2019 年度 安全報告書 九州急行バス株式会社

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4 輸送の安全のために講じた措置及び講じようとする措置 2017 年度に講じた措置当社は バス事業における経営の根幹は 安全 である との認識に立ち 安全性向上のための取り組みを継続して推進しています また 2017 年度は 向こう 3 年間の安全に関する具体的な実行計画をまとめた 第三次中期安全計

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安全報告書(運輸安全マネジメント2017年度方針/バス)

安全方針 令和元年 6 月 1 日 株式会社ザイマックストラベルデザイン 当社は 輸送の安全確保が旅客自動車運送事業の社会的使命と深く認識し 全社員一丸となって輸送の安全を確保し 意識の徹底を図り 安全をすべてに優先 し お客様に 安全 安心 快適で楽しい旅 を提供します 1 法令 規定を遵守し 安

5) 輸送の安全に関する教育及び研修に関する具体的な計画を策定し これを適確に実施する こと ( 輸送の安全に関する目標 ) 第 5 条前条に掲げる方針に基づき 目標を策定する ( 輸送の安全に関する計画 ) 第 6 条前条に掲げる目標を達成し 輸送の安全に関する重点施策に応じて 輸送の安全を確 保

公表すべき輸送の安全に係る事項(比較)

安全報告書 ( 平成 28 年度 ) Bell407 Shin-Nihon Helicopter Co.,Ltd. Photo Koji Nakano Tokyo,Japan 新日本ヘリコプター株式会社 本報告書は 航空法第 111 条の 6 並びに航空法施行規則 第 221 条の 5 及び第 22

安全管理規程

平成 31 年度 運輸安全マネジメントの取組み WILLER EXPRESS 株式会社 1

運輸安全マネジメントに関する取り組みについて 富士急行では 運輸安全マネジメント に基づき 全社員が一丸となって 以下のと おり輸送の安全確保に取り組んでいます 1. 輸送の安全に関する基本的な方針 安全方針 1. 安全はすべてに優先 安全がすべてに優先します お客様の安全が阻害されないよう120%

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乗務員に対する指導監督 1. 国土交通大臣が告示で定めるとことにより ( 貨物自動車運送事業者が事 業用自動車の運転者に対して行う指導及び監督の方針 ( 平成 付け 国土交通省告示第 1366 号 ) 運転者に対し事業用自動車の運行の安全を確 保するために必要な運転の技術及び法令に基

2011年度 九州航空株式会社 「安全報告書」

目次 4. 組織 4.1 組織及びその状況の理解 利害関係者のニーズ 適用範囲 環境活動の仕組み 3 5. リーダーシップ 5.1 経営者の責務 環境方針 役割 責任及び権限 5 6. 計画 6.1 リスクへの取り組み 環境目標

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輸送安全方針 当社では 輸送の安全を確保する為に 以下の通り基本方針を定める 1 安全最優先 2 法令 社内規定 業務ルールの遵守 3 事故原因の徹底究明による再発事故防止活動 4 運輸安全マネジメント体制の継続的改善 PDCA の確実な実施 5 協力会社への有効性ある教育指導 本方針は 社内外に開

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安全衛生規程

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品質マニュアル(サンプル)|株式会社ハピネックス

安全報告書 2018 年 2018 年 6 月 明知鉄道株式会社 - 0 -

乗務記録(運転日報)

5. 内部統制推進部内部統制推進部は NEC グループ企業行動憲章 および NEC グループ行動規範 の周知をはじめとしたコンプライアンス徹底のための各種施策を企画立案し 実施しています また 事業部門およびスタッフ部門が実施するリスクマネジメントが体系的かつ効果的に行われるように 必要な支援 調整

初任運転者に対する指導内容 ( 座学 ) 菰野東部交通株式会社 指導教育の内容 事業用自動車の安全な運転に関する基本的事項 道路運送法その他の法令に基づき運転者が遵守すべき事項及び交通ルール等を理解させるとともに 事業用自動車を安全に運転するための基本的な心構えをしゅうとくさせる ( 事業用自動車に

