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第 1 四半期は好調なスタートとなり 通年でも好調を維持する見通しです 主要製品の販売量を高水準で維持しながら 他の主な指標すべてにおいても 非常に好調であった前年同期からさらに大幅に向上しました と コベストロのチーフ コマーシャル オフィサー (CCO) であり 次期最高経営責任者 (CEO)

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平成10年7月8日

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Page 2 す しかしながら 機能性材料部門 化学品部門においては 販売価格の上昇 (+5%) さらに販売量の増加 (+2%) が売上高にプラスの影響を及ぼしました 高性 能製品部門以外のすべての部門で 販売量の増加を記録しました 営業利益 (EBIT) は前年同期比 7,000 万ユーロ増の 2

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目次 1. 経営成績営業利益分析 / 海外売上高 / 貸借対照表 2. 業績予想 ( 修正 : 有 ) 3. 研究開発費 / 減価償却費 / 設備投資 4. 株価の状況 5. トピックス P.2 P.10 P.14 P.16 P

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決算説明会資料

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< 図表 1> 米国の仕出し国 地域別自動車部品輸入実績 ( 単位 :100 万ドル ) 輸出国 シェア 1 メキシコ 11,740 13,692 16,045 17,056 19, % 2 カナダ 7,638 8,253 8,932

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スライド 1

( 億円 ) 売上高 ( 億円 ) 15, 1, 金 12, 8, 額 9, 6, 営業利益 売上高営業利益率 経常利益 売上高経常利益率 当期利益 売上高当期利益 1.% 8.% 6.% 6, 4, 4.% 3, 2, 2.% '13- 上 '13- 上 '13- 上 '13- 上.% 売上高につ

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1. 世界における日 経済 人口 (216 年 ) GDP(216 年 ) 貿易 ( 輸出 + 輸入 )(216 年 ) +=8.6% +=28.4% +=36.8% 1.7% 6.9% 6.6% 4.% 68.6% 中国 18.5% 米国 4.3% 32.1% 中国 14.9% 米国 24.7%

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目次 1 グループ概況 2 国内生命保険事業 3 業績見通し 参考 グループ各社の概況 1

決算概況

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2019年3月期決算説明会

Transcription:

仏クレルモンフェラン 2007 年 4 月 24 日発表プレスリリース抄訳 PRESS INFORMATION 2007 年 4 月 26 日 2007 年第 1 四半期 ミシュラン連結売上高 5.5% 増の 42 億ユーロを達成 ( 為替の影響を除くと 9.5% 増 ) ミシュランの 2007 年度の第 1 四半期の売上は 販売量が対前年比で約 5% 伸びたことにより増加しました グループの全事業が増収に寄与しましたが トラック部門と特殊タイヤ部門が特に好調でした 乗用車 ライトトラック部門も増収だったものの とアジアで直需向けの販売が減少した影響を受けました 価格ミックス効果は 4% を超える高水準を維持しています 為替変動の影響は 3.6% のマイナス要因となっています グループ全体の売上高は 前年同期比 5.5% の増加と好調でした タイヤ市場は 局所的な景気の減速と原油価格の再騰の影響が見られる市場を除くと 世界的に活況でした 欧州のトラックタイヤ市場は 東欧諸国を中心とした堅調な景気を反映して 大幅に伸びました 乗用車 ライトトラック市場も 市販 直需の両部門で増加傾向にあります 新興市場では中国が牽引し 引き続き大きな伸びを示しました また 南米では農業部門の本格的回復により トラック用タイヤ市場が急回復しました ミシュラングループは年初 原材料コストが 2007 年度の損益計算書に与える影響は中立的とした予測を立てましたが 今回も変更はありません ただしこの予測は 天然ゴムの平均価格が 2006 年と 2007 年とで大きく変動しないという前提に立っており 仮に 2007 年度半ばに価格の大幅な上昇があればこの予測を見直す必要があります ミシュランが年初に発表した 2007 年度の業績見通しに変更はありません すなわち 2010 年度の目標に向けて 2007 年度の当社の売上高と営業利益率 ( 特別損益算入前 ) を 2006 年より顕著に引き上げるというものです (IFRS 単位 : 百万ユーロ ) 連結売上高 2007 年度第 1 四半期 4,200 ( 前年同期比 +5.5%) 為替変動の影響影響を除いたいた場合 +9.5% 連結売上高 2006 年度第 1 四半期とのとの比較 IFRS ( 百万ユーロ ) 合計 (%) 売上高 +219 +5.5% その内販売量 +194 +4.9% 価格ミックス +184 +4.4% 為替の影響 -159-3.6%

