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平成16年度中間決算の概要

第101期(平成15年度)中間決算の概要

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Microsoft PowerPoint - 平成22年度決算の概要(Ver2)

People s Bank 決算概要 The Bank of Okinawa,Ltd 11

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( 株 ) 四国銀行 (8387) 平成 28 年 3 月期第 1 四半期決 添付資料の目次 頁 1. 当四半期決算に関する定性的情報 2 (1) 連結経営成績に関する定性的情報 2 (2) 連結財政状態に関する定性的情報 2 (3) 連結業績予想に関する定性的情報 2 2. サマリー情報 ( 注記

2020 年 3 月期 (2019 年度 ) 第 1 四半期決算説明資料 < 概要 > 2019 年 7 月 31 日

平成29年3月期   決算概要


1. 利益 年度の当期純利益 ( 単体 ) は 金利低下の影響等により資金利益が減少したものの 役務取引等利益や有価証券関係損益の増加などにより 前年比 4 億円増加し 億円となりました 年度 前年度比 コア業務粗利益 億円 億円 資金利益 うち貸出金利息 投信解約益 役務取引等利益 経 費 コア業

平成11年度決算:計数資料

Microsoft Word 決算短信修正( ) - 反映.doc

富士銀行

参考資料 2015 年度業績の概要 2016 年 5 月 16 日ソニー銀行株式会社

2017 年度第 1 四半期業績の概要 年 8 月 9 日 日本生命保険相互会社

目次 1 グループ概況 2 国内生命保険事業 3 業績見通し 参考 グループ各社の概況 1

秋田銀行 (8343) 平成 31 年 3 月期第 3 四半期決算短 添付資料の目次 1. 当四半期決算に関する定性的情報 P.2 (1) 連結経営成績に関する定性的情報 P.2 (2) 連結財政状態に関する定性的情報 P.2 (3) 連結業績予想に関する定性的情報 P.2 2. 四半期連結財務諸表


株式会社神奈川銀行

2019年年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

2017年度 決算説明会資料

(訂正・数値データ訂正)「平成30年4月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」の一部訂正について

秋田銀行 (8343) 平成 30 年 3 月期第 3 四半期決算短 添付資料の目次 1. 当四半期決算に関する定性的情報 P.2 (1) 連結経営成績に関する定性的情報 P.2 (2) 連結財政状態に関する定性的情報 P.2 (3) 連結業績予想に関する定性的情報 P.2 2. 四半期連結財務諸表

2. 基準差調整表 当行は 日本基準に準拠した財務諸表に加えて IFRS 財務諸表を参考情報として開示しております 日本基準と IFRS では重要な会計方針が異なることから 以下のとおり当行の資産 負債及び資本に対する調整表並びに当期利益の調整表を記載しております (1) 資産 負債及び資本に対する

平成30年3月期 決算説明資料


過年度ディスクロージャー誌の一部訂正について

平成29年3月期 第1四半期決算短信

( 本資料は ロンドンにて 2017 年 2 月 24 日付で発表された資料の日本語参考訳 ( 抜粋 ) で すべてにおいて英語版が優先します ) 2017 年 2 月 24 日 スタンダードチャータード PLC 2016 年度業績ハイライト ハイライトスタンダードチャータード PLC ( 以下 当



CC2: 連結貸借対照表の科目と自己資本の構成に関する開示項目の対応関係 株式会社三井住友フィナンシャルグループ ( 連結 ) 項目 資産の部 イロハ 公表連結貸借対照表 (2019 年 3 月末 ) 現金預け金 57,411,276 コールローン及び買入手形 2,465,744 買現先勘定 6,4

参考 企業会計基準第 25 号 ( 平成 22 年 6 月 ) からの改正点 平成 24 年 6 月 29 日 企業会計基準第 25 号 包括利益の表示に関する会計基準 の設例 企業会計基準第 25 号 包括利益の表示に関する会計基準 ( 平成 22 年 6 月 30 日 ) の設例を次のように改正