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中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律

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安全マネジメント 両備タクシーグループ 両備タクシーでは 両備グループ安全マネジメント宣言のもと 下記の通り 安全マネジ メントに関する方針 を定めております 両備グループ安全マネジメント宣言 社会正義の経営方針に則り 交通運輸各社は 運輸安全マネジメント に基づき 安全 を最優先とし 日本一安全な

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平成22 年 11月 15日

信楽高原鐵道安全報告書 2017 年度版 この安全報告書は 当社における鉄道輸送の安全確保のための取組みや安全の実 態をまとめたものです お読みいただき ご意見 ご感想をお寄せ下さい

の氏名又は名称及びの所在地 平成 30 年 3 月 13 日 平成 30 年 3 月 16 日 有限会社東九州交通 ( 法人番号 ) 代表本社営業所者岸上昭二 宮崎県延岡市土々呂町 ひまわり交通株式会社 ( 法人番号 ) 代本社営業所

平成 27 年度 輸送の安全教育計画 安全ミーティング外部講習会適性診断安全委員会社長面談 4 月 月 6 月 月 8 月 月 10 月 月 12 月 月 2 月 月 教育内容 1

8. 内部監査部門を設置し 当社グループのコンプライアンスの状況 業務の適正性に関する内部監査を実施する 内部監査部門はその結果を 適宜 監査等委員会及び代表取締役社長に報告するものとする 9. 当社グループの財務報告の適正性の確保に向けた内部統制体制を整備 構築する 10. 取締役及び執行役員は

教育内容等予定表 平成 27 年 4 月 1. 事業用自動車の運行の安全及び旅客の安全を確保するために遵守すべき基本的事項について (1) バス事業の社会的使命 (2) バス運転者の使命 (3) 交通事故防止の重要性 (4) バス運転者の心構え (5) バス運転者の注意義務 2. 春の交通安全運動に

安全報告書 ( 抜粋 ) 平成 29 年度版 tano kanko 平成 30 年 6 月 30 日

事業改善命令および業務改善勧告に対する報告について このたび お客さまの生命や財産をお預かりする航空運送事業者として 飲酒に係る問題で航空利用者をはじめとした関係する皆さまに多大なるご迷惑とご心配をおかけしておりますことを心よりお詫び申し上げます 飲酒に対する社会の関心が高まる中 不適切事案が発生し

平成 30 年春の全国交通安全運動埼玉県実施要綱 1 目的本運動は 広く県民に交通安全思想の普及 浸透を図り 交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣付けるとともに 県民自身による道路交通環境の改善に向けた取組を推進することにより 交通事故防止の徹底を図ることを目的とする 2 実施期間 平成

愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大

ANNUAL REPORT

Challenge! シーキューブグループにおける 安全への挑戦 ~ 安心 安全 信頼をベースとした すごい会社 創りへのチャレンジ ~ シーキューブ株式会社安全品質推進部瀧口幸男 1. はじめに 事故 ( 人身 設備 ) の絶滅は通信建設会社にとって永遠の課題ですが 全国的には依然として多くの事故

4 研修について考慮する事項 1. 研修の対象者 a. 職種横断的な研修か 限定した職種への研修か b. 部署 部門を横断する研修か 部署及び部門別か c. 職種別の研修か 2. 研修内容とプログラム a. 研修の企画においては 対象者や研修内容に応じて開催時刻を考慮する b. 全員への周知が必要な

2014 年度 運輸安全報告書 株式会社あづま交通

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7 主な推進事項 (1) 子供と高齢者の安全な通行の確保と高齢運転者の交通事故防止 子供及びその保護者 高齢運転者を含む高齢者の交通安全意識の高揚を図ると ともに 県民総ぐるみで子供及び高齢者等に対する保護意識の醸成を図る 保護者から子供への安全教育の推進 通学路等における子供の安全確保 ドライバー

