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目標を達成するための指標 第 4 章計画における環境施策 一般廃棄物焼却量 ( 家庭 事業所 ) ごみ 資源物の総排出量 平成 27 年度 (2015 年度 ) までに平成 15 年度 (2003 年度 ) に比べ 30% 削減平成 27 年度 (2015 年度 ) までに平成 15 年度 (200

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目 次. 計画策定の意義 2. 基本的方針 3. 計画期間 4. 対象品目 5. 各年度における容器包装廃棄物の排出量見込み ( 第 8 条第 2 項第 号 ) 2 6. 容器包装廃棄物の排出の抑制のための方策に関する事項 ( 第 8 条第 2 項第 2 号 ) 3 7. 分別収集をするものとした容


目 次 1 計画策定の意義 1 2 基本的方向 2 3 計画期間 2 4 対象品目 各年度における容器包装廃棄物の排出量の見込み 4 6 容器包装廃棄物の排出の抑制の促進するための方策に 関する事項 5 7 分別収集をするものとした容器包装廃棄物の種類及び当該容器 包装廃棄物の収集に係る

家庭ごみ有料化制度の 導入是非の検討について

12年~16年

岸和田市分別収集計画

平成 27 年度一般廃棄物処理等の概要 出典 : 一般廃棄物処理事業実態調査 < 平成 27 年度実績 > ( 環境省大臣官房廃棄物 リサイクル対策部廃棄物対策課 )

1 計画策定の意義 私たちが暮らす現代社会は これまで快適で潤いのある生活環境を築くため 大量生産 大量消費 大量廃棄という使い捨てのライフスタイルを恒常化させてきた それに伴い排出される廃棄物は 多様化 増大化を続けたため 処理場や処分場の確保は次第に困難になり 廃棄物処理を取り巻く環境は厳しくな

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様式第二号の九 ( 第八条の四の六関係 ) ( 第 1 面 ) 産業廃棄物処理計画実施状況報告書 平成 30 年 6 月 14 日 広島県知事 様 提出者 住所 氏名 広島県府中市本山町 佐々田土建株式会社 代表取締役三島俊美 電話番号 廃棄物の処理及び清掃

計画の策定にあたって 本計画は 廃棄物の処理及び清掃に関する法律 第 6 条第 1 項の規定される網走市における一般廃棄物処理に関する基本計画です 網走市では 平成 4 年に策定した基本計画に基づき ごみの減量化の推進 リサイクルセンターや最終処分場を整備するとともに 平成 16 年度にはごみ処理の

第 2 節廃棄物の排出 処理状況 1. 排出から処理 処分までの流れ (1) 発生量及び平成 22 年度の1 年間に県内で発生した産業廃棄物の発生量は 1,814 千トンであり 有償物量は 153 千トン は 1,661 千トンとなっている を種類別にみると が 6,638 千トンと最も多く 次いで

様式第二号の九 ( 第八条の四の六関係 ) ( 第 1 面 ) 産業廃棄物処理計画実施状況報告書 平成 30 年 5 月 18 日 広島県知事 様 提出者 住所 氏名 広島県三原市須波 1 丁目 23-8 藤井建設 代表取締役藤井啓文 ( 法人にあっては, 名称及び代表者の氏名 ) 電話番号 (08

条例施行規則様式第 26 号 ( 第 46 条関係 ) ( 第 1 面 ) 産業廃棄物処理計画書 平成 30 年 6 月日 長野県知事 様 提出者 住 所 東御市下之城畔 ( 法人にあっては 主たる事業所の所在地 ) 氏 名 川西保健衛生施設組合長花岡利夫 ( 法人にあっては 名称及び代

24 ごみ減量分野様式 2 ごみゼロをめざすまち 分野目標 1 ごみゼロ都市 なかの を実現するために 区民 事業者 区が連携して3Rの取組みを進め ごみの排出量が減少するまちをめざす 2 循環型社会を実現するために 資源の再使用 再生利用などの資源の有効利用が広がっているまちをめざす 成果指標 区

資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

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バイオ燃料


様式第二号の九 ( 第八条の四の六関係 ) ( 第 1 面 ) 産業廃棄物処理計画実施状況報告書 平成 30 年 6 月 27 日 広島県知事 様 提出者 住所 氏名 広島県豊田郡大崎上島町中野 977 番地 大崎工業株式会社広島工場 工場長樽本伸正 電話番号 廃棄物の処理

このような周辺状況の変化に対応し 諸課題の解決を図るべく 基本法及び第三次循環型社会形成推進基本計画に沿って 廃棄物処理法やリサイクルの推進に係る諸法等に基づく制度の適切な実施と相まって 改めて大量生産 大量消費 大量廃棄型の従来の社会の在り方や国民のライフスタイルを見直し 社会における高度な物質循

