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Transcription:

( お知らせ ) 平成 18 年度からの公害防止管理者等の資格に係る国家試験制度について 特定工場における公害防止組織の整備に関する法律施行令が平成 16 年 12 月 1 日に 同法施行規則が平成 17 年 3 月 7 日にそれぞれ改正され 公害防止管理者の資格区分の統合及び公害防止管理者等の資格に係る国家試験制度の見直しが行われました いずれも平成 18 年 4 月 1 日から施行されることとなります 以下に 平成 18 年度からの国家試験制度の内容を示します 国家試験制度の内容 1. 騒音関係公害防止管理者及び振動関係公害防止管理者の資格区分の統合 2. 科目別合格制度及び等 (1) 科目別合格制度の導入 1 同一の資格区分を受験する場合に適用される科目別合格制度 2 他の資格区分を受験する場合に適用される科目別合格制度 (2) 等 1 ( 表 -3~7 参照 ) 2 の範囲とその内容 ( 表 -8 参照 )

1. 騒音関係公害防止管理者及び振動関係公害防止管理者の資格区分の統合公害防止管理者の資格区分のうち 騒音発生施設に選任される騒音関係公害防止管理者と振動発生施設に選任される振動関係公害防止管理者について 両者の資格区分を統合し 騒音発生施設と振動発生施設のいずれにも選任される公害防止管理者として騒音 振動関係公害防止管理者の資格が設けられました したがって 現在実施しているそれぞれの資格区分の国家試験については 平成 18 年度以降 騒音 振動関係公害防止管理者国家試験として実施されることとなります なお 平成 17 年度までに資格を取得している騒音関係公害防止管理者有資格者については 平成 18 年度以降も従前どおり騒音発生施設に選任される公害防止管理者としての資格を有し 同様に振動関係公害防止管理者有資格者は 振動発生施設に選任される公害防止管理者としての資格を有していることになります ( 平成 18 年 3 月 31 日まで ) 騒音発生施設に選任される公害防止管理者振動発生施設に選任される公害防止管理者 騒音関係公害防止管理者有資格者 振動関係公害防止管理者有資格者 ( 平成 18 年 4 月 1 日以降 ) 騒音発生施設に選任される公害防止管理者振動発生施設に選任される公害防止管理者 騒音 振動関係公害防止管理者有資格者 ( 新資格 ) 騒音関係公害防止管理者有資格者騒音 振動関係公害防止管理者有資格者 ( 新資格 ) 振動関係公害防止管理者有資格者 2. 科目別合格制度及び等 (1) 科目別合格制度の導入平成 18 年度以降に実施される試験では 科目別合格制度が導入されることとなりました これにより 複数年にわたる計画的なステップ バイ ステップの学習が可能となり 受験者の資格取得の機会が増加し また より対応範囲の広い資格へステップアップすることが効率的に行えるようになります 科目別合格制度には 同一の資格区分を受験する場合に適用されるものと 他の資格区分を受験する場合に適用されるものとの二つがあります

1 同一の資格区分を受験する場合に適用される科目別合格制度現行の試験では どの資格区分においても 受験した年にすべてのに合格する必要がありますが 平成 18 年度以降に実施される試験から 同一資格区分を受験する場合については ごとの合格の積み重ねで資格取得ができることになります 具体的には ある試験区分の一部のに合格した場合 その合格したは 合格した年の初めから3 年以内は科目免除の対象となり 受験者の申請により 科目免除されることになります それまでに他のに合格すれば 当該試験の合格となり 資格取得ができることになります 表 -1に 大気関係第 4 種公害防止管理者試験に合格して資格を取得する場合の事例を示します < 表 -1> 事例 : 大気関係第 4 種公害防止管理者試験の場合 1 年目 2 年目 3 年目 4 年目 公害総論 免除 免除 大気概論 免除 免除 大気特論 免除 免除 ばいじん 粉じん特論 合否判定 不合格不合格不合格合格 ( 科目合格 ) ( 科目合格 ) ( 資格取得 ) ( 注 ) は受験の結果合格 は受験の結果不合格 免除 は本人 の申請により当該科目の試験が免除されたことを示す この事例では 3 年目の試験において ばいじん 粉じん特論 の科目に合格すれば 大気関係第 4 種公害防止管理者試験に合格 ( 資格取得 ) できたわけですが 不合格だったために資格取得ができなかったことを示しています そして 4 年目の試験において 科目免除の適用期間 (3 年 ) が過ぎてしまった 公害総論 と ばいじん 粉じん特論 を受験し ともに合格したので 免除申請していた 大気概論 と 大気特論 を併せて 大気関係第 4 種公害防止管理者試験に合格 ( 資格取得 ) できたことを示しています なお 同一の試験区分を受験する場合に適用される科目別合格制度は 他の試験区分には適用されません 例えば 大気関係第 1 種を受験して 大気関係第 4 種に相当するに合格したとしても 大気関係第 4 種の資格は取得できません

