code Generator 1 (LTC), Time Code Generator 1 (VITC/DVITC) 項目初期値設定範囲説明 Source Mode ATC (LTC) Stay ATC(LTC) ATC(VITC) Generator Stay Continue Disable Adjust 0-16~16 Reset - - Preset - ( 開始時刻 ) Drop Frame Non-Drop Non-Drop Drop タイムコードのソースを選びます ここで選択されたタイムコードが Status に表示されます ATC(LTC): SDI 入力に重畳されている LTC タイムコード ATC(VITC): SDI 入力に重畳されている VITC タイムコード Generator: 内部で生成したタイムコード Start ボタンを押すとタイムコードがスタートします Stop ボタンを押すとタイムコードが停止します タイムコード欠落時の動作を設定します Stay: 欠落した時刻を出力し続けます Continue: タイムコードを継続して出力し続けます Disable: タイムコードを 0 にして出力し続けます タイムコードの出力時刻 ( フレーム ) をオフセットします 例えば Frame Adjust を +16 に設定し タイムコードが 0:0:0.0 になった場合 0:0:0.16 のタイムコードが出力されます Time Code Generator を 0 時 0 分 0 秒 0 フレームにします Time Code Generator に設定したい時刻を入力し Preset を押すと指定した時刻からタイムコードがカウントされます ドロップフレームを有効にする場合は Drop に設定します Source が Generator 動作のときのみ有効です 7-1-9. Output Select Video ブロック図の Output Select を選択すると 次の設定画面が表示されます Encoder モードと Decoder モードで設定範囲が異なります Encoder モード時項目初期値設定範囲説明 OUT 1a/1b IO 2a (OUT) - IO 2d (OUT) TICO TICO D/C HD TICO D/C HD TICO D/C HD: 4K 信号を D/C した信号を出力します TICO:TICO 圧縮された信号を出力します D/C HD: 4K 信号を D/C した信号を出力します TICO:TICO 圧縮された信号を出力します 36

Decoder モード時項目初期値設定範囲説明 OUT 1a/1b IO 2a (OUT) - IO 2d (OUT) UHD 12G-SL UHD 3G-QL (L*) UHD 12G-SL UHD 3G-QL (L1) D/C HD UHD 3G-QL (L*) D/C HD UHD 12G-SL: 4K 信号を 12G で出力します UHD 3G-QL (L1) : 4K 信号を 3G Quad で出力します D/C HD: 4K 信号を D/C した信号を出力します UHD 3G-QL (L*) : 4K 信号を 3G Quad で出力します D/C HD: 4K 信号を D/C した信号を出力します 7-1-10. Bypass Video ブロック図の Bypass を選択すると 次の設定画面が表示されます 項目初期値設定範囲説明 IN 1 - OUT 1a Operate Acitve Through Operate Acitve Through: 入力信号をアクティブスルーします Operate: 入力信号を処理します 7-1-11. Video Status Video ブロック図の Video Status を選択すると 次のステータス画面が表示されます 左側に入力映像のステータス 右側に出力映像のステータスが表示されます 入力側の Detail ボタンを押すと 次のような画面が表示されます 入力信号の Payload ID とエラー検出カウント数が表示されます 右下の Error Count Reset を押すと検出カウントがリセットされます 37

7-1-12. Ancillary Status Ver.1 では使用できません 7-2. Audio タブの設定 Audio タブを選択すると Audio のブロック図が表示されます 処理順にブロックを選択して設定画面を開き 設定を行います ブロック名 参照 ブロック名 参照 Input 7-2-1 Gain 7-2-6 Input Delay x 16 7-2-2 Output Delay 7-2-7 Sampling Rate Convert 7-2-3 Output 7-2-8 Output Mapping 16 x 16 7-2-4 Audio System 7-2-9 Monosum / Downmix / Mute Test Signal 7-2-5 Input Status / Output Status 7-2-10 7-2-1. Input Audio ブロック図の Input を選択すると 次の設定画面が表示されます 38

