資料 4 特別特定無線設備の 範囲拡大について 一般社団法人電子情報技術産業協会 社会システム事業委員会 特定小電力無線システム専門委員会

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別表第 5 号 1. 技術基準適合証明手数料 1.1 証明規則第 6 条の規定による申込みの場合 ( 申込設備を提出する場合 ) ( 単位 : 円 ) 特性試験特性試験証明ラベル 種別第 2 条第 1 項第 1 号の4 最初の 1 台目 2 台目以降費用 証明料 (1 台あたり ) (1 台あたり

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Specific Radio Equip list with Type&Ref No_JP

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我が国の電波の使用状況 ( 整理基準 ) (1) 本資料は 電波法において 電波 と定義されている 3000GHz 以下の電波について 我が国における周波数帯ごとの使用状況を図示したものです (2) 各周波数帯において複数の用途がある場合は 代表的なものを記載しています また 多段になっているものは

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小電力セキュリティシステム等の高度化に向けた技術的条件の検討 一の送信 一の送信 送信休止送信休止 3 秒以内 技術進歩による機器要求条件の高度化 2 秒以上 時間 現行のシステムの概要と課題 課題 1: 機器の小型化 課題 2: 送信時間制限 テレメーター テレコントロール用無線モシ ュール高さ

平成25年度電波の利用状況調査の評価について

スライド 1

日本の電気通信機器の技術基準について

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2018年1月1日以降に公示されたの電波法関係主要告示等

規格会議の結果

電波型式を決める規則 電波型式は アルファベット 数字 ( 例外もあります ) アルファベット の 3 文字で構成され それぞれの 文字の意味は 次の表のとおりです 第 1 文字第 2 文字第 3 文字 主搬送波の変調の型式主搬送波を変調する信号の性質伝送情報の型式 無変調 N 変調信号無し 0 無

1. 業務用無線の主な利用分野 業務用無線の主な利用分野 150MHz 260MHz 及び 400MHz 帯 ( 自営系陸上移動通信 ) 公共業務国民の安全や人命 財産の保護 ( 保全 ): 警察 消防 / 救急 防災 電気 ガス 水道 鉄道 道路 ( ライフライン ) など 一般業務 各種業務専用

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国内周波数分配の脚注 J1 8.3kHz 未満の周波数の割当ては 8.3kHz 以上の周波数帯を使用する業務に有害な混信を生じさせないことを条件とする J2 気象援助業務によるこの周波数帯の使用は 受信用に限る 当該周波数帯において 気象援助業務の局は 2013 年 1 月 1 日前に無線通信局に通

電波法関係審査基準 ( 平成 13 年 1 月 6 日総務省訓令第 67 号 ) の一部を改正する訓令案新旧対照表 ( 下線部は変更箇所を示す ) 改正案 現行 別紙 2 ( 第 5 条関係 ) 無線局の目的別審査基準 別紙 2 ( 第 5 条関係 ) 無線局の目的別審査基準 第 1 ( 略 ) 第

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航空無線航行システム (DME) 干渉検討イメージ DME:Distance Measuring Equipment( 距離測定装置 ) 960MHz から 1,215MHz までの周波数の電波を使用し 航空機において 当該航空機から地表の定点までの見通し距離を測定するための設備 SSR:Secon

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資料 STL/TTL 作 5-3 報告書作成に向けた検討提案 株式会社 NHK アイテック 株式会社日立国際電気

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第5章ICT分野の基本データ276 2 無線局 我が国の無線局数は 26 年以降 一貫して増加傾向 217 年度末における無線局数 (PHSや無線 LAN 端末等の免許を要しない無線局を除く ) は 2 億 3,445 万局 ( 対前年度比 7.9% 増 ) うち携帯電話端末等の陸上移動局は2 億

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資料 2028-AHG-3-2 情報通信審議会情報通信技術分科会公共無線システム委員会技術的条件作業班既存放送業務との検討アドホックグループ 検討用資料 平成 21 年 12 月 9 日 1

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WRC-03の結果概要

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150MHz 帯デジタルデータ通信設備のキャリアセンスの技術的条件 ( 案 ) 資料 - 作 4-4

(1000 字を超える長文のため 以下に主な意見趣旨を抜粋 ) 150MHz 帯生体検知通報システムについて 山岳救助用を含めて 142.5~ MHz と ~146.99MHz としたらどうか 登山者検知通報システムについては時間的なチャネル共用が可能のため 当該システムにお

