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Transcription:

取扱説明書 USF-105FS-12G 12G-SDI 対応フレームシンクロナイザ Frame Synchronizer 1 st Edition - Rev.4

使用上の注意 安全に正しくお使いいただくために必ずお守りください [ 使用環境 使用方法 ] 禁止 [ 運搬 移動 ] 注意 高温多湿の場所 塵埃の多い場所や振動のある場所に設置しないでください 使用条件以外の環境でのご使用は 動作の異常 火災や感電の原因になることがあります 運搬時などに外部から強い衝撃を与えないように注意してください 機器が故障することがあります 機器を他の場所へ移動するときは 専用の梱包材をご使用ください [ 内部の設定変更が必要なとき ] 必ず行う 電源を切ってから 設定変更の操作を行ってください 電源を入れた状態で設定が必要な場合は サービス技術者が行ってください 触らない [ 異常時の処置 ] 必ず行う [ 消耗部品 ] 過熱部分には触らないでください やけどをする恐れがあります 電源が入らない 異臭がする 異常な音が聞こえるときは 内部に異常が発生している恐れがあります すぐに電源を切り 販売代理店 サービスセンターまでご連絡ください 注意 消耗部品が使用されている機器では 定期的に消耗部品を交換してください 消耗部品 交換期間の詳しい内容については 取扱説明書の最後にある仕様でご確認ください なお 消耗部品は使用環境で寿命が大きく変わりますので 早めの交換をお願いいたします 消耗部品の交換については 販売代理店へお問い合わせください 2

保証 弊社製品のご購入において製品の修理 保守等について御連絡申し上げます 1) 通常のお取り扱いにおいて発生した製品故障に関し 購入後 1 年間無償にて修理の対応を致します 2) お取り扱い上の不注意 天災等による損傷の場合は実費を頂きます 3) ご自分で修理 調査 改造されたものは 保証いたしかねる場合があります また 特別な使用環境でご使用 になられる場合 保証期間中といえども 別途有償保守契約の締結をお願いする場合があります 4) 修理はセンドバック対応となります 5) 修理期間は 弊社にて故障及び修理内容確認後の回答となります 6) 修理期間中の代替機ご提供の保証はいたしかねる場合があります 尚 代替機ご提供の場合は代替機使用 料金が必要となります 7) 製品の保守に関しましては 製品出荷後原則 7 年間とさせて頂いています 但し 出荷後 7 年間を過ぎまして も 保守部品を保有している場合 もしくは部品入手が可能な場合は修理をお受け致しています 8) 製品の故障に起因する派生的 付随的および間接的損害 逸失利益 ならびにデータ損害の補償等について は 全てご容赦頂きます 9) 他社製品の修理 保守等については 別段の指定がない限り 他社の保証 保守条件によります 10) 本保証は日本国内においてのみ有効です 11) 詳細につきましては その都度修理部門にお問合せ頂きますようお願い申し上げます 特別な修理対応を御希望の場合は 別途御相談させて頂きます 3

開梱および確認 このたびは USF-105FS-12G フレームシンクロナイザをお買い上げ頂きまして 誠にありがとうございます 構成表を参照し 品物に間違いがないかどうかご確認ください 万一 品物に損傷があった場合は 直ちに運送業者にご連絡ください 品物に不足や間違いがあった場合は 販売代理店までご連絡ください USF-105FS-12G 構成表 品名 数量 備考 USF-105FS-12G 1 DVD-ROM 1 フロントモジュールリアモジュール インストレーションディスク USF-105FS-12G GUI ソフト USF-GUI-Launcher ( 接続管理ソフト ) 下記取扱説明書 (PDF) を含む USF-105FS-12G 取扱説明書 USF-GUI-Launcher 取扱説明書 登録商標 Microsoft Windows および Internet Explorer は米国 Microsoft Corporation の 米国 日本およびその他の国における登録商標または商標です Intel Core および Pentium は 米国およびその他の国における Intel Corporation の商標です Firefox は Mozilla Foundation の登録商標です Dolby およびドルビーは ドルビーラボラトリーズの登録商標です その他全ての商標および製品名は個々の所有者の商標または登録商標です 4

