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FUJITSU Server PRIMERGY FUJITSU Software ServerView Suite を使おう! No.2 サーバ状態の監視と異常時の管理 (ServerView Operations Manager) 2017 年 7 月 富士通株式会社

改版履歴 改版日 2017.07 新規作成 改版内容 1

はじめに 本資料の概要本資料は FUJITSU Server PRIMERGY および FUJITSU Server PRIMEQUEST の標準機能 ( 注 1) であるシステム統合管理ツール群 FUJITSU Software ServerView Suite の中より 代表的な設定方法をシナリオとしてご紹介するものです 本資料 SVOM の準備 サーバ状態の監視と 異常時の管理 各種情報のレポート化 ファームウェア更新 タイトル 内容 No.1 ServerView Operations Manager の準備 No.2 サーバ状態の監視と異常時の管理 NO.3 各種情報のレポート化 No.4 ファームウェア更新 No.5 リモート管理機能 ServerView Operations Manager/Agents のインストール前の準備 インストール方法を解説します ServerView Operations Manager による監視方法を解説します その他 以下の情報を含みます ServerView Event Manager / 異常通知 ServerView Threshold Manager / パフォーマンス監視 ServerView PrimeCollect / サポート用ログの収集 ServerView RAID Manager / 内蔵ディスク管理 ServerView Inventory Manager を主とした 各種情報の収集と出力方法を解説します その他 以下の情報を含みます ServerView Archive Manager / サーバ構成情報管理 ServerView Update Manager によるアップデート管理の仕組みや設定方法について解説します Remote Management Controller(iRMC) による管理方法を解説します ( 注 1) 一部製品 機能を除きます 2

留意事項 本資料を活用するにあたっての留意事項 本資料は 2017 年 6 月現在の情報を元に作成しています 最新の FUJITSU Software ServerView Suite の情報については 各製品のマニュアルを参照してください 本資料の記述は FUJITSU Server PRIMERGY における Microsoft Windows Server 環境での使用を前提としています 本資料で説明する サーバ監視 とは 主にサーバのハードウェア監視を指します 本資料では 以下のように用語を省略することがあります 用語 ServerView Suite ServerView Operations Manager Microsoft Windows Server ハードディスクドライブ Remote Management Controller 省略形 SVS SVOM Windows HDD irmc 本資料では スライドタイトルの右側に操作対象のアイコンを表記しています 監視 管理コンソール用 PC を操作対象機器とし 下記のように表記しています 操作対象機器監視管理コンソール用 PC アイコン コンソールPC 操作対象 : 操作対象外 : サンプル サンプル ( 例 ) が操作対象で 監視と管理 が操作対象外だった場合 3

本資料のシステム前提条件 システム概要図 管理コンソール (192.168.1.39) サーバルーム デモルーム ネットワーク ServerView Operations Manager 仮想ゲストサーバ Windows 仮想ホストサーバ VMware ESXi HW 層 SQL Server (192.168.1.111) ServerView Agents 仮想ホストサーバ Windows irmc ServerView RAID Manager HW 層 仮想ゲストサーバ Windows 監視 (192.168.1.11) PRIMERGY TX300 S8 ( OS : Windows Server 2012 R2 Standard ) 監視 PRIMERGY TX300 S8 ( OS : Windows Server 2012 R2 Standard ) 管理コンソール FMV-S8350 ( OS : Windows 7 Professional ) Webブラウザ Internet Explorer 11 ServerView Operations Manager Version 7.20.08 ServerView Agents Version 7.31.14 4

( ご参考 ) サーバ監視の仕組み ServerView Operations Manager ServerView Event Manager DB Microsoft SQL PostgreSQL SNMP ServerView Agents (ServerView System Monitor) ServerView RAID Manager ドライバー等が持つ情報パフォーマンス情報 OS OS イベントログへの書き込み 監視と制御 irmc CPU メモリファン電圧 温度など電源 NIC 拡張カード HDD / RAID 5

