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個人情報保護規程

個人情報保護規程 株式会社守破離 代表取締役佐藤治郎 目次 第 1 章総則 ( 第 1 条 - 第 3 条 ) 第 2 章個人情報の利用目的の特定等 ( 第 4 条 - 第 6 条 ) 第 3 章個人情報の取得の制限等 ( 第 7 条 - 第 8 条 ) 第 4 章個人データの安全管理 ( 第 9

拍, 血圧等 ) を, ユーザー本人または当社の提携先からと提携先などとの間でなされたユーザーの個人情報を含む取引記録や, 決済に関する情報を当社の提携先 ( 情報提供元, 広告主, 広告配信先などを含みます 以下, 提携先 といいます ) などから収集することがあります 4. 当社は, ユーザーが

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資料 4 医療等に関する個人情報 の範囲について 検討事項 医療等分野において情報の利活用と保護を推進する観点から 医療等に関する個人情報 の範囲をどのように定めるべきか 個別法の対象となる個人情報としては まずは 医療機関などにおいて取り扱われる個人情報が考えられるが そのほかに 介護関係 保健関

社会福祉法人○○会 個人情報保護規程

の補正書 において, 審査請求の趣旨を この開示請求は本人の給与のみずましにかかわる書面である為 としているが, 原処分を取り消し, 本件対象保有個人情報の開示を求めている審査請求として, 以下, 原処分の妥当性について検討する 2 原処分の妥当性について (1) 給与所得の源泉徴収票について給与所

個人情報保護規程例 本文

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第 1 開示決定等の審査基準 1 全部又は一部を開示する旨の決定 ( 条例第 23 条第 1 項 ) は 次のいずれかに該当する場合に行う (1) 開示請求に係る保有個人情報に非開示情報が記録されていない場合 (2) 開示請求に係る保有個人情報の一部に非開示情報が記録されている場合であって 当該非開

第 4 条 ( 取得に関する規律 ) 本会が個人情報を取得するときには その利用目的を具体的に特定して明示し 適法かつ適正な方法で行うものとする ただし 人の生命 身体又は財産の保護のために緊急に必要がある場合には 利用目的を具体的に特定して明示することなく 個人情報を取得できるものとする 2 本会

学校法人金沢工業大学個人情報の保護に関する規則

社会福祉法人春栄会個人情報保護規程 ( 目的 ) 第 1 条社会福祉法人春栄会 ( 以下 本会 という ) は 基本理念のもと 個人情報の適正な取り扱いに関して 個人情報の保護に関する法律 及びその他の関連法令等を遵守し 個人情報保護に努める ( 利用目的の特定 ) 第 2 条本会が個人情報を取り扱

個人情報保護方針

プライバシーポリシー ( 個人情報保護に関する基本方針 ) 株式会社ビットポイントジャパン ( 以下 当社 といいます ) は 個人情報の保護とその適正な管理が重要であることを認識し 個人情報の保護に関する法律 ( 以下 個人情報保護法 といいます ) 関連法令 ガイドラインその他の規範を遵守すると

19 条の4 第 2 項の規定により, 特別職の公務員であるから, 本件不開示情報は, 公務員としての職務遂行情報であり, 精神保健指定医が, 客観的な生体検査もなく, ただその主観に基づいて, 対象者を強制入院させることができるという性質の資格であること, 本件開示請求に係る精神保健指定医らが対象

異議申立てしていますが, 協会 ( 原文ママ ) として黙認しています 本件に関しても, 諮問庁は国のトップなのだから, もっともっと労働問題に積極的に取り組み, 労基法厳守で, 場合により, 行政処分すべきである 警察なら, スピード違反すれば即行政処分されますが, 労基法では, 基本強い行政処分

財団法人吊古屋都市整備公社理事長代理順位規程

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関が保有しているものをいうものとすること ただし 次に掲げるものを除くものとすること (1) 官報 県公報 白書 新聞 雑誌 書籍その他不特定多数の者に販売することを目的として発行されるもの (2) 特定歴史公文書 (3) 山形県立図書館 山形県立博物館その他規則で定める施設において 規則で定めると

個人情報の保護に関する規程(案)

