Biz Communicator リモートサービス WakeOnLAN コントローラ (MC3000) 設定手順書 第 1.2 版 NTT コミュニケーションズ株式会社
改版履歴 2007 年 10 月 31 日... 第 1.0 版 2007 年 11 月 27 日... 第 1.0 版 r5 2008 年 02 月 27 日... 第 1.0 版 r6 2008 年 11 月 04 日... 第 1.1 版 2009 年 08 月 24 日... 第 1.2 版
目 次 1 章. はじめに...1-1 1-1) 事前の準備... 1-1 1-2) 必要なソフト... 1-3 1-3)WakeOnLAN ソフトのライセンス条件... 1-4 2 章. 対象機器の設定...2-1 2-1)WakeOnLAN 機能の有効化... 2-1 2-2)MAC アドレス / セグメントの確認... 2-2 3 章. MC3000 の設定...3-1 3-1) 固定 IP アドレスで利用の場合... 3-1 3-2)MagicConnect Client の初期設定... 3-2 3-3)WakeOnLAN サーバソフトの設定... 3-6 1) 起動される対象機器を登録する... 3-8 2) 登録した設定内容を変更する... 3-10 3) 登録した設定を削除する... 3-11 4 章. 操作 PC の設定...4-1 5 章. 対象機器の電源オン / オフ手順...5-1 5-1) 電源オン手順... 5-1 1)MagicConnect NDL(v2.6 以前 )... 5-1 2)MagicConnect NDL(v2.7 以降 )... 5-4 5-2) 電源オフ手順... 5-7 6 章. プログラムのバージョンアップ手順...6-1 6-1)MagicConnect Client のバージョンアップ... 6-1
1 章. はじめに 本書は WOL コントローラ MC3000 を使用する場合の事前の準備 WakeOnLAN ソフトの設定方法や利用方法を記述したものです 1-1) 事前の準備 WOL コントローラ MC3000 を用いてインターネットから社内や自宅の PC の電源をオンするには 事前に以下の 1 と 2 の準備を完了しておいてください 1 対象機器 ( 社内や自宅の PC) の MagicConnect Client と利用アプリケーションは 対象機器の電源オンに連動して起動するように設定してください MagicConnect Client および 利用アプリケーション ( リモートデスクトップ ) の設定は USB キーに格納されているリモートサービス取扱説明書の 対象機器での設定 を参照してください 1-1
2 下記の MagicConnect 接続構成をご準備ください 下図を例に説明します WOL コントローラ MC3000 をご用意ください MC3000 用の MagicConnect アカウントを 自席 PC 用の MagicConnect アカウント (#1~#N) とは別にご用意ください MC3000 用の MagicConnect アカウントは 標準アカウント 対象機器専用アカウントから選択してください 下図は対象機器専用アカウントの例です そして 自席 PC 用 USB キーで MC3000 に MagicConnect 接続できるようグループ化工事 ( 赤の破線 ) を行ってください MC3000 用の MagicConnect アカウントの取得とグループ化工事は お申込書にてお申し込みください USB キー 対象機器 自席 PC(#1) 用 標準アカウント #1 自席 PC(#N) 用 標準アカウント #N 自席 PC(#1) MC3000で電源 ON 自席 PC(#N) MC3000で電源 ON 標準接続 グループ化接続 ( ) ) 同じ契約単位内において アカウント ID が異なる操作 PC(USB キー ) と対象機器を接続可能とします MC3000 常時電源 ON 対象機器専用アカウント 図 1-1-1:MagicConnect 接続構成 1-2
1-2) 必要なソフト 前節の MagicConnect 接続構成に記載の機器に必要なソフトを示します 機器 USB キー WakeOnLAN Client MagicConnect Viewer 必要なソフト 両ソフトは MagicConnect の USB キーに格納されています 万一 WakeOnLAN Client が格納されていない場合は MC3000 に添付の USB メモリに格納されている WakeOnLAN Client を USB キーの MagicConnect フォルダ直下にコピーしてください 自席 PC MagicConnect Client MagicConnect の USB キーに格納されています MC3000 WakeOnLAN Server MagicConnect Client 両ソフトは MC3000 に添付の USB メモリに格納されていますが MagicConnect Client のアカウントライセンスは 別途 ご用意していただく必要があります 1-3
