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Oracle Database 12c Release 1 (12.1.0.2) CoreTech Seminar Enterprise Manager Cloud Control の対応と Enterprise Manager Database Express の機能拡張 日本オラクル株式会社データベース事業統括製品戦略統括本部小幡創 2014 年 10 月
Oracle Enterprise Manager 製品ファミリー Enterprise Manager Cloud Control / Grid Control 統合管理ツール 複数のサーバーを一元的に管理 管理サーバーを用意 管理対象サーバーにはエージェントをデプロイ DB 管理のすべての機能 DB 以外にもオラクル製品中心に管理可能 Enterprise Manager Database Control (DB11g 以前 ) DB と同じサーバー上に構成し 単一 DB( 含 RAC) を管理 DB 管理のほぼすべての機能 ( レポーティング機能など一部を除く ) を提供 Enterprise Manager Database Express (DB12c) DB と同じサーバー上に構成し 単一 DB( 含 RAC) を管理 マルチテナント構成ではコンテナごとに DB Express を構成 パフォーマンス チューニング機能に特化 4
Agenda 1 2 3 4 5 Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12c Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12c の Oracle Database 12c Release 1 (12.1.0.2) への対応 Oracle Database In-Memory 対応 AWR Warehouse Oracle Enterprise Manager Database Express の機能拡張
Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12c 管理サービス UI の提供 管理エージェントがターゲットから収集した情報を管理リポジトリへ保存 管理用サーバー Exadata Database Machine Database Server 管理エージェント 管理エージェント 管理対象の情報を収集 管理サービスに情報を送信 データベースインスタンス 管理コンソール http/https 管理サービス (OMS) PDU Cisco Switch Storage Server InfiniBand Switch 中央管理エージェント http/https 監視対象ホスト 管理情報の収集 格納 管理操作の実行 管理情報の参照 管理リポジトリ 監視ターゲットから収集した情報を格納 管理リポジトリデータベース 管理エージェント 監視対象ホスト 管理エージェント データベースインスタンス データベースインスタンス 10
Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12c プラグイン アーキテクチャの採用 プラットフォームから独立した開発ライフサイクル 監視ターゲット 利用する機能に応じて必要なプラグインのみをデプロイ 新たなターゲット タイプのサポートや Oracle Database 12c Patch Set などの新リリース / バージョンに対して迅速に対応 フットプリントの軽減 Database plug-in 12.1.0.4 12.1.0.5 FMW plug-in 12.1.0.4 other plug-in 12.1.0.x 管理サービス (OMS) 12.1.0.3 other plug-in 12.1.0.x DB plug-in 12.1.0.5 12.1.0.4 DB plug-in 12.1.0.4 12.1.0.5 FMW plug-in 12.1.0.4 管理エージェント 12.1.0.3 WLS 管理エージェント 12.1.0.3 DB DB ホスト A ホスト B 11
Agenda 1 2 3 4 5 Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12c Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12c の Oracle Database 12c Release 1 (12.1.0.2) への対応 Oracle Database In-Memory 対応 AWR Warehouse Oracle Enterprise Manager Database Express の機能拡張 16
Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12c の Oracle Database 12c Release 1 (12.1.0.2) への対応 Oracle Database Plug-in 12.1.0.6 で対応 (certification) Oracle Database Plug-in 12.1.0.6 は EM 12c Release 4 (12.1.0.4) にバンドルされリリース済み したがって EM 12c Release 4 の新規インストール またはアップグレードを行えば即時デプロイ可能 プラットフォーム ( ベース )12.1.0.4 が依存コンポーネントとして設定されているため EM 12c Release 3 以前のリリースに対しては Oracle Database Plug-in 12.1.0.6 をデプロイすることはできない EM 12c Release 4 へのアップグレードが必要 18
