USER MANUAL V1.0
Welcome & Thank You audient id4 をお買い上げいただき 誠に有難うございます Audient ASP8024 Heritage Edition コンソールのマイク プリアンプ 独立チャンネルの JFET D.I 最高品位の AD/DA コンバーター Audient 独自の Scroll Control id ファミリーの 音質基準 をそのままに バス パワードで実現しました すべてのクリエイター シンガーソングライターが 最初の段階から リリース クオリティ でどこででも録音を始められること それが id4 をデザインするに至ったバックグラウンドでした (by Audient テクニカル ディレクター Tom Waterman 氏 ) id4 は 音楽やサウンドメーキングに携わるクリエイターが 必要とする全ての機能をコンパクトかつ エレガントにまとめた 完全プロ仕様 Creator's Box です 主な特徴 AD/DA コンバーター : 高音質 24-bit / 96kHz AD / DA コンバーター 入力 :Audient コンソールと同じ Class-A マイク プリアンプ搭載 入力 (D.I) 1ch のディスクリート JFET D.I 入力 1 系統 ( ディスクリート JFET 楽器入力 ) ヘッドフォンアンプ : 独立 DAC 採用の高出力アンプ モニターコントロール機能 id ScrollControll Mode(iD スクロールコントロール モード ) USB2.0 対応 ローレイテンシー DSP ミキサー 2
Box Contents パッケージの内容 id4 のパッケージには 以下のハードウェアが同梱されています id4 本体 USB(A-B) ケーブル ソフトウェアやマニュアルは同梱されておりません 下記の web ページからダウンロードしてください ソフトウェア ダウンロード URL https://audient.com/products/audio-interfaces/id4/downloads/ 日本語マニュアル ダウンロード URL http://allaccess.co.jp/audient/id4/ 3
id4 Overview ファンタム電源 ステータスランプ USB ステータスランプ メインメーター マイク プリアンプ GAIN ノブ モニターミックスノブ ボリュームノブ D.I GAIN ノブ スピーカーミュートボタン ID ボタン USB 入力 スピーカー出力 48V ファンタム電源 マイク / ライン入力 D.I 入力 3.5MM ヘッドフォン出力 6.35MM ヘッドフォン出力 4
Quick Start Installation インストール方法 :Mac OSX 動作環境 OS:Mac OS10.7.5 以降 MAC:Intel CPU 1GB RAM 以上 セットアップ 1. id4 の接続 付属の USB ケーブルを使用して id14 を Mac の USB ポートに接続 してください 2. 接続の確認接続が確立されると STATUS LED が点灯します STATUS LED が点灯しない場合は 接続等を確認してください 解決できない場合は ALL ACCESS サポートまでご連絡ください 3. オーディオ設定 i/o デバイスとして正常に認識されているかは Macintosh HD > アプリケーション > システム環境設定で行えます DAW を用いて入出力設定する場合は お手持ちの DAW のデバイス 設定方法を確認してください Macintosh HD > アプリケーション > ユーティリティ 上の Audio MIDI セットアップでも同様に確認と接続設定が可能です ドライバーのダウンロード ( ファームウェアのアップデート時にのみ必要 ) ダウンロード URL: http://audient.com/products/ 製品一覧から id4 を選択し Download のタブをクリックします 5
Quick Start Installation インストール方法 :Windows 動作環境 Windows 7 以降 (32 and 64 bit) Intel Core 2 @ 1.6 GHz or AMD 1 GB RAM 以上 セットアップ 1. 最新 id Windows Driver のダウンロード 最新バージョンの id Windows Driver を 下記 URL からダウンロー ドしてください ダウンロード URL: http://audient.com/products/ 製品一覧から id4 を選択し Download のタブをクリックします 1. id4 の接続 付属の USB ケーブルを使用して id4 を USB ポートに接続してくだ さい 3. id4 の接続 インストーラーをダブルクリックして インストラクションに従ってインストールします 4. PC の再起動 PC を再起動して 全てのドライバーが正常にインストールされたこと を確認してください 6
Quick Start Installation 5. ステータス LED PC との接続が確立されると STATUS LED が点灯します STATUS LED が点灯しない場合は 再度接続を確認してください 解決できない場合は ALL ACCESS サポートまでご連絡ください 接続の再確認を下記のディレクトリから行ってください スタート > コントロールパネル > ハードウェアとサウンド > サウンド 6. id アイコンインストールが完了すると id アイコンが Window の System Tray に追加されます アイコンを右クリックでサンプルレート バッファサイズ レイテンシーセッティングを変更することができます レイテンシーとはデータ送受信時に発生する遅延のことです ミキシング作業時は レイテンシーをʼ Standardʼ バッファサイズを 256 に設定するとをお勧めします レコーディング時は 低レイテンシー 低バッファ設定をお試しください 最低値は PC スペックに合った最適値を設定してください レイテンシー モード Minimum( 最小レイテンシー設定 )1ms Low ( 低レイテンシー設定 )2ms Standard ( 標準レイテンシー設定 )4 ms Relaxed ( 余裕あるレイテンシー設定 )8ms Safe ( 安全なレイテンシー設定 )16ms Extra Safe ( 十分なレイテンシー設定 )32ms 7