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平成 29 年度定期監査 ( 第 1 回 ) の結果報告に基づき講じた措置内容等 墨田区長 監査委員意見について 監 査 結 果 の 内 容 措 置 内 容 (1) 事務処理の適正化について今回の監査では指摘事項に該当する事例はなかったものの 指導 注意事項の事例については これまでの重ねての指摘に

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(積極性書式-1)事故防止マニュアル等を活用している

平成 24 年 11 月 13 日 新潟縣信用組合 中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律第 7 条第 1 項に規定する説明書類 第 1 第 6 条第 1 項第 1 号に規定する法第 4 条及び第 5 条の規定に基づく措置の実施に関する方針の概要 当組合は 地域に根差し 地

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有限会社汐見運輸 ( 法人番号 ) 代表者真坂典雄 北海道勇払郡むかわ町汐見 438 本社営業所 北海道勇払郡むかわ町汐見 438 平成 29 年 6 月 27 日及び平成 29 年 7 月 4 日 運行管理者特別講習未受講を端緒として監査を実施 18 の違反が認めら

6 事故惹起者は 個別に事故の内容 原因 防止対策等を検討し事故防止に努める 7 初任運転者教育を実施し 関係法令 バス乗務員の心構え バスの特性等教育する 8 定期健康診断及び SAS スクリーニング検査 脳 MRI 検査を受診し 健康企業宣言の取組を継続して健康管理に努める 9 適正診断を受診し

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事業者名称 ( 事業者番号 ): 地域密着型特別養護老人ホームきいと ( ) 提供サービス名 : 地域密着型介護老人福祉施設 TEL 評価年月日 :H30 年 3 月 7 日 評価結果整理表 共通項目 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 1 理念 基本方針

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2019 年春の全国交通安全運動埼玉県実施要綱 1 目的本運動は 広く県民に交通安全思想の普及 浸透を図り 交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣付けるとともに 県民自身による道路交通環境の改善に向けた取組を推進することにより 交通事故防止の徹底を図ることを目的とする 2 実施期間 2019

直しも行う これらの事務については 稟議規程 文書管理規程 契約書取扱規程は管理本部長が所管 情報管理規程 情報セキュリティ管理規程はコンプライアンス推進部長が所管し 運用状況の検証 見直しの経過等 適宜取締役会に報告する なお 業務を効率的に推進するために 業務システムの合理化や IT 化をさらに

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第三者評価結果表 施設名救護施設下関梅花園 評価対象 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 評価項目 a b c Na 判断の理由 1 理念 基本方針 (1) 理念 基本方針が確立されている 1 理念が明文化されている 理念は明文化され 法人の中長期計画や事業団ホームページ上にも記 載されており その内

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地方消費者行政強化作戦 への対応どこに住んでいても質の高い相談 救済を受けられる地域体制を整備し 消費者の安全 安心を確保するため 平成 29 年度までに 地方消費者行政強化作戦 の完全達成を目指す < 政策目標 1> 相談体制の空白地域の解消 全ての市町村に消費生活相談窓口が設置されており 目標を

事務ガイドライン ( 第三分冊 )13 指定信用情報機関関係新旧対照表 Ⅰ-2 業務の適切性 現行改正後 ( 案 ) Ⅰ-2 業務の適切性 Ⅰ-2-4 信用情報提供等業務の委託業務の効率化の観点から 内閣総理大臣 ( 金融庁長官 ) の承認を受けて信用情報提供等業務の一部を委託することが可能とされて

「運輸事業者におsける安全管理の進め方に関するガイドライン」の改訂――改訂のポイントおよび安全管理体制の構築・維持・改善に向けた取組の進め方

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安全衛生管理規程作成例

お客様への約束 1. 安全の確保を最優先とします - 安全確保を最優先に 全てにおいて万全のコンディションでお客様をお迎えします 2. お客様の時間を大切にします - 欠航 遅延は最小限にします - やむを得ない場合は代替の移動手段の確保に努め お客様にご迷惑をおかけしないよう全力を尽くします -

