広島競輪事業の現状

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資料 3 平成 26 年度 神奈川県競輪組合 主要施策説明書 神奈川県

第 2 回広島市競輪運営委員会議事要旨 1 委員会名第 2 回広島市競輪運営委員会 2 開催日時平成 29 年 7 月 10 日 ( 月 )14:00~15:10 3 開催場所広島競輪場東スタンド会議室 4 出席者 ⑴ 委員会委員 (5 人 ) 伊藤敏安 ( 委員長 広島大学大学院社会科学研究科附属

第 4 回広島市競輪運営委員会議事要旨 1 委員会名第 4 回広島市競輪運営委員会 2 開催日時平成 30 年 3 月 19 日 ( 月 )14:00~15:30 3 開催場所広島競輪場東スタンド会議室 4 出席者 ⑴ 委員会委員 (5 人 ) 伊藤敏安委員長 ( 広島大学大学院社会科学研究科附属地

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報告事項     平成14年度市町村の決算概要について

熊本競輪中期経営計画について

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広島競輪事業の現状

☆表紙・目次 (国会議員説明会用:案なし)

柔軟で弾力的な給付設計について

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公益目的支出計画実施報告書 29 年度 (2017/4/1 から 2018/3/31 まで ) の概要 1. 公益目的財産額 10,097,432 円 2. 当該事業年度の公益目的収支差額 ((1)+(2) (3)) 10,213,503 円 (1) 前事業年度末日の公益目的収支差額 7,130,4

中期行動計画成24 年度の具体的な行動計画成24 年度の取組結果18 ( 財 ) 札幌勤労者職業福祉センター [ 所管課 : 経 ) 雇用推進課 ] 1 団体目標 新方針重点取組目標 18 ( 財 ) 札幌勤労者職業福祉センター 1 団体の廃止 新公益法人制度への対応平成 28 年度までは 施設の用

移行認定の申請書類目次

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1. 趣旨この基本方針は 市がネーミングライツの付与に関する事業 ( 以下 ネーミングライツ事業 という ) を実施するにあたり 郡山市広告事業実施要綱 ( 平成 27 年 4 月 1 日制定 )( 以下 実施要綱 という ) 第 19 条 ネーミングライツ スポンサーの募集 に基づき ネーミングラ

第 5 回広島市競輪運営委員会議事要旨 1 委員会名第 5 回広島市競輪運営委員会 2 開催日時平成 30 年 5 月 11 日 ( 金 )15:00~16:10 3 開催場所広島競輪場東スタンド会議室 4 出席者 ⑴ 委員会委員 (5 人 ) 伊藤敏安委員長 ( 広島修道大学国際コミュニティ学部教

() 基本情報 施設名橿原市観光交流センター ( 観光センター ) 施設カルテ 所在地 ( 住所 ) 内膳町 丁目 68 大分類 観光施設 中分類 観光案内所 小分類 観光案内所 階 風除室 2 男子便所 女子便所 多目的便所 階段下倉庫 更衣室 総合案内 観光案内所 物販コーナー 奈良交通旅行セン

3 流動比率 (%) 流動資産流動負債 短期的な債務に対する支払能力を表す指標である 平成 26 年度からは 会計制度の見直しに伴い 流動負債に 1 年以内に償還される企業債や賞与引当金等が計上されることとなったため それ以前と比べ 比率は下がっている 分析にあたっての一般的な考え方 当該指標は 1

2 決算収支 実質収支は 59 億 63 百万円の黒字で 11 年連続で全団体黒字となった 単収支は 9 億 92 百万円の黒字となった また 赤字団体は35 団体中 15 団体となり 前と比べて8 団体減少した 実質単収支は 189 億 82 百万円の赤字となり 前と比べて41 億 47 百万円赤

平成 30 年 (2018 年 )9 月 20 日 財政局 平成 29 年度決算に基づく健全化判断比率等の状況について 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 に基づき 平成 29 年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率を算定いたしましたのでお知らせします 健全化判断比率については すべての

