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平成 31 年度住宅関連税制改正の概要 ( 一社 ) 住宅生産団体連合会 平成 31 年 3 月 (1) 住宅ローン減税の拡充 ( 所得税 個人住民税 ) 消費税率 10% が適用される住宅取得等をして 2019 年 10 月 1 日から 2020 年 12 月 31 日までの間にその者の居住の用に

1. 国土交通省土地 建設産業局関係の施策 不動産流通に関する予算要求が拡大 ここ数年 国の住宅 不動産政策において 不動産流通に関する施策が大幅に拡大している 8 月に公表された国土交通省の 2019 年度予算概算要求概要によると 土地 建設産業局における施策は大きく 4 項目あるが 全体の予算額

新設 拡充又は延長を必要とする理由(1) 政策目的 消費者のニーズに応じた住宅を選択できる環境を整備する観点や低炭素化 循環型の持続可能な社会の実現の観点から 中古住宅取得や増改築等工事の適用要件の合理化や増改築等工事の対象を拡充することにより 中古住宅の流通促進 住宅ストックの循環利用に資する (

平成 29 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) 制度名既存住宅のリフォームに係る特例措置の拡充 税目所得税 ( 国土交通省 ) 既存住宅流通 リフォーム市場の活性化に向けて 耐震性 省エネ性 耐久性に優れた良質な住宅ストックの形成を促進するため 既存住宅の耐震 省

平成 31 年度税制改正概要 ( 住宅局 ) 結果特例措置税目 - 消費税率引上げを踏まえた住宅取得対策 住宅ローン減税の控除期間を 3 年間延長 ( 建物購入価格の消費税 2% 分の範囲で減税 ) 所得税個人住民税 延長 拡充 空き家の発生を抑制するための特例措置 ( 延長 ) 相続した空き家につ

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平成 28 年 12 月 国土交通省住宅局

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スライド 1

約 6 倍になると予測されており これら高経年マンションが増えていく中 経年による建物 設備の劣化等に対応するための大規模修繕や改修等の資金不足の問題が深刻化している 今後 良質なマンションを維持していくためにも 特にマンション共用部のリフォームについての支援が急務である (4) 賃貸住宅のリフォー

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税幅を 1% ずつ小刻みに引き上げるべきであるといった意見も浮上しており 予定通り引上げが実施されるかは 不透明な状況です Q 消費税増税で住宅取得時の税負担は どのくらい増加しますか A そもそも住宅購入にかかる消費税は 土地にはかからず新築物件なら建物部分のみです 仮に図表 1の モデル のよう

4. 平成 27 年度税制改正の概要 (1) 住宅の取得に関わる税制 登録免許税 不動産取得税 改正項目ヘ ーシ 改正内容 所有権保存登記 所有権移転登記 所有権の信託 抵当権設定の登記の軽減措置 税率の軽減措置 宅地評価土地の課税標準の軽減措置 軽減税率の適用期限を平成 27 年 3

消費税率引上げを踏まえた住宅取得対策 1 住宅取得については取引価格が高額であること等から 消費税率引上げの前後における駆け込み需要及びその反動等による影響が大きいことを踏まえ 一時の税負担の増加による影響を平準化し 及び緩和するとともに 良質な住宅ストックの形成を促し響国民の豊かな住生活を確保する

の各種税制優遇を受けやすくする見直しが行われ 入居までに耐震基準に適合するという証明があれば 1 住宅ローン減税 2 住宅取得資金に関する贈与税の非課税措置 3 中古住宅に関する不動産取得税の特例措置の適用が可能となる 耐震基準に適合しない中古住宅を取得し 耐震改修工事を実施した後に入居するような場

国土交通大臣 太田昭宏殿 平成 27 年 7 月 27 日 一般社団法人プレハブ建築協会 会長樋口武男 平成 28 年度住宅関連税制及び制度改正要望 昨年 政府は経済再生と財政健全化を両立するため 平成 27 年 10 月に予定していた消費税率 10% の引き上げを平成 29 年 4 月に 1 年半

