庁議案件No

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平成 28 年度予算編成方針 我が国の経済は 景気は引き続き緩やかな回復基調を維持しているが その影響が地方経済にまで十分に行き渡っているとは言えず 我々地方の行財政運営の基本となる税等一般財源を確保するためには 臨時財政対策債に頼らざるを得ない状況が続くものと考える また 税制改正も予測されること

2014(平成26)年度 予算編成方針について

目 次 1 章策定の趣旨 1 1 これまで経緯 1 2 さらなる行財政改革の必要性 1 2 章行財政改革の基本的な考え方 2 1 推進期間 2 2 基本方針 2 3 重点項目 2 (1) 事務 事業の効率化の推進 3 (2) 定員管理の適正化及び人材育成の推進 4 (3) 民間活力の活用 4 (4)

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第4次日田市行政改革に向けての方針

施策の体系 本目標3 地域力と行政の連携がつくる人と地球に優しいまち179

三沢市行政経営推進プラン

長期総合計画の計画的推進について < 部経営上の課題 取組方針 > H19 年度の各部の経営上の課題 取組方針の協議 < 行政改革 > 財政 人事など経営資源の現状分析 把握 課題についての対処方法の検討 行政改革実施計画の見直し <サマーレビュー > 懸案施策 事業の協議 < 実施計画 > 今後

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平成 25 年 4 月 30 日 補助金のあり方に関するガイドライン 函館市 平成 25 年 4 月

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

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女性の活躍推進に向けた公共調達及び補助金の活用に関する取組指針について

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

学生確保の見通し及び申請者としての取組状況

H28秋_24地方税財源

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総括的事項について 推進プラン全体に関するもの (2 件 ) 1 行政改革の推進プランであるにもかかわらず コスト削減に関する推進項目やプログラムが少ないのではないか 本市では 過去数次にわたる行政改革のプラン実施において 取り組む必要があると考えられる取組については 可能な限り取り組んできたところ

4-(1)-ウ①


2012(平成24)年度 予算編成方針について

資料3

瑞穂市行政改革大綱

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1. はじめに 本格的な地方分権の時代を迎え 市民に最も身近な地方自治体は 市民ニーズに応じた政策を自ら意志決定し それを自己責任の下に実行することがこれまで以上に求められており 地方自治体の果たすべき役割や地方自治体に寄せられる期待は ますます大きくなっています このような市民からの期待に応えるた

Taro-全員協議会【高エネ研南】

中期行動計画成24 年度の具体的な行動計画成24 年度の取組結果18 ( 財 ) 札幌勤労者職業福祉センター [ 所管課 : 経 ) 雇用推進課 ] 1 団体目標 新方針重点取組目標 18 ( 財 ) 札幌勤労者職業福祉センター 1 団体の廃止 新公益法人制度への対応平成 28 年度までは 施設の用

JICA 事業評価ガイドライン ( 第 2 版 ) 独立行政法人国際協力機構 評価部 2014 年 5 月 1

1. 行政運営の改革 町の現況と課題 厳しい財政事情や町民ニーズの複雑 多様化が進むなか 限られた行政経営資源 ( 人材 財源 情報 ) のもとで 町民が満足できるサービスを効率的 効果的に提供していくことが求められています 本町では 第 5 次松伏町行政改革大綱 に基づき協働によるまちづくりや 暮

次期行財政改革プラン ( 仮称 ) の策定に向けて H 第 2 回行財政改革推進委員会 Ⅰ これまでの取組 Ⅱ 地方を取り巻く情勢 Ⅲ 中津市の行財政運営の課題 Ⅳ 基本方針と基本目標

三鷹市健康福祉総合計画2022

子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱

めざしたい将来像 市民ニーズに弾力的に応えられる活力に満ちた松戸市となるために 発展性のある健全な財政運営を実現します そのために 将来を見越して 社会資源の有効活用を図りつつ 柔軟かつ大胆な発想で歳入 歳出とも不断の見直しを行います 指標 21 年度 22 年度 2 年度 27 年度現状値 2 年

