データ移行ツール ユーザーガイド Data Migration Tool User Guide SK kynix Inc. 2014 Rev 1.01
1 免責事項 SK hynix INC は 同社の製品 情報および仕様を予告なしに変更できる権利を有しています 本資料で提示する製品および仕様は参考情報として提供しています 本資料の情報は 現状のまま 提供されるものであり 如何なる保証も行いません 本資料および本資料に記載されている情報は SK hynix Inc の知的財産です 本資料の提供は 特許権 著作権 マスクワーク 商標権 その他の知的財産権の使用権を許諾するものではありません Copyright 2014 本資料は SK hynix Inc が著作権を有しています 本資料およびその一部を許可なく複製 使用 開示することは著作権法で固く禁じられています 商標 SK hynix のロゴは SK hynix Inc の商標です その他の会社名および製品名は各社の商標または登録商標です
2 はじめに SK hynix システム移行ユーティリティを使用すると Windows OS とユーザーデータを SK hynix SSD (Solid State Disks) を簡単に転送できます Windows の Microsoft ボリュームシャドウコピーサービス (VSS) を実行すると その時点でのデータを正確にコピーできます これにより Windows システムディスクとデータディスクを SK hynix SSD に複製します 複製ディスクに合わせてパーティションのサイズが自動的に調整されるので SSD のパフォーマンスが最適化され 信頼性が向上します 新しいディスクレイアウトに合わせて 複製するブート可能ディスクが自動的に更新されます また 新しい複製ディスクを参照するようにブート構成データ (BCD) が変更されます
3 システム要件 オペレーティングシステム Windows XP SP3, Vista, 7, 8, 8.1 Windows Server 2003, 2003 R2, 2008, 2008R2, 2012, 2012 R2 RAM 1GB 以上 ハードディスク領域 アプリケーション用に 5 GB 以上の空き領域と MS ボリ ュームシャドウコピー用の一時領域 ディスクフォーマット MBR と GPT 注 :Microsoft ダイナミックボリュームには対応していません サイズ変更が可能なファイルシステム FAT16, FAT32, NTFS 注 : 他のファイルシステムでは元のサイズが維持されます SK hynix SSD 型番 : HFS128G32MNB / HFS256G32MNB / HFS512G32MNB 注 :SSD は SATA esata または USB のいずれかで接続する必要があります USB 接続の場合 Windows に SSD の製造元と型番を認識させるため USB から SATA へのブリッジを有効にする必要があります
4 アプリケーションの開始 アプリケーションを開始するには ダウンロードした実行可能ファイル (SKHSSD.exe) をダブルクリックします インストールの必要はありません ファイルが解凍され ローカルディスクの分析が完了すると アプリケーションが開始します 以下のようなメインウィンドウが開きます [ 次へ ] をクリックして続行します
5 構成 構成ウィンドウで複製元と複製先のディスクを選択します 既定値では オペレーティングシステムのディスクが複製元に 接続した SK hynix SSD が複製先に選択されています 注 :Windows をブートするシステムパーティション ( ローカルディスク C を含む ) が自動的に選択されます このディスクの選択は解除できません 複製先のディスクに合わせて パーティションのサイズが縮小または拡張されます 特定の予約済みシステムパーティションのサイズは変更されません このような隠しパーティションは ディスクのサイズに関係なく同じ目的で使用されるので サイズの変更は必要ありません データパーティションとローカルディスク C: は それぞれのファイルシステムの空き容量に合わせてサイズが調整されます [ 次へ ] をクリックして続行します
6 複製の概要 複製の概要ページに 複製後の両方のディスクパーティションのレイアウトが表示されます 複製元のディスクまたはパーティションを変更するには [ 前へ ] をクリックします 注 : 複製先のディスク全体が上書きされます 現在ディスクにあるデータはすべて失われます これらのデータを復旧することはできません 複製先のディスクが空でない場合 複製操作を開始する前に ディスクのデータをバックアップしてください ディスクとパーティションの選択に問題がなければ [ 開始 ] をクリックして複製を開始します [ 開始 ] をクリックして 複製を開始します
7 処理 複製の実行中 進行状況バーの下にある出力ウィンドウに詳細ログが表示されます エラーが発生した場合 ログの最後に理由が表示されます [ ログを表示 ] を選択して 詳細ログを表示します 複製が完了すると ウィンドウに最終ページが表示されます
8 結果 複製に成功すると システムが複製ディスクに転送され Windowsが複製ディスクから起動できるように設定されます ディスクを交換する場合には PC のマザーボードで複製元のディスクと同じ SATA ポートに複製先のディスクを接続します エラーが発生した場合 [ ログを表示 ] と [VSS ログを表示 ] ボタンをクリックすると 詳しいトラブルシューティング情報が表示されます ログファイルの最後にあるエラーコードで問題の原因を確認できます
9 トラブルシューティング SK hynix ディスクが接続されていません アプリケーションの開始時に次のようなメッセージボックスが表示されます SK hynix SSD が SATA ポートに接続されていることを確認してください また USB - SATA 変換ケーブルまたは筐体に接続されていることを確認してください 接続したディスクが USB - SATA 変換ケーブルで認識されない場合があります USB - SATA 変換ケーブルを使用しているときに前述のメッセージが表示された場合には ディスクを検出できる変換ケーブルに変更してください ターゲットディスクのマウントを解除できません 複製に失敗し 結果ページに次のエラーがメッセージが表示されます 複製先のディスクをロックして上書きすることができません Windows システムディスクまたは他のディスクが別のアプリケーションでロックされていると このエラーが表示されます Windows が複製先のディスクを使用していないかどうか確認してください
10 複製ディスクで Windows が起動しません 複製ディスクが元のディスクと同じ SATA ポートに接続されているかどうか確認してください 複製ディスクからの起動が成功するまで 元のディスクは接続しないでください 問題が解決しない場合には Windows のインストール DVD の Windows スタートップ修復ユーティリティを実行してください 複製元ディスクの読み取りエラー Microsoft の chkdsk ユーティリティで複製元のディスクをチェックしてください 完了後 複製 をやり直してください [ スタート ] > [ すべてのプログラム ] > [ アクセサリ ] の順にクリックして [ コマンドプロンプト ] をクリックします 注 :Windows Vista/7/8 の場合 コマンドプロンプトの実行時に権限の昇 格が必要になります chkdsk c:/r/f と入力して Enter キーを押します 次回のシステム再起動時に このボリュームのチェックをスケジュールしますか? というメッ セージが表示されます [Y] をクリックします PC を再起動します ファイルシステムの問題がチェックされます 完了までに数分かかる場合があります ボリュームシャドウコピーサービス (VSS) エラー システムで次の Windows サービスが無効になっていないかどうか確認してください ボリュームシャドウコピー Microsoft Software Shadow Copy Provider エラー番号をメモして インターネットで解決策を検索してください VSS には多くのエラーコードがあるので 特定の問題に役立つ解決策が投稿されている可能性があります VSS の一般的な問題を自動的に解決するユーティリティをダウンロードできます 32 ビット版 - http://updates.macrium.com/reflect/utilities/vssfix.exe 64 ビット版 - http://updates.macrium.com/reflect/utilities/vssfixx64.exe