第一住宅関係税制 1. 住宅税制の抜本的な検討 次期消費税引上げまでの期間を活用し 消費税を含めた住宅に係る多重な課税について 抜本的な検討が必要である 良質な住宅ストックの形成に向けて 住宅の取得 保有に係る既存税制と消費税のあり方について 国民にわかりやすい恒久的かつ抜本的な見直しが必要である

公的な住宅改修制度について

4 住宅購入 名称住宅購入に対する各種税金と給付金に関する支援 担当部課 概要新築または中古の住宅を取得するとかかる税金があります また 所得税控除や給付金が支払われる制度もあります 1. 不動産取得税 ( 県税 ) 土地や家屋などの不動産の取得時に 県が課税する税金です お問い合わせ先 神奈川県藤

設 拡充又は延長を必要とする理由 関係条文 租税特別措置法第 70 条の 2 第 70 条の 3 同法施行令第 40 条の 4 の 2 第 40 条の 5 同法施行規則第 23 条の 5 の 2 第 23 条の 6 平年度の減収見込額 百万円 ( 制度自体の減収額 ) ( - 百万円 ) 東日本大震

四国中央市住宅マスタープラン 概要版 平成 30 年 3 月四国中央市 Since

NO 年 1 月 23 日発行 編集 発行公益財団法人住宅リフォーム 紛争処理支援センター 東京都千代田区九段北 九段センタービル3F TEL FAX 消費者が安全で安心して暮らせる豊かな住生活の実現に

平成29年 住宅リフォーム税制の手引き 本編_概要

図表 2 住宅ローン減税の拡充 消費税率が 5% の場合 消費税率が 8% または 10% の 場合 適用期間 ~2014 年 3 月 2014 年 4 月 ~2017 年末 最大控除額 (10 年間合計 ) 200 万円 (20 万円 10 年間 ) 400 万円 (40 万円 10 年間 ) 控

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建設の施工企画 特集 5 長寿命化 維持管理 リニューアル 住宅の長寿命化への取組 国土交通省住宅局住宅生産課 今後の住宅政策においては これまでの つくっては壊す フロー消費型社会から いいものをつくっ て きちんと手入れして 長く大切に使う という ストック重視型への転換を図ってい

Microsoft PowerPoint (確定)【住宅事業者様向け】平成29年度市場動向調査

2. 要望事項は 9 つのテーマ 一般社団法人プレハブ建築協会の要望事項は 以下の 9 項目となっている 要旨を紹介する 1. 住宅取得に係る消費税の負担軽減措置を含む住宅税制の見直しついて 住宅に係る税制は 消費税をはじめ多重に課税されており 特に住宅取得時には大きな負担となっている このため 国

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平成26年度税制改正及び土地住宅政策に関する提言書(案)

資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

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事業用資産の買換え等 用資産を譲渡し あらた 中小企業 適用実積の 8 の場合の課税の特例措 に事業用資産を取得し 割以上が地方関連であ 置の延長 ( 法人税等 ) た場合 譲渡した事業用 り 中小企業の設備投資 29.4~32.3 資産の譲渡益について 等の促進による生産性 80%( 一部 75%

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平成 26 年度住宅 土地関連税制改正 住宅関連予算要望 一般社団法人住宅生産団体連合会 日本経済は デフレからの脱却に向けた政府の政策により 円安による輸出環境の改善 大胆な金融緩和や財政出動による株式市場の活況など再生の兆しが見えてきているところである これからは 規制改革や税制による支援などで

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要望理由 (1) 政策目的 既存住宅の流通の円滑化を通じ 既存住宅流通 リフォーム市場の拡大 活性化を図る また 消費者のニーズに応じた住宅を選択できる環境を整備するとともに 既存住宅の耐震化を促進し 住宅ストックの品質 性能を高め 国民の住生活の向上を目指す (2) 施策の必要性 国民がライフステ