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三鷹市指定管理者制度導入の基本方針(仮称)検討試案

県と市町村の役割分担の基準

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資料9

平成23年度の具体的な行動計画(アクションプラン)策定調書

金融円滑化に関する方針 千葉銀行は 地域金融機関として 金融サービスの提供をつうじて 地域のお客さまニーズにお応えし 地域の発展に貢献する という役割 使命を果たす 姿勢を堅持してまいりました 特に 地域への円滑な資金供給をはじめとする金融仲介機能の発揮やお客さまへの経営健全化支援等による地域密着型

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各取組は PDCA サイクルを回し効果を評価し 目標が達成できない見通しとなったときは さらなる総量の縮減や取組 体制の強化等 基本方針等を見直します [ 図表 40] [ 図表 40:PDCA サイクル ] 計画修正 Action 計画修正 Action Plan Check 計画等修正 Acti

. 当年度目標取組み事項及びその内容関連施策 ( 総合計画 ) 基本政策行政改革の推進 中期行財政運営方針に基づき 計画的に行財政運営基盤の充実強化を図るため 平成 年度行財政運営方針を 8 月に策定します ( 公民連携セクションの設置 働き方見直しの推 事務事業の見直しについては 見直しに向けた取

美里町行政改革大綱(仮称)(中間報告案)

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により 都市の魅力や付加価値の向上を図り もって持続可能なグローバル都 市形成に寄与することを目的とする活動を 総合的 戦略的に展開すること とする (2) シティマネジメントの目標とする姿中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりという将来に向けた大規模プロジェクトの推進 並びに産業振興 都市観光 地

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評価項目 評価ポイント 所管部局コメント 評価 国際交流に関する情報の収集及び提供事業国際交流活動への住民の参加促進事業国際理解推進事業在住外国人に対する相談事業在住外国人に対する支援事業 安定 確実な施設運営管理 公正公平な施設使用許可や地域に出向いた活動に取り組むなど新たな利用者の増加に努め 利

西条市行政改革大綱

24 ごみ減量分野様式 2 ごみゼロをめざすまち 分野目標 1 ごみゼロ都市 なかの を実現するために 区民 事業者 区が連携して3Rの取組みを進め ごみの排出量が減少するまちをめざす 2 循環型社会を実現するために 資源の再使用 再生利用などの資源の有効利用が広がっているまちをめざす 成果指標 区

県医労.indd

各資産のリスク 相関の検証 分析に使用した期間 現行のポートフォリオ策定時 :1973 年 ~2003 年 (31 年間 ) 今回 :1973 年 ~2006 年 (34 年間 ) 使用データ 短期資産 : コールレート ( 有担保翌日 ) 年次リターン 国内債券 : NOMURA-BPI 総合指数

( 注 ) 年金 医療等に係る経費については 補充費途として指定されている経費等に限る 以下同じ (2) 地方交付税交付金等地方交付税交付金及び地方特例交付金の合計額については 経済 財政再生計画 との整合性に留意しつつ 要求する (3) 義務的経費以下の ( イ ) ないし ( ホ ) 及び (

手法 という ) を検討するものとする この場合において 唯一の手法を選択することが困難であるときは 複数の手法を選択できるものとする なお 本規程の対象とする PPP/PFI 手法は次に掲げるものとする イ民間事業者が公共施設等の運営等を担う手法ロ民間事業者が公共施設等の設計 建設又は製造及び運営

浜田市事務事業の外部化 ( 民間委託等 ) に関する指針 の 策定について 平成 25 年 5 月浜田市行財政改革推進本部 浜田市では 平成 17 年 10 月に市町村合併を行い 平成 18 年 2 月に 浜田市行財政改革大綱 を策定して 平成 22 年度までの 5 年間で改革に取り組んできました