1 市場状況のまとめ 1.1 タイヤ市場動向 2007 年度第 1 四半期と 2006 年第 1 四半期の市場比較 欧州 * アジア 南米 アフリカ / 中東 乗用車 / ライトトラック +1.0% - 8.8% +3.8% + 4.5% +6.0% 直需市場 乗用車 / ライトトラック +1.7% 0% +2.7% +3.0% +2.0% 市販市場 トラック直需市場 +10.4% 1-15.0% +9.3% +16.5% +1.0% トラック市販市場 +9.7% - 5.2% +7.9% +7.8% +3.3% 1 パワーユニットのみ * 西欧および東欧を含む 欧州 乗用車 ライトトラッライトトラック用タイヤタイヤの市販市場市販市場は東欧 (10% 増 ) に牽引され 約 2% 伸びました 西欧では国により傾向が分かれ フランス スペイン 英国 オランダはそれぞれ 3% から 7% の好調な需要を示しましたが ドイツ スイス イタリア スカンジナビア諸国の市場は減少しました セグメント ミックスの強化が進み S&T タイヤセグメントが 3.4% 減少し ハイパフォーマンスタイヤの V&Z タイヤセグメントでは 10.1% 増 SUV 用セグメントでは 11.1% 増と大きく伸びました トラック用タイヤタイヤの市販市場市販市場は 東欧における 25% の成長が大きく寄与し 前年同期比 10% 増と非常に堅調でした 一方 西欧市場は 6% 増でした ポーランドとルーマニアが東欧市場の成長を牽引しましたが 2004 年に大規模に販売されたトラックの直需タイヤの交換時期と重なったこともこの成長の要因です さらに 春に実施された主要タイヤメーカーによる価格の引上げをうけ 多くの顧客がタイヤの購入を早めたことも市場の成長に貢献しています 乗用車 ライトトラックライトトラック用タイヤタイヤの直需市場直需市場は 欧州直需市場の大半で販売量がわずかながら増えたため 1% の増加となりました トラック用タイヤタイヤの直需市直需市場は パワーユニット市場が 10% と大幅に伸びました これは基本的に好調な市況と 活発なドイツ市場 好調な輸出事業を反映したものです また トレーラー市場も 16% 増と急成長が続いています 乗用車 ライトトラックライトトラック用タイヤタイヤの市販市場市販市場は 1 月と 3 月こそ低調だったものの 2 月の大幅な伸びを反映し 全体的には前年同期と同レベルで安定しています 2007 年 3 月に再び上昇に転じた燃料費と景気の変調による不動産市場の変動が タイヤ市場にも影響を与えています メキシコ市場は 8.4% 増と大きく好転しましたが カナダ市場は暖冬の影響で 4% 超 減少しました 米国市場は安定していました 価格ミックスの強化が進み 2

