DataMan 三菱電機製 Q シリーズシーケンサ 接続参考資料

Similar documents
<4D F736F F D D182F12D504C4390DA91B B D834F F F2E646F63>

はじめに 立ち上げガイガンスでは In-Sight,Ethernet ポート内蔵 QCPU,GOT を使用したシステムの立ち上げ手順を説明しています システムに使用するプログラムとして In-Sight では位置検出, 検査,ID コード読み取りを行うサンプルジョブを使用します QCPU では In

ワゴ・新製品インフォメーション

CommCheckerManual_Ver.1.0_.doc

Singapore Contec Pte Ltd. Opening Ceremony

PLCシリアル通信 MODBUS通信 データ送信/受信プログラム例

Singapore Contec Pte Ltd. Opening Ceremony

MS5145 USB シリアル エミュレーション モードの設定

wdr7_dial_man01_jpn.indd

<4D F736F F D2095CF88CA835A B F8EE682E888B582A290E096BE8F F6E F722D A5F

2015/04/01 改定 オムロン DeviceNet ユニット CJ1W-DRM21 に関するコンフィグレーション作業について 1. 概要 DeviceNet ユニット CJ1W-DRM21 を装着したオムロン製 CJ2 シリーズと WAGO-I/0-SYSTEM DeviceNet 対応バスカ

MODBUS ユーザーズマニュアル 페이지 1 / 23

Microsoft Word PXシリーズプリンタドライバインストール説明書(Win8・10-32・64bit)

M-CD2A001-30A(PLC接続マニュアル)PI-2300_160516

スライド 1

Relay Socket for Industrial Relay                    1/2

GOT機能サンプル バックアップ/リストア機能説明書

アライメント装置_サンプルプログラム説明書

電子13-06 エネメータ専用ソフト SAVER CAST for EneMeter Ver3.00設定方法.ppt

Microsoft PowerPoint - フェリカ通信仕様書_

system

AN424 Modbus/TCP クイックスタートガイド CIE-H14

Singapore Contec Pte Ltd. Opening Ceremony

WAGO / / Modbus/RTU対応 バスカプラ クイックスタートガイド

掲載している接続例をご覧いただく前に 1 プリンタと PLC との接続例は掲載したプリンタの機種との接続例です ご使用になるプリンタが異なる場合は 各プリンタの取扱説明書に記載されています接続例を参照願います 2 掲載しているラダープログラムは参考用です プログラム使用における障害についてはいかなる

Ethernet 開発支援ツール ACCEL ti2k (LastUpdate Mar 1, 2019) 概要ターミナルツール (1) TcpTermS.exe ターミナルツール (2) TcpTermM.exe ターミナルツール (3) UdpTermS.exe ターミナルツール (

無線LAN JRL-710/720シリーズ ファームウェアバージョンアップマニュアル 第2.1版

1. ネットワーク経由でダウンロードする場合の注意事項 ダウンロード作業における確認事項 PC 上にファイアウォールの設定がされている場合は 必ずファイアウォールを無効にしてください また ウイルス検知ソフトウェアが起動している場合は 一旦その機能を無効にしてください プリンターは必ず停止状態 (

Daqstation DX1000/DX1000N/DX2000 シーケンサとのEthernet通信接続(MELSEC-Qシリーズ)

無線 LAN JRL-710/720 シリーズ ファームウェアバージョンアップマニュアル G lobal Communications

Microsoft Word - he70_update_new_j.doc

Copyright 2005 アンリツ株式会社許可なしに転載 複製することを禁じます

形B5Z 画像型人感センサ(HVC-F) コマンド仕様書

目次 1. 概要 動作環境

conf_example_260V2_inet_snat.pdf

WAGO PROFIBUS バスカプラ/コントローラと、QJ71PB92Dとのコンフィグレーションマニュアル

ワイヤレスバーコードリーダー CM-520W1 設定資料 Bluetooth SPPの設定

RsMulti の取扱説明 「RS232C で直接接続する(LAN を使用しない場合)」

H

1. UART について UART は Universal Asynchronous Receiver Transmitter の頭文字をとったもので 非同期シリアル通信と呼ばれます シリアル通信とは 一本の信号線でデータをやりとりするために 1bit ずつデータを送出することをいいます データを受

作成 承認 簡単取扱説明書 (S&DL 水位計 ) 応用計測サービス株式会社 (1.1)

