東大戦展望号 平成 21 年 9 月 25 日発行 ~~~ 目次 ~~~ 1. 主将 女子主将 監督挨拶 2. 東 大 戦 日 程 3. 東 大 戦 展 望 4. 近 国 の 結 果 5. 同 志 社 戦 の 結 果 6. 記 録 会 な ど の 結 果
主将挨拶今年もいよいよ東大戦の時期がやってまいりました 来る 10 月 3 日に東京は東京大学駒場キャンパスにて第 82 回の東大戦が行われます 昨年同様 今年も接戦が予想されていますが 僕ら京都大学陸上競技部はいつもと変わらず 勝つことを目指すのみです その目指すところにたどり着くには ただただ チーム一人ひとりがパフォーマンスを出来得る限り発揮することが必要になります 試合までの数日を充実させ 試合の中では気を緩めることなく がっぷり四つに組んで必死にこの大一番の試合を戦い抜き 勝利を手にして参ります そして 来季以降への大きな一歩となるようにしたいと思います 蒼穹会の皆様におかれましては ご多忙の中かとは存じますが 当日試合会場まで脚を運んでいただき ご声援をいただければ幸いです 何卒よろしくお願い致します 京都大学陸上競技部主将 佐藤慎祐 女子主将挨拶昨年度まで3 連覇している女子の東大戦ですが 本年は非常に厳しい戦いになりそうです 東大は今年 1 回生の大量入部により穴のないチームとなってきました 取りこぼしをしないことはもちろんのこと 七大戦でも僅差の勝負となった 100m 走幅跳 リレー また 800m 砲丸投などの2 番手争いで実力の近い相手を制することができるかが勝負の鍵となるでしょう ご多忙中とは存じますが 蒼穹会の皆様も是非駒場まで足を運んでいただき 選手に声援をいただけると幸いです 京都大学陸上競技部女子主将 冨田夏希 2
監督挨拶来る 10 月 3 日 東大戦が行われます 今シーズンに入って ここまでチームとして目標にしていた結果を得られていないこともあり 部員たちの東大戦にかける思いはかなりのものです しかし この試合にかける思いが強いのは 相手となる東大とて同じことでしょう ただ 勝つためにはいかに戦うべきか ということを知り 京大陸上部がさらに強いチームとなるためにも ここで負けるわけにはいきません 男子は 七大戦において東大を得点で上回りましたが 二校対校となると情勢が変わります 特にこちらの苦手種目でスコンク負けを阻止できなければ苦しい戦いになるでしょう しかし 七大戦以降 そういった弱点の克服にも高い意識を持って取り組んできていますので その成果を発揮できれば勝利できると思っています 一方 女子は七大戦で東大に競り負けましたが 勝ち目がないわけではありません 種目が少ないため一人一人の成績が全体の結果を大きく左右しますが そういったプレッシャーのかかる中で いかに自分たちの力を十二分に発揮できるかが鍵になると思います 七大戦に続き 再び東京の地での戦いとなります 多くの先輩方に 京大の勝利をお見せしたいと思いますので ぜひとも競技場にお越しいただき 御声援をいただきますようお願い申し上げます 京都大学陸上競技部監督 平子達也 3
東大戦日程 2009 年 10 月 3 日 ( 土 ) 東京大学東京大学教養部駒場グラウンド 9:45 開会式 トラックの部 フィールドの部 10:15 男子 100m 10:15 男子 棒高跳 10:20 女子 100m 男子 ハンマー投 10:30 男子 1500m 10:45 男子 110mH 11:00 男子 5000mOP 11:15 男子 走幅跳 11:50 男子 400m 女子 走幅跳 11:55 女子 800m 11:30 男子 円盤投 12:15 男子 4 100mR 12:25 男子 5000mW 13:05 女子 400m 13:00 男子 走高跳 13:10 男子 800m 13:15 男子 800mOP 女子 800mOP 13:30 男子 200m 13:30 男子砲丸投 13:35 男子 200mOP 女子砲丸投 女子 200mOP 14:05 男子 400mH 14:00 男子 三段跳 14:20 女子 3000m 14:15 男子 やり投 14:40 男子 5000m 15:05 女子 4 100mR 15:15 男子 4 400mR 15:45 閉会式 4
