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改定履歴 日付 バージョン 担当 内容 2001.4.1 1.0 西辻順一 最初のバージョン 2002.4.1 1.1 西辻順一 モダリティワークリスト SOP クラスの SCU 機能を追加 2008.9.1 2.0 西辻順一 タイトルを Cappuccino から Cappuc cinoduo に変更 TransferSyntax に Jpeg 及び Lossles sjpeg を追加 2009.10.9 2.1 西辻順一 SOP Class に Multi-frame True Color S econdary Capture Image Storage を追加 Copyright 2001-2009 All Rights Reserved. Version 2.1 October 2009. Printed in Japan. 1

0. まえがき INTRODUCTION... 3 1. 実装モデル IMPLEMENTATION MODEL... 4 1.1 アプリケーション データン データ流れ図... 4 1.2 AE の機能定義... 4 1.3 実世界活動の順序制御... 4 2. AE の仕様 AE SPECIFICATIONS... 5 2.1 Array Cappuccino Duo の仕様... 5 2.1.1 アソシエーション確立の方針... 5 2.1.1.1 概要... 5 2.1.1.2 アソシエーションの数... 5 2.1.1.3 非同期の性質... 5 2.1.1.4 実装識別情報... 5 2.1.2 アソシエーション開始の方針... 5 2.1.2.1 Storage サービスクラス... 6 2.1.2.1.1 関連する実世界活動... 6 2.1.2.1.2 提案されるプレゼンテーション コンテクスト... 6 2.1.2.2 基本ワークリストマネージメントサービスクラス... 8 2.1.2.2.1 関連する実世界活動... 8 2.1.2.2.2 提案されるプレゼンテーション コンテクスト... 8 2.1.2.2.3 モダリティワークリスト管理 SOPクラス固有のコンフォーマンス... 8 2.1.3 アソシエーション受諾の方針... 9 3. 通信プロファイル COMMUNICATION PROFILES... 10 3.1 サポートされる通信通信スタック... 10 3.2 TCP / IP スタック... 10 3.2.1 物理媒体サポート... 10 4. 拡張 / 特殊化 / 私有化 EXTENSIONS/SPECIALIZATIONS/PRIVATIZATIONS... 11 4.1 標準拡張 / 特殊化 / 私有化された SOP... 11 4.2 プライベートな Transfer Syntax... 11 5. 設定 CONFIGURATION... 11 6. 拡張文字セットのサポート SUPPORT FOR EXTENDED CHARACTER SETS... 11 2

0. まえがき Introduction この適合性宣言 (Conformance Statement ) は N E M A (National Electrical Manufacturers Association) が作成した 医療におけるデジタル画像と通信 (Digital Imaging and Communications in Medicine = DICOM) 規格の PS 3.2-1998 に基づき Array Cappuccino Duo による DICOM 実装の適合性について記述するものです 適合性宣言の趣旨により 本書の内容は DICOM レベルでの適合性をできるだけ詳細に記述するものであり 本製品を他の DICOM 機器と接続する際に必要なさまざまな操作や 本製品の操作方法についての説明は対象外とします これらの情報につきましては 本製品付属のユーザーズ マニュアルなどをご参照ください 本書では以下の略称を使用しています AE DICOM PDU SCU SCP SOP SQL TCP/IP UI UID Application Entity Digital Imaging and Communications in Medicine Protocol Data Unit Service Class User Service Class Provider Service-Object Pair Structured Query Language Transmission Control Protocol/Internet Protocol User Interface Unique Identifier 3

