PowerPoint プレゼンテーション

Similar documents
PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション

以下の事項は 弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです また 情報提供を唯一の目的とするものであり いかなる契約にも組み込むことはできません 以下の事項は マテリアルやコード 機能を提供することをコミットメント ( 確約 ) するものではないため 購買決定を行う際の判断材料になさらな

Title Slide with Picture

Title Slide with Picture

Slide 1

Oracle SQL Developerの移行機能を使用したOracle Databaseへの移行

Microsoft PowerPoint _SQLDeveloper.ppt [互換モード]

目次 はじめに... 2 無料トライアルのサインアップ方法... 3 トライアル環境へのアクセス 参考情報

Slide 1

アジェンダ ORACLE MASTER Oracle Database 11g 概要 Gold DBA11g 試験紹介 ポイント解説 無償技術サービス Oracle Direct Concierge SQL Server からの移行アセスメント MySQL からの移行相談 PostgreSQL から

Slide 1

Oracle Database 11g 最新情報

Oracle Web CacheによるOracle WebCenter Spacesパフォーマンスの向上

Oracle Database 12c

Oracle Database におけるDELL|EMC CX4 とエンタープライズ向けフラッシュ・ドライブの効果的な活用法

MySQL研修コース & 資格のご案内

PowerPoint Presentation

Oracle Direct Seminar <Insert Picture Here> システム管理者必見! ~ 乱立する DB と OS のユーザー / 権限管理の改善方法 日本オラクル株式会社 Fusion Middleware 事業統括本部 Security SC 部大森潤

Oracle Real Application Clusters 10g: 第4世代

Slide 1

Oracle SQL Developer Data Modeler

ビッグデータやクラウドのシステム基盤向けに処理性能を強化した「BladeSymphony」および「HA8000シリーズ」の新製品を販売開始

クラウド時代のインフラ構成/変更管理とコンプライアンス管理

アドバンスト・フォーマットディスクのパフォーマンス

Enterprise Manager 10gによるデータベース・パフォーマンスチューニング


White Paper 高速部分画像検索キット(FPGA アクセラレーション)

Oracle Corporation

PSQL v12 新機能のご紹介 ~ 認証要件変更に伴う運用の見直し ~ 株式会社エージーテック 2015 年 1 月 13 日

今さら聞けない!? Oracle入門 ~前編~

Slide 1

Silk Central Connect 15.5 リリースノート

Slide 1

How to Use the PowerPoint Template

ホワイト ペーパー EMC VFCache により Microsoft SQL Server を高速化 EMC VFCache EMC VNX Microsoft SQL Server 2008 VFCache による SQL Server のパフォーマンスの大幅な向上 VNX によるデータ保護 E

CLUSTERPROXSingleServerSafe SingleServerSafe ご紹介 2007 年 10 月

intra-mart EX申請システム version.7.2 PDFオプション リリースノート

【Cosminexus V9】クラウドサービスプラットフォーム Cosminexus

untitled

CheckPoint Endpoint Security メトロリリース製品について 株式会社メトロ 2018 年 07 月 25 日

Enterprise Cloud + 紹介資料

EM10gR3記者発表

CheckPoint Endpoint Security メトロリリース製品について

Microsoft PowerPoint 日本オラクル.pptx

変更履歴 項番版数内容更新日 版新規作成 2013 年 11 月 18 日 1

untitled

Oracle Solaris 仮想環境とプロビジョン環境の構築

Oracle Database 12c Release 1 ( ) CoreTech Seminar

FUJITSU Cloud Service ヘルプデスクサービス仕様書

OPENSQUARE

PHP 開発ツール Zend Studio PHP アフ リケーションサーハ ー Zend Server OSC Tokyo/Spring /02/28 株式会社イグアスソリューション事業部

ORACLE PARTITIONING

Veritas System Recovery 16 Management Solution Readme

Slide 1

Slide 1

intra-mart EX申請システム version.5.3 PDFオプション リリースノート

技術が生み出す魔法!最新ハードウェアとチューニングで激速データベース

ORACLE TUNING PACK 11G

Slide 1

はじめに NEC と日本オラクル社は NEC のブレードサーバーシステム SIGMABLADE-H を利用し Linux プラットフォーム上で OracleRAC11g Release2 との組み合わせで線形な性能向上が可能であることを実証しました 本資料ではその検証結果について述べます 今回は 検

