改正労働基準法

Similar documents
改正労働基準法

Taro-"㕕å−´å…“å�ºæºŒæ³Łã••æœ•çµ‡.jtd

改正労働基準法

H30管理の手引きcs5.indd

(3) 始業 終業時刻が労働者に委ねられることの明確化裁量労働制において 使用者が具体的な指示をしない時間配分の決定に始業及び終業の時刻の決定が含まれることを明確化する (4) 専門業務型裁量労働制の対象労働者への事前通知の法定化専門業務型裁量労働制の導入に当たり 事前に 対象労働者に対して 1 専

第 6 章賃金 本規程例と異なり 賃金に関する事項については 就業規則本体とは別に定めることも できます その場合 別に定めた規程も就業規則の一部になりますので 所轄労働基準監 督署長への届出が必要となります ( 賃金の構成 ) 第 29 条賃金の構成は 次のとおりとする 基本給 家族手当通勤手当

基発第 号

2019-touren1-1

<4D F736F F D E7793B18E968D A590B38AA98D DB A89638BC68F8A816A2E646F63>

労働時間の適正な把握のために.indd

Microsoft Word 第二弾【公開版】改正育介法Q&A

PowerPoint Presentation

第 1 章育児休業 第 1 条 ( 対象者 ) 生後 1 年未満 ( 第 5 条による育児休業の場合は 1 歳 6 ヶ月 ) の子と同居し養育する従業員であって 休業後も引き続き勤務する意思のある者は 育児のための休業をすることができる ただし 日々雇用者 期間雇用者 ( 申出時点において雇用期間が

申出が遅れた場合は 会社は育児 介護休業法に基づき 休業開始日の指定ができる 第 2 条 ( 介護休業 ) 1 要介護状態にある対象家族を介護する従業員 ( 日雇従業員を除く ) 及び法定要件を全て満たした有期契約従業員は 申出により 介護を必要とする家族 1 人につき のべ 93 日間までの範囲で

士業PDF

025 of 訪問介護員のための魅力ある就労環境づくり

2. 使用者は 労働者を解雇しようとする場合においては 少なくとも30 日前にその予告をしなければならない 30 日前に予告をしない使用者は 30 日分以上の平均賃金を支払わなければならない 但し 天災事変その他やむを得ない事由のために事業の継続が不可能となった場合又は労働者の責に帰すべき事由に基づ

公益社団法人松戸市シルバー人材センター臨時職員就業規程 ( 目的 ) 第 1 条この規程は 公益社団法人松戸市シルバー人材センター ( 以下 センター という ) の臨時に雇用する者 ( 以下 臨時職員 という ) の就業に関して必要な事項を定めるものとする ( 定義 ) 第 2 条この規程において

この冊子を手に取っている皆さんへ

貨物自動車運送事業のモデル三六協定およびその届 様式第 9 号 ( 第 17 条関係 ) 時間外労働休日労働に関する協定届 事業の種類 事業の名称 事業の所在地 ( 電話番号 ) 貨物自動車運送事業 新宿運輸株式会社 新宿区西新宿 ( ) 延長することができる時間

2 就業規則について 労働条件は個別に労働者に説明しているため 就業規則は作成していない 常時雇用している労働者が 10 人未満の場合は除く 就業規則について 使用者が一方的に作成しており 労働者からの意見は聴いていない 就業規則を作っているものの 担当者が管理しており 労働者が自由に見られるように

中央教育審議会(第119回)配付資料

<4D F736F F D2088EA94CA8E968BC68EE58D7393AE8C7689E E646F6378>

【全文】就業規則(今井保育園H29.1.1)

kentei_kakomon_2kyu_

ただし 日雇従業員 期間契約従業員 ( 法に定める一定の範囲の期間契約従業員を除く ) 労使協定で除外された次のいずれかに該当する従業員についてはこの限りではない (2) 週の所定労働日数が2 日以下の従業員 (3) 申出の日から93 日以内に雇用関係が終了することが明らかな従業員 2 要介護状態に

社内様式 2 育児 介護 休業取扱通知書 平成年月日 会社名 あなたから平成年月日に 育児 介護 休業の 申出 期間変更の申出 申出の撤回 がありました 育児 介護休業等に関する規則 ( 第 3 条 第 4 条 第 5 条 第 7 条 第 8 条及び第 9 条 ) に基づき その取扱いを下のとおり通

(案)

育児休業申出書式例

4-1 育児関連 育児休業の対象者 ( 第 5 条 第 6 条第 1 項 ) 育児休業は 男女労働者とも事業主に申し出ることにより取得することができます 対象となる労働者から育児休業の申し出があったときには 事業主は これを拒むことはできません ただし 日々雇用される労働者 は対象から除外されます

( 休憩時間 ) 第 3 条 任命権者は 1 日の勤務時間が 6 時間を超える場合においては 少な くとも45 分 8 時間を超える場合においては 少なくとも1 時間の休憩時間を それぞれ所定の勤務時間の途中に置かなければならない 2 前項の休憩時間は 職務の特殊性又は当該公署の特殊の必要がある場合

