Ⅲ 平成 22 年度花きのネットワーク構築モデル地区事例 1 ちば花と緑の会 ( 千葉県 ) (1) 連絡会議 1 目的 ちば花と緑の会 では 展示商談会や農場見学会を 千葉県内の生産者自らが企画 運営を行ってきました 商品の PR 力 新商品の開発力 販売力を高め 流通 販売関係者との消費拡大に向けたパートナーシップを築き 7 年が経過し お互いの経営向上を図ってきています 今回は 平成 22 年 4 月に開催した 大阪フラワー ガーデンショー 2010~ 花と緑の生産者紹介 in 関西 2010 春 ~ に続き 10 月の開催を千葉県内の会場で 全国の生産者と連携協力し 流通 販売関係者と生産者間の情報交換を図り お互いの経営向上を目指すことを目的に開催します そのために 花き関係者とのネットワークの構築とお互いの信頼関係の強化を図るために連絡会議を設置します 2 構成メンバー ちば花と緑の会 ( 千葉県内の切花 鉢花 観葉 洋ラン 植木の生産者 37 名 ) 茨城県 群馬県 愛知県 岐阜県 埼玉県等の花き生産者花き販売関係者 ( 市場 仲卸 花店 流通関係者 他 ) 顧問 : 千葉大学安藤敏夫教授 3 開催実績 花と緑の生産者紹介 2010in ちば講演会日時 : 7 月 9 日会場 : 千葉県成田市成田ビューホテル演題 : 花き業界の現実 ( 実態 ) から 今必要なこと 望まれることを解説 講師 : 株式会社鶴見花き専務取締役増田富洋氏 花と緑の生産者紹介 2010in ちば出展者説明会 & 講演会日時 : 10 月 7 日会場 : 千葉県成田市成田ビューホテル内容 : 目的 日程説明 出展ブース配置 役割分担等について演題 : 花き業界の今 消費現場の声を聞こう 講師 : 株式会社 i879 代表取締役社長西家正純氏 13
3 開催実績 花と緑の生産者紹介 2010in ちば展示商談会日時 : 10 月 20 日 ( 水 )11:00~17:00 会場 : 千葉県成田市成田ビューホテル内容 : 切花 鉢花 観葉 洋らん 植木の生産者ブースで 秋から翌春の多様な商品紹介して 来場ゲストと情報交換や企画提案等を行いました 参加費 : 展示商談会は公開し 見学者には資料代 2,000 円招待者 : 市場 花店 仲卸 小売店 流通関係のみ無料招待参加者 : 市場 35 社 58 名 卸 小売 47 社 67 名 流通その他 22 社 26 名関係機関及び見学者 19 名 花と緑の生産者紹介 2010in ちば農場見学会日時 : 10 月 21 日 ( 木 )8:30~17:00 内容 : 千葉県内の切花 鉢物コース ( マイクロバス使用 ) 参加費 : 2,000 円 ( 昼食代等 ) 参加者 32 名 (2) 連携のテーマ < 花き産地が主体の生販連携ネットワークによる活動タイプ > 今年で 8 回目 千葉の花と緑の生産者と新たに全国の生産者と連携協力し 顔が見える生産者紹介 ( 展示商談会 ) を千葉で開催します 流通販売関係者に生産者自ら情報発信を行い 多様な消費者ニーズや販売流通現場の声を聞いて 提案から企画 商談につなげ パートナーシップをさらに築き お互いに経営向上を目指します (3) 連携の活動内容 千葉の花と緑の生産者と新たに全国の生産者と連携協力し 顔が見える生産者紹介 ( 展示商談会 ) を開催した 全国の生産者との広域的な連携体制づくり 出展生産者自らの負担金 ( 出展ブース料 ) による運営方法 招待ゲスト ( 市場 花店 仲卸 小売店 流通関係 ) の共有をによる情報交流 来場ゲストとのパートナーシップを築くために 提案から企画につなげる展示商談会のレベルアップ これから 全国の生産者が連携した花き消費拡大への展示商談会の今後のあり方の検討 (4) スケジュール 実行委員会スケジュール (8 月以降 ) 8 月 9 日 : ゲスト対策 i879 消費拡大企画打ち合わせ 8 月 31 日 : 第 6 回実行委員会 9 月 16 日 : 花き関係者懇談会への参加 : 東京メルパルク 9 月 20 日 : ゲスト参集対策 ( 市場訪問鴻巣花き 埼玉園芸 北関東 ) 14