豊洲移転時の収支試算の条件とパターン 収支試算の条件 平成 29 年度予算をベースとして推計 一般会計繰入金の対象範囲や水準は 据え置き 改修経費を 5 億円 / 年とした上で 5 年毎に 5 億円 / 年ずつ増加するものと仮定して試算 変更点 売上高割使用料は 5 年毎に 3% ずつ減少するものと

経営指標の概要 ( 電気事業 ) 1. 経営の状況 ( 電気事業全体で算出 ) 算出式 ( 法適用事業 ) 算出式 ( 法非適用事業 ) 1 経常収支比率 (%) 1 収益的収支比率 (%) 指標の意味 経常収益 100 経常費用 総収益 100 総費用 + 地方債償還金 法適用企業に用いる経常収支

公益財団法人和歌山市文化スポーツ振興財団 ( 財団法人和歌山市都市整備公社から名称変更 ) 経営健全化 ( 自立化推進 ) 計画 ( 平成 22 年度 ~ 平成 25 年度 ) 取組結果報告 取組結果報告における各取組の最終進捗結果の説明区分基準 A ほぼ予定どおり 若しくは予定以上に進んだ B 取

「中医協・医療経済実態調査(保険者調査)-平成19年6月実施-」について

目 次 (1) 財政事情 1 (2) 一般会計税収 歳出総額及び公債発行額の推移 2 (3) 公債発行額 公債依存度の推移 3 (4) 公債残高の累増 4 (5) 国及び地方の長期債務残高 5 (6) 利払費と金利の推移 6 (7) 一般会計歳出の主要経費の推移 7 (8) 一般会計歳入の推移 8

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目 次 (1) 財政事情 1 (2) 一般会計税収 歳出総額及び公債発行額の推移 2 (3) 公債発行額 公債依存度の推移 3 (4) 公債残高の累増 4 (5) 国及び地方の長期債務残高 5 (6) 利払費と金利の推移 6 (7) 一般会計歳出の主要経費の推移 7 (8) 一般会計歳入の推移 8

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平成 28 年度予算編成方針 我が国の経済は 景気は引き続き緩やかな回復基調を維持しているが その影響が地方経済にまで十分に行き渡っているとは言えず 我々地方の行財政運営の基本となる税等一般財源を確保するためには 臨時財政対策債に頼らざるを得ない状況が続くものと考える また 税制改正も予測されること

貝監第  号

平成 25 年 4 月 30 日 補助金のあり方に関するガイドライン 函館市 平成 25 年 4 月

歳入総額 区分 平成 年度の財政フレーム ( 単位 : 百万円 ) 30 年度 31 年度 合計 構成比 構成比 構成比 263, % 265, % 529, % 一般財源特別区税特別区交付金その他特定財源国 都支出金繰入金特別区債 167

公の施設の指定管理者の指定の手続き等に関する指針(細目的事項)

図 4-1 総額 と 純計 の違い ( 平成 30 年度当初予算 ) 総額ベース で見た場合 純計ベース で見た場合 国の財政 兆円兆 国の財政 兆円兆 A 特会 A 特会 一般会計 B 特会 X 勘定 Y 勘定 一般会計 B 特会 X 勘定 Y 勘定


報告の概要本委員会は 競輪事業を平成 28 年度末で廃止するか 平成 29 年度以降も存続させるか について慎重に審議した結果 直ちに廃止すべき状況にはないと考える しかし 来場者の高齢化と減少に歯止めがかかっていないことや 平成 29 年 4 月に予定されている消費税の引き上げなど 将来的に車券売

健全化比率及び資金不足比率の状況について 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 により 藤枝市の健全化判断比率及び資金不足比率につい て 以下のとおり算定しました これは 平成 19 年 6 月に公布された上記法律に基づき 毎年度 監査委 員の審査に付した上で 議会に報告及び公表するものです 本市

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東京都江戸東京博物館

一般会計 特別会計を含めた国全体の財政規模 (1) 国全体の財政規模の様々な見方国の会計には 一般会計と特別会計がありますが これらの会計は相互に完全に独立しているわけではなく 一般会計から特別会計へ財源が繰り入れられているなど その歳出と歳入の多くが重複して計上されています また 各特別会計それぞ

