令和元年 10 月 28 日 令和 2 年度 予算編成方針

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平成 28 年度予算編成方針 我が国の経済は 景気は引き続き緩やかな回復基調を維持しているが その影響が地方経済にまで十分に行き渡っているとは言えず 我々地方の行財政運営の基本となる税等一般財源を確保するためには 臨時財政対策債に頼らざるを得ない状況が続くものと考える また 税制改正も予測されること

スライド 1

2014(平成26)年度 予算編成方針について

報告事項     平成14年度市町村の決算概要について

歳入総額 区分 平成 年度の財政フレーム ( 単位 : 百万円 ) 30 年度 31 年度 合計 構成比 構成比 構成比 263, % 265, % 529, % 一般財源特別区税特別区交付金その他特定財源国 都支出金繰入金特別区債 167


☆表紙・目次 (国会議員説明会用:案なし)

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総務部 企画財政課

H28秋_24地方税財源

( 注 ) 年金 医療等に係る経費については 補充費途として指定されている経費等に限る 以下同じ (2) 地方交付税交付金等地方交付税交付金及び地方特例交付金の合計額については 経済 財政再生計画 との整合性に留意しつつ 要求する (3) 義務的経費以下の ( イ ) ないし ( ホ ) 及び (

目 次 1 章策定の趣旨 1 1 これまで経緯 1 2 さらなる行財政改革の必要性 1 2 章行財政改革の基本的な考え方 2 1 推進期間 2 2 基本方針 2 3 重点項目 2 (1) 事務 事業の効率化の推進 3 (2) 定員管理の適正化及び人材育成の推進 4 (3) 民間活力の活用 4 (4)

タイトル

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1. 財政状況の年度推移 ( 一般会計 ) (1) 決算概況 ( 単位 : 億円 ) グラフの解説 一般会計の歳入 歳出の規模は増加傾向にあり 平成 27 年度の決算規模は 歳入 歳出ともに過去最大規模となっています 実質収支は 黒字を継続しており 27 年度は約 49 億円 前年度と比べると約 1

新設 拡充又は延長を必要とする理地方公共団体の実施する一定の地方創生事業に対して企業が寄附を行うことを促すことにより 地方創生に取り組む地方を応援することを目的とする ⑴ 政策目的 ⑵ 施策の必要性 少子高齢化に歯止めをかけ 地域の人口減少と地域経済の縮小を克服するため 国及び地方公共団体は まち

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施策の体系 本目標3 地域力と行政の連携がつくる人と地球に優しいまち179

P10 第 2 章主要指標の見通し 第 2 章主要指標の見通し 1 人口 世帯 1 人口 世帯 (1) 人口 (1) 人口 平成 32 年 (2020 年 ) までの人口を 国勢調査 ( 平成 7 年 ~22 年 ) による男女各歳人口をもとにコーホー 平成 32 年 (2020 年 ) までの人口

平成 29 年度予算の概算要求に当たっての基本的な方針について ( 平成 28 年 8 月 2 日閣議了解 ) の骨子 平成 29 年度予算は 基本方針 2016 を踏まえ 引き続き 基本方針 2015 で示された 経済 財政再生計画 の枠組みの下 手を緩めることなく本格的な歳出改革に取り組む 歳出

概算要求基準等の推移

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⑴ 練馬区の予算規模はどのくらいですか? どんなことに予算が多く使われているのですか? 平成 27 年度の予算規模は約 2,500 億円で 児童 高齢者 障害者 生活困窮者などを支援するための経費の割合が増えています 平成 27 年度における予算額は約 2,500 億円で前年度より約 55 億円増加

4-(1)-ウ①

平成28年度予算の概算要求に当たっての基本的な方針について

~ わかりやすい決算報告をめざして ~ 市ではさまざまな事業を行っています どのような事業を行うのか 資金調達はどうするか どのように支出するかを 歳入 歳出 という形でお金で表し とりまとめた計画が 予算書 です その予算に沿って事業を行った一年間の結果を報告したものが 決算書 です 決算書 には

目 次 1. 作成の目的 P2 2. 推計方法 P2 3. 歳入の推移 P4 4. 歳出の推移 P5 5. 歳入歳出の比較 P6 6. 基金の状況 P7 7. 地方債残高の状況 P8 8. 経常収支比率の状況 P9 9. 実質公債費比率の状況 P まとめ P11-1 -

経営指標の概要 ( 電気事業 ) 1. 経営の状況 ( 電気事業全体で算出 ) 算出式 ( 法適用事業 ) 算出式 ( 法非適用事業 ) 1 経常収支比率 (%) 1 収益的収支比率 (%) 指標の意味 経常収益 100 経常費用 総収益 100 総費用 + 地方債償還金 法適用企業に用いる経常収支

用への助成を除くと 住宅に関する融資や助成制度等の情報提供の充実 との回答割合が高い( 子育て住み替え意識調査 ) 以上のことから 住宅が手狭であることを理由に市外へ転出する若い世代が相当数存在し また その傾向が強まっていることがうかがえる また 住み替え後は4LDKの間取りを中心とした持ち家 (

平成 25 年 4 月 30 日 補助金のあり方に関するガイドライン 函館市 平成 25 年 4 月

内部統制ガイドラインについて 資料

地方創生応援税制 ( 企業版ふるさと納税 ) の運用改善 ( 別紙 1) 平成 31 年度税制改正 企業版ふるさと納税の一層の活用促進を図るため 企業や地方公共団体からの意見等を踏まえ 徹底した運用改善を実施する 地方創生関係交付金と併用する地方公共団体へのインセンティブ付与 地方創生関係交付金の対

