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Docker 入門

セッションの方針と前提条件 2 日間に質問時間と演習時間を含みます おおよそ1 時間ごと10 分間の休憩を取ります お昼に1 時間の休憩を取ります いつでも質問を受け付けます 前提条件 Docker の経験は不要です 演習用の Linux 仮想マシンを提供します Linux のコマンドラインの慣れが必要です 3

トレーニング環境について Ubuntu 14.04の仮想マシンを提供します ログイン方法の詳細は別途お知らせします 演習はこの仮想マシン上で実施します 注意 : 演習環境は Amazon Web Services を想定しています しかし 演習は Digital Ocean 等の任意の環境でも可能です 4

トレーニング環境にアクセス Ubuntu 仮想マシンにログインします ログイン方法の詳細は講師に確認してください Mac や Linux であればターミナル上から SSH を使います Windows ユーザは PuTTY や TeraTerm 等を使います 5

アジェンダ コンテナ入門 Docker のインストール Docker の概念と用語 イメージ入門 コンテナの実行と管理 イメージの構築 イメージの管理と配布 コンテナのボリューム コンテナのネットワーク機能 Docker で継続的インテグレーション 6

1 章 : コンテナ入門

章の目的 本章で扱う内容 : Docker プラットフォームの概説 コンテナを基盤とした仮想化概念の入門 仮想マシンを上回るコンテナの利点 見込み所要時間 : 60 分 8

Docker とは? Docker とは コンテナ技術を使ってアプリケーションを開発 出荷 実行するプラットフォームです Docker プラットフォームは 複数の製品やツールから構成されています Docker Engine Docker Hub Docker Trusted Registry Docker Machine Docker Swarm Docker Compose Kitematic 9

歴史の勉強 暗黒時代 1 台の物理サーバに1 つのアプリ 10

アプリケーションのデプロイの歴史的な限界 遅いデプロイ時間 大きなコスト リソースの無駄遣い スケールが困難 マイグレーションが困難 ベンダーロックイン 11

歴史の勉強 ハイパーバイザ型の仮想化基盤 1 台の物理サーバで複数のアプリケーションを動かせるようになった 各アプリケーションは仮想マシン (VM) 上で動作 12

仮想マシンの利点 より良いリソースの共有 1 つの物理マシンを複数の仮想マシンに分割 スケールが容易 ( システムの増加 減少 ) クラウド上の仮想マシン 素早く 融通が効く 使ったぶんだけ支払うモデル 13

仮想マシンの限界 各仮想マシンに必要なもの CPU 割り当て ストレージ メモリ ゲスト OS が動作するために必要なすべて 多くの仮想マシンを実行するにはより多くのリソースが必要 ゲスト OS はリソースを浪費 アプリケーションのポータビリティ ( 可搬性 ) を保証しない 14

コンテナ入門 コンテナ化 では 複数のルートファイルシステムを実行するためにホスト OS のカーネルを使います 各ファイルシステムを コンテナ (container) と呼ぶ 各コンテナはそれぞれがリソースを持つ プロセス メモリ デバイス ネットワークスタック 15

コンテナ 16

コンテナ vs 仮想マシン コンテナは仮想マシンより軽量 ゲスト OS のインストールが不要 必要とする CPU メモリ ストレージが少ない 物理マシン上に 仮想マシンより多くコンテナを起動できる 高いポータビリティ ( 可搬性 ) コンテナでは共通の OS を共有するように容易に管理できる 単一 OS 上で複数の負荷を共有できる コンテナは仮想マシンと比較してマイクロサービスの開発 デプロイのより優れた方法 17

なぜ Docker を使うのか? アプリケーションはもはや巨大な一枚岩 ( モノリシック ) 構造ではない サービス指向アーキテクチャ (SOA) とは 複数のアプリケーションをデプロイする必要があることを意味する サービスの分割により 反復性とスケールアウトをもたらす デプロイが複雑な手順になりがち 18

デプロイの悪夢 複数の開発スタック サービスとアプリを適切に相互通信するには? 複数のハードウェア環境 素早くスムーズにマイグレーションできる? 19

デプロイの悪夢 ( 続き ) 20

出荷の例 複数の種類の商品 商品の相互関係は大丈夫? ( 例 : コーヒー豆は香辛料の隣に置く ) 複数の配達方法 素早くスムーズに配達できる? ( 例 : 船から列車への荷揚げ ) 21

コンテナの出荷 複数の種類の商品 商品の相互関係は大丈夫? ( 例 : コーヒー豆は香辛料の隣に置く ) 複数の配達方法 素早くスムーズに配達できる? ( 例 : 船から列車への荷揚げ ) 22