様式第二号の九 ( 第八条の四の六関係 ) ( 第 1 面 ) 産業廃棄物処理計画実施状況報告書 平成 30 年 6 月 29 日 広島県知事 様 提出者 住所 広島県尾道市美ノ郷町本郷 氏名 日東電工株式会社 尾道事業所 事業所長岡田和之 電話番号 廃棄物の処

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Microsoft Word - 様式2-8 産廃処理計画

様式第二号の十四 ( 第八条の十七の三関係 )( 第 1 面 ) 特別管理産業廃棄物処理計画実施状況報告書 平成 30 年 7 月 20 日 広島県知事 様 提出者 住所 氏名 広島県安芸高田市甲田町下甲立 1624 湧永製薬株式会社広島事業所 代表取締役 湧永寛仁 電話番号

川口市環境基本計画 .indb

多量排出事業者の産業廃棄物処理計画実施状況報告書 ( 平成 2 年度実績 日清食品株式会社下関工場 多量排出事業者名称日清食品株式会社下関工場 所在地 ( 市町名 下関市事業の種類めん類製造業別紙 1-3 区分 産 業 廃 棄 物 種 類 燃え殻 汚泥 1,8 1, 廃油 廃酸 1 1

目 次 1 行動計画策定の趣旨 1 (1) 行動計画の目的 1 (2) 計画の位置づけ 1 (3) 基本方針 1 2 ごみ減量等の数値目標 2 (1) ごみ排出量の目標 2 (2) リサイクル目標 3 3 具体的施策の取り組みと実践内容 4 参考資料ごみ排出の現状整理 1 ごみ排出量等の推移 8 2

2 基本方針と数値目標基本的考え方を踏まえ, 資源循環型社会の形成に向けてごみ減量 リサイクルの施策を推進するためには, 基本方針と達成度を測る指標が必要です 本計画においては, 本市の過去の実績や今後の施策の展開をもとに, 数値目標を設定します (1) 基本方針 1 と数値目標 基本方針 1 家庭

資料 3 1 ごみ減量化についての課題分析 1) 原因の抽出 課題 : どうして 家庭ごみの排出量が減らないのか? ごみが 減らな い原因 1 使い捨て製品やすぐにごみになるものが身の回りに多い 2ごみを減らしたり リサイクルについての情報が少ない 3 分別収集しているごみの品目が少なく 資源化が十

朝日町分別収集計画

Microsoft Word - 02参考資料_89九州(260324).docx

様式2-9産廃処理実績

様式2-9産廃処理実績_xls (989KB)

様式第二号の八 ( 第八条の四の五関係 ) ( 第 1 面 ) 産業廃棄物処理計画書 令和元年 5 月 30 日 松山市長殿 提出者 住所 広島市中区中町 8 番 6 号 氏名 株式会社フジタ 広島支店 執行役員支店長安東則好 ( 法人にあっては 名称及び代表者の氏名 ) 電話番号

第 4 回審議会 資料 4 H ごみ減量 資源化の目標について 1. 現行計画の目標達成状況と今後の予測 (1) 現行計画の目標達成状況現行計画の数値目標の内, 家庭系ごみ原単位目標は平成 29(2017) 年度の時点で既に平成 34(2022) 年度目標を達成しています 低下傾向にあ

産業廃棄物の排出及び処理状況等(平成20年度実績)

産業廃棄物処理計画実施状況報告書(H24実績)

第6章 その他ごみ処理に関し必要な事項

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産業廃棄物の処理に係る管理体制に関する事項 ( 管理体制図 ) ゼロエミッション推進体制 ( 第 2 面 ) 滋賀水口工場長 定期会議事務局会議 1 回 /W 担当者会議 1 回 /M 推進報告会 1 回 /2M 推進責任者 : 工務安全環境部長 実行責任者 : 安全環境課長 事務局 中間膜製造部機

< 目次 > 飯山市の今後のごみ減量施策のあり方について答申 1 諮問書 ( 写し ) 6 答申資料編 7

答申

1. 実施事業ごとにみた検証 検討 再構築にあたっては ごみ処理基本計画 ( 中間見直し ) に記載される実施事業ごとに実効性等を踏まえ (1) スケジュールの修正を要する実施事業 (2) 達成状況により目標値を改める実施事業 (3) 新たに取り組む実施事業 の 3 つに分け検証等を行いました (1

Microsoft Word - 福岡市版H24改定.doc

資料 4 平成 26 年報告書に提言された取組のうち 回収率目標達成アクションプラン以外の取組状況について 平成 29 年 12 月 4 日 経 済 産 業 省 環 境 省

計画の実施状況 ( 産業廃棄物の種類 : 廃プラスチック ) 8. 3 出量 自ら熱回収を行った量 7 全. 優良認定処理業者への 再生利用業者への 3 再生利用業者への 4 熱回収認定業者以外の熱回収を行う業者への 5 7. のうち再生利用業者への のうち熱回収認定業者への 3