2 決算収支 実質収支は 59 億 63 百万円の黒字で 11 年連続で全団体黒字となった 単収支は 9 億 92 百万円の黒字となった また 赤字団体は35 団体中 15 団体となり 前と比べて8 団体減少した 実質単収支は 189 億 82 百万円の赤字となり 前と比べて41 億 47 百万円赤

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その 1 の財政状況は? 平成 28 年度一般会計決算からの財政状況を説明します 1 平成 28 年度の主なお金の使い道は? その他の経費 212 億 93 万円 扶助費 82 億 3,606 万円 16.7% 43.0% 義務的経費 219 億 7,332 万円 人件費 44.5% 79 億 8,

2007財政健全化判断比率を公表いたします

資料 5 公共施設更新コスト試算 1 試算ケース ケース1: 旧耐震基準のうち 築 60 年以上は建替え それ以外は大規模改修 新耐震基準は老朽箇所修繕 耐用年数を 60 年と想定した場合 旧耐震基準の施設のうち 築 60 年以上の施設は 築 60 年が経過した施設から建替える 建替え対象以外の旧耐

参考 平成 27 年 11 月 政府税制調査会 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する論点整理 において示された個人所得課税についての考え方 4 平成 28 年 11 月 14 日 政府税制調査会から 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する中間報告 が公表され 前記 1 の 配偶

下呂市は今後 市税の減収や地方交付税特例措置 の終了を見据え 大幅に支出をカットし 身の 丈に合った市政運営をしていかなければ なりません 広報紙 11月号参照 今月は支出をどう見直していく のか 予算規模縮減に向け たお話です 3 と 年度 は 前 下呂市の財政の弾力性を示す経 進む財政の硬直化

2012(平成24)年度 予算編成方針について

平成 31 年度社会保障関係予算のポイント 頁 新 ( 平成 31 年 1 月 18 日閣議決定 ) 旧 ( 平成 年 12 月 21 日閣議決定 ) 1 平成 31 年度社会保障関係費の姿 平成 31 年度社会保障関係費の姿 ( 注 ) 年度 31 年度増 減 329, ,914 +1

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問 2 次の文中のの部分を選択肢の中の適切な語句で埋め 完全な文章とせよ なお 本問は平成 28 年厚生労働白書を参照している A とは 地域の事情に応じて高齢者が 可能な限り 住み慣れた地域で B に応じ自立した日常生活を営むことができるよう 医療 介護 介護予防 C 及び自立した日常生活の支援が

Ⅱ. 赤字の解消計画 Ⅱ (1) 赤字解消のための基本方針 Ⅱ (2) 赤字解消のための具体的取組 国保は構造的な問題を抱えており 被保険者の保険料負担軽減のために法定外繰入金を繰入れているといった状況は 全国的な状況であることから 国は全国で約 3,400 億円の公費を拡充し 国保の財政基盤の強化

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一次評価 担当課による自己評価 必要性 効率性 有効性 市民や社会のニーズを的確に捉えた事業か 民間事業者や市民が自ら実施することのできない事業か 目的 目標の達成手段として適切で 優先度の高い事業か 受益者との負担関係やは妥当な水準か 他の手段や方法とのコスト比較は十分行われているか コスト削減や

平成24年度の経済見通しと経済財政運営の基本的態度(閣議了解)

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豊洲移転時の収支試算の条件とパターン 収支試算の条件 平成 29 年度予算をベースとして推計 一般会計繰入金の対象範囲や水準は 据え置き 改修経費を 5 億円 / 年とした上で 5 年毎に 5 億円 / 年ずつ増加するものと仮定して試算 変更点 売上高割使用料は 5 年毎に 3% ずつ減少するものと

長と一億総活躍社会の着実な実現につなげていく 一億総活躍社会の実現に向け アベノミクス 新 三本の矢 に沿った施策を実施する 戦後最大の名目 GDP600 兆円 に向けては 地方創生 国土強靱化 女性の活躍も含め あらゆる政策を総動員することにより デフレ脱却を確実なものとしつつ 経済の好循環をより

Ⅰ 平成 24 年度高鍋町財務書類の公表について 平成 18 年 6 月に成立した 簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律 を契機に 地方の資産 債務改革の一環として 新地方公会計制度の整備 が位置づけられました これにより 新地方公会計制度研究会報告書 で示された 基準モデル

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国民健康保険税率等の諮問 について 国立市健康福祉部健康増進課国民健康保険係 国立市富士見台 : ( 代表 ) 内線

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

平成 30 年 (2018 年 )9 月 20 日 財政局 平成 29 年度決算に基づく健全化判断比率等の状況について 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 に基づき 平成 29 年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率を算定いたしましたのでお知らせします 健全化判断比率については すべての

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試算の前提条件 2018( 平成 30) 年度当初予算を基本に 収支等に大きく影響のあるもの (2018 年度の新規 拡充事業など ) や 2017 年度補正予算等による影響を反映 市税を 中長期の経済財政に関する試算 (2018 年 1 月内閣府 ) で示されたベースラインケースの指標により試算し

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女性の活躍推進に向けた公共調達及び補助金の活用に関する取組指針について

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市税に係る減免措置調査票 所属名 此花区役所 1 減免対象 市税の税目 ( 該当に 印 ) 減免内容 ( 該当条例等 ) 個人市民税 法人市民税 固定資産税 軽自動車税 事業所税 児童遊園の用に供する固定資産 条例第 4 条の 3 第 4 号規則 (1) 政策目的地域コミュニティの中核的組織として