1-3)WakeOnLAN ソフトのライセンス条件 本ソフトウェアのライセンス条件は 以下となります ご理解 ご納得いただいた上でご利用ください Copyright (C) NTT アイティ株式会社 2007 WakeOnLAN ソフトウェアは WakeOnLAN サーバプログラム および WakeOnLAN クライアントプログラムです 本ソフトウェアの著作権は NTT アイティ株式会社が保有します 以下の条件において 本ソフトウェアの使用を許可します 1.MagicConnect 専用 WOL コントローラと MagicConnect プログラムとの組み合わせにおいてのみ使用してください 1-4
2 章. 対象機器の設定 古い PC は WakeOnLAN に対応していない場合がありますので 対象機器 ( 起動される PC) が WakeOnLAN に対応しているか確認してください また WakeOnLAN に対応している場合でも WOL コントローラ MC3000 からマジックパケットを受け取っても起動できない場合があります その場合は PC メーカへお問い合わせください 2-1)WakeOnLAN 機能の有効化 対象機器の WakeOnLAN 機能を有効にします 一般的には BIOS のメニュー内に WakeOnLAN を無効 / 有効にする項目があります 項目がない場合は 対応していない可能性があります BIOS の表示方法や詳細な設定方法は PC により異なりますので 各 PC の取扱説明書を参照してください 1 対象機器の BIOS のメニューを表示します 例 :PC 起動時に [F2] 2WakeOnLAN を無効 / 有効にする項目を 有効 にします 例 :Remote Wake Up Off On 3 変更を保存して終了します 例 :[ESC] Save Changes and Exit 以上で 対象機器の設定は完了です 対象機器がマジックパケットを受け取って起動可能な WakeOnLAN に対応している場合は MC3000 からの送信に連動して起動されます 2-1
2-2)MAC アドレス / セグメントの確認 対象機器を WOL コントローラ MC3000 に登録 (3 章 3 節 ) する際に 1 対象機器の MAC アドレスが必要になりますので 確認してください 2 対象機器が MC3000 と同じセグメントにある場合と異なるセグメントにある場合で 作業内容が異なりますので 対象機器と MC3000 の IP アドレスを確認してください MAC アドレス IP アドレスは 以下のコマンドで確認できます 対象機器上で コマンドプロンプト を開き ipconfig /all と入力し 実行します 表示項目の Physical Address 及び IP Address 欄を確認します Physical Address = MAC アドレス IP アドレス 図 2-2-1: 表示例 同じセグメント / 異なるセグメントの例 対象機器の IP アドレスが 192.168.11.xxx サブネットマスクが 255.255.255.000 の場合 同じセグメント :MC3000 の IP アドレスが 192.168.11.xxx 異なるセグメント :MC3000 の IP アドレスが 192.168.20.xxx 10.90.1.xxx 等 2-2
3 章. MC3000 の設定 3-1) 固定 IP アドレスで利用の場合 WOL コントローラ MC3000 を固定 IP アドレスで利用される場合は IP アドレスをお客様よりお伺いし 設定して出荷しております DHCP で利用される場合は IP アドレスは設定してありません MC3000 に固定 IP アドレスを設定して納品した場合は 納品文書に設定した IP アドレスが記載されています 3-1
3-2)MagicConnect Client の初期設定 本節の初期設定は MC3000 の利用開始時に行ってください まず セキュリティを高めるため MC3000 に添付の USB メモリの MagicConnect Client に割り当てたアカウント ID では 当該の MC3000 しか中継管理サーバへ接続できないようにします 本設定の実施は任意で 設定を行わなくても MC3000 を中継管理サーバへ接続できます 中継管理サーバのユーザ管理機能の MAC アドレス制限を用いて USB メモリの MagicConnect Client に割り当てたアカウント ID に対し MC3000 の MAC アドレスを設定します 購入された MC3000 の MAC アドレスは 納品文書に記載されています 1 ユーザ管理サイトに MagicConnect の管理者用のアカウントでログインし ユーザ管理 メニューを選択します 2 WOL コントローラに割り当てた アカウントを選択します 3 MAC アドレス制限 項目の >> をクリックします 2WOL コントローラ用のアカウントを選択 1 ユーザ管理 メニューを選択 3 MAC アドレス制限 項目の >> をクリック 図 3-2-1: ユーザ管理機能 4 クライアント 項目の 禁止する を選択します 5 挿入 ボタンをクリックします 4 クライアント項目の 禁止する を選択 5 表示された 挿入 ボタンをクリック 図 3-2-2(1):MAC アドレス制限の設定 3-2