ハイパフォーマンスタイヤ (V&Z) のセグメントが 7.3% 増と最も好調だった一方 低価格タイヤ (S&T) のセグメントは 7% 減少しました ラジアルトラックタイヤ ( 新品タイヤ ) の市販市場市販市場は国により大幅な差があるものの 全域では 5% を超える減少でした o カナダ市場は米ドルに対するカナダドル高により 23% 減 o 米国市場は景気の後退により道路輸送が低迷し 6% 減 o メキシコ市場は急成長 リトレッド市場市場は 2.5% のマイナスでした 乗用車 ライトトラックライトトラック用タイヤタイヤの直需市場直需市場における大きな減収 (8.8% 減 ) は 主に米国の ビッグ スリー が引き続き苦況にあることを反映しており アジア地域の直需市場は好調を維持しています トラック用タイヤタイヤの直需市場直需市場は 15% の大幅減で 予測どおりの減収となりました この傾向は第 2 四半期にさらに加速しそうです その他の地域 アジアでは トラックトラック用ラジアルタイヤの直需直需およびおよび市販市販市場市場が 主にオーストラリアと中国に牽引され 9% 増と大きく成長しました 乗用車 ライトトラック用タイヤ市場は 全体的には約 3% という小幅の成長に留まりました これは中国市場における著しい需要の増加が 日本 タイ オーストラリアの不振で相殺された結果です 南米では 乗用車乗用車 ライトトラックライトトラック用タイヤタイヤの市販市場市販市場が生活水準の向上とアジアからの輸入量の増加に伴い 約 3% 増加しました 直需市場は当初の予測よりもやや抑えられたものの 非常に高い 4.5% 増の成長を記録しました トラック用タイヤの市場は ブラジルとアルゼンチンの大豆生産が力強く回復したことにより生産地域と船積み港を結ぶ道路輸送が大きく伸び 市販市販 直需直需の両セグメントで好影響を受けています 南米の農業食品分野も 大豆に代わり 米国でバイオ燃料として注目されるとうもろこしの生産が急伸し 成長しています 特殊タイヤタイヤ市場市場におけるにおける主な変動 建設機械用タイヤ : 世界的な高需要を反映し タイヤメーカー各社は生産能力を段階的に引き上げてきました それでも直需市場 特に鉱業とセメント業向けの需要を完全にまかなうまでには至りませんでした 農業機械用タイヤ : 欧州と市場における 2007 年度第 1 四半期の市販 直需市場の需要は共に安定しています 2 輪用タイヤ : モーターサイクルの主要市場の多くは困難なスタートとなり 欧州の市販市場だけで 5% 減となりました 航空機用タイヤ : 全セグメントで高い需要が続いており 特にラジアルセグメントは 需要が供給を上回っています 3

1.2 原材料費用の動向 ミシュラングループの第 1 四半期における原材料費は 全体的には 2 月 15 日に発表された年度当初予測に沿った結果となりました 冬シーズンが終了する 5 月まで ミシュラングループは引き続き天然ゴムの価格動向を注視していきます 実際には 現行の価格は前年同期を上回っており 在庫も低レベルです しかも 合成ゴムの製造に使用されるモノマーの市場は 精製済みの混合モノマーがやや不足しはじめたことで価格上昇の兆しを示しています この結果 ミシュラングループの予測をやや上回る価格上昇となりました 2 ミシュラン売上高売上高の増減 2.1 グループ純売上高純売上高のまとめ 2007 年度第 1 四半期の純売上高は 前年同期比で 5.5% の増加この増収は次の要因からなるものです 販売量の好影響 (4.9% 増 ): 主にトラックと建設機械用タイヤの販売が好調だったことによる 価格ミックスミックス効果効果の好影響 (4.4% 増 ): 主に 2006 年度後半に実施した価格引き上げの効果が年初になって表われたことと ブランドとセグメント ミックスの強化をさらに進めた結果による 為替変動によるによる悪影響 (3.6% 減 ): 主に対ユーロで米ドル (-8.3%) カナダドル(- 9.6%) メキシコペソ(-11.7%) が下落したことによる 2.2 報告セグメントセグメント別純売上高 純売上高 2007 年度第 1 四半期 2006 年第 1 四半期 増減 % ( 百万ユーロ ) SR1( 乗用車 / ライト 2,251 2,175 +3.5% トラックおよびおよび関連販売事業 ) SR2( トラックおよび 1,359 1,291 +5.3% 関連販売事業 ) SR3( 特殊事業 ) 590 514 +14.8% グループ合計 4,200 3,980 +5.5% 1 建築機械用タイヤタイヤ 農業機械用農業機械用タイヤタイヤ 2 輪用タイヤタイヤ 航空機用航空機用タイヤタイヤ 地図地図 ガイドブックガイドブック ViaMichelin ミシュランミシュラン ライフスタイルライフスタイルを含む 4