JICA 事業評価ガイドライン ( 第 2 版 ) 独立行政法人国際協力機構 評価部 2014 年 5 月 1

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つのシナリオにおける社会保障給付費の超長期見通し ( マクロ ) (GDP 比 %) 年金 医療 介護の社会保障給付費合計 現行制度に即して社会保障給付の将来を推計 生産性 ( 実質賃金 ) 人口の規模や構成によって将来像 (1 人当たりや GDP 比 ) が違ってくる

資料3

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

5 この施策に係る事務事業 ( 重要度 貢献度順 ) 番号 事務事業名 魅力個店づくり整備促進事業 歳出決算額 ( 千円 ) 施策への関連性 目的に対する指標 年度目標値 年度実績値 推移 区内の既存個店や出店希望 22 者が行う 魅力的な店舗づ 809 くりを支援することで 魅 力個店の集積を図る

中期行動計画成24 年度の具体的な行動計画成24 年度の取組結果18 ( 財 ) 札幌勤労者職業福祉センター [ 所管課 : 経 ) 雇用推進課 ] 1 団体目標 新方針重点取組目標 18 ( 財 ) 札幌勤労者職業福祉センター 1 団体の廃止 新公益法人制度への対応平成 28 年度までは 施設の用

Ⅱ. 赤字の解消計画 Ⅱ (1) 赤字解消のための基本方針 Ⅱ (2) 赤字解消のための具体的取組 保険料減免制度について 府の統一基準に一致させることで急激な保険料増加となる世帯が生じることから 段階的に低所得者減免制度を解消していく 保険料の減免制度については 平成 30 年度からは災害 収入減

2 主な歳入 ( 総合予算編成団体 ) 地方税は, 市町村民税の増加により10.2% の増 ( 地財計画では+15.7%) となっている 地方譲与税は, 所得譲与税の廃止により55.7% の減 ( 地財計画では 81. 0%) となっている 地方交付税は, 税収の伸び等により6.4% の減 ( 地財

Microsoft PowerPoint - (参考資料1)介護保険サービスに関する消費税の取扱い等について

評価項目 評価ポイント 所管部局コメント 評価 国際交流に関する情報の収集及び提供事業国際交流活動への住民の参加促進事業国際理解推進事業在住外国人に対する相談事業在住外国人に対する支援事業 安定 確実な施設運営管理 公正公平な施設使用許可や地域に出向いた活動に取り組むなど新たな利用者の増加に努め 利

平成 24 年度国民健康保険税税率改定案 1 医療保険分 ( 基礎課税額 ) 現行 改定 増減 伸率 所得割額 4.30 % 4.63 % % 資産割額 % 9.80 % % 税率等 均等割額 17,100 円 18,000 円 900 円 5.3%


平成20年度税制改正(地方税)要望事項

経済財政モデル の概要 経済財政モデル は マクロ経済だけでなく 国 地方の財政 社会保障を一体かつ整合的に分析を行うためのツールとして開発 人口減少下での財政や社会保障の持続可能性の検証が重要な課題となる中で 政策審議 検討に寄与することを目的とした 5~10 年程度の中長期分析用の計量モデル 短

1 検査の背景 (1) 租税特別措置の趣旨及び租税特別措置を取り巻く状況租税特別措置 ( 以下 特別措置 という ) は 租税特別措置法 ( 昭和 32 年法律第 26 号 ) に基づき 特定の個人や企業の税負担を軽減することなどにより 国による特定の政策目的を実現するための特別な政策手段であるとさ

第4次日田市行政改革に向けての方針

各資産のリスク 相関の検証 分析に使用した期間 現行のポートフォリオ策定時 :1973 年 ~2003 年 (31 年間 ) 今回 :1973 年 ~2006 年 (34 年間 ) 使用データ 短期資産 : コールレート ( 有担保翌日 ) 年次リターン 国内債券 : NOMURA-BPI 総合指数

障財源化分とする経過措置を講ずる (4) その他所要の措置を講ずる 2 消費税率の引上げ時期の変更に伴う措置 ( 国税 ) (1) 消費税の軽減税率制度の導入時期を平成 31 年 10 月 1 日とする (2) 適格請求書等保存方式が導入されるまでの間の措置について 次の措置を講ずる 1 売上げを税

(公印省略)

平成27年度 決算の概要


目 次 (1) 財政事情 1 (2) 一般会計税収 歳出総額及び公債発行額の推移 2 (3) 公債発行額 公債依存度の推移 3 (4) 公債残高の累増 4 (5) 国及び地方の長期債務残高 5 (6) 利払費と金利の推移 6 (7) 一般会計歳出の主要経費の推移 7 (8) 一般会計歳入の推移 8

1) 3 層構造による進捗管理の仕組みを理解しているか 持続可能な開発に向けた意欲目標としての 17 のゴール より具体的な行動目標としての 169 のターゲット 達成度を計測する評価するインディケーターに基づく進捗管理 2) 目標の設定と管理 優先的に取り組む目標( マテリアリティ ) の設定のプ

子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱

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3. 平成 30 年度基本方針 (1) 重点施策 平成 30 年度は 引き続き日南町総合戦略の実現に向け以下の 4 項目を施策の柱として 次の取 組みを推進する 1 仕事をつくり 安心して働けるまちづくり中心地整備構想 コンパクトシティ構想実現に向け 道の駅にちなん日野川の郷 を核として賑わいのある

平成21年度 予算編成方針

1. 趣旨この基本方針は 市がネーミングライツの付与に関する事業 ( 以下 ネーミングライツ事業 という ) を実施するにあたり 郡山市広告事業実施要綱 ( 平成 27 年 4 月 1 日制定 )( 以下 実施要綱 という ) 第 19 条 ネーミングライツ スポンサーの募集 に基づき ネーミングラ