2 他の資格区分を受験する場合に適用される科目別合格制度平成 18 年度以降に実施される試験において 1 以上の資格区分の試験に合格した者が 他の資格区分の試験を受験する場合 既に合格している資格区分のと同一のについては 受験者の申請により 当該が免除されます 例えば 平成 18 年度以降に実施された大気関係第 4 種公害防止管理者試験に合格した者が 次年度以降に大気関係第 1 種公害防止管理者の試験を受験する場合 その受験者の申請により 大気関係第 4 種公害防止管理者試験と共通のが免除されます なお 本科目別合格制度は 平成 18 年度以降に実施される試験から適用されるものであり 平成 17 年度以前に公害防止管理者等の資格を取得している者が 他の資格区分を受験する場合には適用されません 表 -2に 大気関係第 4 種公害防止管理者試験に合格して資格を取得した者が大気関係第 1 種公害防止管理者試験に合格して資格を取得する場合の事例を示します < 表 -2> 大気関係第 4 種公害防止管理者試験に合格した者が 免除申請により 大気関係第 1 種公害防止管理者試験を受験する場合 ( 大気関係第 4 種試験 ) ( 大気関係第 1 種試験 ) 受験状況 公害総論 公害総論 免除 大気概論 大気概論 免除 大気特論 大気特論 免除 ばいじん 粉じん特論 ばいじん 粉じん特論 免除 大気有害物質特論 大規模大気特論 合否判定 合格 ( 資格取得 ) ( 注 ) は受験の結果合格 免除 は本人の申請により当該科目の試験が免 除されたことを示す この事例では 大気関係第 4 種公害防止管理者と大気関係第 1 種公害防止管理者に共通の 公害総論 大気概論 大気特論 及び ばいじん 粉じん特論 が免除され 大気有害物質特論 と 大規模大気特論 の2 科目に合格すれば 大気関係第 1 種公害防止管理者試験に合格 ( 資格取得 )

することができます その場合 大気有害物質特論 と 大規模大気特論 の 2 科目は 1 の考え方に基づき それぞれ科目合格した年の初めから 3 年以内 は 申請することにより当該科目の試験が免除されます (2) 等 1 今般の改正で現行のが見直され すべての資格区分に共通するとして 公害総論 が新設されました また 他のについても 公害防止管理者等の実務に見合った内容の見直しを行うとともに 既存の範囲及び内容の組替えも行って 新たなが設定されました 表 -3~7に 資格区分別のを示します < 表 -3> 大気関係 特定粉じん関係及び一般粉じん関係 資格区分 大気関係 特定粉じ 一般粉じ 第 1 種第 2 種第 3 種第 4 種 ん関係 ん関係 公害総論 大気概論 大気特論 ばいじん 粉じん特論 ばいじん 一般粉じん特論 大気有害物質特論 大規模大気特論 の数 6 科目 5 科目 5 科目 4 科目 3 科目 3 科目 ( 備考 ) 大気概論 は 大気関係第 1 種 ~ 第 4 種 特定粉じん関係及び一般粉 じん関係に共通の 大気特論 は 大気関係第 1 種 ~ 第 4 種に共通の ばいじん 粉じん特論 は 大気関係第 1 種 ~ 第 4 種及び特定粉じん関係に 共通の 大気有害物質特論 は 大気関係第 1 種及び第 2 種に共通の 大規模大気特論 は 大気関係第 1 種及び第 3 種に共通の