Agenda 1 2 3 4 5 Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12c Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12c の Oracle Database 12c Release 1 (12.1.0.2) への対応 Oracle Database In-Memory 対応 AWR Warehouse Oracle Enterprise Manager Database Express の機能拡張 19
データベース オブジェクト / 記憶域管理 Enterprise Manager によるデータベース オブジェクト / 記憶域のインメモリ設定 データベース オブジェクト 表 パーティション マテリアライズド ビュー 記憶域 表領域 インメモリ カラム タブ インメモリ オプション指定 表 / パーティション / マテリアライズド ビュー / 表領域の設定時に利用可能 カラム レベルの設定 ( 表 ) 22
インメモリ セントラル メニュー パスデータベース ホーム 管理 インメモリ セントラル 12c のヒートマップ機能と統合されたオブジェクト アクセス ヒート マップ 23
インメモリ セントラル 全体の SGA 領域に占めるインメモリ領域 (GB) ( 画面の例では 1.00 GB) インメモリ領域 1GB 中オブジェクトへ割当て済のインメモリ領域 (GB) ( 画面の例では 0.58GB) 24
インメモリ セントラル プライオリティごとのオブジェクト統計 25
インメモリ セントラル オブジェクトごとのインメモリ オプションの設定と圧縮率など 26
インメモリ カラム ストア パフォーマンス管理 ASH(Active Session History) 分析 CPU 待機クラス : Database In-Memory 関連の待機イベント CPU: IM Populate 優先度 NONE のセグメントのオン デマンド ポピュレーション CPU: IM Prepopulate 優先度 (CRITICAL, HIGH ) が付けられているセグメントのポピュレーション CPU: IM Query 27
インメモリ カラム ストア パフォーマンス管理リアルタイム SQL 監視 29
インメモリ カラム ストア パフォーマンス管理 AWR(Automatic Workload Repository) レポート 新たに インメモリ セグメント統計 セクションを追加 In-Memory Segments by Scans In-Memory Segments by DB Block Changes In-Memory Segments by Populate CUs In-Memory Segments by Repopulate Cus Instance Activity Stats にインメモリ関連の各種統計情報を追加 30
Agenda 1 2 3 4 5 Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12c Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12c の Oracle Database 12c Release 1 (12.1.0.2) への対応 Oracle Database In-Memory 対応 AWR Warehouse Oracle Enterprise Manager Database Express の機能拡張 32
AWR Warehouse AWR は Oracle Database 10g 以降事実上のパフォーマンス リポジトリ 120% Finance 120% CRM Supply Chain 120% しかし AWR データの保存期間のデフォルトとなっている 8 日間では 長期間に跨るパフォーマンス診断を行えない ( 例 : 今期と前期の期末処理におけるパフォーマンスを比較する ) 90% 60% 30% 0% 90% 60% 30% 0% 90% 60% 30% 0% 長期間保存できるように AWR 保存期間を変更すると 本番環境のストレージ オーバーヘッドとコストを増やしてしまう 34
AWR Warehouse アーキテクチャ 長期間 AWR データを保持するための Central AWR リポジトリを構成 AWR Warehouse へ AWR スナップショットを収集する対象データベース (AWR ソース データベース ) を登録 ETL ジョブ (Oracle Data Pump を利用 ) がソース データベースから Central AWR リポジトリへスナップショットを転送 設定可能な AWR データの保存期間は 年単位または永久 35
AWR Warehouse ETL ジョブ 管理エージェント AWR ソース データベース 管理サービス (OMS) デフォルトの動作 1. AWR ソース データベース上では DBMS ジョブ MGMT_CAW_EXTRACT により 24 時間ごとに AWR スナップショットをファイルとしてダンプ 2. EM 管理ジョブ CAW_TRANSFER_xxxx により 12 時間ごとに AWR ソース データベースから Central AWR へダンプ ファイルを転送 ( 転送ジョブは AWR ソース データベースごとにスケジュール ) 3. Central AWR リポジトリ DB 上では DBMS ジョブ MGMT_CAW_LOAD により 5 分ごとにダンプ ファイルから AWR データを AWR Warehouse へロード Central AWR リポジトリ 37