開示請求権を有する者は 何人も となっており ( 法第 12 条 ) 日本国民のみならず外国人も含むすべての自然人が対象となる また 開示請求をすることができる情報は 自己を本人とする保有個人情報 のみである したがって 自己以外の者に関する情報については たとえ配偶者に関するものであっても開示を請

(5) 個人データ 個人データ とは 個人情報データベース等を構成する個人情報をいう (6) 保有個人データ 保有個人データ とは 当会館が 開示 内容の訂正 追加又は削除 利用の停止 削除及び第三者への提供の停止を行うことのできる権限を有する個人データであって その存否が明らかになることにより公益

制定 : 平成 24 年 5 月 30 日平成 23 年度第 4 回理事会決議施行 : 平成 24 年 6 月 1 日 個人情報管理規程 ( 定款第 65 条第 2 項 ) 制定平成 24 年 5 月 30 日 ( 目的 ) 第 1 条この規程は 定款第 66 条第 2 項の規定に基づき 公益社団法

個人情報保護法の3年ごと見直しに向けて

1 資料 1 パーソナルデータの利活用に関する制度改正に係る法律案の骨子 ( 案 ) TM 2014 年 12 月 19 日 内閣官房 IT 総合戦略室 パーソナルデータ関連制度担当室

個人情報によって識別される特定の個人をいう ( 基本理念 ) 第 3 条個人情報は 個人の人格尊重の理念の下に慎重に取り扱われるべきものであることにかんがみ その適正な取扱いを図るものとする 第 2 章個人情報 ( 利用目的の特定 ) 第 4 条個人情報を取り扱うに当たっては 定款の定める業務を遂行

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個人情報の適正な取扱いに関する基本方針

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(2) 電子計算機処理の制限に係る規定ア電子計算機処理に係る個人情報の提供の制限の改正 ( 条例第 10 条第 2 項関係 ) 電子計算機処理に係る個人情報を国等に提供しようとする際の千葉市情報公開 個人情報保護審議会 ( 以下 審議会 といいます ) への諮問を不要とし 審議会には事後に報告するも

取扱いに特に配慮を要するものとして政令第 2 条で定める記述等が含まれる個人情報をいう (4) 個人情報データベース等 とは 個人情報を含む情報の集合物であって 次のいずれかに該当するもの ( 利用方法からみて個人の権利利益を害するおそれが少ないものとして政令第 3 条第 1 項で定めるものを除く

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劇場演出空間技術協会 個人情報保護規程

個人情報保護法と 行政機関個人情報保護法の 改正点概要

個人情報の取り扱いに関する規程

個人情報の保護に関する規程

第 4 条センターは 個人情報保護方針 ( プライバシーポリシー ) を定め これを実施する 2 センターは 個人情報保護方針を 文書等で従業者に周知徹底させるとともに センターのホームページ上に公表する ( 規程の改定 ) 第 5 条センターは 個人情報保護法の運用 監督官庁のガイドライン等の変更

録された保有個人情報 ( 本件対象保有個人情報 ) の開示を求めるものである 処分庁は, 平成 28 年 12 月 6 日付け特定記号 431により, 本件対象保有個人情報のうち,1 死亡した者の納める税金又は還付される税金 欄,2 相続人等の代表者の指定 欄並びに3 開示請求者以外の 相続人等に関

東レ福祉会規程・規則要領集

(2) 総合的な窓口の設置 1 各行政機関は 当該行政機関における職員等からの通報を受け付ける窓口 ( 以下 通報窓口 という ) を 全部局の総合調整を行う部局又はコンプライアンスを所掌する部局等に設置する この場合 各行政機関は 当該行政機関内部の通報窓口に加えて 外部に弁護士等を配置した窓口を

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資料2-1 「個人情報の保護に関する法律」説明資料

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答 申 第 1 審議会の結論名古屋市長 ( 以下 実施機関 という ) が 本件異議申立ての対象となる保有個人情報を一部開示とした決定は 妥当である 第 2 異議申立てに至る経過 1 平成 23 年 12 月 21 日 異議申立人は 名古屋市個人情報保護条例 ( 平成 17 年名古屋市条例第 26