Microsoft Word - PHN-D88バージョンアップ手順書.doc

GIGA光SW-HUB

STEAM STAR モニタリングソフトウェア インストール手順書 (No.DK E002) 初版 :2015/08/05 神鋼商事株式会社 日本機械部エネルギーシステムチーム

タッチパネルの概要

GX20とMELSEC-QシリーズとのModbus/TCPを利用した通信(GX Works2)

目次 *.PRO という拡張子のバックアップデータがある... 3 *.MEM という拡張子のバックアップデータがある... 6 *.DXX という最初に D がある拡張子のバックアップデータがある... 9 *.GPM という拡張子のバックアップデータがある LXX という最初に L

PowerTyper マイクロコードダウンロード手順

Microsoft Word - RC1504_インストールガイド_RevA2.doc

LAN Control Document

目 次 1. フォント ロゴ作成ツールとは 1 2. フォント作成手順 4 3. ロゴ作成手順 フォント ロゴメンテナンス機能 インタフェース設定 USB インタフェースの設定 LAN インタフェースの設定 RS-232C インタフェ

GX20とMELSEC-QシリーズとのModbus/TCPを利用した通信(GX Developer)

プレゼンタイトルを入力してください

Singapore Contec Pte Ltd. Opening Ceremony

ZVH_VIEWER

SAC (Jap).indd

通信確保と衛星電話実習 ( 業務調整員 ) 参考資料 ワイドスター Ⅱ を活用したデータ通信に関する簡易説明書 第 1.0 版 平成 2 4 年 3 月株式会社 NTTドコモ関西支社法人営業部ソリューションビジネス部 Copyright 2012 NTT docomo Inc. All Rights

VG シリーズ用ローカルファームアップ / 自動ファームウェア更新設定手順書 VG400aⅡ ローカルファームアップ / 自動ファームウェア更新設定手順書

AP-700/AP-4000 eazy setup

株式会社日新テクニカ USB シリアル CAN 変換器 /8/22 ホームページ : メール

起動画面

スライド 1

A&D社製データロガーを初めてお使いになる方へ

目次 1. はじめに 準備 機器構成 やさしく名刺ファイリング Pro v.14.0 セットアップと動作確認 やさしく名刺ファイリング Pro v.14.0 セットアップ... 5 Windows Windows 8.

使用説明書

Microsoft Word - シャットダウンスクリプトWin7.doc

<4D F736F F D C F815B834E B838B90E096BE8F9191E C52E646F63>

PRONETA

EB-RL7023+SB/D2

CC-Link通信

改訂履歴第 1 版 2014/01/16 初版第 2 版 2014/06/03 1 読み取りデータエリア (p.3) のサイズを修正 2 読み取り結果 (p.3) の説明を修正第 3 版 2014/07/02 1 対応リーダを追加 2 設定用コードメニューを追加第 4 版 2014/09/05 対応

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft Word - V70MAX-Vista_XP.doc

Japanese Manual

MINI2440マニュアル

インターネット・メールのご利用手引き

LANdeVOICE PBSP-SIO (I/O接点付き)

GenieATM 6300-T / 6200-T シリーズ 1. 基本的な機器オペレーションのために 1-1. 機器への接続 機器への接続方法は 以下の 2 通りがあります シリアルポートを使用してログインする LAN 経由で Telnet または SSH を使用して仮想 Interface からロ

1. ボードの複数台制御 コンフィグ ROM から FPGA が起動できる場合を想定しています FPGA 回路には 特定のレジスタアドレスにプリセットしたデータが必要です 製品出荷時のサンプル FPGA 回路では レジスタ No.3 を 8bit 幅に設定し FPGA 外部の 4bit ディップスイ

Visio-IA _XJ_A.vsd

フォント・ロゴ作成ツール説明書

SiTCP ユーティリティユーザガイド 2014 年 6 月 18 日 0.73 版 Bee Beans Technologies 1

RS-MS1A ~オフライン地図について~

SLCONFIG の操作 JF1PYE Ⅰ. PC と slconfig の通信設定 Ⅱ. Slconfig の操作 Ⅲ. 端末ソフトによる Command 機能 Ⅳ. slconfig 実行形式プログラムの作成 Ⅴ. 端末ソフト Tera Term のダウンロード インストー

