医療機器添付文書の手引書第 5 版 第 3 章第 3 節 < テンプレート > についての補足解説 1. パルスオキシメータ (WG2 6.1から6.4) テンプレートを利用する場合 以下 5 点の解説を参照すること パルスオキシメータ ( 本体 ) 6.2 パルスオキシメータ ( 一体

Similar documents
自動透析装置(透析補助機能)を利用した操作手順書

添付文書情報 の検索方法 1. 検索条件を設定の上 検索実行 ボタンをクリックすると検索します 検索結果として 右フレームに該当する医療用医薬品の販売名の一覧が 販売名の昇順で表示されます 2. 右のフレームで参照したい販売名をクリックすると 新しいタブで該当する医療用医薬品の添付文書情報が表示され

23103.indd

査を実施し 必要に応じ適切な措置を講ずること (2) 本品の警告 効能 効果 性能 用法 用量及び使用方法は以下のとお りであるので 特段の留意をお願いすること なお その他の使用上の注意については 添付文書を参照されたいこと 警告 1 本品投与後に重篤な有害事象の発現が認められていること 及び本品

301226更新 (薬局)平成29 年度に実施した個別指導指摘事項(溶け込み)

医薬品の添付文書等を調べる場合 最後に 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 特定の文書 ( 添付文書以外の文書 ) の記載内容から調べる場合 検索 をクリック ( 下部の 検索 ボタンでも可 ) 最後に 調べたい医薬品の名称を入力 ( 名称の一部のみの入力でも検索可能

より詳細な情報を望まれる場合は 担当の医師または薬剤師におたずねください また 患者向医薬品ガイド 医療専門家向けの 添付文書情報 が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています

医薬品たるコンビネーション製品の不具合報告等に関する Q&A [ 用いた略語 ] 法 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 145 号 ) 施行規則 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則 ( 昭和 36 年

タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg タペンタ 錠 100mg に係る 販売名 タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 有効成分 タペンタ 錠 100mg 製造販売業者 ヤンセンファーマ株式会社 薬効分類 821 提出年月 平成 30 年

ISO13485:2005 と本邦における QMS との違いについて ( いわゆる追加的要求事項と呼ばれる事項について よく質問があります 品質マニュアル ( 品質管 理監督基準書 ) 作成の際に参考になると幸いです 条項ごとに解説を記載しましたので 参考にしてください 追加的要求事項 1: 製造所

Ⅰ. 改訂内容 ( 部変更 ) ペルサンチン 錠 12.5 改 訂 後 改 訂 前 (1) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本剤の作用が増強され, 副作用が発現するおそれがあるので, 併用しないこと ( 過量投与 の項参照) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本

使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1 2X X 重要な基本的注意 1TNF 2TNF TNF 3 X - CT X 4TNFB HBsHBcHBs B B B B 5 6TNF 7 8dsDNA d

特定個人情報の取扱いの対応について

バリデーション基準 1. 医薬品 医薬部外品 GMP 省令に規定するバリデーションについては 品質リスクを考慮し 以下の バリデーション基準 に基づいて実施すること 2. バリデーション基準 (1) バリデーションの目的バリデーションは 製造所の構造設備並びに手順 工程その他の製造管理及び品質管理の

USB シリアルケーブルインストールマニュアル ご使用上の注意 ( 必ずお読みください ) ご使用のパソコン, 機器によっては動作しない場合があります. USB シリアルケーブルの抜き差しはケーブルを持たず, 必ずコネクター部分を持ってください. 濡れた手で USB シリアルケーブルの抜き差しはしな

葉酸とビタミンQ&A_201607改訂_ indd

Gefen_EXT-DVI-CP-FM10取扱説明書_ indd

静岡県立静岡がんセンター臨床研究事務局の業務手順書


untitled

untitled

スライド 1

構成管理記録テンプレート仕様書

Webエムアイカード会員規約

MDSAP の調査結果の 試行的受入れについて ( 独 ) 医薬品医療機器総合機構 品質管理部 登録認証機関監督課 1

InfoPrint 5577/5579 ネットワーク設定ガイド(はじめに、目次)