IM-SecureSignOn

Oracle Direct Seminar <Insert Picture Here> 試験対策ポイント解説 Bronze DBA11g 日本オラクル株式会社

K5移行サービス ご紹介資料

以下の事項は 弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです また 情報提供を唯一の目的とするものであり いかなる契約にも組み込むことはできません 以下の事項は マテリアルやコード 機能を提供することをコミットメント ( 確約 ) するものではないため 購買決定を行う際の判断材料になさらな

2. バージョンアップ内容 intra-mart WebPlatform/AppFramework Ver.7.1 および Ver.7.2 に対応いたしました SAP JCo 3.0.x に対応いたしました 3. 製品概要 IM-ERP リアルコネクトは SAP システム内のデータをリアルタイムに取

Slide 1

Oracle Database 監視製品の使い分け 2017 年 10 月日本電気株式会社クラウドプラットフォーム事業部 CLUSTERPROグループ

CheckPoint Endpoint Security メトロリリース製品について 株式会社メトロ 2017 年 12 月 27 日

WithMIRACLE登録方法

1. はじめに (1) 本書の位置づけ 本書ではベジフルネット Ver4 の導入に関連した次の事項について記載する ベジフルネット Ver4 で改善された機能について 新機能の操作に関する概要説明 ベジフルネット Ver4 プログラムのインストールについて Ver4 のインストール手順についての説明

以下の事項は 弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです また 情報提供を唯一の目的とするものであり いかなる契約にも組み込むことはできません 以下の事項は マテリアルやコード 機能を提供することをコミットメント ( 確約 ) するものではないため 購買決定を行う際の判断材料になさらな

OpenRulesモジュール

新しい 自律型データ ウェアハウス

Oracle Warehouse Builder: 製品ロードマップ

Microsoft Word - nvsi_050090jp_oracle10g_vlm.doc

PowerPoint プレゼンテーション

サーババンドル版ライセンス NX7700x シリーズ Express5800 シリーズのサーバと同時に購入することで パッケージ製品よりも安価 に導入することのできるライセンスも提供しています ライセンスの注意事項 サーババンドル版のライセンスについてサーババンドル版では 通常のサーバライセンスおよ

Agenda 1. 今回のバージョンアップについて a. バージョンアップ概要 b. バージョンアップ目的 c. 新バージョンのシステム要件に関する注意事項 d. 現行バージョンのサポート期間 2. 対応プラットフォームの追加 3. 新機能の追加および機能強化 2

東芝 MAGNIA R3320b での SSD 性能の検証 2012 年 8 月 株式会社東芝 クラウド & ソリューション事業統括部 目次 1. はじめに ソリッドステートドライブの概要 使用機器一覧 単体性能について サーバー用途別のテスト

intra-mart FormatCreator Version6.1

WSUS Quick Package

NEC 製PC サーバ『Express5800 R120f-1E』とSanDisk『ioMemory SX /SX 』検証報告書

以下の事項は 弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです また 情報提供を唯一の目的とするものであり いかなる契約にも組み込むことはできません 以下の事項は マテリアルやコード 機能を提供することをコミットメント ( 確約 ) するものではないため 購買決定を行う際の判断材料になさらな

BIP Smart FAQ

MAGNIA Storage Server Configuration Guide

OpenRulesモジュール

Microsoft Word - nvsi_100222jp_oracle_exadata.doc

Microsoft Word - nvsi_050110jp_netvault_vtl_on_dothill_sannetII.doc

untitled

使用する前に

2015 年 4 月 6 日 Biz ホスティング Enterprise Cloud における Oracle Database Enterprise Edition RAC の提供開始について ~Oracle Database Enterprise Edition RAC をクラウド基盤で利用可能と

Microsoft Word - JP-AppLabs-MySQL_Update.doc

Statement of Direction: Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Discoverer

ジョブ管理ソフトウェア LoadStar Scheduler ご紹介資料 ~ システム運用品質の向上とコスト削減を実現 ~

スライド 1

intra-mart EX申請システム version.5.4 提出依頼機能 リリースノート

Oracle TimesTenについて

スライド 1

PowerPoint プレゼンテーション

Transcription:

Oracle Direct Seminar アップグレードのススメ!SSD を最大限活用できる Oracle Database 11g Release 2 日本オラクル株式会社