SOULNOTE D-1/D-2 ドライバー / ファームウェア設定方法 2018 年 11 月 21 日 D-1/D-1N/D-2 ドライバー / ファームウェア設定方法 SOULNOTE D-1/D-1N/D-2 のドライバー / ファームウェアの設定方法です ドライバー : D-1/D-1N/

Microsoft Word - JPC40-M002:FineCut通信条件設定ガイド(Windows用 CGその他シリーズ)Ver100

目次 2 1 PC Control Utility PD 1 について 動作環境

DWR-R02DN Updater 取扱説明書 発 :2015/10/30

Microsoft Word - TestReport_PRIMEPOWER250_ doc

1. SMDLR2 SYSMACCCVM1 CVCQM1 PLC NestBus PLC PLC 2. PLC CPU PLC DCS PLC PLC SMDL PLC1 1 SMDL DiDo 512 AiAo 32 PLC PLC SMDLR2 K V AC L170

インストールマニュアル

Biz Box HUB S724EP ファームウェアバージョンアップ手順書 1

Microsoft PowerPoint - RM-PDU_IP設定方法.ppt

本マニュアルに記載された内容は 将来予告なしに一部または全体を修正及び変更することがあります なお 本マニュアルにこのような不備がありましても 運用上の影響につきましては責任を負いかねますのでご了承ください 本マニュアルの一部 あるいは全部について 許諾を得ずに無断で転載することを禁じます ( 電子

オートビュー

Microsoft Word - V70MAX-Vista_preinst.doc

Microsoft Word - CBET100-CL_02a†iWinXP_PDFŠp†j.doc

DSP5Dアップグレードガイド

SDC_SDIO_STM32F4 の説明 2013/09/17 SDIO インターフェースで SD カードをアクセスするプログラムのプロジェクトサンプルです FAT でファイルアクセスするために FatFs( 汎用 FAT ファイルシステム モジュール ) を使用しています VCP(USB 仮想 C

Transcription:

DataMan 三菱電機製 Q シリーズシーケンサ 接続参考資料

はじめに P3 DataMan200 MC プロトコルスキャナ接続 P4 (Q シリーズ Ethernet 内蔵 CPU/QJ71E71-100) DataMan200/8000 ソケット通信接続 P19 (Q シリーズ Ethernet 内蔵 CPU/QJ71E71-100) DataMan200/8000 シリアル通信 (RS-232C) 接続 P37 (Q シリーズ QJ71C24N) Cognex Corporation Page 2 of 45

本書では DataMan200 DataMan8000 シリーズと三菱電機製 Q シリーズシーケンサ接続 参考資料です 本書記載の通信形態は Ethernet(3E フレーム ) もしくはシリアル (RS-232C) 通信です DataMan の詳細設定につきましては各 DataMan 用 SetUpTool ソフト及び クイックリファレンス DataMan Control Commands Documentation を御参照下さい 三菱電機製 Q シリーズシーケンサ ( 以下シーケンサ ) の詳細設定につきましては三菱電機殿 から発行されております各種資料を御参照下さい Cognex Corporation Page 3 of 45

DataMan200 MC プロトコルスキャナ接続 概要 :DataMan200 の MC プロトコルスキャナ (3E フレーム ) 機能を使用してシーケンサと接続する方法 機器 :DataMan200(DataMan 本体ファームウェア Version3.5.2 CR1 以上 ) シーケンサ (Ethernet 内蔵 CPU または QJE71E71-100) パソコン (DataMan 及びシーケンサ設定用 設定時のみ必要 通常の操業時には不要です ) PoE 給電機能付 HUB ソフトウェア :DataMan SetUpTool Version3.5.2 以上三菱電機製シーケンサ開発ソフト (GX Developer GX Works2) Cognex Corporation Page 4 of 45

