労働保険 新潟労働局 (H31.3)
目次 1 継続事業の一括とは P.3 2 継続事業一括の要件 P.3 3 新規 追加申請手続 P.4 4 認可の取消手続き P.6 5 被一括事業の名称等の変更の届 P.7 6 指定事業が移転 名称変更した場合 P.8 7 指定事業の変更 ( 会社合併等 ) P.9 8 指定事業の変更 ( 事務組合加入から個別加入へ変更した場合等 ) P.10 9 指定事業と被一括事業を入れ替える場合 ( 管轄をまたがないとき )P.11 10 指定事業と被一括事業を入れ替える場合 ( 管轄をまたぐとき )P.12 11 労働保険継続事業一括認可等確認照会票 P.13-2 -
1 継続事業の一括とは 労働保険の保険関係は 適用事業単位に成立するのが原則ですので 1 つの会社でも支店や営業所等ごとに複数の保険関係が成立することになります 事業主及び政府の事務処理の便宜と簡素化を図るため 一定の要件を満たす継続事業については これら複数の保険関係を 指定した 1 つの事業 (1 つの労働保険番号 ) にまとめて申告納付することができます これを 継続事業の一括 といいます ( 徴収法第 9 条 ) この継続事業の一括を受けるためには 労働局長の認可が必要です 労働基準監督署 それぞ れの支店や営業所の住所を管轄する 労災手続 労災手続 労災手続 被一括事業 ( 支店など ) 被一括事業 ( 支店など ) 被一括事業 ( 支店など ) 継続事業の一括手続きをすると 本社など事務を包括する事業場で各支店や営業所の保険料を一括して申告納付できます 指定事業 ( 本社など ) 保険料 申告手続き 労働局 継続事業の一括手続きをしても 労災請求は各支店や営業所を管轄地域とする労働基準監督署へ提出します 請求時に使用する労働保険番号は指定事業 ( 本店など ) の保険番号を記入します 2 継続事業の一括の要件 保険関係が成立している 2 以上の事業について 継続事業の一括をしようとするときは それぞれの事業が次のすべての要件に該当していなければなりません (1) 継続事業であること (2) 指定事業と被一括事業の事業主が同じこと ( 法人の場合は同一法人に限る ) (3) それぞれの事業が 保険関係区分 ( 労災保険と雇用保険の両保険が一元適用なのか 別々の適用なのかの区分のこと ) が同一であること (4) それぞれの事業の 労災保険料率表 による 事業の種類 が同じこと - 3 -
3 新規 追加申請手続 (1) 労働保険関係成立届支店や営業所等を新設した場合 支店や営業所等の所在地を管轄する労働基準監督署に労働保険の保険関係成立届 様式第 1 号 ( 第 4 条関係 ) を提出してください その際に窓口で 徴収法第 9 条に基づく継続事業一括申請をする予定であることを申し出てください 継続一括申請手続き用の仮保険番号が振出されます 指定事業の住所 事業主名 仮保険番号 ( 監督署で記入 ) 被一括事業の住所 事業主名 被一括事業の簡単な仕事の内容 被一括事業の成立年月日 ( 支店や営業所の開始日 ) 被一括事業の住所と名称を記入してください 指定事業の労働保険番号を記入して下さい 被一括事業での人数 記入不要 被一括事業の成立年月日 ( 開始日 ) 被一括事業での人数 すでに番号を取得している適用事業を被一括事業に組み入れる場合には 改めて成立届を提出する必要はありません すでにある労働保険番号をお使いください その際 当該労働保険番号の精算手続き ( 確定申告書の提出 ) が必要です - 4 -
(2) 労働保険継続事業一括認可 追加 取消申請書 (1) の労働保険関係成立届の内容を記入した労働保険継続事業一括認可 追加 取消申請書 様式第 5 号 ( 第 10 条関係 ) を指定事業の所在地を管轄する労働基準監督署に提出してください 提出された労働保険継続事業一括認可 追加申請書は 内容を審査し労働局長がその申請に対する認可の通知を事業主あてに行います 認可された被一括事業には 1 つずつ整理番号が付与されます 今後の申請 手続きにはこの整理番号が必要となります 認可通知書の再発行はしていませんので大切に保管してください 指定事業の労働保険番号を記入 指定事業の労働保険番号に対して初めて一括申請する場合は 新規 2 回目以降は 認可の追加 に 指定事業の住所 名称等を記入してください (1) でもらった仮保険番号 被一括事業の住所 名称等を記入してください 1 新規申請 又は 3 追加 の申請に - 5 -