Agenda 11g へアップグレードのススメ システムの大幅な高速化 性能向上を実現する最新データベース テクノロジー (Oracle Database 11g Release 2) Database Smart Flash Cache SSD をキャッシュとして活用 Oracle GRID Center 検証結果 まとめ 各 SSD 使用方法の比較 無償技術サービス Oracle Direct Concierge Oracle Database バージョンアップ支援 Oracle 構成相談 (Sizing) サービス パフォーマンス クリニック サービス SQL Server からの移行アセスメント DB2 からの移行支援サービス Sybase からの移行支援サービス MySQL からの移行相談サービス PostgreSQL からの移行相談サービス Access からの移行アセスメント Oracle Developer/2000 Web アップグレード相談 仮想化アセスメントサービス ビジネスインテリジェンス エンタープライズエディション アセスメントサービス 簡易業務診断サービス http://www.oracle.com/lang/jp/direct/services.html 2

Agenda 11g へアップグレードのススメ システムの大幅な高速化 性能向上を実現する最新データベース テクノロジー (Oracle Database 11g Release 2) Database Smart Flash Cache SSD をキャッシュとして活用 Oracle GRID Center 検証結果 まとめ 各 SSD 使用方法の比較 無償技術サービス Oracle Direct Concierge Oracle Database バージョンアップ支援 Oracle 構成相談 (Sizing) サービス パフォーマンス クリニック サービス SQL Server からの移行アセスメント DB2 からの移行支援サービス Sybase からの移行支援サービス MySQL からの移行相談サービス PostgreSQL からの移行相談サービス Access からの移行アセスメント Oracle Developer/2000 Web アップグレード相談 仮想化アセスメントサービス ビジネスインテリジェンス エンタープライズエディション アセスメントサービス 簡易業務診断サービス http://www.oracle.com/lang/jp/direct/services.html 3

11g へアップグレードのススメライフタイム サポート ポリシー 2010/7: R9.2 の Extended Support 終了 2010/7: R10.2 の Premier Support 終了 version 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 R8.1.7 R9.2 R10.1 R10.2 R11.1 R11.2 Now 2007/8 出荷 2009/9 出荷 Premier Support(5 年間 ) Extended Support(3 年間 ) Sustaining Support( 無期限 ) 4

ライフタイム サポートアップグレードするデータベースのバージョン選択 Oracle Database 11g Release 1 2007/8( 米国 ) 出荷 Premier Support 期間 : 2012/8 Extended Supportか Sustaining Supportを選択可能 Oracle Database 11g Release 2 2009/9( 米国 ) 出荷 Premier Support 期間 : 2015/1 新機能の利用が可能 Extended Support 終了後は Sustaining Supportに移行 製品出荷開始 5 年間 Premier Support 無期限 Sustaining Support 3 年間 Extended Support 製品出荷からの経過期間 t 5

ライフタイム サポートの各フェーズ 主な特徴 Premier Support Extended Support Sustaining Support 製品とテクノロジーのメジャー リリースの提供 技術サポートの提供 サポート ポータルへのアクセスの提供 新規パッチ ( プログラム修正 ) 提供 既存のもの ( 1) セキュリティ情報の提供 既存のもの ( 1) Critical Patch Updates (CPU) の提供 既存のもの ( 1) 税 法改正への対応 既存のもの ( 1) アップグレード用スクリプトの提供 既存のもの ( 1) 既存のサード パーティ製品 / バージョンに対する動作保証 最新のサード パーティ製品 / バージョンに対する動作保証 最新のオラクル製品に対する動作保証 ( 1) Premier Support 期間中に作成されたもの ただし Extended Support を購入されたお客様については Extended Support 期間中に作成されたプログラム更新版 パッチを含む Extended Support は 特定の製品 / リリースで選択可能です 他の製品 / リリースでは Premier Support の後に Sustaining Support の提供となります 新規パッチ提供 税 法改正への対応 サード パーティ製品に対する動作保証などのサービスは 対応可能な範囲で提供されます 6

ライフタイム サポート ポリシー ライフタイム ポリシーに準じたアップグレード サポート料金を含めたメンテナンスコストを抑制 Extended Supportの追加コストを抑制 アップグレードによる新しいバージョンの便益 ビジネス環境の変化に伴なう新たなニーズに対応 H/W のサポート期間等の理由から いずれはアップグレードが必要 DB のバージョン間が乖離する程 アップグレードは難化 ライフタイム サポート ポリシーを考慮に入れて 計画的にアップグレードすることを推奨 7