6 MC3000 の MAC アドレスを入力し 許可する を選択します 削除 ボタンをクリックすると 当該設定が削除されます 7 リストに適合しない接続を の欄の 禁止する を選択します 8 設定内容を確認し よければ 編集 ボタンをクリックし 設定を保存します 編集 をクリックする前に << をクリックすると 本設定は無効となります 6MAC アドレスを入力し 許可する を選択 8 編集 ボタンをクリック 7 リストに適合しない接続を 禁止する を選択 図 3-2-2(2):MAC アドレス制限の設定 3-3
次に USB メモリに格納されている MagicConnect Client を 中継管理サーバに手動起動で接続できるようにします 1 停止状態の MC3000 に 添付の USB メモリ モニタとマウスとキーボードを接続した後 MC3000 の電源ボタンを押します 2 添付の USB メモリが認識されたことを確認した後 (D ドライブと認識された場合の例 ) D:\sys_mc1.0_client2.4.1r2\MagicConnect 配下の [mc_client.exe] を起動します 3 表示されたメインウィンドウの 設定 を押し 下図の設定メインウィンドウの設定を行います 図 3-2-3: 設定メインウィンドウ 図 3-2-4: ユーザ認証ウィンドウ 3-4
4 メインウィンドウ ( 図 3-2-5) に戻って 接続 を押し 接続状態が 接続待ち になることを確認します 確認が終了したら メインウィンドウの右上の を押し MagicConnect Client を一旦終了します 図 3-2-5: メインウィンドウ ( 初期状態 ) 図 3-2-6: メインウィンドウ ( 接続待ち状態 ) 手動起動で接続できることを確認したら MC3000 の電源オンで 自動的に MagicConnect Client が中継管理サーバに接続するか確認します 1MC3000 の電源ボタンを短く押して 停止させます なお 電源が切れると電源ボタンの色が緑からオレンジに変わります 3MC3000 の電源ボタンを押して再起動し 動作確認を行います タスクトレイのマジックコネクトのアイコンが MC3000 電源オンの 1~2 分後に グレー表示からカラー表示に変われば正しく動作しています 図 3-2-7: タスクトレイのアイコン表示 以上で 添付 USB メモリの MagicConnect Client の初期設定は完了です 以降の設定は任意の Windows PC でも可能です その場合は MC3000 からモニタとマウスとキーボードを取り外してください 3-5
3-3)WakeOnLAN サーバソフトの設定 本節の設定は MC3000 の WakeOnLAN サーバソフトに リモートから起動したい PC を登録 変更 削除する場合に行ってください 以降の設定は MC3000 以外の任意の WindowsPC でも行うことが可能です その場合は まず MC3000 の電源ボタンを短く押して MC3000 を停止させ ( 電源ボタンの色が緑からオレンジに変化します ) 添付の USB メモリを取り外して 任意の WindowsPC に USB メモリを挿して設定を開始してください 本節に従い 設定を終了したら USB メモリを Windows PC から取り外し MC3000 に再度挿して 電源ボタンを押し 起動してください USB メモリの中の \WOL1.1.0 for BOX\WakeOnLAN Server 配下の [WOLServer.exe] を起動します メインウィンドウ ( 図 3-3-1) が表示されます 図 3-3-1: メインウィンドウ ( 初期状態 ) 各項目の詳細は 次ページを参照してください 3-6
WOL サーバ設定 待ちうけポート番号 : WOL サーバの待ち受けポート番号 5009 を指定します 通常は変更しないでください MagicPacket ポート番号 : マジックパケット送信先ポート番号 9 を指定します 単一の LAN 構成の場合は変更の必要はありません ブリッジ機能付き中継機器や内部ルータで WakeOnLAN のマジックパケットが届かないようになっている場合は それらの中継機器でここに設定した UDP ポートについてフォワーディングするよう設定する必要があります 各中継機器へ設定する際に ポート番号が 9 であると問題がある場合は 適当な番号に変更してください 各中継機器の設定方法については各取扱説明書を参照してください 初期設定 : 各ポートの値を初期状態に戻します 各ボタン 追加 : 起動される対象機器の情報を登録する場合に押します ( 図 3-3-3) が表示されます 編集 : 選択した対象 PC の設定内容を編集する場合に押します ( 図 3-3-6) が表示されます 削除 : 選択した対象 PC の設定を削除する場合に押します OK : 変更した内容を反映して [WOLServer.exe] が終了します キャンセル : 変更した内容を反映せずに [WOLServer.exe] が終了します 適用 : 変更した内容を反映します [WOLServer.exe] は終了しません 3-7