MC プロトコルスキャナシーケンサとのインターフェース : シーケンサとのインターフェースは以下の 6 ブロックに分かれます 1 コントロールブロック シーケンサから DataMan への指令 2 ステータスブロック DataMan からシーケンサへ状態書き込み 3 インプットデータブロック シーケンサから DataMan へデーター書き込み 4 アウトプットデータブロック DataMan からシーケンサへ結果書き込み 5 コマンドブロック シーケンサから DataMan へ DMCC(DataMan 専用コマンド ) 書き込み 6 コマンド結果ブロック DataMan からシーケンサへ DMCC(DataMan 専用コマンド ) 結果書き込み 各ブロックでの使用可能デバイスタイプ Block Name TYPE Offset 使用可能デバイス数 コントロール 未使用,D,W,R,ZR,M,X,Y,L,F,B 0-65535 0( 未使用 ) 32(bit 使用時 ) 2(word 使用時 Read のみ ) ステータス 未使用,D,W,R,ZR,M,X,Y,L,F,B 0-65535 0( 未使用 ) 32(bit 使用時 ) 2(word 使用時 Read のみ ) インプットデータ 未使用,D,W,R,ZR 0-65535 0( 未使用 )~960 アウトプットデータ 未使用,D,W,R,ZR 0-65535 0( 未使用 )~960 コマンド 未使用,D,W,R,ZR 0-65535 0( 未使用 )~960 コマンド結果 未使用,D,W,R,ZR 0-65535 0( 未使用 )~960 各ブロック内容 コントロールブロック ( シーケンサ DataMan) Bit 内容例 Bit 内容例 Bit0 トリガ有効 M100 Bit20 予約 ( 使用不可 ) M120 Bit1 トリガ M101 Bit21 予約 ( 使用不可 ) M121 Bit2 バッファリザルト有効 M102 Bit22 予約 ( 使用不可 ) M122 Bit3 検査結果 ON 状態 M103 Bit23 予約 ( 使用不可 ) M123 Bit4 予約 ( 使用不可 ) M104 Bit24 Train Code M124 Bit5 予約 ( 使用不可 ) M105 Bit25 Train Match String M125 Bit6 予約 ( 使用不可 ) M106 Bit26 Train Focus M126 Bit7 予約 ( 使用不可 ) M107 Bit27 Train Brightness M127 Bit8 予約 ( 使用不可 ) M108 Bit28 Un-Train M128 Bit9 予約 ( 使用不可 ) M109 Bit29 予約 ( 使用不可 ) M129 Bit 内容例 Bit 内容例 Bit10 予約 ( 使用不可 ) M110 Bit30 Execute DMCC M130 Bit11 予約 ( 使用不可 ) M111 Bit31 Set Match String M131 Bit12 予約 ( 使用不可 ) M112 Bit13 予約 ( 使用不可 ) M113 Bit14 予約 ( 使用不可 ) M114 Bit15 予約 ( 使用不可 ) M115 Bit16 ユーザーデータセット M116 Bit17 コマンド送信 M117 Bit18 予約 ( 使用不可 ) M118 Bit19 予約 ( 使用不可 ) M119 Cognex Corporation Page 5 of 45

ステータスブロック ( シーケンサ DataMan) Bit 内容 例 Bit 内容 例 Bit0 トリガ有効状態 M200 Bit20 予約 ( 使用不可 ) M220 Bit1 トリガ ON 状態 M201 Bit21 予約 ( 使用不可 ) M221 Bit2 画像取り込み中 M202 Bit22 予約 ( 使用不可 ) M222 Bit3 取り込みトリカ ミス M203 Bit23 予約 ( 使用不可 ) M223 Bit4 予約 ( 使用不可 ) M204 Bit24 Ack Train Code M224 Bit5 予約 ( 使用不可 ) M205 Bit25 Ack Train match String M225 Bit6 予約 ( 使用不可 ) M206 Bit26 Ack Train Focus M226 Bit7 予約 ( 使用不可 ) M207 Bit27 Ack Train Brightness M227 Bit8 検査処理中 M208 Bit28 Ack Un-Train M228 Bit9 検査完了 M209 Bit29 予約 ( 使用不可 ) M229 Bit 内容 例 Bit 内容 例 Bit10 結果ハ ッファオーハ ーラン M210 Bit30 Ack Excute DMCC M230 Bit11 結果有効 M211 Bit31 Ack Set Match String M231 Bit12 予約 ( 使用不可 ) M212 Bit13 予約 ( 使用不可 ) M213 Bit14 予約 ( 使用不可 ) M214 Bit15 障害発生状態 M215 Bit16 ユーサ ーテ ータセットトリカ 状態 M216 Bit17 コマント 送信トリカ 状態 M217 Bit18 予約 ( 使用不可 ) M218 Bit19 予約 ( 使用不可 ) M219 インプットデータブロック ( シーケンサ DataMan) Word 内容 例 Word0 予約 ( 使用不可 ) D100 Word1 ユーサ ーテ ータ長 D101 Word2..N ユーサ ーテ ータ D102 アウトプットデータブロック ( シーケンサ DataMan) Word 内容 例 Word0 予約 ( 使用不可 ) D200 Word1 トリガ ID D201 Word2 検査結果 ID D202 Word3 画像検査結果コート D203 Word4 検査結果文字列長 D204 Word5..N コート 読み取り結果 D205 DataManが読み取ったコート 結果はASCII 文字列形式でWord5 以降 ( 例 :D205 以降 ) に書き込まれます Word3 画像検査結果コードには以下の結果がセットされます Bit0:1=Read 0=No Read Bit1:1=Validated 0=Not Validated Bit2:1=Verified 0=Not Verified Bit3:1=Acquisition Trigger Over Run Bit4:1=Acquisition Buffer Over Run Bit5-Bit15: Reserved (No Use) Cognex Corporation Page 6 of 45