Input Source は エンベデッドオーディオの入力元を表示します Embedded Audio Demultiplexer 項目初期値設定範囲説明 Group Alignment Demultiplex Clock Disable Auto Enable Disable Auto Sync SDI Audio Clock 入力エンベデッドオーディオのグループ間自動位相調整の有効 / 無効を切り替えます Enable: 位相調整を行います Disable: 位相調整を行いません ( 通常設定 ) HD-SDI 入力時 エンベデッドオーディオの受信クロックを設定します Auto: HD-SDI のエンベデッドオーディオに含まれるオーディオクロック位相情報を使用して SDI からオーディオを分離します 4 グループ個別で同期および非同期エンベデッドオーディオの分離が可能です オーディオクロック位相情報に異常がある場合やジッタ量が大きい場合は 自動的に同期オーディオとして処理します Sync SDI: オーディオクロック位相情報を使用せず 全グループ常に同期オーディオとして処理します Audio Clock: 常に HD-SDI のエンベデッドオーディオに含まれるオーディオクロック位相情報を使用して SDI からオーディオをグループ単位で分離します ( 同期または非同期分離 ) Audio Polarity 項目 初期値 設定範囲 説明 Ch.1-16 Normal 7-2-2. Input Delay x 16 Normal Invert 対象チャネル ( 奇数 ) の極性を設定します Invert に設定するとオーディオ極性が反転します Audio ブロック図の Input Delay x 16 を選択すると 次の設定画面が表示されます 項目初期値設定範囲説明 Adjust Video Delay - - Set を押すと 左側に表示されている Video ディレイ量を Master ディレイ値に反映します Master 5 ms 1-1000 ms 16 チャネル共通の Delay 値です Ch.1-16 5 ms 1-1000 ms 各チャネルのディレイ量 (Master Delay とチャネルディレイの合計値 ) が表示されます 各チャネルのディレイ量は スライドバーを使って調整してください 39

7-2-3. Sampling Rate Convert Audio ブロック図の Sampling Rate Convert を選択すると 次の設定画面が表示されます 項目初期値設定範囲説明 Ch.1/2- Ch.15/16 Auto Auto SRC Input Bypass SRC 回路の通過 / バイパスをチャネルペア毎に設定します Auto: SRC 回路を通過させます ただし NON-PCM オーディオの場合には自動的に SRC 回路をバイパスします By-pass: SRC 回路をバイパスします 非同期オーディオとして使用する場合には BY-PASS に設定してください また この場合 Multiplex Clock で ( 7-2-8. Output 参照 ) で各グループの基準となる同期クロックを選択してください SRC In: 入力信号が PCM NON-PCM にかかわらず SRC 回路を通過させます PCM 信号であるにもかかわらず オーディオ信号のチャネルステータスが NON-PCM であるようなレギュラーな信号に対して有効です ただし NON-PCM 信号を SRC 回路に通過させた場合は 正常に出力することはできません 7-2-4. Output Mapping 16 x 16 Audio ブロック図の Output Mapping 16 x 16 を選択すると 次の設定画面が表示されます Ch.1-16 項目初期値設定範囲説明 Embedded Ch.1-16 Embedded Ch. 1-16 500Hz Tone 1kHz Tone Silence Donwmix L Donwmix R Mono Sum Ch. 1-8 オーディオ出力チャネルのソースを選びます Embedded Ch.1-16: SDI 入力にエンベデッドされていたオーディオ信号 Downmix L/R: Downmix 処理されたオーディオ信号 Mono Sum Ch1-8: Mono Sum 処理されたオーディオ信号 1kHz, 500Hz Tone: テスト信号 Silence: 無音信号 40

7-2-5. Monosum / Downmix / Mute Test Signal Audio ブロック図の Monosum Downmix Mute Test Signal を選択すると 次の設定画面が表示され ます Downmix Downmix Mode 項目初期値設定範囲説明 Mode Stereo Stereo Surround Monaural ダウンミックスの動作モードを選択します Mix Level 項目 初期値 設定範囲 説明 Surround Center Master -3dB -3dB -3dB -3dB -6dB -9dB Off -3dB -4.5 db -6dB -3dB 0dB Auto Ls/Rs ( サラウンドチャネル ) のレベルを指定します Off に設定すると ミックスの対象から外されます C ( センターチャネル ) のレベルを指定します センターチャネルの出力レベルをダウンミックス前と同じにする場合は -3dB を選択してください センターチャネルが左右各チャネルにミックスされた時 音量的に大きく聞こえる場合があります そのような場合は -4.5dB または -6dB を選択してください ダウンミックス信号全体のレベルを指定します Auto に設定すると Mix Level - Master は Mode と Mix Level - Surround によって変わります Mix Source Assign 項目 初期値 設定範囲 説明 Left Right Center Left Surround Right Surround Embedded Ch.1 Embedded Ch.2 Embedded Ch.3 Embedded Ch.5 Embedded Ch.6 Embedded Ch.1-16 500Hz Tone 1kHz Tone Silence 各 Mix Source に対するオーディオ信号を選択します 41

Monosum 項目初期値設定範囲説明 Source 1-8 L Embedded Ch.1-15 ( 奇数 ) Embedded Source 1-8 R Embedded Ch.2-16 ( 偶数 ) Ch.1-16 Monosum 回路の L 側 R 側に入力するチャネルを指定します Test/Mute Test Tone 項目初期値設定範囲説明 Off Off 500Hz Tone 1kHz Tone エンベデットオーディオ出力に対してテスト信号を出力する場合にテスト信号を選択します 7-2-6. Gain Audio ブロック図の Gain を選択すると 次の設定画面が表示されます 項目初期値設定範囲 ( 設定単位 ) 説明 Master Mute Ch.1-16 Master Disable 0.0dB 0.0dB Disable Enable -20.0dB ~ +20.0dB (0.1) -20.0dB ~ +20.0dB (0.1) Enable に設定すると オーディオ出力全てがミュートされます 各チャネルに対してゲインを設定します Unity を押すと初期値に戻ります 全てのチャネルに対してゲインオフセットを設定します Unity を押すと初期値に戻ります 42

