DataMan 三菱電機製 Q シリーズシーケンサ 接続参考資料
はじめに P3 DataMan200 MC プロトコルスキャナ接続 P4 (Q シリーズ Ethernet 内蔵 CPU/QJ71E71-100) DataMan200/8000 ソケット通信接続 P19 (Q シリーズ Ethernet 内蔵 CPU/QJ71E71-100) DataMan200/8000 シリアル通信 (RS-232C) 接続 P37 (Q シリーズ QJ71C24N) Cognex Corporation Page 2 of 45
本書では DataMan200 DataMan8000 シリーズと三菱電機製 Q シリーズシーケンサ接続 参考資料です 本書記載の通信形態は Ethernet(3E フレーム ) もしくはシリアル (RS-232C) 通信です DataMan の詳細設定につきましては各 DataMan 用 SetUpTool ソフト及び クイックリファレンス DataMan Control Commands Documentation を御参照下さい 三菱電機製 Q シリーズシーケンサ ( 以下シーケンサ ) の詳細設定につきましては三菱電機殿 から発行されております各種資料を御参照下さい Cognex Corporation Page 3 of 45
DataMan200 MC プロトコルスキャナ接続 概要 :DataMan200 の MC プロトコルスキャナ (3E フレーム ) 機能を使用してシーケンサと接続する方法 機器 :DataMan200(DataMan 本体ファームウェア Version3.5.2 CR1 以上 ) シーケンサ (Ethernet 内蔵 CPU または QJE71E71-100) パソコン (DataMan 及びシーケンサ設定用 設定時のみ必要 通常の操業時には不要です ) PoE 給電機能付 HUB ソフトウェア :DataMan SetUpTool Version3.5.2 以上三菱電機製シーケンサ開発ソフト (GX Developer GX Works2) Cognex Corporation Page 4 of 45
MC プロトコルスキャナシーケンサとのインターフェース : シーケンサとのインターフェースは以下の 6 ブロックに分かれます 1 コントロールブロック シーケンサから DataMan への指令 2 ステータスブロック DataMan からシーケンサへ状態書き込み 3 インプットデータブロック シーケンサから DataMan へデーター書き込み 4 アウトプットデータブロック DataMan からシーケンサへ結果書き込み 5 コマンドブロック シーケンサから DataMan へ DMCC(DataMan 専用コマンド ) 書き込み 6 コマンド結果ブロック DataMan からシーケンサへ DMCC(DataMan 専用コマンド ) 結果書き込み 各ブロックでの使用可能デバイスタイプ Block Name TYPE Offset 使用可能デバイス数 コントロール 未使用,D,W,R,ZR,M,X,Y,L,F,B 0-65535 0( 未使用 ) 32(bit 使用時 ) 2(word 使用時 Read のみ ) ステータス 未使用,D,W,R,ZR,M,X,Y,L,F,B 0-65535 0( 未使用 ) 32(bit 使用時 ) 2(word 使用時 Read のみ ) インプットデータ 未使用,D,W,R,ZR 0-65535 0( 未使用 )~960 アウトプットデータ 未使用,D,W,R,ZR 0-65535 0( 未使用 )~960 コマンド 未使用,D,W,R,ZR 0-65535 0( 未使用 )~960 コマンド結果 未使用,D,W,R,ZR 0-65535 0( 未使用 )~960 各ブロック内容 コントロールブロック ( シーケンサ DataMan) Bit 内容例 Bit 内容例 Bit0 トリガ有効 M100 Bit20 予約 ( 使用不可 ) M120 Bit1 トリガ M101 Bit21 予約 ( 使用不可 ) M121 Bit2 バッファリザルト有効 M102 Bit22 予約 ( 使用不可 ) M122 Bit3 検査結果 ON 状態 M103 Bit23 予約 ( 使用不可 ) M123 Bit4 予約 ( 使用不可 ) M104 Bit24 Train Code M124 Bit5 予約 ( 使用不可 ) M105 Bit25 Train Match String M125 Bit6 予約 ( 使用不可 ) M106 Bit26 Train Focus M126 Bit7 予約 ( 使用不可 ) M107 Bit27 Train Brightness M127 Bit8 予約 ( 使用不可 ) M108 Bit28 Un-Train M128 Bit9 予約 ( 使用不可 ) M109 Bit29 予約 ( 使用不可 ) M129 Bit 内容例 Bit 内容例 Bit10 予約 ( 使用不可 ) M110 Bit30 Execute DMCC M130 Bit11 予約 ( 使用不可 ) M111 Bit31 Set Match String M131 Bit12 予約 ( 使用不可 ) M112 Bit13 予約 ( 使用不可 ) M113 Bit14 予約 ( 使用不可 ) M114 Bit15 予約 ( 使用不可 ) M115 Bit16 ユーザーデータセット M116 Bit17 コマンド送信 M117 Bit18 予約 ( 使用不可 ) M118 Bit19 予約 ( 使用不可 ) M119 Cognex Corporation Page 5 of 45
ステータスブロック ( シーケンサ DataMan) Bit 内容 例 Bit 内容 例 Bit0 トリガ有効状態 M200 Bit20 予約 ( 使用不可 ) M220 Bit1 トリガ ON 状態 M201 Bit21 予約 ( 使用不可 ) M221 Bit2 画像取り込み中 M202 Bit22 予約 ( 使用不可 ) M222 Bit3 取り込みトリカ ミス M203 Bit23 予約 ( 使用不可 ) M223 Bit4 予約 ( 使用不可 ) M204 Bit24 Ack Train Code M224 Bit5 予約 ( 使用不可 ) M205 Bit25 Ack Train match String M225 Bit6 予約 ( 使用不可 ) M206 Bit26 Ack Train Focus M226 Bit7 予約 ( 使用不可 ) M207 Bit27 Ack Train Brightness M227 Bit8 検査処理中 M208 Bit28 Ack Un-Train M228 Bit9 検査完了 M209 Bit29 予約 ( 使用不可 ) M229 Bit 内容 例 Bit 内容 例 Bit10 結果ハ ッファオーハ ーラン M210 Bit30 Ack Excute DMCC M230 Bit11 結果有効 M211 Bit31 Ack Set Match String M231 Bit12 予約 ( 使用不可 ) M212 Bit13 予約 ( 使用不可 ) M213 Bit14 予約 ( 使用不可 ) M214 Bit15 障害発生状態 M215 Bit16 ユーサ ーテ ータセットトリカ 状態 M216 Bit17 コマント 送信トリカ 状態 M217 Bit18 予約 ( 使用不可 ) M218 Bit19 予約 ( 使用不可 ) M219 インプットデータブロック ( シーケンサ DataMan) Word 内容 例 Word0 予約 ( 使用不可 ) D100 Word1 ユーサ ーテ ータ長 D101 Word2..N ユーサ ーテ ータ D102 アウトプットデータブロック ( シーケンサ DataMan) Word 内容 例 Word0 予約 ( 使用不可 ) D200 Word1 トリガ ID D201 Word2 検査結果 ID D202 Word3 画像検査結果コート D203 Word4 検査結果文字列長 D204 Word5..N コート 読み取り結果 D205 DataManが読み取ったコート 結果はASCII 文字列形式でWord5 以降 ( 例 :D205 以降 ) に書き込まれます Word3 画像検査結果コードには以下の結果がセットされます Bit0:1=Read 0=No Read Bit1:1=Validated 0=Not Validated Bit2:1=Verified 0=Not Verified Bit3:1=Acquisition Trigger Over Run Bit4:1=Acquisition Buffer Over Run Bit5-Bit15: Reserved (No Use) Cognex Corporation Page 6 of 45
コマンドブロック Word 内容 例 Word0 コマント 文字列長 D300 Word1..N ストリンク コマント D301 コマンド結果ブロック Word 内容 例 Word0 コマント 結果コート D400 Word1 コマント 結果長 D401 Word2..N ストリンク コマント 結果 D402 Cognex Corporation Page 7 of 45