Agenda 11g へアップグレードのススメ システムの大幅な高速化 性能向上を実現する最新データベース テクノロジー (Oracle Database 11g Release 2) Database Smart Flash Cache SSD をキャッシュとして活用 Oracle GRID Center 検証結果 まとめ 各 SSD 使用方法の比較 無償技術サービス Oracle Direct Concierge Oracle Database バージョンアップ支援 Oracle 構成相談 (Sizing) サービス パフォーマンス クリニック サービス SQL Server からの移行アセスメント DB2 からの移行支援サービス Sybase からの移行支援サービス MySQL からの移行相談サービス PostgreSQL からの移行相談サービス Access からの移行アセスメント Oracle Developer/2000 Web アップグレード相談 仮想化アセスメントサービス ビジネスインテリジェンス エンタープライズエディション アセスメントサービス 簡易業務診断サービス http://www.oracle.com/lang/jp/direct/services.html 8

本セミナーの Key Point 9

はじめにマルチコア化 : Intel Xeon プロセッサの場合 Hex Core + Clock Up Dual Core プロセッサ Quad Core プロセッサ Quad Core + Hyper-Threading プロセッサ Hyper-Threading プロセッサ CPU コア CPU コア CPU コア CPU コア CPU コア CPU コア CPU コア CPU コア CPU コア ~2006 年 2006 年 2007 年 2009 年 2010 年 10

マルチコア化とデータベースの性能 Oracle Direct のパフォーマンスクリニックの現状 CPU を追加すれば 性能問題は解決? CPU がボトルネックだったケースは わずか 9%( 弊社統計 *) マルチコアを使いきることができない 性能ボトルネックの原因の傾向 CPU:9% ストレージ I/O: 43% 非効率な SQL 文 索引の設計等 :48% * データ :Oracle Direct が直近で実施したパフォーマンスクリニック http://www.oracle.com/lang/jp/direct/service/pc.html 11

OLTP システムの現状と課題 12

データベースの OLTP 処理の基本動作データのキャッシング HDD 上のデータを物理メモリ (DRAM) 上にキャッシュし SQL 処理を高速化 OLTP では 全ての処理を極力物理メモリ上で行えるよう H/W 構成を決定 SGA Buffer Cache OLTP システムでは バッファ キャッシュ ヒット率 100% が理想的な状態 13

データベースの OLTP 処理の基本動作 SQL の処理時間の内訳イメージ SQL の処理時間 ( レスポンスタイム ) の大部分は HDD への I/O 待ち時間 Disk I/O 時間 CPU 時間 検索更新検索更新 Cache Miss Cache Hit 14

データベース性能に関連するテクノロジー傾向マルチコア化とデータ量増大 マルチコア化により サーバーあたり処理能力が大幅向上 データ量増大と処理の多様化により より多くのデータ処理が求められる 物理メモリ上のキャッシュされたデータが溢れ HDD への I/O が頻発 SGA マルチコア化により沢山のユーザー (SQL) の処理が可能となるか??? Buffer Cache HDD への I/O が頻発し ストレージの I/O 性能がボトルネックとなるため パフォーマンスが向上しない 15

TPS(Normal-100Thread=>100) Response Time(Normal-100Thread=>1.00) データ量の増大と OLTP システムの課題ユーザー数の増加とパフォーマンスへの影響 800 700 600 ストレージ I/O 性能がボトルネックとなり TPS が向上しない ( レスポンスタイムは劣化 ) CPU リソースを使いきれない状態 16.00 14.00 12.00 500 TPS RES 10.00 400 8.00 300 6.00 200 4.00 100 2.00 0 Thread 100 200 300 400 500 600 700 800 0.00 16

データベースのチューニング Oracle Database では H/W リソースを最大限活用したチューニングが可能 例 : 自動メモリー管理機能 (memory_target) による物理メモリ配分の自動最適化 H/W リソースの限界がチューニングの限界 H/W リソースの増強が必要 DBA 17

従来の対処法 H/W リソースの増強 Database Server 1. Database Server に物理メモリ (DRAM) を追加 Buffer Cache SGA 2. HDD を追加し I/O を分散 ( ストライピング ) HDD Storage 18

従来の対処法 -1- 物理メモリ (DRAM) 追加 1. Database Server に物理メモリ (DRAM) を追加する Buffer Cache のサイズを増やす 高密度な物理メモリ (DRAM) は非常に高価 サーバの最大積載量 ( 物理的な限界 ) バッファ キャッシュ ヒット率を 100% にするのは困難 そのため ストレージの I/O 性能 (IOPS) が重要になるが 19

従来の対処法 -2- Storage GRID - ASM 2. HDD を追加し I/O を分散させる CPU 性能とバランスが取れた IOPS を得るには膨大な数の HDD が必要 HDDの余剰容量の拡大 重量 使用電力 設置スペースの物理的限界 ASM diskgroup ASM diskgroup 20