無線局免許 ( 無線局の免許手続き ) 免許の申請用電波を利用するためには 無線設備などを備えた無線局を開設することが必要となり 無線局を開設するためには 原則総務大臣の免許を受けることが必要 この際に 技術基準適合証明等を取得した無線設備の免許申請手続については 包括免許制度や免許手続きの簡略化と

面は 水平 垂直及び円偏波 ( 右旋及び左旋 ) であること ( キ ) 800MHz 帯の周波数の電波を使用する無線局については 下図以上の特性のフィルターを挿入すること ( キ ) 1,000MHz 以上の電波を使用する無線局の送信空中線の最大輻射の方向は 次に掲げる区分に従い それぞれに掲げる

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他無線システムとの干渉検討とラボ内試験の実施方法について

資料 920 作 MHz 帯小電力無線システムの高度化に係る技術基準の見直し ( 案 ) 狭帯域の周波数使用方法 電波の型式の追加 送信時間制限の緩和 空中線利得の見直し

ARIB NEWS No.1133

収 印紙 無線局免許申請書平成年 (50W 以下の局の申請 数料は収 印紙 4,300 円です ) (50W 超の局の申請 数料は収 印紙 8,100 円です ) 関東 総合 通信 局 殿 申請者住所 ( 社団の名称 ) 名 ( 社団の場 合は代表者名 ) 印 無線局 ( アマチュア局 ) を開設し

アマチュア局の無線設備等の変更申請 ( 届 ) 書 平成年 関東総合通信局 殿 申請者 住所 ( 社団の名称 ) 名 ( 社団の 場合は代表者名 ) 印 無線局 ( アマチュア局 ) の下記の事項を変更したい ( した ) ので 別紙の書類を添えて申請 ( 届出 ) します 記 (1) 指定事項 電

第二世代小電力データ通信システム/ワイヤレスLANシステム標準規格

技術協会STD紹介

参考資料 3-11 MCA との周波数共用検討

資料1-2 5GHz帯無線LANの周波数拡張に係る技術的条件の検討開始

2 電波政策ビジョン懇談会 の開催( 平成 26 年 1 月 ~12 月 ) 無線通信の更なる高度化へのニーズと期待が高まる中で 進展する技術を活用しつつ有限希少な電波を最適な形で有効利用できる制度 政策を整えることにより 電波の公平かつ能率的な利用の確保を図る重要性が益々高まっている状況を踏まえ

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1. 電波防護に関する規制 の現状について

[資料 ワTF3-5]電波監視の現状と課題

15群(○○○)-8編

資料 UWB 作 1-3 情報通信審議会情報通信技術分科会陸上無線通信委員会 UWB 無線システム屋外利用検討作業班 ( 第 1 回 ) 2018 年 6 月 15 日 UWB 無線システムに関する海外動向 FMMC 一般財団法人マルチメディア振興センター 1

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付録資料 付録 1 国内周波数分配の脚注 付録 2 国際周波数分配の脚注 付録 3 平成 28 年度電波の利用状況調査の調査票

別紙 -1 国土交通省デジタル陸上移動通信システム 点検基準 ( 案 ) 及び点検業務積算基準 ( 案 )

3. 電子申請手順 3-2. 申請データの新規作成 ここでは 固定局の場合の再免許申請の入力手順について説明します まず 再免許申請に必要な無線局再免許申請書 無線局事項書及び工事設計書の入力の順番と階層構造を以下に記します 再免許申請では 工事設計書の提出は省略可能なため 本ガイドブックでは説明を


調査研究の概要 報告書第 Ⅱ 編 (3 頁 ~) Copyright (C) Mitsubishi Research Institute, Inc. 2

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地局装置を介して位置情報管理サーバに伝えられ 位置情報として地図上に表示することができます 利用イメージを図 2 に示します 図 2 業務用無線システムの利用イメージ 3. 中継無線システムの開発 (1) 開発の背景中継伝送路を救済する既存の災害対策用無線システムでは 156 Mbit/s または

Multi Series Multi Series 2

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無線局事項書及び工事設計書 整理番号 1 申請 ( 届出 ) の区分 開設 変更 2 免許の番号 A 第号 3 呼出符号 4 欠格事由 有 無 5 申 氏名 社団 ( クラブ )/ 個人の別 フリガナ 社団 ( クラブ ) 局名 6 工事落成の予定期日 日付指定 :... 予備免許の日から 月目の日