7-2-7. Output Delay Audio ブロック図の Output Delay を選択すると 次の設定画面が表示されます 項目初期値設定説明 Converter Delay Enable Disable Enable SDI 出力に重畳するオーディオに対して ビデオコンバータ遅延分の追加遅延調整を有効 / 無効にします 追加される遅延量は Decoder( 7-1-3. Decoder 参照 ) または Encoder( 7-1-4. Encoder 参照 ) ウィンドウの Converter Delay に表示されます Dolby E Alignment A/B の Selected には ソースに自動的に割り当てられたチャネル番号と信号の状態 が表示されます Alignment 調整を実行するときは Set を選択します 7-2-8. Output Audio ブロック図の Output を選択すると 次の設定画面が表示されます 項目初期値設定範囲説明 Group 1-4 Multiplex Enable Enable Disable Enable Enable: オーディオを重畳します Disable: オーディオを重畳しません 43

Group 1-4 Multiplex Clock Auto Auto Reference Input Ch X/X Input Ch X/X 各オーディオグループの同期クロックを選択します Auto: SDI エンベデッドオーディオ出力グループ内に NON-PCM オーディオソースがある場合 自動的にそのソースのクロックが選択されます Group 内の信号全てが NON-PCM の場合 自動的に若いチャネルペアのクロックが選択されます Group 内の信号全てが PCM 信号の場合には 出力ビデオに同期したクロックが自動で選択されます Reference: 出力ビデオに同期したクロックを使用します (SRC 使用時の同期出力 ) CH 1/2-15/16: CH 1/2-15/16 の入力クロックを使用します NON-PCM オーディオを非同期出力するときは 該当するチャネルを選択してください 7-2-9. Audio System Audio ブロック図の Audio System を選択すると 次の設定画面が表示されます Reference Level Grade Resolution 項目初期値設定範囲説明 Error Sensing -20 dbfs Professional 24 bit Normal -18 dbfs -20 dbfs Professional Consumer 16 bit 20 bit 24 bit Disable Normal Sensitive オーディオの基準レベルを設定します オーディオチャネルステータスの形式を選択します Professional: 放送用 Consumer: 民生用 オーディオ出力信号のワード長を選択します オーディオ入力信号の異常検出モードを選択します この結果は Error Fade 処理に使用されます Disable: 信号異常を検出しません 通常は使用しません Normal: SDI 信号の切り替え ADP (Audio Data Packet) 変化 DBN (Data Block Number) の切り替えについて 信号異常を検出します 通常はこの設定を使用します Sensitive: 上記に加え チャネルステータスの切り替えについて 信号異常を検出します 44

Error Fade Silence Detection Time Silence Detection Level Disable Disable Enable Disable: Error Fade 処理を行わず 異常時もオーディオをそのまま通過させます Enable: オーディオ入力の信号異常を検出すると Error Fade 処理を行います ( オーディオをフェードアウトしてミュートします ) 正常復帰後 オーディオをフェードインします 2 sec 1 10 sec 無音 (Silence) の判定時間を設定します -72 dbfs -48 dbfs -54 dbfs -60 dbfs -66 dbfs -72 dbfs 無音 (Silence) の判定レベルを設定します 7-2-10. Input Status / Output Status Audio ブロック図の Input Status または Output Status を選択すると 次の画面が表示されます SDI 入力信号または SDI 出力信号のオーディオステータスが表示されます 7-3. Event タブの設定 Event タブを選択すると 次の画面が表示されます 項目初期値設定範囲説明 Start up Event Last Settings Load Event ボタン - - Save Event ボタン - - Last Settings Default Event 1-100 電源起動時のイベントロードを指定します Last Settings: 電源切る前の状態で起動します Default: 工場出荷時の設定で起動します Event1-100: 保存されているイベントを呼び出して起動します ボタンを押すと 下の Event No. で選択されているイベントを呼び出します ボタンを押すと 下の Event No. で選択されているイベント番号に設定を保存します 45

7-3-1. イベントメモリに保存されない項目 下記の項目は イベントメモリに保存されません メニュー 電源起動時の設定 参照先 SDI 2 IO Direction Input 7-1-1. Synchronizer Split Mode Operate 7-1-7-8. Other Area Marker 7-1-7-8. Other Master Mute Disable 7-2-6. Gain 7-4. Status タブ Status タブを選択すると次の画面が表示されます 本体のシリアル番号 MAC アドレス バージョン情報 オプション実装状況などが表示されます 46