める手当の月額に育児短時間換算率を乗じて得た額 (50 円未満の端数がある場合はこれを切り捨て 50 円以上 100 円未満の端数がある場合はこれを 100 円に切り上げる ) とする ( 初任給調整手当 ) 第 5 条育児短時間勤務をしている教職員の初任給調整手当の額は 給与規程第 13 条第 3

第 11 条育児休業を終了して復帰する教職員の年次有給休暇については 理事長が別に定める ( 育児短時間勤務 ) 第 12 条小学校就学の始期に達するまでの子と同居し 当該子を養育する教職員が申し出た場合には 当該子がその始期に達するまで 当該教職員の所定勤務時間を 6 時間とすること ( 以下 育

就業規則への記載はもうお済みですか

< F2D8BCE96B18E9E8AD481438B7889C993998B4B92F F3132>

題名

パートタイマー就業規則

第22回規制改革会議 資料3

社内様式 2 育児 介護 休業取扱通知書 あなたが平成年月日にされた 育児 介護 休業の申出について 育児 介護休業等に関する規則 第 3 条 第 7 条 に基づき その取扱いを下のとおり通知します ( ただし 期間の変更の申出があった場合には下の事項の若干の変更があり得ます ) 1 休業の期間等

第 4 条育児短時間勤務をしている職員の産業医手当の額は 給与規程第 12 条に定める手当の月額に育児短時間換算率を乗じて得た額 (50 円未満の端数がある場合はこれを切り捨て 50 円以上 100 円未満の端数がある場合はこれを 100 円に切り上げる ) とする ( 扶養手当 ) 第 5 条育児

改正要綱 第 1 国家公務員の育児休業等に関する法律に関する事項 育児休業等に係る職員が養育する子の範囲の拡大 1 職員が民法の規定による特別養子縁組の成立に係る監護を現に行う者 児童福祉法の規定により里親である職員に委託されている児童であって当該職員が養子縁組によって養親となることを希望しているも

留意事項 ( 1) 賃金アップの方法 欄には 賃金の算定方法を下記から選択し記載してください 賃金アップが 毎月決まって支払われる賃金 の場合は 1 賃金アップが 毎月決まって支払われる賃金 + 臨時に支払われる賃金 の場合は 2 賃金アップの方法 欄において 1の 毎月決まって支払われる賃金 を選

36協定で定める時間外労働及び休日労働 について留意すべき事項に関する指針 (労働基準法第三十六条第一項の協定で定める労働時間の延長及び休日の労働について留意すべき事項等に関する指針)

テーマ 5 労働時間 71

目 次 第 1 条 目的及び内容 1 第 2 条 育児休業 2 第 3 条 パパ ママ育休プラス 2 第 4 条 1 歳 6 か月までの育児休業 2 第 5 条 育児休業の申出の手続等 3 第 6 条 パパ休暇の特例 3 第 7 条 介護休業 3 第 8 条 介護休業の申出の手続等 4 第 9 条

調査等 何らかの形でその者が雇用期間の更新を希望する旨を確認することに代えることができる ( 雇用期間の末日 ) 第 6 条第 4 条及び第 5 条の雇用期間の末日は 再雇用された者が満 65 歳に達する日以後における最初の3 月 31 日以前でなければならない 2 削除 3 削除 ( 人事異動通知

<4D F736F F F696E74202D C668DDA A8DB293A190E690B62E B8CDD8AB B83685D>

<4D F736F F D C192E895AA96EC90EA96E F58B8B975E8B4B92F A792E8817A>

★HP版調整事件解説集h28[023]

( イ ) 従業員の配偶者であって育児休業の対象となる子の親であり 1 歳 6か月以降育児に当たる予定であった者が死亡 負傷 疾病等の事情により子を養育することが困難になった場合 6 育児休業をすることを希望する従業員は 原則として 育児休業を開始しようとする日の1か月前 (4 及び5に基づく1 歳

(発表用)260819 求人内容及び労働条件の適正化発表資料(案)

年金の日 をご存じですか 国民一人ひとり ねんきんネット 等を活用しながら高齢期の生活設計に思いを巡らす日として 厚生労働省が 2014 年度から 11 月 30 日 ( いいみらい ) の日としたそうです 掲載内容に関してご不明点等があれば お気軽に当事務所までお問い合わせください

き 労働者がその範囲内で各日の始業及び終業の時刻を選択して働くことにより 労働者が仕事と生活の調和を図りながら効率的に働くことを可能とし 労働時間を短縮しようとする制度である 整備法においては 子育てや介護 自己啓発など様々な生活上のニーズと仕事との調和を図りつつ 効率的な働き方を一層可能にするため