新しい対処法 Solid State Drive / Device(SSD) の登場 HDD の高速な代替デバイスとして注目 DRAM より低速であるが 安価 HDD より高価であるが 遥かに高速 HDD が苦手とする Small Random Read が得意 (10~30 倍 ) SSD は記憶媒体としてフラッシュ メモリを用いる HDD のデータアクセス時に必要であったヘッドをディスク上で移動させる時間 ( シークタイム ) が発生しない 目的のデータがヘッド位置まで回転してくるまでの待ち時間 ( サーチタイム ) が発生しない データベースを SSD 上に構成すると HDD より遥かに高速な I/O 性能が期待 特に 数件の検索処理が大量に発生する OLTP システムで効果大 21

新しい対処法 Database Smart Flash Cache - 11g Release 2 の新機能 現状 SSD は HDD の代替として使用するには容量あたりの価格が高い SSD を搭載したエンタープライズ向けのストレージアレイは高価 Database Smart Flash Cache Oracle Database 11g Release 2 の新機能 SSD を HDD の代替デバイスとしてではなく Database Server のキャッシュとして活用 22

OLTP 向け Cache Technology Database Smart Flash Cache の機能紹介 23

Database Smart Flash Cache Oracle Database 11g Release 2 の新機能 Database Smart Flash Cache Enterprise Edition の標準機能 Oracle Enterprise Linux と Solaris で使用可能 Buffer Cache Flash Cache SGA 24

Database Smart Flash Cache 設定方法と動作 DBA SGA Buffer Cache SSD のパスを設定 db_flash_cache_file = '<filename>' Database Smart Flash Cache の領域に割り当てるサイズを設定 db_flash_cache_size = <size> 25

Database Smart Flash Cache 設定方法と動作 DBA SGA Buffer Cache Flash Cache 26

Database Smart Flash Cache 動作フロー (1) SGA Buffer Cache [16GB] Hot Data SGA Flash Cache [160GB] HDD [3600GB] 1. Data Block を HDD から読込み Cold Data 2. 更新された Dirty Block の書き出し 27

Database Smart Flash Cache 動作フロー (2) 4. Buffer Cache Flash Cache の順に検索 Hot Data SGA Hot Data SGA Warm Data Warm Data Cold Data 3. Buffer Cache が不足すると Clean Block を Flash Cache へ書出し Cold Data 28

Database Smart Flash Cache の効果 SQL 処理を高速化 従来の動作 DB Smart Flash Cache SGA SGA DRAM Buffer Cache DRAM Buffer Cache Buffer Cache からキャッシュアウトされたデータ SSD Flash Cache HDD より 10~30 倍高速な SSD から読み込む HDD HDD 29

Database Smart Flash Cache の効果 SQL 処理時間の内訳イメージ Buffer Cache でキャッシュ ミスした場合でも I/O 待ち時間を大幅に削減 キャッシュ ヒットした場合と同等のレスポンスタイムを実現 Database Smart Flash Cache Disk I/O 時間 CPU 時間 検索更新検索更新検索更新 Cache Miss Cache Hit 30

TPS(Normal-100Thread=>100) Response Time(Normal-100Thread=>1.00) Database Smart Flash Cache の効果 検証結果 ユーザー数の増加とパフォーマンスの変化 800 700 TPS Normal TPS DB Smart FlashCache 16.00 14.00 600 500 Res Normal Res DB Smart FlashCache 12.00 10.00 400 8.00 300 6.00 200 4.00 100 2.00 0 0.00 Thread 100 200 300 400 500 600 700 800 31

Database Smart Flash Cache 適用ケース (1/2) Database Smart Flash Cache は 以下の条件の全てを満たす場合に効果が期待できる ストレージ I/O 性能がボトルネック Buffer Pool Advisory(AWR / STATSPACK) が Buffer Cache のサイズを倍にすることが有効であると示している 待機イベントのトップが db file sequential read である そして データベース サーバの CPU リソースが余っている 32

Database Smart Flash Cache 適用ケース (2/2) Database Smart Flash Cache 領域は Buffer Cache の拡張領域 Buffer Cache を使用しないケース (direct path read) では Database Smart Flash Cache の効果がない Table Full Scan(single - no parallel) 11g~:DB_KEEP_CACHE_SIZE 依存 Parallel Execution Buffer Cache を使用するケースでは有効 索引アクセス Index Fast Full Scan etc 33