電気工事用オートブレーカ・漏電遮断器 D,DGシリーズ

モビコール 配合内用剤に係る 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 販売名 モビコール 配合内用剤 有効成分 マクロゴール4000 塩化ナトリウム 炭酸水素ナトリウム 塩化カリウム 製造販売業者 EA ファーマ株式会社 薬効分類 提出年月 平成 30 年 10 月 1.1. 安全

オクノベル錠 150 mg オクノベル錠 300 mg オクノベル内用懸濁液 6% 2.1 第 2 部目次 ノーベルファーマ株式会社

(Microsoft PowerPoint - GVPGQP\203t\203H\203\215\201[\203A\203b\203v.pptx)

Microsoft PowerPoint - 運用 [互換モード]

食品衛生の窓

Ⅲ-3 試用医薬品に関する基準 平成 10 年 1 月 20 日公正取引委員会届出改定平成 13 年 3 月 19 日公正取引委員会届出改定平成 16 年 5 月 25 日公正取引委員会届出改定平成 17 年 3 月 29 日公正取引委員会届出改定平成 26 年 6 月 16 日公正取引委員会 消費

HACCP 自主点検リスト ( 一般食品 ) 別添 1-2 手順番号 1 HACCP チームの編成 項目 評価 ( ) HACCP チームは編成できましたか ( 従業員が少数の場合 チームは必ずしも複数名である必要はありません また 外部の人材を活用することもできます ) HACCP チームには製品

系統看護学講座 クイックリファレンス 2012年 母性看護学

Microsoft Word - 奈良県GQP-GVPガイドライン doc

A4マニュアル0518.indd

<4D F736F F F696E74202D208DEC90AC C8E817A836F838A B AEE8F802E B8CDD8AB B83685D>

障害管理テンプレート仕様書

静岡県立静岡がんセンター臨床研究事務局の業務手順書

THE IMPROVED GONALEF PEN ゴナールエフ 皮下注ペン 取扱と注射のしかた シンプルな 3 ステップ ゴナールエフ 皮下注ペンの使用に際しては 製品に添付されている取扱説明書を併せてご覧ください 主治医の指示に従って 正しくご使用ください ゴナールエフ 皮

帝国議会の運営と会議録をめぐって

J I S J A S O 廃止提案書 1. 対象規格 JASO M 304:02 ( 自動車用発泡体 ) 2. 廃止の背景と理由この規格は自動車用の断熱 防音 防振及びクッション用材料の性能 試験方法を標準化する趣旨で 1969 年に制定され 以後 4 回の改正が行われた なお 本年度の定期見直し

スライド 1

サイボウズ Office「タイムカード」

卵及び卵製品の高度化基準

5_使用上の注意(37薬効)Web作業用.indd


医療機器開発マネジメントにおけるチェック項目

精米 HACCP 規格 ~ 精米工場向け HACCP 手法に基づく 精米の食品安全 品質管理 衛生管理 食品防御の取組み ~ 第 1 版 2016 年 3 月 16 日 第 1 目的一般社団法人日本精米工業会の精米 HACCP 規格は 精米工場で製造する精米が消費者及び実需者より信頼される製品精米と

日消装発第 号初版 : 平成 22 年 10 月 14 日改訂 1: 平成 24 年 9 月 12 日一般社団法人日本消火装置工業会 容器弁の安全性 に係る点検について Q&A Q1: 容器弁の安全性 の点検対象は? A1: 不活性ガス消火設備 ハロゲン化物消火設備 粉末消火設備 パッケ

12_モニタリングの実施に関する手順書 

沖縄防衛局におけるファイル暗号化ソフトの維持・管理要領

GVPの基礎

本日の内容 1. 未承認対照薬等の取り扱い別添の 4.(3) ウ.( ア ) 2. 対象疾患の悪化等を評価項目にする試験別添の 7.(3) イ.( ア ) 3. 承認取得者以外の治験国内管理人が治験 依頼者となる場合別添の7.(3) オ. 4. 医師主導治験との情報共有別添の7.(3) カ. 5.