4 認可の取消手続き 支店や営業所等が廃止 閉鎖になった場合 労働保険継続事業一括認可 追加 取消申請書 ( 様式第 5 号 ) を指定事業の所在地を管轄する労働基準監督署に提出してください この場合も労働局長が認可の取消通知を行います 通知書の再発行はしていませんので大切に保管ください 指定事業の労働保険番号を記入 認可の取消 に 指定事業の住所 名称等を記入してください 記入不要 整理番号 被一括事業の住所 名称等を記入してください 4 認可の取消 に - 6 -
5 被一括事業の名称等の変更の届 支店や営業所等の名称 所在地が変更になった場合 労働保険継続事業一括変更申請書 / 継続被一括事業名称 所在地変更届 ( 様式第 5 号の 2) を指定事業の所在地を管轄する労働基準監督署に提出してください この届に関しては事業主あての通知はありません 指定事業の労働保険番号を記入 被一括事業の名称等の変更 に 指定事業の住所 名称等を記入してください 変更したい被一括事業の整理番号を記入 被一括事業の新しい住所 名称を記入してください 記載は所在地 名称 電話番号のうち 変更箇所のみ記入して下さい 2 被一括事業の名称等の変更 に 被一括事業の変更前住所 名称等を記入してください - 7 -
6 指定事業が移転 名称変更した場合 指定事業の所在地や名称が変更された場合には 名称 所在地変更届 ( 様式第 2 号 ) を指定事業の移転先所在地を管轄する労働基準監督署へ提出してください 被一括事業はそのまま引き継がれますので 新たに継続一括の申請は必要ありません 監督署の管轄をまたぐ移転を行った場合には新規に指定事業として届出た労働保険番号が振出されます 被一括事業の名称等は変更されませんので 必要に応じて 5 の 労働保険継続事業一括変更申請書 / 継続被一括事業名称 所在地変更届 ( 様式第 5 号の 2) を提出してください 指定事業の労働保険番号を記入 変更後の事業所を記入してください ( 変更箇所のみ ) 変更前の事業主 事業 事業所の住所名称を記入してください 変更後の事業主 事業の住所名称を記入して下さい 住所と名称を記入する欄が新旧 3 か所ずつありますが 使い分けは下記のとおりです 事業主 雇用者 事業 実際に労働者が就労している場所 事業所 連絡先 ( 郵送先等 ) 変更前 変更後の各項目は変更箇所のみ記入し 変更がない部分は空欄としてください 変更内容 管轄をまたぐ住所変更があった場合 ここに新しい労働保険番号が記載されます ( 監督署が記入します ) - 8 -
7 指定事業の変更 ( 会社合併等 ) 合併等で A の指定事業が B の指定事業を吸収する場合 労働保険継続事業一括変更申請書 / 継続被一括事業名称 所在地変更届 ( 様式第 5 号の 2) を A の指定事業の所在地を管轄する労働基準監督署に提出してください 手続きが終了して認可されると 吸収された B の指定事業及び被一括事業に新しい整理番号が振出され 労働局長から認可の通知が届きます 通知が届きましたら必要に応じて 5 の 労働保険継続事業一括変更申請書 / 継続被一括事業名称 所在地変更届 ( 様式第 5 号の 2) を提出してください 指定事業の変更 に 吸収される会社の労働保険番号 吸収される会社の住所 名称等を記入 指定事業 1 工場 2 工場 3 工場 B 社指定事業 B 社 4 工場 B 社 5 工場 記入しないでください 吸収する会社の住所 名称等を記入 指定事業 6 工場 ( 旧 B 社指定事業 ) 1 工場 2 工場 3 工場 4 工場 5 工場 吸収する会社の労働保険番号 7 指定事業を同一局の別事業に変更 に - 9 - 吸収される会社 は保険料の精算手続き ( 確定申告書の提出 ) が必要です また 被一括事業として登録が残りますので 事務所がなくなる場合には別途認可の取消処理が必要です 本手続きは AB どちらも指定事業の場合のみとなります
