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目次 1. はじめに... 1 1.1. 用語の定義... 1 1.2. 表記規則... 2 1.3. 注意事項... 2 2. コマンドリファレンス... 3 2.1. Pcheck.exe... 3 2.2. Padmin.exe... 4 2.3. PSCollect.exe... 8 3. メッセージ一覧... 9 iii

1. はじめに 本書は インストール後の設定全般を行うシステム管理者とその後の運用 保守を行うシステム管理者を対象読者とし インストール後の設定から運用に関する操作手順を説明します 1.1. 用語の定義 本書での用語について 下記のように定義します 用語 ProcessSaver コンソール HA ProcessSaver サービス Pfile Pcheck Padmin 再起動スクリプト RetryOverAction RetryCount PcheckRunList インストールフォルダ 説明 ProcessSaver の運用管理のための GUI( グラフィカルユーザインタフェース ) 画面のことを ProcessSaver コンソールと表記します Windows システム上に登録する ProcessSaver のサービスのことを HA ProcessSaver サービスと表記します プロセス / サービスの監視定義情報を記述する設定ファイルのことを Pfile と表記します Pfile で指定された定義情報に基づき プロセス / サービスの消滅監視および再開を行うプロセスのことを Pcheck と表記します Pcheck の状態表示および操作を行うコマンドのことを Padmin と表記します 監視対象プロセス / サービスの消滅を検知した場合に 監視対象プロセス / サービスを自動的に再起動するためのコマンド処理を記述したファイルのことを 再起動スクリプトと表記します 監視対象プロセスの消滅を検知した際に再起動スクリプトにより 一定回数リトライしても再開できない場合 対象プロセスに対して実行される様々な後処理のことを RetryOverAction と表記します 監視対象プロセス / サービスの消滅を検知し 再起動スクリプトを実行した回数のことを RetryCount と表記します OS 起動時に自動的に監視を開始するための Pcheck の起動リストです 監視を行う Pfile の一覧が記述されています ProcessSaver をインストールしたフォルダです 本資料では <C: Program Files> にインストールしたこととします OS により インストールフォルダのデフォルトは変更されます 32bit OS : C: Program Files 64bit OS : C: Program Files(x86) 1

1.2. 表記規則 本書での表記規則について 下記のように定義します 記号表記 使用方法 例 参照するマニュアル名の前後参照する章および章のタイトル名の前後 CLUSTERPRO MC ProcessSaver 1.0 for Windows インストールガイド を参照してください 3. メッセージ一覧 を参照してください ファイル名およびフォルダ名の インストールフォルダ HA ProcessSaver pfile Pfile 名 前後 1.3. 注意事項 (1) Pcheck.exe Padmin.exe の実行には管理者権限が必要です 管理者権限のあるユーザで実行してください (2) Windows Server 2008 では Pcheck.exe Padmin.exe を実行した場合に OS の機能である UAC( ユーザーアクセス制御 ) により 以下のようなポップアップが表示される場合があります 実行する場合は許可 (A) 実行を取り消す場合はキャンセルを押してください 図 1 ユーザーアカウント制御 2

2. コマンドリファレンス 2.1. Pcheck.exe 指定された監視定義情報 ( Pfile ) を使用し監視を行います Usage : Pcheck.exe -f PfileName [-w WaitTime(sec)] [-t] : Pcheck.exe -h -f PfileName 監視定義情報 ( Pfile ) を絶対パスで指定します パスに空白が含まれる場合は ファイル名を で囲んでください -w WaitTime(sec) 指定された時間 ( WaitTime ) プロセス / サービスの監視を待ち合わせます ( 設定範囲 :1~86400) -t トレースモードでの監視を行います -h Help を表示します (1) 通常起動 ( ローカルユーザにて起動 ) Pcheck.exe -f PfileName (2) トレースモード起動トレースモードでの運用を指定します Pcheck.exe -f PfileName -t (3) Wait Time 起動 Pcheck.exe -f PfileName -w < 設定値 ( 秒 )> 3