向日町競輪場開催業務 企画提案仕様書 1 施設概要 所在地 京都府向日市寺戸町西ノ段 5 敷地面積 57, 平方メートル 競走路 施設名延床面積窓数 室数等備考 周回 400m 投票所 10,758 m2 93 窓 6ヵ所 ( うち2ヵ所閉鎖中 ) ガイダンスコーナー 選手管理センター

平成 27 年度高浜町の健全化判断比率及び資金不足比率 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 が平成 21 年 4 月から全面施行され この法律により地方公共団体は 4 つの健全化判断比率 ( 実質赤字比率 連結実質赤字比率 実質公債費比率 将来負担比率 ) と公営企業ごとの資金不足比率を議会に報

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平成 29 年第 3 回津市議会定例会提出予定議案 議案一覧 報告 報告第 38 号専決処分の報告について 建設部 訴訟の提起について ( 平成 29 年 8 月 10 日専決処分 ) 市営住宅に係る明渡し等請求の訴え請求の要旨賃借人に対し市営住宅の明渡し及び滞納家賃 1,893,600 円などの支

資料 1-1 資料 1-1 平成 29 年度財政融資資金運用報告について 平成 30 年度財政融資資金運用報告について 平成令和元年 30 年 7 月 26 日財務省理財局財務省理財局

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14 中間市 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 7.65% 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は 地

会計名 : 一般会計 平成 26 年度当初予算 ( 会計別収支予算書 ) ( 平成 26 年 4 月 1 日 ~ 平成 27 年 3 月 31 日 ) 当初予算額 前年度予算額 増減 1 基本財産運用収入 7,021 7,021 0 基本財産利息収入 7,021 7,021 0 基本財産 (417,

平成 28 年度決算に係る健全化判断比率及び資金不足比率に関する審査意見書 春日井市監査委員

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平成30年度収支予算

~ わかりやすい決算報告をめざして ~ 市ではさまざまな事業を行っています どのような事業を行うのか 資金調達はどうするか どのように支出するかを 歳入 歳出 という形でお金で表し とりまとめた計画が 予算書 です その予算に沿って事業を行った一年間の結果を報告したものが 決算書 です 決算書 には


⑴ ⑵ ⑶

1. 法人の概要 様式 1-1 公益財団法人神戸都市問題研究所企画調整局 住所 電話 078(252)0984 神戸市中央区浜辺通 5 丁目 1 番 14 号神戸商工貿易センタービル18 階 FAX 078(252)0877 ホームページアドレス

平成 29 年度第 1 回千葉競輪場開催業務等包括委託審査委員会議事録 ( 要旨 ) 1 日時平成 29 年 7 月 26 日 ( 水 ) 午後 1 時 30 分 ~ 午後 3 時 00 分 2 場所千葉競輪場 4 階多目的室 3 出席者 ( 委員 ) 篠崎委員長 藤本委員 高岡委員 山本委員 (

流動資産 3 流動比率 (%) 流動負債短期的な債務に対する支払能力を表す指標である 当該指標は 1 年以内に支払うべき債務に対して支払うことができる現金等がある状況を示す 100% 以上であることが必要である 一般的に 100% を下回るということは 1 年以内に現金化できる資産で 1 年以内に支

2007財政健全化判断比率を公表いたします

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『学校法人会計の目的と企業会計との違い』

11 2019年度当初予算書(案)【表紙】

[ 2 / ] 平成 26 年 0 月 05 日 19 時 08 分 2 秒作成 ( 連絡先 ) 事務事業名 イマリンビーチ管理運営事業 事 業 群 0 観光客受け入れ体制の整備 事 業 イマリンビーチ管理運営事業 事業の計画 2 年度計画目標年度 計画

沖縄県の財政2015検討(最終)