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平成21年3月期 決算補足説明資料

Disclaimer 本資料には 当行および当行の子会社に関連する見通し 将来に関する計画 経営目標などが記載されています これらの将来の見通しに関する記述は 将来の事象や動向に関する現時点での仮定に基づくものであり 当該仮定は不正確であることがあり得ます 様々な要因により 実際の業績が本書の記載と

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2018年3月期 1Q決算ハイライト

⑷ 当期純利益 当期純利益は 3 兆 2,747 億円 ( 同 1,197 億円 3.5% 減 ) と 3 年ぶりに減 益となった ⑸ 業務純益 参考までに業務純益をみると 4 兆 7,127 億円 ( 同 1,406 億円 3.1% 増 ) と 3 年ぶりに増益となった ( 注 1) 平成 26

平成 30 年 3 月末 負債の時価評価により生じた時価評価差額であって自己資本に算入される額 退職給付に係る資産の額 15,162 3,790 5,815 3,877 自己保有普通株式等 ( 純資産の部に計上されるものを除く ) の額 意図的に保有している他の金融機関等の対象資本

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(訂正・数値データ訂正)「平成25年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」の一部訂正について

2009 年 12 月期第 2 四半期決算 ( 平成 21 年 12 月期 ) 補足説明資料 FACT SHEETS 2009 年 7 月 31 日 東京建物株式会社 目次 2009 年 ( 平成 21 年 )12 月期第 2 四半期決算 ( 連結 )

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2018 年度第 3 四半期業績の概要 年 2 月 1 4 日 日本生命保険相互会社 Nippon Life Insurance Company

ほくほくフィナンシャルグループ (8377) 2019 年 3 月期 4. 補足情報 株式会社北陸銀行の個別業績の概要 2019 年 5 月 10 日 代表者 ( 役職名 ) 取締役頭取 ( 氏名 ) 庵栄伸 問合せ先責任者 ( 役職名 ) 執行役員総合企画部長 ( 氏名 ) 小林正彦 TEL (0

山口フィナンシャルグループ:IR資料室>平成30年3月期(平成29年度)>平成30年3月期決算短信

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平成 29 年度連結計算書類 計算書類 ( 平成 29 年 4 月 1 日から平成 30 年 3 月 31 日まで ) 連結計算書類 連結財政状態計算書 53 連結損益計算書 54 連結包括利益計算書 ( ご参考 ) 55 連結持分変動計算書 56 計算書類 貸借対照表 57 損益計算書 58 株主

(訂正・数値データ修正)「平成29年5月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」の一部訂正について

科目 期別 損益計算書 平成 29 年 3 月期自平成 28 年 4 月 1 日至平成 29 年 3 月 31 日 平成 30 年 3 月期自平成 29 年 4 月 1 日至平成 30 年 3 月 31 日 ( 単位 : 百万円 ) 営業収益 35,918 39,599 収入保証料 35,765 3

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(2) サマリー情報 1 ページ 1. 平成 29 年 3 月期の連結業績 ( 平成 28 年 4 月 1 日 ~ 平成 29 年 3 月 31 日 ) (2) 連結財政状態 訂正前 総資産 純資産 自己資本比率 1 株当たり純資産 百万円 百万円 % 円銭 29 年 3 月期 2,699 1,23

2018年3月期第3四半期決算ハイライト、2018年2月9日

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22 特定項目に係る十五パーセント基準超過額 うち その他金融機関等に係る対象資本調達手段のうち普通株式に該当するものに関連するものの額 うち 無形固定資産 ( モーゲージ サービシング ライツに係るものに限る ) に関連するものの額 うち 繰延税金資産 ( 一時差異に係るものに限

2017 年度決算概要 Ⅰ 年度連結業績概要 Ⅱ 年度連結業績予想 Ⅲ. 補足資料 シャープ株式会社 2018 年 4 月 26 日 見通しに関する注意事項 本資料に記載されている内容には シャープ株式会社及び連結子会社 ( 以下 総称して シャープ という ) の計画 戦略

包括利益の表示に関する会計基準第 1 回 : 包括利益の定義 目的 ( 更新 ) 新日本有限責任監査法人公認会計士七海健太郎 1. はじめに企業会計基準第 25 号 包括利益の表示に関する会計基準 ( 以下 会計基準 ) が平成 22 年 6 月 30 日に