Docker コンテナ 複数の開発スタック サービスとアプリを適切に相互通信するには? 複数のハードウェア環境 素早くスムーズにマイグレーションできる? 23

デプロイの組み合わせ問題を解決 24

Docker 社について 商用 Docker ソリューションの提供 構築 出荷 実行を統合するソリューション 公式プロバイダによる商用技術サポート (Docker, IBM, HPE) Docker プロジェクトのスポンサー オープンソース版 Docker に対する主要な貢献および保守 10 億以上のイメージをダウンロード 1500 人以上の貢献者 200,000 以上の Docker 化アプリケーション 既に本番環境で Docker を利用しているユーザ 40% Gerber, Anna. The State of Containers and the Docker Ecosystem: 2015 O Reilly, September 2015 25

Docker 社のミッション 構築出荷実行 アプリケーションを配布 さまざまな場所で 26

Docker のプラットフォーム 構築 (BUILD) 開発者ワークフロー Docker Toolbox 出荷 (SHIP) レジストリサービス Docker Hub Docker Trusted Registry 実行 (RUN) 管理 Docker Cloud Docker Universal Control Plane Docker Engine インフラストラクチャ計算 ボリューム ネットワーク プラグイン サービスディスカバリ クラスタリング & スケジューリング ( オーケストレーション ) エコシステムパートナー 27

Docker 化アプリを開発するための開発者のワークフロー 構築 (BUILD) 開発者ワークフロー Docker Toolbox Docker Engine インフラストラクチャ計算 ボリューム ネットワーク Docker Toolbox インストーラを使えば 数クリックで Mac や Windows 環境に開発環境が整います : Docker Engine はローカルで仮想マシンを実行 Docker Compose は複数のコンテナアプリを定義 Docker Swarm は Docker Engine をクラスタリングし コンテナをスケジューリング Docker クライアントでコマンドライン操作 Kitematic でグラフィカル操作 (GUI) プラグイン エコシステムパートナー 28

開発者と IT 運用者のセキュアな共有と協調 出荷 (SHIP) レジストリサービス Docker Hub Docker Trusted Registry Docker Engine イメージをクラウドやオンプレミスに格納 自ネットワーク内もしくはクラウド上のイメージレジストリに Docker イメージを格納 ユーザや組織によるアクセス権の管理 Content Trust でイメージに署名 Web UI でレポジトリ内の検索やユーザと設定の管理 自動化ワークフローをCIやCD システムと統合 インフラストラクチャ計算 ボリューム ネットワーク プラグイン エコシステムパートナー Trusted Registry LDAP/AD 統合 柔軟なストレージサポート ユーザ監査ログ イメージのソフトデリート ガベージコレクション Hub ウェブフックとトリガー 自動構築 29

Docker 化アプリをさまざまな場所へデプロイ 管理 RUN 管理 Docker Cloud Docker Universal Control Plane Docker Engine インフラストラクチャ計算 ボリューム ネットワーク サービスディスカバリ クラスタリング & スケジューリング ( オーケストレーション ) エコシステムパートナー プラグイン クラウドとオンプレミスに対応した管理コンソール ハイブリッドな基盤の管理 GUI の管理ダッシュボードによる可視化 コンテナとComposeアプリのデプロイと管理 Docker Engine クラスタ (Swarm) のデプロイと管理 イメージ ネットワーク ボリュームの統合管理 Hub や Trusted Registry を通したレジストリの統合 モニタリング ログ サービスディスカバリ等のシステムメトリック Universal Control Docker Cloud Plane IaaSクラウドとのセキュア LDAP/AD 統合 /RBAC な連携 高可用性ホストとクラスタのプロビ TLS サポートジョニング 30

Docker の利点 懸念事項の分離 開発者はアプリケーション構築に集中 システム管理者はデプロイ作業に集中 高速な開発サイクル アプリケーションのポータビリティ ある環境で構築し 別の環境に出荷 スケーラビリティ 必要なときに新しいコンテナを簡単に用意可能 1 つのマシン上で多くのアプリを実行 31

32 2 章 : Docker の概念と用語

章の目的 本章で扱う内容 : Dockerを構成するすべての要素を解説 Docker Engine Dockerクライアント コンテナ イメージ レジストリとレポジトリ Docker Hub オーケストレーション Docker Toolbox / Machine 見込み所要時間 : 30 分 33

Docker と Linux カーネル Docker Engineはコンテナを配布 実行するためのプログラム Docker EngineはLinuxカーネルのネームスペース (namespace) とコントロールグループ (cgroup) を使う ネームスペースによりワークスペースを分離する 34