スマートデバイス利用規程 1 趣旨 対象者 対象システム 遵守事項 スマートデバイスのセキュリティ対策 スマートデバイスの使用 スマートデバイスに導入するソフトウェア スマー

Transcription:

医療機器添付文書の手引書第 5 版 第 3 章第 3 節 < テンプレート > についての補足解説 1. パルスオキシメータ (WG2 6.1から6.4) テンプレートを利用する場合 以下 5 点の解説を参照すること 1 6.1 パルスオキシメータ ( 本体 ) 6.2 パルスオキシメータ ( 一体型アラームなし ) 及び 6.3 再使用可能なパルスオキシメータプローブの 保守 点検に係る事項 に関して局長通知では 点検頻度等について記載すること となっていることを受け テンプレートでは使用前点検の記載を頻度とみなす例を示している 点検の頻度について記載できない機器もあることから記載しなくても良い場合があるとの議論がワーキンググループで行われ テンプレートの表現が採用された 2 6.1 パルスオキシメータ ( 本体 ) 6.2 パルスオキシメータ ( 一体型アラームなし ) 及び 6.3 再使用可能なプローブのテンプレートは取扱説明書が別に用意されている場合を想定している 取扱説明書が用意されていない場合も考えられる その場合は必要な全ての情報を添付文書に記載すればよいとの確認がワーキンググループで行われた 3 6.3 再使用可能なパルスオキシメータプローブ及び 6.4 単回使用パルスオキシメータプローブの 使用上の注意 < 重要な基本的注意 >1) は新生児と低出生体重児に関する記載も含んでいる ワーキンググループでは課長通知 ( 使用上の注意 ) に従えば新生児と低出生体重児に関する記載は 妊婦 産婦 授乳婦及び小児等への適用 に記載するのが適当とではないかとの議論があった 使用者にとって理解しやすい表現はどちらかの検討を行った結果 テンプレートの表現が採用された 4 全 4テンプレートに関して 使用上の注意 < 重要な基本的注意 >に 患者の状態 が含まれている ワーキンググループでは課長通知 ( 使用上の注意 ) に従うと< 使用上の注意 ( 次の患者には慎重に適用すること )>に記載するのが適当ではないかとの議論があった 課長通知 ( 使用上の注意 ) では患者の症状疾患による制限がある場合に< 使用上の注意 ( 次の患者には慎重に適用すること )>に記載することができると記載されており 患者の状態は記載してよい事例には当てはまらないことからテンプレートの表現が採用された 1/5

5 6.3 再使用可能なパルスオキシメータプローブのテンプレートでは 取扱説明書を必ず確認してください との記載があるが この表現でプローブの取扱説明書だけではなく 本体の取扱説明書も参照することと理解してよいことがワーキンググループの議論で確認された 2. 中空糸型透析器 ( ダイアライザ )(WG3 7.) 1)WG3での検討方針検討に当たっては 以下の方針を掲げ活動を開始した 1 操作方法又は使用方法等 内の注意事項( 使用法等に関連する使用上の注意 ) と 使用上の注意 との重複を避ける 2 操作方法又は使用方法等 の手順は 製造販売承認を受けた内容の手順を記載する ( 医療施設の個々の条件を反映させるのは不可 ) 3 手順に関する注意事項は 操作方法又は使用方法等 の 使用方法等に関連する使用上の注意 へ 品目全体にかかる注意事項は 使用上の注意 へ可能な限り棲み分ける 4( 業界側各企業の ) 共通見解が出しづらい製品の特性に起因する特別な注意事項の記載要否は 各社の判断とする 5 第 4 章 医療機器の添付文書の記載要領及び使用上の注意記載要領に関する Q&A の A20 に従い 医療従事者として医療を実施するにあたり既に注意されていると考えられる事項 は添付文書から削除する 但し 削除に相当する注意事項であっても 記載が必要と考えられる場合は 医療従事者の意見を確認する なお 医療従事者として医療を実施するにあたり既に注意されていると考えられる事項 とみなされ 削除される注意事項については 企業側としてリスクマネジメント上 PL 上添付文書に書かざるを得なかった事情があるため 通知にて当たり前の内容を担保できるよう PMDA に要請した上で検討開始した ( 医療機器の添付文書の記載要領に関するQ& Aについて 平成 26 年 10 月 31 日付安全対策課事務連絡が発出されている ) 6 不具合 有害事象の項は この WG の検討事項の対象外とする 2) 補足詳細 WG において 企業毎に判断が異なると思われ 共通見解が出しづらい製品の特性に起因する特別な注意事項の記載要否は 各社の判断とすることとした また 企業毎に安全性を担保している条件など異なるものに関しては各社の判断により記載することとした ( 例 : 温度範囲 ) 以下にその該当する部分を示す 2/5