東大戦展望 100m ~ 短距離 ~ 久保慶護 (4) 11.05 吉田繁治 (3) 10.85 眞武俊輔 (1) 10.98 スコンク必至のこの種目 眞武は七大で 3 位に入賞した後 8 月の近国では早々と 10 秒台に突入した 足の不安も払拭されたようで 常に我々の予想以上の走りを見せてくれる彼なら問題ないであろう 久保は実力を発揮できさえすれば東大の選手に負けることはない 久保の課題は本番までにコンスタントな練習を積むことであろう 最大の懸念材料は吉田の怪我である 現在はリハビリ段階で 本人も相当精神的に参っている様子である 苦しいシーズンが続くが 最後の粘りと根性を見せてほしい 上の走りを見せてもらいたい 堀田は現在の記録からすると苦しい展開が強いられるだろう しかし 6 位をとらない が鉄則の東大戦において 3 番手の粘りが勝敗を分ける 貪欲に東大選手を追ってもらいたい 110mH 前田靖朋 (3) 16.23 大橋正義 (2) 16.26 清水宏幸 (1) 17.18 前田 大橋は互いに記録更新合戦を繰り広げ ともに 16 2 台まで記録を伸ばしてきた 15 秒台はもはや眼前に迫っている 東大は 09 年七大において 3 位入賞の実績を持つ酒谷 そして次は 15 9 16 2 と続く 前田 大橋の両選手がここで 2 番手を崩すと かなりいい流れをつかむことができるであろう 清水も 16 秒台は確実に出せる力を持っている ハードル種目は順位の逆転が容易に起こる種目 勝利を信じて 東大に先着することを期待したい 200m 久保慶護 (4) 22.63 吉田繁治 (3) 22.24 萩生翔大 (3) 22.63 こちらもスコンクを成し遂げたい種目 久保は 100m 4 継と走った後の 200m ということになり体力面が心配である 萩生は今なお 200m で納得いくタイムを出せずにいる スピード 体力両面から考えてさらなる記録更新が望まれる とはいえ今回は勝負に徹し 東大選手に先着することが最大の使命である 吉田は怪我の回復を待つのみである 駒場の特殊なトラックを走り慣れている東大選手だけあって 油断は大敵である しかし ここで点差を広げておきたいところである 400m 400mH 岡本京祐 (4) 56.98 大橋正義 (2) 57.20 清水宏幸 (1) 59.33 こちらも東大に 55 秒中盤 ~56 秒台前半で 3 人揃えられ 苦戦が強いられるところである 岡本は多忙な研究生活に追われ 満足のいく練習はできていない しかし七大での悔しさを晴らすために 闘志をみなぎらせている 4 年間ヨンパーにかけてきた 男の意地をみせてもらいたい 大橋は 57 秒台前半まで記録を伸ばしてきた 練習でも一際強さを発揮し 自ずと期待が高まる 格上の相手にどこまで攻められるか 大橋の走りに注目したい 清水は同志社戦で 59 秒台をマーク 怪我で一時練習を積めていなかった時点でこのタイムということで まだまだ伸びしろはある 夏季合宿を経験して成長した姿を皆に見せ付けてほしい 萩生翔大 (3) 49.20 山瀬康平 (3) 51.87 堀田孝之 (1) 52.60 萩生の勝利は磐石と見ていいだろう 