2.2. Padmin.exe 指定された監視定義情報 ( Pfile ) を使用して監視を行っている Pcheck の操作を行います Usage : Padmin.exe -f PfileName -c Option : Padmin.exe -l : Padmin.exe -h Option : Start [PentId GroupTag] Stop [PentId GroupTag] Reload Restart [PentId GroupTag] Shutdown Change MsgCheckInterval MonitorInterval ChangeValue Show param pent group Dump [DumpFileName] -f Pfilename 監視定義情報 (Pfile) を絶対パスで指定します パスに空白が含まれる場合は ファイル名を で囲んでください -c Start 監視を再開します 対象の PentId もしくは GroupTag を指定することも可能です -c Stop 監視を一時停止します 対象の PentId もしくは GroupTag を指定することも可能です -c Reload Pcheck を終了させずに Pfile の変更を反映したり リトライオーバ時のプロセス監視を再開できます -c Restart 監視内部情報をリセットし監視を継続します 対象の PentId もしくは GroupTag を指定することも可能です -c Shutdown 監視を終了します -c Change MsgCheckInterval ChangeValue MsgCheckInterval の値を ChangeValue の値に変更します -c Change MonitorInterval ChangeValue MonitorInterval の値を ChangeValue の値に変更します -c Show param 共通情報を表示します -c Show pent 個別情報を表示します -c Show group グループ監視情報を表示します -c Dump [DumpFileName] 監視内部情報を DumpFileName で指定したファイルに出力します DumpFileName のパスに空白が含まれる場合は ファイル名を で囲んでください -l 起動している Pcheck の一覧を表示します -h Help を表示します (1) プロセス監視の一時停止 Padmin.exe -f Pfilename -c Stop (2) 停止中のプロセス監視の再開 Padmin.exe -f Pfilename -c Start (3) プロセス監視の終了 Padmin.exe -f Pfilename -c Shutdown 4

(4) タイマ値の一時的な変更監視タイマの値を一時的に変更できます Padmin.exe -f Pfilename -c Change MsgCheckInterval ChangeValue (5) Pfile の再読み込み Reload 機能を使うと Pcheck を終了させずに変更した Pfile の設定情報を反映できます Padmin.exe -f Pfilename -c Reload (6) プロセス消滅時におけるプロセス監視の再開リトライオーバアクションに continue を指定した Pfile 環境で 対象プロセスの再起動に失敗すると当該プロセスを対象から外します プロセス復旧後に Reload 機能を使うと Pcheck を終了することなく監視の再開が可能です Padmin.exe -f Pfilename -c Reload (7) 監視一時停止時のプロセス再起動におけるプロセス監視の再開監視一時停止中に メンテナンスなどで監視対象プロセスの再起動を行った場合 Restart 機能を使うと Pcheck を終了することなく監視の再開が可能です Padmin.exe -f Pfilename -c Restart プロセス監視中におけるメンテナンス作業手順 Pcheck を終了することなく監視対象プロセス / サービスに保守介入するには Restart Reload 機能が有効です (8) Pcheck の状態確認 Padmin.exe -f Pfilename -c Show param param を指定した場合 プロセス / サービス監視の Pfile 設定値を表示します Pfile = C: Program Files HA ProcessSaver pfile sample_pfile_calc MessageBox = Start MsgCheckInterval = 5 MonitorInterval = 10 MonitorTryCount = 2 DumpFileName ="C: Program Files HA ProcessSaver log Restart_Sample.bat" ExecutionUser = Administrator UpMessageReduceMode = disable 5

(9) 監視対象プロセス / サービスの監視状態確認 Padmin.exe -f Pfilename -c Show pent pent を指定した場合 監視対象プロセス / サービスの監視状況を表示します Pname = iexplore.exe Pid/Status = - RetryCountMax = 3 RetryCount = 0 RestartCount = 0 Grace = 86400 ProcStatus = Avail RetryOverAction = Continue RestartTime = ------------- PentId = 1 MonitorStatus = ON ProcStatus および GroupStatus には 下記のプロセス / サービスの状態が表示されます Init Restarted Avail Down RestartFail RetryOver Restarting : 初期状態 : プロセス / サービス再起動成功 : プロセス / サービス正常動作 : プロセス / サービス消滅検知 : プロセス / サービス再起動失敗 : プロセス / サービスリトライオーバ : プロセス / サービス再起動中 MonitorStatus には 下記の pent 単位の監視状態が表示されます ON OFF 監視状態監視停止状態 GroupTag /GroupStatus は Group オプションを指定している場合にのみ表示されます (10) グループ監視の状態確認 Padmin.exe -f Pfilename -c Show group group を指定した場合 監視対象プロセスの監視状況を表示します GroupTag = group1 GroupStatus = Avail RestartTime = 2007/03/19 15:30:07 (11) 監視内部情報のファイル出力 Padmin.exe -f Pfilename -c Dump [DumpFileName] DumpFileName を省略した場合は Pfile で設定しているファイルに情報を出力します 6