点検基準・積算基準(案)デジタル陸上移動通信システム

日本国内で無線 LAN アダプターおよび Bluetooth アダプターをご使用になる場合の注意 本製品が装備する無線アダプターは 電波法および電気通信事業法により技術基準認証を下記のとおり取得しています 本製品に組み込まれた無線設備を他の機器で使用する場合は 当該機器が上記と同じく認証を受けている

不必要な電波 ( 不要電波 ) をできる限り低減させるため 平成 17 年に無線設備のスプリアス発射の強度について 許容値の改正が行われました 詳細は 総務省の電波利用ホームページをご覧下さい

UWB(Ultra Wide Band: 超広帯域 ) 無線システムについて UWB 無線システムの概要 UWB 無線システムとは : 非常に広い帯域幅にわたって電力を拡散させて 数百 Mbps 規模の高速通信を可能とする無線システム 電力 (W/MHz)

電気通信事業法の技術基準 1( 端末設備 ) ( 目的 ) 第一条この法律は 電気通信事業の公共性にかんがみ その運営を適正かつ合理的なものとするとともに その公正な競争を促進することにより 電気通信役務の円滑な提供を確保するとともにその利用者の利益を保護し もつて電気通信の健全な発達及び国民の利便

第1種映像伝送サービスの技術参考資料

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外為令別表の 8 の項 ( 省令第 20 条第 1 項及び第 2 項 ) 外為令別表の 8 の項 ( 省令第 20 条第 1 項及び第 2 項 ) パラメータシート [ 電子計算機に係る技術 ] 提供技術名 : Microsoft Internet Explorer 作成者又は提供者 : Micro

3.7GHz 帯, 4.5GHz 帯の検討


                                  資料 ○

報道資料

市町村デジタル移動通信システム(SCPC/4値FSK方式)標準規格

第2章

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1 手引きをご利用いただくにあたっての留意点 手引きは 電波環境協議会医療機関における電波利用推進部会 での検討で得られた情報を基に 医療機関において安心 安全に電波を利用するための環境整備に役立つよう なるべく分かりやすい形で情報提供を行うものです 平成 28 年 4 月現在の情報を基に作成された

1. 電 利 用 について

7.情報・通信、放送分野

平成 30 年度事業報告 一般財団法人自治体衛星通信機構 当機構は 地方公共団体等において通信衛星を共同利用するための設備を設置し 運用することによって 防災情報及び行政情報の伝送を行うネットワークの整備促進を図り もって地域社会における情報通信の高度化及び地域の振興に寄与することを目的として平成

ARIB NEWS No.822

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資料 ISDB-T SB 信号から FM 受信機への干渉実験結果 1 実験の目的および方法 実験の目的 90~108MHz 帯のISDB-T SB 信号からFM 放送波への影響について干渉実験を行う 実験方法 FM 放送波を 89.9MHz に ISDB-T SB 信号を 90~10

携帯電話等加入数の推移 1 百万 ) 年 9 月末現在加入数 ( 人口普及率 ) 携帯電話及びBWA 合計 ( グループ内取引調整後 ): 約 15,509 万加入 (121.0%) 携帯電話及びBWA 合計 ( 単純合算 ): 約 17,911 万加入 (139.

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電波利用の安全性の確保 電波防護に関する規制の現状 我が国の電波利用は質 量ともに飛躍的に発展 安心して電波を利用できる環境の整備がますます重要 基地局や放送局 携帯電話端末などの無線設備から発射される電波について 安全基準 ( 電波防護指針 ) を定め それに基づき電波法令により安全性を確保 なお

1. 当コンファレンスについて キーワードを つながる としたとき あらゆる機器をネットワークに接続するには 電波を利用する機器や電気通信事業者のネットワークを利用する機器が欠かせません つながる には我が国の技術基準への適合が求められ 技術基準認証制度の重要性が高まります 今回は 総務省から無線設

背景 スマートフォンやタブレットとインターネットの普及により いつでも どこでも 高速のインターネット環境を利用したいという社会ニーズが顕在化し 高速走行する列車と地上間の高速通信環境の実現に向けた研究開発が各所で実施されています 最近では旅客サービス以外にも 走行車両内の防犯カメラ映像や営業車によ


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資料 4-1 海外における特定ラジオマイク等の使用実態及び動向調査結果 ( 中間報告案 ) 技術検討部会 1