コア資本に係る調整項目 無形固定資産 ( モーゲージ サービシング ライツに係るものを除く ) の額の合計額 うち のれんに係るもの ( のれん相当差額を含む ) の額 うち のれん及びモーゲージ サービシング ライツに係るもの以外の額 繰延税金資産 ( 一時差異に係るものを除く ) の額 適格引当

6. データ集 2) 国内金融事業 1 日本保証 主要残高 貸借対照表 日本基準に基づく単体数値 ( 連結調整前 ) で作成しています ( 単位 : 百万円 ) 2015/ / / / / / /03 (a) 現金及び預金 1,

第4期電子公告(東京)

注記事項 (1) 期中における重要な子会社の異動 ( 連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動 ) : 無 新規 社 ( 社名 ) 除外 社 ( 社名 ) (2) 会計方針の変更 会計上の見積りの変更 修正再表示 1 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 有 2 1 以外の会計方針の変更 : 無 3

株式会社群馬銀行

1. 国際財務報告基準に準拠した財務諸表 ( 抜粋 翻訳 ) 国際財務報告基準に準拠した財務諸表の作成方法について当行の国際財務報告基準に準拠した財務諸表 ( 以下 IFRS 財務諸表 という ) は 平成 27 年 3 月末時点で国際会計基準審議会 (IAS B) が公表している基準及び解釈指針に

負債の時価評価により生じた時価評価差額であって自己資本に算入される額 退職給付に係る資産の額 5,815 3,877 自己保有普通株式等 ( 純資産の部に計上されるものを除く ) の額 9 6 意図的に保有している他の金融機関等の対象資本調達手段の額 少数出資金融機関等の対象普通株式等の額 特定に係

株式会社 2019 年 5 月 13 日山陰合同銀行 自己資本の構成に関する開示事項 (2019 年 3 月期自己資本比率 ) 1. 自己資本の構成 連結 ( 単位 : 百万円 %) 項目 当四半期末 経過措置による不算入額 前四半期末 経過措置による不算入額 コア資本に係る基礎項目 (1) 普通株

計算書類等

注記事項 (1) 期中における重要な子会社の異動 ( 連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動 ) : 無 新規 社 ( 社名 ) 除外 社 ( 社名 ) (2) 会計方針の変更 会計上の見積りの変更 修正再表示 1 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無 2 1 以外の会計方針の変更 : 無 3

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PowerPoint プレゼンテーション

連結貸借対照表 ( 単位 : 百万円 ) 当連結会計年度 ( 平成 29 年 3 月 31 日 ) 資産の部 流動資産 現金及び預金 7,156 受取手形及び売掛金 11,478 商品及び製品 49,208 仕掛品 590 原材料及び貯蔵品 1,329 繰延税金資産 4,270 その他 8,476

Press Release 2019 年 7 月 31 日 各 位 一般社団法人全国労働金庫協会 全国 13 労働金庫の 2018 年度決算概況について 全国 13 労働金庫の 2018 年度 ( 平成 30 年度 ) 決算概況をとりまとめましたので 下記の とおりお知らせいたします ( 以下の計数

2017年度決算説明会資料

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2019年3月期 第3子半期決算短信

連結貸借対照表の科目が 自己資本の構成に関する開示項目 のいずれに相当するかについての説明 ( 付表 ) 1. 株主資本 資本金 33,076 1a 資本剰余金 24,536 1b 利益剰余金 204,730 1c 自己株式 3,450 1d 株主資本合計 258,893 普通株式等 Tier1 資

その他 Tier1 資本に係る基礎項目 31a その他 Tier1 資本調達手段に係る株主資本の及びその内訳 30 31b その他 Tier1 資本調達手段に係る新株予約権の 32 その他 Tier1 資本調達手段に係る負債の 特別目的会社等の発行するその他 Tier1 資本調達手段の