第3章 一般廃棄物

産業廃棄物の排出 処理状況について 1. 調査方法 (1) 調査対象 1 調査対象 2 対象業種 3 対象廃棄物 47 都道府県 日本標準産業分類( 平成 19 年 11 月改訂 )/ 総務省 をもとに抽出した産業廃棄物の排出が想定される大分類 18 業種廃棄物の処理及び清掃に関する法律に規定する産

食品廃棄をめぐる現状

2 業種別排出量産業廃棄物の業種別排出量を図 1-2 及び表 1-1 に示す 調査の結果 電気 ガス 熱供給 水道業 ( 下水道業を含む ) からの排出量が最も多く 約 100,543 千トン ( 全体の 25.7%) 次いで建設業が約 81,845 千トン ( 同 20.9%) 農業 林業が約 8

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福井県建設リサイクルガイドライン 第 1. 目的資源の有効な利用の確保および建設副産物の適正な処理を図るためには 建設資材の開発 製造から土木構造物や建築物等の設計 建設資材の選択 分別解体等を含む建設工事の施工 建設廃棄物の廃棄等に至る各段階において 建設副産物の排出の抑制 建設資材の再使用および

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〔表紙〕

新座市分別収集計画

スライド 1

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産業廃棄物処理計画実施状況報告書

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様式第二号の九 ( 第八条の四の六関係 ) ( 第 1 面 ) 産業廃棄物処理計画実施状況報告書 平成 30 年 8 月 25 日 広島県知事 様 提出者 住所 氏名 広島県東広島市志和町志和堀 株式会社ヒロタニ取締役社長廣谷清 ( 法人にあっては, 名称及び代表者の氏名 ) 電話番

図 ごみの減量化方策及び資源化方策の検討の進め方 2 市民 事業者 行政の役割資料 2-2 に示したとおり 今後のごみ処理においては ごみの減量化 資源化の推進が重要となり これらを実現するためには 各主体がそれぞれの役割を認識し 相互に協力しながら取り組む体制を整備する必要があります

Microsoft Word - あきる野市一般廃棄物処理基本計画 .doc

参考資料2 プラスチック製品の生産・廃棄・再資源化・処理処分の状況 2016年

1 貴重な自然環境を継承するため 保全活動に取り組みます 指標目標の推移 指標目標 米代川やきみまち阪 風の松原などの豊かな自然を他に誇れると思う市民の割合 ( 市民意識調査 ) 松くい虫被害量 計画策定目標値 H20 年度 H21 年度 H22 年度 H23 年度 H24 年度 H19 年度 (H

様式第二号の十四 ( 第八条の十七の三関係 )( 第 1 面 ) 特別管理産業廃棄物処理計画実施状況報告書 平成 30 年 6 月 25 日 広島県知事 様 提出者 ( 届出者 ) 住所 氏名 大阪府堺市堺区匠町 1 番地 シャープ株式会社代表取締役会長兼社長執行役員 ( 法人にあっては, 名称及び

様式第二号の九 ( 第八条の四の六関係 ) ( 第 1 面 ) 産業廃棄物処理計画実施状況報告書 2018 年 6 月 29 日 長野県知事 様 提出者住所松本市島立 943 セキスイハイム信越 中南信支店氏名支店長石原範久 ( 法人にあっては 名称及び代表者の氏名 ) 電話番号

Microsoft PowerPoint - H27清掃部(市民説明会第2段)1114.pptx

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資料4 国土交通省資料

様式第二号の二(第八条の四の四関係)

ごみ焼却施設の用地設定

資料2-1 環境省説明資料


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Taro-睦木電機の環境方針

Microsoft Word 尾張東部基本計画.docx

A. 1 管理責任者に変更がない場合書面で ( 書式はありません ) 速やかに所有者の住所 氏名 電話番号及び管理責任者に変更がない旨お知らせ下さい 2 管理責任者に変更がある場合書面で ( 書式はありません ) 速やかに所有者変更の旨お知らせいただき 30 日以内に 管理責任者選任届 を提出して下

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1

目 次 1 計画策定の目的 1P 2 平川市のごみの現状 2P 3 これからの課題 5P 4 ごみ減量 リサイクル目標 5P 5 市民 事業者 市の役割 6P 6 積極的な減量施策の推進 ( 行動計画 ) 重点施策 1 7P 重点施策 2 8P 重点施策 3 9P 7 その他参考資料 10P 2

×2018H

Microsoft Word - ⑫A3両面注意第4章削減効果.doc

産業廃棄物の種類 : 汚泥 事業者コード : 8JS 地域コード : 事業者コード J で始まる全 桁コード が不明の場合 事業所名称を記入ください 単位 : +8 自ら再生利用を行った量 自ら熱回収を行った量 + 自ら埋立処分又は海洋投入処分を行った量 全処理委託量 優良認定処理業者への処理委託量