8. Web GUI LAN を使って Web ブラウザから USF フレーム経由で USF-106TICO-12G に接続すると Module Information の 表示 Network の設定 Trap の設定 Event Gamma Gamut データの Import / Export ができます 対応 Web ブラウザ Windows 10 Internet Explorer 11 Google Chrome 45.0.2454 以降 Firefox 40.0.3 USF フレームから Web ブラウザで USF-106TICO-12G に接続する方法は USF-212AS の取扱説明書を参 照してください 8-1. Module Information Module Information ボタンを押すと モジュールのバージョンやオプション情報等が表示されます 8-2. Network Network ボタンを押すと 下記の画面が表示されます 外部制御する PC の IP アドレスとポート番号を設定します 詳細は 9. 外部制御 を参照してください Ver.1 では使用できません 47

8-3. Trap 8-3-1. SNMP Trap 設定 SNMP の Trap 送信を設定します を付けると SNMP マネジャーに対し Trap が送信され 外すと Trap 送信されません Trap 送信の詳細は 10. SNMP の Trap 一覧を参照してください Tempaerature Alarm * Tempertature Warring Setting で設定された温度より FPGA2 の温度が上昇した場合 約 60 秒間隔で温度上昇警告の Trap が送信されます SDI1 Input * SDI1 入力信号の映像に変化があった場合に Trap が送信されます SDI2a~SDI2d Input * SDI2a~SDI2d 入力信号の映像に変化があった場合に Trap が送信されます Channel ID Input * SDI2a~SDI2d 入力で 3G-SDI Quad Link 2SI 信号に重畳されているチャネル ID に変化があった場合に Trap が送信されます Genlock Input * ゲンロック入力に変化があった場合に Trap が送信されます TICO Decoder Status * TICO Decoder のステータスに変化があった場合に Trap が送信されます TICO Encoder Status * TICO Encoder のステータスに変化があった場合に Trap が送信されます Audio Input * SDI 入力信号に重畳されている音声に変化があった場合に Trap が送信されます * FPGA2 の温度が 115 を超え FPGA2 の電源シャットダウン機能が動作したときは Trap は送信さ れません 48

8-3-2. Download MIB File 画面下にある このボタンを押すと SNMP マネジャーで使用する MIB (Management Information Base) ファイルがダウロードできます MIB ファイルの内容については 10. SNMP を参照してください 8-4. Event Data Event Data ボタンを押すと 下記の画面が表示されます この画面では イベント機能を使ってメニュー設定の 保存 (Event Export) / 呼び出し (Event Import) ができます Event Load USF-106TICO-12G に保存されているイベントデータ ( メニュー設定リスト ) を呼び出し 設定変更を行います (1) イベント番号を選択します (2) Load ボタンを押し USF-106TICO-12G のイベントデータをロードします Event Export USF-106TICO-12G に保存されているイベントデータ ( メニュー設定リスト ) を csv ファイルとして PC に保存します (1) イベント番号を選択します (2) Export ボタンを押し USF-106TICO-12G のイベントデータをダウンロードします Event Import PC 上の csv ファイル ( ダウンロードした csv ファイルとデータ形式を合わせてください ) を USF-106TICO -12G の指定したイベント番号へアップロードします (1) イベント番号を選択します (2) 参照ボタンを押し PC 上の csv ファイルを選択します (3) Import ボタンを押し USF-106TICO-12G のイベントデータを更新します 49

8-5. Gamma Data / Gamut Data Ver.1 では使用できません Gamma Data ( または Gamut Data) ボタンを押すと 下記の画面が表示されます Gamma Data Export / Gamut Data Export USF-106TICO-12G に保存されている Gamma データを オリジナルの lut ファイルとして PC に保存します (1) User Gamma ( または Gamut) 番号を選択します (2) Export ボタンを押し USF-106TICO-12G の Gamma ( または Gamut) Data をダウンロードします Gamma Data Import / Gamut Data Import PC 上の lut ファイル ( データ形式を合わせてください ) を USF-106TICO-12G の指定した User Gamma ( または Gamut) 番号へアップロードします (1) User Gamma ( または Gamut) 番号を選択します (2) 参照ボタンを押し PC 上の lut ( または gmt) ファイルを選択します (3) Import ボタンを押し USF-106TICO-12G の User Gamma ( または Gamut) データを更新します 50

