解決!! 画面でわかる簡単ガイド : 仮想環境データ保護 (VMWARE ESX)~ 仮想マシン 丸ごと バックアップ手順 ~ 解決!! 画面でわかる簡単ガイド Arcserve Backup r16 仮想環境データ保護 (VMware ESX) ~ 仮想マシン 丸ごと バックアップ手順 ~ 201

Similar documents
Microsoft Word - asbu_r15_wp_hyper-v_backup.docx

解決!! 画面でわかる簡単ガイド : 仮想環境データ保護 (HYPER-V)~ 仮想マシン 丸ごと バックアップ手順 ~ 解決!! 画面でわかる簡単ガイド arcserve Backup r16 仮想環境データ保護 (Hyper-V) ~ 仮想マシン 丸ごと バックアップ手順 ~ 2014 年 10

Microsoft Word - ESX_Restore_R15.docx

目次 はじめに... 3 仮想化環境上の仮想マシン保護方法... 4 ( 参考 )Agent for Virtual Machines での仮想マシンのバックアップ... 8 まとめ 改訂履歴 2011/04 初版リリース 2012/10 第 2 版リリース このドキュメントに含まれる特

Microsoft Word - ESX_Setup_R15.docx

プラン作成ガイド ~ 仮想環境をエージェントレスで バックアップするプランの作成 ~ 年 8 月

Stratus everrun Enterprise Arcserve Unified Data Protection バックアップ / リストア手順書

改訂履歴 2012/11 初版リリース (Rev: 1.0) 2013/04 r16.5 情報追加 (Rev: 1.1) すべての製品名 サービス名 会社名およびロゴは 各社の商標 または登録商標です 本ガイドは情報提供のみを目的としています CA は本情報の正確性または完全性に対して一切の責任を負

RDX へのバックアップ 3 ベアメタル復旧手順書 2014 年 11 月

目次 はじめに インストール インストール ライセンスキーの登録 修正ファイルの適用 バックアップ運用の開始 バックアップ設定 バックアップスケジュールの設定

改定履歴 2014 年 1 月 Rev1.0 初版 すべての製品名 サービス名 会社名およびロゴは 各社の商標 または登録商標です 本ガイドは情報提供のみを目的としています CA は本情報の正確性または完全性に対して一切の責任を負いません CA は 該当する法律が許す範囲で いかなる種類の保証 (

ARCserve Backup r12.5 Handbook

TECHNICAL GUIDE: ARCSERVE UNIFIED DATA PROTECTION Arcserve Unified Data Protection v6.5 Agent for Windows Workstation Edition 環境構築ガイド 2018 年 11 月 REV:

TECHNICAL GUIDE: ARCSERVE UNIFIED DATA PROTECTION Arcserve Unified Data Protection v6 プラン作成ガイド 2016 年 5 月 ~ 仮想環境をエージェントレスで バックアップするプランの作成 ~ REV: 1.1

環境構築ガイド ~ インストールから運用開始まで ~ 年 2 月

目次 はじめに 復旧メディアの作成 復旧メディアの作成 APPENDIX WINDOWS ADK のダウンロードとインストール 製品情報と無償トレーニング情報 製品情報 ト

TECHNICAL GUIDE: ARCSERVE UNIFIED DATA PROTECTION Arcserve Unified Data Protection v6.5 環境構築ガイド コンソール + 復旧ポイントサーバ ( フルコンポーネント ) インストール編 2018 年 11 月 RE

CA ARCserve Replication/HA r16.5 のご紹介 CA Technologies データマネジメント事業部 Click to edit Master subtitle style 第 1.0 版

リンククローン環境の バックアップ / リカバリガイド Rev 年 11 月

改定履歴 2013 年 05 月 Rev1.0 初版 2013 年 06 月 Rev WinPE 惨事復旧イメージの作成 手順 789の説明文及び画面イメージを変更 2014 年 10 月 Rev1.5 arcserve Japan 合同会社設立に伴い Rev1.5 に改訂 すべての製

新製品 Arcserve Backup r17.5 のご紹介 (SP1 対応版 ) Arcserve Japan Rev. 1.4

Arcserve Replication/HA r16.5 のご紹介 Arcserve Japan 第 1.6 版 1

TECHNICAL GUIDE: ARCSERVE BACKUP R17.5 Arcserve Backup r17.5 環境構築ガイド インストール編 2018 年 11 月 REV: 1.2