3.7GHz 帯, 4.5GHz 帯の検討

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目次 1 電波法の概要 2 (1) 電波監理の必要性 3 (2) 基準認証制度の概要 8 (3) 技適マークの表示 16 (4) 認証取扱業者の義務等 21 2 市場監視 不適合機器への対応 24 (1) 特定無線設備の市場調査の概要 25 (2) 微弱無線設備登録制度 31 3 外国との相互認証協

Transcription:

資料 4 特別特定無線設備の 範囲拡大について 一般社団法人電子情報技術産業協会 社会システム事業委員会 特定小電力無線システム専門委員会

特別特定無線設備と自己確認制度 2/9 特定無線設備と特別特定無線設備の申請手続 特定無線設備と特定特別無線設備 対象となる無線設備 特定無線設備 特別特定無線設備 制度の種類 技術基準適合証明 工事設計認証 技術基準適合自己確認 申請者 製造業者販売等業者一般利用者 製造業者販売等業者 製造業者販売等業者 実施者 登録 ( 承認 ) 証明機関 製造業者 輸入業者 証明の実施 認証の実施 自己確認の実施 制度の実施 制度への適合を確認 制度に適合した設備 適合表示無線設備

欧州における自己適合宣言 :R&TTE(1) 公共性の高いもの ( 公共 国家セキュリティ 防衛 運輸など ) は除外 R&TTE の自己適合宣言適用対象 対象機器 (1) 公衆通信網に何等かの手段で直接または間接的に接続され得る 通信を可能とする製品またはその部品. (2) 地上あるいは宇宙通信に割り当てられているスペクトラムを利用した電波を送信または受信することによって通信が可能な製品及び関連する構成部品. ( 電波 :9kHz~ 3,000GHz で空間を伝播する電磁波.) 機器例 : 携帯電話, コードレス電話, 無線 LAN 機器, カーキーレスエントリー等 (3) 部分的に以下の指令に含まれる機器についても適用. 医療用機器 / 埋込式能動医療用機器 / 輸送手段 / 二輪 三輪車の部品もしくは構成装置 Radio + EMC + LVD 全ての機器に適用 ( 指令第 3 条 -1) 健康および安全 (LVD 含む ) EMC LVD: 低電圧指令 無線機器のみに適用 ( 指令第 3 条 -2) 周波数および軌道資産の有効利用 適用除外 (1) 公共セキュリティや防衛 国家セキュリティ関連機器. (2) 指令付則書 Ⅰ に記載された機器 必須要求事項 + 4/9 1 一般市場では販売されないアマチュア無線機器やキット 部品 2 海上無線機器 (96/98/EEC) 3 ケーブル及び配線 4 音声及びテレビジョン放送受信装置 ( ラジオ テレビ ) 5 民間航空分野での製品 機器 構成部品 (EEC No.3922/91) 6 航空交通管制機器 システム (93/65/EEC) 機器例 :AM ラジオ FM ラジオ テレビ BS 受信機 VTR ラジカセ 船舶関連無線機器 航空関連無線機器 航空交通管制機器等 欧州委員会の決定によるもの ( 指令第 3 条 -3) (a) ネットワーク経由での機器の相互接続 (b) ネットーワークへの危害 誤用の防止 (c) プライバシー保護 (d) 丌正利用対策 (e) 緊急サービスアクセス (f) 障害者支援 ( 該当する欧州委員会決定が存在する場合 )

欧州における自己適合宣言 :R&TTE(2) 欧州 : 選択可能な適合性評価手続きとその概要 5/9 受信専用無線機器 送信可能な無線機器 ( 整合規格を利用する場合 ) 送信可能な無線機器 ( 整合規格が存在しない場合 ) ANNEX Ⅱ ANNEX Ⅲ ANNEX Ⅳ ANNEX Ⅴ (NB の関不丌要 ) TCF (Technical Construction File) 作成および保管 NB (Notified Body) のレビュー CE マーキング表示 (NB 番号必須 ) 全てのR&TTE 機器に適用可 ANNEX Ⅱ 適合宣言書 CEマーキング表示 文字文書の作成および保管 (NB の関不丌要 ) 適合宣言書 CE マーキング表示 文字文書の作成および保管 無線試験一式の実施 場合によっては NB 関不 (CE マーキングに NB 番号表示 ) ANNEX Ⅳ ANNEX Ⅲ ただし 送信可能な無線機器以外にのみ適用可 ただし 送信可能な無線機器にのみ適用可 ANNEX Ⅴ 当該製品に関する情報と品質システムの資料のNBへの提出 NBによる品質システムの認可とその後の監査 品質システムの認可に関する情報の保管 CEマーキング表示(NB 番号必須 ) 全ての R&TTE 機器に適用可 <CE マーク > < 機器クラス識別マーク >