MC プロトコルスキャナ動作概要 : DataMan シーケンサ シーケンサは Trigger 用 Bit を ON Read(Control 用 Bit 状態を Read) Write(Status 用 Bit を ON) 画像取り込み デコード Write(Status 用 Bit を ON) Write( テ コート 結果 ( 例 : コート 読み取り結果 )) Status 用 Bit: トリガ ON 状態画像取り込み中検査処理中検査完了等 Write(Status 用 Bit を ON) - トリガ実行 ~ 読み取り結果受信手順例 - 1[ コントロール ] ブロックの Bit0 トリガ有効を ON にします 2[ コントロール ] ブロックの Bit1 トリガを OFF ON することにより DataMan へトリガをかける事が出来ます 3 読み取ったコート 結果は [ アウトプットデータ ] ブロックの Word5 以降に書き込まれます - リキッドレンズフォーカス自動調整 - 2[ コントロール ] ブロックの Bit26 Train Focus を OFF ON することによりリキッドレンズのフォーカス自動調整を行う事が出来ます Cognex Corporation Page 8 of 45
MC プロトコルスキャナ設定手順例 (Q シリーズ Ethernet 内蔵 CPU): 1. シーケンサ側の設定手順 1 シーケンサ側のパラメータ設定を行います GX Developer にて [Q パラメータ ] を設定します 今回の例は下記設定となります 次に [ オープン設定 ] を設定します プロトコル =TCP オープン形式 =MC プロトコル自局ポート番号 =DataMan SetUpTool で設定する [ ホストポート ] の値と同じにしてください Cognex Corporation Page 9 of 45
2. DataMan200 本体の設定 (DataMan SetupTool を使用 ) 手順 2DataMan200 本体の IP アドレスを固定 IP アドレスに設定します ( 今回の例 :192.168.0200) 先ずは DataMan SetupTool の表示をアドバンスト表示にさせるため下記赤枠のアイコン ( トグル表示モード ) を押してください [ ネットワーク設置の強制実行 ] ボタンが表示されますのでボタンを押します Cognex Corporation Page 10 of 45
[ ネットワーク設定の強制実行 ] ボタンを押して固定 IP アドレス サブネットマスクを入力します 入力後 IP アドレスが変わりますので [ 接続 ] ボタンを押して DataMan200 本体と接続して下さい Cognex Corporation Page 11 of 45
手順 3 トリガのタイプを設定します [ 照明カメラの設定 ] を押して トリガのタイプ [ シングル ( 外部 )] に設定します 手順 4 シンボルの設定を行います 読み取り対象のコード (DataMatrix,QR,CODE39 他 ) を設定します 手順 5 焦点 / 照明照度の調整を行います 手順 6 データフォーマットを設定します シンボルの設定 焦点 / 照明照度等 DataMan の詳細設定につきましては DataMan 用 SetUpTool ソフト及び クイックリファレンス を御参照下さい Cognex Corporation Page 12 of 45
手順 7MC プロトコルスキャナの設定を行います [ 通信設定 ] の [ 産業用プロトコル ] にて [MC プロトコル ] を設定します - 今回の例 - シーケンサ IP アドレス :192.168.0.2 ホストポート (MC プロトコル用ポート No:3001(Hex)) その他タイムアウト MC プロトコルスキャナポーリング間隔 使用デバイスは上記 ポーリング間隔は DataMan が MC プロトコル使って指定したデバイスをポーリングする間隔です 上記は 1000msec ごとに実行します ポーリング間隔は 10msec~30000msec に設定してください ホストホ ート 設定項目 1000-FFFF タイムアウト 5-30000 ホ ーリンク 間隔 10-30000 設定範囲 PLC シリース Q or L シリース (3E フレームのみ ) ネットワーク番号 0-239 PC 番号 1-120=station on CC-LINK IE field Network adapter 126=master on CC-LINK IE field Network adapter 255=Direct connect to Local station Cognex Corporation Page 13 of 45