上牧町一般廃棄物 ( ごみ ) 処理基本計画概要版 平成 30(2018) 年 3 月 1. 計画策定の背景と目的 上牧町 ( 以下 本町 という ) では 一般廃棄物処理基本計画書 ( 見直し ) 平成 26(2014) 年 10 月 に則り 老朽化した焼却施設の稼働停止 それに伴う焼却処理の民間

様式第二号の九 ( 第八条の四の六関係 ) 第 1 面 ) 産業廃棄物処理計画実施状況報告書 平成 28 年 6 月 29 日 下関市長 殿 提出者住所氏名 山口県下関市彦島西山町一丁目 1 番 1 号彦島製錬株式会社代表取締役西嶋章 電話番号 廃棄物の処理及び清掃に関す

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産業廃棄物税は 最終処分される産業廃棄物に課されるものであり 排出事業者から中間処理に委託された廃棄物すべてに課税されるわけではありません 中間処理業者の方が排出事業者から処理料金に含めて受け取る税相当額は 中間処理によって減量化されたり リサイクルされた分を除いた中間処理後に最終処分される産業廃棄

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様式第8

Ⅳ 第 2 次計画の目標 : 第 2 次計画で新たに設定した項目 府民主体 府民と行政と団体 行政と団体 1 内 容 新 規 栄養バランス等に配慮した食生活を送っている府民の割合 2 朝食欠食率 第 1 次計画策定時 35 現状値 第 2 次計画目標 第 2 次基本計画目標 24% 15% 60%

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Microsoft Word - 産業廃棄物処理計画書(平成27年6月提出分)



Transcription:

資料 4 平成 29 年 11 月 10 日草案 V1.3 ( 第 4 次計画 ) ( 案 ) 奈良県エコキャラクターな ~ らちゃん 平成 30 年 3 月 奈良県

目次 1. 計画の位置付け... 1 2. 計画の期間... 2 3. 基本目標... 2 4. 計画の対象 ( 廃棄物 )... 2 5. 現状と課題... 3 (1) 一般廃棄物... 3 (2) 産業廃棄物... 7 6. 数値目標... 1 (1) 一般廃棄物... 10 (2) 産業廃棄物... 12

1. 計画の位置付け 本計画は 廃棄物の処理を通して 県民の生活環境の保全 県内産業の健全な発展に資することを目的に 3R( リデュース ( 発生抑制 ) リユース ( 再使用 ) リサイクル ( 再生利用 )) をはじめ循環型社会形成を推進するため 県民 NPO 事業者 行政等の各主体が中長期的に取り組む基本的な方向を示すものです 廃棄物処理にかかる広域及び効果 効率的な観点から 県と市町村が連携 協働して各種施策 を推進するための計画 ( 奈良モデル ) として策定します 奈良モデル : 質の高い行政サービスを提供し 行政を効率的に運営するために 県と市町村または市町村同士の連携 協働について 奈良県にふさわしいあり方を検討し 実現する取り組みのこと 廃棄物処理法( 以下 法 という ) 第 5 条の5に基づき策定する計画であり 奈良県環境総合計画 (2016-2020) を上位計画とし 新奈良県廃棄物処理計画 ( 期間 : 平成 25~29 年度 以下 前計画 という ) の進捗状況 及び県内市町村の一般廃棄物処理計画等を踏まえ 新たに策定する計画です 計画の体系 ( 上位計画等との関係 ) 循環型社会形成推進基本法 第 3 次循環型社会形成推進基本計画 廃棄物処理法 ( 国の基本方針 ) 資源有効利用促進法 容器包装, 家電, 食品, 建設, 自動車等の 各種リサイクル法 < 国の法律等 > 環境基本法 < 県上位計画 > 奈良県環境基本条例 奈良県環境総合計画 (2016-2020) 施策体系 Ⅳ 循環型社会の構築 < 重点プロジェクト > きれいに暮らす奈良県スタイル 推進プロジェクト 3. 奈良モデルによるごみ減量化 推進 グリーン購入法 一般廃棄物処理計画 ( 市町村 ) -1-