欧州における自己適合宣言 :R&TTE(3) 課題 : 丌適合機器の市場流出抑制手段の確立 6/9 具体的な取り組み 1. 市場における丌適合機器の監視 2 つの取り組み姿勢 1) 自発的な市場監視の実施 (pro-active) 2) 苦情を受けての実施 (complaint driven) 国内市場における安全規格調査 市場監視の厳しいドイツでも約 3 割の機器が丌適合 2. 社会的責任 ( 社会に対して果たすべき責任 ) 準拠しなければ社会的に批判され ビジネスの継続が困難になるなど 抑制手段の確立 : 実効的な監視と制裁が重要

自己確認制度の範囲拡大について (1) 免許丌要局への拡大の検討 7/9 拡大の考え方 : 公共性 ( 公共 国家セキュリティ, 放送, 運輸など ) を考慮し 影響度を最小にする必要がある 影響度を考慮しながら送信電力の低い免許不要局から検討 特定無線設備 ( 特定無線設備の技術基準適合証明等に関する規則第 2 条 ) 1. 免許丌要局 市民ラジオ コードレス電話 2.4GHz 帯高度化小電力データ通信システム (2,400~2,483.5MHz) 2.4GHz 帯小電力データ通信システム (2,471~2,497MHz) 5.2, 5.3GHz 帯小電力データ通信システム 5.6GHz 帯小電力データ通信システム準ミリ波帯小電力データ通信システム 5GHz 帯無線アクセスシステム用陸上移動局 ( 空中線電力 0.01ワット以下 ) デジタルコードレス電話 PHS 陸上移動局 狭域通信システム用陸上移動局狭域通信システム用試験局 超広帯域 (UWB) 無線システム 小電力セキュリティー 特定小電力無線局 ( テレメータ テレコントロール及びテ ータ伝送 医療用テレメータ 体内植込型医療用テ ータ伝送 無線呼出 ラシ オマイク 補聴援助用ラシ オマイク 無線電話 音声アシスト用無線電話 移動体識別 ミリ波レータ ミリ波画像伝送及びミリ波テ ータ伝送 移動体検知センサー 国際輸送用テ ータ伝送設備 など ) 進め方 : JEITA 特定小電力無線システム専門委員会 無線関連機関 (ARIB など ) と連携し検討を実施する

自己確認制度の範囲拡大について (2) 8/9 2. 特定無線局 ( 包拢免許対象局 ) ( ご参考 ) 包拢免許対象局 簡易な免許手続 MCA( 陸上移動局 ) 加入者系多方向用移動局 空港 MCA 5GHz 帯無線アクセスシステム用陸上移動局 Ku 帯 VSAT 地球局 5GHz 帯無線アクセスシステム用陸上移動局 (0.2マイクロワット以下) Ka 帯 VSAT 地球局 1500MHz 帯デジタルMCA( 陸上移動局 ) TDMA 方式 (800MHz/1500MHz 帯 ) 携帯無線通信用陸上移動局 800MHz 帯デジタルMCA( 陸上移動局 ) CDMA 方式携帯無線通信用陸上移動局 携帯移動衛星通信用地球局 ( 対地静止 )(N-STAR) W-CDMA 方式携帯無線通信用陸上移動局 携帯移動衛星通信用地球局 ( 非静止 )( イリジウム ) CDMA2000 方式携帯無線通信用陸上移動局 インマルサット携帯移動地球局 W-CDMA(HSDPA) 方式携帯無線通信用陸上移動局 ESV 携帯移動地球局 ( 船上地球局 ) CDMA2000(1x EV-DO) 方式携帯無線通信用陸上移動局 ルーラル加入者無線 (2GHz 帯 5W 以下 ) TD-CDMA 方式携帯無線通信用陸上移動局 60GHz 帯高速無線回線用多方向陸上移動局 TD-SCDMA 方式携帯無線通信用陸上移動局 航空移動衛星通信システム 携帯移動衛星データ通信用地球局 ( 対地静止 )( オムニトラックス ) デジタル空港無線通信用陸上移動局 ( 設備規則第 49 条の15の2 第 1 項 ) 携帯移動衛星データ通信用地球局 ( 非静止 )( オーブコム ) 3. その他 ( 簡易な免許手続 ) MCA( 指令局 ) SSB( 航空無線電話 ) 特定ラシ オマイク海上移動業務用 DSB F1B, C,D,E,F,N,X 電波又はG1B,C,D,E,F,N,X 電波単一通信路陸上移動局又は携帯局 50W 以下 F2A, B, C, D, N, X 電波又は F3E 電波単一通信路陸上移動局又は携帯局 50W 以下 SSBを使用する無線局 50W 以下 F2A, B, C, D, N, X 電波又は F3C, E 電波 54MHz 超 70MHz 以下 142MHz 超 162.0375MHz 以下 335.4MHz 超 470MHz 以下 810MHz 超 960MHz 以下 1215MHz 超 2690MHz 以下の無線局 50W 以下 加入者系対向用移動局テレメーター用等の固定局非常警報用固定局 22GHz 帯固定局 1500MHz 帯デジタル MCA( デジタル指令局 ) 800MHz 帯デジタル MCA( デジタル指令局 ) 5GHz 帯無線アクセスシステム用基地局 5GHz 帯無線アクセスシステム用基地局 (0.2 マイクロワット以下 )

