掲載している接続例をご覧いただく前に 1 プリンタと PLC との接続例は掲載したプリンタの機種との接続例です ご使用になるプリンタが異なる場合は 各プリンタの取扱説明書に記載されています接続例を参照願います 2 掲載しているラダープログラムは参考用です プログラム使用における障害についてはいかなる責任も負いかねますのでご了承ください 3 プログラムは固定文字を RS-232 のシリアル通信で印刷させるものです バーコードリーダーや他機器と PLC との通信プログラムについてはお客様にて追加してください ( 質問されても回答いたしかねます ) 4 PLC 側の通信ユニットが異なる場合 通信速度 通信プロトコル等の設定方法が変わる場合があります 5 通信プログラムの作成についてはプリンタからの DTR 信号を確認しながら行ってください プリンタからはペーパーエンド信号等も出力されていますので PLC のポートで確認してください ( 電圧レベルの確認が必要です ) プリンタからの DTR 信号のみでペーパーエンド等を判断する場合は数秒間通信不能の状態が続けば プリンタの準備ができていません 等の処理を行ってください 6 お客様へのお願いお客様でこのような通信プログラムとすれば理解しやすく正確であるというのがございましたらご連絡ください 検討させていただき掲載しているプログラムを改善いたします
三菱 FX シリーズによるサンプルプログラム (1) 概要 次のプログラムは FX シリーズにおいて文字列 ナダ電子 を無手順モードで印字させるものです (2) 使用する機器とシステム構成 シーケンサ :FX1N-40MT RS-232C 通信用ボード :FX1N-232-BD プリンタ :MP-192G FX1N-40MT MP-192G (3) 接続内容と設定 通信設定 MP-192Gディップスイッチの設定 (MP-192G 取扱説明書参照 ) OFF ON OFF ON OFF ON ON ON OFF ON SW7 は用途に応じて切換えてください 通信フォーマットの設定 インターフェース シリアル データ長 8ビット 注 :MP-192Gのディップスイッチを パリティチェック 偶数 (EVEN) 設定した後に電源を投入してください ボーレート 9600bps 電源投入後にディップスイッチを設定した ストップビット 1ビット 場合は無効となります コネクタ結線図 MP-192G XG4A-2634 DTR 9 送信要求 RXD 13 受信データ GND 21 GND 23 GND 25 FX-1N-232-BD 3 TXD 受信データ 6 DSR 送信可 5 SG ( オムロン製 ) (D- サブ 9 ピン ) 注 : 接続ケーブルはプリンタ付属ケーブルの先端を D- サブコネクタに加工要 弊社製品 MCC シリーズを使用すれば 市販のクロスケーブルでの接続が可能になります
(4) 動作内容 X000 ON 電源投入 RS 命令駆動 X001 ON データ送信 シーケンサ プリンタに電源を投入し シーケンサを RUN させます X000 を ON にし RS 命令を駆動させます X001 を ON する毎に D200~D210 のデータがプリンタへ送信され プリンタテスト と印字されます 漢字を印字させる場合 ESC+K により漢字モード指定とし JIS 第一 第二水準の 2 バイトコードにより漢字を印字します ( 漢字コードは MP-192G 取扱説明書参照 ) ESC K 名称 漢字モード指定 コード 1B 4B ESC K 機能 漢字モードを指定し 以降の文字データを 2 バイトの漢字コードとして処理します 漢字は JIS 第一 第二水準による 2 バイトコードで表現されます 第一バイト 第二バイトの順に入力してください ESC 名称 漢字モード解除 コード 1B 48 ESC 機能 漢字モードを解除し 以降の文字データを 1 バイトの文字コードとして処理します 例 1 例 2
シーケンサプログラム例 1( カナ印字 ) M8000 M8161 8 ビットデータにより扱います M8002 0087 D8120 通信フォーマットの設定 X000 RS D200 11 K D500 0 K RS 命令駆動 X001 PLS M0 送信データの書き込み M0 00CC D200 < フ > 00DF D201 < > 00D8 D202 00DD D203 00C0 D204 0020 D205 < リ > < ン > < タ > < > ( スペース ) 00C3 D206 < テ > 00BD D207 00C4 D208 000D D209 000A D210 < ス > < ト > CR ( キャリッジリターン ) LF ( 改行 ) SET M8122 送信要求 END 通信フォーマット D8120=0087 データ長 8ビット パリティチェック 偶数 (EVEN) ストップビット 1ビット ボーレート 9600bps ヘッダ なし ターミネータ なし 制御線 なし モード 通常モード