1) 起動される対象機器を登録する リモートから起動される対象機器情報を登録する方法を説明します 1 メインウィンドウ ( 図 3-3-2) の 追加 ボタンを押します PC の追加ウィンドウ ( 図 3-3-3) が表示されます 2 メインウィンドウ ( 図 3-3-2) の 追加 ボタンを押します PC の追加ウィンドウ ( 図 3-3-3) が表示されます 3 各項目へ入力して 設定 ボタンを押します メインウィンドウ ( 図 3-3-2) の対象 PC 一覧へ追加されます 1 追加を押す 図 3-3-2: メインウィンドウ 2 各項目に情報を入力する 各項目の詳細は 次ページを参照してください 3 設定を押す 図 3-3-3:PC の追加ウィンドウ 3-8
追加する PC の設定 対象 PC 名 : 起動される対象機器の名称を設定します 実際の PC 名と一致している必要はありません グループ名 ( 任意 ) : メインウィンドウ ( 図 3-3-2) の一覧に表示する グループ 名を設定します パスワード : PC を起動させる際に入力するパスワードを設定します MagicConnect アカウントのパスワードとの関係はありません セキュリティの点から異なる文字列を設定することを推奨します 対象 PC の MAC アドレス : 起動される対象機器の MAC アドレスを設定します MAC アドレスは ipcpnfig コマンド等で調べることができます 表示例 ( 図 3-3-4) 参照 ブロードキャストのアドレス : 起動される対象機器と MC3000 が同じセグメントの場合は [255.255.255.255] を設定します 異なるセグメントの場合は 御社の NW 管理者にご確認ください 各ボタン 設定 : 入力した内容を追加して メインウィンドウ ( 図 3-3-2) に戻ります キャンセル : 入力した内容を追加せずに メインウィンドウ ( 図 3-3-2) に戻ります MAC アドレス IP アドレスは 以下のコマンドで確認できます リモートから起動したい PC 上で コマンドプロンプト を開き ipconfig /all と入力し 実行します 表示項目の Physical Address 及び IP Address 欄を確認します Physical Address = MAC アドレス IP アドレス 図 3-3-4: 表示例 3-9
2) 登録した設定内容を変更する 登録されている対象機器情報を編集する方法を説明します 1 メインウィンドウ ( 図 3-3-5) で編集する対象 PC を選択します 2 編集 ボタンを押します PC の編集ウィンドウ ( 図 3-3-6) が表示されます 3 必要な項目を編集し 設定 ボタンを押します 編集内容がメインウィンドウ ( 図 3-3-5) の対象 PC 一覧へ反映されます 1 選択する 2 編集を押す 図 3-3-5: メインウィンドウ 3 各項目の情報を編集する 各項目の詳細は 前ページを参照してください 対象 PC 名は編集できません 図 3-3-6:PC の編集ウィンドウ 4 設定を押す 3-10
3) 登録した設定を削除する 登録されている対象機器情報を削除する方法を説明します 1 メインウィンドウ ( 図 3-3-7) で削除する対象 PC を選択します 2 削除 ボタンを押します 確認ウィンドウ ( 図 3-3-8) が表示されます 3 はい ボタンを押します 選択した対象 PC がメインウィンドウ ( 図 3-3-7) の対象 PC 一覧から削除されます 1 選択する 2 削除を押す 図 3-3-7: メインウィンドウ 3 はいを押す 図 3-3-8: 確認ウィンドウ 3-11
4 章. 操作 PC の設定 操作 PC では MagicConnect Viewer の設定を確認します 1USB キーを装填し MagicConnect Viewer を起動して 設定 を押します 2 設定内容を確認します 図 4-1-1 以上で 操作 PC での設定は完了です 図 4-1-2 4-1
5 章. 対象機器の電源オン / オフ手順 5-1) では 操作 PC を WOL コントローラ MC3000 に接続し 対象機器の電源をオンする手順を説明します 5-2) では 対象機器の電源をリモートからオフ ( シャットダウン ) して 利用を終了する手順を説明します 5-1) 電源オン手順 1)MagicConnect NDL(v2.6 以前 ) 1USB キーを装填して MagicConnect Viewer を起動し ユーザ名 / パスワードを入力して OK を押します 2OK を押す 1MacicConnect のユーザ名とパスワードを入力する 図 5-1-1 2 一覧から MC3000 を選択 接続方法から [WOL] を選択して 接続 を押します 注意 ) 電源ボタンを押して MC3000 を停止させた場合 まれに 下記画面に停止させた MC3000 が 5 分ほど表示され続けることがあります このような場合は MC3000 を選択しても本動作は正常に実行されません また 停止させた MC3000 が表示され続けている間に MC3000 を再起動した場合 下記画面に MC3000 が 2 台表示されます この場合は 下に表示された MC3000 を選択して 本動作を実行してください 1 ホスト (MC3000) を選択する 2WOL を選択する 3 接続を押す 図 5-1-2 5-1