5. 応用操作 応用操作 5-1 ARCserve Backup サーバのステータス管理 ARCserve Backup には バックアップ時の状況および結果について担当者がステータスを管理し 効率的な運用を行うための様々な機能があります 応用操作では 日々サーバ管理者が必要とする日常業務の機能や

まえがき 2011 年 11 月 1 日 ver1.0 [ 初版 ] 運用中の ESX(i) ホストの負荷が高く 仮想アプライアンスの実行が望ましくない場合 ESX インフラストラクチャ外部にある物理コンピュータへのエージェント for ESX(i) (Windows) のインストールを検討してくだ

改訂履歴 2012 年 10 月 Rev 1.0 リリース 2014 年 10 月 arcserve Japan 合同会社設立に伴い Rev1.5 に改訂 本ガイド内の記号について メリット arcserve Backup の利用メリットや新機能などの紹介 メモ補足説明や arcserve Back

アーカイブ機能インストールマニュアル

目次 1. はじめに D2D と RDX によるバックアップ運用 バックアップスケジュールとカートリッジの交換 D2D の設定 ステータスの確認 ファイルのリストア手順 < 本書の構成について > Arcs

改訂履歴 2012/01 初版リリース 2

目次 初めに... 1 検証構成... 1 検証 1 LTO-5 HH での検証... 2 検証項目 ARCserve での動作確認 デバイス正常認識の確認 デバイス構成の確認 フォーマットが出来る事の確認 Backup 動作確認...

下位互換サポートの注意点 下位互換サポートにはいくつか注意点があります 1. 全体的な注意点 と 利用する製品の注意点 最 後に 8. そのほかの注意点 をすべて確認してください 1. 全体的な注意点 ライセンスキーの登録 ( 重要 ) Arcserve Backup r17 からライセンスの登録モ

目次 1. インストール環境の確認 動作要件の確認 ストレージデバイスの準備 インストールの準備 インストールする場所 Arcserve Backup r17 のサービスに必要なアカウント インストール...

ドメインコントローラを冗長化していてもバックアップは必要です! Active Directory データベースの複製の仕組み DC1 2 変更された情報を定期的に他の DC に複製 DC2 同期 1 ドメインコントローラ (DC) で変更が行われる Active Directory データベース上で

QNAP vsphere Client 用プラグイン : ユーザーガイド 2012 年 12 月更新 QNAP Systems, Inc. All Rights Reserved. 1

Rev:1.1 Arcserve Unified Data Protection 7.0 環境構築ガイド - コンソール + 復旧ポイントサーバ - ( フルコンポーネント ) インストール編 はじめに インストール インストール前の確認と準備 バ

Stepguide15_shisa_guard.indd

下位互換サポートの注意点 下位互換サポートにはいくつか注意点があります 1. 全体的な注意点 と 利用する各製品の注意点 最後に 7. そのほかの注意点 をすべて確認してください 1. 全体的な注意点 ライセンスキーの登録 ( 重要 ) 利用中の環境で Arcserve Backup の上書きインス

Polycom RealConnect for Microsoft Office 365

本ガイド内の記号について メリット ARCserve Backup の利用メリットや新機能などの紹介 メモ補足説明や ARCserve Backup の仕様などの紹介 ポイント設定 / 運用時の注意事項やポイントなどの紹介

タイムゾーンの設定 エージェントオプション ESX/ESXi サーバ エージェントオプション仮想アプライアンス ライセンスの入力 管理サーバへの登録 (STEP4)

目次 1 VirtualBoot for Hyper-V とは バックアップを実行するマシンの設定 確認すべきこと SPX によるバックアップ VirtualBoot for Hyper-V を実行するマシンの設定 確

PowerPoint プレゼンテーション

まえがき 2011 年 11 月 1 日 ver1.0 [ 初版 ] 本手順書では vcenter サーバが管理する仮想コンピュータを Acronis Backup & Recovery 11 エージェント for ESX(i)( バーチャルアプライアンス ) を用いてバックアップする手順をご紹介し