障財源化分とする経過措置を講ずる (4) その他所要の措置を講ずる 2 消費税率の引上げ時期の変更に伴う措置 ( 国税 ) (1) 消費税の軽減税率制度の導入時期を平成 31 年 10 月 1 日とする (2) 適格請求書等保存方式が導入されるまでの間の措置について 次の措置を講ずる 1 売上げを税

注 1 認定住宅とは 認定長期優良住宅及び認定低炭素住宅をいう 注 2 平成 26 年 4 月から平成 29 年 12 月までの欄の金額は 認定住宅の対価の額又は費用の額に含まれる消費税等の税率が 8% 又は 10% である場合の金額であり それ以外の場合における借入限度額は 3,000 万円とする

平成27年度 住宅・土地関連税制改正、住宅関連予算要望

平成 31 年度 税制改正の概要 平成 30 年 12 月 復興庁

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平成 25 年度住宅 土地関連税制改正 住宅関連予算要望 ( 社 ) 住宅生産団体連合会 日本国内は 東日本大震災からの復興需要から明るさが見えてきてはいるが ヨーロッパの金融不安の再燃による経済の不透明感やその影響による中国をはじめとする新興国の経済成長率の鈍化 更に日本の株安円高などの不安定要因

平成20年度税制改正(地方税)要望事項

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各年の住宅ローン控除額の算出 所得税から控除しきれない額は住民税からも控除 当該年分の住宅ローン控除額から当該年分の所得税額 ( 住宅ローン控除の適用がないものとした場合の所得税額 ) を控除した際に 残額がある場合については 翌年度分の個人住民税において 当該残額に相当する額が 以下の控除限度額の

望の内容平成 28 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) ( 経済産業省経済産業政策局産業再生課 ) 制度名産業競争力強化法に基づく事業再編等に係る登録免許税の軽減措置 税 目 登録免許税 ( 租税特別措置法第 80 条 ) ( 租税特別措置法施行令第 42 条の

法人会の税制改正に関する提言の主な実現事項 ( 速報版 ) 本年 1 月 29 日に 平成 25 年度税制改正大綱 が閣議決定されました 平成 25 年度税制改正では 成長と富の創出 の実現に向けた税制上の措置が講じられるともに 社会保障と税の一体改革 を着実に実施するため 所得税 資産税についても

参考 平成 27 年 11 月 政府税制調査会 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する論点整理 において示された個人所得課税についての考え方 4 平成 28 年 11 月 14 日 政府税制調査会から 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する中間報告 が公表され 前記 1 の 配偶

(3) 居住用財産の買換えに伴う長期譲渡所得の課税の特例の適用期限 ( 平成 29 年 12 月 31 日 ) を延長する Ⅱ. 時代を先取りするまちづくりの推進税制 1. 国家戦略特区に係る特例の延長 拡充 (1) 我が国の大都市に世界中からヒト モノ カネ 情報を呼び込む魅力的なまちづくりを推進

1 1. 住宅の省 CO2 化に係る計画 パリ協定を踏まえた地球温暖化対策計画 (216 年 5 月 23 日閣議決定 ) 温室効果ガス削減目標 23 年度に213 年度比 26%( 家庭部門 39%) エネルギー基本計画 (214 年 4 月 11 日閣議決定 ) 22 年までに標準的な新築住宅で

はじめに我が国経済は アベノミクスによるデフレからの脱却に向けた大胆な金融政策や財政出動 規制緩和などにより 株価の上昇 賃金水準の向上 雇用の拡大など明るさを取り戻しつつある しかし 地方経済や中小事業者にまで経済政策の効果が十分に行き渡ったとはいえず 今後経済の好循環が隅々まで拡大されることが期

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第 7 章 間にその者の居住の用に供したときに 一定の要件の下で そのバリアフリー改修工事等にあてるために借り入れた住宅借入金等の年末残高 (1,000 万円を限度 ) の一定割合を5 年間所得税の額から控除できます なお 52ページの増改築に係る住宅ローン控除制度との選択適用になります 1 控除期