七大の決勝では思わぬブレーキを見せてしまったが 本人も原因をしっかりと把握している様子 後ろに 200m も控えているため 楽に勝負をつけたいところ 山瀬は近国でようやく 51 秒台に乗せた チーフとして練習を導く山瀬の姿に 期待をかけずにはいられない 東大の一番手が 50 秒台後半ということで各上の相手とはなるが 気持ちが乗っている今だからこそ出せる 実力以 5 4 100mR 吉川直樹 (4) 久保慶護 (4) 前田峰尚 (3) 吉田繁治 (3) 秋元一志 (2) 藤澤健斗 (1) 眞武俊輔 (1) 走順は眞武 藤澤 久保 吉田の予定であるが 吉田の怪我の具合により変更する可能性がある ベスト
パフォーマンスが発揮できれば 負けることはないと断言できる 眞武は 2 本目のレースということで体力的な心配があるが 気持ちで乗り越えてもらいたい 藤澤は同志社戦あたりから調子を上げてきて 安心して 2 走を任せられる 眞武からのバトン練習も積極的にこなしているため心配はないだろう あとは久保と吉田 バトンの相性が抜群の彼らなら 各々が自分の走りに集中できれば問題はないはずである 残された時間でどこまで回復できるか 勝負はそこにかかっている 4 400mR 吉川直樹 (4) 萩生翔大 (3) 山瀬康平 (3) 大川亮 (2) 大橋正義 (2) 堀田孝之 (1) 水元惟暁 (1) 走者 走順は未定である 七大では東大に負けを喫した そのため マイル陣は打倒東大に燃えている しかし 七大戦において東大が 50 秒台のタイムを持つ選手を起用していなかったことが判明し さらにタイムを伸ばしてくると予想される 近年接戦にもつれこむ東大戦マイル 走者 走順の配置にもかなり左右されるため 萩生をどこに置くかがポイントになってくる 最終種目 必ず勝って総合優勝に花を添えてみせよう 女子 100m 必ず勝たなければならないマイルリレー 冨田夏希 (4) 12.80 広瀬亜由美 (4) 14.01 東大選手二人が 13 秒台中盤ということで 冨田も楽には勝たせてもらえないだろう しかし 総合優勝に向け冨田の優勝は必須となる 院試が 9 月頭までありなかなか練習再開できずにいたが 再開早々に回復を実感した模様 頼れる姉貴 多種目出場になるが 1 発目で勢いを付けてほしい 廣瀬にとっては格上の相手となってしまう しかし この夏季休暇中もコンスタントに練習を積むことができた 脚に尐々不安があるものの 七大で達成できなかった 13 8 という目標を達成し 東大に一矢報いることを期待する 女子 400m 岩橋優 (1) 60.03 加奈山憲代 (1) 62.73 いくら日下と言えど 七大優勝の岩橋の前ではまたも頭を垂らすことになるだろう 東大戦 1 週間前の駅伝がどれだけ影響するか分からないが 磐石の態勢を整えてもらいたい その岩橋の後を追う加奈山 800m で体力を消耗した日下の足元をすくうことができるか ここでワン ツーフィニッシュを飾れたら 女子総合優勝に大きな励みとなる 記録なしで登録されている東大の 1 回生が不気味な存在ではあるが 男子に混じって全身全霊で練習をこなす加奈山ならやってくれるはずである 4 100mR 冨田夏希 (4) 広瀬亜由美 (4) 福谷彩織 (3) 上田容子 (2) 中山恵理 (2) 岩橋優 (1) 加奈山憲代 (1) 走順は七大と同じく廣瀬 冨田 加奈山 岩橋のオーダーで臨む 七大においては 1 秒の差をつけられてしまった さらに 9 月に行われた一橋戦において 日下をメンバーから外したオーダーで臨んだ東大は 52 秒 5 台をマークしている この東大に勝つためにはバトンの精度はもちろん 個々の走力も十分に発揮されないとならない それぞれ選手は多種目出場となるが 条件は東大も同じ 総合力が試されるレースとなるだろう 800m ~ 中距離 ~ 大川亮 (2) 1.56.5 6