目次 はじめに 2 1. サーバ監視 7 1.1 サーバ監視のフロー 8 2. 異常イベントの通知 9 2.1 イベント通知の設定 10 2.2 パフォーマンス監視の設定 21 3. 通知内容の確認 26 3.1 サーバリストの確認 27 3.2 シングルシステムビューの確認 30 3.3 アラームモニタの確認 31 4. サーバ障害時の情報収集とメンテナンス 32 4.1 ログの収集と保存 33 ( ご参考 )4.2 ハードディスクの制御 41 (a) ServerView RAID Managerの基本設定 41 (b) ハードディスクの制御 46 免責事項 サーバ運用管理 FUJITSU Software ServerView Suite Web ページ http://jp.fujitsu.com/platform/server/primergy/svs/ 6

1. サーバ監視 1.1 サーバ監視のフロー 7

1.1 サーバ監視のフロー FUJITSU Software ServerView Suite は サーバに異常が発生した場合はもちろんのこと 通常の運用時においても PRIMERGY を用いたシステム運用を助ける様々な機能を持っています 本資料では SVS の各種ツールを利用したハードウェア監視設定や異常時の通知方法 メンテナンス時に必要な情報の収集方法についてご説明します 1. 異常イベントの通知 メールなどで異常発生を確認 2. 通知内容の確認 SVOM のサーバリストやイベントマネージャのアラームモニタで詳細を確認 3. サポートへの連絡 SupportDesk Standard では 自動的に連絡 その他の場合は サポートデスクへ連絡 4. ログ収集 PrimeCollect でログ情報の収集と保存 8

2. 異常イベントの通知 2.1 イベント通知の設定 2.2 パフォーマンス監視の設定 9

2.1 イベント通知の設定 サーバに異常が発生した際 監視にインストールした ServerView Agent が自動的にアラームを通知します イベントマネージャで アラームの表示方法や処理方法など監視全般を設定します 本項の手順は 管理コンソール用 PC で行います アラームルールの作成 フィルタルールの作成 アラームの共通設定 アラーム名の定義 サーバの割り当て アラームの割り当て アクションの定義 アラームを除外するサーバの定義 除外対象のアラームを指定 デフォルトで実行される処理の定義 その他のアクション アラーム名の定義 アラームルールによって 各サーバから通知されるアラームに対してアクションを実行します そのために必要なアラームルールを作成します ここでは サーバの電源に障害があった場合 メールで通知するようにアラームルールを設定します 1. ブラウザから ServerView Operations Manager にログインします イベント管理 - アラーム設定 画面で アラームルール - アラームルールの管理 を選択します ここでは 追加 をクリックします 10

2.1 イベント通知の設定 2. 開いたウィンドウで 新しいアラームルールの名前を入力して OK をクリックします 既存アラームのルールをコピーすることもできます 既存のルールからコピーを設定 のダウンリストから指定したアラームルールの アラーム サーバ アクション が引き継がれます 設定を引き継がない場合は チェックボックスをクリックして 無効化してください ここでは 以下のように設定します AC Failed 3. アラームルール名を選択して 適用 - 次へ をクリックします 11

2.1 イベント通知の設定 サーバの割り当て アラームを割り当てるサーバ またはグループを定義します 4. ドロップダウンリストから編集したいアラーム名を選択します ここでは AC Failed を選択します サーバリスト からアラームを割り当てるサーバを選択し > ボタンをクリックして 選択されたサーバ に追加します 適用 - 次へ の順にクリックします アラームの割り当て アラームルールに割り当てる個別アラームを定義します アラームリスト内のアラームはすべて アラームの名前 重要度 MIB などでソートまたはフィルタができます これにより 特定のアラームのみ割り当てられます 5. 個別のアラーム で アラームリストの中から割り当てるアラームを選択します 本資料では 個別のアラーム で設定はせず 次の アラームのタイプ で設定します 次へ をクリックします 12

2.1 イベント通知の設定 アラームのタイプ で 危険 重度 軽度 情報 などのレベルに応じたアラームの設定ができます 個別のアラーム と アラームのタイプ でレベルが重複した場合 2 重にアラームを受信します 6. アラームのタイプ で選択したアラームに対して どのような種類のアラームを転送するかを定義します ここでは 以下を選択します 重要度が危険のアラーム全て 重要度が重度のアラーム全て 適用 - 次へ の順にクリックします アクションの定義 選択したアラームに対して どんな種類のアクションを実行するか定義できます 7. アクションの割り当て を選択します 追加 をクリックし 新規アクションの種類 でアクションを選択します ここでは 以下を選択します メール OK をクリックします その他のアクションについては 後述します 13