2. 計画の期間 平成 30 年度 ~ 平成 34 年度までの 5 年間 前計画平成 25 年度 ~ 3. 基本目標 未来に生きるきる ごみゼロごみゼロ奈良県奈良県 の実現 奈良県は 我が国を代表する歴史文化遺産や豊かな自然環境に恵まれています 私たちは これらの貴重な財産を守り 活かしながら 次の世代に引き継いでいかなければなりません そのためにも 天然資源の消費が抑制され 環境への負荷ができる限り低減される持続可能な社会 いわゆる 循環型社会 の構築を目指すことが必要です 循環型社会 を指向することは 地域の生活環境だけでなく 景観や地球温暖化対策 生物多様性の保全などさまざまな環境課題に貢献できるものであり 奈良県環境総合計画の重点プロジェクトである きれいに暮らす奈良県スタイル 構築のベースとなることから 県民一人ひとりが日々の暮らしの中で資源やエネルギーを大切にする 環境に配慮したライフスタイル の促進を図ります また 前計画において取り組みをスタートさせ 県と市町村が連携して推進してきた奈良モデルによる ごみ処理の広域化 の取り組みを継続 発展させながら 奈良県の地域特性に適した3R( リデュース リユース リサイクル ) 等を促進することにより さらなる ごみの減量化 に向けて県民をはじめ多様な主体による積極的な実践活動の普及 拡大を図ります これらの取り組みにより きれいに暮らす奈良県スタイル の構築に資するとともに それらを未来に継承していくことを目指し 前計画に引き続き基本目標を 未来に生きる ごみゼロ奈良県 の実現 とします 4. 計画の対象 ( 廃棄物 ) 法第 2 条第 1 項に規定する廃棄物で 県内で排出又は処理されるものを対象とします 爆発性, 毒性, 感染性その他の人の健康又は生活環境に係る被害を生ずるおそれがあるもの -2-

5. 現状と課題 (1) 一般廃棄物 1 排出量 排出量は 前計画目標値(446 千トン ) の達成は困難な見込みである 一人 1 日当たりのごみ排出量は全国平均に比べて約 1.4% 少ないが 近年は全国平均に近づく傾向にある ( 平成 27 年度全国 16 位 ) 生活系( 家庭 ) ごみの排出量は 見込みは 330 千トンで 前計画目標値 (309 千トン ) の達成は困難な見込みである また 生活系ごみの排出量の減少トレンドが全国に比べて緩やかである 一方 事業系ごみは平成 27 年度実績が 137 千トン 見込みが 138 千トンで 前計画目標値 (137 千トン ) を概ね達成の見込みである 平成 22 年度 平成 27 年度 ( 目標値 ) ( 推計値 ) 評価 生活系 ( 家庭 ) 集団回収含 336 千トン / 年 650g/ 人 日 333 千トン / 年 656g/ 人 日 309 千トン / 年 602g/ 人 日 330 千トン / 年 655g/ 人 日 達成困難 排出 量 事業系 146 千トン / 年 137 千トン / 年 137 千トン / 年 138 千トン / 年概ね達成見込 計 482 千トン / 年 932g/ 人 日 471 千トン / 年 926g/ 人 日 446 千トン / 年 870g/ 人 日 467 千トン / 年 929g/ 人 日 達成困難 推計値は平成 23 年度から平成 27 年度までの 5 年間のトレンドで推計 (g/ 人 日 ) 1,200 1,100 1,000 900 800 1,131 1,115 1,089 1,040 1,034 999 関連指標等 一人 1 日当たりのごみ排出量 1,033 968 994 946 976 976 932 920 914 918 964 958 947 939 全国奈良県全国奈良県出典 : 一般廃棄物処理事業実態調査 ( 環境省 ) 出典 : 一般廃棄物処理事業実態調査 ( 環境省 ) ごみ処理有料化の市町村比率 (H27) 奈良県 72% 全国 61% ごみ処理有料化の人口比率 (H27) 奈良県 50% 全国 43% 947 926 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 一人 1 日当たりのごみ排出量 (H27) 全国 16 位 出典 : 一般廃棄物処理事業実態調査 ( 環境省 ) -3- ( 万トン ) 生活系ごみ排出量 4,000 3,800 3,600 3,400 3,200 3,000 2,800 398 388 373 3,647 3,622 3,572 357 345 336 332 326 325 339 333 3,410 3,297 3,239 3,239 3,214 3,176 3,124 3,094 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 ( 千トン ) 450 400 350 300 250 200 150 100 50 0

2 再生利用率 再生利用率は 前計画目標値 (25.0%) の達成は困難な状況 ( 平成 27 年度 15.5%) であり 全国平均 (20.4%) に比べて約 5 ポイント低い水準 全国平均に比べると金属類 ガラス類 ペットボトル等について再生利用が進んでいない 関連指標等 ごみ再生利用率 (H27) 全国 40 位 ごみ分別数 (H27) 全国 45 位 ( 県内市町村 8.8 品目全国 13.4 目 ) 平成 22 年度 平成 27 年度 ( 目標値 ) ( 推計値 ) 評価 再生利用率 ( 再生利用量 ) 14.4% (69 千トン / 年 ) 15.5% (73 千トン / 年 ) 25.0% (113 千トン / 年 ) 15.3% (71 千トン / 年 ) 達成困難 再生利用量の全国比較 出典 : 一般廃棄物処理事業実態調査 ( 環境省 ) -4- 出典 : 一般廃棄物処理事業実態調査 ( 環境省 )