Oracle GRID Center 検証結果 Database Smart Flash Cache White Paper http://www.oracle.co.jp/solutions/grid_center/fujitsu/ 34

検証目的 Database Smart Flash Cache を使用することで 簡単かつ安く OLTP システムの性能問題を解決できることを実証する SSD をデータベース システムで使用する場合 下記の 2 通りの使用方法が考えられる 使用方法 1. Database Smart Flash Cache 使用方法 2. SSD を HDD の代替として データファイルを配置 35

Database Smart Flash Cache を適用 検証内容 Buffer Cache Buffer Cache (16GB) (16GB) Database Smart Flash Cache(180GB) Fujitsu Fujitsu SPARC Enterprise M3000 RAC 2node SPARC Enterprise M3000 Fujitsu - ETERNUS DX80 Fujitsu - ETERNUS DX80 36

Database Smart Flash Cache を適用 検証内容 Buffer Cache Buffer Cache (16GB) (16GB) Database Smart Flash Cache(180GB) Fujitsu Fujitsu SPARC Enterprise M3000 RAC 2node SPARC Enterprise M3000 Flash Cache Area (90GB) - node1 Flash Cache Area (90GB) - node2 Fujitsu - ETERNUS DX80 Fujitsu - ETERNUS DX80 37

TPS (9GB HDD TPS = 1) CPU (%) 100 80 60 40 20 0 1.2 1 0.8 0.6 0.4 0.2 0 Database Smart Flash Cache の効果 検証結果 データ量の増加とスループットの変化 CPU TPS 9GB 18GB 27GB 36GB 45GB 54GB 63GB 72GB 81GB 90GB 少 データ量 多 Buffer Cache Size = 16GB HDD DB Smart Flash Cache 38

Database Smart Flash Cache を使用しない場合全てのデータを SSD 上に配置するのは困難 全データ量 :500GB ASM ディスク グループ 表 1 索引 1 表 2 索引 2 SSD 総容量 :180GB ASM ディスク グループ 表 3 索引 3 39

Database Smart Flash Cache を使用しない場合表や索引を選別して SSD 上に配置 全データ量 :500GB ASM ディスク グループ 表 1 索引 1 表 2 索引 2 DBA による分析 運用 SSD 総容量 :180GB ASM ディスク グループ 索引 1 表 1 DBA 表 3 索引 3 表 3 40

Database Smart Flash Cache の優位性設定が簡単 HDD の代替 1. AWR レポートを作成 2. I/O の傾向を分析 3. SSD 上に配置する表や索引を選別 4. LU(SSD) を認識させる 5. ASM ディスク グループを作成 6. 表領域を作成 7. 選別した表や索引を SSD 上に再配置 DB Smart Flash Cache 1. LU(SSD) を認識させる 2. 初期化パラメータを変更 3. DBインスタンスを再起動 DBA DBA 41

TPS (TPS (HDD) = 1) Database Smart Flash Cacheの優位性 検証結果 スループットの変化 3 ストレージ I/O 性能のボトルネックを改善し スループットが向上 2.5 2 1.5 1 0.5 0 依然としてストレージ I/O 性能のボトルネックとなり スループットが頭打ち 簡単な設定で同等の効果 HDD HDD の代替 DB Smart Flash Cache 42

本セミナーのまとめ 簡単 初期化パラメータを設定するだけ データの移動は自動 安く 物理メモリ (DRAM) より安価 メンテナンス コストを削減 Database Smart Flash Cache を 使用することで 簡単かつ安く OLTP システムの性能問題を解決できる 43

参考 まとめ 性能 導入 運用 Database Smart Flash Cache ストレージ I/O 性能がボトルネックとなっている OLTP システムにおいて 大いに性能向上が期待できる 初期化パラメータの設定のみ DB インスタンス再起動により DB Smart Flash Cache 有効化 SSD 上には自動的にアクセス頻度が高いデータが配置される Clean Block のみが SSD 上にキャッシュされているため バックアップ運用の変更は必要ない ライセンス Enterprise Edition の標準機能 - その他 OEL or Solaris - HDD の代替 期待した性能を得られない可能性がある SSD 上に配置するオブジェクトを選別するために DB 分析が必要 データの再配置が必要 ILM の運用を行う 44

Appendix アップグレード サービスのご紹介 45

アップグレード サービスのご紹介 1. パートナー様が提供するサービス 2. Oracle が提供するサービス コンサルティング サービス Oracle Support: Advanced Customer Services Upgrade Assessment Oracle Direct: Oracle Database バージョンアップ支援サービス 46