平成23年度の具体的な行動計画(アクションプラン)策定調書

庁議案件No

資料9

3 流動比率 (%) 流動資産流動負債 短期的な債務に対する支払能力を表す指標である 平成 26 年度からは 会計制度の見直しに伴い 流動負債に 1 年以内に償還される企業債や賞与引当金等が計上されることとなったため それ以前と比べ 比率は下がっている 分析にあたっての一般的な考え方 当該指標は 1


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令和元年 10 月 28 日 令和 2 年度 予算編成方針

目 次 第 1 国 県の経済状況 動向について 1 第 2 町の財政状況 3 第 3 令和 2 年度当初予算編成の配分調整額 6 1. 第 3 次実施計画策定の背景 6 2. 財政計画 6 3. 令和 2 年度の配分調整額 7 第 4 令和 2 年度予算編成基本方針 8 1. まち ひと しごと創生総合戦略等に基づく取り組みの推進 8 2. 歳入の確保の推進 9 3. さむかわ 2020 プラン最終年度を踏まえた取り組みの推進 9 第 5 予算編成における留意事項 12 1. 総括的な事項 12 2. 歳入に関する事項 13 3. 歳出に関する事項 14 4. 特別会計予算に関する事項 16 5. その他 16

第 1 国 県の経済状況 動向について 我が国を取り巻く経済情勢は 内閣府が令和元年 10 月 18 日に発表した月例経済報告によると 景気は 輸出を中心に弱さが続いているものの 緩やかに回復している とし 先行きについては 当面 弱さが残るものの 雇用 所得環境の改善が続くなかで 各種政策の効果もあって 緩やかな回復が続くことが期待される ただし 通商問題を巡る緊張 中国経済の先行き 英国の E U 離脱の行方等の海外経済の動向や金融資本市場の変動の影響に加え 消費税率引上げ後の消費者マインドの動向に留意する必要がある また 令和元年台風第 19 号など相次ぐ自然災害の経済に与える影響に十分留意する必要がある としている このような状況のなか 国においては 直面する様々な課題を克服し 持続的かつ包摂的な経済成長の実現と財政健全化の達成の両立を最重要目標であるとして 経済再生なくして財政健全化なし の基本方針の下 2 0 2 0 年頃の名目 G D P 6 0 0 兆円経済と 2 0 2 5 年度の財政健全化目標の達成を目指している また 令和元年 6 月 2 1 日に閣議決定された 経済財政運営と改革の基本方針 2 0 1 9 で示された 新経済 財政再生計画 の枠組みの下 海外発の下方リスクがみられる中 デフレ脱却 経済再生の取組の強化と同時に 歳出改革や歳入改革に当たっても経済再生に寄与する改革とすることが重要とされ 具体的には 1 社会保障改革による保険料負担の伸びの抑制 労働参加の促進 2 人的投資をはじめとする民間投資の喚起 3 規制 制度改革を通じた公的分野への民間参入 官民連携を併せて実現していく 特に パラダイムシフトの鍵となる Society 5.0 実現の加速に向けて 徹底したデジタル化をはじめ次世代型行政サービスの構築に早期に取り組むことにより 新たな民間投資やサービスの呼び水とするとともに 中長期的な成長基盤を強化し 安倍内閣の経済政策の基本方針を堅持し 成長と分配の好循環を持続 拡大させることが不可欠であるとしている 一方 世界に先駆けて日本が直面する人口減少 少子高齢化という構造的課題について 将来にわたって活力ある日本社会を維持する観点から 2 0 1 4 年 9 月 まち ひと しごと創生本部を設置し 2 0 6 0 年に 1 1

億人程度の人口を維持するなどの中長期的な展望を示した まち ひと しごと創生長期ビジョン を策定するとともに その下で 5 か年の目標や施策の基本的方向及び具体的な施策をまとめた 第 1 期 ( 2 0 1 5 年度から 2 0 1 9 年度まで ) の まち ひと しごと創生総合戦略 を策定した 第 1 期で根付いた地方創生の意識や取組を 2020 年度以降にも継続するため 第 2 期 総合戦略 においては 現行の 4 つの基本目標と 情報支援 人材支援 財政支援という 地方創生版 三本の矢 の支援の枠組を基本的に維持しつつ 必要な見直しを行うこととしており 引き続き 地方公共団体が 地域の実情に応じ 自主的 主体的に地方創生に取り組むことができるよう 所要額を計上することとしている 県においては 令和元年度当初予算では 事業見直しによる 80 億円の削減と30 年度の県税 地方譲与税総額の増等により確保した財源を活用し ようやく収支を均衡させたところである 令和 2 年度予算編成では 歳入面において 地方消費税率引上げの影響による増収があるものの 世界経済の先行きの不透明感から企業収益の回復が見込めず 税交付金等を含めた実質ベースでは減収が見込まれ 近年では 前年度の税収増などを活用することにより財源不足を補ってきたが 現在の税収動向を踏まえると こうした 臨時的な財源 は見込めないことから 歳入全体としては大幅な減額となる見通しとなっている 歳出面では 急速な高齢化や幼児教育 保育の無償化などにより 介護 医療 児童関係費が増額となる見込みであり 令和 2 年度は 概ね 7 0 0 億円の財源不足が見込まれている これまでのような税収増が見込めない中にあって 前年度より更に財源不足額が拡大しており 県財政は 例年以上に厳しい状況にある このため より効果的な事業に資源 ( 予算 人 時間 ) を重点的に配分するため これまで以上にスクラップ アンド ビルドを徹底し 廃止や休止を含めた施策 事業の見直しを行うとともに 事業の優先順位を見極めるほか 個々の事業を一律に削減するのではなく 真に必要な施策 事業に財源を重点的に配分することとしている 以上のことから 国 県支出金の負担額や割合などの変動は 町の予算編成にも多大な影響を及ぼすため その動向に一層注視する必要がある 2