9. 外部制御 各種制御システムから USF-106TICO-12G を LAN 経由で電文制御を行うための仕様書です Ver.1 では外部制御に対応しておりません 9-1. 通信方式 インターフェース Ethernet 100BASE-TX / 1000BASE-T RJ-45 プロトコル概要 1. システムからの制御コマンドシステムからの制御方式 :TCP/IP システムからの制御に対する USF-106TICO-12G 側の応答 :TCP/IP 2. USF-106TICO-12G 側から制御システムへのステータス通知 USF-106TICO-12G 側から 制御システムへ対するステータスの送信 :UDP 制御システムから USF-106TICO-12G のステータス通知の応答 :UDP 3. 制御システムから USF-106TICO-12G に対する制御電文 3 つの, ( カンマ記号 ) で区切られた 4 つの Index からなる 7bit ASCII コード +[CR][LF] を 1 電文としま す ( 詳細は 9-2-1. 制御電文のフォーマット を参照してください ) USF-106TICO-12G の IP アドレス設定 USF-106TICO-12G の IP アドレスは USF-106TICO-12G が実装されている USF-212AS フレームの LAN ポートのアドレスです 詳細は USF-212AS の取扱説明書を参照してください ポート番号は 下記 制御システムの IP アドレス設定 の Target Port 番号を指定します 制御システムの IP アドレス設定制御システムの IP アドレス設定は 各機器の Web GUI の Network 設定で行います USF-106TICO-12G の Web GUI へ接続します 詳細は 8. Web GUI を参照してください Network Setting タブを選択すると次の設定画面が表示されます Network Setting の Target IP Address 1 2 に制御システムへの送信先 IP アドレスを設定します ポート番号は Target Port で設定します ポート番号は Target IP Address 1 と 2 共通です IP アドレスは 2 箇所設定できます 設定変更後 Apply をクリックします USF-106TICO-12G の電源を再起動後に USF-106TICO-12G から制御システムにデータが送信されます 51

9-2. 制御電文 9-2-1. 制御電文のフォーマット 制御電文 ( コマンド ) フォーマットは 下記のような形式で制御装置から発行します コマンドフォーマット < コマンドコード >,< 識別コード >,< 項目コード >,< 設定値 >[CR][LF] 上図のように制御システムから USF-106TICO-12G に対する制御電文は 3 つの, ( カンマ記号 ) で区切 られた 4 つの Index を 1 電文とします 電文の終わりに [CR][LF] コードを付加して送信してください コマンドで使用する文字列は全て ASCII コードを使用します 各区分の概要 Index1: コマンドコード Index2: 識別コード (TICO を設定します ) Index3: 項目コード Index4: 設定値 TICO:USF-106TICO-12G への制御 9-2-2. 制御システムからの制御電文一覧 No. 電文参照 1 PowerOn,TICO,CHK,0[CR][LF] 9-3-2 2 Dynamic Range CONV,TICO,Gamma Curve Enable,< 設定値 > [CR][LF] 9-3-3 3 Dynamic Range CONV,TICO,EOTF DeGamma,< 設定値 >[CR][LF] 9-3-4 4 Dynamic Range CONV,TICO,OETF Gamma,< 設定値 >[CR][LF] 9-3-5 5 Color Space CONV,TICO,In Color Space,< 設定値 >[CR][LF] 9-3-6 6 Color Space CONV,TICO,Out Color Space,< 設定値 >[CR][LF] 9-3-7 7 Dynamic Range CONV,TICO,DRC Gain,< 設定値 >[CR][LF] 9-3-8 8 9 10 Dynamic Range CONV,TICO,Simul Mode,< 設定値 >[CR][LF] USF-106TICO-12G では設定できません Dynamic Range CONV,TICO,Simul Ratio,< 設定値 >[CR][LF] USF-106TICO-12G では設定できません Dynamic Range CONV,TICO,Convert Mode,< 設定値 >[CR][LF] 指定できません - - 9-3-9 11 Dynamic Range CONV,TICO,OOTF IN Mode,< 設定値 >[CR][LF] 9-3-10 12 Dynamic Range CONV,TICO,OOTF IN System Gamma,< 設定値 >[CR][LF] 9-3-11 13 Dynamic Range CONV,TICO,OOTF IN Display Peak,< 設定値 >[CR][LF] 9-3-12 14 Dynamic Range CONV,TICO,OOTF IN Display Black,< 設定値 >[CR][LF] 9-3-13 15 Dynamic Range CONV,TICO,OOTF OUT Mode,< 設定値 >[CR][LF] 9-3-14 16 Dynamic Range CONV,TICO,OOTF OUT System Gamma,< 設定値 >[CR][LF] 9-3-15 17 Dynamic Range CONV,TICO,OOTF OUT Display Peak,< 設定値 >[CR][LF] 9-3-16 18 Dynamic Range CONV,TICO,OOTF OUT Display Black,< 設定値 >[CR][LF] 9-3-17 19 Knee Clip,TICO,White Clip Enable,< 設定値 >[CR][LF] 9-3-18 20 Knee Clip,TICO,White Clip,< 設定値 >[CR][LF] 9-3-19 21 Knee Clip,TICO,Knee Slop,< 設定値 >[CR][LF] 9-3-20 22 Knee Clip,TICO,Knee Point,< 設定値 >[CR][LF] 9-3-21 23 Knee Clip,TICO,Black Clip Enable,< 設定値 >[CR][LF] 9-3-22 24 Knee Clip,TICO,Black Clip,< 設定値 >[CR][LF] 9-3-23 25 Event,TICO,Load,< 設定値 >[CR][LF] 9-3-24 26 Event,TICO,Save,< 設定値 >[CR][LF] 9-3-25 27 Status1,TICO,Get,0 [CR][LF] 9-3-26 52