目次 1. 概要および特長... 7 1-1. 概要... 7 1-2. 特長... 7 2. 各部の名称と機能... 8 2-1. 前面パネル... 8 2-2. ディップスイッチ設定... 8 2-3. 背面パネル... 8 3. 接続... 9 3-1. 接続例... 9 3-2. 映像の入出力... 9 4. USF-105FS-12G GUI (Windows GUI)... 10 4-1. Video タブの設定... 10 4-1-1. Input Select... 11 4-1-1-1. Loss Mode 動作... 12 4-1-2. Reference Select... 12 4-1-3. Synchronizer... 13 4-1-4. Color Processor... 14 4-1-4-1. Process Amp... 14 4-1-4-2. Balance Color Correct... 15 4-1-4-3. YPbPr Clip... 16 4-1-4-4. Other... 16 4-1-5. Ancillary... 17 4-1-5-1. Multiplexer 選択時... 17 4-1-5-2. Time Code 選択時... 17 4-1-6. Output Select... 19 4-1-7. Video Status... 19 4-2. Audio タブの設定... 20 4-2-1. Input... 20 4-2-2. Input Delay... 21 4-2-3. Sampling Rate Converter... 22 4-2-4. Output Mapping... 22 4-2-5. Monosum / Downmix / Test Signal... 23 4-2-6. Gain... 24 4-2-7. Output... 25 4-2-8. Audio System... 25 4-2-9. Audio Input Status / Audio Output Status... 26 4-3. Event タブの設定... 27 4-3-1. イベントメモリに保存されない項目... 27 4-4. Status タブ... 27 5. Web GUI... 28 5-1. Module Information... 28 5-2. Video Status... 28 5-3. Network... 29 5-4. Trap... 30 5-4-1. SNMP Trap 設定... 30 5-4-2. Download MIB File... 30 5-5. Event Data... 31 6. 外部制御... 32 6-1. 概要... 32 6-2. 通信方式... 32 6-3. USF-105FS-12G の IP アドレス設定... 32 5

6-4. 外部制御端末の IP アドレス設定... 32 6-5. 外部制御端末からの制御電文と応答... 33 6-5-1. 外部制御送受信例... 33 7. SNMP 機能について... 38 7-1. USF-105FS-12G の MIB 情報... 38 8-2. 外観図... 41 6

1. 概要および特長 1-1. 概要 USF-105FS-12G は 12G-SDI に対応したフレームシンクロナイザです プロセスアンプカラーコレクタ回路を搭載しています オーディオ処理は リマップ処理 ゲイン調整 オーディオディレイ調整機能を搭載しています 4K (Single Link 12G-SDI Quad Link 3G-SDI) にも対応しています 1-2. 特長 最新の 12G-SDI 端子を装備 強力なフレームシンクロナイザ機能 オーディオ SDI 信号エラー訂正機能 専用 GUI ソフト制御 Web ブラウザ制御 ( 一部機能のみ ) SNMP 監視 USF フレーム (USF-212AS USF-105AS) に搭載可能 7

2. 各部の名称と機能 2-1. 前面パネル 1 USF-105FS-12G 番号名称説明 1 マイクロ SD マイクロ SD カードが実装されます カードを抜かないでください 2-2. ディップスイッチ設定 ディップスイッチ設定は工場出荷時の状態から変更しないでください 誤って変更してしまったときは 下記の表を参照して工場出荷時の状態に戻してください スイッチ番号スイッチ番号設定 1-3, 5-8 Off ( 設定変更しないでください ) DS1 4 On ( 設定変更しないでください ) 2-3. 背面パネル 3 1 2 1 2 3 4 3G/HD-SDI IO 12G/3G/HD-SDI USF-105FS-12G IN OUT 番号名称説明 1 12G/3G/HD-SDI IN 12G/3G/HD-SDI 信号の入力端子です 2 12G/3G/HD-SDI OUT 12G/3G/HD-SDI 信号の出力端子です 3 3G/HD-SDI IO 1 3G/HD-SDI IO 2 3G/HD-SDI IO 3 3G/HD-SDI IO 4 3G/HD-SDI 信号の入出力端子です Quad Link 3G-SDI の 4K 映像の場合は Link 1 の信号 3G/HD-SDI 信号の入出力端子です Quad Link 3G-SDI の 4K 映像の場合は Link 2 の信号 3G/HD-SDI 信号の入出力端子です Quad Link 3G-SDI の 4K 映像の場合は Link 3 の信号 3G/HD-SDI の入出力端子です Quad Link 3G-SDI の 4K 映像の場合は Link 4 の信号 8