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資料 5 公共施設更新コスト試算 1 試算ケース ケース1: 旧耐震基準のうち 築 60 年以上は建替え それ以外は大規模改修 新耐震基準は老朽箇所修繕 耐用年数を 60 年と想定した場合 旧耐震基準の施設のうち 築 60 年以上の施設は 築 60 年が経過した施設から建替える 建替え対象以外の旧耐

資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

包括規定 案

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報告事項     平成14年度市町村の決算概要について

概算要求基準等の推移

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内部統制ガイドラインについて 資料

一次評価 担当課による自己評価 必要性 効率性 有効性 市民や社会のニーズを的確に捉えた事業か 民間事業者や市民が自ら実施することのできない事業か 目的 目標の達成手段として適切で 優先度の高い事業か 受益者との負担関係やは妥当な水準か 他の手段や方法とのコスト比較は十分行われているか コスト削減や

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平成 29 年度定期監査 ( 第 1 回 ) の結果報告に基づき講じた措置内容等 墨田区長 監査委員意見について 監 査 結 果 の 内 容 措 置 内 容 (1) 事務処理の適正化について今回の監査では指摘事項に該当する事例はなかったものの 指導 注意事項の事例については これまでの重ねての指摘に

<4D F736F F F696E74202D20332E8CFA90B6984A93AD8FC E18F8A93BE8D8297EE8ED293998F5A82DC82A B68A888E B8E968BC682CC8D6C82A695FB B8CDD8AB B83685D>

2 保険者協議会からの意見 ( 医療法第 30 条の 4 第 14 項の規定に基づく意見聴取 ) (1) 照会日平成 28 年 3 月 3 日 ( 同日開催の保険者協議会において説明も実施 ) (2) 期限平成 28 年 3 月 30 日 (3) 意見数 25 件 ( 総論 3 件 各論 22 件

つに分けて契約した事態について内部牽制が機能していなかった イ 監査の状況 監事 監査室 経理課総務監査係等 公認会計士の各監査機関等において 監査対象の重複 漏れが極力生じないよう 各監査機関等が監査計画を調整するなどして 効率的 効果的な監 査を行うことが必要だが いずれの監査機関等も 本件の契

2

平成18年度標準調査票


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資料 5 総合計画の推進について 1 総合計画推進の基本的な考え方 ⑴ 第 5 次長期総合計画の体系 ( 本編 P.9) 第 5 次長期総合計画は まちの将来ビジョンとして 基本構想部分で目指すまちの姿やまちづくり戦略 5つの戦略の柱などを定め 戦略計画部分で 重点的な施策展開として 5つの戦略の柱

5 この施策に係る事務事業 ( 重要度 貢献度順 ) 番号 事務事業名 魅力個店づくり整備促進事業 歳出決算額 ( 千円 ) 施策への関連性 目的に対する指標 年度目標値 年度実績値 推移 区内の既存個店や出店希望 22 者が行う 魅力的な店舗づ 809 くりを支援することで 魅 力個店の集積を図る

(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

平成 23 年 3 月期 決算説明資料 平成 23 年 6 月 27 日 Copyright(C)2011SHOWA SYSTEM ENGINEERING Corporation, All Rights Reserved

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総務部 企画財政課

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資料 2 東区まちづくり推進事業の検証結果について ( 平成 29 年度第 2 回東区まちづくり懇話会 ) 開催概要 開催日時 : 平成 29 年 9 月 15( 金 ) 午前 9 時 30 分 場 所 : 東区役所 3 階すこやかホール 熊本市東区役所

数値目標 平成 29 年 オープンカフェ新規参加店舗数 58 店 6 店 6 店 オリオン市民広場集客数 1,500 人 3,000 人 3,000 人 センターコア歩行者 自転車通行量 ( 平日 ) 1,700 人 1,700 人 1,700 人 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概

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基本指針の概要 1 基本指針改定の趣旨近年 地域社会における社会的課題が多様化 複雑化する中 行政 企業 NPO 自治会などが互いに協力して課題解決に取り組み 地域社会をより住み良いものとしていくことが今後ますます重要となっています このため 従前の NPO 活動に関する基本指針 の基本的な考え方を