使用方法等 使用方法等に関連する使用上の注意 テンプレートの本文 3) 血液回路との接続は 垂直に嵌合し緩みなく確実になされていること ねじれていないことを確認してから使用すること [ 接続が不完全な場合は プライミング時に生理食塩液漏れ 透析時に血液漏れを生じるおそれがある ] 4) コネクターを接続する場合は 過度な締め付けをしないこと [ コネクターがはずれなくなる又はコネクターが破損する可能性がある ] 5) 血液回路をダイアライザに接続する際は 血液回路を強くねじ込むと血液ポート部が破損する場合があるので注意すること 6) 透析液ポートに局所的に大きな力が加わった場合は 透析液ポート部が折れたり ポート根元部に亀裂が入ったりすることがあるので注意すること 8) 生理食塩液の代わりに電解質輸液を用いることができる 9) 本製品を使用する前に必ずリークテストを行うこと 10) 気泡が継続的に発生し リークが疑われる場合は使用しないこと *[] 書きのリスクに関する記載は 製品の特性により記載要否が異なる [] 書きに記載するリスクについては 各社のリスクマネジメントにおいて 懸念されるリスクについて記載する * 血液ポートの材質により 記載要否が異なる * 血液ポートの材質により 記載要否が異なる * 透析液ポートの材質により 記載要否が異なる 電解質輸液を用いた場合の安全性が確認されている場合に記載する 3/5

使用上の注意 重要な基本的注意 テンプレートの本文 10) 本製品を鉗子等で叩かないこと [ 本体容器 ヘッダー 中空糸が破損するおそれがある ] 11) 血液ポート及び透析液ポートの栓がはずれていたり 液漏れをしている場合は使用しないこと 13) 製品が破損する恐れがあるので 充填液の凍結は避けること 万一 凍結した場合や凍結が危惧される場合は 使用しないこと 14) 返血を行うときには生理食塩液あるいは電解質輸液による置換返血法を用いること * ヘッダー部分の材質により 記載要否が異なる ( ウェット及びセミドライ製品に記載 ) 使用方法等に関連する使用上の注意 の 8) の記載判断結果と整合させること 相互作用 [ 併用注意 ] テンプレートの本文海外においてある種の合成膜を用いた血液透析で アンジオテンシン変換酵素阻害剤を服用中の患者が 透析中にアナフィラキシー様症状を発現した報告有り ( 主要文献及び文献請求先 主要文献 No. 参照 ) 該当する可能性のある膜素材を用いている場合に記載すること 4/5

その他の注意 テンプレートの本文透析装置の操作方法については 装置の添付文書及び取扱説明書に従うこと WG 検討当初 当たり前 のこととして削除対象となったが その後 JIS T 3250 6.4 項には 添付する文書にて提供を行うべき情報として以下の記載があることが判明し 削除しないこととした JIS T 3250 6.4 添付する文書 C) 用法 1) 装置の製造販売業者の取扱説明書に従う旨の記載 必要な場合, 補助的な該当機器の取付方法 保管方法及び有効期間等 保管の条件 テンプレートの本文本製品は 0~30 で凍結を避け 清潔な場所に保管すること 直射日光や水のかかるおそれのある場所や振動の激しい場所 湿気の高い場所での保管は避けること 温度範囲は各社の判断により記載すること ただし 承認書等で規定された保管方法がある場合には 項目名 保管方法 に規定されたとおりに記載すること 以上 5/5