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第一審査会の結論 豊中市教育委員会が行った 内部公益通報に係る調査の実施について ( 報告 ) を不 開示とした決定は妥当ではなく 別紙に記載した部分を除き開示すべきである 第二審査請求の経過 1 開示請求審査請求人は 平成 25 年 7 月 17 日 豊中市情報公開条例 ( 以下 条例 という )

する実施機関 ( 以下 実施機関 という ) に提出しなければならない ( 収集の制限 ) 第 6 条財団は 個人情報を収集するときは あらかじめ個人情報を取り扱う目的 ( 以下 取扱目的 という ) を明確にし 当該取扱目的の達成のために必要な範囲内で適法かつ公正な手段により収集しなければならない

内閣府令本文

事業者が行うべき措置については 匿名加工情報の作成に携わる者 ( 以下 作成従事者 という ) を限定するなどの社内規定の策定 作成従事者等の監督体制の整備 個人情報から削除した事項及び加工方法に関する情報へのアクセス制御 不正アクセス対策等を行うことが考えられるが 規定ぶりについて今後具体的に検討

大情審答申第 号

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個人情報保護法への対応規定の様式例

非常に長い期間, 苦痛に耐え続けた親族にとって, 納得のできる対応を日本政府にしてもらえるよう関係者には協力賜りたい ( その他は, 上記 (2) と同旨であるため省略する ) (4) 意見書 3 特定個人 Aの身元を明らかにすること及び親子関係の証明に当たっては財務省 総務省において, 生年月日の

指針に関する Q&A 1 指針の内容について 2 その他 1( 特許を受ける権利の帰属について ) 3 その他 2( 相当の利益を受ける権利について ) <1 指針の内容について> ( 主体 ) Q1 公的研究機関や病院については 指針のどの項目を参照すればよいですか A1 公的研究機関や病院に限ら

が及ぶおそれがあるもの イ当該個人データの存否が明らかになることにより 違法又は不当な行為を助長し 又は誘発する おそれがあるもの ウ当該個人データの存否が明らかになることにより 国の安全が害されるおそれ 他国若しくは国 際機関との交渉上不利益を被るおそれがあるもの エ当該個人データの存否が明らかに

個人情報保護宣言

(5) 開示請求書に法第 13 条第 1 項各号に規定する事項の記載の不備がある場合若しくは同条第 2 項に規定する開示請求にかかる保有個人情報の本人 ( 未成年又は成年被後見人にあっては 本人の法定代理人 ) であることを示す書類に不備がある場合又は開示請求手数料が納付されていない場合 ただし 当

(1) 農林水産省の事務官である特定個人 Aが職務上作成した行政文書で公にできる行政文書は存在するはずであり, 公開しなければならない ( 諮問第 551 号 ) (2) 本来であれば, 開示できる文書が存在しない, 存否応答しない, 不存在と, 文書の性質によって, 処分内容が異なるはずである 特

横浜市情報公開・個人情報保護審査会答申

3 この規程において 保有個人情報 とは 本学の役員又は職員 ( 以下 職員等 という ) が職務上作成し 又は取得した個人情報であって 職員等が組織的に利用するものとして 本学が保有しているものをいう ただし 独立行政法人等の保有する情報の公開に関する法律 ( 平成 13 年法律第 140 号 )

エーシーニールセン・コーポレーション株式会社 個人情報保護方針

第 3 諮問庁の説明の要旨 1 本件事案の概要本件は, 審査請求人が平成 29 年 8 月 29 日付けで法人文書の開示請求を行ったことに対し, 同年 9 月 29 日付け千大総第 307 号により, 法人文書の一部を不開示とする開示決定等処分 ( 処分 1) を行ったところ, 審査請求が提起された

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五電子計算組織与えられた一連の処理手順に従い 事務を自動的に処理する電子的機器の組織をいう 六実施機関区長 教育委員会 選挙管理委員会 監査委員及び農業委員会をいう 七事業者法人その他の団体 ( 国 独立行政法人等 ( 独立行政法人等の保有する個人情報の保護に関する法律 ( 平成十五年法律第五十九号