はじめに この規程は クルーと株式会社クラッソーネ ( 以下 会社 といいます ) の信頼関係を保ちながら 良い就業環境を築いていくことを目的として 賃金を制定したものです 第 1 章基本となるきまり 第 2 章賃金の計算および支払 第 3 章基本給の更改 第 4 章諸手当 ( 改訂中 ) 第 5

第 10 条特任教員が勤務予定がない日については学校法人盛岡大学就業規則 ( 以下 就業規則 という ) 第 14 条第 1 項第 6 号を適用し 職務に専念する義務を免除する 2 前項により 職務に専念する義務の免除を受けようとする特任教員は 毎月の勤務日以外の免除予定を別紙様式によりあらかじめ学

09資料4-3<統合版> (300216差し替え)雇用型テレワークガイドライン(案)

就業規則への記載はもうお済みですか

育児 介護休業規程 第 1 章 目的 第 1 条 ( 目的 ) 本規程は社員の育児 介護休業 育児 介護のための時間外労働および深夜業の制限並びに育児 介護短 時間勤務等に関する取り扱いについて定めるものである 第 2 章 育児休業制度 第 2 条 ( 育児休業の対象者 ) 1. 育児のために休業す

必要とする家族 1 人につき のべ 93 日間までの範囲内で 3 回を上限として介護休業をすることができる ただし 有期契約従業員にあっては 申出時点において 次のいずれにも該当する者に限り 介護休業をすることができる 一入社 1 年以上であること二介護休業開始予定日から 93 日を経過する日から

Microsoft Word - 2.賃金規程.doc

短時間 有期雇用労働者及び派遣労働者に対する不合理な待遇の禁止等に関する指針 について ( 同一労働同一賃金ガイドライン ) 厚生労働省雇用環境 均等局有期 短時間労働課職業安定局需給調整事業課

育児のための両立支援制度 制度の概要 ( イメージ ) 出生 1 歳 1 歳 6か月 3 歳就学 パパ ママ育休プラス 1 歳 6 か月延長 ( 子の年齢 ) ⑴ 育児休業 Ⅰ Ⅱ 努力義務 ⑵ 短時間勤務制度 ⑶ 所定外労働の免除 努力義務 努力義務 ⑷ 子の看護休暇 ⑸ 法定時間外労働の制限 ⑹

平29・6・13(火) 平成29年度 神奈川県医師会 産業医部会 総会・研修会

規定例 ( 育児 介護休業制度 ) 株式会社 と 労働組合は 育児 介護休業制度に関し 次 のとおり協定する ( 対象者 ) 育児休業の対象者は 生後満 歳に達しない子を養育するすべての従業員とする 2 介護休業の対象者は 介護を必要とする家族を持つすべての従業員とする 介護の対象となる家族の範囲は

1 適用範囲 対象事業場 対象となる事業場は 労働基準法のうち労働時間に係る規定 ( 労働基準法第 4 章 ) が適用される 全ての事業場です 対象労働者 対象となる労働者は 労働基準法第 41 条に定める者及びみなし労働時間制が適用される労働者 ( 事業場外労働を行う者にあっては みなし労働時間制

深夜勤務の制限 5 妊産婦の時間外 休日 妊娠中の女性が 母体または胎児の健康保持のため 深夜勤務や時間外勤務等の制限を所属長に請求できます 病院助手専攻医臨床研修医 6 妊娠中の休息 妊娠中の女性は 勤務時間規程に規定する 職務に専念する義務の免除 を利用して 母体または胎児の健康保持のため 勤務

Microsoft Word - 22育児・介護休業等規程

<4D F736F F D2094F18FED8BCE904588F582CC88E78E998B788BC C98AD682B782E98B4B92F62E646F63>

の場合は 届出書にも労働者の代表者が署名又は記名押印し その協定書の写しを事業場に 3 年間保存しておく必要があります (3) 届出部数届出書は 2 部提出してください 受付印を押し 1 部を事業場の控分としてお返しします (4) 届出はいつまでに行うのか 36 協定は届出をもって有効になりますので

4-1 育児関連 休業期間を有給にするか 無給にするかは 就業規則等の定めに従います また 雇用保険に加入している労働者には 国から給付金が支給されます (P106 参照 ) 産前産後休業期間中及び育児休業期間中は 労働者 使用者とも申請により社会保険料が免除になります 育児休業の対象者 ( 第 5

指針に関する Q&A 1 指針の内容について 2 その他 1( 特許を受ける権利の帰属について ) 3 その他 2( 相当の利益を受ける権利について ) <1 指針の内容について> ( 主体 ) Q1 公的研究機関や病院については 指針のどの項目を参照すればよいですか A1 公的研究機関や病院に限ら

目次 1. 被保険者資格の取得要件 ( 総論 ) 問 1 被用者保険の適用拡大の実施により 厚生年金保険 健康保険の被保険者資格の取得要件はどのようになるのか 問 2 施行日以降は 4 分の 3 基準をどのように判断するのか 問 2 の 2 就業規則や雇用契約書等で定められた所定労働時間又は所定労働

