資料 7-2 別紙 1 新潟県新しい公共支援事業委託仕様書 ( 案 ) 平成 23 年 6 月日県民生活 環境部県民生活課 1 目的県民 NPO 企業 行政など多様な主体の協働によって 住民に身近な公共サービスが必要なところにふさわしい形で提供される 新しい公共 の取組が拡がり 県施策の推進と併せて安心 安全で魅力的な新潟県づくりがより一層進むことを目指して 担い手となる NPO 等の自立的な活動を支援 またそのための環境整備を図ることを目的とする 2 事業実施期間平成 23 年 9 月 1 日から平成 25 年 3 月 31 日までとする 各年度ごとに委託契約を締結します 選定されたことをもって平成 24 年度の契約を約束するものではありません 3 委託費委託事業の上限額は 70,300,000 円 ( 消費税込み ) とする 4 業務内容 (1)NPO 等人材育成事業ア NPO 等のためのスキルアップセミナー ( 年 20 回 2 年 ) ( 例示 ) 組織運営マネジメント 税務 会計 ネットワーク構築 情報発信 広報 資金 ( 助成金 ) 獲得のための講座 地域課題解決のための事業推進力 などの知識 技術を得るための講座 成果目標 : 講座を受講した NPO 等の数 満足度 (2 年間で延べ 400 法人満足度 70%) イボランティアコーディネーター養成講座 ( 年 1 回 2 年 ) 成果目標 : ボランティアコーディネーター講座の受講者数 合格率 (60 人 80%) ウ専門家派遣による支援を通じた人材育成 ( 年 30 団体程度へ派遣 2 年 ) ( 派遣者例示 ) 税理士 会計士 社会保険労務士 中小企業診断士 事業計画や組織運営にかか 1
るコンサルタントやアドバイザーなど 成果目標 : 支援を受けたNPO 等の数 満足度 (2 年間で60 法人満足度 80%) (2) 協働推進パートナーシップ事業ア NPO 等と企業との協働推進交流会 ( 市民の参加も可 ) NPO 等が企業と協働を進めるパートナーとして連携するために企業関連団体とも連携し NPO 等と企業等の連携や新しい公共の推進をテーマにした講演会を開催するとともに NPO 等が活動紹介 連携提案を行う交流会を併せて企画する ( 交流会 3 地域 2 年 ) 成果目標 : 参加した企業及びNPO 等の数 満足度 ( 企業 60 法人 NPO 等 60 団体 満足度 70%) イ行政との協働推進学習会 NPO 等が行政との協働を進めるパートナーとして連携するために NPO 等のもつ協働案件について行政担当者も参加して意見交換や検討を行う協働推進学習会を開催する (3 回程度連続講座 6 地域 2 年 ) 成果目標 : 参加した行政職員及びNPO 等の数 満足度 ( 行政 720 人 NPO 等 360 団体 満足度 70%) (3)NPO 等情報発信 県民向け広報事業ア情報発信基盤についての検討 整備 NPO 等の思いを伝える 活動をアピールできる場と そこから参加や交流 寄付や支援の獲得につながるための情報発信基盤の内容を検討と構築する ( 国において検討中である標準開示フォーマットや全国共通データベースとの連携を含めて WEBサイト等の情報発信 情報開示のための基盤整備を検討 構築 ) 成果目標 :WEBサイトの構築 閲覧数 ( トップぺージ閲覧月平均 2 万アクセス ) イ市民ファンド等を活用した寄付募集や活動参加を促す広報 NPO 等の活動紹介などの特集記事とタイアップすることにより 県民に向け事業を効果的に広報する ( マスコミ IT 等を活用した広報 ) (4) 市民ファンド及びNPO 等の寄付募集支援事業ア市民ファンド活用による寄付文化醸成市民ファンドにおける寄付募集と資金配分の効果的な仕組みについて検討し その検討内容に基づき 市民の共感を得られる寄付事業を構築 資金調達し 市民の寄付の受皿とNPO 等活動活性化のための有力な資金提供団体の一つとなる事を支援する H23 年度 : 市民ファンドの効果的な仕組みとファンドレイジングの手法について検討 ファンドのブランディングの計画を運営委員会に承認を経て実施 ファンドレイザー プログラムオフィサー養成 H24 年度 : 寄付募集企画の実施 寄付募集 助成事業の実施 成果目標 : 寄附募集講座の参加団体数 (80 団体 ) 助成事業の実施 (10 団体 ) 2
イ NPO 等に対する寄付募集個別支援市民ファンド等を活用して寄付募集をするNPO 等のへの講習会 専門家派遣による個別支援を行う ( 講習会 2 会場 個別支援 6 団体 2 年 ) 成果目標 : 個別支援の実施 (12 団体 満足度 80%) (5) 融資利用の円滑化支援事業ア金融機関による融資手続き説明会 ( 年 2 回程度 ) 成果目標 : 説明会の参加団体数 (60 団体 ) イ融資にかかる個別支援 (10 団体程度予定 2 年 ) (6) つなぎ融資利子補給金助成つなぎ融資を受けたNPO 等を対象に その利子分 ( 金利 2% 分上限 ) を助成する 各地域の中間支援組織 NPO 等との連携体制を整えて県域で実施することを条件とする (1 団体上限 20 万円 ( 年間 100 