2 事業活動収支計算書 ( 旧消費収支計算書 ) 関係 (1) 従前の 消費収支計算書 の名称が 事業活動収支計算書 に変更され 収支を経常的収支及び臨時的収支に区分して それぞれの収支状況を把握できるようになりました 第 15 条関係 別添資料 p2 9 41~46 82 参照 消費収入 消費支出

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( 包括業務委託の進捗状況モニタリングについて ) (JPFが配布資料に沿って説明) ( イベントについて ) 選手と豆まきを実施した バンク内観戦を 2 月 8 日から開催した東出杯メモリアルカップで実施した お客様から 寒いからもう少し暖かい時期が良いとの要望があった 千葉市健全育成課が主催の

JR

47 大木町 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 22.96% 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は

会計森林保険特別会計勘定 - 担当府省農林水産省担当部局 課室林野庁計画課作成責任者猪島康浩 設置の経緯 ( 沿革及びその後の変遷 ) 昭和 12 年森林火災国営保険法の制定に伴い森林火災保険特別会計を設置昭和 36 年気象災の追加 ( 森林火災国営保険法を森林国営保険法に改正 ) に伴い森林保険特

安芸市土地開発公社

5 財政見通し地方交付税の減少等に伴い歳入額が大きく減少する一方で, 歳出は緩やかに減少することから, 期間を通じて収支不足が生じるものの, 財源対策 ( 財政調整基金の取崩し ) を講じることにより, 対象期間中は収支均衡を図ることができる見込みとなった しかしながら, 平成 33 年度末の財政調

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54 赤村 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 1.59% 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は 地方

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特集 年度 箕輪町の予算 活力あふれる 元気なまちづくりをめざす 夢を持った積極予算 平成 平成 年度の箕輪町当初予算が 町議会3月定例会で審議され成立しました 平成 年度箕輪町一般会計予算総額は 億7000万円となり 前年度に比べ1億円 増となりました これは子ども手当事

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57 みやこ町 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 9.49% 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は

16 筑紫野市 22.91% 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は

沖縄県の財政2017

沖縄県の財政2018

平成23年度の具体的な行動計画(アクションプラン)策定調書

連結実質赤字比率 ) 実質赤字比率 =A/B*100が負一般会計等 2 会計名学童等災害共済学童等災害共済事業 数の場合における A/B*100の絶対 一般会計等 2 実質収支額 値 一般会計等 3 会計名 中小企業従業員中小企業従業員退職金等

一次評価 担当課による自己評価 必要性 効率性 有効性 市民や社会のニーズを的確に捉えた事業か 民間事業者や市民が自ら実施することのできない事業か 目的 目標の達成手段として適切で 優先度の高い事業か 受益者との負担関係やは妥当な水準か 他の手段や方法とのコスト比較は十分行われているか コスト削減や

地方公共団体の財政の健全化に関する法律 に係る比率について 1 概要北海道夕張市のような地方自治体の財政破綻を未然に防ぐため 平成 20 年 4 月に 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 ( 以下 財政健全化法 といいます ) が施行されました 財政健全化法では 市の一般会計の決算だけでなく 市

( ( 政策評価 経済 財政再生アクション プログラムとの関係 政策評価 アクシ経ョ済ン 財プ政ロ再グ生ラム 政策 施策 改革項目 第 K 一 P 階 I 層 ) 測定指標 第 K 二 P 階 I 層 ) 分野 : 定量的指標 定性的指標 KPI ( 第一階層 ) KPI ( 第二階層 ) 項目 中

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の経営改善に向けた取組が必要である 当該指標が 100% 以上の場合であっても 現金等の流動資産が減少傾向にある場合や一時借入 金等の流動負債が増加傾向にある場合には 将来の見込みも踏まえた分析が必要である 4 累積欠損金比率 (%) 当年度未処理欠損金 営業収益 事業の規模に対する累積欠損金 (

田川市水道事業会計

開会午後 1 時 3 0 分 1 開会 2 競輪事業部長挨拶 林部長本日は, 大変お忙しい中, ご出席いただきまして, 誠にありがとうございます また, 皆様方におかれましては, 日頃より当競輪事業部の運営に対しまして, ご理解とご協力をいただいていることを, 深く御礼申し上げます さて, 昨今の競