コマンドブロック Word 内容 例 Word0 コマント 文字列長 D300 Word1..N ストリンク コマント D301 コマンド結果ブロック Word 内容 例 Word0 コマント 結果コート D400 Word1 コマント 結果長 D401 Word2..N ストリンク コマント 結果 D402 Cognex Corporation Page 7 of 45

MC プロトコルスキャナ動作概要 : DataMan シーケンサ シーケンサは Trigger 用 Bit を ON Read(Control 用 Bit 状態を Read) Write(Status 用 Bit を ON) 画像取り込み デコード Write(Status 用 Bit を ON) Write( テ コート 結果 ( 例 : コート 読み取り結果 )) Status 用 Bit: トリガ ON 状態画像取り込み中検査処理中検査完了等 Write(Status 用 Bit を ON) - トリガ実行 ~ 読み取り結果受信手順例 - 1[ コントロール ] ブロックの Bit0 トリガ有効を ON にします 2[ コントロール ] ブロックの Bit1 トリガを OFF ON することにより DataMan へトリガをかける事が出来ます 3 読み取ったコート 結果は [ アウトプットデータ ] ブロックの Word5 以降に書き込まれます - リキッドレンズフォーカス自動調整 - 2[ コントロール ] ブロックの Bit26 Train Focus を OFF ON することによりリキッドレンズのフォーカス自動調整を行う事が出来ます Cognex Corporation Page 8 of 45

MC プロトコルスキャナ設定手順例 (Q シリーズ Ethernet 内蔵 CPU): 1. シーケンサ側の設定手順 1 シーケンサ側のパラメータ設定を行います GX Developer にて [Q パラメータ ] を設定します 今回の例は下記設定となります 次に [ オープン設定 ] を設定します プロトコル =TCP オープン形式 =MC プロトコル自局ポート番号 =DataMan SetUpTool で設定する [ ホストポート ] の値と同じにしてください Cognex Corporation Page 9 of 45

2. DataMan200 本体の設定 (DataMan SetupTool を使用 ) 手順 2DataMan200 本体の IP アドレスを固定 IP アドレスに設定します ( 今回の例 :192.168.0200) 先ずは DataMan SetupTool の表示をアドバンスト表示にさせるため下記赤枠のアイコン ( トグル表示モード ) を押してください [ ネットワーク設置の強制実行 ] ボタンが表示されますのでボタンを押します Cognex Corporation Page 10 of 45

[ ネットワーク設定の強制実行 ] ボタンを押して固定 IP アドレス サブネットマスクを入力します 入力後 IP アドレスが変わりますので [ 接続 ] ボタンを押して DataMan200 本体と接続して下さい Cognex Corporation Page 11 of 45

手順 3 トリガのタイプを設定します [ 照明カメラの設定 ] を押して トリガのタイプ [ シングル ( 外部 )] に設定します 手順 4 シンボルの設定を行います 読み取り対象のコード (DataMatrix,QR,CODE39 他 ) を設定します 手順 5 焦点 / 照明照度の調整を行います 手順 6 データフォーマットを設定します シンボルの設定 焦点 / 照明照度等 DataMan の詳細設定につきましては DataMan 用 SetUpTool ソフト及び クイックリファレンス を御参照下さい Cognex Corporation Page 12 of 45

