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(CANACINTRA) 等と連携を図りつつ設置する案を有しており 国家中小企業コンサルタント養成 認定制度を具現化するためにいかにして事業を進めていくかが課題となっている (2) 相手国政府国家政策上の位置づけカルデロン大統領は 近代的かつ競争力のある経済の強化及び雇用の創出 を 治安 貧困撲滅

事業事前評価表 国際協力機構社会基盤 平和構築部 運輸交通 情報通信グループ第二チーム 1. 案件名国名 : バングラデシュ人民共和国案件名 : 和名国際空港保安能力強化プロジェクト英名 The Project for Security Improvement of International Ai

ジャカルタ大都市圏空港整備計画調査の必要性については JICA が 2008 年 1 月に実施した 次世代航空保安システム整備に係るフィージビリティー調査 でも提言がなされており 既存空港の拡張及び効率的運用を含めたジャカルタ首都圏周辺の適切な空港整備に係る長期的な計画を策定する必要性は高い インド


欠であり 運輸交通分野を中心に膨大なインフラ投資が必要になると見込まれる これらのインフラ整備にあたっては 案件ごとにマスタープランから工事まで段階を踏んで検討 建設が進められるが 対象地の地形などを確認 把握するため 検討段階に応じた精度の地図が必要となる 現在 同国では基本的な測地基準点網が整備

JICA 事業評価ガイドライン ( 第 2 版 ) 独立行政法人国際協力機構 評価部 2014 年 5 月 1

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2008年6月XX日

は Blue Print for Air Transportation にて民間航空長期計画を作成 アクションプラン DGCA 5-Year Strategic Plan を作成した上 航空安全に係る総合的な対策の強化を図っており 本事業はこれに寄与するもので

事業事前評価表 国際協力機構農村開発部農業 農村開発第一グループ第二チーム 1. 案件名国名 : インドネシア共和国案件名 : 和名農業保険実施能力向上プロジェクト英名 The Project of Capacity Development for the Implementation of Agr

事業事前評価表 1. 案件名国名 : ラオス人民民主共和国案件名 : ルアンパバーン世界遺産の持続可能な管理保全能力向上プロジェクト Project for Capacity Enhancement for Sustainable World Heritage Management and Pres

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4-(1)-ウ①

無償資金協力 案件概要書 2017 年 8 月 29 日 1. 基本情報 (1) 国名 : カンボジア王国 (2) プロジェクトサイト / 対象地域名 : シハヌークビル特別市 プノンペン (3) 案件名 : 港湾近代化のための電子情報処理システム整備計画 (The Project for Port

事業事前評価表

ログラムの審査に産業界からも参画を得ることで 大学がエンジニア予備軍である学部学生に対し社会のニーズに即した教育を実践できるよう 促進する役割を果たしている かかる状況の下 エンジニアの量的拡大が質を伴う形で実現されるよう インドネシア政府は我が国に対し LAM-PS としての インドネシアエンジニ

5 この施策に係る事務事業 ( 重要度 貢献度順 ) 番号 事務事業名 魅力個店づくり整備促進事業 歳出決算額 ( 千円 ) 施策への関連性 目的に対する指標 年度目標値 年度実績値 推移 区内の既存個店や出店希望 22 者が行う 魅力的な店舗づ 809 くりを支援することで 魅 力個店の集積を図る

事業事前評価表 ( 開発計画調査型技術協力 ) 作成日 :2016 年 7 月 11 日担当部署 : 産業開発 公共政策部民間セクターグループ第二チーム 1. 案件名国名 : エチオピア連邦民主共和国案件名 : ( 和名 ) 産業振興プロジェクト ( 英名 )Industrial Promotion

(b) マカッサル パレパレ間 1. Trans-Sulawesi Makassar-Parepare( 約 150Km 4 車線以上 ) 3. 協力の必要性 位置付け (1) 現状及び問題点 インドネシア国においては これまで実施してきた開発政策の実施により 国全体としての国民の生活と福祉の質の向