1. 実装モデル Implementation model Array Cappuccino Duo は超音波診断装置や内視鏡診断装置などの NTSC ビデオ出力が可能なモダリティ装置のビデオ出力を静止画像もしくは動画像として取得し 指定された Storage SCP へ送り出すゲートウェイです また 検査情報はワークリスト SCP から取得することが可能です 1.1 アプリケーション データ流れ図図 1-1 Array Cappuccino Duo データ流れ図 Local Remote Modality 検査情報検索 ビデオ信号 Array Cappuccino Duo Storage SCP WorkList SCP 1.2 AE の機能定義 Array Cappuccino Duo は DICOM の二次取得画像情報オブジェクトの Storage サービスクラス及び基本ワークリストマネージメントサービスクラスの SCU として動作します Array Cappuccino Duo は一台のワークリスト SCP から検査情報を取得し 一台の Storage SCP に取得した画像を送信します 1.3 実世界活動の順序制御 Array Cappuccino Duo は画像を送信する前に患者情報を必要とします 患者情報の入力方法はキーパッドからの入力 画像から OCR して入力 カードリーダーからの入力 バーコードリーダーからの入力 ワークリスト SCP からの入力のうちのどれか一つです モダリティ装置から画像を複数枚取得した後 キーパッドの操作で取得した画像を Storage SCP に送信します 4

2. AE の仕様 AE specifications 2.1 Array Cappuccino Duo の仕様 Array Cappuccino Duo は以下の SOP クラスの SCU として DICOM V3.0 に準拠しています 表 2-1 Array Cappuccino Duo が SCU としてサポートする SOP クラス SOP Class Name SOP Class UID Secondary Capture Image Storage 1.2.840.10008.5.1.4.1.1.7 Multi-frame True Color Secondary Capture Image Storage 1.2.840.10008.5.1.4.1.1.7.4 Modality Worklist Information model - FIND 1.2.840.10008.5.1.4.31 2.1.1 アソシエーション確立確立の方針 2.1.1.1 概要 Array Cappuccino Duo は 設定された Storage SCP に対してアソシエーションを確立します Array Cappuccino Duo が使用する最大 PDU サイズは Storage サービスが 16K バイトです ワークリストサービスは 16K バイトです 2.1.1.2 アソシエーションの数 Array Cappuccino Duo の Storage サービスが同時に確立することができるアソシエーションの数は 1 です ワークリストサービスのアソシエーションの数は通常 1 です 2.1.1.3 非同期の性質 Array Cappuccino Duo は非同期の処理はサポートしません 2.1.1.4 実装識別情報 Array Cappuccino Duo の実装クラス UID は下記の通りです Implementation Class UID = 1.2.392.200054.30790000.1.0.1 (TransferSyntax が Implicit VR Little Endian の場合 ) もしくは Implementation Class UID = 1.2.392.200054.30790000.2.0.1 (TransferSyntax が Implicit VR Little Endian 以外の場合 ) また 実装バージョン名は下記の通りです Implementation Version name = Cappuccino1.3 (TransferSyntax が Implicit VR Little Endian の場合 ) もしくは Implementation Version name = Cappuccino2.0 (TransferSyntax が Implicit VR Little Endian 以外の場合 ) 2.1.2 アソシエーション開始開始の方針 Array Cappuccino Duo は 次の場合にアソシエーションの開始を要求します 5

Array Cappuccino Duo は キーパッドの操作で一検査を終了すると これまで撮影した画像を設定ファイルの中であらかじめ指定された Storage SCP へ転送するためのアソシエーションを開始しようとします Array Cappuccino Duo は キーパッドの操作で患者 ID を入力し FIND キーを押すと 設定ファイルの中であらかじめ指定されたワークリスト SCP へアソシエーションを開始しようとします 2.1.2.1 Storage サービスクラス 2.1.2.1.1 関連する実世界活動 Array Cappuccino Duo は送信すべき画像があると Storage SCP へアソシエーションをおこないます 一枚の画像の送出が終わるたびにアソシエーションを閉じます 2.1.2.1.2 提案されるプレゼンテーション コンテクスト Array Cappuccino Duo は表 2-2 にあげられたプレゼンテーション コンテクストを Storage SCP 側に提案します 表 2-2 Storage-SCU - 提案されるプレゼンテーション コンテクスト Name Abstract Syntax UID Presentation Context Table Transfer Syntax Role Extended Negotiation Implicit VR Little Endian 1.2.840.10008. 1.2 Secondary Capture Image Storage 1.2.840.10008.5.1.4.1.1.7 JPEG Baseline (Process 1) JPEG Lossless, Non-Hierarchical,Fi rst-order Prediction (Process 14 [Selection Value 1]) 1.2.840.10008. 1.2.4.50 1.2.840.10008. 1.2.4.70 SCU None JPEG Baseline (Process 1) 1.2.840.10008. 1.2.4.50 Multi-frame True Color Secondary Capture Image Storage 1.2.840.10008.5.1.4.1.1.7.4 JPEG Lossless, Non-Hierarchical,Fi rst-order Prediction (Process 14 [Selection Value 1]) 1.2.840.10008. 1.2.4.70 6