手順 7MC プロトコルスキャナの設定を行います [ 通信設定 ] の [ 産業用プロトコル ] にて [MC プロトコル ] を設定します - 今回の例 - シーケンサ IP アドレス :192.168.0.2 ホストポート (MC プロトコル用ポート No:3001(Hex)) その他タイムアウト MC プロトコルスキャナポーリング間隔 使用デバイスは上記 ポーリング間隔は DataMan が MC プロトコル使って指定したデバイスをポーリングする間隔です 上記は 1000msec ごとに実行します ポーリング間隔は 10msec~30000msec に設定してください ホストホ ート 設定項目 1000-FFFF タイムアウト 5-30000 ホ ーリンク 間隔 10-30000 設定範囲 PLC シリース Q or L シリース (3E フレームのみ ) ネットワーク番号 0-239 PC 番号 1-120=station on CC-LINK IE field Network adapter 126=master on CC-LINK IE field Network adapter 255=Direct connect to Local station Cognex Corporation Page 13 of 45

手順 8DataMan 側の設定が終了したら設定を保存して DataMan 本体を再起動します 手順 9DataMan 本体の再起動後 SetUpTool にて DataMan と接続して [ 産業用プロトコル ] 画面を開くとシーケンサと接続が確立されると下記赤枠部分のメッセージが表示されます Cognex Corporation Page 14 of 45

手順 10 シーケンサからトリガ有効 ( コントロール Bit 0 を ON) にしてトリガ ( コントロール Bit 1 を OFF ON) をかけて結果を確認します Cognex Corporation Page 15 of 45

トリガがかかると DataMan は画像を取り込み コードを読み取ります 読み取り結果を[ アウトプットデータ ] ブロックの Word5 以降に ASCII 文字列形式書き込みます Cognex Corporation Page 16 of 45

MC プロトコルスキャナ設定手順例 (Q シリーズ QJ71E71-100): DataMan 側の設定は Q シリーズ内蔵 CPU と同じ設定方法です 1. シーケンサ側の設定手順 1 シーケンサ側のパラメータ設定を行います GX Developer にて [ ネットワークパラメータ ] を設定します 今回の例は下記設定となります Cognex Corporation Page 17 of 45

次に [ 動作設定 ] を設定します 今回の例は下記設定となります 次に [ オープン設定 ] を設定します 今回の例は下記設定となります フ ロトコル =TCP オーフ ン形式 =Unpassive 固定ハ ッファ = 送信固定ハ ッファ交信手順 =ありヘ アリンク オーフ ン = ペアにしない生存確認 =する自局ポート番号 =DataMan SetUpTool で設定する [ ホストポート ] の値と同じにしてください Cognex Corporation Page 18 of 45

Cognex Corporation Page 19 of 45

DataMan200/8000 ソケット通信接続 概要 :DataMan200/8000 とシーケンサをソケット通信で接続する方法 機器 :DataMan200(DataMan 本体ファームウェア Version3.5.0 CR1 以上 ) DataMan8000(DataMan 本体ファームウェア Version3.6.0 CR1 以上 ) シーケンサ (Ethernet 内蔵 CPU または QJE71E71-100) パソコン (DataMan 及びシーケンサ設定用 設定時のみ必要 通常の操業時には不要です ) PoE 給電機能付 HUB ソフトウェア :DataMan200 SetUpTool Version3.5.0 以上 DataMan8000 SetUpTool Version3.6.0 以上三菱電機製シーケンサ開発ソフト (GX Developer GX Works2) Cognex Corporation Page 20 of 45

ソケット通信動作概要 : 動作 1DataMan200/8000 に対してコネクションオープンを実行させます 三菱 Q 内蔵 Ethernet シーケンサ専用命令 SP.SOCOPEN 命令三菱 QJE71E71-100 専用命令 ZP.OPEN 命令 動作 2DataMan とシーケンサとのコネクションが確立したら DataMan 専用命令 DMCC (DataMan Control Commands) にてトリガコマンドを送信させます DataMan トリガコマンド >trigger on 末尾に CRLF を付加して送信 三菱 Q 内蔵 Ethernet シーケンサ専用命令 SP.SOCSND 命令 ( データ送信命令 ) 三菱 QJE71E71-100 専用命令 ZP.BUFSND 命令 ( データ送信命令 ) 動作 3DataMan はトリガコマンド受信後 コート 読み取りを実行してシーケンサへ結果を送信します シーケンサは DataMan からの読み取り結果を ASCII 文字列形式で受信します 三菱 Q 内蔵 Ethernet シーケンサ専用命令 SP.SOCRCV 命令 ( 受信テ ータ END 処理時読み出し ) 三菱 QJE71E71-100 専用命令 ZP.BUFRCV 命令 動作 4DataMan の電源を OFF にする等 シーケンサとの接続を切断する場合はシーケンサから CLOSE 命令を実行させます 三菱 Q 内蔵 Ethernet シーケンサ専用命令 SP.SOCCLOSE 命令三菱 QJE71E71-100 専用命令 ZP.CLOSE 命令 Cognex Corporation Page 21 of 45