豊洲移転時の収支試算の条件とパターン 収支試算の条件 平成 29 年度予算をベースとして推計 一般会計繰入金の対象範囲や水準は 据え置き 改修経費を 5 億円 / 年とした上で 5 年毎に 5 億円 / 年ずつ増加するものと仮定して試算 変更点 売上高割使用料は 5 年毎に 3% ずつ減少するものと

第7次プラン実績の概要

消防災第 71 号 平成 22 年 2 月 24 日 各都道府県消防防災主管部長殿 総務省消防庁国民保護 防災部防災課長 ( 公印省略 ) 公務員の消防団への入団促進について ( 通知 ) 消防団員は 普段はそれぞれに他の職業をもつ地域住民により構成され 非常災害が発生した際に 自らの地域は自らで守

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することを可能とするとともに 投資対象についても 株式以外の有価証券を対象に加えることとする ただし 指標連動型 ETF( 現物拠出 現物交換型 ETF 及び 金銭拠出 現物交換型 ETFのうち指標に連動するもの ) について 満たすべき要件を設けることとする 具体的には 1 現物拠出型 ETFにつ

11

そのためには 市が 厳しい行財政環境のなかでまちづくりをリードできる総合力を備える べく 行財政運営のあり方を根本から見直し 新しい時代にふさわしい市政の仕組みづくり をめざした自己革新に挑戦していくことが強く求められている 2. 今後の行財政改革の基本的な考え方 2-1. 行財政改革大綱の見直し

主な論点 資料 4 1. ワーク ライフ バランスの推進 生産性向上等の観点から 働き方とともに休み方を見直すことの必要性 重要性 (1) 有給休暇取得状況と長時間労働の国際比較 (2) 休暇取得と生産性との関係 (3) 仕事と仕事以外の生活の充実 2. 秋の連休の大型化等を実現する上での課題 (1

☆表紙・目次 (国会議員説明会用:案なし)

資料 2-2 SUT タスクフォース 意見取りまとめ (1) ー SUT 産業連関表の基本構成の考え方ー 2017 年 8 月 24 日国民経済計算体系的整備部会 部会長 SUTタスクフォース座長宮川努 1

各 位 平成 27 年 5 月 11 日 会社名株式会社みちのく銀行代表者名取締役頭取髙田邦洋 ( コード番号 8350 東証第一部 ) 問合せ先経営企画部長須藤慎治 ( ) 第四次中期経営計画の策定について 株式会社みちのく銀行 ( 頭取髙田邦洋 ) は 平成 27 年 4

Transcription:

庁議案件 No.1 平成 29 年 10 月 24 日所管財政局 財政部 件名平成 30 年度当初予算編成方針について 経過 現状政策課題対応方針今後の取組 ( 案 ) 効果の想定関係局との政策連携 毎年この時期に当初予算編成方針を作成しており 今後 来年度の当初予算案の編成に向けた作業を進める 厳しい財政状況を踏まえ これまで以上に経営資源の選択と集中を進めることが不可欠であるため 堺 3 つの挑戦 等に重点的に取り組む また 定住人口や交流人口の増加 地域産業の発展 ひいては税源涵養を図りながら 働き方改革の推進や総人件費の見直しをはじめとする不断の行財政改革に取り組むことで 自立的で弾力性のある財政構造を構築し 政令指定都市 堺の持続的な発展をめざす 予算編成方針 1 堺 3 つの挑戦と市民が安心 元気なまちづくりの推進堺市マスタープランのリーディングプロジェクトである 堺 3つの挑戦 について これまでの取組を通じて得られた成果を対外的に端的かつ丁寧に説明しつつ 経営資源を一層重点化させ その取組を加速させること 併せて 市民が安心 元気なまちづくり として 地域の防災力強化 有事の安全対策の着実な実施 安全な生活環境の確保等をしっかりと進めること 2 都市内分権の推進政令指定都市としての権能及び財源を有効に活用しつつ 区域ごとの特色あるまちづくりを一層促進すること 市民目線 現場主義及び公と民の適切な役割分担に基づき 区域の課題に適切に対応する観点から 区民評議会や区教育 健全育成会議の役割 機能をより拡充させるとともに 区役所機能の強化を図ること 多様な地域主体との協働や役割分担を通じ 協働によるまちづくりを進めるとともに 区民の行政への積極的な参画を進め 市民力の向上を図ること 3 自主財源の充実 弾力的な財政構造の確立に向けた取組の深化中長期的な観点から 自主財源の充実を図るため 税源涵養に資する事業への重点投資を進めること また 保有資産の有効活用に向けた取組を全庁的に促進すること また 弾力的な財政構造の確立に向け 公民連携 民間活力の活用等による行政改革を更に推進するとともに 社会保障関係費の抑制に寄与する施策 事業に重点的に取り組むこと とりわけ 行政改革の推進に当たっては 経営資源の選択と集中を一層進める観点から 中長期的にみて公として担うべき業務の範囲 体制の在り方を大胆に見直すこと これらの取組を効果的に分析 検証するため 公会計情報の活用に向けた実践的研究を促進すること スケジュール ( 案 ) 予算要求締切 10 月末以降順次財政課長内示 1 月上旬 市長査定 2 月上旬

資料 1 各 位 市 長 平成 30 年度の行財政運営について 我が国の景気は 国内総生産 (GDP) が6 四半期連続のプラス成長となり 雇用環境の改善が続くなど 緩やかな回復基調が続いています 一方で 中長期的にみれば 本市を含む地方自治体は 少子高齢化 人口減少社会の急速な進展により 社会保障関係費の増加や地方税収入の減少などが見込まれるところです また 高度経済成長時代に整備した公共施設の更新を契機として 公共施設等の維持 管理の在り方が問われています こうした状況に対応するためには 市民目線 現場主義による行財政改革を創意工夫のもとで断行するとともに これまで以上に経営資源の選択と集中を進めることが不可欠です 本市では 基礎自治体として最大の権限と財源を有する政令指定都市の強みを最大限に活かしながら 堺市マスタープランのリーディングプロジェクトである 堺 3 つの挑戦 のほか 市民が安心 元気なまちづくり 都市内分権の推進 に取り組んできました その成果は 着実に現れてきているところです 平成 30 年度予算においては これまでの成果を継承しつつ 堺 3つの挑戦 等を通じてシビックプライドをより高めるための課題に精力的に取り組み 市民サービスの一層の充実を図ってまいります また これらの取組を通じて 定住人口や交流人口の増加 地域産業の発展 ひいては税源涵養を図るとともに 働き方改革の推進や総人件費の見直しをはじめとする不断の行財政改革に取り組むことで 自立的で弾力性のある財政構造を構築し 政令指定都市 堺の持続的な発展をめざします 1

平成 30 年度の予算編成に当たっては 以上の考え方に基づき 下記の事項に 留意のうえ行うこととします 記 1 堺 3つの挑戦と市民が安心 元気なまちづくりの推進堺市マスタープランのリーディングプロジェクトである 堺 3つの挑戦 について これまでの取組を通じて得られた成果を対外的に端的かつ丁寧に説明しつつ 経営資源を一層重点化させ その取組を加速させること 具体的には 安心して子どもを産み育てることができる環境づくりに向けた 教育を含む子育て支援を一層拡充すること また 本年 7 月に世界文化遺産の国内推薦候補として決定された百舌鳥 古市古墳群の平成 31 年登録に向けた取組 文化 観光の振興策を着実に進めるとともに 中心市街地の活性化など賑わいのあるまちづくりを促進すること さらに 健康 医療関連産業の集積に向けた取組や地元中小企業の支援強化策など 産業振興策の充実を戦略的に図ること 併せて 市民が安心 元気なまちづくり として 地域の防災力強化 有事の安全対策の着実な実施 安全な生活環境の確保等をしっかりと進めること なお これらの取組に当たっては これまでの実績 成果を総括するとともに 費用対効果を厳格に精査した上で 多様化 高度化する地域課題にきめ細やかに対応することを前提とすること 2 都市内分権の推進政令指定都市としての権能及び財源を有効に活用しつつ 本市の持続的な発展を企図する上で欠かせない 区域ごとの特色あるまちづくりを一層促進すること 市民目線 現場主義及び公と民の適切な役割分担に基づき 区域の課題に適切に対応する観点から 区民評議会や区教育 健全育成会議の役割 機能をより拡充させるとともに 区役所機能の強化を図ること また 多様な地域主体との協働や役割分担を通じ 協働によるまちづくりを進めるとともに 区民の行政への積極的な参画を進め 市民力の向上を図ること 2