3 最終処分量 ( 埋立処分 ) 前計画の目標値(46 千トン ) の達成は困難な状況であり ( 平成 27 年度 61 千トン ) 最終処分率は全国 45 位 焼却灰 溶融スラグ等について中間処理後の再生利用が進んでいないため 最終処分量が増えた要因となっている 平成 22 年度 平成 27 年度 ( 目標値 ) ( 推計値 ) 評価 最終処分量 ( 最終処分率 ) 64 千トン / 年 (13.3%) 61 千トン / 年 (13.0%) 46 千トン / 年 (10.3%) 61 千トン / 年 (13.0%) 達成困難 (%) ごみの最終処分率 16.0 15.0 14.2 14.2 13.4 13.6 13.8 13.7 13.7 14.0 13.3 12.8 13.0 12.7 13.0 13.9 12.0 13.1 12.5 11.0 11.5 10.0 11.0 10.7 10.6 10.3 9.0 10.1 9.7 9.5 8.0 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 全国奈良県出典 : 一般廃棄物処理事業実態調査 ( 環境省 ) 再生利用量の全国比較 出典 : 一般廃棄物処理事業実態調査 ( 環境省 ) -5-

奈良県の再生利用状況 ペットボトル 容器包装プラスチック 全国平均 g/ 人 日 6 14 奈良県 g/ 人 日 3 2 順位 位 45 46 課題 長期的にごみ排出量は減少傾向だが 生活系ごみの排出量はここ数年下げ止まっている さらなるごみ減量に向け 生活系ごみの発生抑制に係る取組を強化する必要がある 再生利用率は平成 26 年度にやや増加したものの 平成 18 年度をピークに減少傾向にあり 全国平均と大きく乖離している 最終処分率も平成 27 年度は前年度から増加しており 対策が必要である 1 人 1 日当たりの再生利用量の内訳を見ると 全国平均に比べてペットボトル 容器包装プラスチックなどについて再生利用量が少ないことから 分別収集による再生利用 ( 資源化 ) を進める必要がある -6-

(2) 産業廃棄物 1 排出量 平成 27 年度実績 (1,474 千トン ) で前計画目標値 (1,560 千トン ) を超えて目標達成の見込み 平成 22 年度 平成 27 年度 ( 目標値 ) ( 推計値 ) 評価 排出量 1,539 千トン / 年 1,474 千トン / 年 1,560 千トン / 年 1,452 千トン / 年達成見込 平成 27 年度実績 29 年度推計値は 奈良県産業廃棄物実態調査報告書 ( 平成 28 年度版 ) の値を用いた ( 一部業種を除く ) ( 十万トン ) 産業廃棄物の排出量 4,500 4,000 3,500 3,000 2,500 4,217 4,185 4,194 4,037 3,897 3,860 3,812 3,791 3,846 3,928 1,696 1,539 1,474 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 全国 奈良県 ( 千トン ) 2,000 1,800 1,600 1,400 1,200 出典 : 奈良県産業廃棄物実態調査 ( 奈良県 ) 産業廃棄物の排出及び処理状況等 ( 環境省 ) ( 千トン ) 産業廃棄物の種類別排出量 ( 奈良県 ) 1,800 [ 1,696 ] [ 1,539 ] 1,600 202 [ 1,474 ] 22 1,400 162 201 48 171 178 27 1,200 143 1,000 478 352 326 800 600 400 793 799 807 200 0 H17 H22 H27 汚泥 がれき類 動物のふん尿 ガラス陶磁器くず その地 出典 : 奈良県産業廃棄物実態調査 ( 奈良県 ) 関連指標等 奈良県の排出量は全国の 0.4% で 全国の中で少ない方から3 番目 環境省調査 (H26) 国基本方針の目標 ( 排出量約 1% 増 (H19~27) に抑制 ) に対して 奈良県は約 4% 削減 (H22 ~27) 下水道普及率向上(H22/74.4% H27/78.9%) により汚泥排出量が増加傾向 (H22/799 千トン H27/807 千トン ) にあるが 汚泥以外の産業廃棄物の排出量は減少傾向 (H22/740 千トン H27/667 千トン ) 今後 汚泥排出量については 下水汚泥の有効活用を検討していることから 減少することが見込まれる 出典 : 奈良県産業廃棄物実態調査 産業廃棄物の排出 処理状況調査報告書 ( 環境省 ) -7-