ソケット通信設定手順例 (Q シリーズ Ethernet 内蔵 CPU): 1. DataMan 側の設定手順 1DataMan SetUpTool にて DataMan200/8000 の IP アドレスを設定 ( 参考本書 Page:9~10) 手順 2Telnet ポート番号を設定してください ここでの Telnet ポート番号設定は 10 進数になります Cognex Corporation Page 22 of 45

手順 3 トリガのタイプを [ シングル ] に設定してください DataMan の各設定が終了したら DataMan 本体に設定を保存して下さい Cognex Corporation Page 23 of 45

2. シーケンサ側の設定手順 4 シーケンサ側のパラメータ設定を行います GX Developer にて [Q パラメータ ] を設定します 今回の例は下記設定となります Cognex Corporation Page 24 of 45

手順 5[ オープン設定 ] を設定します プロトコル =TCP オープン形式 = ソケット通信 TCP 接続方式 =Active 自局ポート番号 = シーケンサにて使用するポート番号交信相手アドレス =DataMan200/8000 の IP アドレス交信相手ポート番号 =DataMan200/8000 の Telnet ポート番号 Cognex Corporation Page 25 of 45

手順 6 ラダーを作成します ソケット通信動作概要 ( 本書 Page:20) に沿ったラダーを作成します 例 :OPEN CLOSE 命令 Cognex Corporation Page 26 of 45

例 : トリガ実行 トリガコマンド : >trigger on 自動フォーカス実行コマド : train.focus on いずれも末尾に CRLF を付けて DataMan へ送信してください なお DataMan8000 シリーズはハンディタイプなのでトリガ実行部分のラダー作成は不要です Cognex Corporation Page 27 of 45

例 : 読み取り結果受信 Cognex Corporation Page 28 of 45

手順 7 ラダーを実行します DataMan とシーケンサとの接続が確立されると Ethernet 診断にて交信相手 (DataMan) が表示されます Cognex Corporation Page 29 of 45

DataMan200 へトリガコマンド送信もしくは DatMan8000 にて手動にてコード読み取りを実行するとシーケンサは読み取り結果を受信します Cognex Corporation Page 30 of 45

Cognex Corporation Page 31 of 45

ソケット通信設定手順例 (Q シリーズ QJ71E71-100): DataMan 側の設定は Q シリーズ内蔵 CPU と同じ設定方法です 1. シーケンサ側の設定手順 1 シーケンサ側のパラメータ設定を行います GX Developer にて [ ネットワークパラメータ ] を設定します 今回の例は下記設定となります Cognex Corporation Page 32 of 45

次に [ 動作設定 ] を設定します 今回の例は下記設定となります 次に [ オープン設定 ] を設定します 今回の例は下記設定となります フ ロトコル =TCP オーフ ン形式 =Active 固定ハ ッファ = 受信固定ハ ッファ交信手順 = 手順無しヘ アリンク オーフ ン = ペアにする生存確認 =する自局ポート番号 =DataMan SetUpTool で設定する [Telnet ポート ] の値と同じにしてください QJ71E71 の場合 交信相手ポート番号は 401~FFFF の間で設定します 送信も上記と同様に設定してください 手順 2 ラダーを作成します ソケット通信動作概要 ( 本書 Page:20) に沿ったラダーを作成します 例 :OPEN 命令 Cognex Corporation Page 33 of 45

例 : トリガ実行 Cognex Corporation Page 34 of 45

例 : 読み取り結果受信 Cognex Corporation Page 35 of 45

手順 3 ラダーを実行します DataMan とシーケンサとの接続が確立された後 DataMan200 へトリガコマンド送信もしくは DatMan8000 にて手動にてコード読み取りを実行するとシーケンサは読み取り結果を受信します Cognex Corporation Page 36 of 45