3. 接続 3-1. 接続例 下記の接続例では USF-212AS フレームに USF-105FS-12G モジュールが 4 枚インストールされています モジュールの 3G/HD-SDI IO 1~4は入力 / 出力を設定して使用します 詳しくは 3-2. 映像の入出力 を参照してください USF フレームと PC は LAN で接続されています 専用の Windows GUI ソフトを PC にインストールして モジュールのセットアップおよび操作を行います ( 4. USF-105FS-12G GUI (Windows GUI) 参照) PC の Web ブラウザからは イベント ( メニュー設定リスト ) の保存 / 呼び出し設定ファイルのインポート / エクスポートができます ( 5. Web GUI 参照) 12G/3G/HD-SDI 信号を入力します 同期信号 75Ω 終端 LAN1 192.168.0.10 (255.255.255.0) 以下の入出力が選択可能 3G-SDI Quad Link 入力 3G-SDI Quad Link 出力 3G/HD-SDI 入力 3G/HD-SDI 出力 3G/HD-SDI 入力時は 入力 1 の信号が選択されます 12G/3G/HD-SDI 信号が出力されます イーサネットハブ USF-212AS 背面 3-2. 映像の入出力 セットアップ 操作 (Windows GUI ソフト ) イベント保存 / 呼び出し (Web ブラウザ ) LAN ポート 192.168.0.53 (255.255.255.0) Windows GUI ソフト Web ブラウザ USF-105FS-12G に入力する信号で 使用できる入力ポート / 出力ポートが異なります 入力信号入力ポート出力ポート 3G/HD-SDI 4K (3G-SDI Quad Link) 4K (12G-SDI Single Link) 12G/3G/HD-SDI IN または 3G/HD-SDI IO 1 (*1) 3G/HD-SDI IO 1~4 (*1) 12G/3G/HD-SDI IN 12G/3G/HD-SDI OUT 12G/3G/HD-SDI OUT (4K 12G-SDI Single Link 出力 ) 12G/3G/HD-SDI OUT (4K 12G-SDI Single Link 出力 ) または 3G/HD-SDI IO 1~4 (*2) (4K 3G-SDI Quad Link 出力 ) (*1) [Video > Input Select > SDI IO Terminal] で Input を選択してください (p. 11) (*2) [Video > Input Select > SDI IO Terminal] で Output を選択してください (p. 11) 9

4. USF-105FS-12G GUI (Windows GUI) USF-GUI-Launcher ( 接続管理ソフト ) から USF-105FS-12G GUI を起動すると 下記のメイン画面が表示されま す USF-GUI-Launcher から USF-105FS-12G GUI を起動する方法については 別紙の USF-GUI-Launcher 取扱 説明書 を参照してください メイン画面は Video Audio Event Status の 4 つのタブで構成されています Video タブ : 映像信号処理のブロック図が表示され映像処理の設定を行います Audio タブ : オーディオ信号処理のブロック図が表示されオーディオ処理の設定を行います Event タブ : 設定値の保存 / 読込操作を行います Status タブ : 接続先のモジュール情報が表示されます 4-1. Video タブの設定 Video タブを選択すると Video ブロック図が表示されます 処理順にブロックを選択して設定画面を開き 設定を行います 4-1-1 4-1-4 4-1-5 4-1-6 4-1-3 4-1-2 4-1-7 10