Hardware Features マイク入力 ( プリアンプ )& ライン入力 (MIC / LINE 1 ~ 2) id4 のアナログ入力には フラッグシップ コンソール Audient ASP8024 Heritage Edition コンソール直系のマイク プリアンプを採用しました ディスクリートクラス A 回路を採用し 低ノイズで極めて歪みの 少ないサウンドを生み出します その音質はスピード感に溢れ オープンで正確なディティールを再現できることが特徴です 入力端子にはマイク / ラインどちらにも対応できるように Neutrik 製の XLR/TRS コンボ ジャックを採用し ライン信号もパッドされて ( 信号レベルを下げて ) マイク プリアンプ回路を経由します この設計によって 広いレンジの入力信号をオーバーロードすることなく アナログ入力することを可能にしました マイクプリアンプの仕様 58dB のクリーン ゲイン 48V ファンタム電源 ( チャンネル毎 / 10mA) > 2.8k Ω 入力インピーダンスマイクの種類に関わらず パンチのあるサウンドが得られるインピーダンスに設定しました 8
Hardware Features 楽器入力 ( D. I ) D.I 入力端子は JFET ベースのクラス A / ディスクリート デザインの楽器用入力です クラシックな真空管アンプの入力部分をベースにデザインされたこの D.I 入力は リッチなハーモニクスを含んだサウンドを実現します また D.I 入力はマイク プリアンプ入力と独立したチャンネルな ので 例えば歌いながらギターを弾き 同時に録音する事も可能です スピーカー出力 ヘッドフォン出力 ID14 のスピーカー出力 ( バランス接続 ) には Audient のフラッグシップコンソールである ASP8024 と同様の技術を使用しています 出力部のクリーンで リニアなオーディオシグナルはクリティカルなリスニングに最適な音質をスピーカーまで届けます 前面に設けられたヘッドフォン出力端子は 接続するヘッドフォンのインピーダンスの影響を受けにくい ディスクリート高電流型ヘッドフォンアンプを搭載しています ヘッドフォン出力用の独立 DAC を設け 非常に高い音質を確保しています id4は 標準プラグとステレオミニジャックの両方が備わっており 2 基のヘッドフォンを同時駆動することが可能です 9
Hardware Features モニターコントロール Scrol Control モード id14 は Audient の大型コンソールと同等のモニタリング コントロール機能を搭載しています 各モニターの音量は id14 本体のカスタムアルミ製エンコーダーとエンコーダーボタンで操作します エンコーダーを押すと Dim がかかります Dim 状態の時には エンコーダーボタンが点滅します id ボタンには Scroll Control モード がアサインされています エンコーダーにスクロール ホイール機能をアサインし DAW のオートメーションなどの様々な機能へのアクセスが可能になります ( 動作や反応速度は 各ソフトウェアメーカーのスクロール ホイールへの対応性能により異なります ) MONITOR MIX ノブモニター再生する DAW のプレイバック MIX 音と id4 入力音をブレンドする機能です ノブの位置が INPUT 上の塗りつぶされている領域 ( 画像参照 ) に 入ると LED メーター上のラインが MIC/LINE 入力のレベルメーター 下が D.I のレベルメーターとして機能します id4 の入力モニタリングを使用する場合は DAW 上のモニタリング をオフにしてください レイテンシーによる遅れ モニターのダブリング現象が発生します 10
Hardware Features メーター Monitor Pan 5 段階の LED メーターが搭載されています このピークメーター は 信号レベルの表示はデジタルレコーディング用に合わせてあります ボーカル (Ch.1) とアコースティックギター (Ch.2) を同時録音するような場合 それぞれの信号を Pan で左右に振り分けることができます この機能は ヘッドフォンのミックスバランスの調整に役立ちます MUTE スイッチと id ボタンを同時押し ホールドしている時飲み Monitor Pan 機能にアクセスすることができます パンの開き値は LED メーターで確認することが可能です Kensington ロック MUTE ボタン id4 の側面にはケンジントン ロック取付け用の穴があります 学校や設備で使用する際の盗難防止に活用してください MUTE ボタンを押すことで スピーカー出力がミュートされ ヘッドフォンへの切替がスムーズに行えます マイクを用いてボーカルをレコーディングする際は スピーカーからモニター音が出力されているとフィードバックの原因となりますので MUTE スイッチを押すことを強く推奨致します また MUTE スイッチを戻してスピーカーから出力する際 ヘッドフォン側でボリュームを調整していると大音量で出力される恐れがあります MUTE する前のバランスへ音量調整をしてから MUTE を解除してください 11