DataMan200/8000 シリアル通信 (RS-232C) 接続 概要 :DataMan200/8000 とシーケンサをシリアル通信 (RS-232C) で接続する方法 機器 :DataMan200(DataMan 本体ファームウェア Version3.5.0 CR1 以上 ) DataMan200 シリアル通信用 RS-232C ケーブル DataMan8000(DataMan 本体ファームウェア Version3.6.0 CR1 以上 ) DataMan8000 シリアル通信用 RS-232C ケーブル シーケンサ (QJ71C24N 必要 ) パソコン (DataMan 及びシーケンサ設定用 設定時のみ必要 通常の操業時には不要です ) PoE 給電機能付 HUB ソフトウェア :DataMan200 SetUpTool Version3.5.0 以上 DataMan8000 SetUpTool Version3.6.0 以上三菱電機製シーケンサ開発ソフト (GX Developer GX Works2) Cognex Corporation Page 37 of 45

シリアル通信 (RS-232C) ケーブルピンアサイン : DataMan 側のピンアサインは下記です 下記ピンアサインとシーケンサ側のピンアサインに合わせたケーブルをご用意下さい -DataMan200- -QJ71C24N のピンアサイン- Pin1:CD Pin2:RXD(RD) Pin3:TXD(SD) Pin4:ER(DTR) Pin5:SG Pin6:DR(DSR) Pin7:RTS(RS) Pin8:CTS(CS) -DataMan8000- Pin9:CI(RI) Cognex Corporation Page 38 of 45

シリアル通信動作概要 : 概要 :DataMan200/8000 に対して無手順通信で行います 動作 1DataMan 専用命令 DMCC(DataMan Control Commands) にてトリガコマンドを送信させます DataMan トリガコマンド >trigger on 末尾に CRLF を付加して送信 三菱 QJ71C24N シーケンサ専用命令 G.OUTPUT 命令 ( データ送信命令 ) 動作 3DataMan はトリガコマンド受信後 コート 読み取りを実行してシーケンサへ結果を送信します シーケンサは DataMan からの読み取り結果を ASCII 文字列形式で受信します 三菱 QJ71C24N シーケンサ専用命令 G.INPUT 命令 ( 受信テ ータ読み出し ) Cognex Corporation Page 39 of 45

シリアル通信設定手順例 (Q シリーズ QJ71C24N): 1.DataMan 側の設定手順 1DataMan SetUpTool にて DataMan200/8000 のシリアル通信設定を行い保存します DataMan200 シリーズの通信速度設定は 9600bps~57600bps です DataMan8000 シリーズの通信速度設定は 9600bps~115200bps です Cognex Corporation Page 40 of 45

2. シーケンサ側の設定手順 1 シーケンサ側のパラメータ設定を行います GX Developer にて [I/O 割付設定 ] を設定します 今回の例は下記設定となります Cognex Corporation Page 41 of 45

I/O 割付の後 [ スイッチ設定 ] を行います 下記は本書 Page:40 の DataMan 設定と同じ通信設定に合わせます スイッチ1 設定例 : 通信速度 =115200bps パリティ=なし データビット=8 ストップビット=1 フロー制御 =なし 0000101111100010(2 進数 ) 0BE2(16 進数 ) スイッチ 1 は 0BE2 になります スイッチ 2 設定例 : 交信プロトコル = 無手順無手順通信なのでスイッチ 2 は 0006 になります Cognex Corporation Page 42 of 45

手順 2 ラダーを作成します ソケット通信動作概要 ( 本書 Page:20) に沿ったラダーを作成します 例 : トリガ実行 G.OUTPUT 命令にてトリガコマンド >trigger on に末尾に CRLF を付けて DataMan へ送信 Cognex Corporation Page 43 of 45

例 : 読み取り結果受信 G.INPUT 命令にて DataMan で読み取った結果を受信します Cognex Corporation Page 44 of 45

3. ラダーを実行します DataMan とシーケンサとの接続が確立された後 DataMan200 へトリガコマンド送信もしくは DatMan8000 にて手動にてコード読み取りを実行するとシーケンサは読み取り結果を受信します Cognex Corporation Page 45 of 45