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トポロジ 2014 Cisco and/or its affiliates. All rights reserved. This document is Cisco Public. 1 / 11 ページ

アドレステーブル 学習目標 デバイスインターフェイス IPv6 アドレスデフォルトゲートウェイ R1 G0/0 S0/0/0 (DCE) S0/0/1 R2 G0/0 S0/0/0 R3 G0/0 S0/0/1 (DCE) S0/0/0 (DCE) S0/0/1 2001:DB8:ACAD:A::1/64 FE80::1 link-local 2001:DB8:ACAD:12::1/64 FE80::1 link-local 2001:DB8:ACAD:13::1/64 FE80::1 link-local 2001:DB8:ACAD:B::2/64 FE80::2 link-local 2001:DB8:ACAD:12::2/64 FE80::2 link-local 2001:DB8:ACAD:23::2/64 FE80::2 link-local 2001:DB8:ACAD:C::3/64 FE80::3 link-local 2001:DB8:ACAD:13::3/64 FE80::3 link-local 2001:DB8:ACAD:23::3/64 FE80::3 link-local PC-A NIC 2001:DB8:ACAD:A::A/64 FE80::1 PC-B NIC 2001:DB8:ACAD:B::B/64 FE80::2 PC-C NIC 2001:DB8:ACAD:C::C/64 FE80::3 パート 1: ネットワークの構築とデバイスの基本設定 パート 2:OSPFv3 ルーティングの設定と確認 パート 3:OSPFv3 受動インターフェイスの設定 背景 / シナリオ Open Shortest Path First(OSPF) は IP ネットワークのリンクステートルーティングプロトコルです OSPFv2 は IPv4 ネットワークに対して定義され OSPFv3 は IPv6 ネットワークに対して定義されます この実習では ネットワークトポロジでの OSPFv3 ルーティングの設定 ルータ ID の割り当て 受動インターフェイスの設定 多数の CLI コマンドを使用した OSPFv3 ルーティング情報の表示と確認を実行します 2014 Cisco and/or its affiliates. All rights reserved. This document is Cisco Public. 2 / 11 ページ

注 :CCNA の実習で使用するルータは Cisco IOS Release 15.2(4)M3(universalk9 イメージ ) を搭載した Cisco 1941 Integrated Services Router(ISR) です 他のルータおよび Cisco IOS バージョンを使用できます モデルと Cisco IOS バージョンによっては 使用できるコマンドと生成される出力が 実習とは異なる場合があります 正しいインターフェイス ID については この実習の最後にあるルータインターフェイスの集約表を参照してください 注 : ルータが消去され スタートアップコンフィギュレーションがないことを確認してください 不明な場合は インストラクターに相談してください 必要なリソース ルータ 3 台 (Cisco IOS Release 15.2(4)M3 ユニバーサルイメージまたは同等イメージを搭載した Cisco 1941) PC 3 台 (Tera Term などのターミナルエミュレーションプログラムを備えた Windows 7 Vista または XP 搭載 PC) コンソールポート経由で Cisco IOS デバイスを設定するためのコンソールケーブル トポロジに示すようなイーサネットケーブルとシリアルケーブル パート 1: ネットワークの構築とデバイスの基本設定 パート 1 では ネットワークトポロジを設定し PC ホストおよびルータの基本設定を行います 手順 1: トポロジに示すようにネットワークを配線します 手順 2: 必要に応じて ルータを初期化し リロードします 手順 3: 各ルータの基本設定を行います a. DNS lookup をディセーブルにします b. トポロジに示すようにデバイス名を設定します c. 特権 EXEC パスワードとして class を割り当てます d. VTY パスワードとして cisco を割り当てます e. 不正アクセスが禁止されていることをユーザに警告する MOTD バナーを設定します f. コンソール回線のロギングの同期を設定します g. プレーンテキストパスワードを暗号化します h. アドレステーブルにリストされた IPv6 ユニキャストおよびとリンクローカルアドレスをすべてのインターフェイスに設定します i. 各ルータで IPv6 ユニキャストルーティングをイネーブルにします j. 実行コンフィギュレーションをスタートアップコンフィギュレーションにコピーします 手順 4: PC ホストを設定します 手順 5: 接続をテストします ルータは互いに ping でき 各 PC はデフォルトゲートウェイに ping できます OSPFv3 ルーティングが設定されるまで PC は他の PC へ ping を実行できません 必要に応じて確認し トラブルシューティングします 2014 Cisco and/or its affiliates. All rights reserved. This document is Cisco Public. 3 / 11 ページ