手順 8DataMan 側の設定が終了したら設定を保存して DataMan 本体を再起動します 手順 9DataMan 本体の再起動後 SetUpTool にて DataMan と接続して [ 産業用プロトコル ] 画面を開くとシーケンサと接続が確立されると下記赤枠部分のメッセージが表示されます Cognex Corporation Page 14 of 45
手順 10 シーケンサからトリガ有効 ( コントロール Bit 0 を ON) にしてトリガ ( コントロール Bit 1 を OFF ON) をかけて結果を確認します Cognex Corporation Page 15 of 45
トリガがかかると DataMan は画像を取り込み コードを読み取ります 読み取り結果を[ アウトプットデータ ] ブロックの Word5 以降に ASCII 文字列形式書き込みます Cognex Corporation Page 16 of 45
MC プロトコルスキャナ設定手順例 (Q シリーズ QJ71E71-100): DataMan 側の設定は Q シリーズ内蔵 CPU と同じ設定方法です 1. シーケンサ側の設定手順 1 シーケンサ側のパラメータ設定を行います GX Developer にて [ ネットワークパラメータ ] を設定します 今回の例は下記設定となります Cognex Corporation Page 17 of 45
次に [ 動作設定 ] を設定します 今回の例は下記設定となります 次に [ オープン設定 ] を設定します 今回の例は下記設定となります フ ロトコル =TCP オーフ ン形式 =Unpassive 固定ハ ッファ = 送信固定ハ ッファ交信手順 =ありヘ アリンク オーフ ン = ペアにしない生存確認 =する自局ポート番号 =DataMan SetUpTool で設定する [ ホストポート ] の値と同じにしてください Cognex Corporation Page 18 of 45
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DataMan200/8000 ソケット通信接続 概要 :DataMan200/8000 とシーケンサをソケット通信で接続する方法 機器 :DataMan200(DataMan 本体ファームウェア Version3.5.0 CR1 以上 ) DataMan8000(DataMan 本体ファームウェア Version3.6.0 CR1 以上 ) シーケンサ (Ethernet 内蔵 CPU または QJE71E71-100) パソコン (DataMan 及びシーケンサ設定用 設定時のみ必要 通常の操業時には不要です ) PoE 給電機能付 HUB ソフトウェア :DataMan200 SetUpTool Version3.5.0 以上 DataMan8000 SetUpTool Version3.6.0 以上三菱電機製シーケンサ開発ソフト (GX Developer GX Works2) Cognex Corporation Page 20 of 45
ソケット通信動作概要 : 動作 1DataMan200/8000 に対してコネクションオープンを実行させます 三菱 Q 内蔵 Ethernet シーケンサ専用命令 SP.SOCOPEN 命令三菱 QJE71E71-100 専用命令 ZP.OPEN 命令 動作 2DataMan とシーケンサとのコネクションが確立したら DataMan 専用命令 DMCC (DataMan Control Commands) にてトリガコマンドを送信させます DataMan トリガコマンド >trigger on 末尾に CRLF を付加して送信 三菱 Q 内蔵 Ethernet シーケンサ専用命令 SP.SOCSND 命令 ( データ送信命令 ) 三菱 QJE71E71-100 専用命令 ZP.BUFSND 命令 ( データ送信命令 ) 動作 3DataMan はトリガコマンド受信後 コート 読み取りを実行してシーケンサへ結果を送信します シーケンサは DataMan からの読み取り結果を ASCII 文字列形式で受信します 三菱 Q 内蔵 Ethernet シーケンサ専用命令 SP.SOCRCV 命令 ( 受信テ ータ END 処理時読み出し ) 三菱 QJE71E71-100 専用命令 ZP.BUFRCV 命令 動作 4DataMan の電源を OFF にする等 シーケンサとの接続を切断する場合はシーケンサから CLOSE 命令を実行させます 三菱 Q 内蔵 Ethernet シーケンサ専用命令 SP.SOCCLOSE 命令三菱 QJE71E71-100 専用命令 ZP.CLOSE 命令 Cognex Corporation Page 21 of 45