スライド 1

説明会資料 IFRSの導入について

平成 29 年 6 月末 負債の時価評価により生じた時価評価差額であって自己資本に算入される額 退職給付に係る資産の額 6,274 4,182 5,815 3,877 自己保有普通株式等 ( 純資産の部に計上されるものを除く ) の額 意図的に保有している他の金融機関等の対象資本調達


2017 年 12 月期第 2 四半期決算 ( 平成 29 年 12 月期第 2 四半期決算 ) 補足説明資料 FACT SHEETS 2017 年 8 月 7 日 目次 2017 年 12 月期 ( 平成 29 年 12 月期 ) 第 2 四半期決算

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有価証券等の情報(会社計)162 満期保有目的の債券 がを超えるもの がを超えないもの 公社債 435, ,721 31, , ,565 29,336 外国証券 ( 公社債 ) 1,506,014 1,835, ,712 1,493,938 1,778

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2019年3月期第1四半期決算ハイライト

注記事項 (1) 当中間期における重要な子会社の異動 ( 連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動 ) : 無新規 社 ( 社名 ) 除外 社 ( 社名 ) (2) 会計方針の変更 会計上の見積りの変更 修正再表示 1 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無 2 1 以外の会計方針の変更 : 無

スライド 1

平成 29 年 6 月 26 日株式会社八十二銀行 連結貸借対照表の科目が 自己資本の構成に関する開示項目 のいずれに相当するかについての説明 ( 29 年 3 月期自己資本比率 ) 科 ( 単位 : 百万円 ) 公表連結貸借対照表金額 ( 資 産 の 部 ) 現 金 預 け 金 885,456 コ

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Microsoft Word - 訂正短信提出2303.docx

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Microsoft Word - 010_説明資料_2703.doc

平成 30 年 3 月期第 3 四半期決算短信 日本基準 ( 連結 ) 平成 30 年 1 月 26 日 上場会社名 株式会社みちのく銀行 上場取引所東 コード番号 8350 URL 代表者 ( 役職名 ) 取締役頭取 ( 氏名 ) 高田

サマリー

Transcription:

平成 19 年度 ( 平成 20 年 3 月期 ) 決算に関する主な質疑応答 本資料には 将来の業績に関する記述が含まれています こうした記述は 将来の業績を保証するものでは なく リスクと不確実性を内包するものです 将来の業績は 経営環境に関する前提条件の変化等に伴い 予想対比変化する可能性があることにご留意ください 本日発表致しました平成 19 年度 ( 平成 20 年 3 月期 ) の業績に関しまして 皆様からお問い合わせの多いご質問への回答を 以下の通り掲載致します 1. 平成 19 年度 SMBC 業績関連 Q1. 業務純益 ( 一般貸倒引当金繰入前 ) の前年比増減要因について説明して下さい また 11 月公表の業績予想比の増減要因についても説明して下さい A1. 業務純益 ( 一般貸倒引当金繰入前 ) は 業務粗利益が前年比 1,403 億円増益の 14,848 億円となる一方 経費が前年比 612 億円増加の 6,651 億円となったことから 前年比 791 億円増益の 8,197 億円となりました これは 金利上昇に備えて債券ポートフォリオの予防的なポジション圧縮を行った昨年度と比べ 国債等債券損益が 823 億円改善したことや 預貸金利鞘の改善等により資金利益が前年比 333 億円増加したこと等によるものです なお 11 月公表の業績予想比では 業務粗利益が 52 億円減益となる一方 経費は 51 億円増加となったことから 業務純益 ( 一般貸倒引当金繰入前 ) は 103 億円の減益となっております Q2. 経費の状況はどうですか? A2. 平成 19 年度の経費は 前年比で 612 億円増加の 6,651 億円となりました これは お客さまの利便性向上や競争力強化のために成長事業領域への積極的な資源投入を進めたこと等によるもので 11 月公表の業績予想比 51 億円の増加となりました Q3. クレジットコストは 1,478 億円と 前年比 11 月公表の業績予想比共に増加しましたが その要因を教えて下さい 1