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要望理由 (1) 政策目的我が国の住宅ストックのうち 高齢者が安心し自立して暮らせるバリアフリー化された住宅は極めて限られている状況を踏まえ サービス付き高齢者向け住宅の供給を促進することにより 高齢者に適した住まいの確保を図る (2) 施策の必要性本特例措置により 1 高度のバリアフリー化 2 安

契約をするとき 契約書に貼る印紙税不動産取引で取り交わす契約書は 印紙税の対象となります 具体的には 不動産の売買契約書や建物の建築請負契約書 土地賃貸借契約書 ローン借入時の金銭消費貸借契約書等がこれに当たります 印紙税の額は 契約書に記載された金額によって決定されます 原則として 収入印紙を課税

平成 29 年度税制改正要望 平成 28 年 9 月 5 日一般社団法人不動産協会 我が国の経済は緩やかな回復を続けているが 世界経済のリスクなどにより 先行きは不透明な状態となっている 我が国の経済がデフレからの脱却を確実なものとし GDP を拡大していくためには 経済効果の高い大都市が牽引すると

2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

新とする理由⑴ 政策目的 車体課税については 平成 23 年度税制改正大綱において エコカー減税の期限到来時までに 地球温暖化対策の観点や国及び地方の財政の状況を踏まえつつ 当分の間として適用される税率の取扱いを含め 簡素化 グリーン化 負担の軽減等を行う方向で抜本的な見直しを検討 することとされて

4. 土地 住宅用建物に係る不動産取得税の特例の延長土地や住宅に対する投資を促進し 都市や地域の活力を高める観点から 土地及び住宅用建物に係る軽減税率 3%( 本則 4%) 及び宅地評価土地の取得に係る不動産取得税の課税標準の特例 ( 固定資産税評価額の 1/2) の適用期限 ( 平成 27 年 3

事務連絡 平成 31 年 2 月 28 日 ( 一社 ) 住宅リフォーム推進協議会ご担当者様 国土交通省住宅局住宅政策課 住宅企画官付 住宅生産課 建築指導課 税制特例に係る証明書における建築士等の個人の住所欄の削除について 平素より住宅行政の推進にご協力をいただき 誠に有難うございます 先般 パブ

2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

平成 31 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) 制度名車体課税の抜本的見直し 税 目 ( 経済産業省製造産業局自動車課 ) 自動車重量税 ( 自動車重量税法全文 自動車重量税法施行令全文 自動車重量税法施行規則全文 租税特別措置法第 90 条の 12 自動車重量譲

一般社団法人住宅生産団体連合会 ( 住団連 ) について 業務内容 住宅生産供給に関する団体間の調整等 住宅生産供給に関する提言 要望等 住宅生産供給に関する調査及び研究 住宅生産供給に関する国際交流 構成団体 ( 一社 ) プレハブ建築協会 ( 一社 ) 全国住宅産業協会 ( 一社 ) 全国中小建

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2. 省エネ改修工事 耐震改修工事をした場合の所得税額の特別控除に係る工事範囲の拡充 (1) 改正の趣旨 背景 新築の長期優良住宅の認定基準制度に加え 平成 28 年 2 月 増改築による長期優良住宅の認定基準が制定された 長期優良住宅であると認定されることで 税制上様々な優遇措置を受けることができ

( 資料 3) 比較検討した住宅 (%) 注文住宅取得世帯分譲戸建住宅取得世帯分譲マンション取得世帯 中古戸建住宅取得世帯 中古マンション取得世帯 ( 資料 4) 住宅の選択理由 (%) 注文住宅取得世帯分譲戸建住宅取得世帯分譲マンション取得世帯 中古戸建住宅取得世帯 中古マンション取得世帯 ( 資

の範囲は 築 20 年以内の非耐火建築物及び築 25 年以内の耐火建築物 ((2) については築 25 年以内の既存住宅 ) のほか 建築基準法施行令 ( 昭和二十五年政令第三百三十八号 ) 第三章及び第五章の四の規定又は地震に対する安全上耐震関係規定に準ずるものとして定める基準に適合する一定の既存