パート 2: OSPFv3 ルーティングの設定 パート 2 では ネットワーク内のすべてのルータに OSPFv3 ルーティングを設定し ルーティングテーブルが正しく更新されていることを確認します 手順 1: ルータ ID を割り当てます OSPFv3 では ルータ ID に 32 ビットアドレスが引き続き使用されます ルータには IPv4 アドレスは設定されていないため router-id コマンドを使用して ルータ ID を手動で割り当てます a. ipv6 router ospf コマンドを実行して ルータへの OSPFv3 プロセスを開始します R1(config)# ipv6 router ospf 1 注 :OSPF プロセス ID はローカルで保持され ネットワーク上の他のルータにとっては無意味です b. R1 に OSPFv3 ルータ ID 1.1.1.1 を割り当てます R1(config-rtr)# router-id 1.1.1.1 c. OSPFv3 ルーティングプロセスを開始し R2 にルータ ID 2.2.2.2 を R3 にルータ ID 3.3.3.3 を割り当てます d. すべてのルータのルータ ID を確認するには show ipv6 ospf コマンドを実行します R2# show ipv6 ospf Routing Process "ospfv3 1" with ID 2.2.2.2 Event-log enabled, Maximum number of events: 1000, Mode: cyclic Router is not originating router-lsas with maximum metric < 出力を省略 > 手順 2: R1 で OSPFv6 ルーティングを設定します IPv6 では インターフェイスに複数の IPv6 アドレスが設定されるのが一般的です OSPFv3 では network 文は削除されました 代わりに OSPFv3 ルーティングはインターフェイスレベルでイネーブルになります a. OSPFv3 ルーティングに参加する R1 の各インターフェイスで ipv6 ospf 1 area 0 コマンドを実行します R1(config)# interface g0/0 R1(config-if)# ipv6 ospf 1 area 0 R1(config-if)# interface s0/0/0 R1(config-if)# ipv6 ospf 1 area 0 R1(config-if)# interface s0/0/1 R1(config-if)# ipv6 ospf 1 area 0 注 : プロセス ID は 手順 1a で使用したプロセス ID に一致している必要があります b. OSPFv3 エリア 0 に R2 および R3 のインターフェイスを割り当てます インターフェイスをエリア 0 に追加すると ネイバールータとの隣接関係のメッセージが表示されます R1# *Mar 19 22:14:43.251: %OSPFv3-5-ADJCHG: Process 1, Nbr 2.2.2.2 on Serial0/0/0 from LOADING to FULL, Loading Done R1# *Mar 19 22:14:46.763: %OSPFv3-5-ADJCHG: Process 1, Nbr 3.3.3.3 on Serial0/0/1 from LOADING to FULL, Loading Done 2014 Cisco and/or its affiliates. All rights reserved. This document is Cisco Public. 4 / 11 ページ

手順 3: OSPFv3 ネイバーを確認します show ipv6 ospf neighbor コマンドを実行して ルータがネイバールータと隣接関係を形成していることを確認します ネイバールータのルータ ID が表示されない場合 または状態が フル として表示されない場合は 2 台のルータは OSPF 隣接関係を形成していません R1# show ipv6 ospf neighbor OSPFv3 Router with ID (1.1.1.1) (Process ID 1) Neighbor ID Pri State Dead Time Interface ID Interface 3.3.3.3 0 FULL/ - 00:00:39 6 Serial0/0/1 2.2.2.2 0 FULL/ - 00:00:36 6 Serial0/0/0 手順 4: OSPFv3 プロトコルの設定を確認します show ipv6 protocols コマンドは OSPF プロセス ID ルータ ID および OSPFv3 対応のインターフェイスなどの重要な OSPFv3 設定情報を確認するための簡単な方法です R1# show ipv6 protocols IPv6 Routing Protocol is "connected" IPv6 Routing Protocol is "ND" IPv6 Routing Protocol is "ospf 1" Router ID 1.1.1.1 Number of areas: 1 normal, 0 stub, 0 nssa Interfaces (Area 0): Serial0/0/1 Serial0/0/0 GigabitEthernet0/0 Redistribution: None 手順 5: OSPFv3 インターフェイスを確認します a. show ipv6 ospf interface コマンドを実行して 各 OSPF 対応インターフェイスの詳細リストを表示します R1# show ipv6 ospf interface Serial0/0/1 is up, line protocol is up Link Local Address FE80::1, Interface ID 7 Area 0, Process ID 1, Instance ID 0, Router ID 1.1.1.1 Network Type POINT_TO_POINT, Cost: 64 Transmit Delay is 1 sec, State POINT_TO_POINT Hello due in 00:00:05 Index 1/3/3, flood queue length 0 Last flood scan length is 1, maximum is 1 Neighbor Count is 1, Adjacent neighbor count is 1 Adjacent with neighbor 3.3.3.3 2014 Cisco and/or its affiliates. All rights reserved. This document is Cisco Public. 5 / 11 ページ