シーケンサプログラム例 2( 漢字印字 ) M8000 M8161 8 ビットデータにより扱います M8002 0087 D8120 通信フォーマットの設定 X000 RS D200 10 K D500 0 K RS 命令駆動 X001 PLS M0 送信データの書き込み M0 001B 004B D200 D201 ESC K ( 漢字モード指定 ) 0034 D202 0041 D203 003B D204 007A D205 001B D206 0048 D207 000D D208 000A D209 < 漢 > < 字 > ESC ( 漢字モード解除 ) CR ( キャリッジリターン ) LF ( 改行 ) SET M8122 送信要求 END 動作は例 1 と同様
空きTP-289E 空きき三菱 Q シリーズによるサンプルプログラム (1) 概要 次のプログラムは Q シリーズにおいて文字列 ナダ電子 を無手順モードで印字させるものです (2) 使用する機器とシステム構成 使用機種 シーケンサ インターフェースユニット プリンタ :Q00JCPU :QJ71C24N :TP-289E システム構成 Q00JCPU QJ71C24N 空(3) 接続内容と設定 通信設定 TP-289Eとの通信設定は GX Developer にて設定して下さい 例 )TP-289E 9600bps パリティ有り 偶数パリティ 8 ビット GX Developer スイッチ設定スイッチ 1 スイッチ 2 スイッチ 3 スイッチ 4 スイッチ 5 QJ71C24N 054E 0006 0000 0000 0000 コネクタ結線図 TP-289E RXD 13 GND 1 DTR 9 QJ71C24N 3 5 6 7 8 TXD SG DSR RTS CTS
イニシャル設定 SM400 ユニット番号 読出しアト レス 格納テ ハ イス テ ータ数 0 FROM 常時 ON K0 254 D200 K1 送信テ ータ格納 SM402 16 イニシャルハ ルス 8369 D11 835F D12 9364 D13 8E71 D14 <RS-232 信号状態読出し > < ナ > < ダ > < 電 > < 子 > ナ はシフト JIS で 8369 ダ はシフト JIS で 835F 電 はシフト JIS で 9364 子 はシフト JIS で 8E71 0D0A D15 SM402 60 イニシャルハ ルス RST Z0 < 改行 > 0D: 印字 0A: 改行 63 FOR K5 65 M10 上下ハ イト交換終了 SWAP INC D11Z0 Z0 < 上下バイト交換 > 並びを変えずにデータを格納する為 79 = Z0 K5 83 NEXT 印字タイマー SM400 84 常時 ON 183 M0 送信完了 T0 10s M1 送信完了時状態 M1 K100 T0 10s 送信テ ータ数 5ワート コントロール K5 D2 < 送信データ数 > ユニット番号コントロールテ ータ送信テ ータ U0 D0 D11 M0 < シリアル通信駆動 > 送信完了 SET M101 通信正常 D1 M10 上下ハ イト交換終了 テ ータ送信 T0 D200. 1 シリアル送信 98 PLS M150 < 送信開始 > DSR 確認 M150 送信チャンネル C1 115 K1 D0 < 送信チャンネル > シリアル送信データを送信するインターフェース 送信結果 0クリア の番号 (C) を指定します K0 D1 < 送信結果 > 送信結果格納デバイスを0クリア します 送信完了時状態 D101 ワード単位用の送信データ数を指定します SET M102 通信異常 192 END 送信結果 OUTPUT 命令による伝送結果が格納される 0 : 正常 0 以外 : エラーコード
オムロン CP1L によるサンプルプログラム (1) 概要 次のプログラムは CP1L において文字列 ナダ電子 を無手順モードで印字させるものです (2) 使用する機器とシステム構成 使用機器 PLC:CP1L-L14DR-A インターフェース:CP1W-CIF01 プリンタ:TP-289E システム構成 CP1L-L14DR-A IN L1 L2/N COM 01 03 05 07 NC NC 00 02 04 08 NC NC X:0.01 DC24V - + + - L1 L2/N COM 01 03 05 07 NC NC 00 02 04 06 NC NC O RO SYSMAC CP1L COMM EXP X:0.00 PERIPERAL BATTERY NC 00 01 02 03 04 NC NC COM COM COM COM 05 NC OUT 入力配線スイッチ X:0.00 を ON でデータセットスイッチ X:0.01 を ON でデータ送信 TP-289E (3) 接続内容と通信設定 通信設定例 )TP-289E 9600bps パリティ有り 偶数パリティ 8ビット PLCシステム設定シリアルポート1 通信設定 ユーザー設定 通信速度 9600bps パラメータ 8,1,E モード RS-232C( 無手順 ) スタートコード なし エンコード 受信バイト 256 ディレー 5 10ms コネクタ結線図 TP-289E RXD 13 DTR 9 GND 1 CP1L 2 7 9 4 5 SD DR SG RS CS 弊社製品 MCC シリーズを使用すれば 市販のクロスケーブルでの接続が可能になります