表 2-3 Storage-SCU - 送信可能なエレメント IOD Attoribute Tag Remarks ワークリストなし Patient Patient s Name (0010,0010) キーパッド OCR カー ドリーダー等から入力 ない場合は NULL Patient ID (0010,0020) Patient Birth Date (0010,0030) Patient Sex (0010,0040) ワークリストあり ワークリストを使用 General Study Study Instance UID (0020,000D) Auto ワークリストを使用 Study Date (0008,0020) Auto Study Time (0008,0030) Auto Referring Physician s Name (0008,0090) NULL ワークリストを使用 Study ID (0020,0010) Auto Accession Number (0008,0050) NULL ワークリストを使用 General Series Modality (0008,0060) US または ES Series Instance UID (0020,000E) Auto Series Number (0020,0011) Auto Series Date (0008,0021) Auto Series Time (0008,0031) Auto Request Attributes Sequence (0040,0275) なし 一項目のみ >Requested Procedure ID (0040,1001) ワークリストを使用 (0040,0009) ワークリストを使用 ID Description (0040,0007) ワークリストを使用 SC Equipment Conversion Type (0008,0064) DV SC devide Manufacturer (0018,1016) SC device manufacturer s (0018,1018) Array Cappuccino model name SC device Software Version (0018,1019) 1.00 General Image Instance Number (0020,0013) Auto Acquisition date (0008,0022) Auto Acquisition Time (0008,0032) Auto Image Pixel Sample per pixel (0028,0002) 1 または 3 Photometric Interpretation (0028,0004) モノクロの場合 MONOCHROME2 カラーで非圧縮もしくは Lossless の場合 RGB カラーで Jpeg 圧縮の場合 YBR_FULL Rows (0028,0010) 画像の高さ Columns (0028,0011) 画像の幅 Bits allocated (0028,0100) 8 Bits stored (0028,0101) 8 High bit (0028,0102) 7 Pixel Representation (0028,0103) 0 Pixel data (7FE0,0010) Planar Configuration (0028,0006) カラーで非圧縮の場合は 1 Jpeg, Lossless の場合は 0 Pixel Aspect Ratio (0028,0034) Cine Frame Time (0018,1063) Multi-frame の場合に画像一枚あたりのフレーム時間がミリ秒で入る Multiplexed Audio Channels Description Code Sequence (003A,0300) Multi-frame の場合 NULL (Cappuccino Duo は音声を扱わない ) Multi-frame Number of frames (0028,0008) Multi-frame の場合に画像枚数が入る SC Image Data of secondary capture (0018,1012) Auto Time of secondary capture (0018,1014) Auto SC Frame Increment Pointer (0028,0009) Multi-frame の場合に (0018,1063) が入る Multi-frame Image SOP Common SOP Class UID (0008,0016) SOP Instance UID (0008,0018) Auto Specific Character Set (0008,0005) ワークリストを使用 Auto は Cappuccino Duo 内で生成する 7