第 2 町の財政状況 町税収入と義務的経費の推移( 一般会計 ) 平成 20 年度決算では96 億円を超えていた町税収入は 同年秋のリーマンショックを引き金とした世界同時不況の影響 ( 企業収益悪化と個人所得の落ち込み ) によって 翌年の平成 21 年度決算では86 億円まで急激に落ち込み 平成 22 年度以降 持ち直すことなく約 85 億円台で推移してきた 近年は 比較的経済が堅調に推移していることもあり 平成 29 年度決算では86 億円台 平成 30 年度決算にあっては87 億円台となっている 令和元年度当初予算では 回復基調にある景気の波及効果が個人所得の伸びに影響し始めていることや 新築家屋の増などを踏まえ 前年度当初予算との比較では 町税全体で1 億円の増を見込んだところだが 今後の景気動向によっては 税収入が増減することから 歳入全体の推移について注視していく必要がある 一方 令和元年度当初予算のうち 支出が法令などで義務付けられ 任意に縮減できない義務的経費 ( 人件費 公債費 扶助費 ) については 近年 町債の償還が進んでいるものの 扶助費において 子どものための教育 保育給付費や障害福祉サービス費などの増により 平成 20 年度決算額では62 億円台であったものが 平成 30 年度では74 億円台 令和元年度の決算見込みでは76 億円台と 近年の中ではもっとも高い水準になる見込みである さらに 令和元年 10 月より開始された幼児教育 保育の無償化などにより 令和 2 年度以降も増加傾向が続くものと考えられる * 平成 30 年度までは決算額 令和元年度は当初予算額 3

前頁のグラフにあるとおり 義務的経費が増加することで 自主財源の6 割を占める町税収入との差が年々狭まってきている この差が大きいほど 町の独自政策 事業に使える財源があることとなるが 近年の状況としては 新たな事業を実施するために必要な財源が減少している傾向にある 社会保障関係費と経常収支比率の推移社会保障関係費については 平成 22 年度に 児童手当 が 子ども手当 への制度変更されたことに伴い急激な伸びを見せて以降 障害福祉サービス費の増や小児医療費助成制度の拡大などによる扶助費の増のほか 高齢化が進んでいることで 介護保険といった特別会計への繰出金等が増となっており 右肩上がりの傾向が続いている * 平成 30 年度までは決算額 令和元年度は当初予算額 経常収支比率は 扶助費や公債費 人件費などを主なものとする経常経費に 地方税等の経常一般財源がどの程度充当されているかを見ることにより財政の弾力性を判断する指標である 経常収支比率の適正値は 従来 70%~80% 程度とされていたが 多岐多様な行政サービスに応える必要から 現在の自治体では さらに高い値となる傾向である 当町においても 扶助費や施設の維持経費などの固定費などが経常収支比率を押し上げ 平成 23 年度以降は常に90% を超え 高い水準で推移している なお 平成 26 年度以降は減少傾向にあったものの 平成 30 年度決算では一転して増加に転じ 経常収支比率は95% と高い割合となっている 4

* 平成 30 年度まで決算額 今後の歳出予算の推移前述のとおり 社会保障関係費等が右肩上がりで増加するなか 今後 本格的に事業開始となる 田端西地区のまちづくり に7 年間で約 28 億円の歳出予算が必要なことに加え 公共施設の更新費用 などにも多額の歳出予算が必要となる見込みである 上記のような大型事業が今後に控えているため 令和 2 年度以降の歳出予算編成については より一層の事業精査が必要な状況である * 平成 30 年度までは決算額 令和元年度は当初予算額 令和 2 年度は伸び率等により算出 * 公共施設更新費用は 公共施設等総合管理計画 より 田端西地区まちづくり費用は 田端拠点づくり課 より * 人件費及び公債費について 平成 30 年度までは決算額 令和元年度は当初予算額 令和 2 年度は 令和元年度当初予算額を見込み額としています 5

第 3 令和 2 年度当初予算編成の配分調整額 1 第 3 次実施計画策定の背景 町の財政状況としては 歳入では町税収入に堅調な傾向がみられるものの ほぼ横ばいで推移し 歳出では社会保障関係費が右肩上がりの傾向などにより財政状況が硬直化している また 田端の拠点整備や公共施設の更新費用の問題 町営プールの建設費にかかる償還費などにより 各施策の事業費の財源確保は将来的に大きな課題であることから これらの背景を踏まえ 次の基本的な考え方をもとに平成 30 年度から令和 2 年度までの第 3 次実施計画を策定した 第 3 次実施計画策定の基本的な考え方 後期基本計画の最終計画期間であることから 基本計画に定めた各指標の達成の実現を見据えたものにする 総合計画において各施策を横断的に捉え 重点的に取り組む施策として示した 重点プロジェクト と人口減少への対応を目的とした まち ひと しごと創生総合戦略 の推進を柱とする 公共施設再編計画の推進を含め 将来にわたって持続可能な財政運営を図れるよう 各取組の施策目標に対する寄与度など効果を重視した事業の見直しを行い さらなる 選択と集中 を実現する 2 財政計画第 3 次実施計画期間 ( 平成 30 年度から令和 2 年度 ) における一般会計の歳入 歳出の財政計画は次表のとおりである ( 単位 : 千円 ) 年度 財政計画 ( 歳入 歳出 ) 平成 30 年度 13,602,000 令和元年度 14,204,330 令和 2 年度 16,012,604 6