文章番号 :DSG Networld Coporation 検証結果報告書 Cisco UCS Server + IBM TS3100 TAPE Library ARCserve Backup 16.5 動作検証 株式会社ネットワールド SI 技術本部

改版履歴 版数 改版日付 改版内容 /03/14 新規作成 2013/03まで製品サイトで公開していた WebSAM DeploymentManager Ver6.1 SQL Server 2012 製品版のデータベース構築手順書 ( 第 1 版 ) を本 書に統合しました 2

TECHNICAL GUIDE: "ARCSERVE BACKUP" Arcserve Backup と RDX によるバックアップ運用 2014 年 1 月 Arcserve Japan 注意 : この資料は 2014 年 1 月現在の製品を基に記述しています

Windows Small Business Server 2011 Essentialsバックアップ容量節減ガイド

アーカイブ機能インストールマニュアル

ActiveImage Protector 2016 R2 for Express5800 / ftサーバ

マネージドクラウド with bit-drive 仮想マシンサービス 管理者マニュアル [ 管理者さま向け ] 2018 年 10 月 15 日 Version 3.0 bit- drive 2018/10/15 Version 3.0 マネージドクラウド with bit-drive 仮想マシン

(Veritas\231 System Recovery 16 Monitor Readme)

お願い ここに記載されている情報とそれに対応する製品をご使用になる前に 本書をご利用になる前に の事項を必ずご確認ください 2012 年 12 月 発行 : レノボ エンタープライズ ソリューションズ株式会社担当 : System x Technical Sales 2

2. 製品のインストール時にライセンスキー登録を行う方法製品のインストール途中で [ 製品のライセンスと登録 ] が表示されます (1) 25 文字キーにチェックを入れ [ 次へ ] をクリックします (2) [ ライセンスキーの入力 ] 画面が表示され テキストボックス内にライセンスキーを入力しま

Arcserve Backup 間違いやすいライセンスー目次 Client Agentが必須になるパターン Disaster Recovery Option Tape Library Option 仮想環境でのライセンス この資料は Arcserve Backup 利用時の間違いやすいライセンスにつ

<4D F736F F D DD92E B838B5F8EE688B590E096BE8F915F3194C55F E646F63>

CLUSTERPRO MC StorageSaver for BootDisk 1.2 (for Windows) インストールガイド 2014(Mar) NEC Corporation はじめに 製品導入の事前準備 本製品のインストール 本製品の初期設定 本製品のアンインストール

Rev:1.0 Arcserve Backup 18.0: 下位互換サポート 1 下位互換サポートについて 下位互換サポートの対象製品と対象バージョン 注意点 全体的な注意点 下位互換バージョンのライセンス登録

CLUSTERPRO X for Windows PPガイド

winras.pdf

第 1 版

USBドライバインストールマニュアル [Windows Vista/Windows 7]

改版履歴 サポート装置一覧と手順書を分離 BrightStor ARCserve Backup と Backup Exec の名称から Ver. を削除 ( 製品リリースのたびに手順書を更新しなくても済むように配慮 ) SW1.3 ft 制御ソフトウェア 1.

Microsoft PowerPoint - LAB-03-SR18-ã…Łã‡¡ã‡¤ã…«ã…ªã‡¹ã…‹ã‡¢-v1

MIRACLE System Savior操作手順書

はじめに 京セラ製スマートフォンを指定の microusb ケーブル ( 別売 ) またはこれと共通仕様の microusb ケーブル ( 別売 )( 以下 USB ケーブル ) と接続して USB テザリング機能をご使用いただくためには あらかじめパソコンに USB ドライバ をインストールしてい

ixpand Transfer クイックガイド ixpand Transfer は サンディスク ixpand フラッシュドライブ専用の Android アプリケーションです 本アプリケーションは Android スマートフォンやタブレットに接続したサンディスク ixpand フラッシュドライブを使

改訂履歴 2012 年 10 月 Rev 1.0 リリース 2014 年 10 月 arcserve Japan 合同会社設立に伴い Rev1.5 に改訂 本ガイド内の記号について メリット arcserve Backup の利用メリットや新機能などの紹介 メモ補足説明や arcserve Back