3 自主財源の充実 弾力的な財政構造の確立に向けた取組の深化中長期的な観点から自主財源の充実を図るため 税源涵養に資する事業への重点投資を進めること また 不動産をはじめとする保有資産の有効活用に向けた取組を全庁的に促進すること また 弾力的な財政構造の確立に向け 公民連携 民間活力の活用等による行政改革を更に推進するとともに 社会保障関係費の抑制に寄与する施策 事業に重点的に取り組むこと とりわけ 行政改革の推進に当たっては 経営資源の選択と集中を一層進める観点から 中長期的にみて公として担うべき業務の範囲 体制の在り方を大胆に見直すこと これらの取組を効果的に分析 検証するため 公会計情報の活用に向けた実践的研究を促進すること 3

資料 2 各局長各区長教育委員会事務局教育次長各行政委員会事務局長議会事務局長 様 財政局長 平成 30 年度の予算編成について 平成 30 年度予算編成に当たっては 別に通知された 平成 30 年度の行財政運営について に基づき 各局 区において 重点的に推進し 又は見直しを行うべき内容を記載した予算要求方針を策定のうえ 下記の事項に特に留意し 予算要求事務を進めるよう通知します 記 1. 予算編成の基本的な考え方 平成 28 年度決算では 社会保障関係費が引き続き増加する中 要員管理などの行財政改革を着実に推進したことなどにより 37 年連続となる実質収支の黒字を確保するとともに 健全化判断比率について 政令指定都市トップクラスを維持し 財政の健全性を確保している 一方で 経常収支比率等の傾向を勘案すれば 財政構造の弾力性等に関し一層の改善を図る余地を残している 財政の健全性を維持しつつ 自立的で弾力的な財政構造を構築し もって持続可能な財政運営を確保するためには 経常的経費のさらなる縮減を進めるとともに 市税等の自主財源の確保 拡充に向けた継続的な取組が必要である このため 平成 30 年度当初予算においては 厳しい経営環境を踏まえ 歳入の規模に見合った歳出とすることを予算編成の基本原則とし 経常的経費について前例にとらわれることなく徹底した見直しを進めることとする そして これを前提として 定住人口や交流人口の増加 産業振興や地域活性化につながる施策など 税源涵養に資する取組や経済効果を波及的に生み出す取組に経営資源を重点配分させるとともに 歳入の確保 拡充等に向け 保有する資産の有効活用等の行財政改革に積極的に取り組むこととする 1