2.1 イベント通知の設定 8. メール設定 タブで メール設定の情報を入力します ここでは 以下のように設定します アクション名 :Mail 件名 : メッセージを確認してください 宛先 :XXX@XXX.XX スケジュール : 常に実行 適用 をクリックします 9. メールプロパティ タブで メールサーバの情報を入力します ここでは 以下のように設定します 差出人 :Demo@serverview.com サーバ :192.168.1.111 ポート :25 各項目は環境に応じて入力してください 適用 をクリックします 14

2.1 イベント通知の設定 10. スケジュール設定 で メール転送時刻を 1 時間単位で週全体にわたって設定できます テスト送信 をクリックして メールが送信できるかどうかテストします 適用 - OK の順にクリックします 11. 定義されたアクション に設定したアクションの定義が反映されていることを確認します 適用 - 次へ をクリックします 15

2.1 イベント通知の設定 アラームを除外するサーバの定義 アラームを受信しないサーバを定義します 12. フィルタルール - サーバのフィルタ をクリックします サーバリスト 内から アラームを受信しないサーバ ( ミュートモードのサーバ ) を選択します ここでは設定せず 次へ をクリックします ( 参考 ) アラームルールとフィルタルールの違い アラームルール フィルタルール アクション設定をしなくても すべてのアラームを受信し アラームモニタに表示します 設定したアラームは受信せず アラームモニタにも表示しません 除外対象のアラームを指定 受信しないアラームのタイプと 同じアラームを複数回続けて受信した場合の間隔を指定できます 13. フィルタルール - アラームのフィルタ をクリックします ここでは 以下のように設定します 受信しないアラームの設定不明なアラーム全て ( どの MIB にも定義されていないアラーム ) 同じアラームを抑止する時間 ( 秒 ) 30 デフォルト 30 16

2.1 イベント通知の設定 デフォルトで実行される処理の定義 アラームを受信するごとにデフォルトで実行される アラーム処理の全般的な設定を定義します 14. 共通設定 - 重要度の選択 から エラーの重要度に応じた任意のアクションを設定します ここでは 以下のように設定します OS のイベントログに書き込む ( 注 1) 危険 アラーム また アラームを削除するタイミングも設定できるため 必要に応じて設定します ( 注 1) の OS イベントログに書き込まれます 15. アラームルール でアラームルールの 有効 欄にチェックを入れ 適用 をクリックします 17

2.1 イベント通知の設定 その他のアクション a. 新規アクションの種類 で ポップアップ を選択した場合 監視の異常を検知し にポップアップで通知します ここでは 以下のように設定します ポップアップ設定 タブ アクション名 :Popup スケジュール : 常に実行 追加メッセージ : ここでは 変更していません 適用 - OK の順にクリックします b. 新規アクションの種類 で プログラム実行 を選択した場合 監視の異常を検知し 指定したプログラムを実行します パトライト社の警告灯と連携して 光や音で通知できます ここでは 以下のように設定します プログラム実行設定 タブ アクション名 :Program Execute コマンド ( プログラム名 ):xxx.bat 作業フォルダ ( プログラムのパス ):C:/xx/xx スケジュール : 常に実行 適用 - OK の順にクリックします 18

2.1 イベント通知の設定 c. 新規アクションの種類 で ブロードキャスト を選択した場合 監視の異常を検知し 複数のサーバにポップアップウィンドウまたはメッセージを表示します ここでは 以下のように設定します ブロードキャスト設定 タブ アクション名 :Broadcast スケジュール : 常に実行 モード : 接続中の全てのユーザに送信 適用 - OK の順にクリックします d-(1). 新規アクションの種類 で アラーム転送 を選択した場合 監視の異常を検知し 指定したステーションにトラップを転送します ここでは 以下のように設定します アラーム転送設定 タブ アクション名 :Station コミュニティ (SNMP コミュニティ名 ):svs スケジュール : 常に実行 IP アドレス :192.168.1.111 転送モード : 通常 適用 - OK の順にクリックします 19