財政計画策定の基本的な考え方 歳入 国庫支出金 県支出金等の特定財源については 各課等からの第 3 次実施計画の計画事業費状況調査から算出した 〇上記以外の項目については 第 3 次実施計画策定時点で判明している制度改正を考慮するとともに 過去からの傾向を勘案した上での見込額とした 歳出〇 第 3 次実施計画策定の基本的な考え方 に基づき 歳入額や 町民アンケートの調査結果 施策評価結果 の結果を踏まえた 〇義務的経費の確保 まち ひと しごと創生総合戦略の推進 社会経済環境に対応する様々な取り組みなど 選択と集中 の考えのもと優先度などを総合的に勘案し配分した これまでの施策や事業の検証結果等を踏まえ 効果的 効率的な事業や優先度の高い事業について所要額を配分した 町民の生命 財産を守る費用 義務的経費については 原則所要額を配分した 上記以外の費用については 歳入額に合わせるため 事業実施年度の調整 事業実施方法の根本的見直し 他事業との統廃合等の調整を行った上で配分した 3 令和 2 年度の配分調整額財政計画をもとに各事業 各経費に配分調整額を配分する なお 第 3 次実施計画で令和 2 年度に位置付けていた事業のうち 実施時期の前倒しにより既に事業着手 実施済みのものや 事業スケジュールを変更したものなどを踏まえて 令和 2 年度全体の配分調整額は次のとおりとする 配分調整額 : 歳入歳出ともに 15,053,942 千円 ただし 現時点においては 社会経済環境の変化や税 財政制度の改正などの不 確定要素があることから 歳入推計額が変動することも予想されており 歳出フレ ームも合わせて変動する可能性がある 7

第 4 令和 2 年度予算編成基本方針 令和 2 年度の予算編成にあたっては 町総合計画 さむかわ 2020 プラン 後期基本計画期間及び第 3 次実施計画の最終年度であることから 6ページ記載の計画策定の背景を踏まえるとともに 令和 3 年度以降を計画期間とする次期総合計画を見据え 将来にわたり自律した健全財政の維持 確保の観点からも 今後の町が進むべき方向性の礎となる予算編成であることを認識した上で臨み 真に必要な取り組みを重点的に推進する 具体的には 次の基本方針により予算編成を実施する なお 本要求においては 7ページ記載の配分調整額の範囲内で要求を行うことを前提に 各施策責任者のマネジメントの下 施策間及び施策内調整を可能とする 予算編成基本方針 1. まち ひと しごと創生総合戦略等に基づく取り組みの推進 2. 歳入の確保の推進 3. さむかわ 2020 プラン 最終年度を踏まえた取り組みの推進 1. まち ひと しごと創生総合戦略等に基づく取り組みの推進直面する人口減少社会を見据え 人口減少と地域経済縮小を克服し 魅力ある町であり続けるため 高座 のこころ ブランドの取り組みを踏まえたうえで 総合戦略に定めた4つの基本目標に基づいた事業構築を行うこと ただし 事業効果が少ないものなどについては 事業内容を見直すこと また 重点プロジェクトも同様とする 高座 のこころ ブランドの全庁的な取り組みの推進について ~ 町独自の価値 存在価値の向上に向けたブランディングの取り組み ~ 高座 のこころ ブランドは 今後の人口減少社会を見据え 選ばれる町となるよう 町の魅力や付加価値を上げることであり 町民の幸せと誇りに繋がる施策を実行していくことが重要であることから 高座 のこころ ブランドを町政運営の方針として 全庁一丸となって取り組みを進めることとしている 今後 ブランドが広く浸透するよう 各課等が展開する施策はブランドの考え 方に沿った展開に留意し 既存事業 新規事業に関わらず十分に検討を行うこと とする 8

2. 歳入の確保の推進昨年度に引き続き 歳入予算の要求にあたっては 各職員一人ひとりが新たな歳入確保に取り組むこと 具体的には これまでの実績にとらわれず 国 県等の補助制度等の再精査はもとより 事業目的を損なわない範囲での事業の組み替え等により 新たに補助対象事業 ( 経費 ) となるよう工夫を凝らすこと さらに 補助交付金等の採択や情報等の早期把握に向けて国 県等への積極的なアプローチを図りながら関係を構築するとともに 国 県以外の各法人等における交付金 助成金も積極的に活用すること また あわせて受益者負担のさらなる適正化を図るなど 多角的な視点から歳入の確保 ( 歳出の削減を図ること ) を徹底すること 3. さむかわ 2020 プラン 最終年度を踏まえた取り組みの推進町総合計画 さむかわ 2020 プラン の計画期間が最終年度であることから これまでの進捗状況等を踏まえ 各施策の目標達成に向けた取り組みを行うこと また 事業の効果や優先度等に留意し 優しさと輝きとうるおいのあるまち湘南さむかわ の実現に向けた効果的な施策展開を図るとともに 次期総合計画の策定も見据え 真に必要な事業の選択と未来を想定した取り組みを行うこと なお 次期総合計画の策定にあたって SDGS( 持続可能な開発目標 ) の考え方を踏まえ 町としての取り組みや方向性を示す予定であり 令和 2 年度についても 次期総合計画での事業展開を見据えた事業の構築を行うよう留意すること 9

