装置の停止と起動 装置の停止 1. PC のシャットダウンをしてください ( 注 )PC のシャットダウンは 正しく行わないと故障の原因になります Windows 7 ウィンドウの左下の ボタンをクリックして下さい Shut Down をクリックして下さい OS が自動シャットダウンします 装置のスイッチの位置 ( 装置右側面 ) ベイクアウトパネル LTQ スイッチ Orbitrap スイッチ ロータリーポンプ ETD モジュールは Orbitrap の後側に 付いています ETD オプション付属 Orbitrap シリーズ装置の停止と起動 - 1 -
2. LTQ 横の電気系スイッチを OFF にしてください 3. ETD 右側面の電気系スイッチを OFF(Service mode) にしてください ETD オプション付属 Orbitrap シリーズ装置の停止と起動 - 2 -
4. Orbitrap 右側面の Electronics switch を OFF にしてください Orbitrap の電気回路の電源が切れます ( ロータリーポンプ ターボポンプの電源は切れません ) 5. Orbitrap 右側面の Vacuum Pumps switch を OFF にしてください ロータリーポンプ ターボポンプの電源が切れます ETD オプション付属 Orbitrap シリーズ装置の停止と起動 - 3 -
6. ターボポンプが停止したら ( おおよそ 20 分後 )Orbitrap 右側面のベイクアウトパネルを開けて ブレーカー F1~F3 を OFF にしてください ブレーカー F1~F3 7. ターボポンプが停止したら Orbitrap 右側面の Main Power switch を OFF にしてください ( 注 ) 停電時 長期間使用予定のない場合以外はメインのスイッチは切らないことをお勧めします 8. 長期間停止される場合は 元電源のブレーカーなどを落として下さい ETD オプション付属 Orbitrap シリーズ装置の停止と起動 - 4 -
装置の起動 4. Orbitrap 右側面の Main Power switch を ON にしてください 2. ターボポンプが停止したら Orbitrap Elite 右側面のベイクアウトパネルを開けて ブレーカー F1~F3 を ON にしてください ブレーカー F1~F3 ETD オプション付属 Orbitrap シリーズ装置の停止と起動 - 5 -
3. Orbitrap 右側面の Vacuum Pumps switch を ON にしてください ロータリーポンプ ターボポンプの電源が入ります 注意 1: ロータリーポンプが 2 台同時に起動しない場合があります その際は 1 台のロータリーポンプ本体の電源を OFF の状態で Vacuum Pumps switch を ON してください 1 台のロータリーポンプの起動が確認できてからもう一台のロータリーポンプ本体の電源を ON してください ロータリーポンプを起動できなかった場合 ブレーカー 2が OFF になることがありますので再度 ON してください ロータリーポンプ 2 台は LTQ の下に収納されています 本体の電源スイッチを切るか 電源ケーブルを 1 本抜いて起動します 注意 2: 通常メインスイッチを ON にして 10 分程で ターボポンプが正常の回転数に達するはずです PC の起動はそれから行ってください 注意 3: 真空解除している期間が数日にわたる場合 Ion Gauge が点灯するまでに数時間から 1 日程度か かります Vacuum Pump Switch を ON にしてロータリーポンプの音などを確認し異常がなけ れば 十分に真空が引くまで Vacuum Pump Switch のみ ON の状態にしておいてください ETD オプション付属 Orbitrap シリーズ装置の停止と起動 - 6 -
4. Orbitrap 右側面の Electronics switch を ON にしてください Orbitrap の電気回路の電源が入ります 5.ETD 右側面の電気系スイッチを ON(Operating mode) にしてください ETD オプション付属 Orbitrap シリーズ装置の停止と起動 - 7 -
6. LTQ 横の電気スイッチを ON にしてください 7.PC を立ち上げてください PC の電源を ON にしてください Login を行うダイアログが表示されます Login user( 通常 : 装置名 Orbitrap Elite など ) をクリックして Login してください Passwordは初期状態では設定されておりません Windows 7 の画面が表示され Instrument Console ウィンドウが表示されます PCと Orbitrap 本体とが通信を始めます ( 通信を始めない場合 LTQ 側面のリセットスイッチを押してリセットしてください ) Thermo Orbitrap Instrument Console ウィンドウに通信状況が表示されていきます 通信が確立されると Starting main instrument control loop と表示されます ETD オプション付属 Orbitrap シリーズ装置の停止と起動 - 8 -
注意 1. : コミュニケーションが確立しても 真空状態やイオンソースの状態によって 以下のメッセージを表示しつづけます 1. イオンソースが LTQ 本体に正常についていない場合 source is open 2. Turbo Pump の回転数が低い場合 Turbo pump speed below ** % 3. 真空度が測定可能状態に達していない場合 Vacuum is not OK 排気開始から 1 時間以上置いてから 以下の要領で LTQ の Ion Gauge をオンにします Ion Gauge の絵をクリックして設定画面を開きます クリックして Ion Gauge を On にします ETD オプション付属 Orbitrap シリーズ装置の停止と起動 - 9 -