3 医療安全管理委員会病院長のもと 国府台病院における医療事故防止対策 発生した医療事故について速やかに適切な対応を図るための審議は 医療安全管理委員会において行うものとする リスクの把握 分析 改善 評価にあたっては 個人ではなく システムの問題としてとらえ 医療安全管理委員会を中心として 国府台

1 趣旨このガイドラインは 日本国内の公道 ( 道路交通法 ( 昭和 35 年法律第 105 号 ) 第 2 条第 1 項第 1 号に規定する 道路 をいう 以下同じ ) において 自動走行システム ( 加速 操舵 制動のうち複数の操作を一度に行い 又はその全てを行うシステムをいう 以下同じ ) を

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2. 輸送の安全に関する重点施策 (1) 輸送の安全の確保が最も重要であるという意識を徹底し 関係法令及び安全管理規程に定められた事項を遵守すること (2) 輸送の安全に関する費用支出及び投資を積極的かつ効率的に行うよう努めること (3) 輸送の安全に関する内部監査を行い 必要な是正措置又は予防措置

事務連絡 平成 28 年 9 月 26 日 各消防学校長殿 消防庁消防 救急課長 消防職員の厳正な服務規律の確保の徹底について 消防職員にあっては その職務の適正な遂行のため 厳格な服務規律の確保 法令の遵守が求められており 各消防学校におかれては 消防職員の服務規律の確保に日々努められていることと

1 輸送の安全に関する基本的な方針 お客様の安全安心のためにジェイアール四国バス では次の安全綱領を安全に関する 基本方針として社員全員が高い意識をもってそれぞれの業務にとりくんでいます 安全綱領 1 安全は輸送業務の最大の使命である 2 安全の確保は 規程の遵守及び執務の厳正から始まり不断の修練に

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エコロジーコミュニティコーポレート カルチャーガバナンス166 労働安全衛生 103-1,103-2,103-3,403-2 中長期目標と実績 主な目標 花王は2020 年にグローバルでトップレベルの安全衛生を満たす企業になることをめざしています 社員 協力会社共に 死亡 機能損失災害 人 休業度数

2 安全衛生教育の実施等 () 6 派遣労働者を雇い入れたときに雇入れ時の安全衛生教育を行 はい いいえ っています () 7 派遣労働者の派遣先事業場を変更するなど 作業内容を変更 はい いいえ したときは 当該派遣労働者に対し 作業内容変更時の安全 衛生教育を行っています ()() 8 6 及び

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Transcription:

2019 年度 安全報告書 株式会社

運輸安全マネジメントに関する取組について 弊社におきましては 最も優先されるのはお客様の安全である を肝に銘じて輸送の安全に 関して以下の取り組みを行っています 安全最優先意識の徹底を誓い これからも尚一層の安全確保に向けた努力を重ねてまいります 1. 輸送の安全に関する基本的な方針私たちは 西鉄グループ企業理念において 安全の確保 を第一の使命としています 私たち一人ひとりが 自らの責任と役割を自覚し お客様からの信頼に応え 社会的責務を果たしてまいります (1) 安全を何より最優先する組織 風土の構築 (2) 安全マネジメント体制の確立と継続的改善 (3) 安全を支える従業員の能力向上と健康の確保 (4) お客様の安全を第一に考えた商品 サービスの提供 (5) お客様との安全に関するコミュニケーションの推進 (6) 基本方針に基づく施策の確実な実施と法令の遵守以上の方針に基づき 安全の確保 に向けた不断の努力を重ねてまいります 2. 輸送の安全に関する目標及び当該目標の達成状況 2018 年度については (1) 有責事故の減少 2017 年度対比 40% 以上の削減 (5 件以下 ) (2) バス事業における総合安全プラン2020に基づく目標 有責死亡事故ゼロ 有責人身事故 (2008 年度対比 50% 減 ) 飲酒運転ゼロ 重大有責事故ゼロ 横断歩道上の有責事故ゼロ 乗務中の携帯電話に関する不祥事ゼロを目標として設定し 取り組みをすすめてまいりました 目標の達成状況は以下のとおりとなりました (1) 目標には至りませんでした ( 有責事故件数 7 件 / 年 対前年では 1 件 ) (2) 目標を達成いたしました これらの結果を踏まえ 2019 年度の輸送の安全に関する目標を下記の通り設定し 引き続き目標達成に向け取り組んでまいります 有責事故件数 2018 年度対比 30% 以上の削減 ( 福岡営業所 1 件以下 長崎支社 4 件以下) バス事業における総合安全プラン2020に基づき 下記項目を目標に定める (1) 有責死亡事故 ゼロ (2) 有責人身事故 ゼロ (3) 飲酒運転による運行 ゼロ (4) 重大有責事故 ゼロ (5) 横断歩道上の有責事故 ゼロ (6) 乗務中の携帯電話に関する不祥事 ゼロ

3. 事故に関する統計 事故件数 (2018 年度 ) 件数 車両人身事故 0 件 乗客負傷事故 0 件 合計 0 件 上記は自動車事故報告規則第 2 条に基づく件数です 4. 輸送の安全のために講じた措置および講じようとする措置 2018 年度は下記の取り組みをはじめ 様々な取り組みを行ってまいりました (1) 事故分析結果を活かした指導 教育の実施 西鉄バス研修センターで実施される各種研修および講習会( 事故防止研修会等 ) への積極的な参加 ドライブレコーダーを活用した事故討議による原因の究明 (2) ヒヤリハット情報 事故情報の迅速な伝達 西鉄バスグループ内における重大事故の迅速な情報提供および共有化 事故事例等に関する情報提供( 各会議体 通達 警報の活用 ) 危険箇所マップ等の活用 (3) 安全意識の向上 常会 個人面談等による安全に対する指導 教育の実施 安全推進大会の実施 ( 外部講師を招き管理者 乗務員の意識向上 ) 道路交通法等遵守事項の配布 掲示による周知徹底 2019 年度の重点施策として下記項目を設定し 事故防止に努めてまいります (1) 安全体質の底上げ 確実な確認 正しい判断 基本通りの操作の遵守 遅延による先急ぎの心理を抑える 3 秒ルールの徹底 (2) 完全輸送運動の積極的展開 事業所毎にテーマを設定した グループ討議の実施 ヒヤリハット 事故の芽情報の収集 共有化 活用 改善提案の推進 (3) 事業所の特性に基づいた管理者による継続的な指導 教育 改善確認 事故分析結果を活かした指導 教育 個人特性に着目した指導 教育 点呼 コミュニケーションの促進 運行管理者の力量向上の推進 (4) 乗務員の健康に起因する事故の防止 運行中に発症した際の安全確保についての指導 教育 乗務前確認事項を活用した点呼時の健康チェック 平時の疾病( リスク ) の把握 管理 歩こう会等実施による健康増進に関する取組みの推進 急病を事前防止する効果的な検査の積極的導入 EDSS 車 ( ドライバー異常時対応システム ) の導入推進 ( 現在 6 台導入 )