8 指定事業の変更 ( 事務組合加入から個別加入へ変更した場合等 ) 指定事業が事務組合加入から個別加入へ変更した場合等 指定事業の労働保険番号を他の指定事業の労働保険番号へ被一括事業全体を移動させたい場合には 労働保険継続事業一括変更申請書 / 継続被一括事業名称 所在地変更届 ( 様式第 5 号の 2) を新規に指定事業として届出た労働保険番号を管轄する労働基準監督署に提出してください 手続きが終了して認可されると 旧指定事業の被一括事業に新しい整理番号が振出され 労働局長から認可の通知が届きます 指定事業の変更 に 旧指定事業の労働保険番号 旧指定事業の住所 名称等を記入 旧指定事業 1 2 3 4 5 記入しないでください 旧指定事業 新指定事業 1 2 3 4 5 新しい指定事業の住所 名称等を記入新しい指定事業の労働保険番号 9 指定事業の移転 に 本手続きでは旧指定事業の登録が消滅します 旧指定事業が変更後も被一括事業として継続する場合には 改めて認可の追加手続きを行ってください 本手続きは紙による申請のみとなります ( 電子申請不可 ) - 10 -
9 指定事業と被一括事業を入れ替える場合 ( 管轄をまたがないとき ) 新旧の指定事業を入れ替えた結果 管轄する労働基準監督署が変更されない場合 には 継続被一括名称 所在地変更届 ( 様式第 5 号の 2) を下図のとおり記入して指定事業の所在地を管轄する労働基準監督署へ提出してください 指定事業の変更 に 旧指定事業の労働保険番号 旧指定事業の住所 名称等を記入 新指定事業となる被一括事業の労働者数を記入 A 署管轄 入替対象 指定事業 被一括事業 1 被一括事業 2 B 署管轄 被一括事業 4 被一括事業 3 記入しないでください A 署管轄 入替後 指定事業 被一括事業 1 被一括事業 2 新指定事業の住所 名称等を記入 B 署管轄 被一括事業 4 被一括事業 3 新指定事業となる被一括事業の整理番号を記入 6 指定事業を同一局の被一括事業に変更 に このケースでは指定事業の保険番号は変わりません - 11 -
10 指定事業と被一括事業を入れ替える場合 ( 管轄をまたぐとき ) 新旧の指定事業を入れ替えた結果 指定事業を管轄する労働基準監督署が変更となる場合 には 旧指定事業 ( 新被一括事業 ) から新指定事業 ( 旧被一括事業 ) への 名称 所在地等変更届 ( 様式第 2 号 )( 記入例は 8 ページを参照 ) と 旧被一括事業 ( 新指定事業 ) から新被一括事業 ( 旧指定事業 ) への 継続被一括名称 所在地変更届 ( 様式第 5 号の 2)( 記入例は 7 ページを参照 ) を両方とも被一括事業 ( 新指定事業 ) の所在地を管轄する労働基準監督署へ提出してください ( 申請後 労働保険番号が変わります ) 入替対象 指定事業東京都 ~ A 営業所新潟県 ~ B 営業所石川県 ~ C 営業所富山県 ~ 指定事業の所在地を元 A 営業所の所在地へ変更 ( 保険番号が変ります ) 入替後 A 営業所東京都 ~ A 営業所の所在地を元指定事業所在地へ変更 指定事業新潟県 ~ B 営業所石川県 ~ C 営業所富山県 ~ - 12 -
新潟労働局長殿労働基準監督署長殿 照会年月日 : 平成年月日 労働保険継続事業一括認可等確認照会票 1 依頼理由 2 指定を受けている事業 府県 所掌 管轄 基幹番号 枝番号 労働保険番号 15 所 在 地 名 称 担当者氏名 連 絡 先 3 照会の区分 照会事項に該当する番号を で囲んで下さい また 2 3 については 必ず必要事項も記載し て下さい 1 全ての被一括事業を照会 2 次の管轄地域にある被一括事業のみ照会 府県 所掌 管轄 15 3 次の整理番号のみ照会 整 理 番 号 被一括事業の名称 被一括事業の所在地 < 代理人 ( 社会保険労務士等 ) に照会を依頼する場合は 以下にも記入願います > 下記の 2 の者を代理人と定め 下記 1 に規定する権限を委任します 1 権限 : 2 代理人住所 : 氏名 : 電話番号 : 担当者 : 事業主所在地名称氏名 印 照会については 指定事業を管轄する監督署または新潟労働局徴収課あてに郵送 ( 返信用封筒同封 ) または窓口に直接依頼して下さい - 13 -