Troubleshooting 電源が入らない場合 USB ケーブルが正しく接続されているか確認してください お使いの PC/MAC の USB 給電の仕様等を確認してください 技術経験のない方によるテスター等の測定器を使用した計測は絶対に避けてください ケガや破損の危険性があります コンピューターに接続しても音が出ない場合 USB ケーブルが正しく接続されているか確認してください DAW のチャンネル出力設定が id4 にアサインされているか確認してください id ミキサー のフェーダーが上がっているか確認してください id4 が出力デバイスとして設定されているか確認してください Windows の場合 スタートメニュー > コントロールパネル > ハードウェアとサウンド > サウンド Mac の場合 システム環境設定 > サウンド > 出力のタブ > USB デバイス 12
Troubleshooting ファームウェアが最新のバージョンか知りたい場合 メニューバーの HELP から Check for Updates から確認できます アップデートも この画面から行うこともできます ホームページで最新バージョンの情報を確認できます ファイルをダウンロードしてアップデートすることも可能です 13
Specifications マイク プリアンプ (ADC シグナルパスにて測定 ) マイク ゲイン :0 ~ 66 db (+10 db ソフトウェアブースト含む ) ライン ゲイン :-10 to 56 db (-10dB pad) ファンタム電源 :± 48V ± 4V @ 10mA マイク EIN( 等価入力雑音 ):< -126.0 dbu CMRR( 同相信号除去比 ):> 75 db @ 1kHz 最大入力レベル :+12 dbu (0 dbfs digital maximum) 入力インピーダンス ( Mic):2.8k Ω バランス入力インピーダンス (Line):> 8k Ω バランス周波数特性 :± 0.1 db 20Hz to 22kHz @ 最小ゲイン ± 1.0 db 20Hz to 22kHz @ 最大ゲインクロストーク :< -91 dbu THD+N @ 0dBu (1kHz):< 0.0015% (-96.5 dbu) SN 比 :96 db un-weighted, 99 db A-weighted XLR: ピン 2( ホット ) ピン 3( コールド ) ピン 1( シールド ) 1/4 ジャック : チップ ( ホット ) リング ( コールド ) スリーブ ( シールド ) ヘッドフォン出力 / DAC 3 & 4 (AES-17 に基づきヘッドフォン出力にて測定 ) 最大出力レベル :+12dBu デジタル リファレンスレベル :+12 dbu = 0 dbfs 出力インピーダンス :< 30 Ω アンバランス周波数特性 :± 1.0dB 5Hz to Fs/2 クロストーク :-99dBu @ 1kHz & 10kHz THD+N @ -1dBFS(1kHz):< 0.0012% (-98.4dB) ダイナミックレンジ :106dB( 負荷なし ) 108dB(A 特性負荷 ) 1/4 TRSジャック : チップ ( ホット ) リング ( コールド ) スリーブ ( シールド ) USB2.0 HIGH SPEED バスパワー駆動 : 500mA @ 5V 425mA @ 5V ( ファンタム電源無し ) D.I 入力 D.I ゲイン :-5 to +45dB (+10dB ソフトウェア上のブースト使用時 ) 最大入力レベル :+8 dbu (0.6% THD) 入力インピーダンス :> 500k Ω アンバランス周波数特性 :+/-0.1dB 20Hz to 22kHz THD+N @ 0dBu(1kHz):< 0.05% SN 比 :87dB 90dB(A 特性負荷 ) 1/4 ジャック : チップ ( ホット ) スリーブ ( シールド ) 最大合計入力チャンネル数 : アナログ 2 最大合計出力チャンネル数 : アナログ 2 DSP ミキサーレイテンシー : ラウンドトリップ 44.1kHz 1.660ms 48.0kHz 1.531ms 88.2kHz 0.844ms 96.0kHz 0.771ms ADC ライン入力 ( マイクプリアンプスルー状態にて AES-17 に基づき測定 ) 最大入力レベル :+12 dbu (0 dbfs digital maximum) デジタル リファレンスレベル :+12 dbu = 0 dbfs 周波数特性 :± 0.1 db 10Hz to Fs/2 (flat to nyquist) クロストーク :-100 dbu @ 1kHz & 10kHz THD+N @ -1dBFS(1kHz):< 0.001% (-100dB) THD+N @ -6dBFS(1kHz):< 0.0011% (-99.1 db) ダイナミックレンジ : 112dB( 負荷なし ) 114dB(A 特性負荷 ) DAC 出力 (1 ~ 2 / AES-17 に基づきライン出力にて測定 ) 最大出力レベル :+12dBu デジタル リファレンスレベル :+12 dbu = 0 dbfs 出力インピーダンス :< 100 Ω 周波数特性 :10Hz ~ Fs/2(± 0.1dB) クロストーク :-104dBu @ 1kHz & 10kHz THD+N @ -1dBFS(1kHz):< 0.0015% (-96.5 db) ダイナミックレンジ :112dB( 負荷なし ) 115dB(A 特性負荷 ) 1/4 ジャック : チップ ( ホット ) リング ( コールド ) スリーブ ( シールド ) 14
audient 日本輸入総代理店 490-1116 愛知県あま市本郷三反地 21 E-mail:audient@allaccess.co.jp www.allaccess.co.jp/audient/