CLUSTERPRO MC StorageSaver for BootDisk 2.1 (for Windows) インストールガイド 2016(Mar) NEC Corporation はじめに 製品導入の事前準備 本製品のインストール 本製品の初期設定 本製品のアンインストール

VERITAS Backup Exec for Windows Servers Management Pack for Microsoft Operations Manager ガイド

検証結果報告書 Cisco UCS Server Tandberg Data LTO5 HH/ Storage Loader LTO 5 FC +Dell Softwre NetVault 動作検証 (Windows Server 2012) タンベルグデータ株式会社 営業部

改版履歴 Ver. 日付履歴初版 2014/7/10 - 目次 1. はじめに クラスター構築の流れ Windows Server Failover Cluster をインストールするための準備 OS のセットアップ時の注意... -

SCC(IPsec_win10)_リモート設定手順書.doc

<4D F736F F D C A8DED8F9C8EE88F878F E C5816A2E646F63>

Arcserve Backup 製品のライセンスキー登録システムご使用方法 もくじ 1. ライセンスキー登録について 2. 製品のインストール時にライセンスキー登録を行う方法 3. 製品インストール後にライセンスキー登録を行う方法 3-1 製品を立ち上げてライセンスキー登録を行う方法 3-2 CA_

CLUSTERPRO MC RootDiskMonitor 1.0 for Windows インストールガイド 2013(Mar) NEC Corporation はじめに 製品導入の事前準備 本製品のインストール 本製品の初期設定 本製品のアンインストール

第 2 版

arcserve Backup r16 ライセンスと WSFC 対応製品 Arcserve Japan rev. 1.5

目次 1. はじめに 準備 機器構成 やさしく名刺ファイリング Pro v.14.0 セットアップと動作確認 やさしく名刺ファイリング Pro v.14.0 セットアップ... 5 Windows Windows 8.

Arcserve Unified Data Protection サーバ構成とスペック見積もり方法 2016 年 06 月 Arcserve Japan Ver

Title Slide with Name

Veritas System Recovery 16 Management Solution Readme

はじめに URBANO PROGRESSO を microusb ケーブル 01 ( 別売 ) またはこれと共通の仕様の microusb ケーブル ( 別売 )( 以下 USB ケーブル ) と接続して USB テザリング機能をご使用いただくためには あらかじめパソコンに USB ドライバ をイン

BACREX-R クライアント利用者用ドキュメント

<MW-400k > InterSec/MW400k アップデート適用手順書 2017 年 8 月 1 版

価格査定システム インストールガイド 目次 はじめに...1 インストール CD の内容...1 インストール手順概要...2 A 価格査定システムのインストール...4 B マニュアルの参照 インストール B-1 CD-ROM から参照 B-2 インストールして参照...

Master'sONEセキュアモバイル定額通信サービス(MF120)設定手順書(Ver1_2).doc

TECHNICAL GUIDE: ARCSERVE BACKUP R16.5 Arcserve Backup r16.5 インストールガイド 第二部インストール編 2013 年 3 月 REV: 1.5

CLUSTERPRO MC StorageSaver 2.2 for Linux リリースメモ 2017(Apr) NEC Corporation ライセンス パッケージのインストール セットアップ マニュアル 補足事項 注意事項

CLUSTERPRO MC StorageSaver 1.1 for Linux リリースメモ 2015(Jun) NEC Corporation ライセンス パッケージのインストール セットアップ マニュアル 補足事項 注意事項

Copyright 2007, 2008 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Windows は米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です 本書の内容は 将来予告なしに変更されることがあります HP 製

Copyright 2007, 2008 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Windows は米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です 本書の内容は 将来予告なしに変更されることがあります HP 製

Windows Server Failover Clustering 環境への Client Agent の導入と復旧ガイド < その 3> リモートノードの WSFC 環境へ Client Agent の導入と復旧 年 1 月

親指シフトキーボード(FMV-KB611)、JISキーボード(FMV-KB621)、FMV-LIFEBOOK(親指シフトキーボードモデル)をお使いになる方へ

クライアント証明書導入マニュアル

Microsoft Windows XP Professional x64 Editionインストール方法説明書

Acronis Backup 12.5 Advanced NetAppスナップショット連携

CLUSTERPRO X for Windows PPガイド (Arcserve Backup)