【別添3】道内住宅ローン市場動向調査結果(概要版)[1]

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消費税率引上げ時期の変更に伴う税制上の措置

住まい まちづくりの基本目標と基本的施策の展開方向 1. 住まい まちづくりの理念と基本目標 だれもが安心して住み続けたいと感じる魅力ある とだ の住まい まちづくり を政策の基本理念とし これを実現するために次の 3 つを基本目標として総合的な施策を図るものとします 基本目標 -Ⅰ 多様なニーズに

215 参考資料

図表 1 消費税率引上げに伴う住宅着工の影響 ( 平成 9 年 ) 1995( 平成 7) 年度 1996( 平成 8) 年度 1997( 平成 9) 年度 (4 月 1 日に消費税 (5%) 導入 ) 1998( 平成 10) 年度 住宅着工戸数 前年からの増減 1,485 万戸 - 1,630

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平成18年度地方税制改正(案)について

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平成 28 年 12 月 国土交通省住宅局

平成 30 年度の税制改正に関する要望 一般社団法人全国建設業協会会長近藤晴貞 平素は 建設業界に対し一方ならぬご配慮を賜り 厚く御礼申し上げます 平成 29 年度公共事業関係の当初予算は ほぼ横ばいながら 5 年連続の微増となりました また 国土交通省関係予算では 当初予算で初となる ゼロ国債 を

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1 検査の背景 (1) 租税特別措置の趣旨及び租税特別措置を取り巻く状況租税特別措置 ( 以下 特別措置 という ) は 租税特別措置法 ( 昭和 32 年法律第 26 号 ) に基づき 特定の個人や企業の税負担を軽減することなどにより 国による特定の政策目的を実現するための特別な政策手段であるとさ

160627_26年度評価結果の反映状況(理事長説明後)

13全日総第16号

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3. 住宅税制 消費税率の引上げに伴う一時の税負担の増加による影響を平準化し 及び緩和する観 点から 住宅税利について以下のとおり所要の措置を講じます 住宅ローン減税を平成 26 年 1 月 1 日から平成 29 年末まで 4 年間延長し その期間のうち平成 26 年 4 月 1 日から平成 29

資料1 :住宅(家庭部門)の中期の対策・施策検討

住生活の向上につながる成長戦略を求める

地方税法等の一部を改正する法律案の概要 総務省 1 地方法人課税における新たな偏在是正措置 平成 31 年 10 月 1 日施行 都市 地方の持続可能な発展のための地方税体系の構築の観点から 特別法人事業税及び特別法人事業譲与税に関する法律案 において特別法人事業税 ( 国税 ) を創設することに併

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o セメントに対する水の比率を低減するか 鉄筋に対す るコンクリートのかぶりを厚くすること 耐震性 極めて稀に発生する地震に対し 継続利用のための改修の容易化を図るため 損傷のレベルの低減を図ること 大規模地震力に対する変形を一定以下に抑制する措置を講じる [ 層間変形角による場合 ] o 大規模地

Ⅱ. 時代を先取りするまちづくりの推進税制 1. 都市再生促進税制の延長 都市再生を引き続き強力に推進し 都市の国際競争力を一段と強化するために 以下の 都市再生促進税制の特例措置の適用期限 ( 平成 31 年 3 月 31 日 ) を延長する (1) 特定都市再生緊急整備地域に係る特例 税 目 特

新設 拡充又は延長を必要とする理由16-2 ⑴ 政策目的 1 平成 29 年度与党税制改正大綱等を踏まえ ユーザー負担の軽減や簡素化等の観点から 自動車重量税の当分の間税率の廃止を前提にしつつ 自動車税の税率引下げ等の車体課税の抜本的な見直しに向けた検討を行い 必要な措置を講ずる 2 自動車市場の拡

平成20年度税制改正(地方税)要望事項

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平成 31 年度 住宅 土地関連施策要望 ( 予算 ) 平成 30 年 8 月 27 日 一般社団法人住宅生産団体連合会