< 設定値 > は各項目の設定値を設定して制御を行ってください 詳細は 9-3. 制御電文の詳細 を参照し てください 9-3. 制御電文の詳細 9-3-1. 制御電文の設定範囲 設定単位の記載が無い場合の設定単位は 1 です 設定単位が記載されている場合は 必ず設定単位の値を設定してください 設定単位以外の中間値の設定はできません 中間値を設定した場合は反映されません 例 ) 設定範囲 :10~100 設定単位:5 の場合設定値は 10,15,20,25.100 の値を設定してください (11,12,21,33 などの中間値を設定しない ) 9-3-2. Power On コマンド コマンド文字列 :PowerOn,TICO,CHK,0 [CR][LF] 電源投入時の制御開始確認シーケンスとして使用します 9-3-3. Dynamic Range Conversion コマンド 文字列 :Dynamic Range CONV,TICO,Gamma Curve Enable,< 設定値 > [CR][LF] 設定範囲 0: Bypass 1: Operate 説明 DRC (Dynamic Range Conversion) の動作を設定します Bypass に設定すると DRC 回路をバイパスして処理されます 9-3-4. Input Gamma Curve (EOTF) コマンド コマンド文字列 :Dynamic Range CONV,TICO,EOTF DeGamma,< 設定値 >[CR][LF] 設定範囲 1: SDR 2.2 BT.1886 2: SDR 2.4 BT.1886 3: HLG BT.2100 4: HLG (RGB SG1.2) 5: HLG (RGB SG1.4) 6: ST 2084 (PQ) 7: SDR 2.2 BT.709 8: S-Log3 9: Canon Log 2 10: SDR 2.4 BT.1886 説明 入力信号と同じガンマカーブを設定します 53

9-3-5. Output Gamma Curve (OETF) コマンド コマンド文字列 :Dynamic Range CONV,TICO,OETF Gamma,< 設定値 >[CR][LF] 設定範囲 1: SDR 2.2 BT.1886 2: SDR 2.4 BT.1886 3: HLG BT.2100 4: HLG (RGB SG1.2) 5: HLG (RGB SG1.4) 6: ST 2084 (PQ) 7: SDR 2.2 BT.709 8: S-Log3 9: Canon Log 2 10: SDR 2.4 BT.1886 説明 出力したいガンマカーブを設定します 9-3-6. Input Color Space コマンド コマンド文字列 :Color Space CONV,TICO,In Color Space,< 設定値 >[CR][LF] 設定範囲 0: Rec. ITU-R BT. 709 1: Rec. ITU-R BT. 2020 2: S-Gamut/Gamut3(User1) 3: User2 4: User3 5: User4 6: User5 説明 入力信号と同じ色域を設定します 9-3-7. Output Color Space コマンド コマンド文字列 :Color Space CONV,TICO,Out Color Space,< 設定値 >[CR][LF] 設定範囲 0: Rec. ITU-R BT. 709 1: Rec. ITU-R BT. 2020 2: S-Gamut/Gamut3(User1) 3: User2 4: User3 5: User4 6: User5 説明 出力したい色域を設定します 9-3-8. Dynamic Range Gain コマンド コマンド文字列 :Dynamic Range CONV,TICO,DRC Gain,< 設定値 >[CR][LF] 設定範囲 -420~+420 説明 EOTF 処理されたリニアな RGB 値に対してゲイン調整を行います 54

9-3-9. Conversion Mode コマンド コマンド文字列 :Dynamic Range CONV,TICO,Convert Mode,< 設定値 >[CR][LF] 0: Scene 1: Display 設定範囲 説明 ダイナミックレンジ変換の種類を選択します 9-3-10. OOTF for Y Gamma (Input Side) コマンド コマンド文字列 :Dynamic Range CONV,TICO,OOTF IN Mode,< 設定値 >[CR][LF] 設定範囲説明 0: Disable 1: OOTF OOFT 処理実行の有効 / 無効を切替えます 9-3-11. System Gamma (Input Side) コマンド コマンド文字列 :Dynamic Range CONV,TICO,OOTF IN System Gamma,< 設定値 >[CR][LF] 10~20 設定範囲 説明 OOTF のシステムガンマを設定します 9-3-12. Display Peak (Input Side) コマンド コマンド文字列 :Dynamic Range CONV,TICO,OOTF IN Display Peak,< 設定値 >[CR][LF] 設定範囲 100~10000 ( 設定単位 100) 説明 出力映像を表示するディスプレイの最大輝度に合わせて設定します 9-3-13. Display Black (Input Side) コマンド コマンド文字列 :Dynamic Range CONV,TICO,OOTF IN Display Black,< 設定値 >[CR][LF] 設定範囲 0~100 ( 設定単位 10) 説明 出力映像を表示するディスプレイの最小輝度に設定します 9-3-14. OOTF for Y Gamma (Output Side) コマンド コマンド文字列 :Dynamic Range CONV,TICO,OOTF OUT Mode,< 設定値 >[CR][LF] 設定範囲 0: Disable 2: Inverse OOTF 説明 Inverse OOFT 処理実行の有効 / 無効を切替えます 55