目 次 第 1 章目的 第 1 条 目的 第 2 章育児休業制度 第 2 条 育児休業の対象者 第 3 条 育児休業の申出の手続等 第 4 条 育児休業の申出の撤回等 第 5 条 育児休業の回数 第 6 条 育児休業の期間等 第 3 章介護休業 第 7 条 介護休業の対象者 第 8 条 介護休業の申

<4D F736F F D2088E78E9989EE8CEC8B788BC68B4B92F62E646F6378>

<4D F736F F D204B375F8E788B8B E9E8AD48A4F81458BCE91D38D548F9C8C768E5A8EAE2E646F6378>

<4D F736F F D F4390B388C4816A81798AEE8F808BC7817A838A838A815B EA993AE8ED4895E935D8ED282F08E B782E98E968BC68FEA82C991CE82B782E995BD90AC E82CC8AC493C28E7793B C9F939982CC8FF38BB582F08CF69

制度名 No. 1 ( 働 1) フレックスタイム制度 対象者: 営業職の正社員 労働時間の清算期間: 毎月 1 日から末日までの1か月 1 日の所定労働時間は 8 時間 清算期間内の総労働時間: 1 日あたり8 時間として 清算期間中の労働日数を乗じて得られた時間数 ただし 清算期間内を平均し1

社会福祉法人 宇和島市社会福祉協議会

資料1 短時間労働者への私学共済の適用拡大について

36協定で定める時間外労働及び休日労働 について留意すべき事項に関する指針 (労働基準法第三十六条第一項の協定で定める労働時間の延長及び休日の労働について留意すべき事項等に関する指針)

筑紫野市学童保育連絡協議会学童クラブ指導員就業規則

無期転換嘱託職員の報酬 退職等に関する規程平成 30 年 4 月 1 日制定 ( 趣旨 ) 第 1 条この規程は 別に定めるもののほか 公益社団法人全国市有物件災害共済会職員就業規則 ( 以下 規則 という ) 第 2 条第 2 号に定める嘱託職員のうち 労働契約法 ( 平成 19 年法律第 128

< F2D30325F95BD8BCF8B8B975E8A7A93C197E192CA926D2E6A7464>

労働基準関係法令に違反するおそれがある事項 労働時間 15 タイムカード等の客観的な記録から確認するなどにより 実際に働いた時間を適正に把握していますか 16 準備や片付けの時間 ( 学習塾等の場合 授業以外に行う質問対応 報告書の作成等に要した時間 ) を労働時間としていますか 賃金 17 賃金を

<4D F736F F D20819C906C8E96984A96B1835A837E B C8E3693FA816A8E518D6C8E9197BF E646F63>

学生アルバイトの労働条件に関する自主点検表 労働基準関係法令に違反する事項 労働条件の明示 1 アルバイトを雇い入れる際 賃金や労働時間などの労働条件を記載した書面を交付していますか 解説 労働条件を明確にすることは全てのトラブル防止の基本です そこで 労基法では 労働者との間で労働契約を締結するに

1.セキュリティ確認用チェックシート(公募時)

育児休業及び育児短時間勤務に関する規則

労働基準法の一部を改正する法律案要綱

PowerPoint プレゼンテーション

育児 介護休業規程 第 1 章 目的 第 1 条 ( 目的 ) 本規程は 従業員の育児 介護休業 子の看護休暇 介護休暇 育児のための所定外労働の免除 育児 介護のための時間外労働および深夜業の制限並びに育児 介護短時間勤務等に関する取扱いについて定めるものである 第 2 章 育児休業制度 第 2

ただし 平成 22 年 6 月 30 日時点で 常時 100 人以下の労働者を雇用する事業主については 公布日から3 年後に当たる平成 24 年 6 月 30 日 ( 予定 ) までの間 < 短時間勤務制度の義務化 >< 所定外労働の免除の義務化 >< 介護休暇 >について 改正規定の適用が猶予され

< F2D E95E CC816988C482CC A2E6A>

(Microsoft Word - \215\304\214\331\227p\220E\210\365\213K\221\245.doc)

期日に支払っていますか 労働契約に基づく賃金が適切に支払われていますか 賃金の控除については 法令で定められているもの ( 税金 社会保険料など ) 労使協定で定めたもの ( 宿舎家賃や食費など ) に限定していますか 5 強制貯金の禁止 ( 労働基準法第 18 条 ) 技能実習生に対して 労働契約


別紙 常勤医師等の取扱いについて 1. 一日平均患者数の計算における診療日数 (1) 入院患者数ア通常の年は 365 日である イ病院に休止した期間がある場合は その期間を除く (2) 外来患者数ア実外来診療日数 ( 各科別の年間の外来診療日数で除すのではなく 病院の実外来診療日数で除すこと ) イ

< F2D E93C195CA8C5F96F F582CC8F418BC682C9>

休暇

均衡待遇・正社員化推進奨励金 支給申請の手引き

Transcription:

2. 法定割増賃金率の引上げ 1) 月 60 時間を超える時間外労働に対する割増賃金率の引上げ (1) 趣旨 時間外労働に対する割増賃金の支払は 通常の勤務時間とは異なる特別の労働に対する労働者への補償を行うとともに 使用者に対し経済的負担を課すことによって時間外労働を抑制することを目的とするものです 一方 少子高齢化が進行し労働力人口が減少する中で 子育て世代の男性を中心に 長時間にわたり労働する労働者の割合が高い水準で推移しており 労働者が健康を保持しながら労働以外の生活のための時間を確保して働くことができるよう労働環境を整備することが重要な課題となっています このため 特に長い時間外労働を強力に抑制することを目的として 1 か月について 60 時間を超えて時間外労働をさせた場合には その超えた時間の労働について 法定割増賃金率を現行の 2 割 5 分以上の率から 5 割以上の率に引き上げることとしたものです なお 労働基準法第 138 条に規定する中小事業主の事業については 当分の間 法定割増賃金率の引上げは適用しないこととされています (2) 現行制度の概要 時間外労働に対して 使用者は 25% 以上の率で計算した割増賃金を支払わなければなりません 深夜 (22:00~5:00) の時間帯に時間外労働を行わせた場合は 深夜割増賃金率 25%+ 時間外割増賃金率 25%=50% となります (3) 改正のポイント ⅰ) 総論 1 か月 ( )60 時間を超える時間外労働に対しては 使用者は 50% 以上の率で計算した割増賃金を支払わなければなりません 中小企業は適用が猶予されます (p.20 参照 ) 1 か月の起算日は 賃金計算期間の初日 毎月 1 日 36 協定の期間の初日などにすることが考えられます 1か月 60 時間を超える時間外労働の割増賃金率及び1か月の起算日については 労働基準法第 89 条第 1 項第 2 号に定める 賃金の決定 計算及び支払の方法 に関するものなので 就業規則に規定する必要があります 1か月の起算日からの時間外労働時間数を累計していって60 時間を超えた時点から 50% 以上の率で計算した割増賃金を支払わなければならない ( ) ものです 7

例えば 所定労働日と法定休日以外の休日で異なる割増賃金率を設定している場合 50% 以上の率で計算した割増賃金を支払う部分については 以下のとおりとなります 例 日月火水木金土 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 法定休日 平日割増賃金率 25% 法定休日以外の休日割増賃金率 35% 左記の例で 日曜日は休日を取得し 平日は毎日 2 時間の時間外労働 土曜日は毎回 6 時間の労働をした場合 1か月の時間外労働時間数 平日の合計 土曜の合計 2 23=46 時間 6 4 =24 時間 計 70 時間 終わりの 分 (27 日の土曜日の労働のうち終わりの 4 時間と 29 日 ~31 日の 2 時間 ) について それぞれ 50% 以上の率で計算した割増賃金が必要となります 計算方法の詳細は p.9 参照 ⅱ) 深夜割増賃金との関係 深夜 (22:00~5:00) の時間帯に月 60 時間を超える時間外労働を行わせた場合は 深夜割増賃金率 25%+ 時間外割増賃金率 50%=75% となります ⅲ) 法定休日との関係 1 か月 60 時間の時間外労働の算定には 法定休日 ( )( 上記の例では日曜日 ) に行った労働は含まれませんが それ以外の休日 ( 上記の例では土曜日 ) に行った時間外労働は含まれます なお 労働条件を明示する観点や割増賃金の計算を簡便にする観点から 法定休日とそれ以外の休日を明確に分けておくことが望ましいものです 法定休日使用者は 1 週間に 1 日または 4 週間に 4 回の休日を与えなければなりません これを 法定休日 といいます 法定休日に労働させた場合は 35% 以上の率で計算した割増賃金を支払わなければなりません 8

(4) 具体例 ⅰ) 改正後の割増賃金率 下記のカレンダーのような時間外労働が行われた場合 1 か月の起算日は毎月 1 日 休日は土曜日及び日曜日 法定休日は日曜日 ( 法定休日労働の割増賃金率は 35%) とする 時間外労働 ( 平日及び土曜日 ) の割増賃金率は以下のとおりとする 4以下 =25% 4超 ~60 時間以下 =30% 60 時間超 =50% カレンダー中赤字は時間外労働時間数 日月火水木金土 7 1 8 2 14 15 16 21 22 28 9 10 23 29 30 3 4 17 18 24 31 5 11 12 6 19 20 25 26 27 13 月 4を超える時間外労働 月 60 時間を超える時間外労働 割増賃金率は 日曜日を法定休日と定めているので 以下のとおりとなります 時間外労働 (4以下 ) 1 2 4 5 8 10 12 13 16 日 = 25% 時間外労働 (4超 ~60 時間以下 ) 18 22 23 日 = 30% 時間外労働 (60 時間超 ) 24 30 日 = 50% 法定休日労働 7 28 日 = 35% ⅱ) 就業規則 p.5 の就業規則の例もあわせてご参照下さい 限度時間を超える時間外労働に係る割増賃金率を 25% 1 か月 60 時間を超える時間外労働に係る割増賃金率を 50% とする場合 ( 時間外労働の割増賃金 ) 第 条時間外労働の割増賃金は 次の算式により計算して支給する なお この場合の1か月は毎月 1 日を起算日とする ( 賃金計算期間と同じとする ) (1)1か月 60 時間以下の時間外労働について基本給 + 手当 + 手当 1.25 時間外労働時間数 1か月平均所定労働時間数 (2)1か月 60 時間を超える時間外労働について基本給 + 手当 + 手当 1.50 時間外労働時間数 1か月平均所定労働時間数 9