住宅は国民生活の基盤であり 少子高齢化 気候変動 大規模災害の頻発 既存ストックの劣化 空家の大量発生等 住宅 住生活を巡る社会情勢の大きな変化に的確に対応しつつ良質な住宅ストックの形成に向けた民間住宅投資を誘導し 国民のより豊かな住生活の実現を推進する必要がある また 民間住宅投資は内需の柱であり 我が国経済の堅調な回復を維持する観点からも 良質な住宅ストックの形成に向けた旺盛な民間住宅投資を継続的に誘導することが重要である 一方 消費税率 8% への引上げにより大きく落込んだ民間住宅投資は 相続税の課税強化を背景とする賃貸住宅建設需要に支えられて一旦は回復したかに見えたものの 昨年度第 3 四半期以降は前年割れの状況が続いている 来年は消費税率 10% への再引上げが予定されており 民間住宅投資がさらなる落込みを招くことがないよう万全の対策を講ずる必要がある このような状況の中 6 月 15 日に閣議決定された骨太方針において 住宅の需要変動を平準化するため 予算による十分な対策を具体的に検討する とされたところであり 国土交通省におかれても消費増税に伴う住宅需要の落込み防止に万全の対策を講じられたい こうした観点から 当連合会は 平成 31 年度の住宅 土地行政について 次頁以降に掲げる諸施策の実施を要望する 一般社団法人住宅生産団体連合会 会長 阿部俊則 1

消費税率 10% 引上げに伴う住宅需要の落込み防止対策 住宅は長期にわたり国民生活を支える基盤であり 既に固定資産税という資産課税が行われていることを踏まえるならば 本来 消費税の課税対象とすべき財ではない 欧米先進国と比較しても我が国の住宅に対する消費税率は高率であり 速やかに軽減税率を適用すべきである しかしながら 10% 引上げ時の軽減税率の適用は 酒類 外食を除く飲食料品と一部の新聞とされていることから 来年の消費税率 10% への引上げ時には 以下に掲げる対策を講じる等 万全の対応を行うことにより消費税率引上げ前後の住宅需要の平準化と消費税率引上げ後の住宅需要の落込み防止を図るべきである なお 将来 消費税率が 10% を超える際には 住宅に対し 10% 以下の軽減税率を確実に適用し 国民が消費税率の変動に捕らわれることなく 自らのライフステージに応じた適切な時期に安心して住宅取得やリフォーム等を実施できる環境を整えるべきである 対策 1 住宅エコ 耐震ポイント制度の創設 ポイント制度は国民に分かり易く 強い訴求力を持つことから 消費税率引上げ後の住宅投資の落込みを防止する大きな効果が期待できる制度である 一方 住宅の省エネ化と耐震化は住宅行政上の喫緊の課題となっており 消費税率引上げ後も住宅の省エネ化 耐震化のための民間住宅投資を誘導する必要がある このため 省エネ性 耐震性を向上する住宅の建設やリフォームを支援する 住宅エコ 耐震ポイント制度 を創設することにより 消費税率引上げ後の住宅の省エネ化と耐震化に向けた民間住宅投資を促し 住宅ストックの性能 品質の向上を図るとともに 消費税率引上げに伴う住宅需要の変動と落込みを防止されたい 2