2. 平成 29 年度予算編成期以後の市政を取り巻く状況を踏まえ 十分に留意すべき事項 (1) 適正で市民の信頼に裏打ちされた行財政運営の確保個人情報の適正な管理を徹底するための取組を更に進めること また 予算執行の適正化という観点からも 実効性のある働き方改革を推し進めるとともに 事務事業の進め方について 基本的 基礎的な業務知識の習熟 継承を含めあらためて点検すること 加えて 業務委託について契約事務等の不断の見直しを継続的に進めるとともに 各局区等におけるリスク管理体制の一層の強化を図ること (2) 喫緊の課題に即した施策 事業の推進等市民サービスの一層の向上につなげるため 議会での議論等を踏まえ 市民及び地域の多様なニーズに応じたきめ細やかな施策 事業の推進に配慮して予算要求を行うこと 併せて 国における子育て支援 社会保障制度等に関する政策 施策の展開 法制度の改廃 規制改革等の動向に 時機を逸することなく対応すること 国内の社会情勢はもとより 世界の経済社会等の動向を注視し 本市における施策 事業の展開に活かすようにすること 男女共同参画社会の実現に向けて 女性活躍推進法や国の 女性活躍加速の ための重点方針 2017 等の趣旨を勘案して各施策事業の要求を行うこと (3) アカウンタビリティの重視施策 事業を推進するに当たっては 当該施策 事業を包括する政策の中期的な方向性及び その体系的位置付けを明確化させるとともに 費用対効果 市民サービス向上への寄与を具体的かつ明瞭にすることが必要である こうした観点から 予算要求に際し 収益管理を推し進め 既存の施策 事業を多角的に検証し 再編 再構築等を行うこと 施策 事業を継続するための予算要求を行う場合でも 市民 議会へのアカウンタビリティを十分に果たす観点から これまでの実績 成果を客観的事実に基づいて明らかにするとともに 必要性や有効性 計画性等を分かりやすく明確に提示すること 3. 持続可能な財政運営を確保するため特に留意すべき事項 (1) 市民目線 現場主義による行財政改革の断行職員一人ひとりが市政運営に要する費用を市民が負担していることをあらためて認識し 創意工夫によりムダの排除に努めること 既存事業については 成果指標などを重視しながら全ての事業を検証し 環境変化等により必要性が薄れたものや効果が明らかではないものは 廃止を含めた再編 再構築を行うこととし 安易な継続実施は厳に慎むこと 新規の予算要求についてはスクラップアンドビルドを基本とすること 一方で 行政を効率的 効果的に進めるに当たり 民間事業者や地域主体と 2

連携 協力等を図ることが適当な場合が少なくないことにも十分留意し 予算要求を行うこと 併せて 決算審査における監査委員の意見などを十分に踏まえた上で要求を行うこと (2) 堺市マスタープランの堺 3 つの挑戦の推進 市民が安心 元気なまちづくりの推進堺市マスタープランのリーディングプロジェクトである堺 3 つの挑戦及び市民が安心 元気なまちづくりの推進に向け 施策 事業の改廃を必要に応じ大胆に行うなど 創意 工夫により重点的に取り組むこと (3) 都市内分権 地方分権の推進都市内分権のさらなる推進のため 予算要求に際し 区民評議会や区教育 健全育成会議等を通じて 区域や地域の課題を適切に把握し その対応を十分精査すること また 子育てや福祉 教育 防災など市民生活に密着した分野において 大阪府や国との役割分担を念頭に置きつつ 権限や財源の更なる移譲について検討を進めること (4) 新たな財源の確保等新たな財源の確保等に向け ふるさと納税をはじめとした寄附金の獲得 未利用 低利用財産の活用 その他の財産についてのファシリティマネジメント の観点からの有効活用 受益者負担の見直し 債権管理の一層の適正化 公金の管理等の効率化 広告収入等に積極的に取り組むこと また 国庫補助金の獲得や交付税措置のある起債の選択など より有利な制度の活用に努めること (5) 補助金等の見直し補助金 負担金については 施策の目的や必要性 効果を検証し 効果が認め難いものについては柔軟に整理統合 削減を行うこと また 社会保障関係費については 生活保護などの不適正受給の防止や就労支援の促進などにより 適正化を図ること 単独扶助については 社会経済環境等を踏まえ 必要性や効果等の観点から見直しを行うこと 4. スケジュール 予算要求締切 10 月末以降順次 財政課長内示 1 月上旬 ( 予定 ) 市長査定 2 月上旬 ( 予定 ) 3