Express5800/ft サーバ (Windows モデル ) バックアップ復旧手順書 [Arcserve 編 ] 本手順書では Express5800/ft サーバ (Windows モデル ) にて Arcserve を用いてシステ ムを復旧する一般的な手順について記載しています 対象機種

TECHNICAL GUIDE: ARCSERVE UDP APPLIANCE Arcserve UDP アプライアンス ハードウェアエラーの メール通知設定 2019 年 2 月 REV: 1.1

MS SQL の Point-in-Time リストア A - - v6.5 Update4 以降サポート Active Directory 詳細レベルリストア A A A v5 Update2 以降サポート 小さいパーティションへのBMR A A A v5 Update2 以降サポート リモートレ

Transcription:

解決!! 画面でわかる簡単ガイド : 仮想環境データ保護 (VMWARE ESX)~ 仮想マシン 丸ごと バックアップ手順 ~ 解決!! 画面でわかる簡単ガイド Arcserve Backup r16 仮想環境データ保護 (VMware ESX) ~ 仮想マシン 丸ごと バックアップ手順 ~ 2012 年 12 月 1

目次 はじめに... 3 バックアップ前の準備... 4 バックアップ... 10 まとめ... 23 改訂履歴 2012/12 初版リリース 2014/10 社名変更 このドキュメントに含まれる特定の情報は Arcserve 製品の全体的な方向性に関する概略を説明しています このドキュメントは (i) 既存または将来作成される Arcserve のソフトウェア製品に関するライセンス契約書またはサービス契約書において Arcserve またはライセンシーの権利および / または義務に影響を与えたり (ii)arcserve のソフトウェア製品のいかなる製品ドキュメントや仕様書を修正したりするためのものではありません このドキュメントに記述された機能の開発 リリース 時期についての決定権は Arcserve のみが有します Copyright 2014 Arcserve(USA), LLC. All rights reserved. Microsoft Windows Windows NT および Windows ロゴは 米国またはその他の国 あるいはその両方における Microsoft Corporation の商標です 本書で参照するその他すべての商標 商号 サービスマーク およびロゴは それぞれの会社に属します 本書は情報提供のみを目的としています Arcserve は本情報の正確性または完全性に対して一切の責任を負いません Arcserve は 該当する法律が許す範囲で いかなる種類の保証 ( 商品性 特定の目的に対する適合性または非侵害に関する黙示の保証を含みます ( ただし これに限定されません )) も伴わずに このドキュメントを 現状有姿で 提供します Arcserve は 利益損失 投資損失 事業中断 営業権の喪失 またはデータの喪失など ( ただし これに限定されません ) このドキュメントに関連する直接損害または間接損害については Arcserve がその損害の可能性の通知を明示的に受けていた場合であっても一切の責任を負いません 2

はじめに グリーン IT やサーバの設置スペース 運用コストの削減や既存業務システムの移行など 今や仮想化システムはテスト環境のみならず 本番環境でも数多く導入されてきています いまや仮想化システムは本番環境には欠かせない構成であり 仮想化環境ならではの容易なサーバ追加や導入コストの削減 運用効率だけでなく 物理環境同様の安定稼動や事業継続などの付加価値の高いサービスの維持も求められています こうした中で仮想化システムのバックアップも より簡単に より効率的にデータを保護する需要が高まっています このガイドでは Arcserve Backup r16 for Windows ( 以降 Arcserve Backup) を使った 仮想化システム上に 構築される仮想マシン ( ゲスト OS) のバックアップ方法について 画面イメージとともに 1 つずつ手順を説明します 本ガイドの構成 本ガイドでは 仮想マシンの簡単なバックアップ方法に焦点をあて 丸ごと ( 全体イメージ ) をハードディスクにバックアッ プする方法について説明しています このガイドでは以下の構成を想定しています 3

バックアップ前の準備 Arcserve Backup をインストール後 バックアップを開始する前にバックアップ先を設定する必要があります Arcserve Backup では テープデバイスと同様にハードディスクに対してバックアップすることができます ハードディスクに対してのバックアップを実現するためには ファイルシステムデバイスという仮想的なテープ装置をハードディスク上に作成します このガイドでは ファイルシステムデバイスを作成し バックアップ先 ( デスティネーション ) に設定します Arcserve Backup は テープデバイスが接続されている環境に Arcserve Backup をインストールすると そ れらのデバイスを自動認識するため インストール直後すぐに利用することも可能です Arcserve Backup マネージャの起動 Arcserve Backup の管理コンソールである [ARCserve Backup マネージャ ] を起動します Windows の [ スタート ] メニューから [ すべてのプログラム ] - [CA] - [ARCserve Backup] - [ マネージャ ] を選択します 仮想マシン 4