Serial0/0/0 is up, line protocol is up Link Local Address FE80::1, Interface ID 6 Area 0, Process ID 1, Instance ID 0, Router ID 1.1.1.1 Network Type POINT_TO_POINT, Cost: 64 Transmit Delay is 1 sec, State POINT_TO_POINT Hello due in 00:00:00 Index 1/2/2, flood queue length 0 Last flood scan length is 1, maximum is 2 Neighbor Count is 1, Adjacent neighbor count is 1 Adjacent with neighbor 2.2.2.2 GigabitEthernet0/0 is up, line protocol is up Link Local Address FE80::1, Interface ID 3 Area 0, Process ID 1, Instance ID 0, Router ID 1.1.1.1 Network Type BROADCAST, Cost: 1 Transmit Delay is 1 sec, State DR, Priority 1 Designated Router (ID) 1.1.1.1, local address FE80::1 No backup designated router on this network Hello due in 00:00:03 Index 1/1/1, flood queue length 0 Last flood scan length is 0, maximum is 0 Neighbor Count is 0, Adjacent neighbor count is 0 b. OSPFv3 対応インターフェイスの集約を表示するには show ipv6 ospf interface brief コマンドを実行します R1# show ipv6 ospf interface brief Interface PID Area Intf ID Cost State Nbrs F/C Se0/0/1 1 0 7 64 P2P 1/1 Se0/0/0 1 0 6 64 P2P 1/1 Gi0/0 1 0 3 1 DR 0/0 手順 6: IPv6 ルーティングテーブルを確認します show ipv6 route コマンドを実行して すべてのネットワークがルーティングテーブルに表示されることを確認します R2# show ipv6 route IPv6 Routing Table - default - 10 entries Codes: C - Connected, L - Local, S - Static, U - Per-user Static route B - BGP, R - RIP, I1 - ISIS L1, I2 - ISIS L2 IA - ISIS interarea, IS - ISIS summary, D - EIGRP, EX - EIGRP external ND - ND Default, NDp - ND Prefix, DCE - Destination, NDr - Redirect O - OSPF Intra, OI - OSPF Inter, OE1 - OSPF ext 1, OE2 - OSPF ext 2 2014 Cisco and/or its affiliates. All rights reserved. This document is Cisco Public. 6 / 11 ページ

ON1 - OSPF NSSA ext 1, ON2 - OSPF NSSA ext 2 O 2001:DB8:ACAD:A::/64 [110/65] via FE80::1, Serial0/0/0 C 2001:DB8:ACAD:B::/64 [0/0] via GigabitEthernet0/0, directly connected L 2001:DB8:ACAD:B::2/128 [0/0] via GigabitEthernet0/0, receive O 2001:DB8:ACAD:C::/64 [110/65] via FE80::3, Serial0/0/1 C 2001:DB8:ACAD:12::/64 [0/0] via Serial0/0/0, directly connected L 2001:DB8:ACAD:12::2/128 [0/0] via Serial0/0/0, receive O 2001:DB8:ACAD:13::/64 [110/128] via FE80::3, Serial0/0/1 via FE80::1, Serial0/0/0 C 2001:DB8:ACAD:23::/64 [0/0] via Serial0/0/1, directly connected L 2001:DB8:ACAD:23::2/128 [0/0] via Serial0/0/1, receive L FF00::/8 [0/0] via Null0, receive ルーティングテーブルの OSPF ルートのみを表示するには どのコマンドを使用しますか? 手順 7: エンドツーエンド接続を確認します 各 PC はトポロジ内の他の PC に ping できます 必要に応じて確認し トラブルシューティングします 注 :PC 間で ping するには 場合によっては PC のファイアウォールをディセーブルにする必要があります パート 3: OSPFv3 受動インターフェイスの設定 passive-interface コマンドは ルーティングアップデートが指定したルータインターフェイスを介して送信されるのを防ぎます 通常 これは ダイナミックルーティングプロトコル通信を受信する必要がない LAN 上のトラフィックを減らすために行われます パート 3 では passive-interface コマンドを使用して 単一のインターフェイスを受動として設定します また ルータのすべてのインターフェイスがデフォルトで受動にされるように OSPFv3 を設定し その後 選択したインターフェイスの OSPF ルーティングアドバタイズメントをイネーブルにします 手順 1: 受動インターフェイスを設定します a. R1 で show ipv6 ospf interface g0/0 コマンドを実行します 次の Hello パケットが予想される時点を示すタイマーに注目してください Hello パケットは 10 秒ごとに送信され OSPF ルータ間でネイバーがアップの状態にあることを確認するために使用されます R1# show ipv6 ospf interface g0/0 GigabitEthernet0/0 is up, line protocol is up Link Local Address FE80::1, Interface ID 3 Area 0, Process ID 1, Instance ID 0, Router ID 1.1.1.1 Network Type BROADCAST, Cost: 1 2014 Cisco and/or its affiliates. All rights reserved. This document is Cisco Public. 7 / 11 ページ