対策 2 住宅ローン減税及びすまい給付金の拡充 既往の消費増税対策の決定以降 可処分所得が伸び悩む中 この 5 年間で住宅建設単価が 1 割以上も上昇する等 住宅取得環境は厳しさを増している これらの状況変化を考慮するとともに 消費税率引上げ後の住宅取得環境の激変を緩和するために 住宅ローン減税の控除期間の延長 及び 住まい給付金の給付額の増額 を図られたい 対策 3 ZEH 等補助制度の拡充 家庭部門における温室効果ガス削減量を 2030 年度までに 2013 年度比で 39% 削減するとの目標の実現に向け 地球温暖化対策計画では 2020 年までに注文戸建住宅の半数以上を ZEH 化する とされている 国民の環境意識の向上を背景に ZEH に対する関心も高まっているが ZEH 等の補助に係る予算額の不足や運用面での不便さにより ZEH の普及拡大が進み難い状況にある このため ZEH 等補助について以下の対策を講じることにより ZEH 等の普及拡大に拍車をかけるとともに 消費税率引上げに伴う住宅需要の変動と落込みを防止されたい 1 ZEH 等補助に係る十分な予算額の確保 2 基金方式等により 建設工事が年度を跨ぐ ZEH 等を補助対象とする運用改善 3 中小事業者に配慮した補助申請手続きの簡素化 簡便化 対策 4 フラット 35S の金利引下げ期間の拡大 利用者の 8 割以上が出産 子育て世代であるフラット 35S の金利引下げ期間を拡大 (5 年延長 ) し 消費税率引上げ後においても若年世帯等が良質な住宅を取得しやすい環境を維持されたい 3

住宅 土地関連施策要望 ( 補助 ) Ⅰ 住宅取得環境等の改善 住宅の一次取得階層を中心に所得が伸び悩む中 税負担や保険料負担の増大 労務費や資材価格の上昇等により 住宅の取得等が一段と困難さを増しつつあることから 住宅取得環境等の維持改善を図るため以下に掲げる対策を実施されたい 住宅の抜本的見直しに向けた検討 国が目指す 良い住宅を作って 適切に維持管理し 市場で流通させて 長く使う という本格的なストック型社会を実現し 国民がより豊かな住生活を享受できる社会を構築するため 消費税の恒久的な負担軽減を含む住宅の抜本的見直しに向けた検討を早急に行われたい 住宅ローン減税の拡充 ( 再掲 ) 消費税率 10% への引上げに伴う住宅取得時の負担増を抑制するため 住宅ローン減税の控除期間を延長されたい 土地に係る登録免許税の特例措置の継続 住宅取得時の負担を軽減するため 土地に係る登録免許税の特例措置を継続されたい 所有権移転登記 1.5%( 本則 2.0%) 4

補助住まい給付金の拡充 ( 再掲 ) 消費税率 10% への引上げに伴う住宅取得時の負担増を抑制するため 住宅ローン減税の控除期間の延長では負担増の抑制が困難な住宅取得者について 住まい給付金の給付額を拡充されたい 融資フラット 35S の金利引下げ期間の拡大 ( 再掲 ) 消費税率 10% への引上げに伴う住宅取得時の負担増を抑制するため 特に出産 子育て期の世帯による利用が多いフラット 35S の金利引下げ期間を拡大 (5 年延長 ) されたい Ⅱ 住宅の省 CO2 化 我が国は パリ協定に基づき 温室効果ガス排出量を 2030 年度までに 2 013 年度比 26% 削減 という目標を掲げている この目標達成のために家庭部門において温室効果ガス排出量を 39% 削減する必要があることから 以下に掲げる対策を実施されたい 補助 ZEH 等補助制度の拡充 ( 再掲 ) 地球温暖化対策計画では 2020 年までに注文戸建住宅の半数以上を ZEH 化する とされており 環境意識の向上を背景に国民の ZEH に対する関心も高まっているが ZEH 等補助に係る予算額の不足や運用面での不便さにより ZEH の普及拡大が進み難い状況にある このため ZEH 等補助について以下の対策を講じることにより ZEH 等の普及拡大に拍車をかけられたい 1 ZEH 等補助に係る十分な予算額の確保 2 基金方式等により 建設工事が年度を跨ぐ ZEH 等を補助対象とする運用改善 3 中小事業者に配慮した補助申請手続きの簡素化 簡便化 5