A3. 平成 19 年度のクレジットコストは 不良債権のオフバランス化や取引先企業の債務者区分改善等に伴う引当金の取崩しが減少したこと等を要因に前年比約 600 億円の増加となりました 11 月公表の業績予想比では サブプライムローン関連の他 一部の債務者において業況の悪化等により想定外の劣化が発生したこと等を要因に 約 400 億円の増加となりました なお 金融再生法に基づく開示不良債権残高の与信合計に対する比率は ほぼ前年並みの 1.24% と引き続き低水準を維持しております Q4.SMFG 連結のクレジットコストの金額を教えてください また SMBC 単体との差額の要因について説明してください A4. 平成 19 年度における SMFG 連結のクレジットコストは 2,486 億円と 前年比では 1,036 億円の増加となりました これは SMBC 単体での増加の他 スワップ関連業務を行う子会社において モノライン保険会社宛エクスポージャーに対する引当約 300 億円を行ったことが主な要因です SMFG 連結と SMBC 単体の差額 1,008 億円は スワップ関連子会社での引当の他 みなと銀行 関西アーバン銀行等貸出業務を行う子会社での与信関係費用によるものです Q5.SMBC 単体で 関連会社株式等で減損が発生したこと等により 株式等関係損益が 1,410 億円の損失となった とのことですが その内容を教えてください また これらの損失は SMFG 連結決算にどのように反映されるのですか A5.SMBC の株式等関係損益の主な要因は 関連会社のオーエムシーカードやプロミス等の株式等 3 月の時価が取得簿価の一定比率以上下落したものについて 減損処理を行ったことです 主な内訳は オーエムシーカードで約 560 億円 プロミスでは 昨年度に既に投資損失引当金約 780 億円を計上していたことから ネットで約 440 億円 セントラルファイナンスで約 60 億円の減損となっております なおセントラルファイナンス株式については SMFG 保有分についても減損処理を行い SMFG 単体で約 50 億円の株式等関係損失を計上しております なお 持分法適用会社の株式を SMBC 単体決算上減損した場合の損失は 連結決算上は相殺消去されます 一方 各社の当期純利益のうち SMFG 持分が 持分法投資損益 として計上されます 但し オーエムシーカードについては 2

平成 19 年度の連結決算上のれん相当額の減損処理を SMBC 単体の株式減損と同額行っていることから SMBC 単体と同様の影響が連結決算上も出ております 2.SMBC バランスシート関連 Q6. 貸出の増減状況及びその要因について教えて下さい A6. 平成 20 年 3 月末の貸出は 平成 19 年 3 月末対比 国内店 ( 除く特別国際金融取引勘定 ) で約 6,900 億円の増加 海外店 ( 含む特別国際金融取引勘定 ) では約 25,100 億円の増加となっており トータルでは約 32,000 億円の増加となりました 国内貸出は 国庫向けの貸出が増加したこと等から増加しております また 海外貸出は 海外での旺盛な資金需要に応え 格付けの高い企業向けの貸出やプロジェクトファイナンス等を中心に積極的に投入していることから増加しております なお 金融再生法開示債権残高は 平成 19 年 3 月末比 652 億円増加し 8,039 億円となりましたが 平成 20 年 3 月末の不良債権比率は平成 19 年 3 月末とほぼ同水準の 1.24% となっております Q7. 自己資本比率規制における自己資本のうち 基本的項目 (Tier I) に対する繰延税金資産の比率は SMFG 連結ベースでいくらですか A7. 平成 20 年 3 月末における SMFG 連結の繰延税金資産 ( 繰延税金負債控除後 ) は 市場株価下落に伴って その他有価証券の評価損益が減少したことを主因に 平成 19 年 3 月末対比で 972 億円増加し 9,335 億円となりました 繰延税金資産 ( 繰延税金負債控除後 ) の Tier I 資本に対する比率は 21.3% となりましたが 今後収益計上により 繰延税金資産の TierI 資本に対する比率は低減するものとみております 3