事業事前評価表

事業事前評価表

区間を頻度の低い通勤線が非電化路線として運行しているのみであり 十分な公共交通手段が確保されていないため 同エリアと周辺に住む住民はバスや自動車等により通勤しているが 道路の混雑により 通勤に大きな支障が出ている 加えて 南北鉄道事業南線 ( 通勤線 ) ( 以下 本事業 という ) の対象区間には

事業事前評価表

[ 指針 ] 1. 組織体および組織体集団におけるガバナンス プロセスの改善に向けた評価組織体の機関設計については 株式会社にあっては株主総会の専決事項であり 業務運営組織の決定は 取締役会等の専決事項である また 組織体集団をどのように形成するかも親会社の取締役会等の専決事項である したがって こ

112 条においても 自由特区の拡大が謳われている 現在ゲシュム島と本国を結ぶ橋を建設中 (3 年後に完成予定 ) で 島内の港を拡張する計画もあり イランにのみならず 独立国家共同体 ( 以下 CIS) 諸国等への物流経路としても ゲシュム島の経済的重要性は今後益々高まると考えられる ゲシュム島の

新JICAにおける事前評価(技協・無償)について

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架鉄道三路線 ( うち 二路線は軽量 ) の総延長は 50km にとどまっている 首都圏南方については マニラ市ツツバンからカブヤオ市ママティッドまでの区間を頻度の低い通勤線が非電化路線として運行しているのみである 首都圏北方は 居住エリアが拡大しているものの 十分な公共交通手段が確保されていないた

事業事前評価表

事業事前評価表

政府説明資料

2-2 需要予測モデルの全体構造交通需要予測の方法としては,1950 年代より四段階推定法が開発され, 広く実務的に適用されてきた 四段階推定法とは, 以下の4つの手順によって交通需要を予測する方法である 四段階推定法将来人口を出発点に, 1 発生集中交通量 ( 交通が, どこで発生し, どこへ集中

事業事前評価表_新様式

を余儀なくされている発表されている このような状況下 当国 NGO カサ アリアンサは 1988 年の設立以来 メキシコ市において路上生活を営む子供の保護 心身のケア 家族との再会支援 社会的自立に向けた教育支援に取り組んできた JICA は 2000 年 12 月から 3 年間 カサ アリアンサを

の理解と参加を促進し, 開発協力を支える社会的基盤をより一層広げ, 強化するために, NGO/ 市民社会 (CSO) との連携が推進されるべきことが謳われたところである 以上の経緯と背景の下に NGO と ODA の連携に関する中期計画 ~ 協働のための 5 年間の方向性 ~ が策定されることとなっ

事業事前評価表 ( 地球規模課題対応国際科学技術協力 SATREPS) 国際協力機構農村開発部農業 農村開発第一グループ第二チーム 1. 案件名国名 : インドネシア共和国案件名 : 和名 ( 科学技術 ) 食料安全保障を目指した気候変動対応策としての農業保険における損害評価手法の構築と社会実装英名

事業事前評価表 1. 案件名 ( 国名 ) 国際協力機構南アジア部南アジア第四課 国名 : バングラデシュ人民共和国案件名 : 貧困削減戦略支援無償 ( 教育 ) (Poverty reduction efforts) 2. 事業の背景と必要性 (1) 当該国における初等教育セクターの現状と課題バン

西アフリカ 3億人ビジネス市場マップ ―2035年5億人市場に向けて―

< 海外事情調査 > フィリピン国機動性向上のための RRTS 開発実行可能性調査を終えて 2006 年 8 月より 2007 年 11 月に至る 1 年 4 ヶ月の間 ( 独 ) 国際協力機構開発調査 フィリピン国機動性向上のための RRTS 開発実行可能性調査 ( 団長 : 岡田靖夫顧問 ) が