ⅲ) フレックスタイム制で 所定労働日の時間外労働の割増賃金率と法定休日以外の休日の割増賃金率が異なる場合 清算期間は 1 か月 1 か月の起算日は毎月 1 日 休日は土曜日及び日曜日 法定休日は日曜日とする 時間外労働の割増賃金率は以下のとおりとする 1 か月 60 時間以下の時間外労働 : 平日の時間外労働 25% 土曜日の労働 35% 1 か月 60 時間を超える時間外労働 :50% 法定労働時間の総枠は 171 時間 ( 正確には 171.4 時間だが 説明上仮に 171 時間とする ) カレンダー中赤字はその日の労働時間数 時間外労働 ( 月 60 時間以下 ) 月 60 時間を超える時間外労働 この場合 割増賃金率は 右記のとおりとなります 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 11 時間 11 時間 11 時間 11 時間 11 時間 8 9 10 11 12 13 14 11 時間 11 時間 11 時間 11 時間 11 時間 15 16 17 18 19 20 21 11 時間 11 時間 11 時間 14 時間 14 時間 22 23 24 25 26 27 28 29 30 9 時間 20 日の労働までは 時間外労働とならない 時間外労働 (~60 時間 ) 23 日 ~27 日 ( 計 50 時間分 ) = 25% 28 日 ( 分 ) = 35% 時間外労働 (60 時間超 ) 30 日 ( 9 時間分 ) = 50% フレックスタイム制における時間外労働時間数の算定方法について フレックスタイム制において時間外労働となるのは 清算期間における法定労働時間の総枠を超えた時点以降の労働ですが 時間外労働時間数を算定する方法として 便宜上 標準となる 1 日の労働時間と各日の労働時間との差を合計して算出する方法を採用している場合は 以下の点に注意が必要です 1 か月の起算日は毎月 1 日 休日は土曜日及び日曜日 法定休日は日曜日とする 時間外労働の割増賃金率は以下のとおりとする 1 か月 60 時間以下の時間外労働 : 平日の時間外労働 25% 土曜日の労働 35% 1 か月 60 時間を超える時間外労働 :50% 法定労働時間の総枠は 177 時間 ( 正確には 177.1 時間だが 説明上仮に 177 時間とする ) 標準となる 1 日の労働時間は 8 時間とする カレンダー中赤字はその日の労働時間数 () 内はそのうち標準となる 1 日の労働時間を超える労働時間数 日 月 火 水 木 金 土 1 2 3 4 5 6 7 12(4) 12(4) 12(4) 12(4) 12(4) 8 9 10 11 12 13 14 12(4) 12(4) 12(4) 12(4) 12(4) 15 16 17 18 19 20 21 12(4) 12(4) 11(3) 11(3) 11(3) 22 23 11(3) 24 9(1) 25 8(0) 26 8(0) 27 8(0) 28 16(16) 29 30 10(2) 31 10(2) 原則 法定労働時間の総枠(177 時間 ) を超える労働を時間外労働として算定 20 日の労働までは時間外労働とならない 時間外労働 (~60 時間 ) 23 日 ~27 日 (11 時間 +9 時間 +8 時間 3 日 ) 計 44 時間分 =25% 28 日 16 時間分 =35% 時間外労働 (60 時間超 ) 30 日 ~31 日 ( 2 日 ) 計 20 時間分 =50% 便宜上 標準となる 1 日の労働時間と各日の労働時間との差を時間外労働として算定する場合 時間外労働 (~60 時間 ) 2 日 ~23 日 計 60 時間分 =25% 2~6 日 (4 時間 5 日 ) 9~13 日 (4 時間 5 日 ) 16~20 日 (4 時間 2 日 +3 時間 3 日 ) 23 日 ( 3 時間 ) 時間外労働 (60 時間超 ) 24~31 日 (1 時間 +16 時間 +2 時間 2 日 ) 計 21 時間分 =50% 上の例の場合 基礎賃金の1 時間当たりの金額を1,000 円とすると 割増賃金は以下のとおりとなります 原則 (44 時間 1.25+16 時間 1.35+20 時間 1.50) 1,000 円 =106,600 円 便宜上 の方法 (60 時間 1.25+21 時間 1.50) 1,000 円 =106,500 円 原則 の方法による場合と 便宜上 の方法による場合では1か月 60 時間を超える時間外労働とされる日 時間帯が異なることから 上記の例のように 平日の時間外労働の割増賃金率と土曜日の労働の割増賃金率について 1か月 60 時間以下については異なるものとし 1 か月 60 時間超については同率としている場合には 2の方法により支払われる割増賃金が1の方法により支払われる割増賃金を下回ることがあります 2の方法を採用する場合であっても 1の方法により支払われる割増賃金を下回らないようにしなければなりません 2の方法を採用してかつ1の方法によるものを下回らないようにするには 1か月 60 時間を超える時間外労働について平日の引上げ分と土曜日の引上げ分が同様となるようにする ( 例の場合 60 時間超については 平日 50% 土曜日 60% とする ) 等の方法が考えられます 10

