App Bridge Monitor Linux Agent インストールガイド Ver.1.9.0
目次 1. 本書の役割... 1 2. 監視対象ノードの登録... 2 3.Agent のインストール... 7 3.1 監視対象サーバへのログイン... 7 3.2 セットアップファイルのダウンロード... 7 3.3 インストール... 7 3.4 初期設定... 8 3.5 サービスの起動... 11 3.6 自動起動の設定... 12 3.7 動作確認... 13 4.Agent のアンインストール... 19 5.Agent のアップグレード... 20 6. ノードの再設定... 20 7.Linux Agent のサービス制御... 21 7.1 サービス構成... 21 7.2 サービス制御... 21 8. 監視項目 監視条件の変更... 22
1. 本書の役割 本書は App Bridge Monitor Linux Agent のインストール方法について説明するものです - 1 -
2. 監視対象ノードの登録 本操作はユーザロール EnterpriseAdmin のみが実施できます Web サイトにログインし App Bridge Monitor 欄の 契約管理サイト をクリックします - 2 -
表示されたノード一覧画面で [ ノード登録 ] ボタンをクリックします - 3 -
監視対象となるノードを登録します 入力が完了したら [ 確認 ] ボタンをクリックします 入力ガイド 項目名称 設定内容 備考 ノード CD ノード名種類 スケーリング制御 統計保有日数 ( 日 ) 外部監視エンドポイント上限数 ( 件 ) API 監視 監視対象ノードを一意に識別するためのノード CD を入力します 以降の処理には このノード CD が必要です任意のノード名を入力しますノードの種類をプルダウンメニューから選択します同じサーバイメージから複数のインスタンスを起動させる場合 チェックします ( 1) 半角英字 数字 アンダースコア ( _ ) ハイフン ( - ) をで構成された文字列 次ページの種類の一覧を参照して下さい次ページの種類の一覧を参照して下さい 統計情報を保存する日数を選択します統計情報の保有日数により Agent 時間単価が変わります外部監視 (Ping 監視 HTTP 監視 ) を実別途オプション料金が発生します施する場合 監視対象のエンドポイント数を選択します エンドポイント数は 監視したい Ping FQDN HTTP URL HTTPS URL の合計です ( 2) API を利用したインスタンスのステー別途オプション料金が発生しますタス監視を実施する場合 チェックします ( 1) 1: 詳細は App Bridge Monitor Microsoft Azure 監視設定ガイド または App Bridge Monitor AWS 監視設定ガイド を参照下さい 2: 外部監視については App Bridge Monitor 外部監視設定ガイド を参照して下さい - 4 -
種類の一覧は以下のとおりです # 種類 内容 スケーリング制御 ( 1) 5 Linux (On-Premises) Linux サーバ 選択可 6 Linux (Microsoft Azure Virtual Machines) 7 Linux (Amazon EC2) Microsoft Azure Virtual Machines で稼働する Linux サーバ Amazon Web Services で稼働する Linux サーバ 選択可 選択可 1: スケーリング制御の詳細は App Bridge Monitor Microsoft Azure 監視設定ガイド または App Bridge Monitor AWS 監視設定ガイド を参照下さい - 5 -
表示されたノード登録確認画面で入力した内容を確認し 内容を確認しました のチェックボックスにチェックを入れて [ 決定 ] ボタンをクリックします これでノード登録は完了です ご登録頂いたメールアドレスに ノード登録完了メール が送信されます - 6 -
3.Agent のインストール 3.1 監視対象サーバへのログイン 監視対象のサーバに root 権限を持つユーザでログインします 3.2 セットアップファイルのダウンロード 以下の URL より セットアップファイル (SetupABMLinux_v010900.tar.gz) をダウンロードします http://www.app-bridge.com/abm_setup.html 3.3 インストール (1) セットアップファイルの解凍ダウンロードしたセットアップファイルを監視対象サーバ上の任意のフォルダに配置し 以下ので解凍して下さい tar zvxf SetupABMLinux_v010900.tar.gz 解凍が完了すると セットアップファイルと同じフォルダにインストールスクリプト (ucsinstall) が配置されています (2) パーミッションの変更インストールスクリプトのパーミッションを変更します chmod +x ucsinstall (3) App Bridge Monitor Linux Agent のインストールインストールスクリプトを実行し App Bridge Monitor Linux Agent の必要ファイルをインストールします./ucsinstall 実行例 #./ucsinstall Copying Files... Install completed. - 7 -
(4) 環境変数 PATH の更新インストールが完了すると 環境変数 PATH に /opt/ucs/bin を追加するためのファイル (/etc/profile.d/ucs.sh) が配置されています 以下のを実行し 環境変数 PATH を更新して下さい. /etc/profile 環境変数 PATH が更新されない場合は 一度ログインし直して下さい 以上でインストールは完了です 引き続き 3.4 初期設定 に進んで下さい 3.4 初期設定 (1) 設定ツールの起動以下のを実行し App Bridge Monitor Linux Agent の設定ツールを起動します (2) 以降は設定ツール内での操作となります ucs-control.sh config 実行例 # ucs-control.sh config Welcome to App Bridge Monitor ver 1.9.0.0 Configuration Tool.Main> - 8 -