おける成果としては まず組織運営 ( 交番活動 ) 面としてシフト制による 24 時間勤務 受け持ち区域 体制がつくられ 住民の要望を聞くとともに防犯上のアドバイスなどをする 巡回連絡 が行われるようになり そうした現場レベルでの市民警察活動の拠点として BKPM( 警察 市民パートナーシップ セン

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

08 年 月 日 バングラデシュ 地理情報標準策定計画 / GIS 計画 サモア ジェンダー分析 平和構築 国家地理空間情報整備支援プロジェクト詳細計画策定調査 ( 地理情報標準策定計画 / GIS 計画 ) 09 年 月中旬 ~ 現地派遣渡航留意 09/0/9 ~ 09/0/08 09 年 月下旬

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1. 案件名 事業事前評価表 ( 開発計画調査型技術協力 ) 作成日 :2017 年 11 月 29 日 担当部署 : 地球環境部水資源グループ 国名 : ルワンダ 案件名 : キガリ市上水道改善整備マスタープランプロジェクト Project for Water Supply Master Plan

Rodrigo Domingues UNDP Borja Santos Porras/UNDP Ecuador UNDP Kazakhstan 2

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知創の杜 2016 vol.10

各資産のリスク 相関の検証 分析に使用した期間 現行のポートフォリオ策定時 :1973 年 ~2003 年 (31 年間 ) 今回 :1973 年 ~2006 年 (34 年間 ) 使用データ 短期資産 : コールレート ( 有担保翌日 ) 年次リターン 国内債券 : NOMURA-BPI 総合指数

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政府説明資料

と衝突して沈没し 147 人が死亡 2014 年 8 月にはパドマ川で約 250 人を乗せたフェリーが荒天のため転覆し 110 人が死亡等の大事故が発生している また 同国は 雨季には大型サイクロンが度々ベンガル湾から来襲し 沿岸部で遭難事故が多発するなど 地理的に自然災害の影響を受けやすい地域であ

めて整備され 文化大革命期の制度の断絶を経て 1980 年代に復活し 徐々に適用対象が拡大されてきた しかし 農村部は一貫して適用対象から外れ 1980 年代の後半に漸く農村部のみを対象にした養老保険制度が一部の豊かな農村を対象に開始された その後中国政府は農村部の養老保険制度の確立を重視してきた

手法 という ) を検討するものとする この場合において 唯一の手法を選択することが困難であるときは 複数の手法を選択できるものとする なお 本規程の対象とする PPP/PFI 手法は次に掲げるものとする イ民間事業者が公共施設等の運営等を担う手法ロ民間事業者が公共施設等の設計 建設又は製造及び運営

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護ディプロマ課程を 3 年制看護ディプロマ課程に変更したのに加え ディプロマ課程看護師の現任研修により学士が取得できる 2 年制ポスト ベーシック課程とは別に大学教育として看護学士課程制度 (4 年制 ) を導入することを定めた 学術的に高度な 4 年制看護学士課程の卒業生は輩出されたばかりであるが

各取組は PDCA サイクルを回し効果を評価し 目標が達成できない見通しとなったときは さらなる総量の縮減や取組 体制の強化等 基本方針等を見直します [ 図表 40] [ 図表 40:PDCA サイクル ] 計画修正 Action 計画修正 Action Plan Check 計画等修正 Acti

目次

プロジェクトマネジメント知識体系ガイド (PMBOK ガイド ) 第 6 版 訂正表 - 第 3 刷り 注 : 次の正誤表は PMBOK ガイド第 6 版 の第 1 刷りと第 2 刷りに関するものです 本 ( または PDF) の印刷部数を確認するには 著作権ページ ( 通知ページおよび目次の前 )

により 都市の魅力や付加価値の向上を図り もって持続可能なグローバル都 市形成に寄与することを目的とする活動を 総合的 戦略的に展開すること とする (2) シティマネジメントの目標とする姿中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりという将来に向けた大規模プロジェクトの推進 並びに産業振興 都市観光 地