2 再生利用率 奈良県は排出量に占める下水汚泥の割合が高い ( 奈良県 48%(H27) 全国 20%(H26)) 下水汚泥( 再生利用率低い ) が増加 建設系廃棄物 ( 再生利用率高い ) が横ばいから減少傾向にあり 排出量に占める下水汚泥の割合が増加したことで 再生利用率は減少 前計画目標値 (48.0%) は達成困難な見込み 平成 22 年度 平成 27 年度 ( 目標値 ) ( 推計値 ) 評価 再生利用率 48.3% 42.1% 48.0% 41.3% 達成困難 ( 再生利用量 ) (743 千トン / 年 ) (621 千トン / 年 ) (749 千トン / 年 ) (599 千トン / 年 ) 推計値は 奈良県産業廃棄物実態調査報告書 ( 平成 28 年度版 ) の値を用いた ( 一部業種を除く ) (%) 産業廃棄物の再生利用率 60.0 55.0 54.0 54.8 52.0 51.0 52.0 53.0 53.0 52.5 53.4 53.4 50.0 45.0 48.5 48.3 40.0 42.1 35.0 30.0 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 全国 奈良県 ( 千トン ) 産業廃棄物の業種別再生利用量 800 [ 743 ] 18 700 20 [ 621 ] 141 34 600 83 19 500 178 400 143 300 200 386 342 100 0 H22 H27 建設業 農業 製造業 電気 水道業 その他 出典 : 奈良県産業廃棄物実態調査 産業廃棄物の排出 処理状況調査報告書 ( 環境省 ) 出典 : 奈良県産業廃棄物実態調査 4 最終処分量 ( 埋立処分 ) 排出量が多い汚泥 がれき類の最終処分率が全国平均より低い水準で 前計画の目標値 (64 千トン ) は達成困難 ( 平成 27 年度 72 千トン ) 最終処分率(4.9% 平成 27 年度 ) は全国平均 (2.6% 平成 26 年度 ) に比べて 2.3 ホ イント低い水準 平成 22 年度 平成 27 年度 ( 目標値 ) ( 推計値 ) 評価 最終処分量 ( 最終処分率 ) 74 千トン / 年 (4.8%) 72 千トン / 年 (4.9%) 64 千トン / 年 (4.1%) 71 千トン / 年 (4.9%) 達成困難 ( 万トン ) 産業廃棄物の最終処分量 3,000 2,500 2,000 1,500 1,000 500 0 2,423 2,180 2,014 99 1,670 1,359 1,426 1,244 1,310 1,172 1,039 74 72 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 全国奈良県 ( 千トン ) 300 200 100 0 (%) 産業廃棄物の最終処分率 出典 : 奈良県産業廃棄物実態調査 産業廃棄物の排出 処理状況調査報告書 ( 環境省 ) 7.0 6.0 5.0 4.0 3.0 2.0 1.0 0.0 5.9 6.0 5.0 5.0 4.0 3.0 4.8 4.9 3.7 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 全国 3.2 奈良県 3.5 3.0 2.6-8-

課題 産業廃棄物処理にかかる前計画の数値目標は 排出量のみ達成される見込みである 奈良県の排出量は減少傾向であるものの 全国の排出量は近年増加傾向であることから 引き続き 再生利用の促進や最終処分率の改善に努めるだけでなく 排出抑制についても十分に取り組みを進める必要がある 再生利用率及び最終処分率の実績は 目標を下回る見込みである 大きな理由の1つとして 奈良県は他府県に比べて産業廃棄物に占める割合が高い下水汚泥を含む汚泥について 再生利用率が低く ( 全国 7.3% 奈良県 3.8%) 最終処分率が低水準( 全国 1.6% 奈良県 3.8%) であることが挙げられる このことから 汚泥の再生利用等をさらに促進し 全国水準に引き上げていく必要がある -9-

6. 数値目標一般廃棄物 産業廃棄物ともに 廃棄物のさらなる減量化 ( ごみゼロ化 ) を目指し 1 最終処分量を総括的指標とし それを達成するための手段として 2 排出抑制 3 再生利用の数値目標 ( 平成 34 年度 ) を設定する (1) 一般廃棄物 最終処分量 平成 17 年度平成 22 年度平成 27 年度平成 34 年度 78 千トン 64 千トン 61 千トン 46 千トン (14.2%) (13.3%) (13.0%) (10.8%) 387 千トン 349 千トン 337 千トン 282 千トン 再生利用量排出量 焼却等による減量化 83 千トン 69 千トン 73 千トン 98 千トン (15.1%) (14.4%) (15.5%) (23.0%) 548 千トン 482 千トン 471 千トン 426 千トン 家庭系ごみ 398 千トン 336 千トン 333 千トン 299 千トン 事業系ごみ 150 千トン 146 千トン 137 千トン 127 千トン 1,040 40g/ 人 日 932g/ 人 日 926 26g/ 人 日 865 65g/ 人 日 1 最終処分の目標値 ( 平成 34 年度 ) 最終処分量 46 千トン / 年最終処分率 10.8% 平成 27 年度実績 (61 千トン ) では前計画目標値 (46 千トン ) の達成が困難な状況であり 現状で推移すると平成 34 年度の予測値は 57 千トンと推計されるが 本計画において 排出抑制 再生利用の促進を図ることにより 最終処分量の平成 34 年度目標値を 46 千トンとする 平成 27 年度実績 (61 千トン ) に対して約 26%(15 千トン ) 削減する目標 *H34 最終処分量目標 =(H34 排出量目標 426 千トン -H34 再生利用量目標 98 千トン ) 0.140( 注 ) =46 千トン (10.8%) ( 注 )H27 焼却による焼却灰生成率 -10-