DB マイグレーション for Oracle 日本初!! コラボレーションによる移行特化ソリューションサービス内容 提案 1 つのサービスからご提供可能 日本オラクル 富士通北陸システムズ 要件定義基本設計詳細設計環境構築単体テスト結合テストシステムテスト移行本稼働 移行アセスメント アセスメント ( 評価報告書 ) として以下を提供 システムに最適な DB 移行方式 ( 各方式のメリット デメリット ) 移行想定時間 移行リスク ( 非互換項目 重点課題 ) 移行ソリューション 事前検証済みで高品質な移行方式 / 手順 / ツールを提供 Oracle11g 新機能適用環境への移行 DB 構成変更を伴う移行 プラットホーム変更を伴う移行 日本オラクル共同開発 日本オラクル共同検証 ヒアリンク / 環境情報取得要件 / 情報分析アセスメント ( 評価報告書 ) アセスメント ( 評価報告書 ) ハ ターン選定 カスタマイス 移行方式 / 手順 / ツール提供 移行コンサルティング DB 移行全般 ( 計画 / 設計 / 構築 / テスト ) を対象とした技術コンサルティング ORACLE MASTER Platinum 保有者の移行ノウハウを提供 47

Oracle Consulting Service 経験を交えた方法論と製品専門知識でお客様のプロジェクトを支援 アセスメント ソリューション デザイン 構築 環境遷移 本番稼動 要件定義要件検討とデザイン SOA 定義 運用性 / 可用性要件調査 SLA の確認 システム全体構成の調査 現行 DB サーバ環境 / 構成調査 DB 機能変更点調査 DB 製品問題調査 DB 対応 OS/HW/NW/ 環境調査 OS/HW 環境設定 DB アップグレードパスの選定 DB アップグレード方法選定 DB 物理設計 DB 設定変更箇所検討 バージョンアップ プロジェクト全体に対するプロジェクト推進支援 アプリケーションの移行その他ツール 関連サーバ等の移行アップグレードテストシステムテストパフォーマンステスト 現行 AP 構成 / 環境調査 DB 機能変更による AP への影響調査 DB 連携システム調査 サードベンダーツール / クライアントツールへの影響調査 性能評価基準策定 1 次サイジング AP 構成定義 SQL PL/SQL コーディング標準化 サードベンダーツール選定 クライアントツール選定 テスト計画策定 テスト計画策定 AP 動作テスト項目作成 システム統合テスト項目作成 パフォーマンステスト計画策定 開発環境の準備 アプリケーション修正 DB との連携修正 アップグレード手順確認テスト データ移行テスト 運用テスト テスト結果評価 テスト環境準備 AP 動作テスト システム統合テスト テスト結果評価 テスト環境準備 テストデータ準備 パフォーマンステスト テスト結果評価 主要タスクにおける技術支援 新機能の適用に関する技術支援 トレーニング運用本番アップグレード 教育に関する戦略の定義 現行 DB の運用管理方法調査 DB 運用設計見直し 本番移行計画準備 移行スケジュールとコンテンジェンシープラン作成 リハーサル アップグレード実行 本番稼動準備の検証 本番環境再開 本番環境性能評価 48

Advanced Customer Service Upgrade Assessment アップグレードに伴う様々なリスク対策の一環として事前にお客様システムの現状を調査分析 アップグレ ード中 / 後の問題発生の未然防止に不可欠な情報を提供することで お客様システムのスムーズなアップ グレードをご支援します 1. お打ち合わせにてアップグレードアセスメントの目的 進め方 成果物の説明と依頼事項の確認 2. 頂いた情報から環境設定 / 初期化パラメータ / 適用済みパッチなどお客様データベースの現状調査 3. 上記調査結果から パラメータ設定の非互換性調査 One-offパッチ再適用要不要等を分析 4. アップグレード後バージョンの既知問題からお客様データベースの構成 / 設定に関連するの内容を抽出 5. お客様の現行稼働環境におけるリスク可能性について 調査分析過程で気づいた点があれば記載 6. 調査結果 および推奨事項を報告会にて最終報告 1 2 3,4,5 6 作業の流れ お打ち 合わせ 情報収集 現状調査 分析 / レポート作成 報告会計画策定作業実施運用 お客様 1 日 <7 日 1 日 弊社 1 日 4 日 4 日 1 日 Assisted Services 別途有償支援 49