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事業事前評価表_新様式

政府説明資料


事業事前評価表

(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

事業事前評価表 国際協力機構産業開発 公共政策部資源 エネルギーグループ第二チーム 1. 案件名国名 : ザンビア共和国案件名 : 和名ザンビアにおける鉛汚染のメカニズムの解明と健康 経済リスク評価手法および予防 修復技術の開発英名 The Project for Visualization of

PowerPoint プレゼンテーション

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1) 3 層構造による進捗管理の仕組みを理解しているか 持続可能な開発に向けた意欲目標としての 17 のゴール より具体的な行動目標としての 169 のターゲット 達成度を計測する評価するインディケーターに基づく進捗管理 2) 目標の設定と管理 優先的に取り組む目標( マテリアリティ ) の設定のプ

2

豊橋市 PPP/PFI 手法導入優先的検討方針 効率的かつ効果的な公共施設等の整備等を進めることを目的として 多様なPPP/P FI 手法導入を優先的に検討するための指針 ( 平成 27 年 12 月 15 日民間資金等活用事業推進会議決定 ) に基づき 公共施設等の整備等に多様なPPP/PFI 手

事業事前評価表

類似業務対象国 / 類似地域語学の種類 各種評価調査インドネシア / 全途上国英語 5. 条件等 (1) 参加資格のない社等 : なし (2) 必要予防接種 : なし 6. 業務の背景インドネシア政府は 食料安全保障や農家の所得向上を政策上の優先課題の一つとして位置付けており 2013 年 7 月に

Colloquium 第109 回 運輸政策コロキウム テーマ1 地方におけるインバウンド観光の実態とその効果 テーマ2 観光立国の推進について 平成 24 年 2 月 16 日 運輸政策研究機構 大会議室 講演の概要 テーマ1 1. 講師 栗原 剛 運輸政策研究機構運輸政策研究所研究員 2. 講師

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市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

第 4 章 プロジェクトの妥当性の検証 4-1 プロジェクトの効果本計画の実施後 レ 病院母子棟とクリニックが ホ 国側によって適切に運営されることにより 以下に示すように病院網が拡充される 図 4-1 第 3 保健地域の現状のリファラル システム 三次医療 国立病院 マ 病院 * 低次疾病患者の集

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RO ( 改修 Rehabilitate- 運営等 Operate) 方式ハ民間事業者が公共施設等の設計及び建 BT( 建設 Build- 移転 Transfer) 方式設又は製造を担う手法民間建設借上方式 2 優先的検討の対象とする事業及び検討開始時期一優先的検討の対象とする事業建築物の整備等に関

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大塚製薬(株)佐賀工場

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国立大学法人富山大学 PPP/PFI 手法導入優先的検討要項

活動指標及び 活動指標標準仕様書 導入手順書策定数 ( 改定を含む ) 活動見込 31 活動見込 2 活動指標及び 活動指標 RPA 補助事業の完了数 活動見込 31 活動見込 5 活動指標及び AI 実証地域の完了数 活動指標 活動見込 31 活動見

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間を検討する 締約国が提出した 貢献 は 公的な登録簿に記録される 締約国は 貢献 ( による排出 吸収量 ) を計算する また 計算においては 環境の保全 透明性 正確性 完全性 比較可能性及び整合性を促進し 並びに二重計上の回避を確保する 締約国は 各国の異なる事情に照らしたそれぞれ共通に有して