3WakeOnLAN Client メインウィンドウ ( 図 5-1-3) が表示されます 送信先 PC( 起動させる対象機器 ) を指定して 3 章 3 節で設定した PC のパスワードを入力し 送信 を押すと 起動命令が送信されます 送信が完了すると 送信完了ウィンドウ ( 図 5-1-4) が表示され OK を押すと WakeOnLAN Client メインウィンドウ ( 図 5-1-3) は自動的に閉じます 2 3 章 3 節で設定した PC のパスワードを入力する 1 送信先 PC を指定する 3 送信を押す 図 5-1-3:WakeOnLAN Client メインウィンドウ 4OK を押す 図 5-1-4: 送信完了ウィンドウ 送信先 PC : 起動させる対象機器を指定します 参照 : 3 章 3 節で登録した PC 一覧が表示されます パスワード : 3 章 3 節で設定した PC のパスワードを入力します 送信 : 指定した PC に起動パケットを送信します パスワード変更 : 3 章 3 節で設定した PC のパスワードを変更する場合に押します 5-2
4 対象機器の電源がオンされ OS MagicConnect Client が起動すると MagicConnect Viewer のホスト一覧に表示されます 表示されるまでの時間は対象機器に依存します 図 5-1-5 以上で 対象機器は電源オンされ 中継管理サーバに接続しました 一覧から対象機器を選択 接続方法から利用アプリケーションを選択し リモート接続してご利用ください 5-3
2)MagicConnect NDL(v2.7 以降 ) 1 まず最初に 対象機器の WOL 起動から Windows ログオン画面表示までを自動化する機能 を有効にします 手順は以下となります 対象機器にインストールされている既存の MagicConnect Client をアンインストールします そして NDL(v2.7 以降 ) の MagicConnect Client の setup.exe を起動して 本自動化機能に対応したプログラムをインストールします その後 必要な設定を行います なお 必要な設定はこれまでと同じです NDL(v2.7 以降 ) の Viewer が格納されている USB キーの設定ファイル mcrmt.cfg に 以下の一行を追加します NDL Ver3.0 以降の MagicConnect Viewer では 本機能はデフォルトで有効となっていますので 本設定の必要はありません ============================ UseWolWithExec = 1 ============================ 2MagicConnect Viewer を起動し ユーザ名 / パスワードを入力して OK を押します 2OK を押す 1MacicConnect のユーザ名とパスワードを入力する 図 5-1-6 3 一覧から MC3000 を選択 接続方法から [WOL] を選択して 接続 を押します 注意 ) 電源ボタンを押して MC3000 を停止させた場合 まれに 下記画面に停止させた MC3000 が 5 分ほど表示され続けることがあります このような場合は MC3000 を選択しても本動作は正常に実行されません また 停止させた MC3000 が表示され続けている間に MC3000 を再起動した場合 下記画面に MC3000 が 2 台表示されます この場合は 下に表示された MC3000 を選択して 本動作を実行してください 1 ホスト (MC3000) を選択する 2WOL を選択する 3 接続を押す 図 5-1-7 5-4
4WakeOnLAN Client メインウィンドウ ( 図 5-1-8) が表示されます 送信先 PC( 起動させる対象機器 ) を指定して 3 章 3 節で設定した PC のパスワードを入力し 送信 を押すと 起動命令が送信されます 送信が完了すると 送信完了ウィンドウ ( 図 5-1-9) が表示され OK を押すと WakeOnLAN Client メインウィンドウ ( 図 5-1-8) は自動的に閉じます 2 3 章 3 節で設定した PC のパスワードを入力する 1 送信先 PC を指定する 3 送信を押す 図 5-1-8:WakeOnLAN Client メインウィンドウ 4OK を押す 図 5-1-9: 送信完了ウィンドウ 送信先 PC : 起動させる対象機器を指定します 参照 : 3 章 3 節で登録した PC 一覧が表示されます パスワード : 3 章 3 節で設定した PC のパスワードを入力します 送信 : 指定した PC に起動パケットを送信します パスワード変更 : 3 章 3 節で設定した PC のパスワードを変更する場合に押します 5-5