2.1 イベント通知の設定 ( ご参考 ) 転送モードについて d-(2). アラーム転送タブで 転送モード を 3 種類の中から選択でき それぞれのモードによって通知内容に違いがあります ( 注 1) 監視ハードウェア故障 PRIMERGY Windows トラップ A SVOM 導入サーバ PRIMERGY Windows 通常 SVOM トラップ B 管理用サーバ PRIMERGY 通知内容 トラップの送信元 トラップ B 送信元に障害があったという内容のトラップを送信します SVOM 導入サーバ 監視ハードウェア故障 Windows トラップ A SVOM 導入サーバ Windows パススルー 監視から受信しました トラップ A 管理用サーバ PRIMERGY PRIMERGY SVOM PRIMERGY トラップ A 通知内容 送信元からのトラップを受け取ったことを加えて送信します トラップの送信元 SVOM 導入サーバ 監視ハードウェア故障 Windows トラップ A SVOM 導入サーバ Windows パススルー + 透過 トラップ A 管理用サーバ PRIMERGY PRIMERGY SVOM PRIMERGY 通知内容 トラップの送信元 ( 注 1) アラームの転送モードについての詳細は ServerView Event Manager の 取扱説明書 を参照してください トラップ A 送信元からのトラップを加工せずにそのまま送信します 監視 20

2.2 パフォーマンス監視の設定 スレッシュホールドマネージャは しきい値 を使用してサーバおよびそのサーバ上で実行している仮想ゲストサーバを監視します しきい値を上回ったり 下回ったりした場合 イベントマネージャにその状況を通知するための定義を作成します アクションについては 2.1 イベント通知の設定 を参照してください 本項の手順は 管理コンソール用 PC で行います スレッシュホールドマネージャの有効化 しきい値セット ( 注 1) の作成 テンプレートの作成と管理 しきい値監視の有効化 パフォーマンス監視の有効化 既存のテンプレート ( 注 2) に基づく しきい値セットの定義 新しいテンプレートの定義 ( 注 1) 監視するサーバパラメータのしきい値定義の集合体です ( 注 2) サーバごとにしきい値セットを定義し 名前をつけて保存できます 事前定義されたしきい値セットのことを テンプレート といいます しきい値監視の有効化 しきい値監視を利用したい場合は スレッシュホールドマネージャを起動し しきい値管理を有効にする必要があります 1. イベント - スレッシュホールドマネージャ をクリックします 21

2.2 パフォーマンス監視の設定 単一サーバ またはすべてのサーバに対してしきい値の有効化 / 無効化の設定ができます その際 ServerView Agents でのしきい値監視設定も有効にしておきます No.1 ServerView Operations Manager の準備 を参照してください ここでは スレッシュホールドマネージャの設定をします 2. 左側のナビゲーションバーで 設定 タブに切り替えます しきい値管理を有効化する オプションを選択し 適用 をクリックします また パフォーマンスデータを監視から収集したい場合 パフォーマンス監視を有効にする オプションも選択します 既存のテンプレートに基づくしきい値セットの定義 サーバにサーバ固有のしきい値をセットし 定義されているサーバのパフォーマンスを監視します 新しいサーバ固有のしきい値セットを定義 既存のテンプレートに基づくサーバ固有のしきい値セットを定義 ここでは 以下を設定します 既存のテンプレートに基づくサーバ固有のしきい値セットを定義 3. テンプレート タブに切り替え サーバ固有のしきい値セットを作成するサーバを選択します 右側のワークエリアに表示されたテンプレートをクリックします 22

2.2 パフォーマンス監視の設定 4. テンプレートをコピーする をクリックします コピーに関するメッセージを確認したうえで はい をクリックします 5. パラメータ タブでコピーしたテンプレートのしきい値を必要に応じて編集します ここでは P.25 でアラームモニタのイベントを確認するため 以下のように設定します 警告しきい値 ( 上限 ) 10 Minor Informational Major Critical ステータス警告 ステータス正常 ステータス警告 ステータス異常 警告しきい値 ( 下限 ) 警告しきい値 ( 上限 ) 異常しきい値 ( 上限 ) 23

2.2 パフォーマンス監視の設定 6. タブでサーバリストからしきい値セットを適用するサーバを選択し > ボタンをクリックして に追加します 7. 適用 をクリックして テンプレートを保存します 変更の適用についてのメッセージを確認したうえで はい をクリックします 24