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事業事前評価表 ( 開発計画調査型技術協力 ) 国際協力機構経済基盤開発部 平和構築 都市 地域開発第一課 1. 案件名国名 : ニカラグア案件名 ( 和名 ): 国家運輸計画プロジェクト ( 英名 ):The Project for the study of National Tr Nicaragua 2. 協力概要 (1) 事業の目的 2033 年を目標年次とする国家運輸計画の改訂と 運輸交通セクターの能力開発計画の策定により 道路交通網整備を軸とする運輸交通ネットワーク整備の促進に寄与する (2) 調査期間年 12 月 ~ 2014 2012 年 2 月計 ( 15ヶ月 ) (3) 総調査費用億円 ) 3.5( (4) 協力相手先機関 運輸インフラ省 (5) 計画の対象 ( 対象分野 対象規模等 ) 1) 対象分野 : 公共 公益事業 ( 運輸交通 ) 2) 対象規模 : ニカラグア全土 (13 万 km2 589 万人 ) 3. 協力の必要性 位置づけ (1) 現状及び問題点 ニカラグア共和国 ( 以下 ニカラグア ) の運輸交通セクターは 運輸インフラ省のデータ (2011 年 ) によると 国際及び国内の物流の 68% 同旅客輸送の 98% が陸上輸送であり 海上輸送 ( 物流 31% 旅 客 0.3%) 航空輸送( 物流 0.2% 旅客 0.8%) となっている ニカラグアの道路網は22,111km に及ぶが 舗装率は 12% に留まり 年間降水量の 95% が雨期に集中することから 簡易舗装道路を含め雨期も通 行可能な道路は 68% に留まっている 物流においては 海上輸送は陸上輸送に次ぐ割合を占めてい るが その中核を担うニカラグア唯一の国際コンテナ港であるコリント港は十分な設備を有してい るとは言い難く また地理的な制約から大規模な改修が困難な状況にある つまり脆弱な運輸交通 インフラが ニカラグアの貧困削減及び経済発展に向けたボトルネックとなっている ニカラグア政府は 米州開発銀行 (IDB) の支援を受けて2000 年に国家運輸計画 ( 計画年次 :2000 ~ 2019 年 ) を策定したが 運輸インフラ省の指摘によれば 1 需要予測を含む経済社会状況分析を十 分踏まえていないこと 2 実際の年間予算に対し 他資金リソースの手当てを含む 2 倍以上の予算 を必要とする道路整備計画とする非現実的な計画内容であったこと 3 全国道路網 ( 総延長 22,111k m) のうち 主要幹線道路 ( 総延長 8,000km) のみを対象としており 近年の運輸インフラ省が特に注 力しているニカラグア GDP の 30% を占める農牧畜業振興に必要不可欠な生産地域における主要道路が /1 6