宿利隆司 (1) 2.00.54 水元惟暁 (1) 1.57.8 七大戦 3 位 同志社戦優勝と 2 回生にしてエースの風格漂う大川は好調を維持している 東大の選手にタイム的にはまだ負けているものの 今の大川に死角はない 京大を勝利に導く走りをしてくれるだろう 今回が初めての対校戦となる宿利は期待の新人である 今期すでにベストを更新し 練習でもオールラウンドに適性を見せている 自身初となる 1 分台での上位進出に期待がかかる すでに中距離チームの中心的存在となっている水元は持ち味のキレのある走りに加え積極性も出てきた 大川と競り合って 好記録での上位独占に期待したい 場する 七大戦 東大戦では昨年以降負けのない小山俊 (3) の戴冠に死角はない 先の七大戦のように圧倒的強さを見せつけてくれることは必至である 櫻井は今回も 3 年ぶり 2 度目の出場である 他の選手に自己ベストでは劣るものの今期好調で七大戦ではランキングを覆して 2 位となるなど引けをとらない 山田も七大戦こそ不本意な結果に終わったが 徐々に本来の力を取り戻しつつある 対する東大勢は 15 分前後で選手をそろえてきている 当日も 15 分を切るようなタイムでレースが進むことが予想される 櫻井はいかにリラックスしてついていけるか 山田は苦しくなって来たところでどこまで耐えられるかが勝敗を分けるだろう この種目で京大の総合優勝を決定的なものにしたい 1500m 小山裕之 (4) 3.58.09 小山俊之 (3) 3.51.65 坂本 剛 (3) 4.04.19 この種目の昨年の覇者小山裕と蒼穹記録保持者小山俊に敵はいない 七大戦に次ぐ兄弟ワンツーは間違いないだろう レース展開やゴールタイムにも注目されたい 七大戦では悔しい思いをした坂本はこの試合にかける思いは人一倍である 悔しさを胸に夏場はしっかりと走り込んだ 持前のスピードに粘りが出てこれば大幅な記録短縮も可能であろう 彼の悲願であるスコンクを東大駒場の地で見せてくれるか 女子 800m 女子 3000m 森山友紀子 (3) 11.12.06 * 上田容子 (2) 11.38.74 * 岩橋 優 (1) 10.11.38 岩橋はこの種目今期初レースである 本来中距離を得意とする岩橋だが 前週に行われる関西女子駅伝に向けた長い距離の練習もできている 練習でも 10 分 30 秒台で走るなど距離に対する不安はまったくない 他種目出場でこのレースが 3 本目であるのでどこまで疲れをためずに試合に望めるかが課題である この種目もう一人は森山 (3) 上田 (2) の二人から直前の調子で選ぶ 両選手ともこの夏は練習をつめており 調子を上げてきている 接戦が予想されるが 尐なくとも 3 位に入りこの種目で勝ち越してもらいたい 福谷沙織 (3) 2.28.16 岩橋優 (1) 2.14.19 今期順調にパフォーマンスを上げてきている福谷は夏場に駅伝のために走り込んだ 走り込みの成果を活かし粘り強いレースで 総合優勝への原動力となってもらいたい 七大戦では圧倒的な力を見せつけた岩橋も 夏場は精力的に走り込み パワフルな走りに加えスタミナも身につけた 大会記録での優勝はまず間違いない 岩橋伝説の 1 ページを彩る大会になるであろう 5000m ~ 長距離 ~ 櫻井研吾 (4) 15.16.15 小山俊之 (2) 14.53.27 山田 唯 (2) 15.01.15 5000m には昨年優勝した小山俊之と櫻井 山田が出 7 * 関西女子駅伝の調子で出場選手を決定 5000mW 生谷隆磨 (3) 25.22.09 永田和寛 (1) 23.46.58 この種目には生谷 (3) 永田 (1) が出場する 生谷は昨年からウォークに転向し関西インカレでは大幅に自己ベストを更新し 9 位と健闘している 永田は 1 年生ながら関西インカレに出場している 5000mW の自己ベストは 23 分台であるが今期歩形が安定せず思うようにタイムを残せていない 対する東大勢は 23 分前後で選手をそろえてきている この種目で負け越さないためには 2 選手とも 23 分前後でフィニッシュする力が必要であるが 生谷 永田はその力をもっている あとはいかに反則を取られず優位にレースを進めるかが勝負の分かれ目になるだろう ~ 跳躍 ~
走高跳皆川広太 (4) 巳波壮馬 (3) 松室尭之 (2) 1m70 1m80 1m85 で急成長を見せた秋元は棒高跳びと競技時間が重なっているが彼のスタミナから考えれば問題はないはず 勢いのある跳躍を見せてくれるであろう 田中は研究が忙しくなかなか練習時間が取れずにいるが復調の兆しを見せている 大学ベストの大幅更新は間違いない 七大戦で 1m80 台を跳ぶ手応えをつかんだ松室 巳波の二人 1 2 位をとってくれば京大に流れを持ってくることができるので きっちり勝ってきてくることを期待したい 皆川は調子を上げられずにいるが 3 番手の順位は当然対校戦において重要な位置を占めるので踏ん張りどころである 棒高跳 小西康晴 (3) 秋元一志 (2) 田中皓介 (2) 4m20 4m70 4m50 夏の連戦で好調を維持してきた秋元と田中の二人は問題なく 11 点を確保してきてくれるはず 連戦の疲労も抜けきっての試合となるのでベスト更新にも期待がかかる 小西は足首の怪我に悩まされ 3 ヶ月ぶりの試合となるが 入念な調整の上でしっかり跳んで東大勢に押し勝ってきてもらいたい 三段跳 秋山源 (4) 13m82 田中伸弥 (4) NR 飯村大智 (1) 12m63 秋山はこの夏 突如跳躍フォームが改善され 14m も目前に迫っている 東大の 3 番手との争いに競り勝つ可能性も十分にある 田中は三段跳び初出場であるが この大会で記録を 13m からどんどん伸ばしてもらいたい 飯村は練習量も充実しつつあるので 13m を狙ってもらいたい 女子走幅跳 冨田夏希 (4) 加奈山憲代 (1) 4m93 NR 冨田は院試後急ピッチで調整をして東大戦に備えてきた 東大の一番手とは力が拮抗しているが きっちり助走を合わせれば冨田が勝つ 加奈山は初心者ではあるが来期以降を見据えて経験を積んでもらいたい ~ 投擲 ~ 走幅跳 谷口康晴 (4) 田中伸弥 (4) 秋元一志 (2) 最近絶好調の秋元 6m84 5m90 6m72 谷口は院試の影響で調整が十分でなく不安が残るが たまりバネでなんとか上位につけてもらいたい 近国 砲丸投 嶋田研志郎 (4) 11m71 佐藤慎祐 (4) 10m76 矢川勝太 (2) 10m11 佐藤は院試や研究に時間を費やして練習が七大戦以降つめていない 相変わらずのステップ投法とテンションでいかにカバーするか 嶋田も同様に院試などに時間をとられていて練習をつめずにいる ただ 今までの戦歴を考えれば 上々の記録は期待できるだろう 矢川は 尐しコツをつかんだのか 七大戦から 2m 近く伸ばしている成長株 このまま一気に 11m まで伸ばすことが出来るか 東大 1 回生の存在が怖いが この選手を含む 4 人での争いとなるだろう 分はあるにしても 去年スコンク勝ちしている種目 出来るだけ点を稼ぎたい 円盤投 佐藤慎祐 (4) 33m16 林翔太 (2) 30m00 矢川勝太 (2) 34m18 8