2.2 パフォーマンス監視の設定 8. サーバ タブに切り替え 適用したしきい値セットが反映されていることを確認します 9. アラームモニタに Critical threshold exceeded というしきい値を超えたことを表すイベントが表示されていることを確認します 特定のサーバコンポーネントの稼働率を監視し パフォーマンスの傾向を知ることで サーバリソースの利用状況を把握したり チューニングでき 最適なパフォーマンスを提供できます 25

3. 通知内容の確認 3.1 サーバリストの確認 3.2 シングルシステムビューの確認 3.2 アラームモニタの確認 26

3.1 サーバリストの確認 イベントマネージャは ServerView Suite のイベント管理コンポーネントであり SVOM から起動できます 異常発生を様々な方法で迅速に通知し システム異常の早期発見をサポートします サーバリストのアラームアイコンからサーバの状態を確認できます 本項の手順は 管理コンソール用 PC で行います サーバリストの確認 ServerView Operations Manager の サーバリスト を起動します 1. 管理コンソールのブラウザで SVOM にログインします サーバリスト を選択し サーバの状態をアイコンで確認します アイコンの意味は次のスライドの通りです 27

3.1 サーバリストの確認 アイコンの種類と意味 OK: すべてのコンポーネントが正常です 警告 : 1 つ以上のコンポーネントのステータスが悪化しています 致命的 :1 つ以上のコンポーネントにエラーが発生しています SNMP OK : ServerView Agents は応答していませんが SNMP サービスが応答しています マネジメントコントローラモード :ServerView Agents で管理ができませんが リモートマネジメントコントローラで管理ができます 管理不可 :ServerView Agents または ServerView CIM Provider が未応答です 不明 : ネットワーク経由でアクセスできません その他の TCP/IP デバイス ( プリンタなど ) を認識しています 電源オン : 仮想ゲストサーバの電源がオンです 電源オフ : 仮想ゲストサーバの電源がオフです 中止 / 一時停止仮想ゲストサーバはスタンバイモードまたは一時停止モードです VM ware ESXi サーバ Hyper- V サーバ 仮想ホストサーバのステータスは正常な状態です 1 台以上の仮想ゲストサーバまたは仮想ホストサーバのステータスが警告の状態です 1 台以上の仮想ゲストサーバまたは仮想ホストサーバのステータスが異常の状態です 仮想ホストサーバはマネジメントコントローラモードの状態です 仮想ホストサーバとの接続を確立できない 仮想ホストサーバがダウンしているか ユーザー名とパスワードの組み合わせが異なります 仮想ホストサーバにネットワークを通じてアクセスできません 仮想ホストサーバのステータスは正常な状態です 1 台以上の仮想ゲストサーバまたは仮想ホストサーバのステータスが警告の状態です 1 台以上の仮想ゲストサーバまたは仮想ホストサーバのステータスが異常の状態です 仮想ホストサーバはマネジメントコントローラモードの状態です 仮想ホストサーバとの接続を確立できない 仮想ホストサーバがダウンしているか ユーザー名とパスワードの組み合わせが異なります 仮想ホストサーバにネットワークを通じてアクセスできません 28

3.1 サーバリストの確認 アイコンの種類と意味 赤のアラーム : 危険 (Critical) なアラームを受信しました 橙色のアラーム : 重度 (Major) のアラームを受信しました 黄色のアラーム : 軽度 (Minor) のアラームを受信しました 青のアラーム : 情報 (Informational) のアラームを受信しました 灰色のアラーム : 不明 (Unknown) なアラームを受信しました アラームは無視されます 選択したサーバにミュートモードが設定されています サーバはスケジュール外でアラームを受信していません KVM サーバ BMC ( 注 1) ストレージ 仮想ホストサーバのステータスが正常な状態です 1 台以上の仮想ゲストサーバまたは仮想ホストサーバのステータスが警告の状態です 1 台以上の仮想ゲストサーバまたは仮想ホストサーバのステータスが異常の状態です 仮想ホストサーバはマネジメントコントローラモードの状態です 仮想ホストサーバとの接続を確立できない 仮想ホストサーバがダウンしているか ユーザー名とパスワードの組み合わせが異なります 仮想ホストサーバにネットワークを通じてアクセスできません BMC/iRMC に正常に接続しています 少なくても 1 つのコンポーネントのステータスが警告の状態です 少なくても 1 つのコンポーネントで異常が発生している状態です BMC との接続が確立できない またはユーザー名 / パスワードの組み合わせが異なります BMC にネットワークを通じてアクセスできません ストレージシステムのすべてのコンポーネントは正常な状態です 1 つまたは複数のコンポーネントのステータスが警告の状態です 1 つ以上のコンポーネントが異常の状態です SNMP サービスが応答していません SNMP サービスは正常です SNMP サービスでストレージにアクセスできません ( 注 1) BMC: ベースボード マネジメント コントローラの略称です 29