(5)Q&A 1. 変形労働時間制の場合 Q1. 変形労働時間制の場合 時間外労働時間数はどのように計算するのですか A1. まず 変形労働時間制の場合に時間外労働となるのは以下の時間です 1 日について所定労働時間が 8 時間を超える時間とされている日についてはその所定労働時間を超えた時間 所定労働時間が 8 時間以内とされている日については 8 時間を超えた時間 2 週について所定労働時間が 40 時間を超える時間とされている週についてはその所定労働時間を超えた時間 所定労働時間が 40 時間以下とされている週については 40 時間を超えた時間 (1 で時間外労働となる時間を除く ) 3 変形労働時間制の対象期間について対象期間における法定労働時間の総枠を超えて労働した時間 (1 又は 2 で時間外労働となる時間を除く ) 1~3 により時間外労働となる時間を それぞれの 1 か月の起算日から累積をして計算をします 2. フレックスタイム制の場合 Q2. フレックスタイム制の場合 時間外労働時間数はどのように計算するのですか A2. フレックスタイム制の場合 清算期間における法定労働時間の総枠を超えて労働した時間が時間外労働となります したがって 1 か月の起算日から 法定労働時間の総枠を超えて労働した時間を累積して計算をします ( 詳細は p.10 参照 ) 3. みなし労働時間制の場合 Q3. みなし労働時間制の場合 時間外労働時間数はどのように計算するのですか A3. みなし労働時間制の場合 労使協定等で定めたみなし労働時間 ( ) が法定労働時間を超える場合については その法定労働時間を超えた時間が時間外労働となります この時間外労働となる時間数を 1 か月の起算日から 累積して計算をします 事業場外みなし労働時間制で労働時間の一部を事業場内業務に従事する場合は みなし労働時間によってみなされる事業場外で業務に従事した時間と事業場内における労働時間を合わせた時間 4. 施行日をまたぐ 1 か月について Q4. 改正法の施行日である平成 22 年 4 月 1 日をまたぐ 1 か月については どのように計算すればよいですか A4. 施行日である平成 22 年 4 月 1 日から時間外労働を累積して計算をします 例えば 1 か月 60 時間 の計算における 1 か月を 毎月 21 日 ~20 日としていた場合 平成 22 年 4 月 1 日 ~4 月 20 日までの時間外労働時間数が 60 時間を超えた部分について 50% の割増賃金を支払う必要があります 11

2) 代替休暇 (1) 趣旨 特に長い時間外労働を抑制することを目的として 1 か月について 60 時間を超える時間外労働について 法定割増賃金率を引き上げることとされていますが 臨時的な特別の事情等によってやむを得ずこれを超える時間外労働を行わざるを得ない場合も考えられます このため そのような労働者の健康を確保する観点から 特に長い時間外労働をさせた労働者に休息の機会を与えることを目的として 1 か月について 60 時間を超えて時間外労働を行わせた労働者について 労使協定により 法定割増賃金率の引上げ分の割増賃金の支払に代えて 有給の休暇を与えることができることとしたものです なお 労働基準法第 138 条に規定する中小事業主の事業については 当分の間 法定割増賃金率の引上げは適用しないこととされていることに伴い 労働基準法第 37 条第 3 項の規定による代替休暇も適用されないこととなります 代替休暇のイメージ図 割増賃金率 1 か月に 80 時間の時間外労働を行った場合 1.50 1.30 1.25 休暇に代替できる部分 この部分も労使協定により代替休暇の対象とすることが可能です ~ ~1.00 休暇に代替できない部分 ( 必ず金銭で支払う部分 ) 時間外労働なし 0 時間 限度時間 ( 月 4等 ) 60 時間 80 時間 時間外労働時間数 12