(2) 環境設定ファイル (UCSDownload.ini) のダウンロード環境設定ファイル (UCSDownload.ini) をダウンロードします 以下のを実行し 表示されるメッセージに従って App Bridge Monitor 利用手続き完了メール の内容を入力して下さい 入力を中止する場合は \\ ( バックスラッシュ 2 つ ) を入力して下さい Main> download # 表示されるメッセージ入力内容 1 Please input "FQDN" stated in App Bridge Monitor Notification Mail. 2 Please input "Port Number" stated in App Bridge Monitor Notification Mail. 3 Please input "User CD" stated in App Bridge Monitor Notification Mail. 4 Please input "Password" stated in App Bridge Monitor Notification Mail. 5 Please input "Owner CD" stated in App Bridge Monitor Notification Mail. 6 Please input "Node CD" stated in App Bridge Monitor Notification Mail. App Bridge Monitor 利用手続き完了メール ( ノード登録完了 ) の FQDN を入力 App Bridge Monitor 利用手続き完了メール ( ノード登録完了 ) の ポート番号 を入力 App Bridge Monitor 利用手続き完了メール の ユーザ CD を入力( 1) App Bridge Monitor 利用手続き完了メール の パスワード を入力 App Bridge Monitor 利用手続き完了メール の オーナ CD を入力監視対象サーバの ノード CD を入力( 2) 1: 指定するユーザアカウントには ServiceAdmin 以上 ログイン許可の権限が必要です 2: 2. 監視対象ノードの登録 で登録したノード CD を入力する ご利用の環境でインターネット接続にプロキシサーバを使用している場合は 次に表示されるメッセージ Using proxy server for internet access? (yes/no) に yes と入力し 続けて以下の項目を入力して下さい ( no と入力した場合は #7 以降のメッセージは表示されません ) 入力された内容は App Bridge Monitor Linux Agent が使用するプロキシ情報として保存されます # 表示されるメッセージ 入力内容 7 Please input FQDN of the proxy server. プロキシサーバの FQDN(IP アドレス ) 8 Please input port number of the proxy server. プロキシサーバのポート番号 9 Please input user name for authentication. (If you don t need, proceed next.) 10 Please input user password for authentication. (If you don t need, proceed next.) プロキシ認証に使用するユーザ ID( 不要の場合 未入力のままエンターキーを押す ) プロキシ認証に使用するパスワード ( 不要の場合 未入力のままエンターキーを押す ) 実行例 Main> download Please input "FQDN" stated in App Bridge Monitor Notification Mail. ( 中略 ) Using proxy server for internet access?(yes/no) download> yes ( 中略 ) Successfully downloaded "UCSDownload.ini". - 9 -
環境設定ファイルの取得に成功した場合 上記のような成功メッセージ (Successfully downloaded "UCSDownload.ini".) が表示されます (3) 環境設定ファイル (UCSDownload.ini) の適用ダウンロードした環境設定ファイルを App Bridge Monitor Linux Agent に適用します 以下のを実行して下さい Main> install 実行例 Main> install Initial configuration completed. 以上で App Bridge Monitor Linux Agent の初期設定は完了です - 10 -
3.5 サービスの起動 App Bridge Monitor Linux Agent は以下のサービスで構成されています # サービス名 概要 備考 1 ucswatchd サーバを監視し モニタデータ ( 1) を作成しま 使い方 :start stop status す 2 ucsagentd モニタデータを監視サイトに送信します 使い方 :start stop status 3 ucsconditiond 不要ファイル削除など 管理系処理を実施します 使い方 :start stop status 1:App Bridge Monitor Linux Agent が送信する監視データ 以下のにより 3 つのサービスをすべて起動します ( 各サービスは service systemctl (systemd 環境の場合 ) からの起動も可能です ) ucs-control.sh start 実行例 # ucs-control.sh start [ucswatchd]: Running [ucsconditiond]: Running [ucsconditiond]: Running - 11 -