3.2 シングルシステムビューの確認 シングルシステムビューの確認 1. サーバツリー から 監視を右クリックし サーバ画面を開く を選択します 2. 監視に搭載されている CPU メモリ 物理ハードディスク 電源 ファンの状態を シングルシステムビュー で確認できます ここでは 一例として監視のファンの状態を確認します 30

3.3 アラームモニタの確認 システムを運用中に予期せぬイベントが発生した場合 イベントマネージャからアラームモニタを表示し イベントの履歴を確認します その後 アラームの内容によっては P.8 1.1 サーバ監視のフロー に従って対処します 本項の手順は 管理コンソールで行います アラームモニタの確認 1. サーバに発生したイベントの詳細を確認します イベント - アラームモニタ からイベント履歴を確認します 受信時間アラームを受信した時刻 アラームの名前アラームの簡単な名前 アラームアイコンアラームの重要度を表示 サーバアラームが発生したサーバ名 サーバ名を選択するとシングルシステムビューが立ち上がり CPU メモリ 電源 ファンなどの詳細情報が確認できます メールアイコンメールの転送 受領アラームが確認されたかどうかを表示 ローカルノートユーザーが入力したメモを表示 アラームモニタにはメイン画面で選択されたサーバやサーバグループに関連するすべてのアラームが表示されます 31

4. サーバ障害時の情報収集と メンテナンス 4.1 ログの収集と保存 ( ご参考 )4.2 ハードディスクの制御 (a) ServerView RAID Manager の基本設定 (b) ハードディスクの制御 32

4.1 ログの収集と保存 PrimeCollect は サーバのハードウェアやソフトウェア情報 (OS BIOS バージョン RAID 構成 システムイベントログなどの情報 ) を収集し 管理者は zip 形式でテクニカルサポートに送信できます サポートデスクによる原因調査を容易にし スムーズな問題解決が実現できます サーバが起動していて ServerView Agents と通信できる場合は オンライン で サーバが起動していない場合は オフライン で取得します はじめに オンライン の収集方法をご紹介します 本項の手順は 管理コンソール用 PC や監視で行います PrimeCollect を使ったログ収集 a. オンライン a-(1): で収集 a-(2):serverview Agents で収集 b. オフライン ( ) 再起動が必要です b-(1):serverview Suite の DVD で収集 a. オンライン で収集 1. サーバツリー から対象となるサーバを右クリックし サーバ画面を開く を選択します 監視に ServerView Agents がインストールされている場合のみ 操作できます 33

4.1 ログの収集と保存 2. シングルシステムビュー の メンテナンス - 診断情報収集 (PrimeCollect) を選択します 3. 診断情報収集 の 診断情報収集 ボタンをクリックします 34

4.1 ログの収集と保存 4. 進捗状況が 100% となり データ収集が完了したあと リンクが表示されます リンクをクリックしてデータを保存します 5. zip 形式のファイルが保存されていることを確認します ( 注 1) ( 注 1 ) データに含まれるファイルの内容については ServerView PrimeCollect の 取扱説明書 を参照してください 35

4.1 ログの収集と保存 a. オンライン ServerView Agents で収集 1. 監視で スタート - アプリ - Fujitsu - PrimeCollect を選択します 2. PrimeCollect を起動した後 診断情報収集 ボタンをクリックします 進捗状況が 100% になったら 保存 をクリックします zip 形式のファイルが保存されていることを確認します 保存できたら 終了 ボタンをクリックします 36