2.2.1 SR1( 乗用車 / ライトトラックタイヤおよびおよび関連販売事業 ) の純売上高純売上高の増減 欧州 ミシュラングループの市販市販向けの販売量は市場を上回り 特に V&Z シリーズ SUV およびライトトラック用タイヤのセグメントで好調でした グループは東欧で特に大きな伸びを示し ミシュランブランドがこの好業績を牽引しました ミックス強化も順調に進み 金額ベースでの売上増に貢献しました ミシュランの直需直需向けの売上高は 全般的には市場傾向に沿ったものでした グループの市販市販向け売上は 地域全体で大きな伸びを示しました 主にミシュラン ブランドの販売が伸び BF グッドリッチ ブランドは微増に留まり ユニロイヤル ブランドとプライベート ブランド アソシエート ブランドは全体的に安定を維持しました 2006 年度に実施された価格の引き上げを受け 販売単価がさらに上昇しました グループの直需直需向け売上は 米国の ビッグ スリー の業績不振が引き続きマイナス要因となっています アジアでは 中国市場に牽引されて 市販市販向けの販売量が伸びました グループは中国で引き続き二桁成長を記録し 市場を上回る結果となりました ミシュラングループは中国の市場シェアを大きく増やし とりわけミシュラン ブランドが好調でした さらにインド 韓国 台湾におけるグループの売上も大幅に伸びましたが 日本は暖冬の影響で業績が振るいませんでした 全体的には ミシュランはアジア市場でのポジションを強化しています 南米の市販市場市販市場では グループ売上が市場を大幅に上回る好業績を示しました 特にアルゼンチンでの好業績は注目に値します アフリカ 中東中東の業績は市場を上回り 多くの国で大幅な伸びを記録しました 2.2.2 SR2( トラック用タイヤタイヤおよびおよび関連販売事業 ) の純売上高純売上高の増減 欧州 市場の好環境を反映し 市販市販市場でグループはシェアをさらに拡大しました グループが行った直近の価格の引き上げも定着しました ミシュラン フリート ソリューション サービスは好調で 既存契約の更新に加え 中欧など 大手運送会社との新契約も締結されました 5

第 1 四半期には ミシュランデュラブルテクノロジー が順調に導入され 有望な新製品が発売されました リトレッド事業は 第一四半期を通じて好調でした 直需向けでは グループはほとんどの顧客においてポジションを強化しました いくつかのカーメーカーと契約を更新し グループは以前と同水準か さらにポジションを強化することができました 特に ミシュランは最近 世界最大手のトレーラーメーカーと大きな事業合意を結びました これらの成功は より高い耐久性とより多くの積載量を可能にする ミシュランデュラブルテクノロジー による優れた製品が評価されたことによります 市販市場の低迷が続く中 ミシュランは引き続き市場シェアを拡大しました この傾向は特に米国で顕著で 市場が約 6% 減少したにもかかわらず ミシュランは販売を伸ばしました 第 1 四半期には大手輸送会社との新たな契約も締結しました ミシュランデュラブルテクノロジー を採用したタイヤは顧客の期待に十分応えるもので この地域全体におけるグループの好業績に大きく貢献しました 2007 年 1 月 ミシュラングループは米国防省と 17 億米ドルに相当する 10 年契約を締結し これにより米国陸軍 空軍 海軍 海兵隊の世界中の全車両が装着するタイヤを提供します 市場が低迷する中 グループのリトレッドリトレッド事業は 第 1 四半期に伸張し 市場シェアを獲得しました 直需市場では 市場全体が 15% 近いマイナス成長であったのに対し ミシュランは大きく売上を伸ばしました これはミシュラン製品の高い品質が 直需市場で高く評価されたことを表しています アジアグループは直需直需と市販市場市販市場で共に大幅に売上を伸ばし 特に中国 日本 オーストラリアが好調でした ミシュランはこれにより この地域の主要国で市場シェアを伸ばしました 南米市販市場では 一部製品が欠品し 販売本数は伸び悩みました しかしながら販売単価を高く維持したことにより 金額ベースでは満足できる伸びとなりました アジアからの輸入は安定しています 直需市場直需市場でのグループ業績は好調で 販売量が大きく伸びました 2.2.3 SR3( 特殊事業 ) の純売上高純売上高の増減 建設機械用タイヤ : 好環境が続くなか 超大型タイヤの生産能力の増強が進み 販売本数が大幅に伸びました 金額ベースでは 2006 年に行った価格引き上げの効果がプラスに影響し 原材料の価格高騰の影響を相殺しました 6