佐藤は練習不足のビハインドを背負いはするが 4 年続けて出場してきた経験や知恵を活かして 試合に臨む 林はこの夏に新しく加入した新戦力だ 立ち投げではあるが バネと長身を生かした力強い投げをする チーム加入後初戦となるこの大一番でその真価を見せる 矢川は今年大きく成長した 意識とともに 力もつけた ただ 東大に現れた 1 回生にこれ以降後塵を拝さぬようここで思い切り叩いてさらに成長することを期待したい ここでも先ほど述べた東大 1 回生との 4 人の争いとなるだろう 当日次第であるが やりの名手 谷もここに加わることになる コンディション次第とはいえ 負け越しは許されない ハンマー投 女子砲丸投 冨田夏希 (4) 市塚友香 (2) 7m34 6m56 冨田は院試からの復帰後精力的に練習を重ねて ビハインドの状況からの脱却を目指している 7m から遠ざかってはいるが バネやスピードはもともともっているので 一発は十分に期待できる 市塚は中長距離もかねている投擲選手である 柔道からの転向とあって センスの良さがみえ隠れする 東大の 1 回生との対決に勝つことでまたそのセンスに磨きがかかるだろう 東大 楠木がぬきんでているこの種目 総合優勝には 2 位 3 位の確保は必須だが 十分に狙える 久下哲寛 (5) 佐藤慎祐 (4) 矢川勝太 (2) 43m88 38m15 26m00 久下は夏場しっかりと走りこんで足場の強化を行った 七大以降調子を落としていたが ここでまたひとつ 大きな壁を乗り越えられるか 佐藤はここにも現れる 4 つの種目のうちこの種目に限ってはビハインドを感じていない 十分に自己記録更新に挑むチャンスはある 矢川はこの種目ではまだ開花を見ていない スピード 筋力に関しては十分記録を狙える その力の一欠けらでも発揮出来れば 好記録が期待できよう 東大 寺島対久下 東大 千葉対佐藤 東大 佐々木対矢川という 1 対 1 3 という構図になるのではないか 3 人ともまずは 1 対 1 に勝ち その上のレベルの戦いに割って入っていく やり投 佐藤慎祐 (4) 54m12 川島龍樹 (2) 43m23 林 翔太 (2) 50m00 佐藤は七大戦で久々の快投を見せて以来 やりから離れて久しい 筋力 スピード低下は否めないが そこは経験に物を言わせ 本番でまたひとつ やらかす 川島は着実の技術を吸収し 記録を伸ばしてきている 小柄ではあるが その強いばねを活かして体からは想像も出来ない大きな投げを期待したい 林は本業がやりの選手 長身を活かした大きな投げで好記録を期待したい 谷の独壇場に林が足を踏み入れ 荒らしに行くか 東大 千葉対佐藤 東大 原対川島のハンマー同様の展開が予想される 確実に 1 対 1 対決に勝利して 勝ち越しを狙う 9
第 46 回近畿地区国立大学体育大会陸上競技 (8/16 万博記念競技場 ) 男子総合成績 1 位 大阪教育大 179 点 2 位 大阪大 108.5 点 3 位 京都大 104.5 点 女子総合成績 1 位 大阪教育大 169 点 2 位 大阪大 113.5 点 3 位 和歌山大 74.5 点 5 位 京都大 28 点 100m 吉田繁治 予 10.85 +1.7 優勝 10.95-0.3 眞武俊輔 予 10.98 +1.3 PB 6 位 11.24-0.3 前田峰尚 予 11.35 +1.7 PB 200m 萩生翔大 予 22.93 +0.4 6 位 22.97-0.3 川室太希 予 24.35 +0.2 天ケ瀬匡昭 予 24.51 +1.6 400m 藤崎 淳 予 51.26 7 位 51.60 吉川直樹 予 52.23 山瀬康平 予 51.87 CB 800m 河本 聡 予 2.03.85 PB 鈴置航央 予 2.07.78 塚本 裕 予 