ソケット通信設定手順例 (Q シリーズ Ethernet 内蔵 CPU): 1. DataMan 側の設定手順 1DataMan SetUpTool にて DataMan200/8000 の IP アドレスを設定 ( 参考本書 Page:9~10) 手順 2Telnet ポート番号を設定してください ここでの Telnet ポート番号設定は 10 進数になります Cognex Corporation Page 22 of 45
手順 3 トリガのタイプを [ シングル ] に設定してください DataMan の各設定が終了したら DataMan 本体に設定を保存して下さい Cognex Corporation Page 23 of 45
2. シーケンサ側の設定手順 4 シーケンサ側のパラメータ設定を行います GX Developer にて [Q パラメータ ] を設定します 今回の例は下記設定となります Cognex Corporation Page 24 of 45
手順 5[ オープン設定 ] を設定します プロトコル =TCP オープン形式 = ソケット通信 TCP 接続方式 =Active 自局ポート番号 = シーケンサにて使用するポート番号交信相手アドレス =DataMan200/8000 の IP アドレス交信相手ポート番号 =DataMan200/8000 の Telnet ポート番号 Cognex Corporation Page 25 of 45
手順 6 ラダーを作成します ソケット通信動作概要 ( 本書 Page:20) に沿ったラダーを作成します 例 :OPEN CLOSE 命令 Cognex Corporation Page 26 of 45
例 : トリガ実行 トリガコマンド : >trigger on 自動フォーカス実行コマド : train.focus on いずれも末尾に CRLF を付けて DataMan へ送信してください なお DataMan8000 シリーズはハンディタイプなのでトリガ実行部分のラダー作成は不要です Cognex Corporation Page 27 of 45
例 : 読み取り結果受信 Cognex Corporation Page 28 of 45
手順 7 ラダーを実行します DataMan とシーケンサとの接続が確立されると Ethernet 診断にて交信相手 (DataMan) が表示されます Cognex Corporation Page 29 of 45
DataMan200 へトリガコマンド送信もしくは DatMan8000 にて手動にてコード読み取りを実行するとシーケンサは読み取り結果を受信します Cognex Corporation Page 30 of 45
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ソケット通信設定手順例 (Q シリーズ QJ71E71-100): DataMan 側の設定は Q シリーズ内蔵 CPU と同じ設定方法です 1. シーケンサ側の設定手順 1 シーケンサ側のパラメータ設定を行います GX Developer にて [ ネットワークパラメータ ] を設定します 今回の例は下記設定となります Cognex Corporation Page 32 of 45
次に [ 動作設定 ] を設定します 今回の例は下記設定となります 次に [ オープン設定 ] を設定します 今回の例は下記設定となります フ ロトコル =TCP オーフ ン形式 =Active 固定ハ ッファ = 受信固定ハ ッファ交信手順 = 手順無しヘ アリンク オーフ ン = ペアにする生存確認 =する自局ポート番号 =DataMan SetUpTool で設定する [Telnet ポート ] の値と同じにしてください QJ71E71 の場合 交信相手ポート番号は 401~FFFF の間で設定します 送信も上記と同様に設定してください 手順 2 ラダーを作成します ソケット通信動作概要 ( 本書 Page:20) に沿ったラダーを作成します 例 :OPEN 命令 Cognex Corporation Page 33 of 45
例 : トリガ実行 Cognex Corporation Page 34 of 45
例 : 読み取り結果受信 Cognex Corporation Page 35 of 45
手順 3 ラダーを実行します DataMan とシーケンサとの接続が確立された後 DataMan200 へトリガコマンド送信もしくは DatMan8000 にて手動にてコード読み取りを実行するとシーケンサは読み取り結果を受信します Cognex Corporation Page 36 of 45