農業機械用タイヤ : 前年同期を上回る好環境の中 新製品の発売とサプライチェーン管理の改善により 販売は本数 金額共に大きく増加しました グループは 特に直需市場において市場シェアを回復しました 2 輪用タイヤ : モーターサイクル用ラジアルタイヤの新レンジ ( ミシュラン Pilot Road 2) の発売に伴い グループの純売上は大幅に伸びました この結果 製品ミックスがさらに強化され 金額ベースで売上が大幅に伸びました 航空機用タイヤ : グループはラジアルとバイアスタイヤの生産能力を増強するとともに 販売チームが活発な営業を行い 販売は本数 金額共に著しく伸びました 3. 2007 年度第 1 四半期のできごと 米国 : 米陸軍がミシュランミシュランと大型契約大型契約を締結 2007 年 1 月末 ミシュランは米国防省 (DOD) と 17 億米ドルに相当する 10 年契約を締結しました これによりミシュランは陸上部隊 空軍 海軍 海兵隊を含む世界中の全車両にタイヤを提供します 本契約は先にミシュランが獲得した米軍航空機用タイヤ供給に関する 7 億米ドル相当の 10 年契約に続くものです ミシュランはさらに物流面での専門知識を生かし 米国内と世界における米軍部隊への軍用タイヤ供給プロセスの効率化にも貢献していきます ミシュランは軍用タイヤのすべてのニーズにワン ストップで対応できる体制を整えています カナダ : ウォータービル工場工場で X One タイヤの生産開始ミシュラン ノースアメリカがワイドシングルタイヤの生産開始に向けて 9,200 万カナダドルの投資を発表してちょうど一年後の 3 月初旬 ウォータービル工場が最初のミシュラン X One タイヤを生産しました グループでは現在 ミシュラン X One タイヤの生産規模を倍増する準備を進めています これは複輪タイヤに代わり 積載量を増やしながら燃費を改善できるワイドシングルタイヤへの需要が高まっているためです 日本 / 南アフリカ : ミシュランタイヤが JD パワーの顧客満足度調査顧客満足度調査で第 1 位に J.D. パワーアジア パシフィックが日本で行った 2006 年日本 OE タイヤ顧客満足度 (OE-TSI) 調査において ミシュランはコンパクトカー パッセンジャーカー SUV の 3 部門で第 1 位となり 4 部門中 3 部門を制覇しました この調査は 新車に装着されたタイヤについて 見映え ハンドリング/ グリップ性能 乗り心地 / 静粛性 耐久性 / 信頼性 の 4 つのファクターに分類される評価に基づいて行なわれました 南アフリカで実施された最新の JD パワーの調査でも ミシュランは OE タイヤ顧客満足度で第 1 位に選ばれました ミシュラン Latitude: SUV 用タイヤタイヤの新シリーズミシュランはジュネーブ モーターショー (2007 年 3 月 8 日 -18 日開催 ) にて 最新の SUV 用タイヤのシリーズを発表しました 新シリーズは Latitude と呼ばれ SUV のさまざまな用途に対応する製品ラインアップを備えています 7