< 表 -4> 水質関係 資格区分 水質関係 第 1 種 第 2 種 第 3 種 第 4 種 公害総論 水質概論 汚水処理特論 水質有害物質特論 大規模水質特論 の数 5 科目 4 科目 4 科目 3 科目 ( 備考 ) 水質概論 及び 汚水処理特論 は 水質関係第 1 種 ~ 第 4 種に共通の 水質有害物質特論 は 水質関係第 1 種及び第 2 種に共通の 大規模水質特論 は 水質関係第 1 種及び第 3 種に共通の < 表 -5> 騒音 振動関係 < 表 -6> ダイオキシン類関係 資格区分 騒音 振動関 資格区分 ダイオキシ 係 ン類関係 公害総論 公害総論 騒音 振動概論 ダイオキシン類概論 騒音 振動特論 ダイオキシン類特論 の数 3 科目 の数 3 科目 < 表 -7> 公害防止主任管理者 資格区分公害総論大気 水質概論大気関係技術特論水質関係技術特論の数 公害防止主任管理者 4 科目

< 表 -8> の範囲とその内容 ( 全試験区分共通 ) 公害総論 の範囲 (1) 環境基本法及び環境関連法規の概要に関すること (2) 特定工場における公害防止組織の整備に関する法律体系に関すること (3) 環境問題全般に関すること (4) 環境管理手法に関すること (5) 国際環境協力に関すること ( 大気及び粉じん関係の試験区分 ) 大気概論 大気特論 ばいじん 粉じん特論 (1) 大気汚染防止対策のための法規制に関すること (2) 大気汚染の現状に関すること (3) 大気汚染の発生機構に関すること (4) 大気汚染による影響に関すること (5) 国又は地方公共団体の大気汚染防止対策に関すること (1) 燃料に関すること (2) 燃焼計算に関すること (3) 燃焼方法及び燃焼装置に関すること (4) 排煙脱硫技術に関すること (5) 窒素酸化物排出防止技術に関すること (6) 測定に関すること (1) 処理計画に関すること (2) 集じん装置の原理 構造及び特性に関すること (3) 集じん装置の維持 管理に関すること (4) 一般粉じん発生施設と対策に関すること (5) 特定粉じん発生施設と対策 測定に関すること (6) ばいじん 粉じんの測定に関すること 大気有害物質特論大規模大気特論ばいじん 一般粉じん特論 ( 水質関係の試験区分 ) 水質概論汚水処理特論水質有害物質特論大規模水質特論 (1) 有害物質の発生過程に関すること (2) 有害物質処理方式に関すること (3) 特定物質の事故時の措置に関すること (4) 有害物質の測定に関すること (1) 拡散現象一般に関すること (2) 拡散濃度の計算法に関すること (3) 大気関係環境影響評価のための拡散モデルに関すること (4) 大気環境濃度の予測手法に関すること (5) 大規模設備の大気汚染防止対策の事例に関すること (1) 処理計画に関すること (2) 集じん装置の原理 構造及び特性に関すること (3) 集じん装置の維持 管理に関すること (4) 一般粉じん発生施設と対策に関すること (5) ばいじん 粉じんの測定に関すること (1) 水質汚濁防止対策のための法規制に関すること (2) 水質汚濁の現状に関すること (3) 水質汚濁の発生源に関すること (4) 水質汚濁の機構に関すること (5) 水質汚濁の影響に関すること (6) 国又は地方公共団体の水質汚濁防止対策に関すること (1) 汚水等処理計画に関すること (2) 物理 化学的処理法に関すること (3) 生物的処理法に関すること (4) 汚水等処理装置の維持 管理に関すること (5) 測定に関すること (1) 有害物質の性質と処理に関すること (2) 有害物質含有排水処理施設の維持 管理に関すること (3) 有害物質の測定に関すること (1) 水質汚濁物質の挙動に関すること (2) 処理水の再利用に関すること (3) 大規模設備の水質汚濁防止対策の事例に関すること ( 騒音 振動関係 ) 騒音 振動概論 騒音 振動特論 < 騒音関係 > (1) 騒音対策のための法規制に関すること (2) 騒音公害の現状と施策に関すること (3) 主要な騒音発生源に関すること (4) 騒音の感覚に関すること (5) 騒音の影響 評価と基準に関すること (6) 音の性質に関すること < 振動関係 > (1) 振動対策のための法規制に関すること (2) 振動公害の現状と施策に関すること (3) 主要な振動発生源に関すること (4) 振動の感覚及び評価に関すること (5) 振動の影響に関すること (6) 振動の性質に関すること < 騒音 振動関係 > (1)dB についての計算に関すること (2) 低周波音に関すること < 騒音関係 > (1) 騒音防止技術に関すること (2) 騒音の測定技術に関すること < 振動関係 > (1) 振動防止技術に関すること (2) 振動の測定技術に関すること