報主体の権利利益及びプライバシーの侵害の防止に関し 必要な措置を講じるよう勤める 2 本センターの職員等は 業務上知り得た個人情報を漏えいし または不当な目的に使用してはならない 第 2 章 管理体制及び責任 ( 管理体制 ) 第 6 条本センターは 個人情報の適切な管理を効果的に実施するため 役割

一般社団法人北海道町内会連合会定款変更(案)

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社会福祉法人渋谷区社会福祉事業団 個人情報保護規程 第 1 章 総則 ( 目的 ) 第 1 条この規程は 社会福祉法人渋谷区社会福祉事業団 ( 以下 事業団 という ) が保有する個人情報等の取扱いについての基本的事項を定め 個人の権利利益の保護及び人格の尊重を図るとともに 事業の適正な運営に資する

本サイトにおける個人情報の利用目的は以下のとおりです 当社は 本人の同意なく目的の範囲を超えて利用しません (1) 本サイト会員登録者の個人認証及び会員向け各種サービスの提供 (2) インターネットまたは電話を通じて提供する 宿予約サービス 及びそれに付帯関連する業務の遂行 (3) 上記 (2) に

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式 ) により行うものとする 4 条例第 15 条の 3 第 1 項の規定による通知は 個人情報開示請求事案移送通知書 ( 別記第 10 式 ) により行うものとする ( 法人及び開示請求者以外のものに対する意見書提出の機会の付与等 ) 第 4 条の2 条例第 15 条の4に規定する実施機関が定める

消費者庁にも苦情相談を行い, 今にも消費者庁が動くであろうこと等を話し, 異議申立人に謝罪及びデータ削除を求めているとのことであった 当初監察部は, 異議申立人に謝罪に応じるよう促したが, 異議申立人が使用しているデータは, 登記事項証明書記載のデータと同一であり 法 を犯していないので謝罪には応じ

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第 1 章総則 ( 目的 ) 第 1 条本規程は 株式会社スマートバリュー ( 以下 当社 という ) が個人情報保護方針に基づく個人情報の取扱いの基本事項を定めたもので 個人情報の保護と適正な利用を図ることを目的とする ( 定義 ) 第 2 条本規程における用語の定義は 次の各号に定めるところによ

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役職員等 とは, この法人に所属するすべての理事, 監事及び組織内にあって直接又は間接にこの法人の指揮監督を受けてこの法人の業務に従事している者をいい, 雇用関係にある従業者のみならず, この法人との間に雇用関係のない者 ( 派遣社員等 ) も含む. (10) 個人情報管理責任者 個人情報管理責任者

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プライバシーポリシー EU 版 /GDPR 対応 株式会社オールアバウトライフワークス ( 以下 当社 といいます ) は 個人情報保護の重要性を認識し 個人情報保護に関する方針 規定及び運用体制を含む個人情報保護に関するマネジメントシステムを確立 運用し 適切な取扱いと継続的な改善に努めることを目

4. 上記の利用目的以外に お客様の個人情報を利用する必要が生じた場合には 下記 3.[2]~[6] に該当す る場合を除き 事前にお客様に利用者及び利用目的を連絡し お客様から事前の同意を得た上で 利用し ます 3. 個人情報の提供先提供先の範囲お客様の個人情報は 次のいずれかに該当する場合を除き

利用目的と共同利用

Transcription:

Ⅱ. 情報公開法第五条第一号 ( 個人に関する情報 ) 一 個人に関する情報 ( 事業を営む個人の当該事業に関する情報を除く ) であって当該情報に含まれる氏名 生年月日その他の記述等により特定の個人を識別することができるもの ( 他の情報と照合することにより 特定の個人を識別することができることとなるものを含む ) 又は特定の個人を識別することはできないが 公にすることにより なお個人の権利利益を害するおそれがあるもの ただし 次に掲げる情報を除く イ法令の規定により又は慣行として公にされ 又は公にすることが予定されている情報ロ人の生命 健康 生活又は財産を保護するため 公にすることが必要であると認められる情報ハ当該個人が公務員等 ( 国家公務員法 ( 昭和二十二年法律第百二十号 ) 第二条第一項に規定する国家公務員 ( 独立行政法人通則法 ( 平成十一年法律第百三号 ) 第二条第二項に規定する特定独立行政法人及び日本郵政公社の役員及び職員を除く ) 独立行政法人等( 独立行政法人等の保有する情報の公開に関する法律 ( 平成十三年法律第百四十号 以下 独立行政法人等情報公開法 という ) 第二条第一項に規定する独立行政法人等をいう 以下同じ ) の役員及び職員 地方公務員法 ( 昭和二十五年法律第二百六十一号 ) 第二条に規定する地方公務員並びに地方独立行政法人 ( 地方独立行政法人法 ( 平成十五年法律第百十八号 ) 第二条第一項に規定する地方独立行政法人をいう 以下同じ ) の役員及び職員をいう ) である場合において 当該情報がその職務の遂行に係る情報であるときは 当該情報のうち 当該公務員の職及び当該職務遂行の内容に係る部分 1. 第一号の中の個々の概念の意義 ( 1 ) 個人に関する情報 ( 以下 個人情報 という ) とは 個人の内心 身体 身分 地位その他個人に関する一切の事項についての事実 判断 評価等のすべての情報が含まれるものであり 個人に関連する情報全般を意味する したがって 個人の属性 人格や私生活に関する情報に限らず 個人の知的創作物に関する情報 組織体の構成員としての個人の活動に関する情報も含まれる なお ここでいう 個人 には 居住する場所や国籍の如何によらず 生存する個人のほか 死亡した個人も含まれる (2) 当該情報に含まれる氏名 生年月日その他の記述等により特定の個人を識別することができるもの とは 氏名等のように 情報そのものが当該情報に係る個人を識別させ得るものに加え 住所 電話番号 役職名 個人別に付された記号 番号 ( 振 1 込口座番号 試験の受験番号 保険証の記号番号等 ) 等の その他の記述等 によ って 特定の個人を識別することとなる個人情報の全体である なお その他の記 1 等 の中には 映像による情報等も含まれる - 4 -

述等 は 単独では必ずしも特定の個人を識別することができない場合もあるが 当 2 該情報に含まれるいくつかの記述等が組み合わされることにより 特定の個人を識 別することができることとなる場合が多いと考えられる (3) 他の情報と照合することにより 特定の個人を識別することができることとなるもの とは 当該情報単独では特定の個人を識別することができないが 他の情報と照合することにより特定の個人を識別することができるものである 照合の対象となる 他の情報 の範囲については 当該個人情報の性質や内容等に応じて 個別に適切に判断することが必要となる 公知の情報や 図書館等の公共施設で一般に入手可能なものなど一般人が通常入手し得る情報に加え 何人も開示請求できることから 仮に当該個人の近親者 地域住民等であれば保有している又は入手可能であると通常 3 4 考えられる情報も照合すべき 他の情報 に含まれる 他方 特別の調査をすれば入手し得るかも知れないような情報については 一般的には 他の情報 に含めて考える必要はないものと考えられる なお 例えば 極めて小規模の集団に属する個人に関する情報のように 個人識別が可能な部分を除いた上で開示した場合等においても 当該個人を比較的容易に特定することができる場合があり得るため 個人の権利利益の十全な保護を図る観点からは 個人識別性 を判断する際には 情報自体の性質 周辺的な状況 ( 例示の場合には 集団の性格 規模 ) 等を考慮し 個人識別性を判断すべきである (4) 特定の個人を識別することができないが 公にすることにより なお 個人の権 5 利利益を害するおそれがあるもの とは 匿名の作文 無記名の個人による著作物 当該個人のみが知り得る情報のように 個人の人格と密接に関連したり 公にすれば財産権その他の個人の正当な利益を害するおそれがあると認められるものであり 特定の個人を識別できない個人情報であっても 公にすることにより なお 個人の権利利益を害するおそれがあるものをいう 例えば 厳密には特定の個々人を識別することができる情報ではないが 特定の集団に属する者に関する情報を開示すると 当該集団に属する個々人に不利益を及ぼすおそれがある場合等が考え得る 6 7 (5) 法令の規定により又は慣行として公にされ 又は公にすることが予定されている 2 年齢 性別 印影 履歴 肖像 振込金融機関名等も 組み合わせれば特定の個人を識別できる場合はあり得ると考えられる 3 行政機関に特別の調査を義務づけるものではない 4 行政文書の開示の実施を受けた者が 個人を特定するために 一般には入手困難な情報を特別に得るために調査活動を行うことが考えられる場合には 情報の性質 内容等に応じて個別に適切に開示 / 不開示を判断する 5 個人の研究成果の発言及び講演等を録音したテープその他のものも著作物に該当する 6 法令の規定 には訓令その他の命令は含まれない 7 取材等で偶発的に明らかになった情報は 一般的には 慣行として公にされ ている情報とは考えられない - 5 -