DataMan200/8000 シリアル通信 (RS-232C) 接続 概要 :DataMan200/8000 とシーケンサをシリアル通信 (RS-232C) で接続する方法 機器 :DataMan200(DataMan 本体ファームウェア Version3.5.0 CR1 以上 ) DataMan200 シリアル通信用 RS-232C ケーブル DataMan8000(DataMan 本体ファームウェア Version3.6.0 CR1 以上 ) DataMan8000 シリアル通信用 RS-232C ケーブル シーケンサ (QJ71C24N 必要 ) パソコン (DataMan 及びシーケンサ設定用 設定時のみ必要 通常の操業時には不要です ) PoE 給電機能付 HUB ソフトウェア :DataMan200 SetUpTool Version3.5.0 以上 DataMan8000 SetUpTool Version3.6.0 以上三菱電機製シーケンサ開発ソフト (GX Developer GX Works2) Cognex Corporation Page 37 of 45
シリアル通信 (RS-232C) ケーブルピンアサイン : DataMan 側のピンアサインは下記です 下記ピンアサインとシーケンサ側のピンアサインに合わせたケーブルをご用意下さい -DataMan200- -QJ71C24N のピンアサイン- Pin1:CD Pin2:RXD(RD) Pin3:TXD(SD) Pin4:ER(DTR) Pin5:SG Pin6:DR(DSR) Pin7:RTS(RS) Pin8:CTS(CS) -DataMan8000- Pin9:CI(RI) Cognex Corporation Page 38 of 45
シリアル通信動作概要 : 概要 :DataMan200/8000 に対して無手順通信で行います 動作 1DataMan 専用命令 DMCC(DataMan Control Commands) にてトリガコマンドを送信させます DataMan トリガコマンド >trigger on 末尾に CRLF を付加して送信 三菱 QJ71C24N シーケンサ専用命令 G.OUTPUT 命令 ( データ送信命令 ) 動作 3DataMan はトリガコマンド受信後 コート 読み取りを実行してシーケンサへ結果を送信します シーケンサは DataMan からの読み取り結果を ASCII 文字列形式で受信します 三菱 QJ71C24N シーケンサ専用命令 G.INPUT 命令 ( 受信テ ータ読み出し ) Cognex Corporation Page 39 of 45
シリアル通信設定手順例 (Q シリーズ QJ71C24N): 1.DataMan 側の設定手順 1DataMan SetUpTool にて DataMan200/8000 のシリアル通信設定を行い保存します DataMan200 シリーズの通信速度設定は 9600bps~57600bps です DataMan8000 シリーズの通信速度設定は 9600bps~115200bps です Cognex Corporation Page 40 of 45
2. シーケンサ側の設定手順 1 シーケンサ側のパラメータ設定を行います GX Developer にて [I/O 割付設定 ] を設定します 今回の例は下記設定となります Cognex Corporation Page 41 of 45
I/O 割付の後 [ スイッチ設定 ] を行います 下記は本書 Page:40 の DataMan 設定と同じ通信設定に合わせます スイッチ1 設定例 : 通信速度 =115200bps パリティ=なし データビット=8 ストップビット=1 フロー制御 =なし 0000101111100010(2 進数 ) 0BE2(16 進数 ) スイッチ 1 は 0BE2 になります スイッチ 2 設定例 : 交信プロトコル = 無手順無手順通信なのでスイッチ 2 は 0006 になります Cognex Corporation Page 42 of 45
手順 2 ラダーを作成します ソケット通信動作概要 ( 本書 Page:20) に沿ったラダーを作成します 例 : トリガ実行 G.OUTPUT 命令にてトリガコマンド >trigger on に末尾に CRLF を付けて DataMan へ送信 Cognex Corporation Page 43 of 45
例 : 読み取り結果受信 G.INPUT 命令にて DataMan で読み取った結果を受信します Cognex Corporation Page 44 of 45
3. ラダーを実行します DataMan とシーケンサとの接続が確立された後 DataMan200 へトリガコマンド送信もしくは DatMan8000 にて手動にてコード読み取りを実行するとシーケンサは読み取り結果を受信します Cognex Corporation Page 45 of 45