万円を限度 ) 2 年 ) (7) その他 (1)~(6) の業務について その実施の趣旨を変えない範囲で より効果的に実施できる他の手法がある場合については その手法の優位性を比較判断できる資料を付して 他の手法による提案ができることとする 5 支援対象者新潟県新しい公共支援事業により受託者が支援を行う者 ( 以下 支援対象者 という ) 及び要件は以下のとおりとする (1) 支援対象者支援対象者は 次のとおりとする 1NPO 等 2NPO 等のうち 複数の NPO 等が構成メンバーとなり 連携 協働して形成する一の NPO 等 (2) 支援対象者とならない NPO 等上記 (1) に該当する場合でも 次の NPO 等は 支援対象者とならないものとする 1 著しく特定の個人又は団体の利益を図る活動を実施している NPO 等 2 宗教活動又は政治活動 ( 政策提言活動は除く ) を主たる目的とする NPO 等 3 暴力団もしくは暴力団員の統制の下にある NPO 等 (3) 支援対象者の要件支援対象者は 次に掲げる要件に適合することを基本とする 1 新しい公共の活動を適確に遂行する意欲や能力を有していること 2 新しい公共がめざす社会の実現のために 市民等が自発的 主体的な参画によって活動を行っていること 3 資金及び活動面において自立のための支援を必要としていること 4 情報開示がなされていること 又は本事業の取組期間中に情報開示がなされる予定であること 3
5 継続的に活動を行う団体等であり 一度限りのボランティア活動等を行うものではないこと 6 定款 規約またはそれに相当する文書を有し 適正な事業計画書 予算及び決算書が整備されていること 又は本事業の取り組み期間中にこれらが整備される予定であること (4) 報告ア受託者は 支援対象者に対し 別途指定する 標準開示フォーマット により情報開示を求めること イ受託者は 事業終了後 支援対象者に対し 成果及び自己評価等について記載した別途指定する 成果等報告書 を提出させること 6 対象経費利子補給金 人件費 ( 関係行政機関の恒常的職員に係る人件費を除く ) 諸謝金 ( 委員 講師等 ) 旅費 ( 職員 委員 講師等 ) 消耗品費 印刷製本費 通信運搬費 使用料及び会場借料 募集広告費 計画策定費 委託費等とする ただし 経常的な経費については 対象から除く 7 委託条件受託者は業務の実施に当たり 実施要領等及び方針 計画並びに次の条件を遵守すること なお 受託者がこれに反した場合 本県は委託契約額の一部又は全部を返還させることができるものとする (1) 業務の再委託受託者は 受託者が行う業務の全部を第三者に委託し 又は請け負わせることはできない ただし 事業を効率的に行う上で必要と思われる一部の業務については 事前に県と協議の上 他の者に委託することができる (2) 情報開示県が情報開示を求めた場合 受託者及び支援対象者は 協力しなければならない (3) 事業計画等ア県が承認した事業計画等を変更する場合は 受託者は 事前に県の承認を受けなければならない イ委託契約締結後は 速やかに事業を開始し 事業計画で提示したスケジュールを遵守すること 事業計画で提示したスケジュールに遅滞が見込まれる場合は 速やかに県に対し報告するとともに 対応を県と協議すること (4) 事業報告受託者は 前期 (4 月から9 月 ) 及び全期 (4 月から翌年 3 月 ) の業務の実施状況について 当該期間終了後 10 日以内に 別途指定する 新しい公共支援事業報告書 を作成し 知事あてに提出すること (5) 県が実施する調査への協力受託者は 本事業の実施による効果を検証するために県が実施する調査等に協力しなければならない 4
(6) 委託料の支払い知事は 必要があると認めるときは 委託期間中において委託事業に要する経費の一部を受託者に支払うことができる (7) 経理処理経理処理にあたっては 次の点に留意すること ア受託者は 本件業務にかかる経理処理について 他の経理と明確に区分した会計帳簿を備えるとともに 収入額及び支出額を記載し 経費の使途を明らかにしておかなければならない イ受託者は 経理にあたって その支出の内容を証する書類を整備し会計帳簿とともに 事業の完了した日に属する会計年度の終了後 5 年間 内閣総理大臣又は知事の要求があったときは いつでも閲覧に供することができるよう保存しておかなければならない ウ委託事業の金額が確定した結果 前金払いにより受託者に交付した委託金に残金が生じたとき 又は委託事業により収益があるときは 県は受託者に対し当該金額の返還を求める (8) 個人情報の保護業務実施上で得られる情報等及び中間成果を含めて 新潟県の許可なく一切他に公表もしくは使用してはならない 8 監督 監査 (1) 事業の適切な実施を確保する観点から 県は 受託者に対して 受託業務に関して報告を求め 実地に調査し又は必要な指示をすることができる (2) 県又は県監査委員が必要と認めるときは 受託者が行う受託業務に係る事務について監査を行う 9 協議受託者は この仕様書に規定するもののほか 受託業務を行う上で疑義が生じた場合は その都度 県と協議することとする 5