Transmit Delay is 1 sec, State DR, Priority 1 Designated Router (ID) 1.1.1.1, local address FE80::1 No backup designated router on this network Hello due in 00:00:05 Index 1/1/1, flood queue length 0 Last flood scan length is 0, maximum is 0 Neighbor Count is 0, Adjacent neighbor count is 0 b. passive-interface コマンドを発行して R1 の G0/0 インターフェイスをパッシブに変更します R1(config)# ipv6 router ospf 1 R1(config-rtr)# passive-interface g0/0 c. show ipv6 ospf interface g0/0 コマンドを再度実行して G0/0 が現在受動であることを確認します R1# show ipv6 ospf interface g0/0 GigabitEthernet0/0 is up, line protocol is up Link Local Address FE80::1, Interface ID 3 Area 0, Process ID 1, Instance ID 0, Router ID 1.1.1.1 Network Type BROADCAST, Cost: 1 Transmit Delay is 1 sec, State WAITING, Priority 1 No designated router on this network No backup designated router on this network No Hellos (Passive interface) Wait time before Designated router selection 00:00:34 Index 1/1/1, flood queue length 0 Last flood scan length is 0, maximum is 0 Neighbor Count is 0, Adjacent neighbor count is 0 d. R2 および R3 で show ipv6 route ospf コマンドを実行し 2001:DB8:ACAD:A::/64 ネットワークへのルートが引き続き使用可能であることを確認します R2# show ipv6 route ospf IPv6 Routing Table - default - 10 entries Codes: C - Connected, L - Local, S - Static, U - Per-user Static route B - BGP, R - RIP, I1 - ISIS L1, I2 - ISIS L2 IA - ISIS interarea, IS - ISIS summary, D - EIGRP, EX - EIGRP external ND - ND Default, NDp - ND Prefix, DCE - Destination, NDr - Redirect O - OSPF Intra, OI - OSPF Inter, OE1 - OSPF ext 1, OE2 - OSPF ext 2 ON1 - OSPF NSSA ext 1, ON2 - OSPF NSSA ext 2 O 2001:DB8:ACAD:A::/64 [110/65] via FE80::1, Serial0/0/0 O 2001:DB8:ACAD:C::/64 [110/65] 2014 Cisco and/or its affiliates. All rights reserved. This document is Cisco Public. 8 / 11 ページ