9-3-15. System Gamma (Output Side) コマンド コマンド文字列 :Dynamic Range CONV,TICO,OOTF OUT System Gamma,< 設定値 >[CR][LF] 10~20 設定範囲 説明 OOTF のシステムガンマを設定します 9-3-16. Display Peak (Output Side) コマンド コマンド文字列 :Dynamic Range CONV,TICO,OOTF OUT Display Peak,< 設定値 >[CR][LF] 設定範囲 100~10000 ( 設定単位 100) 説明 出力映像を表示するディスプレイの最大輝度に合わせて設定します 9-3-17. Display Black (Output Side) コマンド コマンド文字列 :Dynamic Range CONV,TICO,OOTF OUT Display Black,< 設定値 >[CR][LF] 設定範囲 0~100 ( 設定単位 10) 説明 出力映像を表示するディスプレイの最小輝度に設定します 9-3-18. White Clip Disable /Enable コマンド コマンド文字列 :Knee Clip,TICO,White Clip Enable,< 設定値 >[CR][LF] 0: Disable 1: Enable 設定範囲 説明 Knee CLIP (White: 上限側 ) の有効 / 無効を設定します 9-3-19. White Clip コマンド コマンド文字列 :Knee Clip,TICO,White Clip,< 設定値 >[CR][LF] 設定範囲 500~1500 ( 設定単位 5) 説明 RGB 空間の上限側のクリップを設定します 9-3-20. Knee Slope コマンド コマンド文字列 :Knee Clip,TICO,Knee Slop,< 設定値 >[CR][LF] 設定範囲 10~100 ( 設定単位 5) 説明 上限側 Knee Clip の傾きを設定します 56

9-3-21. Knee Point コマンド コマンド文字列 :Knee Clip,TICO,Knee Point,< 設定値 >[CR][LF] 設定範囲 500~White Clip の値 ( 設定単位 5) 説明 上限側 Knee Clip 開始点を設定します 上限値 および初期値は White Level ( ホワイトクリップ ) と連動して変化します 9-3-22. Black Clip Disable /Enable コマンド コマンド文字列 :Knee Clip,TICO,Black Clip Enable,< 設定値 >[CR][LF] 0: Disable 1: Enable 設定範囲 説明 Knee CLIP (Black: 下限側 ) の有効 / 無効を設定します 9-3-23. Black Clip コマンド コマンド文字列 :Knee Clip,TICO,Black Clip,< 設定値 >[CR][LF] 設定範囲 説明 -500~500 RGB 空間の下限のクリップを設定します 9-3-24. Event Load コマンド コマンド文字列 :Event,TICO,Load,< 設定値 >[CR][LF] 設定範囲 0 ( 初期値 )~100 説明 0 を指定すると全ての設定を初期値にします 1~100: Event1~100 に保存されている内容が呼び出しされます 9-3-25. Event Save コマンド コマンド文字列 :Event,TICO,Save,< 設定値 >[CR][LF] 1~100 設定範囲 説明 1~100:Event1~100 に全ての設定を保存します 9-3-26. 状態要求コマンド コマンド文字列 :Status1,TICO,Get,0 [CR][LF] 57

9-4. 制御システムの応答 9-2-1. 制御電文のフォーマット に対する USF-106TICO-12G の応答 (TCP/IP) 正常終了 正常に受信処理したとき 次のメッセージが返信されます 返信メッセージ :ACK[CR][LF] 異常終了 何らかの原因で正しくコマンドが発行されなかったとき 次のエラーメッセージが返信されます 返信メッセージ :ERR< エラーコード >[CR][LF] エラーコード 01 コマンドコードエラー 02 識別コードエラー 03 項目コードエラー 04 設定値エラー 97 設定エラー 98 項目数エラー 99 内容 タイムアウトエラー 規定時間までに ACK[CR][LF] 未到達 9-5. USF-106TICO-12G からの状態メッセージ USF-106TICO-12G は 制御項目の内容を約 500msec~1000msec 間隔で制御システム以外からの設定変更を監視します 設定変更があった場合は 制御システムに対し USF-106TICO-12G の状態を UDP で送信します 制御システムは 送信状態を受け取ったら ACK [CR][LF] (UDP) を送信してください 制御システムからの ACK [CR][LF] が無い場合 USF-106TICO-12G は約 1 秒間隔で 3 回までの再送信後タイムアウト処理を行います 9-5-1. 状態メッセージ 返信メッセージ : Status1,TICO,RPT,< 設定 2>,< 設定 3>,< 設定 4>,< 設定 5>,,< 設定 24>, < 入力 1-1>,< 入力 1-2>,< 入力 1-3>,< 入力 1-4>,< 入力 1-5>, < 入力 2-1>,< 入力 2-2>,< 入力 2-3>,< 入力 2-4>,< 入力 2-5>, < 出力 1-1>,< 出力 1-2>,< 出力 1-3>,< 出力 1-4>,< 出力 1-5>, < 出力 2-1>,< 出力 2-2>,< 出力 2-3>,< 出力 2-4>,< 出力 2-5>[CR][LF] 58