8 情報 とは 何人に対しても等しく当該情報を公開することを定めている法令の規 定により 又は事実上の慣習として公にされていること又は公にすることが予定され 9 10 ているものをいう なお 公にされ とは 当該情報が現に公衆が知り得る状態に置かれることをいい 現に公知 ( 周知 ) の事実である必要はない 逆に 過去に公にされたものであっても 時の経過により 開示請求の時点では公にされているとは見られない場合があり得る また 公にすることが予定されている とは 将来的に公にする予定 ( 具体的に公表が予定されている場合に限らず 求めがあれば何人にも提供することを予定しているものも含む ) の下に保有されている状態をいう ある情報と同種の情報が公にされている場合に 当該情報のみ公にしないとする合理的な理由がないなど 当該情報の性質上通例公にされるものも含む ただし 当該情報と同種の情報が公にされた事例があったとしても それが個別的な事例にとどまる限り 慣行として には当たらない (6) 人の生命 健康 生活又は財産を保護するため 公にすることが必要であると認められる情報 とは 公にすることにより害されるおそれがある個人の権利利益よりも 人の生命 健康等の保護の必要性が上回るとして 開示する必要性と正当性が認められる個人情報をいう 現実には 人の生命 健康等に被害が発生している場合に 11 限らず 将来これらが侵害される蓋然性が高い場合も含まれる ( 7 ) 当該個人が公務員等である場合において とは 個人情報のうち 当該個人が 公 12 務員 である場合を指す ここでいう 公務員等 とは 広く公務遂行を担任する者を含むものであり 一般職か特別職か 常勤か非常勤かを問わず 国及び地方公共団体の職員のほか 国務大臣 国会議員 裁判官等を含む また 公務員であった者が当然に含まれるものではないが 公務員であった当時の情報についても ここでいう 当該個人が公務員等である場合 に該当する さらに 独立行政法人等情報公開法の対象法人 ( 以下 独立行政法人等 という ) の役員及び職員を含む (8) 職務の遂行に係る情報 とは 公務員が行政機関その他の国の機関 独立行政法人等又は地方公共団体の機関の一員として その担任する職務を遂行する場合における当該活動についての情報を意味する 例えば 行政処分その他の公権力の行使に係る情報 職務としての会議への出席 発言その他の事実行為に関する情報がこれに含 13 まれる なお 職務の遂行に係る情報 は 具体的な職務の遂行との直接の関連を 8 個人名が公になっているとしても 該当する行政文書に当該情報が記載されていることが公になっているか否かを精査する必要もある 9 法令の規定により 期間を限定して公にされている行政文書については 少なくとも当該期間は公にされている情報に該当する 10 現に公衆が知り得る状態 に置いた主体が誰であるかは 当該情報が公にされたものであるかどうかの判断とは直接的な関係がない 11 事実認定に当たっては 特に調査等は不要で通常知り得る範囲内で判断すればよい 12 外国政府又は国際機関の職員等は 本法にいう 公務員 には該当しない 13 研修受講職員にとって 公務であってもその担任する職務と直接関係のない活動に関する情報 例えば 研修における出席簿や個人成績表 報告書 試験結果等は含まれない - 6 -