4.1 ログの収集と保存 つぎに オフライン の収集方法をご紹介します や ServerView Agents からログ収集ができない場合は ServerView Suite の DVD からサーバを起動し PrimeCollect を使って ログをローカルドライブ ( フロッピー /USB メモリ ) やネットワーク共有パスなどに保存します 本項の手順は 監視で行います 事前準備 ログを保存するローカルドライブやネットワーク共有パスを作成 ( 注 1) ServerView Suite DVD からサーバを起動 ServerView Installation Manager のメニューから PrimeCollect を起動 ログの収集と保存 ログを収集し ローカルドライブやネットワーク共有パスにログを保存 ( 注 1) 本資料では ネットワーク共有パスの設定方法は割愛します b. オフライン ServerView Suite の DVD で収集 1. 監視に ServerView Suite DVD 1 ( バージョン 11. 14. 11 以降 ) をセットし 起動途中で F12 キー ( 注 2 ) を押し DVD から起動します ( 注 2) サーバの機種によって起動デバイスを呼び出すキーが異なる場合があります 予めマニュアルを参照してください 37

4.1 ログの収集と保存 2. Windows Boot Manager が表示されたら ServerView Installation Manager ( 注 1) を選択し Enter キーを押します ( 注 1)ServerView Suite の DVD の版数によって メニュー名が異なる場合があります 予めマニュアルを参照してください 3. Language Selection メニューで Japanese を選択します 38

4.1 ログの収集と保存 4. セッションコントロールウィンドウ で PrimeCollect を利用するための設定をします ここでは 以下のように設定します 言語設定 : 日本語 セッションモード :PrimeCollect ネットワークパラメータ : 次のアドレスを使う IP アドレス :192.168.1.119 サブネットマスク :255.255.255.0 デフォルトゲートウェイ : ここでは設定していません フォルダの選択 : ネットワーク共有パスネットワークパス : 192.168.1.111 Backup ユーザ名 :Administrator パスワード :******** 5. PrimeCollect が起動します 画面が英語で表示されている場合は 言語選択 のプルダウンメニューから 日本語 を選択します その後 診断情報収集 ボタンをクリックします 進捗状況が 100% になったら 保存 をクリックします. 39

4.1 ログの収集と保存 6. 名前を付けて保存 画面で セッションコントロールウィンドウ で指定したネットワークパスが表示されていることを確認し 保存 をクリックします 7. ネットワークパス内に zip 形式のファイルが保存され 各種ログファイルが格納されていることを確認します 40

( ご参考 )4.2 ハードディスクの制御 (a)serverview RAID Manager の基本設定 ServerView RAID Manager は サーバのハードディスクや RAID 構成などの状態を監視し 異常が発生すると SVOM と連携して管理者に通知できます ハードディスク異常をいち早く認識して対処できるため 運用の継続性を維持できます なお ServerView RAID Manager は 監視にインストールされているものとします 本項の手順は 監視 管理コンソール用 PC で行います RAID 管理者の設定 ServerView RAID Manager の起動 RAID 管理者グループを作成 既存ユーザーをグループに追加 ServerView RAID Manager の起動 ハードディスクの状態確認 RAID 管理者グループを作成 ServerView RAID Manager の編集モードの権限をユーザーに持たせるために raid-adm グループを作成し その後ユーザーをグループに追加します 1. 監視の サーバマネージャー - ツール - コンピュータの管理 をクリックします 2. ローカルユーザーとグループ - グループ を右クリックし 新しいグループ を選択します 41

( ご参考 )4.2 ハードディスクの制御 3. RAID 管理者グループ名を入力し 作成 をクリックします ここでは 以下のように設定します グループ名 raid-adm 既存ユーザーをグループに追加 作成した RAID 管理者グループに 既存ユーザーを追加します 4. 追加 をクリックし 既存ユーザー Administrator を検索し OK をクリックします 42

( ご参考 )4.2 ハードディスクの制御 ServerView RAID Manager の起動 ServerView RAID Manager は 監視または PC の Web ブラウザを使って イントラネットやインターネット経由でアクセスできます 下記のいずれかの方法で起動できます ブラウザで https://<fqdn>:3173 と入力 SVOM のシングルシステムビューから起動 監視のプログラムメニューから ServerView RAID Manager を起動 5. ここでは ブラウザから起動します 6. このサイトの閲覧を続行する をクリックします 初回実行時 右のような セキュリティの警告 が表示される場合があります 内容を確認し OK をクリックします 43

( ご参考 )4.2 ハードディスクの制御 7. 右のようなセキュリティ警告が表示される場合があります 内容を確認し 続行 をクリックします 8. 右のようなポップアップが表示される場合があります 内容を確認し 上記の発行者と場所からのアプリケーションについては 次回から表示しない にチェックを入れ 実行 をクリックします 9. ログインウィンドウで 先ほど設定した raid-adm グループに所属している OS のユーザー名とパスワードを入力し ログイン をクリックします 44