05-01【財務部長】チャレンジ目標01【年度末】(確認済)

地方公共団体の財政の健全化に関する法律 に係る比率について 1 概要北海道夕張市のような地方自治体の財政破綻を未然に防ぐため 平成 20 年 4 月に 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 ( 以下 財政健全化法 といいます ) が施行されました 財政健全化法では 市の一般会計の決算だけでなく 市

大変うれしく思うとともに, 皆様に感謝したいと思う 3 協議事項 (1) 平成 2 7 年度自転車競走事業特別会計補正予算 ( 案 ) について ( 資料 (1) に基づき中村事業課長から説明 ) ( 各委員 : 特になし ) (2) 平成 2 8 年度函館競輪上期開催日程 ( 案 ) について (

Transcription:

第 4 回広島市競輪運営委員会資料 平成 0 年 月 9 日 広島市経済観光局競輪事務局

~ 目次 ~ Ⅰ. これまでの取組 ( 包括委託導入 ) について P 経緯 P4 ⑴ 広島市競輪運営委員会への諮問 ( 平成 5 年 0 月 9 日 ) P4 ⑵ 広島市競輪運営委員会からの答申 ( 平成 6 年 6 月 5 日受理 ) P4 ⑶ 本市の対応 P5 広島競輪場の運営状況 P6 単年度収支の状況 P7 4 基金及び繰越金残高の状況 P8 5 包括委託導入の成果 P9 Ⅱ. 他都市における競輪場の存廃検討状況について P0 千葉市の競輪事業の検討状況について P 熊本市の競輪事業の検討状況について P ⑴ 熊本競輪場の概要 P ⑵ 熊本市の存廃検討経緯 P4 ⑶ 熊本競輪事業検討会の検討結果について P5 Ⅲ. 今後の競輪事業について P6 広島競輪場の将来の車券売上見通し ( 第 回運営委員会提示資料 ) P7 本市の現状認識等 P8

Ⅰ. これまでの取組 ( 包括委託導入 ) について

経緯 ⑴ 広島市競輪運営委員会への諮問 ( 平成 5 年 0 月 9 日 ) 本市においては すべての事務 事業を対象に 全庁挙げてその見直しに取り組むこととし その中で競輪事業については 見直しの方向として 廃止も含め 事業のあり方について検討する こととしています ついては 競輪事業を将来的にどうするのか 継続の見込みがあるのか ゼロベースからの考え方についてお示しください ⑵ 広島市競輪運営委員会からの答申 ( 平成 6 年 6 月 5 日受理 ) ( 抜粋 ) 従事員の雇用からイベント 広告宣伝に至る競輪事業に係る業務を一括して 民間事業者に可及的速やかに委託すること その際 委託契約の終期は 最長でも平成 0 年度までとすること 平成 9 年度までの事業実績において 事業収支に単年度赤字が生じた場合 または競輪場施設の解体等に必要となる経費及び適正規模の一般会計への繰出しに必要となる資金が確保できないことが明らかとなった場合 平成 0 年度をもって事業を廃止すること 4

⑶ 本市の対応 競輪事業を民間事業者に包括委託し 当面の収支改善を図ることとした 包括委託契約の概要 ( 平成 7 年 月 日契約締結 ) ア業務名 : 広島競輪開催業務イ委託期間 : 平成 7 年 4 月 日から平成 年 月 日まで (4 年間 ) ウ受託者 : 日本写真判定株式会社 ( 公募型プロポーザル方式により選定 ) エ主な契約内容 ( ア ) 委託料 (4 年間合計 ) は 億 9,569 万 6 千円とする ( イ ) 受託者は 車券売上の如何にかかわらず 毎年 本市に対し 億円 (4 年間合計で 億円 ) の収益を保証するとともに 自費で場内映像機器のハイビジョン化やトイレ改修等を実施する 5