補助住宅エコ 耐震ポイント制度の創設 ( 再掲 ) 住宅の省エネ化と耐震化は住宅行政上の喫緊の課題となっていることから 省エネ性 耐震性を向上する住宅の建設やリフォームを支援する 住宅エコ 耐震ポイント制度 を創設することにより 住宅の省エネ化と耐震化に向けた活発な民間住宅投資を誘導されたい 補助 地域型住宅グリーン化事業の継続 地域における中小住宅生産者と関連事業者等の連携による ZEH 整備を引続き強力に支援するため 本事業を継続されたい Ⅲ 良質な住宅ストックの整備 長期優良住宅等の良質な住宅ストックの整備を促進するため 当該住宅の整備に対する支援をはじめ 建築技能者の育成及び建築規制の合理化等の対策を講じられたい 補助 長期優良住宅化リフォーム推進事業の継続 既存ストックの質の向上を図るとともに 所得の伸び悩み等により住宅取得能力が低下している若年世帯が良質な住宅を取得しやすい環境を整備するために 本事業を継続されたい 補助地域型住宅グリーン化事業の継続 ( 再掲 ) 地域における中小住宅生産者と関連事業者等の連携による木造住宅の生産体制を強化し 省エネ性能や耐久性能に優れた良質な住宅の整備を促進するため 本事業を継続されたい 6

補助 大工等建築技術者及び後継者の育成支援 良質な住宅ストックの整備 維持管理を継続的に行っていく上で 大工等の建築技術者の減少に歯止めをかけ 若年者の参入を図ることが喫緊の課題となっていることから 大工等の育成を推進するため 地域に根ざした木造住宅施工技術体制整備事業 を継続する等 所要の対策を講じられたい Ⅳ 既存ストックの維持向上と流通の促進 既存ストックの性能 品質の維持向上及び市場における流通拡大を促進し 有効活用を図るため 以下に掲げる対策を実施されたい 買取再販で扱われる住宅に係る特例措置の延長 買取再販事業者が既存住宅を取得し一定のリフォームを行う場合の不動産取得税の特例措置を延長されたい 住宅 築年数に対応した一定額を減額 敷地 安心 R 住宅又は瑕疵担保保険加入住宅の敷地の場合 一定額を減額 安心 R 住宅のリフォーム減度の創設 安心 R 住宅制度の普及により既存住宅の改善と流通拡大を図るため 安心 R 住宅の購入者が 購入後一定期間内に行うリフォーム工事費の一部を所得税から控除する制度を創設されたい 認定長期優良住宅の維持保全に係る減度の創設 長期優良住宅の高い性能 品質を長期にわたって確実に維持し続けるために 維持保全計画に則して行われる維持保全工事に要する費用の一部を所得税から控除する制度を創設されたい 7

土地に係る登録免許税の特例措置の延長 ( 再掲 ) 既存住宅取得時の負担を軽減するため 土地に係る登録免許税の特例措置を延長されたい 空家の発生を抑制するための特例措置の延長 相続等により取得した空家又は当該空家除却後の敷地を譲渡した場合の 3,000 万円特別控除を延長されたい 補助長期優良住宅化リフォーム推進事業の継続 ( 再掲 ) 既存ストックの質の向上を図るとともに 所得の伸び悩み等により住宅取得能力が低下している若年世帯が良質な住宅を取得しやすい環境を整備するために 本事業を継続されたい Ⅴ 人生 100 年時代の豊かな住環境整備 人生 100 年時代を迎え 長い高齢期の豊かな住生活を実現するため 以下に掲げる対策を実施されたい サービス付き高齢者向け住宅供給促進の延長 高齢の夫婦世帯や単身世帯の安心で豊かな住生活を確保するため サービス付き高齢者向け住宅供給促進を延長されたい 固定資産税 条例で定める割合 (1/2~5/6) を5 年間減額 不動産取得税 住宅について課税標準から1200 万円控除等 分譲共同住宅の取得に係る特例要件の緩和 8

多様なライフステージやライフスタイルのニーズに対応した良質な住宅の整備 促進を図るため 特例の面積要件を緩和されたい 補助 サービス付き高齢者向け住宅整備事業の継続 今後も増加が見込まれる高齢夫婦世帯や高齢単身世帯の安心で豊かな住生活を確保するため サービス付き高齢者向け住宅整備事業を継続されたい 9