via FE80::3, Serial0/0/1 O 2001:DB8:ACAD:13::/64 [110/128] via FE80::3, Serial0/0/1 via FE80::1, Serial0/0/0 手順 2: ルータで受動インターフェイスをデフォルトとして設定します a. R2 で passive-interface default コマンドを実行して すべての OSPFv3 インターフェイスのデフォルトを受動として設定します R2(config)# ipv6 router ospf 1 R2(config-rtr)# passive-interface default b. R1 で show ipv6 ospf neighbor コマンドを実行します デッドタイマーの期限が切れると R2 はそれ以降 OSPF ネイバーとしてはリストされません R1# show ipv6 ospf neighbor OSPFv3 Router with ID (1.1.1.1) (Process ID 1) Neighbor ID Pri State Dead Time Interface ID Interface 3.3.3.3 0 FULL/ - 00:00:37 6 Serial0/0/1 c. R2 で show ipv6 ospf interface s0/0/0 コマンドを実行して S0/0/0 インターフェイスの OSPF ステータスを表示します R2# show ipv6 ospf interface s0/0/0 Serial0/0/0 is up, line protocol is up Link Local Address FE80::2, Interface ID 6 Area 0, Process ID 1, Instance ID 0, Router ID 2.2.2.2 Network Type POINT_TO_POINT, Cost: 64 Transmit Delay is 1 sec, State POINT_TO_POINT No Hellos (Passive interface) Index 1/2/2, flood queue length 0 Last flood scan length is 2, maximum is 3 Neighbor Count is 0, Adjacent neighbor count is 0 d. R2 のすべての OSPFv3 インターフェイスが受動の場合 ルーティング情報はアドバタイズされません この場合 R1 と R3 には 2001:DB8:ACAD:B::/64 ネットワークへのルートはありません show ipv6 route コマンドを使用して このことを確認できます e. no passive-interface コマンドを実行して R2 の S0/0/1 を変更し OSPFv3 ルーティングアップデートを送受信できるようにします このコマンドを入力すると R3 とネイバールータとの隣接関係が確立されたことを示す情報メッセージが表示されます R2(config)# ipv6 router ospf 1 R2(config-rtr)# no passive-interface s0/0/1 *Apr 8 19:21:57.939: %OSPFv3-5-ADJCHG: Process 1, Nbr 3.3.3.3 on Serial0/0/1 from LOADING to FULL, Loading Done 2014 Cisco and/or its affiliates. All rights reserved. This document is Cisco Public. 9 / 11 ページ

f. R1 と R3 で show ipv6 route および show ipv6 ospf neighbor コマンドを再度実行し 2001:DB8:ACAD:B::/64 ネットワークへのルートを探します R1 が 2001:DB8:ACAD:B::/64 ネットワークへルーティングするために使用しているインターフェイスはどれですか? R1 上の 2001:DB8:ACAD:B::/64 ネットワークの累計コストメトリックはいくつですか? R2 は R1 の OSPFv3 ネイバーとして表示されますか? R2 は R3 の OSPFv3 ネイバーとして表示されますか? この情報は何を意味していますか? g. R2 で no passive-interface S0/0/0 コマンドを実行して OSPFv3 ルーティングアップデートがそのインターフェイスでアドバタイズできるようにします h. R1 と R2 が現在 OSPFv3 ネイバーであることを確認します 復習 1. R1 の OSPFv6 設定のプロセス ID が 1 で R2 の OSPFv3 設定のプロセス ID が 2 の場合 2 台のルータ間でルーティング情報を交換できますか? 理由 2. OSPFv3 で network コマンドを削除する理由は何ですか? 2014 Cisco and/or its affiliates. All rights reserved. This document is Cisco Public. 10 / 11 ページ

ルータインターフェイスの集約表 ルータインターフェイスの集約 ルータのモデル Ethernet Interface #1 Ethernet Interface #2 Serial Interface #1 Serial Interface #2 1800 Fast Ethernet 0/0 (F0/0) Fast Ethernet 0/1 (F0/1) Serial 0/0/0 (S0/0/0) Serial 0/0/1 (S0/0/1) 1900 Gigabit Ethernet 0/0 (G0/0) Gigabit Ethernet 0/1 (G0/1) Serial 0/0/0 (S0/0/0) Serial 0/0/1 (S0/0/1) 2801 Fast Ethernet 0/0 (F0/0) Fast Ethernet 0/1 (F0/1) Serial 0/1/0 (S0/1/0) Serial 0/1/1 (S0/1/1) 2811 Fast Ethernet 0/0 (F0/0) Fast Ethernet 0/1 (F0/1) Serial 0/0/0 (S0/0/0) Serial 0/0/1 (S0/0/1) 2900 Gigabit Ethernet 0/0 (G0/0) Gigabit Ethernet 0/1 (G0/1) Serial 0/0/0 (S0/0/0) Serial 0/0/1 (S0/0/1) 注 : ルータがどのように設定されているかを確認するには インターフェイスを調べ ルータの種類とルータが持つインターフェイスの数を識別します 各ルータクラスの設定のすべての組み合わせを効果的に示す方法はありません この表には デバイスにイーサネットおよびシリアルインターフェイスの取り得る組み合わせに対する ID が記されています その他のタイプのインターフェイスは たとえ特定のルータに含まれている可能性があるものであっても 表には一切含まれていません ISDN BRI インターフェイスはその一例です カッコ内の文字列は インターフェイスを表すために Cisco IOS コマンドで使用できる正規の省略形です 2014 Cisco and/or its affiliates. All rights reserved. This document is Cisco Public. 11 / 11 ページ