広島競輪場の運営状況 歳 入 歳 出 収益保証対象歳入 収益保証対象歳出 包括委託後 ( 単位 : 百万円 ) 区分 6 年度決算 7 年度決算 8 年度決算 9 年度 ( 月 4 日時点の見込 ) 本場日数 5 日 46 日 46 日 46 日 本場入場者 69,57 人 54,847 人 47,785 人 45,4 人 場外日数 76 日 9 日 9 日 06 日 場外入場者 447,5 人 40,90 人 7,65 人 86,0 人 車券売上 ( 市営競輪 ) 0,4,6 0,787 0,755 入場料 6 5 4 4 場外収入 ( 施設貸付収入等 ) 7 4 80 66 4 食堂等光熱水費実費回収金等 5 4 9 収益保証対象歳入計 (~4) (A),965,84,44 5 収益保証補填金 ( 億円 -(A-D)) 6 9 6 前年度繰越金 (B) 768 756 74 755 歳入計 (C),58,75,9,98 7 払戻金 7,774 8,664 8,048 8,06 8JKA 交付金等 477 500 495 56 9 選手賞金 509 486 486 487 0 職員人件費 59 8 75 69 国有地借上料 6 5 5 5 開催経費 ( 場外分 ),8,,088,07 インターネット発売経費等 50 9 60 9 4 包括委託料 09 0 0 5 光熱水費等 44 0 04 6 開催経費 ( 本場分 ) 87 7 従事員退職金等 49 収益保証対象歳出計 (7~7) (D),696 0,890 0,88 8 施設整備費等 48 0 0 9 基金積立金 (E) 0 66 77 00 歳出計 (F) 0,86,00,77,8 0 翌年度繰越金 (C-F) (G) 756 74 755 755 単年度収支 ((G-B)+E) 5 90 00 6

単年度収支の状況 包括委託実施後 ( 百万円 ) 400 00 5 90 00 00 0 0 00 0 00 8 54 00 8 00 4 5 6 7 8 9 ( 年度 ) 7

4 基金及び繰越金残高の状況 ( 百万円 ),500 繰越金残高 基金残高 包括委託実施後,098,000,500,000 500,58,4,68,56,076,084 760 577 585 75 768 756 498 499 499 499 500 500,508 74 766,798 755,04 755,4 0 4 5 6 7 8 9 見込 ( 年度 ) 8

5 包括委託導入の成果 競輪事業について 運営の包括委託を実施したことにより 当面の収支改善を図る という所期の目的を達成することができた その成果として 基金残高及び繰越金残高の合計額が 平成 9 年度末までに約 億円に達したことから 今後 競輪場を廃止するとしても ( その場合には 施設解体費等が約 5 億円必要 ) 存続するとしても ( その場合には 施設整備費等が約 0 億円必要 ) その費用を賄うことができる状況となり 平成 0 年度当初予算においては 億円 ( 収支黒字見込額 ) を競輪事業特別会計から一般会計に繰り出すことが可能となった このほか 民間事業者が 競輪場の敷地を活用してサイクルパーク ( キッズルームやサイクルインフォメーションなどを有したコンテナハウス キックバイクコース 遊具等を配置 ) を整備するとともに サイクルスポーツの振興を目的としたサイクルクラブを結成し 競輪選手が指導するバンク走行会やサイクリングイベント等を開催してきた その結果 競輪場がスポーツ レジャー施設 ( 多目的施設 ) としても利用できることが確認され その利用は拡大しつつある サイクルクラブ会員数 :68 人 ( 平成 0 年 月末現在 ) サイクルパーク利用者数 : 平成 7 年度 /6,96 人平成 8 年度 /8,599 人平成 9 年度 ( 平成 0 年 月末現在 )/4,9 人 9