[ARCserve Backup マネージャ ] 起動前に [ デフォルトサーバ情報 ] の画面が起動しますので Arcserve Backup のインストール時に指定したユーザ名 パスワードをそれぞれ入力して [OK] をクリックします ユーザ名 (U): caroot パスワード (P): Arcserve Backup のインストール時に入力したパスワード [ARCserve Backup マネージャ ] の [ ホーム ] 画面が起動します 5

ディスクへのバックアップ準備 仮想マシンをハードディスクにバックアップするために Arcserve Backup でファイルシステムデバイスを作成します ファイルシステムデバイスとは テープデバイスのようにハードディスクに対してバックアップする機能です 1. [ARCserve Backup マネージャ ] の [ ホーム ] で [ 管理 ] - [ デバイスマネージャ ] をクリックします 2. [ デバイス管理 ] 画面で [ ディスクベースデバイスの管理 ] をクリックします 6

3. [ デバイスの作成 ] ボタンをクリックすると [ ディスクベースデバイス環境設定 ] 画面が開きます ここで [Windows ファイルシステムデバイス ] を選択し [ 追加 ] ボタンをクリックします 4. バックアップデータの格納先となるデバイスの場所を指定します [ データファイルの場所 ] の右横にあるをクリックします バックアップデータの格納先をネットワーク上の共有フォルダに指定する場合は 直接 UNC 名を指定することも可能です ( 例 : ARCSERCE SHARE) ネットワーク上の共有フォルダを指定した場合は [ セキュリティ ] ボタンをクリックし ユーザ名とパスワードを入力します 7

5. [ ディレクトリの指定 ] 画面が表示されますので バックアップ先として指定するディレクトリを指定します このガイドでは 事前に作成した E ドライブの FSD フォルダを選択し [ 選択 ] をクリックします バックアップ先は任意の場所を指定してください 6. デバイス名の左横にが表示されたことを確認して [ 次へ ] をクリックします 7. ファイルシステムデバイスの作成が成功したことを画面の レポート で確認し [ 完了 ] をクリックします ( グループ名を空欄にした場合 Arcserve Backup が自動的に名前をつけます ) 8

8. 以上でファイルシステムデバイスの作成は完了です 右上 2 番目の 戻ります をクリックして [ デバイス管理 ] を終了し [ARCserve Backup マネージャ ] の [ ホーム ] へ 9

バックアップ バックアップデータ ( ソース ) の選択 1. [ARCserve Backup マネージャ ] の [ ホーム ] 画面で [ バックアップマネージャ ] をクリックします 2. [ バックアップ ] マネージャ画面が起動します 10

3. [ バックアップ ] マネージャ画面 [ スタート ] タブの [ バックアップタイプの選択 ] で [ 標準バックアップ ] を選択し ます バックアップ 4. [ バックアップ ] マネージャ画面 [ ソース ] タブの [VMware システム ] ツリーのマークをクリックして展開します 11

5. [VMware システム ] を展開すると プロキシサーバが表示されますので さらにプロキシサーバの左横のを クリックして展開します この環境のプロキシサーバ名は ARCSERVE です 6. プロキシサーバ ARCSERVE を展開すると VMware ESX が表示されます さらに VMware ESX の左横の をクリックして展開します この環境の VMware ESX 名は ESX です 12

7. ESX を展開すると その VMware ESX 上の仮想マシンが表示されます 表示された仮想サーバのをクリッ クすると バックアップ対象を選択できます このガイドのバックアップ対象となる仮想マシン名は WIN2K3R2VM1 です 8. WIN2K3R2VM1 左横のをクリックすると に変更されます バックアップ対象の仮想マシンを選択した状 態です 13