2.09.16 1500m 水元惟暁 予 4.17.28 8 位 4.16.43 佐藤翔士 予 4.17.67 11 位 4.30.92 浅井健介 予 4.40.09 5000m 櫻井研吾 5 位 15.47.39 宇部 達 16.21.99 110mH 前田靖明 6 位 16.23 PB 大橋正義 7 位 16.44 400mH 大橋正義 予 57.20 4 位 57.86 前田靖朋 予 60.48 3000mSC 近藤学宏 4 位 9.41.76 不破佑太 8 位 9.53.92 中桐寛仁 13 位 10.37.79 スウェーデンリレー 眞武 - 吉田 - 萩生 - 佐藤 3 位 1.57.79 走高跳 三浦裕介 1 位 1.85 松室尭之 2 位 1.80 已波壮馬 4 位 1.80 棒高跳 秋元一志 2 位 4.70 蒼穹新 田中皓介 3 位 4.50 走幅跳 秋元一志 2 位 6.72 +0.9 PB 河端洋人 5.70 +1.5 小長谷幸平 5.44 +0.6 三段跳 三浦裕介 7 位 已波壮馬 NM 小長谷幸平 NM 砲丸投 田中聡一 9.27 嶋田研志郎 10.17 円盤投 矢川勝太 4 位 34.18 PB 10
ハンマー投田中聡一 5 位 42.40 久下哲寛 7 位 39.57 矢川勝太 26.58 やり投 矢川勝太 48.05 PB 川島龍樹 43.23 PB 100m 廣瀬亜由美 8 位 14.10-0.5 200m 岩橋 優 予 27.66 +0.9 6 位 28.01-2.5 400m 加奈山憲代 3 位 63.00 福谷彩織 6 位 65.64 800m 市塚友香 予 2.56.51 1500m 森山友紀子 13 位 5.28.90 上田容子 14 位 5.29.89 PB 100mH 廣瀬亜由美 5 位 17.18 +2.0 PB4 4 100mR 廣瀬 - 加奈山 - 福谷 - 岩橋 5 位 53.61 やり投 加奈山憲代 5 位 27.28 6 第 77 回同志社大学 京都大学対校陸上競技大会 (8/22 太陽が丘陸上競技場 ) 総合成績 1 位同志社大 68 点 (T33 点 F35 点 ) 2 位京都大 36 点 (T23 点 F13 点 ) 対校の部 100m 吉田繁治 優勝 11.05 +0.6 藤澤健斗 3 位 11.19 +0.6 眞武俊輔 11.22 +0.6 CB 200m 吉田繁治 優勝 22.2-0.2 萩生翔大 23.1-0.2 前田峰尚 23.2-0.2 400m 萩生翔大 3 位 50.71 山瀬康平 52.2 堀田孝之 52.6 PB 800m 大川 亮 優勝 1.56.5 PB 水元惟暁 3 位 1.57.8 PB 内田健弥 2.04.6 1500m 小山俊之 優勝 4.07.3 坂本 剛 3 位 4.09.3 不破佑太 4.19.7 5000m 山田 唯 2 位 16.00.5 柿本悠貴 16.26.5 三上 翔 16.55.5 110mH 大橋正義 16.7-1.5 前田靖朋 17.3-1.5 清水宏幸 18.5-1.5 400mH 大橋正義 3 位 57.51 清水宏幸 59.33 4 100R 眞武 - 吉田 - 秋元 - 藤沢 優勝 42.3 4 400R 萩生 - 大川 - 大橋 - 山瀬 2 位 3.24.2 走高跳松室尭之 1.75 已波壮馬 1.75 棒高跳 秋元一志 優勝 4.40 田中皓介 2 位 4.40 走幅跳飯村大智 5.70 小長谷幸平 5.43 河端洋人 5.31 11