2.1.2.2 基本ワークリストマネージメントサービスクラス 2.1.2.2.1 関連する実世界活動 Array Cappuccino Duo はユーザーがキーパッドもしくは磁気カードリーダーにより患者 ID が入力されると ワークリスト SCP へアソシエーションをおこないます 2.1.2.2.2 提案されるプレゼンテーション コンテクスト Array Cappuccino Duo は表 2-4 にあげられたプレゼンテーション コンテクストをワークリスト SCP 側に提案します 表 2-4 ワークリスト SCU - 提案されるプレゼンテーション コンテクスト Name Abstract Syntax UID Presentation Context Table Transfer Syntax Role Extended Negotiation Modality Worklist Information model -FIND 1.2.840.10008.5.1.4.31 Implicit VR Little Endian 1.2.840.10008. 1.2 SCU None 2.1.2.2.3 モダリティワークリスト管理 SOP クラス固有のコンフォーマンス モダリティワークリスト SOP クラスの以下のアトリビュートをサポートします 表 2-5 ワークリスト SCU - 対応するアトリビュート IOD Attoribute Tag Matching Key Mapped into Image SOP Common Scheduled Specific Character Set Scheduled Sequence Station AE Title Start Date Start Time Remarks (0008,0005) NULL YES 返ってきた値が NULL 以外の時に使用する ( 但し画面に表示可能な拡張文字セットは6 章を参照 ) (0040,0100) NO シーケンスは一項目 のみ (0040,0001) 設定ファイルで指定可 (0040,0002) 今日 もしくは NULL の指定可 NO NO 画面に表示する場合あり (0040,0003) NULL NO 画面に表示する場合 あり >Modality (0008,0060) US,ES,NULL のどれかを指定可 Description Station Name Location NO (0040,0007) NULL YES 画像の (0040,0275) の シーケンス内に入る (0040,0010) 設定ファイルで指定可 (0040,0011) 設定ファイルで指定可 NO NO 8

Requested Procedure Imaging Service Request Patient Identification Patient Demographic ID Requested Procedure ID Study Instance UID Accession Number Referring Physician s Name (0040,0009) NULL YES 画像の (0040,0275) の シーケンス内に入る (0040,1001) NULL YES 画像の (0040,0275) の シーケンス内に入る (0020,000D) NULL YES (0008,0050) NULL YES 画面に表示する場合 あり (0008,0090) NULL YES Patient s Name (0010,0010) NULL YES 画面に表示する場合あり Patient ID (0010,0020) キーパッド入力 or 磁気カードから入力 YES 画面に表示する Patient s Date Birth (0010,0030) NULL YES 画面に表示する場合 あり Patient s Sex (0010,0040) NULL YES 画面に表示する場合 あり Patient s Weight (0010,1030) NULL YES 2.1.3 アソシエーション受諾受諾の方針 Array Cappuccino Duo はアソシエーションを受諾しません 9

3. 通信プロファプロファイル Communication profiles 3.1 サポートされる通信通信スタック Array Cappuccino Duo は PS3.8 の中で定義される DICOM TCP / IP ネットワーク通信サポートを提供します 3.2 TCP / IP スタック Array Cappuccino Duo は Windows NT 環境においてすでに用意されている TCP / IP スタックを利用します 3.2.1 物理媒体サポート Array Cappuccino Duo は物理媒体として 10Base-T または 100Base-TX をサポートします 10

4. 拡張 / 特殊化 / 私有化 Extensions/Specializations/Privatizations 4.1 標準拡張 / 特殊化 / 私有化された SOP Array Cappuccino Duo は標準拡張 / 特殊化 / 私有化された SOP を使用しません 4.2 プライベートな Transfer Syntax Array Cappuccino Duo はプライベートな Transfer Syntax を使用しません 5. 設定 Configuration 設定についてはシステムの使用説明書をご覧下さい 6. 拡張文字セットのサポート Support for extended character sets Array Cappuccino Duo は VR が SH,LO,ST,PN,LT であるデータ要素について属性特定文字集合 (0008,0005) を指定して拡張文字を使用することがあります 使用する拡張文字セットは ISO 2022 IR 13 と ISO 2022 IR 87 です 11