また弊社では 輸送の安全を確保するため 下記のとおり各種会議体を開催し 安全マネジメントの浸透を図ってまいります (1) 年間スケジュール 西鉄グループ 4 月 バス専門部会 事故防止 飲酒運転防止研修会 自動車事業本部全体役付会議 個人面談 5 月西鉄バスグループ完全輸送運動大会業務常会 6 月 7 月 西鉄バスグループ安全推進大会 安全統括管理者による職場巡視 事故防止 飲酒運転防止研修会 個人面談 業務常会 8 月西鉄グループ飲酒運転撲滅大会個人面談 9 月 事故防止 飲酒運転防止研修会 安全推進大会 業務常会 10 月バス専門部会個人面談 11 月 12 月 1 月 2 月 事故防止 飲酒運転防止研修会ドライバーズコンテストバスジャック対応訓練西鉄グループ安全推進大会安全統括管理者による職場巡視安全祈願事故防止 飲酒運転防止研修会 業務常会個人面談業務常会個人面談 3 月業務常会 (2) 恒常的な 1 ヵ月のスケジュール 西鉄グループ 飲酒運転撲滅強調の日 完全輸送運動強調の日 職場巡回 (1 日 ) 福岡 長崎助役会議 上旬 役付連絡会議 ( 毎週水曜日 ) 事故防止飲酒運転防止 対策会議 運輸安全 マネジメント 会議 経営幹部 会議 中旬 安全の日 事故ゼロ日 職場巡回 (17 日 ) 幹部会議 役付連絡会議 ( 毎週水曜日 ) 下旬 運行管理者会議 幹部会議 役付連絡会議 ( 毎週水曜日 )

5. 輸送の安全に係る情報の伝達体制その他の組織体制 (1) 西鉄バスグループにおける安全マネジメント体制 西鉄グループ安全マネジメント委員会 総合安全部会 運輸部会 建物部会 食品部会 鉄道専門部会バス専門部会船舶専門部会タクシー専門部会貨物専門部会 経営幹部会議 ( 安全マネジメント委員会 ) 事故防止 飲酒運転防止 対策会議 運行管理者会議 助役会議 業務常会 西鉄グループ

(2) 組織体制および指揮命令系統図 代表取締役社長 西鉄 エム テック 本社営業本部長 ( 安全統括管理福長岡崎営支業社所 整備管理者 運行管理者 運行管理者 6. 輸送の安全に関する教育および研修の実施状況 業務常会にて事故事案やヒヤリハット等 プロジェクターを活用した指導 教育のほか 意見 交換会を実施し 安全推進大会の開催 ( 外部講師による講義の実施 ) し 安全意識の向上を図りました < 安全推進大会 > では年 1 回 安全推進大会を実施 全従業員が安全意識の高揚と事故防止対策を一丸となって推進することを目的に開催 また外部講師による特別講演や社員による体験発表等 安全について今一度社員一同で考え 完全輸送運動の活性化および安全意識の向上を図りました また 外部研修会および各種会議へ積極的に参加し スキルアップを図るとともに 安全マネジ メントの浸透を図りました このほか 乗務員および管理者の教育を実施し 輸送の安全に関する取り組みを行っています (1) 乗務員への教育 3 年に1 度の適性診断受診の際 安全に対する個人指導を実施しています 決められた事を遵守し 責任ある対応が守られているかを確認するため 街頭指導および添乗指導を強化し プロとしての手本となる安全意識の浸透を図っています 事故惹起者については 個別による事故分析結果を活かした管理者による指導 教育により 再発防止と安全意識の向上を図っています

(2) 管理者への教育 管理者の指導力 統率力の強化を図るため 西鉄バスグループ全体で開催される 事故防止研修会等に参加するとともに自社での管理者研修を開催し 管理能力のレベルアップを図っています その他 必要に応じ 適宜実施することで安全意識の向上を図ってまいります 7. 内部監査結果ならびにそれに基づき講じた措置 2018 年度においては 安全マネジメントの管理体制が効果的に機能しているか等 運輸安全マネジメントの実施状況を確認するため 安全統括管理者を対象に 2018 年 12 月に内部監査を実施しました 改善事項を内部監査実施報告書によりフィードバックし 更なる安全管理体制の強化および今後の輸送の安全に関する取り組み方針の明確化について促しました なお 監査において指摘された不適合内容はありませんでした 8. 安全統括管理者 安全統括管理者 取締役営業本部長