三段跳 秋山 源 3 位 13.82 +0.5 PB 飯村大智 12.63 巳波壮馬 11.97 PB 砲丸投矢川勝太 3 位 10.11 PB 円盤投矢川勝太 優勝 32.33 川島龍樹 23.53 浅井健介 20.28 やり投矢川勝太 3 位 44.51 田中皓介 41.68 川島龍樹 38.72 ハンマー投矢川勝太 2 位 26.00 川島龍樹 12.66 オープンの部 100m 秋元一志 11.46 +0.9 前田峰尚 11.47 +0.9 100m 廣瀬亜由美 14.26 ±0.0 12
個人戦 記録会などの結果 (2009 年 7 月 18 日 ~9 月 11 日 ) 第 4 回大阪体育大学競技会 (7/18 浪商グランド ) 200m 加奈山憲代 27.96-0.1 第 2 回奈良市記録会 (8/27 鴻池 ) 100m 吉川直樹 11.68-0.7 200m 吉川直樹 23.40 +0.1 800m 山添由貴 2.29.20 CB 第 5 回京都陸協記録会 (8/30 西京極 ) 100m 山田 諒 11.65-0.1 松井大門 11.87 +0.1 川室太希 12.27-0.1 400m 藤崎 淳 50.84 水元惟暁 52.07 CB 800m 宿利隆司 2.02.16 鈴置航央 2.08.06 内田健弥 2.09.34 1500m 大川 亮 4.08.92 PB 110mH 大橋正義 16.53 +0.3 ハンマー久下哲寛 39.52 400m 岩橋 優 62.02 1500m 山添由貴 4.58.80 第 78 回日本学生陸上競技対校選手権大会 (9/4-6 国立 ) 1500m 小山俊之 予 3.54.34 800m 岩橋優予 2.16.82 第 77 回近畿陸上競技選手権大会 (9/5-6 皇子山 ) 800m 大川亮予 1.59.47 1500m 小山裕之決 3.58.93 3000mSC 山田唯決 9.31.09 10 種 三浦裕介決 5388 宇治市陸上競技選手権大会 (9/6 太陽が丘 ) 100m 吉川直樹 11.75-0.5 200m 藤崎淳 22.98 ±0.0 800m 山添由貴 4.56.72 CB 上田容子 5.35.43 市塚友香 5.55.41 PB 第 3 回静岡長距離記録大会 (9/6 エコパスタジアム ) 5000m 近藤学宏 15.26.20 吉川浩太郎 15.56.71 中桐寛仁 16.27.84 神戸市長距離記録会 (9/8 ユニバー ) 5000m 松下亮祐 16.53.38 第 4 回尼崎中長記録会 (9/11 尼崎 ) 5000m 小林啓人 15.47.3 PB 毛芝雄己 16.03.9 菊川信人 16.04.0 記号の見方 : 男子種目 : 女子種目予 : 予選準 : 準決勝順位 : 決勝の順位 Ⅱ:2 次レース PB: 自己新記録 CB: 大学での自己新記録 : デビュー戦蒼穹新 : 蒼穹新記録 : 蒼穹ランク ( 記録を出した時点 20 位まで ) 13
蒼穹ニュース平成 21 年度第 5 号平成 21 年 9 月 25 日発行発行所 : 京都大学体育会陸上競技部編集者 : 白石晃將 田中皓介 山口芳弘 ( 副務 ) 特別協力 : 宿院享 鈴木大河 ( 学連員 ) 内田健弥 ( 記録係 ) 秋元一志 (HP 係 ) 陸上競技部 HP http://www.kusu.kyoto-u.ac.jp/~athletic ミラーサイト http://www.kusu.kyoto-u.ac.jp/~athletic/index.html 陸上部記録 HP http://www.kusu.kyoto-u.ac.jp/~athletic/kiroku/index.htm 関西学連 HP http://gold.jaic.org/icaak/index.htm メールアドレス y-yoshihiro@art.email.co.jp ( 山口 ) 14