9 月 25 日 : ゲスト対策 JFI トレードフェア 2010 秋 ( 豊明花き ) 出展 9 月 28 日 : ゲスト参集対策 ( 市場訪問 FAJ 砧花き 荻窪 青梅 IF) 10 月 1 日 : ゲスト参集対策 ( 市場訪問静岡県花き するが花き 小田原園芸 ) 10 月 7 日 : 出展生産者説明会 & 第 7 回実行委員会出展者説明会 : 日程説明 出展ブースの説明花き販売関係者による講演会 ( 講師 : 株式会社 i879 代表取締役社長西家正純氏 ) 10 月 8 日 : ゲスト参集対策 ( 市場訪問大田花き 世田谷花き ) 10 月 11 日 : ゲスト参集対策 ( 市場訪問東日本板橋花き 第一花き 東京 FP) 10 月 18 日 : 第 8 回実行委員会 ( 最終打ち合わせ 配付資料作成等 ) 10 月 20 日 : 花と緑の生産者紹介 2010in ちば展示商談会 10 月 21 日 : 花と緑の生産者紹介 2010in ちば農場見学会 11 月 10 日 : 第 9 回実行委員会 ( アンケート集計及び結果報告会準備 ) 11 月 13 日 : 結果報告会 & 第 10 回実行委員会活動報告 収支報告 出展者及びアンケート結果等 * 平成 23 年花と緑の生産者紹介 2011in ちば ( 時期は未定 ) * 全国の生産者が連携した花き消費拡大への展示商談会 ( 検討中 ) (5) 実施体制 花と緑の生産者紹介 2010in ちば実行委員会 ちば花と緑の会の会員と各県生産者が実行委員会を構成します 実行委員は 千葉の切り花 鉢花 観葉 洋らん 植木の生産者と各県花き生産者代表の 3 名の有志 ( 愛知 群馬 鹿児島 ) 事務局は 千葉県内 3 地域農林振興センター担当者が連携活動 (6) 事業実施の自己評価と今後の課題 < 総括 > 出展生産者及び来場者 ( ゲスト ) のアンケート結果については 別紙を参照 来場者及び出展者名簿は配布資料内を参照 1. 花と緑の生産者紹介 2010in ちばの内容について 1 自己評価 展示商談会 11:00~17:00 で 会場内は来場者が滞在する時間も多く 終日まで商談が行われ 充実した時間であった 15
全国の 3 県生産者との連携により産地間の情報交換や来場者との交流が深まった 8 回目の開催に より商談につながることをねらいとしたこと会場作成が 成果につながった 2 今後の課題 全国の生産者有志との展示商談会のコラボレーション及び県内新規の出展者への働きかけをさらに強化することが望まれる 2. 出展ブースについて 1 自己評価 来場者に座って話せるブースを用意したことで 情報交換や商談に成果があり より信頼関係が深めることができた 新規出展者のブースを中央にすることで 新しさを伝えることができ 効果的な配置になった 2 今後の課題 効果的な情報収集につながるブースへのレベルアップ 3. 来場者 ( ゲスト ) 及び見学者について 1 自己評価 市場関係者は 後任への引き継ぎでの顔合わせとなった 小売卸等の来場者や新規の方々も増えた 2 今後の課題 来場者 ( ゲスト ) の小売や仲卸 卸等の集客を図るために 広報活動のさらなる強化に努める 4. 農場見学会について 1 自己評価 始めて農場公開の生産者があり 参加者の認知につながった 農場公開が最高のプレゼンテーションになることを伝える方法として 農場公開者のレベルアップになった 2 今後の課題 移動時間が長くなり コース設定の改善が一部に必要になった 5. その他の意見 全国の出展者からは 賛同をいただいた 今後 お互いの産地が連携した消費拡大への販売促進活動を展開するためのきっかけにつながる取り組みになったとの評価をいただいた 次回への参加希望の意見あり 参加された鹿児島県の組合では この取り組みを参考に開催を計画中との話をいただいた 切り花出展者の増加を期待したい 16
小売店や仲卸関係者等の共同開催企画への希望意見がある 生産者と小売店のコラボレーションによるアンテナショップへの企画が計画されている (7) その他添付資料等 花と緑の生産者紹介 2010in ちば配付資料 アンケート結果 ( 生産者 ゲスト ) 17
< 花と緑の生産者紹介 2010in ちばのポスター チラシ > 18
会場全体の風景 生産者の出展ブース 生産者の出展ブース 生産者の案内掲示 生産者の農場見学会 19
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