Ⅱ. 他都市における競輪場の存廃検討状況について 0

千葉市の競輪事業の検討状況について 第 回運営委員会での報告内容 平成 5 年 4 月 日包括委託 ( 第 回目 ) の実施 ( 平成 5 年度 ~ 平成 7 年度 ) 平成 7 年 月 日車券売上の長期低落傾向に歯止めがかからず 平成 9 年度末の事業廃止に向けて検討を進めることとした旨を記者発表 平成 8 年 4 月 日包括委託 ( 第 回目 ) の実施 ( 平成 8 年度 ~ 平成 9 年度 ) 平成 8 年 6 月 包括委託業者から 事業者が施設整備費用を負担のうえ 国際規格の自転車競技トラック (50m の屋内木製トラック ) を有する多目的競技場を整備 運営する 当該競技場で国際ルールに準拠した 50 競輪 を実施する という提案を受けた 平成 8 年 月 5 日これを受け 市として各種検討や関係団体等との調整 協議に着手した旨を市議会で答弁 平成 9 年 9 月 日各種検討や調整 協議の結果 50 競輪 による事業実施の方向性がまとまったため 競輪実施に向けての協力を依頼する文書を関係団体に対して提出 平成 9 年 9 月 日今後のあり方の方針として 50 競輪 による事業継続について 具体的な調整 協議を進め 50 競輪 実施に向けた取り組みを進めるものとした旨を記者発表

その後の状況 平成 9 年 月 4 日千葉市議会定例会において 競輪場の再整備 に係る補正予算案が可決 概要 民間活力を導入し 競輪場を自転車競技の国際規格走路を有する多目的スポーツ施設として再整備する用地取得費 7 億 9,800 万円競輪場除却費負担金 5 億,00 万円 ( 債務負担行為 : 平成 0 年度 ~ 平成 年度 ) 供用開始予定平成 年度 平成 0 年 月 6 日 市長定例記者会見において ( 仮称 ) 千葉公園ドーム整備 の事業概要を発表 国際規格である 50m の木製バンクを有し 約,000 席の観客席やレストラン カフェ ショップなどを設置した 地上 階地下 階建てのドーム型施設として整備 施設整備費の約 70 億円は包括委託の受託者である日本写真判定株式会社が負担し 平成 年度の完成を目指す 従来の競輪事業に加え 国際的な自転車競技大会や音楽ライブ等のイベント開催なども検討 平成 0 年 月 平成 0 年第 回千葉市議会定例会において ( 仮称 ) 千葉公園ドーム整備 に係る土地の取得について議案を上程 取得予定価額 4 億 600 万円平成 0 年度予算案で ( 仮称 ) 千葉公園ドーム整備 に係る現競輪場の除却費を計上 現競輪場除却費 9 億,000 万円

熊本市の競輪事業の検討状況について ⑴ 熊本競輪場の概要 熊本競輪場 広島競輪場 区分 平成 7 年度 開設昭和 5 年 7 月昭和 7 年 月 敷地面積 敷地面積約 4 万,000 m 敷地面積約 6 万 7,000 m ( うち 国有地約 4 万 6,000 m 年間賃借料は約 億,500 万円 ) 所在地熊本県熊本市中央区水前寺広島市南区宇品海岸 アクセス JR 熊本駅からバスで 0 分 JR 水前寺駅から徒歩で 0 分 駐車場約 800 台約,00 台 JR 広島駅から電車 バスで 0 分 収容人員総収容人員約 万,000 人 ( 立見含む ) 総収容人員約 万,600 人 ( 立見含む ) 開催日数 46 日 46 日 来場者 64,868 人 54,847 人 車券売上 億 7,800 万円 6 億,00 万円 単年度収支 5 億 400 万円 億 5,00 万円 運営形態直営包括委託 ( 日本写真判定株式会社 )