有する情報であり 例えば 公務員の情報であっても 職員の人事管理上保有する健康情報 休暇情報等は含まれない 14 2. 第一号に定める不開示情報への該当性の審査に当たっての基本的考え方 (1) 行政文書の開示 / 不開示の決定に当たっては 国民等からの請求に可能な限り応えることを原則としつつも 個人の権利利益の十分な保護を図るため 特定の個人を識別できる情報は 原則として不開示とするほか 特定の個人を識別することができないが 公にすることにより なお 個人の権利利益を害するおそれがある情報についても 個人の権利利益の十全な保護を図る観点から 不開示とする (2) 地方公共団体の情報公開条例や諸外国の情報公開法制の中には 個人に関する情報のうち 個人のプライバシー等の権利利益を害するおそれがあるものに限って不開示情報とする方式 ( プライバシー保護型 ) を採用しているものもあるが いわゆるプライバシーの概念は 我が国では法的にも社会通念上も必ずしも確立したものではないことから 情報公開法では 個人識別型を採用している ただし 個人識別型を採用した結果 本来保護する必要性のない情報も含まれることになることから 公知の情報等個人に関する情報の不開示情報から除かれるべきものを第一号において限定列挙している なお 事業を営む個人の当該事業に関する情報 は 個人情報の意味する範囲に含まれるが 当該事業に関する情報であるので 法人等に関する情報と同様の要件により不開示情報該当性を判断することが適当であることから 第一号でいう個人情報からは除外している (3) 情報公開法は 何人に対しても 目的の如何を問わず開示請求を認めていることから 本人に関する情報の開示請求があった場合にも 開示請求者が本人であることは考慮されない したがって 特定の個人が識別される情報であれば 本号のイからハ又は公益上の理由による裁量的開示 ( 第七条 ) に該当しない限り 不開示となる (4) 個人 には 生存する個人のほか死亡した個人も含まれるので 生前に不開示であった情報が 個人が死亡したことをもって開示されることにはならない (5) 人の生命 健康 生活又は財産を保護するため 公にすることが必要であると認められる情報 に係る情報の開示 / 不開示の決定に当たっては 個人の権利利益にも様々なものがあり また 保護すべき人の生命 健康 生活又は財産についても 保護すべき権利利益の程度に差があることから 個別の事案に応じた慎重な検討が必要である 15 (6) 公務員の職務活動の過程又は結果が記録されている情報の開示 / 不開示の決定に当たっては 政府の諸活動を説明する責務が全うされるようにするという視点 及び公 14 同様に 管理される職員の個人情報として保護される必要のある情報としては 職員個人に係る 人事査定 評価に係る情報 給与等の情報 が含まれる なお 人事査定 評価に係る情報 は第六号でも保護される 15 本来 不開示とすべき個人情報を人の生命等を保護するために開示した場合には 国家賠償法の法定の要件を満たし 損害賠償責任が生ずるケースもあり得る ( 法人の場合も同じ ) が 情報公開法に従い 適正な処理をした場合には 通常は想定しがたい - 7 -