( ダイオキシン類関係 ) ダイオキシン類概論 ダイオキシン類特論 の範囲 (1) ダイオキシン類対策のための法規制に関すること (2) ダイオキシン類問題の背景に関すること (3) ダイオキシン類排出の現状に関すること (4) ダイオキシン類の性質に関すること (5) ダイオキシン類汚染の発生機構に関すること (6) ダイオキシン類汚染による影響に関すること (7) 国又は地方公共団体のダイオキシン類汚染防止対策に関すること (1) 大気関係ダイオキシン類対策に関すること (2) 大気関係ダイオキシン類対象施設に関すること (3) 水質関係ダイオキシン類対策に関すること (4) 水質関係ダイオキシン類対象施設に関すること (5) 測定に関すること ( 公害防止主任管理者 ) 大気 水質概論 < 大気概論関係 > (1) 大気汚染防止対策のための法規制に関すること (2) 大気汚染の現状に関すること ( 有害物質に関することを含む )(3) 大気汚染の発生機構に関すること ( 有害物質に関することを含む )(4) 大気汚染による影響に関すること (5) 国又は地方公共団体の大気汚染防止対策に関すること < 水質概論関係 > (1) 水質汚濁防止対策のための法規制に関すること (2) 水質汚濁の現状に関すること ( 有害物質に関することを含む )(3) 水質汚濁の発生源に関すること ( 有害物質に関することを含む )(4) 水質汚濁の機構に関すること (5) 水質汚濁の影響に関すること (6) 国又は地方公共団体の水質汚濁防止対策に関すること 大気関係技術特論 < 大気特論関係 > (1) 燃料に関すること (2) 燃焼計算に関すること (3) 燃焼方法及び装置に関すること (4) 排煙脱硫技術に関すること (5) 窒素酸化物排出防止技術に関すること (6) 測定に関すること < ばいじん 粉じん特論関係 > (1) 処理計画に関すること (2) 集じん装置の原理 構造及び特性に関すること (3) 集じん装置の維持 管理に関すること (4) 一般粉じん発生施設と対策に関すること (5) 特定粉じん発生施設と対策 特定粉じんの測定に関すること (6) ばいじん 粉じんの測定に関すること < 大規模大気特論関係 > (1) 拡散現象一般に関すること (2) 拡散濃度の計算法に関すること (3) 大気関係環境影響評価のための拡散モデルに関すること (4) 大気環境濃度の予測手法に関すること (5) 大規模設備の大気汚染防止対策の事例に関すること 水質関係技術特論 < 汚水処理特論関係 > (1) 汚水等処理計画に関すること (2) 物理 化学的処理法に関すること (3) 生物的処理法に関すること (4) 汚水等処理装置の維持 管理に関すること (5) 測定に関すること < 大規模水質特論関係 > (1) 水質汚濁物質の挙動に関すること (2) 処理水の再利用に関すること (3) 大規模設備の水質汚濁防止対策の事例に関すること 適用すべき関連法令及び JIS は受験年度の 4 月 1 日現在施行のものとする

2 の範囲とその内容の見直しを受け 平成 18 年度以降の各資格区分のの範囲とその内容については 各種研究会 国家試験員委員会などで検討され 表 -8のとおりとします 見直しのポイント 1) 公害総論関係近年の環境問題は これまでのような工場内の公害対策から 周辺環境への影響や地球環境問題への影響など 広範囲の対応も視野に入れた対策が求められるようになってきています また 環境マネジメントシステム リスクマネジメントといった新たな環境管理手法が進展してきているなどの状況の変化を背景に 環境関連の広く一般的な知識を習得することを主な目的とします 2) 測定技術関係公害防止管理者等の実務に照らし 自ら測定を実施するための知識より 測定結果を評価するに必要な知識を習得することに重点を置くことを主な目的とします なお 現行の 測定技術 のを廃止し 必要な知識は新たなに編入しています 3) その他のの範囲とその内容既存の試験範囲及び内容の組替えによるの設定が行われたものについては 公害防止管理者等の実務に照らし必要な知識を習得することを主な目的とします