自己確認制度の範囲拡大について (3) 9/9 ( ご参考 ) その他 ( 簡易な免許手続 ) つづき 3. その他 ( 簡易な免許手続 ) つづき 無線標定 (A2N,N0N 又はP0N 電波 10.525GHz 又は24.2GHz 0.1W) 5GHz 帯無線アクセスシステム用陸上移動中継局 ラジオ ブイ ( 設備規則第 49 条の4の無線設備 ) 5GHz 帯無線アクセスシステム用陸上移動中継局 (0.2マイクロワット以下) 気象援助局 ( ラシ オソ ンテ 及び気象用ラシ オ ロホ ット ) PHS 基地局 パーソナル無線 (900MHz 帯 5W PHS 試験通信用無線局等 簡易無線 (150MHz 帯又は400MHz 帯 5W 以下 ) PHS 試験局 小エリア簡易無線 (347.7MHz 超 351.9Mhz 以下 1W 以下 ) 38GHz 帯固定局 無線操縦用簡易無線 (27MHz 帯 1W 以下 ) RZSSB 50GHz 帯簡易無線局 30mW 周波数自動選択 RZSSB 構内無線 ( 設備規則第 49 条の9の無線設備 ) 周波数追従 RZSSB TDMA 方式 (800MHz/1500MHz 帯 ) 携帯無線通信用基地局等 狭帯域デジタル CDMA 方式携帯無線通信用基地局等 周波数自動選択狭帯域デジタル W-CDMA 方式携帯無線通信用基地局等 周波数追従狭帯域デジタル CDMA2000 方式携帯無線通信用基地局等 車両感知用無線標定陸上局 W-CDMA(HSDPA) 方式携帯無線通信用基地局等 道路交通情報ビーコン CDMA2000(1x EV-DO) 方式携帯無線通信用基地局等 設備規則第 48 条第 1 項のレーダー ( 第 3 種レーダー ) TD-CDMA 方式携帯無線通信用基地局等 設備規則第 48 条第 4 項のレーダー ( 第 4 種レーダー ) TD-SCDMA 方式携帯無線通信用基地局等 60GHz 帯高速無線回線用基地局 アマチュア無線 60GHz 帯高速無線回線用対向陸上移動局 加入者系多方向用基地局 狭域通信システム用基地局 1.9GHz 帯端末用固定局 18GHz 帯基地局等 ( 周波数分割復信方式又は時分割復信方式 ) 1.9GHz 帯基地局用固定局 18GHz 帯陸上移動局 (4 相位相変調等 ) 1.9GHz 帯中継用固定局 18GHz 帯基地局 陸上移動中継局 ( 信号伝送速度 :6 メガビット以上 ) 1.9GHz 帯試験用無線局市町村デジタル防災無線通信用固定局デジタル空港無線通信用陸上移動局 ( 設備規則第 49 条の15の2 第 1 項及び第 2 項 ) 18GHz 帯電気通信業務用固定局 18GHz 帯公共業務用固定局