000000 (000000) 000001 (000003) 000002 (000009) 000003 (000012) 000004 (000014) W10.00 通信スタート W0.00 #FFFF 1 0 P_DM 0 10 fff _CPU015_TXD EN ENO UnitSele BUSY PortNo OK ByteOrd NG SendAre ErrorCod SendAre SendByt W0.00 W1.00 W2.00 D200 X: 0.00 (021) #8369 データセット D0 (021) #835F D1 (021) #9364 D2 (021) #8E71 D3 (021) #0D0A D4 X: 0.01 A392.05 W10.00 データ送信 W1.00 正常終了 Y:100.00 W2.00 Y:100.01 通信エラー ( 入力は &1) ( 入力は &0) ( 入力は &0) ( 入力は &10) [OP1] [OP2] ナ [OP1] [OP2] ダ [OP1] [OP2] 電 [OP1] [OP2] 子 [OP1] [OP2] ( 改行 ) 通信スタート <W010.00> a00 00 出力 01 出力 END
キーエンス KV-N24AT によるサンプルプログラム (1) 概要次のプログラムはキーエンス KV-N24ATにおいて文字列 ナダ電子 を無手順モードで印字させるものです (2) 使用する機器とシステム構成 使用機種 シーケンサ インターフェース プリンタ システム構成 :KV-N24AT :KV-N10L :TP-289E KV-N24AT TP-289E (3) 接続内容と設定 通信設定 TP-289Eとの通信設定は KVSTUDIOにて設定してください 例 )TP-289E OFF OFF OFF ON OFF OFF ON OFF OFF ON 9600bps, パリティ有り, 偶数パリティ, 8 ビット KV-STUDIO ツール ユニットエディタ ユニット設定 (2) 通信フォーマットの設定 増設カセット (Port1) 増設カセット KV-N10L(RS-232C) 動作モード 無手順モード ボーレート 9600bps データ長 8ビット ストップビット 1ビット パリティチェック 偶数 (EVEN) RS/CSフロー制御 しない
コネクタ結線図 TP-289E KV-N10L XG4A-2634( オムロン製 ) (D-サブ9ピン) RXD 13 3 GND DTR 1 9 5 6 7 8 TXD SG DSR RTS CTS 弊社製品 MCC シリーズを使用すれば 市販のクロスケーブルでの接続が可能になります (4) 動作内容 電源投入 PLC プリンタに電源を投入し PLC を RUN させます CR2008 ON 通信設定 CR2008 が ON になり 通信設定を行います RS 命令を駆動させます T0 ON データ送信 T0 を ON する毎に DM100~DM104 のデータがプリンタへ送信され ナダ電子 と印字されます
00001 シリアル通信設定 00002 (00002) 00003 (00003) 00004 (00004) 00005 (00005) 00006 (00006) 00007 (00007) 00008 (00008) CR2008 運転開始時 1 スキャン ON $0000 CM6515 $0000 CM6516 $0000 CM6518 $0000 CM6519 $0000 CM6520 $0000 CM6521 CR6700 SET データ格納単位設定 0: バイト単位モード設定 0: ノーマルモード送信ヘッダ設定 0000: なし送信デリミタ設定 0000: なし受信ヘッダ設定 0000: なし受信デリミタ設定 0000: なし 通信許可 00009 (00009) 00010 (00010) 00011 (00011) 00012 (00012) 00013 (00013) 00014 (00014) 送信データ格納 CR2002 常時 ON $8369 DM100 $835F DM101 $9364 DM102 $8E71 DM103 $0D0A DM104 < ナ > < ダ > < 電 > < 子 > 印字 改行 00015 (00015) タイマー設定 00016 (00016) 00017 (00017) CR2002 常時 ON T0 印字データ送信 #100 T0 印字データ送信 10 秒タイマー 00018 (00018) 00019 (00019) 00020 (00020) 00021 (00021) 00022 (00022) 00023 (00023) 00024 (00024) データ送信 CR6600 送信可能 CR6601 送信完了 CR6610 T0 DSR 状態印字データ送信 B DM100 #10 CM6002 送信データ 1 CM6001 #5 CR6701 SET 送信要求 CR6701 RES 送信要求 END END 送信データ長 10 バイト 送信データ設定 送信開始