3.6 自動起動の設定 サーバ起動時に自動的に App Bridge Monitor Linux Agent が起動するように設定します 本設定は必須ではありませんが 運用上 設定することを推奨しています (1) systemd 環境の場合以下ので設定します systemctl enable ucswatchd.service systemctl enable ucsconditiond.service systemctl enable ucsagentd.service (2) RedHat 系ディストリビューション ( 非 systemd 環境 ) の場合以下ので設定します chkconfig --add ucswatchd chkconfig --add ucsconditiond chkconfig --add ucsagentd chkconfig サービス名 on でも可 (3) Debian 系ディストリビューション ( 非 systemd 環境 ) の場合以下ので設定します update-rc.d ucswatchd defaults update-rc.d ucsconditiond defaults update-rc.d ucsagentd defaults (4) SUSE 系ディストリビューション ( 非 systemd 環境 ) の場合以下ので設定します insserv ucswatchd ucsconditiond ucsagentd - 12 -
3.7 動作確認 Web サイトにログインし App Bridge Monitor 欄の 監視照会サイト をクリックします - 13 -
監視対象のノード一覧が表示されます ノードのステータスが Unknown 以外であれば App Bridge Monitor Linux Agent による監視は正常に動作しています - 14 -
スケーリング監視されたノードでは インスタンスの選択画面が表示されます 参照したいインスタンス名をクリックして下さい - 15 -
サーバの監視状態が表示されます - 16 -
リソース統計情報を見るには 該当のアイコンをクリックします - 17 -
リソース状態が表示されます - 18 -
4.Agent のアンインストール アンインストール用スクリプト (/opt/ucs/bin/ucsuninstall) を実行することで App Bridge Monitor Linux Agent をアンインストールできます アンインストール時に設定ファイルとログファイルを残すか選択することができます 残すこと (N) を選択すると 以下のフォルダが監視対象サーバから削除されずに残り App Bridge Monitor Linux Agent を再度インストールしたときに監視設定を引き継ぐことができます 残るフォルダ /opt/ucs/ini /var/log/ucs 役割 App Bridge Monitor Linux Agent 設定ファイルの配置フォルダ App Bridge Monitor Linux Agent のログ出力先 実行例 # ucsuninstall Uninstall App Bridge Monitor? (y/n) y Uninstalling... [ucsagentd]: Stopped [ucsconditiond]: Stopped [ucswatchd]: Stopped Remove Log and Config files? (y/n) n Uninstalled App Bridge Monitor. ( アンインストール確認 ) ( 設定ファイル ログファイル削除確認 ) y を選択すると設定ファイルを削除します n を選択すると設定ファイルを残します - 19 -
5.Agent のアップグレード Linux Agent を監視対象サーバからアンインストールし 新しいバージョンをインストールすることで Linux Agent のアップグレードができます アンインストール時に表示される以下のメッセージに対しては 監視設定及びログを保存するため 必ず n を応答して下さい Remove Log and Config files? (y/n) n ( 設定ファイル ログファイル削除確認 ) y を選択すると設定ファイルを削除します n を選択すると設定ファイルを残します 6. ノードの再設定 インストールしている Agent を異なるノードに再設定する場合 3.4 初期設定 に従い 設定ツールを起動し 初期設定を再実行して下さい - 20 -
7.Linux Agent のサービス制御 7.1 サービス構成 App Bridge Monitor Linux Agent は以下のサービスで構成されています # サービス名 概要 備考 1 ucswatchd サーバを監視し モニタデータ ( 1) を作成します 2 ucsagentd モニタデータを監視サイトに送信します 3 ucsconditiond 不要ファイル削除など 管理系処理を実施します 1:App Bridge Monitor Linux Agent が送信する監視データ 7.2 サービス制御 Agent サービスの操作方法を以下に示します (1) サービス起動スクリプトに引数をつけて実行以下のを実行します サービス名には ucswatchd ucsagentd ucsconditiond のいずれかを指定し 引数には start stop status のいずれかを指定します service < サービス名 > < 引数 > 実行例 # service ucswatchd start [ucswatchd]: Running 上記の実行例では App Bridge Monitor サービスのうち ucswatchd を起動しています (2) 設定ツールに引数をつけて実行 App Bridge Monitor Linux Agent では 各種設定を変更するための設定ツール (/opt/ucs/bin/ucs-control.sh) を提供しています 設定ツールを以下の引数で実行することで App Bridge Monitor サービスを操作することができます ucs-control.sh < 引数 > < サービス名 > 引数には start stop status のいずれかを指定し サービス名には ucswatchd ucsagentd ucsconditiond のいずれかを指定します 実行結果は同じ引数とサービス名の組み合わせで (1) を実行した場合と同様です サービス名を指定しない場合 上記サービスすべてに対して引数で指定した操作が実行されます - 21 -
8. 監視項目 監視条件の変更 監視項目 監視条件の変更については App Bridge Monitor Linux Agent 設定ガイド を参照下さい - 22 -