装置のベイクアウト Ion Trap の Ion Gauge Pressure(E-5 Torr) の値が 3.0 以下 Convectron Gauge Pressure(Torr) の値が 2.0 以下になったらベイクアウトを開始します Orbitrap 本体側面の Electronics Switch は ON の状態で開始します Orbitrap 本体側面の Bake out Timer でベイクアウト時間の設定をします Up key と Down Key を使って Set time display の表示をベイクアウトする時間にセットします 通常は 12 時間ベイクアウします 1. Up key 及び Down key を押して Set time display に表示される時間を変更し ベイクアウトする時間を設定します 2. Reset switch を押すと Set time display の設定時間が Elapsed time display に反映されます 3. グリーンの Bake out start buttonを押すとベイクアウトが開始され Elapsed time display に表示された残り時間が減少していきます 途中でベイクアウトを止めたい場合は オレンジの Bake out stop button を押して中止します ベイクアウトの最中は Orbitrap 本体の LED : Vacuum と System が点滅します ベイクアウト終了後 3 時間以上放置し 真空値及び Analyzer temp を確認してから使用します ETD オプション付属 Orbitrap シリーズ装置の停止と起動 - 10 -
装置のリセット Orbitrap(LTQ を含む ) と PC とは Ethernet で通信しています PC のみ電源を OFF/ON したり リセットしたりした場合 Orbitrap もリセットする必要があります LTQ 横のリセットボタンを数秒間 (Communication のランプが消えるまで ) 押してください 起動時と同様 Thermo Orbitrap Instrument Console ウインドウに通信状況が表示されていきます 通信が確立されると Starting main instrument control loop と表示されます ETD オプション付属 Orbitrap シリーズ装置の停止と起動 - 11 -
注意 2: 本体に何らかのエラーが発生している場合 そのエラーを解決しない限り Instrument Console 画面にエラーメッセージが表示しつづけるため Starting main instrument control loop を見逃してしまう可能性があります LTQ 本体のランプが以下の状態であることを確認してください Power : Vacuum : 黄緑色に点灯しています イオンソースが LTQ 本体に正常に取り付けてある状態で 真空度が 測定できる値に達すると黄緑色に点灯します Communication : System : Scan : 黄緑色に点灯しています オレンジ色に点灯しています ランプは消えています 電気系 ( エレクトロニクス ) の入れ直し ETD オプション付属 Orbitrap シリーズ装置の停止と起動 - 12 -
LTQ 横のリセットボタンによるリセットの後 うまく本体と PC のコミュニケーションが取れない場合や Orbitrap の極性を変更したときにエラーメッセージが表示されたような場合は Orbitrap 本体のエレクトロニクスのスイッチを入れ直す必要があります また Status 画面でエラーがあるときも電気系のリセットで回復する場合があります 1. Velos Pro の Electronics を OFF にします 2. ETD の Electronics を OFF にします 3. FT Electronics switch を一旦 OFF にし その後再度 ON にします 4. ETD の Electronics を ON にします 5. Velos Pro の Electronics を ON にします 再度通信を始めます LTQ の LED の意味 ETD オプション付属 Orbitrap シリーズ装置の停止と起動 - 13 -
Power : LTQ の電気系のスイッチを ON にすると黄緑色に点灯します Vacuum : 真空度が測定できる値に達すると黄緑色に点灯します イオンソースを開けた場合は ランプが消えています Communication : LTQ と PC が接続すると黄緑色に点灯します PC と接続できていないときはオレンジ色に点灯しています System : LTQ が ON のとき ( 測定しているとき ) 黄緑色に点灯しています LTQ がスタンバイのときはオレンジ色に点灯しています Scan : LTQ がスキャンを開始しているとき 青色で点滅しています Orbitap の LED の意味 ETD オプション付属 Orbitrap シリーズ装置の停止と起動 - 14 -
Power : Orbitrap のメインスイッチを ON にすると黄緑色に点灯します Vacuum : 真空度が測定できる値に達すると黄緑色に点灯します ベイクアウトの最中は 点滅します Communication : Orbitrap と LTQ の両方が PC と接続すると黄緑色に点灯します LTQ と接続できていないときはオレンジ色に点灯しています System : Orbitrap が Ready 状態のとき緑色に点灯しています Orbitrap 右側面の Service switch もしくは Pumps & Electronics switch が off のときオレンジ色に点灯しています 真空度が測定できる値に達すると黄緑色に点灯します ベイクアウトの最中は 点滅します Detect : FT がスキャンを開始すると 青色で点滅します ETD オプション付属 Orbitrap シリーズ装置の停止と起動 - 15 -