3. 協力の必要性 位置づけ ( 続き ) 対象外となっていること 等の課題を抱えている 以上を背景として ニカラグア政府は 既存の国家運輸計画の改訂によるマルチモーダルな運輸 交通体系 (*) に関する長期戦略の策定 短期投資計画の策定 実施能力向上のための技術移転等を 内容とする本プロジェクトを要請した 国内の貧困削減と産業育成に向けた道路交通網整備を中心 とする運輸交通ネットワーク整備の方策や制度改善とともに 限られた財源内で既存インフラの維 持管理と新規建設をバランスよく実施するための長期的な投資計画が求められている JICA は 2012 年 3 月に運輸交通セクター情報収集 確認調査を実施し 同セクターの関連情報及 び本プロジェクトを含む協力の可能性に係る情報収集を行い 上述した既存国家運輸計画の問題点 及び技術移転の必要性を確認した また 国家運輸計画の改訂に向けた課題として 目標年次とな る 20 年後を展望する将来像を描いた公的計画等が存在しないことを確認した 現在策定中のニカラ グアの国家政策にあたる 国家人間開発計画 (2012-2016) においても5 年後までしか展望されてい ない かかる状況から 本プロジェクトの実施にあたっては 長期的視点からの国家開発構想から 議論を始める必要があることが確認されている * マルチモーダルな運輸交通体系とは 複数の運輸交通機関の連携を通じて 利用者のニーズに対 応した効率的で良好な運輸交通環境が提供される運輸交通体系を示す (2) 相手国政府国家政策上の位置付け ニカラグアの開発計画の最上位の計画である 国家人間開発計画 (2009-2011) (Plan Nacion de Desarrollo PNDH) Humano: では 国家開発計画 (2005) ( 第 2 次 PRSP Plan Nacional arrollo:pnd) の内容を継承し (1) 経済発展 (2) 人的資源開発及び社会保護 (3) 社会 生産部門 インフラ整備 (4) ガバナンスの向上及び公共セクターの近代化 を重点分野においている 特に (1) 経済発展及び (3) 社会 生産部門のインフラ整備に対しては 道路 港湾 空港分野等 の整備を掲げ 特に効率的な物流の促進による域内 地域間を結ぶ幹線道路輸送ネットワークの強 化に重点を置き 民間投資の促進と生産性の向上を通じた貧困の削減を重要な課題としている 本プロジェクトは国家開発計画及び公共投資計画の優先事項に位置付けられ 持続可能性ある国 内経済の発展に貢献するため 国家運輸計画に示す マルチモーダル交通戦略 の策定と交通分野 における政策立案能力を開発する目標に合致している (3) 他国機関の関連事業との整合性 ニカラグアの運輸交通セクター支援に対する主要ドナーには 世界銀行 (WB) IDB 中米経済統 合銀行 (BCIE) などがある 道路セクターでは WBが 2011 年 11 月に道路改良事業として総延長 88.0km 事業総額 26 百万ドル の事業を計画を行っている また 道路改良事業の他 運輸インフラ省及び道路維持管理基金 (FOM AV) の職員を対象として 事業総額 13.5 百万ドルの道路アセット及び災害リスクマネジメントに対 する人材育成を計画している また IDB により 国境橋であるサンタ フェ橋からコスタリカ国境 までの道路が整備されている 港湾 / 物流に関しては 東部地域において デンマーク国際開発庁 (DANIDA) がコミュニティレベ ルの支援として 小規模の桟橋 ( 船着き場 ) を建設している また 物流に関しては IDB の支援によ り 内陸における国際輸送に関する調査 分析を実施している 空港に関しては 空港公社 (EAAI) が米国の援助を受け マナグア国際空港 (MGA) 近代化 F/S を2010 年 11 月に実施した 全国を対象とした運輸交通セクターの横断的調査 / プロジェクトは行われておらず また前述の /2 6

(3) 他国機関の関連事業との整合性 ( 続き ) とおり 2000 年にIDB により策定された国家運輸計画には実現に向けた課題があり 活用されてい ない よって 本プロジェクトで改訂される国家運輸計画に基づき ニカラグア政府及び各ドナー の資金協力による優先プロジェクトの実現が期待されている (4) 我が国援助政策との関連 JICA 国別事業実施計画上の位置づけ 道路 橋梁整備プログラム は 対ニカラグア国別援助計画において援助重点分野 道路 交 通インフラ整備 に位置付けられ これまで無償資金協力を中心に内外の生産 流通拠点を結んで いる主要幹線道路に位置した橋梁整備 道路保守管理等への協力を行ってきている 本プロジェクトはニカラグアの政策レベルの戦略策定を支援することを通じて 同プログラムの 更なる精緻化推進の役割を担い 同援助重点分野の全体像を描くものである 将来のニカラグアの 貧困削減に資する経済成長の達成のために必要となる運輸交通セクター開発の中核をなす重要なイ ンプットとして 今後の我が国の 道路 交通インフラ整備 分野にかかる協力について より戦 略性を持った形での実施を進めるための方向性を示し プログラムアプローチの強化にも資するも のである 4. 協力の枠組み (1) 調査項目 1.2012 年にJICA が実施した基礎情報収集 確認調査をベースとしたニカラグアの基礎情報及び現 況把握のレビュー 1-1 上位計画 関連政策 関連法令 既往の計画のレビュー 1-2 既往 現在進行中の関連計画 プロジェクト 調査結果 保有データのレビュー 1-3 運輸交通セクター関係機関のレビュー ( 組織 人数 実施体制 年間計画 ) 1-4 社会経済概況 自然条件の把握 1-5 運輸交通セクターにおける関連制度 ( 道路基準 コンセッション契約 等 ) のレビュー 1-6 他ドナーの活動状況 関連プロジェクトのレビュー 1-7 環境社会配慮にかかる情報収集 整理 1-8 運輸交通セクター整備における制約条件と課題の分析 2. ニカラグア国家開発計画にかかる開発ビジョンのレビュー及び国家運輸計画のための長期開発 ビジョンの設定 2-1 国家人間開発計画 (2009-2011) 及び同 (2012-16)( 案 ) における開発ビジョンの分析 2-2 社会経済開発にかかる既存データ 予測値の分析 2-3 社会経済セクターの既存戦略 / 計画の分析 2-4 既存の地域開発 空間計画の分析 2-5 既存産業構成 地域開発ポテンシャルの分析 2-6 国家運輸計画の長期開発ビジョンと基本構想の設定 3. 運輸交通セクターの現況に関する調査実施と調査結果の分析 3-1 既存の運輸産業 物流サービス業者のレビュー 3-2 運輸交通サービスのネットワーク ( 官民含む ) のレビュー 3-3 道路 その他の運輸交通施設インベントリー調査の実施 3-4 運輸交通セクターに係る既存データ 情報の分析 3-5 運輸交通 物流システムにかかる分析 ( 中米地域 / 国内 ) 3-6 運輸交通セクターの課題の抽出 /3 6