務員の個人としての権利利益を十分に保護する視点の調和を図る観点から どのような地位 立場にある者 ( 職 ) がどのように職務を遂行しているか ( 職務遂行の内容 ) については たとえ 特定の公務員が識別される結果となるとしても 個人に関する情報としては不開示とせず 氏名については 公にした場合 公務員の私生活等に影響を及ぼすおそれがあり得ることから 私人の場合と同様に個人情報として保護に値すると位置付ける ただし 当該公務員の職と氏名が 法令の規定により又は慣行として公にされ 又は公にすることが予定されている場合には 氏名についても個人情報としては不開示とはならないことになる この点 平成 17 年 8 月 3 日付情報公開に関する連絡会議申合せにおいて 各行政機関は その所属する職員 ( 補助的業務に従事する非常勤職員を除く ) 16 の職務遂行に係る情報に含まれる当該職員の氏名 17 については 特段の支障の生ずるおそれがある場合を除き 公にするものとされて いる なお 公務員 の職務遂行に係る情報が職務遂行の相手方等公務員以外の個人情報を含む場合には 当該公務員にとっての不開示情報該当性と他の個人ごとの不開示情報該当性とが別個に検討され そのいずれかに該当すれば 当該部分に限り不開示とされることになる 3. 第一号に定める不開示情報に該当する可能性が高い情報の例又は類型例 第一号に係る情報の開示 / 不開示の決定に当たっては 個人が識別可能か否かという側面から決定可能な場合が一般的であるが 情報自体の性格と開示決定時点での当該個人を含む周辺の状況等により 決定内容が変わり得ることも排除されないことに留意する必要がある 以下に第一号に定める不開示情報に該当する可能性が高いとして 不開示とすべき情報の類型と例 ( 不開示情報に該当するが例外的に開示すべき情報の類型と例を含む ) を掲げる なお 個別の情報の具体的な内容等によって 他の不開示事由にも重複的に該当するものが存在することに留意しなければならない 18 (1) 特定の個人を識別することのできる情報 19 氏名 肖像 声 筆跡 署名 印影等特定の個人を表象する記述等 16 公務員としての発令を受けた者ではない在外公館の専門調査員 派遣員 公邸料理人等は対象ではない 17 特段の支障の生ずるおそれがある場合 とは 氏名を公にすることにより 法 5 条 2 号から6 号までに掲げる不開示情報を公にするような場合 又は氏名を公にすることにより 個人の権利利益を害することとなるような場合をいう 例えば 前者については査証担当など氏名の開示が事務の支障をもたらす (6 号不開示情報 ) ような場合 ( 警備 誘拐 テロ対策 情報関係なども同様 ) 後者については氏名の開示により不当な威迫を受けるおそれがある場合 ( 異動 退職などでその職を離れた者も含む ) が挙げられる 18 例えば 申請書 在留届等の領事関係文書等に記載された氏名 本籍等の情報が該当する 19 外国政府関係者の氏名及び役職については 既に報道等によって公になっていると考えられる場合には原則として不開示としないが 開示に当たっては第三号等他の不開示情報該当性を慎重に判断する必要がある - 8 -

20 特定の個人に付与される役職名 銀行口座番号 受験番号 保険証番号 旅券番号等の識別のための記述 (2) 他の情報と照合することにより 特定の個人を識別することができる情報 住所 本籍 メール アドレス 電話番号 学歴 職歴 勤務先 勤務先での所属先等の記述 (3) 特定の個人を識別することはできないが 公にすることにより なお 個人の権利利益を害するおそれがあるもの 作文等個人の人格と密接に関連する情報 思想 宗教等個人の内心に関する情報 健康状態 病歴 カルテ等個人の心身状態に関する情報 家族構成 家計収支等個人の生活状態に関する情報 結婚歴 転居歴等個人の経歴に関する情報 クレジット カード番号 個人の著作物等財産権その他個人の正当な利益を害するおそれのある情報 (4) 上記 (1)~(3) の情報に該当するが 不開示としない情報 ( イ ) 法令の規定により又は慣行として公にされ 又は公にすることが予定されている情報 国家公務員倫理法に基づく贈与等報告書の閲覧可能部分 行政機関の保有する電子計算機処理に係る個人情報の保護に関する法律 に基づく個人情報ファイル簿 ( ロ ) 人の生命 健康 生活又は財産を保護するため 公にすることが必要であると認められる情報 ( ハ ) 公務員の職務の遂行に係る情報であって 当該公務員の氏名 職及び当該職務遂行の内容に係る部分 ( 他の不開示情報に該当するものを除く ) 決裁文書( 公電案 公信案を含む ) の中の公務員に係る個人情報であって 当該公務員の氏名 職及び職務遂行の内容に係る部分 21 各種資料( 各種報告書や 当省より外部に提供した資料 ) の中の公務員に係る 個人情報であって 当該公務員の氏名 職及び職務遂行の内容に係る部分 その他の公文書( 旅行命令簿 契約書等 ) の中の公務員に係る個人情報であって 当該公務員の氏名 職及び職務遂行の内容に係る部分 20 具体的に特定された旅券番号に係る開示請求については 本件開示請求に係る行政文書の存否を答えるだけで 当該旅券番号の旅券の発給事実の有無を明らかにすることとなり 当該旅券に対応する個人の権利利益を害するおそれがあるため 存否応答拒否 ( 法 8 条 ) することが適当である 21 報告書であっても 職員調書等人事査定 評価に関わる報告書は第 6 号に定める不開示情報として 不開示とすることが考えられる - 9 -