3.SMBC 業務戦略関連 Q8. 個人向けコンサルティングビジネスにおける主要商品の実績について教えてください A8. 個人のお客さま向けの投信につきましては 株価下落等に伴い 平成 20 年 3 月末の預かり資産残高が平成 19 年 3 月末対比で約 4,000 億円減少し 約 3 兆円となりました なお 個人年金保険の販売額は 前年同期比約 700 億円減少し約 3,900 億円となりました 平成 14 年 10 月の取扱い開始以来の販売累計額は約 2 兆 6,000 億円となっております 住宅ローン ( 自己居住用 ) の取組実績は 金利上昇に伴う借換えニーズの鈍化や マンション販売戸数の減少等から前年比約 3,000 億円減少し 約 1 兆 5,000 億円となりました 一方 平成 20 年 3 月末の残高は 平成 19 年 3 月末比約 1,000 億円増加の約 10 兆 300 億円となりました なお 平成 19 年度の流動化実施額は約 3,000 億円となっております Q9. ビジネスセレクトローンの 平成 19 年度の実績 及び今後の見通しについて教えてください A9. ビジネスセレクトローンにつきましては 平成 19 年度の取組額は 前年比約 3,000 億円減少し約 9,000 億円となりました 中小企業セクターにおける景況感が全般的に厳しい中 与信モデルや審査基準 貸出条件の見直し等 ポートフォリオの質の改善に重点を置いた運営を進めております 加えて ビジネスセレクトローンを既にご利用いただいているお客さまへの付随サービスの提供にも引き続き注力してまいります 4

4. 業績予想関連 Q10. 平成 20 年度の SMFG 連結 SMBC 単体の業績予想を教えて下さい A10. SMFG 連結の平成 20 年度業績予想につきましては 経常利益 8,500 億円 当期純利益 4,800 億円を見込んでおります また SMBC 単体では 業務純益 ( 一般貸倒引当金繰入前 )8,300 億円 当期純利益 3,900 億円を見込んでおります Q11. 平成 20 年度業績予想の前提とした金利 為替 株価水準について教えて下さい A11. 円金利 ドル金利 日経平均株価について 平成 19 年度末実績の水準での横這いを前提としています なお 為替相場については 昨今の相場の状況を踏まえ 105 円としています Q12. 平成 20 年度の SMBC 単体の業務純益 ( 一般貸倒引当金繰入前 ) 予想について前年比の増減要因を教えてください A12. 平成 20 年度の SMBC 単体の業務純益 ( 一般貸倒引当金繰入前 ) は 平成 19 年度比約 100 億円増益の 8,300 億円を見込んでおります これは 国内貸金収益は貸出金利鞘低下により減少を見込むものの 成長事業領域として強化しております個人向け金融コンサルティングや法人向けソリューション 投資銀行業務を中心として非金利収益が増加すること 海外市場での収益性の高いアセット投入により国際部門収益が増加することに加え 前年に計上したサブプライム関連の損失がなくなること等によって市場営業部門収益が増加すること等から 業務粗利益で約 550 億円増益の 1 兆 5,400 億円を見込む一方 経費は 成長事業領域の強化のための人員増強 システム投資や 拠点網拡充のための投資等を積極化することにより 平成 19 年度比約 450 億円増加の 7,100 億円を見込んでいるためです Q13. 平成 20 年度の SMBC 単体のクレジットコスト見込みについて教えてください A13. 平成 20 年度の SMBC 単体のクレジットコストにつきましては 過去の不良債権処理実績や今後の見通し等に基づいて推計を行った結果 前年比約 300 億円増加の約 1,800 億円の水準となる見通しです 5