< 総合戦略について > 国内の少子高齢化の進行に的確に対応し 人口減少に歯止めをかけるとともに 東京圏への人口の一極集中を是正し それぞれの地域で住みよい環境を確保して 将来にわたって活力ある日本社会を維持していくため 平成 26 年 11 月に まち ひと しごと創生法 が公布されたところである 町は これまで人口増加傾向で進んできたが 今後は少子高齢化が進行することが見込まれており 今のままでは人口減少は避けられず 地域経済の発展や活力ある地域社会の形成などが課題となってくる そこで まち ひと しごと創生法 に基づき 国が策定した まち ひと しごと創生長期ビジョン 総合戦略 を勘案しながら 町の実情を踏まえ 人口 経済 地域 社会の課題に一体的に取り組むため 寒川町まち ひと しごと創生総合戦略策定等委員会 を設置し 寒川町人口ビジョン 及び 総合戦略 を策定したところである また この 総合戦略 については 令和元年度末を計画終期とするものであるが 今後 継続的な取り組みを進めていく必要があること また 今後の進行管理の効率化の観点から 現行計画を 1 年延長し 令和 3 年度を計画始期とする新たな総合戦略を次期総合計画とともに策定することとしている 関係各課等においては 現行の総合戦略のアクションプランに位置付けている取り組みを着実に推進していくとともに 推進にあたっては これまでの取り組み状況やKPI( 重要業績評価指標 ) の達成状況等を踏まえ 人口ビジョンの実現や施策目標の達成に向け より効果的な取り組みとなるよう改善等を行いながら予算編成に臨むこと 10

基本目標具体的な施策 1 地域全体で さむかわ の経済成長を支え 安定した しごと を育みます (1) きめ細やかな支援による経済規模の拡大と産業集積の促進 2 さむかわ を知ってもらい 新しい人の流れをつくります (1) アピールポイントの発見 創出と発進力の強化 3 子育て世代が安心して子どもを産み育てやすい環境をつくります (1) 結婚から子育てまで切れ目のない支援の充実 (2) 学力の向上と家庭教育支援の充実 (3) 子育てを応援する地域社会の実現 4 発展し続けるまち さむかわ をみんなでつくります (1) さらなる安心した暮らしのための防犯対策の充実 (2) まちづくり活動への若い世代の参加 参画の促進 (3) より快適な生活の実現に向けた交通環境の整備 < 予算編成の査定方針について > 次の項目に視点をおいて予算査定する 1. 第 3 次実施計画の確実な実行 に向けた視点 2. 将来にわたり自律した健全財政の維持 確保の視点 3. 施策内 施策間調整の取り組み状況を尊重した視点 11

第 5 予算編成における留意事項令和 2 年度当初予算編成に係る本要求については 配分調整額を原則 上限額とし 新たな要求や概算要求内容の変更 見直し等を行う場合には 下記事項に留意すること 1. 総括的な事項 (1) 総合的 計画的行政運営は 町総合計画 さむかわ 2020 プラン に基づくものとする (2) 行政のみによる取り組みではなく 町民や民間企業 団体の協力を得て共に取り組むことでより高い効果が見込める事務事業がないかどうか再確認すること (3) 選択と集中 の観点から より効果的な事業推進が図られるよう見直しを行い これまでの行政改革の方針や事務事業評価等の結果を踏まえた要求とすること (4) 部課等の長は 部 課を経営する 経営者の立場 あるいは 部 課内を総括する立場 として事業を掌握し 全ての事業を費用対効果の視点から精査した上で前例踏襲型予算から脱却した本要求をすること (5) 新たに特定財源を確保した場合は 配分調整額の調整が必要なため 企画政策課及び財政課と協議すること 国 県補助金等を財源としている事業については その基準を超えて実施している事業費については見直しの対象とし 補助等の廃止 補助割合の変更があった場合は 原則事業の廃止 縮小を行い 一般財源への振り替えは認めない (6) 総合戦略 及び 6 つの 重点プロジェクト に位置付けられた事業の推進を図りつつ 時代潮流や急速に変化する社会経済環境へ的確に対応していくため 歳入 歳出ともに更なる見直しを継続する 特に第 3 優先事業については 事業の休止 廃止を含めた精査を行うとともに 所要額配分された第 2 優先事業においても 事業効果を最大のものとするために必要かつ最適な手段を再検証すること 12

2. 歳入に関する事項 (1) 町税については 今後の景気動向 企業の業績 税制改正をめぐる様々な論議を注視するとともに 的確な課税客体の把握に努めること さらに 課税客体の現況と課税上の取扱いの整合性を再確認し 適正課税の確保に努めるとともに 収納率の向上を図り 積極的な税収確保に努めること (2) 分担金及び負担金については 事業の性格 実施規模 他市町村の状況を踏まえ 負担の適正化を図り本要求すること (3) 使用料については 町民負担の公平性の確保と受益者負担の原則に立ち これまで無料であったものも含め 現負担額が適正であるか十分検討するとともに 手数料については 地方公共団体の手数料の標準に関する政令 に沿った対応をとること (4) 国県支出金については 経済情勢 国 県の予算編成及び地方財政措置等の動向を十分見極め 新たな補助金獲得に積極的に努めるとともに 既存補助金については過去の収入実績を勘案して 確実な額の把握に努めること 特に 県支出金については 県担当部局と連絡を密に行い情報収集を図るとともに 県補助金が廃止及び減額される場合は 歳出予算の見直しを迫られることから企画政策課及び財政課と協議すること (5) 町債については プライマリーバランスの黒字化維持 の観点からその発行等は慎重に考察し やむを得ない起債のみとすること (6) ふるさと納税制度のほか 広告掲載やネーミングライツ導入などにより 新たな財源確保に積極的に努めること また 基金については 設置目的に沿った事業の財源として 適時かつ有効な活用を図ること (7) 行政財産については その目的とする事業に支障がない限り 行政財産の目的外使用を認め 財産収入の確保を図るとともに 各課等において管理する重要物品を含め財産の活用 売却等について再度精査すること (8) 普通財産の土地 ( 特に遊休地など ) については 売り払い 貸し付けを早期に調査し 歳入の確保を図ること 13