(1) 調査項目 ( 続き ) 4. 全国運輸交通調査 ( フィールド調査 ) の実施 4-1 フィールド調査の準備と実施 4-2 調査結果の解析 4-3 輸送機関別の現況 OD 表の推計 4-4 フィールド調査 収集データにもとづく運輸交通データベースの構築 5. 社会経済フレームワークの設定と需要予測 5-1 社会経済フレームワークの設定 5-2 需要予測手法の検討 5-3 運輸交通手段の検討 5-4 輸送機関別の将来交通需要の予測 6. 国家運輸計画 (2014-2033 年 )( 案 ) の策定 6-1 陸上交通計画 水上交通計画 航空交通計画の策定 6-2 国家運輸計画にかかる戦略的環境アセスメントの実施 6-3 本プロジェクトにより設定されたクライテリア ( 戦略的環境アセスメントの考え方を含む ) による計画 プロジェクトの代替案の検討 優先順位付け 6-4 短期 (2019 年 ) 中期(2023 年 ) 長期(2033 年 ) のアクションプランの策定 6-5 短期 (2019 年 ) の優先プロジェクトの妥当性の検証 6-6 短期 (2019 年 ) の投資計画の策定 6-7 経済財務分析 6-8 国家運輸計画の組織体制 運営管理体制強化に関する計画の策定 7. 国家運輸計画推進のための能力強化計画の策定及び関係者への技術移転 7-1 運輸交通セクターの運営能力強化のための能力開発計画の策定 7-2 カウンターパートへの調査手法 計画策定に係る技術移転 ( ワークショップ セミナー ) 8. 結論と提言の取りまとめ 8-1 全体的な結果 留意事項等を含む 必要な提言の取りまとめ (2) アウトプット ( 成果 ) 1) 国家運輸計画 (2014-2033 年 )( 案 ) の策定 2) 運輸交通セクターの組織強化 運営能力強化のための能力開発計画の策定 (3) インプット ( 投入 ): 以下の投入による調査の実施 (a) コンサルタント ( 業務実施契約 /15 名 / 約 63MM ) 1) 総括 / 総合運輸交通計画 2) 地域開発計画 / 空間計画 3) 社会経済分析 / 公共財務分析 / 事業評価 4) 農牧業開発 / 貧困削減 5) サービス産業開発 / 観光開発 6) 輸出振興 産業立地 投資促進 7) 運輸交通調査 データ分析 / 需要予測 8) 陸上交通計画 / 物流計画 9) 道路 施設計画 10) 水上交通計画 /4 6