Docker クライアントとデーモン クライアント サーバ型アーキテクチャ クライアントはユーザからの入力を受け付け デーモンに対し送信 デーモンはコンテナの配布と実行を行う クライアントとデーモンは同じホスト上でも異なったホスト上でも実行できる クライアントには CLI と GUI (Kitematic) がある クライアント側 35

クライアントとデーモンのバージョン確認 コマンド docker version クライアント側 デーモン側 36

Docker コンテナとイメージ イメージ コンテナを作成するための読み込み専用テンプレート 自分または他の Docker ユーザが構築 Docker Hub Docker Trusted Registry あるいは自身のレジストリに格納 コンテナ 分離した ( 独立した ) アプリケーションのプラットフォーム アプリケーションの実行に必要なすべてを含む イメージ 作成 コンテナ 37

レジストリとレポジトリ イメージ 38

Docker Hub Docker Hub は パブリックあるいはプライベートなレジストリ機能を提供する Docker 社が提供するクラウドホステッドサービスです 39

Docker オーケストレーション Docker には分散アプリケーションのオーケストレーションのための 3 つのツールがあります Docker Machine ホストをプロビジョニング ( 自動構築 ) し そのホストに Docker Engine をインストールするツール Docker Compose 複数のコンテナで構成するアプリケーションを作成 管理するツール Docker Engine swarm mode Docker Engine のクラスタを管理するネイティブツール Docker Engine 1.12 から利用可能 40

Kitematic Docker 用の GUI コンテナの起動と停止 Docker Hub に格納したイメージへ簡単にアクセス Mac OS X と Windows で動作 自動更新をサポート 41

Docker Toolbox Docker Engine は Windows と Mac OS 上では直接実行できません Linux 仮想マシンをセットアップしてから Docker Engineをインストールする必要があります Docker Toolbox は次のツールをセットアップします Oracle VirtualBoxで軽量なLinux 仮想マシンを実行 Docker Machine Docker Engine Docker Compose 仮想マシンをコマンドラインで操作するための設定済みシェル Kitematic 42

Docker for Mac および Windows Docker Toolboxを置き換えるツール WindowsあるいはMac のネイティブの仮想化を利用 VirtualBoxを必要としない https://www.docker.com/products/docker#/windows Windows 10 professional edition 64ビット版が必要 https://www.docker.com/products/docker#/mac Yosemite 10.10.3が必要 43

Linux vs Windows および Mac OS 44

Docker Cloud 本番環境で Docker 化アプリケーションのデプロイと管理する最良の手法 開発者向け : DevOps を主導し 分散アプリのデプロイと管理を自身でできるようになります 運用者向け : クラウドとプライベート基盤を横断する分散アプリのデプロイと管理を簡単にできるようになります 単一のプラットフォーム : 開発者と運用者が一貫したワークフローで開発から運用まで使えるようになります 45

Docker Datacenter Docker Datacenter は オンプレミス CaaS インフラストラクチャのためのオープンソースと商用製品の統合ソリューションです Docker Toolbox による開発者の統合 イメージを Docker Trusted Registry に 出荷 できる Universal Control Plane を用いたコンテナのデプロイ Docker API の完全なサポート 商用サポート版の Docker Engine (CS Engine) ロールベースのアクセス制御 LDAP 監視 ログツールのようなエンタープライズシステムとの統合 46

Docker Datacenter の概要 47

Docker Trusted Registry Docker Trusted Registry (DTR) は あなたのインフラでイメージの格納と管理を安全に行うためのレジストリサーバです DTR の機能 イメージを格納するためのレジストリ プラガブルなストレージドライバ 管理設定のためのウェブベースの GUI 簡単で透過的なアップグレード 組み込みのシステムメトリクスダッシュボード ロギング 48

Docker Universal Control Plane 開発者の迅速さによる IT 運用の制御 そして Docker 化アプリケーションのポータビリティをもたらす初めてのエンタープライズソリューションです エンタープライズ対応 : LDAP/AD 統合 オンプレミスなデプロイ 高可用性ソリューション 開発者は独力でアプリの構築とデプロイが可能で 運用はアプリインフラのデプロイと管理が可能です オープンな API プラグインアーキテクチャ 幅広いエコシステムをサポートする Docker ネイティブなソリューション 49

3 章 : Docker のインストール

本資料は 2017 年 3 月時点での抜粋版資料です 最新の Docker トレーニングについては お問い合わせください ソフトバンクコマース & サービス株式会社 DevOps 問い合わせ窓口サイト : https://licensecounter.jp/docker/ メール : SBCASGRP-DevOps@g.softbank.co.jp