(9) 保険料等の収入未済額については 負担公平の原則から縮減に向けてあらゆる努力をし 収納率の向上に一層の取り組みの強化を図り 時効等により徴収不納とならないよう特に注意を払うこと 3. 歳出に関する事項歳出に関し 令和 2 年度計画事業費の状況調査に伴う企画部長ヒアリング ( 指示事項等 ) に沿ったものであるか再確認を必ず行うとともに 本予算編成方針及び次に記載する留意事項等に沿った見直しを行い 本要求を行うこと また 令和 2 年度予算編成では 仕事の創出 子育て支援の充実 教育内容 環境の充実 に重点をおいて予算編成を実施し 成果がない事業については成果が見込める事業への組み替え等を行い 出来ない場合は原則として事業廃止とする (1) 賃金については 会計年度任用職員制度開始に伴い令和 2 年度から廃止 ( 廃止科目 :7 節 賃金 ) となり 報酬等へ変更となるので注意すること なお 会計年度任用職員の予算要求にあたっては その事務事業の内容を十分検討し 不要不急事務等の徹底した排除を行い 安易に職員を雇用することがないよう努めること やむを得ず予算要求する場合は 必ず総務課と事前調整をしてから予算要求を行うこと (2) 旅費については 近隣及び電車では不便な場所については公用車対応とし 公用車対応外の場合には 寒川町職員の旅費に関する条例第 6 条前段の趣旨のもと 必要最低限度の人員で計上する また 県外への視察研修などにかかる旅費以外の費用についても 事前に総務課及び財政課と十分調整を行うこと (3) 需用費については 経費の徹底した見直しを行い 真に必要なものだけを計上すること 特に 消耗品費等においては 寒川町広告付き物品の提供の取扱いに関する要綱 を最大限に活用するなど 安易に計上しないこと (4) 委託料については その事業内容 必要性を十分検討した上で 適正な額を計上すること 特に 管理 保守点検等の委託については その内容の徹底した見直しを行うこと さらに 職員の努力により対応できる委託関係予算 ( 特に 計画策定 調査委託 工事等の設計 監理 ) 等については最大限削減すること 14

特に 職員で行う工事等の設計については適正な設計内容が担保されるよう留意すること (5) 公共施設の修繕料や工事請負費について 新規施設の整備や施設の耐用年数を延ばす大規模改修等については 施設再編課所管の公共施設再編計画において各施設の今後のあり方が決まるまでの間 予算要求を見送ること ただし 利用者の安全確保など 緊急避難的なものについては計上を認めることとするが 事前に施設再編課とよく調整し あらゆる角度から修繕等の必要性を検証し 予算査定の場において論理的に説明できるもののみ要求すること (6) 債務負担行為の設定に当たっては 設定期間中における支出額の偏りについて留意すること (7) 補助金については 公費支出の妥当性 補助事業の目的及び効果 ( 成果 ) を検証した上で関係者と調整し 計上すること 特に 事業費補助の視点から 団体が実施する事業に要する費用として最低限度のものに限り補助を行うようにすること なお 茅ヶ崎市等の行政間での調整が必要な補助金等についても 十分に町の財政状況を説明し 理解を得ること (8) 義務的経費のうち特に扶助費においては 町単独事業 横出し及び継ぎ足し単独分について 事業の必要性を含め精査し 見直しを図ること (9) 消費税の支払いを伴うものについては 税率 10% で計上することとなるが 酒類 外食を除く飲食料品 定期購読契約に基づき週 2 回以上発行される新聞は軽減税率の対象となり 8% の税率となるので 計上漏れや税率変更等の対応漏れがないか再確認すること また 既契約のものや調達時期等により 従前からの消費税率から変動することがない案件については 税率 8% の適用となる旨明記すること (10) 令和 2 年度は町制施行 80 周年にあたるため 80 周年記念事業については イントラ掲載の 基本方針 に基づき 70 周年と同様 必要最低限の経費で行うこととしているが 冠を付すことができる事業については 必要経費を精査した上で計上すること 15

4. 特別会計予算に関する事項 (1) 前記事項に準じて行うが 地方自治法第 209 条第 2 項及び特別会計条例の本来の趣旨に則り 経営効率の改善を進めること (2) 使用料 保険料などの町民負担の適正化を念頭に財源の確保を図り 将来にわたる的確な収支見通しに基づく経費の節減 合理化に努めること (3) 一般会計からの繰入金については 法定 ( 基準内 ) である一般事務経費などを削減するとともに 基準外繰入金充当先についても再度精査し 一般会計の過度な負担とならないよう努めること 5. その他 (1) 各部 各課等に関連する事務事業については 施策責任者の指示の下 関係部課等との連携を密にし 十分協議のうえ 効率性 統一性を欠くことのないよう予算計上すること (2) 予算と関連する条例及び規則等の制定 改廃等の諸準備については 総務課と協議を行うこと (3) 施設再編課に設計依頼する工事 委託等の予算計上については 事前に協議を行うこと (4) 公の施設の管理運営 については 効率的 効果的な運営に努めなければならないことから 地方自治法第 244 条の 2 第 3 項により民間事業者を含めた 指定管理者制度 を適切に活用すること (5) 本要求にあたっては まちづくり懇談会や各種審議会等 議会のほか 監査委員の意見 指摘事項等についても十分把握 認識し 検討のうえ予算要求に反映させること (6) 細部については 令和 2 年度当初予算本要求要領 によること (7) その他 情勢の変化に伴う連絡事項については 必要の都度 通知する 16