( ご参考 )4.2 ハードディスクの制御 ハードディスクの状態確認 10. 画面左側の ツリービュー で選択すると 右側の オブジェクトウィンドウ でツリービューで選択したオブジェクトの情報が表示されます 画面下側の イベントウィンドウ で RAID コントローラすべての最新イベントが確認できます 11. ツリービュー でロジカルドライブを選択すると オブジェクトウィンドウ に RAID 構成が確認できます 45

( ご参考 )4.2 ハードディスクの制御 (b) ハードディスクの制御 ServerView RAID Manager は 物理ディスクだけでなく 論理ドライブなどを含めた RAID 構成の全般的な制御が可能です ハードディスクの障害時に該当ディスクを割り出し サーバを稼働させたままディスクを交換し 自動的にリビルドが実行できます ディスクアレイ構成 ディスク交換 RAID 再構築 ディスクアレイ構成の作成 ホットスワップ対応のディスク交換または ホットスワップ非対応のディスク交換 オートリビルドで RAID 再構築または マニュアルリビルドで RAID 再構築 ディスクアレイ構成の作成 新規にアレイ構成を作成する場合 次の手順でアレイ構成を作成します 1. ServerView RAID Manager のツリービューでアレイコントローラを右クリックします 表示されたメニューから 論理ドライブの作成 をクリックします RAID レベルや論理ドライブの容量などを指定します 46

( ご参考 )4.2 ハードディスクの制御 2. ロジカルドライブに対するハードディスクの割り当てを設定します 空きディスクを選択し 追加 をクリックします 1. で設定した RAID レベルに必要な数だけディスクを選択します 追加したハードディスクは 現レイアウト に表示されたことを確認し 作成 をクリックします 3. 確認メッセージが表示されたら yes と入力し OK をクリックします 47

( ご参考 )4.2 ハードディスクの制御 ホットスワップ対応のディスク交換 ホットスワップ対応のディスクは システムを稼働させたまま 異常が発生したハードディスクの交換ができます 4-(1).ServerView RAID のツリービューでアイコン表示を確認します 異常が発生しているハードディスクスクを引き抜き 新しいハードディスクを挿入します ハードディスクのスロット番号で この場合は スロット 4 スロット番号に 1 を加算した数がベイ番号 ( 搭載位置 ) になります ( 注 1) ( 注 1) ベイの場所については ServerView Suite ServerBooks DVD(Manual) 内の ユーザーズガイド を参照してください ホットスワップ非対応のディスク交換 ホットスワップ非対応のディスクは システムを停止してから 異常が発生したハードディスクの交換をします 4-(2). 異常が発生しているハードディスクの番号と 搭載位置を確認します サーバ本体をシャットダウンさせてから 該当ハードディスクを引き抜き 新しいハードディスクを挿入します サーバの電源を入れ OS を起動します 48

( ご参考 )4.2 ハードディスクの制御 冗長性のある RAID1 や RAID5 などのロジカルドライブ中の 1 台のハードディスクが故障した際 他のディスクがクリティカル状態で稼働します ハードディスクの交換後に リビルド をすることで ロジカルドライブをクリティカル状態からオンライン状態に修復します オートリビルドで RAID 再構築 予めスペアディスクが設定されている場合は 故障が発生するとすぐにオートリビルドが実行されます 5 -(1).RAID コントローラを選択し 設定 タブから 編集 をクリックすると その他 - オートリビルド の設定ができます デフォルト オートリビルド : 有効 新しいハードディスクに対し リビルドが開始され 進捗や残り時間 ステータスが確認できます イベント欄に ID : 10267 Rebuild Complete on Disk(x)( 注 1) と表示されたら 完了です ( 注 1)X には リビルド対象のスロット番号が入ります マニュアルリビルドで RAID 再構築 ディスクのタイプや設定によっては マニュアルリビルドでディスクアレイを修復する必要があります 5 - ( 2 ). 新しく追加したハードディスクドライブを右クリックし 表示されたメニューから リビルドの開始 を選択します 確認メッセージが表示されたら はい をクリックします リビルドの開始 49

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