(12) 起動中の Pcheck の一覧表示 Padmin.exe -l Mypid = 2088 Myname = Pcheck.exe Pfile = C: Program Files HA ProcessSaver pfile pfile_sample1 Message = Start ExecutionUser = SYSTEM Mypid = 2188 Myname = Pcheck.exe Pfile = C: Program Files HA ProcessSaver pfile pfile_sample2 Message = Start ExecutionUser = Administrator (13) PentId または GroupTag 指定による Pfile の一部のプロセス監視の一時停止 Padmin.exe -f Pfilename -c Stop 1 Padmin.exe -f Pfilename -c Stop group1 (14) PentId または GroupTag 指定による停止中のプロセス監視の再開 Padmin.exe -f Pfilename -c Start 1 Padmin.exe -f Pfilename -c Start group1 (15) PentId または GroupTag 指定によるプロセス監視の再開 Padmin.exe -f Pfilename -c Restart 1 Padmin.exe -f Pfilename -c Restart group1 7

2.3. PSCollect.exe 障害解析に必要な情報の取得を開始します Usage : PSCollect.exe [-o FileName] : PSCollect.exe -u : PSCollect.exe h -o FileName 情報を FileName で指定したファイルに圧縮します パスに空白が含まれる場合は ファイル名を で囲んでください -u 取得したファイルを圧縮しません -h Help を表示します (1) 通常起動 ( 圧縮ファイル名を指定しない ) PSCollect.exe デフォルトの圧縮ファイル名は次のとおりです インストールフォルダ HA ProcessSaver PS- サーバ名 yyyymmdd.cab (2) 圧縮ファイル名を指定して起動 (3) 非圧縮で起動 PSCollect.exe -o 圧縮ファイル名 ファイル名は絶対パスで指定してください ただし ファイルの拡張子は不要です 実行時に拡張子 cab を付加します PSCollect.exe -u 圧縮しない場合は 情報取得作業用フォルダを削除しません 8

3. メッセージ一覧 メッセージ一覧 [ 説明 ( 対処 ) ] の ( ) 内については お客様ご自身にて対応して頂く内容を記述しております メッセージ ID 種類 メッセージ 説明 ( 対処 ) PS02E002 Error 引数不正です コマンドの引数指定が違います ( 引数を正しく指定してください ) PS02E021 Error 引数で指定された Pfile は存在しません 指定した Pfile が存在しません ( 存在する Pfile を指定してください ) PS02E035 Error Pfile は絶対パスで指定してくだ さい Pfile に指定したファイル名が絶対パスで指定されていません ( 絶対パスにてファイル名を指定してください ) PS03E001 Error 引数不正です コマンドの引数指定が違います ( 引数を正しく指定してください ) PS03E002 Error コマンド受付状態です (Pfile: {xxx}) すでにステータスの変更予約が行われています ( ステータスの変更が行われてから再実行してください ) PS03E004 Error 引数で指定された Pfile は存在しません 指定した Pfile が存在しません ( 存在する Pfile を指定してください ) PS03E005 Error Pcheck は実行されていません (Pfile:{xxx}) 指定された Pfile を使用している Pcheck が起動していない状態で管理コマンドが発行されました ( 起動している Pcheck にて使用している Pfile を指定してください ) PS03E006 Error Pfile にエラーがあります ({xxx}) 指定した Pfile に問題があります (Pfile を確認してください ) PS03E007 Error Pfile は絶対パスで指定してくだ さい PS03E023 Error 指定された PentID もしくは GroupTag が存在しません ( 指 定値 :{xxx}) PS04E001 Error {xxx} にファイル名として使用でき ない文字が指定されています Pfile に指定したファイル名が絶対パスで指定されていません ( 絶対パスにてファイル名を指定してください ) 存在しない PentID もしくは GroupTag が指定されています (PentID もしくは GroupTag を確認してください ) 設定しているファイル名に禁則文字が含まれています ( 禁則文字を削除してファイル名を設定してください ) 9

CLUSTERPRO MC ProcessSaver 1.0 for Windows ユーザーズガイド ( コマンド編 ) 2012 年 9 月第 1 版日本電気株式会社東京都港区芝五丁目 7 番 1 号 TEL (03) 3454-1111( 代表 ) P NEC Corporation 2012 日本電気株式会社の許可なく複製 改変などを行うことはできません 本書の内容に関しては将来予告なしに変更することがあります

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