(2) 制度のポイント ⅰ) 総論 1 か月 60 時間を超える時間外労働について 割増賃金の支払に代えて代替休暇を付与することとするには まず労使 ( 1) で協定 ( 2) を結ぶ必要があります 1 労働者側の協定当事者は 過半数組合 ( 事業場の労働者の過半数で組織する労働組合 ) それがない場合は過半数代表者 ( 事業場の労働者の過半数を代表する者 ) となります 2 この労使協定は労働基準監督署への届出は必要ありません 労使協定で定めるべき事項は 1 代替休暇の時間数の具体的な算定方法 2 代替休暇の単位 3 代替休暇を与えることができる期間 4 代替休暇の取得日の決定方法 割増賃金の支払日の 4 つがあります ( 詳細については p.14~p.17 参照 ) また 代替休暇の制度を設ける場合には 労働基準法第 89 条第 1 項第 1 号に定める 休暇 に関するものなので 就業規則にもその内容を規定する必要があります ⅱ) 割増賃金の支払が不要となる時間 この労使協定は事業場において代替休暇の制度を設けることを可能にするものであり 個々の労働者に対して代替休暇の取得を義務づけるものではありません 個々の労働者が実際に代替休暇を取得するか否かは 労働者の意思により決定されます 代替休暇を取得した場合 その取得した代替休暇に対して支払われた賃金額に対応した時間外労働時間数に係る引上げ分の割増賃金の支払が不要となります 具体的には 取得した休暇の時間数を 換算率 (p.14 参照 ) で除して得た時間について 引上げ分の割増賃金の支払が不要となります 例 月 60 時間を超える時間外労働を 40 時間行い 換算率が 25% で 代替休暇取得可能な時間が (40 時間 25%) あるという場合 以下の 4 つの選択肢が考えられます ( 所定労働時間が 1 日 8 時間 半日を 4 時間とする ) 1 時間外労働 40 時間分すべてを金銭で取得 2 半日休暇を1 回取得し 残りの時間外労働 24 時間分 ( 代替休暇 6 時間分 ) を金銭で取得 31 日の休暇 ( 又は半日休暇を2 回 ) 取得し 残りの時間外労働 8 時間分 ( 代替休暇 2 時間分 ) を金銭で取得 4 半日休暇 (4 時間 ) を3 回取得 ( 労使協定で認められている場合 詳細はp.16 参照 ) 例えば 2 のように 実際に半日 (4 時間 ) の休暇を取得した場合には 時間外労働 16 時間分に係る引上げ分の割増賃金の支払が不要となります ( 支払が不要となるのは引上げ分の割増賃金のみです ) この場合 代替休暇が取得されていない 24 時間 (40 時間 -16 時間 ) 分の時間外労働については 50% の割増賃金の支払が必要です 13

ⅲ) 年次有給休暇との関係 代替休暇は 労働基準法第 37 条第 3 項において ( 第 39 条の規定による有給休暇を除く ) と確認的に規定されているとおり 年次有給休暇とは異なるものです 年次有給休暇の付与の要件として 労働基準法第 39 条第 1 項は 6 か月継続勤務とその期間における全労働日の 8 割出勤を要件としていますが 労働者が代替休暇を取得して終日出勤しなかった日については 正当な手続により労働者が労働義務を免除された日であることから 年次有給休暇の算定基礎となる全労働日に含まないものとして取り扱うこととなります 半日の代替休暇を取得した場合については 年次有給休暇の 8 割出勤の算定の際の取扱いは 以下のとおりとなります 1 残りの半日は出勤した場合 その日は出勤したこととなります 2 残りの半日は年次有給休暇を取得した場合 その日は出勤したものとみなします 3 残りの半日は欠勤した場合 その日は欠勤したこととなります (3) 労使協定に規定する内容 労使協定で定める事項の具体的な内容は以下のとおりです ⅰ) 代替休暇の時間数の具体的な算定方法 次のような算定方法を 労使協定で具体的に規定します 代替休暇の時間数 = 1 か月の時間外労働時間数 - 60 換算率 代替休暇の時間数は 1 か月 60 時間超の時間外労働時間に対する引上げ分 (50% 以上 - 25% 以上 ) の割増賃金額に対応する時間数となります 換算率 例 1 = 代替休暇を取得しなかった場合に支払うこととされている割増賃金率 - 代替休暇を取得した場合に支払うこととされている割増賃金率 50% 以上の率で 労使協定で定めます 25% 以上の率で 労使協定で定めます 1 か月 4を超える時間外労働の割増賃金率が 30% 1 か月 60 時間を超える時間外労働の割増賃金率が 50% であり 代替休暇を取得した場合に支払うこととされている割増賃金率 が 30% 代替休暇を取得しなかった場合に支払うこととされている割増賃金率 が 50% とした場合 1.50 1.30 60h 80h 換算率 代替休暇を取得しなかった場合に支払うこととされている割増賃金率 (1.50-1.30=0.20) 代替休暇を取得した場合に支払うこととされている割増賃金率 この場合 代替休暇の時間数は (80 時間 -60 時間 ) 0.2=4 時間となります 14