Oracle Database バージョンアップ相談サービス Oracle Direct が無償で Oracle Database のバージョンアップ方法をガイド 安心して Oracle データベースのバージョンアップが可能です http://www.oracle.co.jp/direct/recommendation/v2o.html お客様 1. お問い合わせ 3. お客様がレポートをもとに移行作業を実施 2. 移行資料の提供と 移行手順レポートの送付 移行対象データベース 移行元データベース : Oracle R7.x.x(7), R8.0.x(8), R8.1.x(8i), R.9.0.1.x(9iR1), 9.2.0.x(9iR2),10g *10g 以前の全バージョン 移行先データベース : Oracle Database 10g, 11g お問い合わせ方法電話によるお問い合わせ :0120-155-096 移行対象 O/S Oracle Database バージョンアップ相談サービスの流れ HP-UX, Solaris, AIX, Windows, Linux * その他の O/S 環境についてもご相談ください WEB によるお問い合わせ :http://www.oracle.co.jp/inq_pl/inquiry/quest?rid=1 本サービスに関するお問合せの場合には その旨お伝えください 例 : バージョンアップ相談サービスを受けたいのだけど 無償サービスの詳細について聞きたい 50

OTN ダイセミでスキルアップ!! 一般的な技術問題解決方法などを知りたい! セミナ資料など技術コンテンツがほしい! Oracle Technology Network(OTN) を御活用下さい http://otn.oracle.co.jp/forum/index.jspa?categoryid=2 一般的技術問題解決には OTN 掲示版の データベース一般 をご活用ください OTN 掲示版は 基本的に Oracle ユーザー有志からの回答となるため 100% 回答があるとは限りません ただ 過去の履歴を見ると 質問の大多数に関してなんらかの回答が書き込まれております http://www.oracle.com/technology/global/jp/ondemand/otn-seminar/index.html 過去のセミナ資料 動画コンテンツは OTN の OTN セミナーオンデマンドコンテンツ へ ダイセミ事務局にダイセミ資料を請求頂いても お受けできない可能性がございますので予めご了承ください ダイセミ資料は OTN コンテンツオンデマンドか セミナ実施時間内にダウンロード頂くようお願い致します 51

OTN セミナーオンデマンドコンテンツ ダイセミで実施された技術コンテンツを動画で配信中!! ダイセミのライブ感はそのままに お好きな時間で受講頂けます OTN オンデマンド 掲載のコンテンツ内容は予告なく変更になる可能性があります 期間限定での配信コンテンツも含まれております お早めにダウンロード頂くことをお勧めいたします 52

オラクルクルクルキャンペーン あの Oracle Database Enterprise Edition が超おトク!! Enterprise Edition はここが違う!! 圧倒的なパフォーマンス! データベース管理がカンタン! データベースを止めなくていい! もちろん障害対策も万全! Oracle Database のライセンス価格を大幅に抑えて ご導入いただけます 多くのお客様でサーバー使用期間とされる 5 年間にライセンス期間を限定 期間途中で永久ライセンスへ差額移行 5 年後に新規ライセンスを購入し継続利用 5 年後に新システムへデータを移行 詳しくはコチラ http://www.oracle.co.jp/campaign/kurukuru/index.html お問い合わせフォーム http://www.oracle.co.jp/inq_pl/inquiry/quest?rid=28 53

あなたにいちばん近いオラクル Oracle Direct まずはお問合せください Oracle Direct 検索 システムの検討 構築から運用まで ITプロジェクト全般の相談窓口としてご支援いたします システム構成やライセンス / 購入方法などお気軽にお問い合わせ下さい Web 問い合わせフォームフリーダイヤル 専用お問い合わせフォームにてご相談内容を承ります http://www.oracle.co.jp/inq_pl/inquiry/quest?rid=28 フォームの入力には Oracle Direct Seminar 申込時と同じログインが必要となります こちらから詳細確認のお電話を差し上げる場合がありますので ご登録されている連絡先が最新のものになっているか ご確認下さい 0120-155-096 月曜 ~ 金曜 9:00~12:00 13:00~18:00 ( 祝日および年末年始除く ) 54

以上の事項は 弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです また 情報提供を唯一の目的とするものであり いかなる契約にも組み込むことはできません 以下の事項は マテリアルやコード 機能を提供することをコミットメント ( 確約 ) するものではないため 購買決定を行う際の判断材料になさらないで下さい オラクル製品に関して記載されている機能の開発 リリースおよび時期については 弊社の裁量により決定されます Oracle と Java は Oracle Corporation 及びその子会社 関連会社の米国及びその他の国における登録商標です 文中の社名 商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります 55