- 四輪駆動向けのサマータイヤ : ミシュラン Latitude Sport( ハイパフォーマンス車用 ) ミシュラン Latitude Tour HP( 耐久性 乗り心地と静粛性 安全性 環境保護に優れている ) ミシュラン Latitude Diamaris( ハイパフォーマンス車用 ) - 冬用タイヤ : ミシュラン Latitude Alpin( ハイパフォーマンスタイヤ ) ミシュラン Latitude X-Ice North( 北欧の過酷な条件に対応するスタッドタイヤ ) ミシュラン Latitude X-Ice( 氷上や雪上での快適な運転を実現するスタッドレスタイヤ ) オンロード用モーターサイクルタイヤモーターサイクルタイヤの ミシュラン Pilot Road 2 を発売開始ミシュランはロードスターや Sport-GT タイプのモーターサイクル用に開発された新製品を発売しました この新タイヤ Pilot Road 2 は Power Race や Pilot Power 2CT と同様に MotoGP レース向けに開発されたデュアル コンパウンド テクノロジーを採用しています この技術ではショルダーのゴムを柔らかくすることでグリップ性能と安全性を高め さらにセンター部分により耐摩耗性に優れたゴムを使用してタイヤの耐久性を高めています ミシュラン Pilot Road 2 はオーストラリア ブラジル 日本 欧州諸国 ( ドイツを除く ) で 2007 年度第 1 四半期から発売されていますが 米国とドイツでは 2007 年 5 月からの発売を予定しています Embraer が EMB 190 ジェット機にミシュランミシュランのラジアルラジアルタイヤタイヤを承認ミシュランのラジアルタイヤが ブラジルの航空機メーカー Embraer の最新機種 190 の承認を受け 地域用ジェット機に初めてラジアルタイヤが装着されることになりました ラジアル技術はトレッドあたりの着陸回数を大幅に増やすことができるだけでなく 旧世代のバイアスタイヤと比べタイヤ重量が軽くなっています. ミシュラン 新株またはまたは発行済発行済み株式株式に転換可能転換可能な社債社債を発行 2007 年 3 月 ミシュラングループは 7 億ユーロの OCEANE タイプの転換社積を発行しました この転換社債は新株または発行済み株式に転換可能で 剰余金完全配分の請求オプションが含まれています OCEANE 社債の単価は ミシュラン株基準価格に対し 40% の発行プレミアムに相当します ゼロクーポン債は 2017 年に 139.57 ユーロにて償還され ( 早期償還または転換を除く ) 年間 3.07% の実質金利に相当します 社債発行による収益はグループの総合目標に沿って 資金源の多様化 負債の平均満期期間の延長 さらに財務費用の削減に向けて活用されます 8

4. 年間見通し 成熟市場では 欧州のトラック用タイヤの直需市場の伸びに伴う需要の大きな高まりが見られる一方で 特にのトラック用タイヤ市場が年間を通じて低迷すると見込んでいます グループが年初に発表した市場見通しと比べると ブラジルのトラック用タイヤの直需市場が 農業食品分野 ( 特に大豆生産 ) の力強い回復に押され 大きな成長を示していることが特に注目されます またアジアの乗用車 ライトトラック用タイヤ市場は 特に日本市場の不調を反映し 見通しを下回ると予測されます 2007 年度タイヤタイヤ市場市場の前年度比前年度比の増減予測 乗用車 / ライトトラック用タイヤ直需市場乗用車 / ライトトラック用タイヤ市販市場トラック用タイヤ直需市場トラック用タイヤ市販市場 欧州 * アジア 南米 アフリカ / 中東 +0.9% - 1.8% +3.8% +9.9% +6.0% +3.0% +0.8% +4.4% +4.1% +3.3% +6.0% 1-28.0% +8.9% +14.1% 0% +4.0% - 4.0% +7.5% +4.1% +3.3% 1 パワーユニットのみ * 西欧 東欧を含む ミシュラングループは年初 原材料費が 2007 年度の損益計算書に与える影響は中立的とした想定を立てましたが 今回もこの想定に変更はありません 但し これは既述の通り 2007 年度の天然ゴム価格の変動が前年平均値とほぼ同じレベルであることを前提にしており 2007 年度半ばに需要供給の不均衡 ( 在庫不足と 冬季の水不足による生産率の緩慢な伸び ) が発生 あるいは予測される場合 この予測を見直すこともあります ミシュランは年初に発表した 2007 年度通期計画を維持します 2010 年度の目標に沿って 2007 年度の当社の売上と営業利益率 ( 特別損益算入前 ) は 2006 年度より顕著に増加するでしょう * * * 予定 グループは 2007 年度の上半期決算を 2007 年 7 月 27 日金曜日午前 8 時 ( パリ時間 ) パリ証券取引所の取引開始前に発表する予定です グループは 2007 年度第 3 四半期の結果を 2007 年 10 月 29 日月曜日午後 5 時 40 分 ( パリ時間 ) パリ証券取引所の取引終了後に発表する予定です * * * 9