⑵ 熊本市の存廃検討経緯 年月事項 平成 8 年 4 月 4 日 平成 8 年 6 月 ~ 平成 9 年 月 平成 9 年 7 月 日 ~ 月 8 日 平成 9 年 月 8 日 平成 9 年 月 5 日 平成 9 年 月 4 日 平成 0 年 月 9 日 熊本地震により競輪施設が被災 被災施設 : メインスタンド サイドスタンド 第二支払棟 バックスタンド 選手管理棟 バンク 場内選手駐車場 地震の被害がなかったサービスセンターで 場外車券の発売を開始 市営競輪のうちGⅢ FⅠは久留米競輪場を借り上げて開催 ( 平成 9 年度も同様 ) 市営競輪のうちミッドナイトは小倉 佐世保 奈良を借り上げて開催 ( 平成 9 年度は小倉のみで開催 ) 同市の包括外部監査で 基金の積み立てや駐車場用地の資産により 解体費用及び廃止費用等がまかなわれる現段階で廃止の検討を行うことが望まれるとの意見 競輪事業に関し 外部有識者等による競輪事業検討会を設置 計 4 回検討会を開催 第 4 回競輪事業検討会において 早期の縮小再開が望ましい等の報告が取りまとめられた 市長記者会見で 競輪事業検討会の結果について 今議会でまずその状況を報告し 来年の定例会までには最終的な判断をお示ししたい と発言 熊本市議会第 4 回定例会経済委員会において検討結果を報告 検討結果 : 次ページに掲載平成 0 年度予算案で 熊本競輪リニューアル準備経費 5,00 万円を計上 市長記者会見で 被災した熊本競輪場について 規模を縮小し 早ければ00 年 0 月に再開することを表明 改修費は7 億円の見込み 4

⑶ 熊本競輪事業検討会の検討結果について 収支は黒字を確保できる 熊本地震からの復旧 復興財源として寄与するためにも 収益事業である競輪事業の早期再開が望ましい ただし 競輪事業から一般財源への繰出が 年連続して 億円を下回った場合は 直ちに新たな検討会を立ち上げ廃止を含む検討を行うこと 再開規模については 基金積立額と遊休財産を処分した額の範囲内で実施可能な水準とし 一般財源からの支援は受けないこと 確保が見込まれる財源額の推計からは 当面 現地にて運営に必要な最低限の復旧を行う 縮小再開 とならざるを得ないが 地域貢献 災害対応 アマチュアスポーツの振興 の つの理念の実現に向け 売り上げ向上 経費削減などにさらに取り組むこと 4 最後に 熊本競輪事業から一般財源への繰出は 熊本地震からの復興財源ともなるものであり また 競輪施設が避難所や災害備蓄倉庫などの機能を有する防災拠点となることで 市民生活に大きく貢献する施設として生まれ変わることを期待し 本検討会のまとめとする 5

Ⅲ. 今後の競輪事業について 6

0 5,000 0,000 5,000 0,000 5,000 0,000 8 9 0 4 5 6 7 8 9 0 4 5 6 7 8 9 0 4 5 6 7 8 9 4 0 7 ( 百万円 ) ( 年度 ) 0,787 平成 8 年度比 4.% 対前年度平均増減率算出のために使用した過去の実績値 ( 過去 5 年 ) 推計値決算見込,94,9 区分電投場外本場 GⅢ.0% 0.% 8.% FⅠ.0%.% 0.4% FⅡ 6.%.9% 5.0% 広島競輪の直近 5 年の対前年度平均増減率 0,657 ( 百万円 ) 0,747 広島競輪場の将来の車券売上見通し ( 第 回運営委員会提示資料 )

本市の現状認識等 競輪事業に係る包括委託実施の成果を踏まえた収支実績及び広島競輪場の車券売上見通し ( 平成 40 年度まで ) によれば 競輪事業の包括委託を継続することにより 今後も 0 年程度は安定した収支が見込め 毎年 数億円程度の一般会計への繰り出しを確保できる したがって 財政的観点からは 競輪場の廃止 存続 いずれの選択も可能な状況であるが 仮に 競輪場を存続することとした場合 現時点において 将来にわたっての収支見通しを確実に立てることは難しいことから 少なくとも施設整備については 多目的施設としての活用も視野に入れながら 競輪場の持続可能性を追求する観点から その規模 内容や手法 本市の負担等について 十分に検討する必要があると考えている なお その検討に当たっては 他都市の事例も参考にしながら 包括委託の実施にとどめ ることなく 競輪場の再整備事業全体を民間に委ねることなどについても検討していく必要 があるのではないかと考えている 8