(3) インプット ( 投入 ): 以下の投入による調査の実施 ( 続き ) 11) 航空交通計画 12) 事業費積算 / 事業実施計画 13) 法制度 / 組織強化 14) 環境社会配慮 / 戦略的環境アセスメント / 防災 15) 自然条件 /GIS データ整備 / 業務調整 (b) その他 / 研修員受入れ 現地にてセミナー ワークショップ等の実施 調査に必要な機材の購入 5. 協力終了後に達成が期待される目標 (1) 提案計画の活用目標 国家人間開発計画と整合性を持った形で更新された国家運輸計画( 案 ) がニカラグア政府により承認され 同計画に基づく政策により 国内経済インフラ基盤開発のための運輸交通インフラ整備計画の優先付けがなされ 投資計画に基づく優先プロジェクトが事業化される (2) 活用による達成目標 国家運輸計画に基づき 経済的な効率性 信頼性 安全性を有する運輸交通ネットワークが確立 される 6. 外部要因 (1) 協力相手国内の事情 (a) 政策的要因 : 政権交代 首長交代等による 開発方針の変更 提案事業の優先度の低下 (b) 行政的要因 : 当該分野に対する予算配分の不足 行政組織の機能不全 (c) 経済的要因 : 経済成長の失速による財政緊縮及び資金不足 (d) 社会的要因 : 対象地域の治安悪化 予測を上回る人口動態の変化 (2) 関連プロジェクトの遅れ 計画策定 実施の重要な外部条件となるような関連プロジェクトはない 7. 貧困 ジェンダー 環境等への配慮 (1) 環境社会配慮 貧困削除 社会開発 1) 環境社会配慮 1 カテゴリ分類 :B 2 カテゴリ分類の根拠 本プロジェクトは 国際協力機構環境社会配慮ガイドライン (2010 年 4 月公布 ) 上 セク ター特性 事業特性及び地域特性に鑑みて 環境への望ましくない影響が重大でないと判断され るため 3 環境許認可 : 本プロジェクトに係る環境影響評価 (EIA) 報告書は ニカラグアの国内法上作成が義務付け られていない /5 6

4 汚染対策 5 自然環境面 6 社会環境面 7 その他 モニタリング 本プロジェクトにて確認する 2) ジェンダー 平等推進 / 平和構築 貧困削減 貧困問題解決のため 国内経済格差の是正を伴う経済成長ための基礎的な経済インフラの改善及び低所得者層居住地域の公共サービスへのアクセスが改善されるよう 適切なインセンティブスキームの導入やサービスの分担等の工夫に配慮する 3) その他 特になし 8. 過去の類似案件からの教訓の活用 ニカラグアの運輸交通セクター支援に対する主要ドナーには WB IDB BCIE などがある 国家 運輸計画の策定 特にアクションプラン及び短期投資計画の策定にあたっては これら機関の投融 資審査を念頭に置くことが求められる 9. 今後の評価計画 (1) 事後評価に用いる指標 a) ( 活用の進捗度 本プロジェクトにて策定された国家運輸計画 ( 案 ) が ニカラグア政府の計画として公式に承 認される 国家運輸計画 ( 案 ) で提案された優先プロジェクト及び投資計画がニカラグア政府によりアク ションプランに基づき着手されているかどうか 実施機関等の運輸交通セクター関連機関の体制が 本プロジェクトの能力開発計画の提言に 基づき改善されているかどうか b) ( 活用による達成目標の指標 本プロジェクトで提言された優先プロジェクト及び投資計画の実施件数 道路交通網の整備総延長距離の改善 道路舗装率の改善 物流 人の移動コストの軽減 ( 移動時間の短縮等 ) (2) 上記 (a) 及び (b) を評価する方法及び時期 フォローアップ調査によるモニタリング プロジェクト終了 3 年後に事後評価を実施する 注釈 /6 6