5 対象機器の電源がオンされ OS MagicConnect Client が起動 USB キーのリモートデスクトップクライアントが起動して対象機器に接続されると Windows のログオン画面が表示されます 表示されるまでの時間は対象機器に依存します 図 5-1-10 6 対象機器 ( 操作される側 ) の Windows OS のユーザー名とパスワードを入力することでログオンし 利用できます 5-6
5-2) 電源オフ手順 対象機器の電源をリモートからオフ ( シャットダウン ) して 利用を終了する手順を説明します 電源をオフにするには 以下の 2 通りの方法があります A) スタートメニューの [Windows セキュリティ ] を利用する方法 B) コマンドプロンプトから [shutdown コマンド ] を利用する方法 A) スタートメニューの [Windows セキュリティ ] を利用する方法 1 リモート画面上の [ スタート ] メニューの中の [Windows セキュリティ ] をクリックします 1[ スタート ] ボタンを押す ( リモート画面上 ) 2[Windows セキュリティ ] を選択する 図 5-2-1 クラシック表示の場合 [ スタート ] [ 設定 ] [Windows セキュリティ ] の順で選択 Ctrl + Alt + End キーを同時に押すことでも 同じ操作となります 2 Windows タスクマネージャ画面が表示されますので [ シャットダウン ] [ コンピュータの電源を切る ] を選択します 1[ シャットダウン ] メニューを選択する 2[ コンピュータの電源を切る ] を選択する 図 5-2-2 3 シャットダウンを続行しますか? と聞かれますので はい を選択します 4 MagicConnect Viewer を終了して USB キーを取り外します 5-7
B) コマンドプロンプトから shutdown コマンドを利用する方法 1 コマンドプロンプトを開き コマンド [shutdown -s -f -t 0] を実行します リモートデスクトップ接続では スタートメニューからの電源オフはできません なお 記載のコマンドオプションは一例です [shutdown /?] でヘルプが表示されますので 適当なオプションを指定してください 図 5-2-3 2 MagicConnect Viewer を終了して USB キーを取り外します 5-8
6 章. プログラムのバージョンアップ手順 6-1) では 添付の USB メモリに格納されている MagicConnect Client プログラムをバージョンアップする手順を説明します 6-1)MagicConnect Client のバージョンアップ 1MC3000 の電源ボタンを短く押して 停止させます なお 電源が切れると電源ボタンの色が緑からオレンジに変わります 2MC3000 から USB メモリを取り外し 最新の MagicCoonect Client プログラムがインストールされている PC に挿します 3USB メモリの \sys_mc1.0_client2.4.1r2\magicconnect に格納されている mc_client.exe と同じアイコンのプログラムを PC のフォルダ (MagicConnect Client インストール先 ) からコピーします mc_client.exe が格納されている PC のデフォルトのフォルダとアイコンは以下となります MC2.0 の mc_client.exe が格納されているフォルダ :C:\Program Files\MagicConnect2.0 MC2.0 の mc_client.exe のアイコン : アイコンはバージョンによって若干異なります または 4PC のフォルダからコピーした mc_client.exe を USB メモリの \sys_mc1.0_client2.4.1r2\magicconnect に上書きします 5PC のタスクバーに表示されている ホットプラグ ( ハードウェアの安全な取り外し ) アイコン をクリックして表示された USB デバイスを停止後 安全に取り外します 6 取り外した USB メモリを MC3000 に挿して MC3000 の電源ボタンを押して再起動します 以上でバージョンアップは終了です 6-1
Biz Communicator リモートサービス WakeOnLAN コントローラ (MC3000) 設定手順書 MagicConnect は エヌ ティ ティアイティ株式会社の登録商標です 本マニュアルの MagicConnect に関する記述は エヌ ティ ティアイティ株式会社に原著作権があります ---------------------------------------------------------------------- 発行日 2009 年 08 月 24 日第 1.2 版発行 発行所 NTT コミュニケーションズ株式会社 100-8019 東京都千代田区内幸町 1-1-6 日比谷ビル ---------------------------------------------------------------------