2 排出抑制の目標値 ( 平成 34 年度 ) 排出量 426 千トン / 年一人 1 日当たり 865g 一人 1 日当たりの排出量は 平成 27 年度実績が 926g で 前計画目標値 (870g) の達成が困難な状況だが 全国平均 (939g) よりも高い水準にある 国の数値目標( 平成 24 年度から平成 32 年度の 8 年間で 12% 減 ) と同様に 8 年間で 12% 減とし 平成 34 年度の目標値を平成 26 年度比 12% 減の 426 千トンとする 人口は一般廃棄物処理事業実態調査 ( 環境省 ) の人口推移で推計 3 再生利用の目標値 ( 平成 34 年度 ) 再生利用量 98 千トン / 年再生利用率 23.0% 再生利用率は 平成 26 年度に市町村における統計手法を精査したため 増加したが その増加分を除けば近年減少傾向にある そこで 家庭系の再生利用されていないペットボトル及び容器包装プラスチックの3 割 事業系の紙類排出量の 3 割を再生利用することを目標とし 再生利用率の平成 34 年度目標値を 23.0% とする ( ア ) 家庭系ごみの容器包装プラスチック等の再生利用量を増 容器包装プラスチック等の再生率が低位であることに着目 全国 :14g/ 日 人奈良県 2g/ 日 人全国 46 位 家庭系ごみ排出量 ( プラ ) 31,000 トン -) うち再生量 ( プラ ) -)3,600 トン家庭系ごみ未再生量 ( プラ ) 27,400 トン このうちの 3 割を新たに再資源化 0.3 8,000 トン ( イ ) 事業系ごみのうち紙類の再生利用量を増 事業系ごみのうち 42% が紙ごみであり 一般廃棄物の排出量全体でみても その割合が高い (12%) ことに着目 事業系ごみ排出量 ( 紙類 ) 58,000 トン このうちの 3 割を新たに再資源化 0.3 17,000 トン 34再生利用量 =73 千トン +8 千トン +17 千トン =98 千トン ( 34再生利用率 23%) -11-

(2) 産業廃棄物 最終処分量 平成 17 年度平成 22 年度平成 27 年度平成 34 年度 99 千トン 74 千トン 72 千トン 64 千トン (5.9%) (4.8%) (4.9%) (4.5%) 775 千トン 722 千トン 781 千トン 764 千トン 再生利用量排出量 中間処理 ( 脱水 焼却等 ) による減量化 822 千トン 743 千トン 621 千トン 602 千トン (48.5%) (48.3%) (42.1%) (42.1%) 1,696 千トン 1,539 千トン 1,474 千トン 1,430 千トン 1 最終処分の目標値 ( 平成 34 年度 ) 最終処分量 64 千トン / 年最終処分率 4.5% 本計画により促進する排出抑制 再生利用の数値目標を基に 最終処分の平成 34 年度目標を 設定する 国の数値目標 ( 平成 24 年度に対して平成 32 年度で 1% 減 ) に対して 奈良県は 平成 22 年度に対して平成 27 年度で 3% の減 平成 34 年度目標値は 平成 27 年度実績 (72 千トン ) を約 11% 削減する 64 千トンの設定 出典 : 奈良県産業廃棄物実態調査 -12-

2 排出抑制の目標値 ( 平成 34 年度 ) 排出量 1,430 千トン / 年 平成 27 年度実績 (1,474 千トン ) で前計画目標値 (1,560 千トン ) を超えて達成している状況である 国の削減目標では平成 24 年度に対して平成 32 年度の排出量の増を約 3% に抑制することになっているが 奈良県では排出量が減少傾向にあるので 平成 34 年度予測値 (1,435 千トン ) を維持することを目標とした ( 平成 27 年度実績より約 3% 削減する設定 ) 3 再生利用の目標値 ( 平成 34 年度 ) 再生利用量 602 千トン / 年再生利用率 42.1% 再生利用率は 平成 27 年度実績が 42.1% で 前計画目標値 (48.0%) の達成が困難な状況であるが 今後は 再生利用が伸び悩んでいる下水汚泥の排出量が増加傾向にあるなか 再生利用率の高い建設系廃棄物の排出量が横ばいとなる見込みであることなどから 平成 34 年度の予測値は現状 ( 平成 27 年度 ) よりも低い水準 (40.3%) となっている 下水汚泥の割合奈良県 (48%) 全国 (20%) 現状は前述のとおり減少傾向にあることから 平成 27 年度実績を維持することを目標として 平成 34 年度の目標値を平成 27 年度実績と同じ 42.1% とした -13-