5. 証券化商品等への投融資等の状況 Q14. 平成 20 年 3 月末現在の証券化商品等への投資残高 含み損益について教えてください 投資以外の融資等のエクスポージャーについても教えてください A14. 平成 20 年 3 月末時点の当社グループにおける証券化商品の残高は 平成 20 年 5 月 16 日付 平成 19 年度決算説明資料 の 22 ページ 証券化商品等への投融資等の状況 でお示ししております通り 償却引当控除後ベースで約 2,700 億円ですが 大宗はAAA 格の米国政府支援機関保証債等となっており 平成 20 年 3 月末時点の評価損は約 50 億円です 米国拠点で行っているウェアハウジングローン等の 証券化商品を担保とする融資業務 (3 月末の残高は約 350 億円 ) に関しては サブプライムローン関連資産が担保となっている部分も含めて約 300 億円の引当を実施しております なお 当社グループは いわゆる SIV(Structured Investment Vehicle) の発行する有価証券を保有しておりません ABCP の保有残高もありません Q15. 米国サブプライムローン関連のエクスポージャーに関して 平成 19 年度中に発生した損失額はいくらですか 平成 20 年度への影響はどうですか A15. 米国サブプライムローン関連の証券化商品 並びにウェアハウジングローン等のエクスポージャーに関しましては 平成 19 年度中に約 40 億円の売却損を計上して残高を圧縮した他 約 890 億円の償却 引当を実施しており 平成 19 年度における損失処理額としては約 930 億円となりました その結果 償却 引当後残高は 55 億円と小額となっており 今後仮に平成 20 年度の決算への影響があったとしても その度合は僅少と考えております Q16. モノライン保険会社との取引の状況について教えてください A16. モノライン保険会社を取引相手とするクレジットデリバティブ取引につきましては 信用状態が大幅に悪化した一部モノライン保険会社との取引について 平成 19 年度に約 300 億円の損失処理を実施した結果 平成 20 年 3 月末の引当控除後の実質的な残存エクスポージャーは約 300 億円となっております エクスポージャーの対象先は全てS&P ムーディーズにおけるAA 格付以上の高格付け先です また モノライン保険会社保証付の投融資等の平成 20 年 3 月末残高は約 400 億円で 保証対象となる原債権は全て投資適格です 6

6. 提携戦略等 Q17. セントラルファイナンス オーエムシーカードとのクレジットカード事業戦略について教えてください A17. 本件に関する詳細につきましては 下記プレスリリースをご参照ください http://www.smfg.co.jp/news/j200086_01.html 7

( ご参考 : 平成 19 年度決算説明資料 20 ページ ) 24. 平成 20 年度業績予想 株式会社三井住友フィナンシャルグループ 単体 ( 金額単位億円 ) 20 年度予想 19 年度実績 中間期 営 業 収 益 490 1,500 1,116 営 業 利 益 460 1,450 1,054 経 常 利 益 360 1,300 891 当 期 純 利 益 350 1,250 830 1 株当たり配当予想 ( 金額単位 円 ) 20 年度予想 19 年度実績 中間 年間 年間 普 通 株 式 ( 注 ) 7,000 14,000 12,000 第 四 種 優 先 株 式 67,500 135,000 135,000 第 六 種 優 先 株 式 44,250 88,500 88,500 ( 注 ) 平成 20 年 5 月 16 日付で公表しておりますとおり 株式等の取引に係る決済の合理化を図るための 社債等の振替に関する法律等の一部を改正する法律 ( 平成 16 年法律第 88 号 ) の施行日の前日を 効力発生日として 普通株式 1 株を100 株に株式分割することを予定しております 当該株式分割が期首に行われたと仮定した場合の普通株式 1 株当たりの中間配当金は70 円 年間 配当金は140 円となります <ご参考 > ( 金額単位億円 ) 配当金総額 601 1,202 1,049 連結 ( 金額単位億円 ) 20 年度予想 19 年度実績 経 常 収 益 中間期 18,500 39,000 46,235 経 常 利 益 3,800 8,500 8,312 当 期 純 利 益 2,100 4,800 4,615 < ご参考 > 株式会社三井住友銀行 単体 ( 金額単位億円 ) 20 年度予想 19 年度実績 業 務 粗 利 益 中間期 7,400 15,400 14,848 経 費 3,500 7,100 6,651 業務純益 ( 一般貸倒引当金繰入前 ) 3,900 8,300 8,197 経 常 利 益 2,700 6,100 5,107 当 期 純 利 益 1,800 3,900 2,057 与信関係費用 900 1,800 1,478 ( 注 ) 一般貸倒引当金繰入 + 臨時費用に含まれる不良債権処理額 + 特別利益に含まれる償却債権取立益 8