バックアップオプションの設定 9. バックアップオプションの設定を行います バックアップマネージャの上中央にある [ オプション ] ボタンをクリック します 10. [ グローバルオプション ] 画面が表示されますので [ エージェントオプション ] タブを選択します 14

11. [ エージェントオプション ] タブの左側で Agent for Virtual Machines が選択し 右側のメニューの [ バックア ップモード ] で [raw モード ] を選択し [ ファイルレベルリストアを許可する ] のチェックボックスをクリックし 選 択を解除します 12. [OK] をクリックし オプションの設定を完了します 15

バックアップスケジュール 13. このガイドでは スケジュール設定は行わず すぐにバックアップを開始します [ スケジュール ] タブをクリックし デフォルトの [ カスタムスケジュール ] および [ フル ( アーカイブビットを維持 )] が選択されていることを確認します 16

バックアップ先 ( デスティネーション ) の設定 14. バックアップ先 ( デスティネーション ) を指定します [ バックアップ ] マネージャの [ デスティネーション ] タブをクリックします 15. 画面の左側にデバイスグループが表示されています デバイスグループ PGRP0 を選択します 17

バックアップジョブの開始 16. バックアップマネージャ上の [ サブミット ] ボタンをクリックします 17. [ サブミット ] ボタンをクリックすると [ セキュリティおよびエージェント情報 ] が表示されます 18

18. [ セキュリティおよびエージェント情報 ] を確認すると VMware ESX ESX のユーザ名とパスワードが入ってい ないことが確認できます ここで [ESX] を選択し [ セキュリティ ] をクリックします 19. [ セキュリティ ] 画面が表示されます デフォルトではユーザ名に Administrator と自動的に入力されています ので VMware ESX の管理者名 [root] に変更し パスワードを入力後 [OK] をクリックします 19

20. [ セキュリティ ] 画面で ユーザ名 と パスワード が入力されていることを確認し [OK] をクリックします 21. [ ジョブのサブミット ] 画面が表示されます 必要に応じてジョブ名を変更し [OK] をクリックします 以上で バックアップジョブの実行は完了です [OK] をクリックすると 自動的に [ ジョブステータス ] マネージャが起動します 20

22. [ ジョブステータス ] マネージャが起動し 開始したバックアップジョブが アクティブ になりバックアップが開始しま す 23. バックアップジョブが完了すると 以下のようなメッセージが出力されますので [OK] をクリックします 21

完了したバックアップジョブの確認 [ ジョブステータス ] マネージャで [ アクティビティログ ] タブをクリックし 完了したバックアップジョブにエラーがないか確認します アクティビティログはデフォルトでは 週別グループ化が有効になっていますので [ 今週 ] の左横のマークをクリックし 該当するジョブ ( このガイドでは ジョブ 18 ) のをクリックし展開し エラーや警告がないことを確認します エラーなどが発生していた場合は かならずエラーの原因調査を行ってください 22

まとめ このガイドで紹介している丸ごとバックアップを行う raw モード とは 指定した仮想マシン全体をイメージレベルでバックアップするため 最も高速なバックアップおよびリストア ( 仮想マシンの復旧 ) が可能な方法です 仮想マシンをこの raw モードだけ のみを利用して保護する場合は 仮想マシンへの Agent for Virtual Machines のインストールは不要です このため 導入からバックアップまで迅速な対応が可能です 仮想マシンを丸ごと復旧する方法は 解決!! 画面でわかる簡単ガイド : 仮想環境データ保護 (VMware ESX)~ 仮想マシン 丸ごと 復旧手順 ~ で紹介しています 製品情報 Arcserve シリーズ総合情報サイト http://arcserve.com/jp/ テクニカルサポート http://www.arcserve.com/jp/support.aspx テクニカルサポート : Arcserve Backup r16 for Windows: 製品マニュアル http://www.arcserve.com/jp/lpg/jpsupport/manual.aspx#a01 テクニカルサポート : Arcserve Backup r16 for Windows: 動作要件 http://www.arcserve.com/jp/lpg/jpsupport/sysreq/bab16win.aspx 無償トライアル申し込みサイト https://www.arcserve.com/jp/free-backup-software-trials.aspx ご購入の方法ご購入方法の詳細は Arcserve 販売パートナーへお問い合わせください http://www.arcserve.com/jp/lpg/partners-list.aspx 23