パラメータ文字列内容 設定 2~ 設定 24 入力 1-1 入力 2-1(*1) 出力 1-1 出力 2-1(*1) 入力 1-2 入力 2-2(*1) 出力 1-2 出力 2-2(*1) 入力 1-3 入力 2-3(*1) 出力 1-3 出力 2-3(*1) 入力 1-4 入力 2-4(*1) 出力 1-4 出力 2-4(*1) 入力 1-5 入力 2-5(*1) 出力 1-5 出力 2-5(*1) -1: none 0: Not Used 1: 525 2: 625 3: 720 4: 1080 5: 2160(12G) 6: 2160(3Gx4) -1: none 0: Not Used 1: 1920 2: 2048 3: 3840 4: 4096-1: none 0: Not Used 1: 60p 2: 59.94p 3: 50p 4: 48p 5: 47.95p 6: 30p 7: 29.97p 8: 25p 9: 24p 10: 23.98p 11: 60i/30PsF 12: 59.94i/29.97PsF 13: 50i/25PsF 14: 24PsF 15: 23.98PsF -1: none 0: Not Used 1: Level-A 2: Level-B 3: Level-B (Dual Stream) -1: none 0: Not Used 1: SQD 2: 2SI (*1) 入力 出力の 2 系統目は無いので 全て -1 (none) になります 9-2-2. 制御システムからの制御電文一覧 の No. 2~24 の < 設定値 > が入ります < 設定 8> と < 設定 9> は 0 固定です 入出力映像信号フォーマットのライン数の値が入ります 対応していないビデオフォーマットも記載されています 入出力映像信号フォーマットの H Size の値が入ります 対応していないビデオフォーマットも記載されています 入出力映像信号フォーマットのフレームレートの値が入ります 対応していないビデオフォーマットも記載されています 入出力映像信号フォーマットの Level 値が入ります 入出力映像信号フォーマットの Division 値が入ります 設定例例 1) 入力 1 に信号が無い状態 < 入力 1-1>~< 入力 1-5> は-1, -1, -1, -1, -1 が送信されます 内容 : 入力 1-1: -1 (None) 入力 1-2: -1 (None) 入力 1-3: -1 (None) 入力 1-4: -1 (None) 入力 1-5: -1 (None) 59

例 2) 入力 2 に 1080/59i が入力されている場合 < 入力 2-1>~< 入力 2-5> は 4, 1, 12, 1, 0 が送信されます 内容 : 入力 2-1: 4 (1080) 入力 2-2: 1 (1920) 入力 2-3: 12 (59i/29.98PsF) 入力 2-4: 1 (Not Used) 入力 2-5: 0 (Not Used) 例 3) 出力 2 に 1080/59p LevelA が出力されている場合 < 出力 2-1>~< 出力 2-5> は 4,1,2,1,0 が送信されます 内容 : 出力 2-1: 4 (1080) 出力 2-2: 1 (1920) 出力 2-3: 2 (59.94p) 出力 2-4: 1 (Level-A) 出力 2-5: 0 (Not Used) 例 4) 出力 1 に 12G で 2160x3840/59p LevelA 2SI が出力されている場合 < 出力 1-1>~< 出力 1-5> は 5,1,2,1,2 が送信されます 内容 : 出力 1-1: 5 (2160(12G)) 出力 1-2: 1 (3840) 出力 1-3: 2 (59.94p) 出力 1-4: 1 (Level-A) 出力 1-5: 2 (2SI) 9-6. 制御電文送受信手順 制御システムと USF-106TICO-12G 間の制御電文の送受信手順について記載しています 9-6-1. USF-106TICO-12G の起動確認 1) 制御システム USF-106TICO-12G (TCP/IP) Power On コマンド発行 :PowerOn,TICO,CHK,0 [CR][LF] 2) USF-106TICO-12G 制御システム (TCP/IP) 正常終了メッセージ返信 :ACK [CR][LF] USF-106TICO-12G の起動確認シーケンスです USF-106TICO-12G より ACK 返答後に 制御システムか制御を開始する様にしてください 60