AWR Warehouse すべての AWR 機能を長期 AWR データを基に利用可能 パフォーマンス ホーム トップ アクティビティ AWR レポート ASH 分析 期間比較 ADDM 期間比較レポート AWR ソース データベースに対するランタイム オーバーヘッドはゼロ 41
AWR Warehouse トップ アクティビティ - 単一の DB ターゲットに対して AWR データ ソースの切替えが可能 47
AWR Warehouse 期間比較レポート - AWR Warehouse を利用して二つのデータベース間の比較も可能に AWR Warehouse リポジトリへ格納した AWR データを利用してデータベース間での比較が可能に 48
AWR Warehouse 期間比較レポート - AWR Warehouse を利用して二つのデータベース間の比較も可能に 49
AWR Warehouse 機能の有効化 Enterprise Manager Cloud Control 12c 管理サーバー (OMS) 管理エージェントともに 12.1.0.4 (= EM 12c Release 4) の環境へ Database Plug-in Bundle Patch 12.1.0.6.3 (2014 年 8 月 31 日リリース済み ) を適用すると AWR Warehouse 機能が有効となる Central AWR リポジトリ Oracle Database 11.2.0.4 または 12.1.0.2 を利用可能 Oracle Database 11.2.0.4 を使用する場合は要パッチ (Patch 18547891) Central AWR リポジトリとして使用するデータベースは Enterprise Manager へターゲットとしても追加しておく 50
AWR Warehouse 機能の有効化 サポートされる AWR ソース データベース Oracle Database 10.2 11.1 および 11.2 Oracle Database 12.1 (CDB & non-cdb の SI および RAC) AWR ソース データベースのバージョンは Central AWR リポジトリ データベースと同じかまたはそれより以前のデータベース バージョンである必要がある したがって Oracle DB 12.1 を AWR Warehouse へ登録する場合は Central AWR リポジトリ データベースには Oracle DB 12.1.0.2 を使用する AWR ソース データベースも AWR Warehouse へ登録するデータベースは Enterprise Manager へターゲットとして追加しておく 51
AWR Warehouse ライセンスについて AWR Warehouse の利用には AWR ソース データベースとなる各データベースに対して Oracle Diagnostics Pack が必要 Central AWR リポジトリ データベース用途に限定して Oracle Database EE の使用制限付きライセンスを提供 それぞれの AWR ソース データベースに対して Oracle Diagnostic Pack が必要 管理サービス (OMS) AWR リポジトリ用途に限り Oracle Database EE の使用制限付きライセンスを提供 AWR ソース データベース Central AWR リポジトリ 52
Agenda 1 2 3 4 5 Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12c Oracle Enterprise Manager Cloud Control 12c の Oracle Database 12c Release 1 (12.1.0.2) への対応 Oracle Database In-Memory 対応 AWR Warehouse Oracle Enterprise Manager Database Express の機能拡張 55
Oracle Enterprise Manager Database Express 基本管理機能とパフォーマンス診断 チューニングに特化した DB 付属ツール 特別なインストールは不要 DB 内の XDB サーバーを利用 利用に際し追加のミドルウェア コンポーネントは不要 データベース作成時に構成可能 軽量 小さなフットプリント ディスク使用量 : 20MB 程度 DB サーバーは SQL の実行のみ UI 画面の生成は 100% ブラウザ側で処理を実行 57
Oracle Enterprise Manager Database Express Oracle Database 12.1.0.2 における機能拡張 マルチテナント プロビジョニング 次のプラガブル データベース プロビジョニング機能をサポート 作成 クローン / リモート クローン プラグ / アンプラグ オープン / クローズ Oracle Database Resource Manager との連携 リソース プランの選択 PDB ごとに Share CPU% ( 使用率制限 ) パラレル サーバー制限 を設定 59
Oracle Enterprise Manager Database Express マルチテナント プロビジョニング 62
プロビジョニング関連機能の対応状況 プロビジョニング 機能ルートから PDB から CDB リソース プランの設定〇 - OMF の構成〇 - PDB の作成〇 - PDB の複製〇 - PDB のプラグ〇 - PDB のアンプラグ〇 - PDB の削除〇 - PDB ストレージ制限の設定〇 - PDB リソース制限の設定〇 - 〇 : 利用可能 - : 不可 66
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