4-1-1. Input Select Video ブロック図の Input Select を選択すると 次の設定画面が表示されます 項目初期値設定範囲説明 Format - - Source Select SDI IO Terminal Loss Mode Format Detection (*1) SDI IN Input Black(Link) Auto SDI IN SDI I/O1-4 Input Output Black(Link) Black(Sep) Auto Freeze SDI Output Mute(Link) SDI Output Mute(Sep) Auto Manual Format Detection が Auto の場合は入力信号の検出フォーマットを表示します Format Detection が Manual の場合は動作するビデオフォーマットが表示されます 映像信号を選択します 3G/HD-SDI IO 1~4 の入出力端子を設定します 入力映像が欠落したときの出力モードを選びます 入力信号により動作が変わります 4-1-1-1.Loss Mode 動作 参照 Sep は Separate の略 (GUI 上は Separate と表記 ) Auto: 入力信号のフォーマットを自動検知します Manual: 入力信号のフォーマットを下記で指定します Format Detection を Manual にすると 以下の項目で入力フォーマットを指定できます Standard 1080 Frame Rate Level (*2) 59.94i / 29.97PsF Follow Input 720 1080 2160 59.94p 50p 29.97p 23.98p 59.94i/29.97PsF 50i/25PsF 23.98PsF Follow Input Level A Level B (Dual Link) 垂直のライン数を指定します フレームレートを指定します 3G-SDI のレベル処理を指定します Follow Input: 入力信号と同じレベルで処理します Standard を 2160 に設定した場合は Level A 固定となります (*1) SDI I/O1 に 3G/HD/SD-SDI Single Link を入力して運用する場合 Manual に設定してください (*2) Standard を 1080, Frame rate を 59.94p,50p に設定した場合に表示されます 11

4-1-1-1. Loss Mode 動作 1. SDI IN または SDI I/O1 の Single Link の場合 Loss Mode 設定入力が欠落したときの出力映像 Black(Link) Black(Separate) 黒映像を出力します Auto Freeze 最後の正常な入力映像をフリーズさせて出力します (*1) SDI Output Mute(Link) SDI Output Mute(Separate) 出力を停止します (*1) Synchronizer Mode の設定が Frame/AVDL 設定時のみ それ以外の設定では 黒映像を 出力します 2. SDI I/O1-4:4K Quad Link 3G の場合 (2SI 入力 ) Loss Mode 設定 Black(Link) Black(Separate) 入力が欠落したときの出力映像 失われたリンクを補完して おおむね正常な映像を出力しますが すべての入力が欠落した場合は黒映像を出力します 失われたリンク部分を黒として処理するため 輝度が下がります Auto Freeze 1 本でも欠落すると 最後の正常な入力映像をフリーズさせて出力します (*1) SDI Output Mute(Link) SDI Output Mute(Separate) 1 本でも欠落すると 出力信号を停止します 1 本でも欠落すると 最後の正常な入力映像をフリーズさせて出力しますが すべての入力が欠落した場合は出力映像を停止します (*2) (*1) Synchronizer Mode の設定が Frame/AVDL 設定時のみ それ以外の設定では Black(Link) と同じ動作になります (*2) Synchronizer Mode の設定が Frame/AVDL 設定時のみ それ以外の設定では Black(Link) と同じ動作になりますが すべての入力が欠落した場合は出力映像を停止します 4-1-2. Reference Select Video ブロック図の Reference Select を選択すると 次の設定画面が表示されます Reference Select 項目初期値設定範囲説明 Genlock Genlock Select Genlock 1 Genlock SDI Free Run Genlock 1 Genlock 2 同期ソースを選択します Genlock: USF フレームから供給される同期信号を使用します SDI: SDI 入力信号を使用します Free Run: 内蔵の信号発生器を使用します USF フレームから入力する Genlock 信号を選択します 12

4-1-3. Synchronizer Video ブロック図の Synchronizer を選択すると 次の設定画面が表示されます Mode 項目初期値設定範囲説明 Adjust Timing (Horizontal) Adjust Timing (Vertical) Delay Freeze Enable Freeze Mode Frame Frame Line AVDL Line(Min) 同期モードを設定します Frame: ゲンロック信号に対して ビデオ信号の H/V 方向の引き込みを行います ゲンロック信号とビデオ入力信号が同期 / 非同期のどちらでも使用できます Line: ゲンロック信号に対して ±1/2H の引き込みを行い 1H 遅延で出力します ゲンロック信号とビデオ入力信号が同期の場合にのみ使用できます AVDL: 入力ビデオ信号をゲンロック信号に対して 1H 遅延で出力します ゲンロック信号とビデオ信号が同期している場合に使用できます Line(Min): ゲンロック信号に対して ±1/2H の引き込みを行い 最小遅延で出力します ゲンロック信号とビデオ入力信号が同期の場合にのみ使用できます 0 Clock -2750~2750 同期信号に対する H 位相を調整します 0 Line -563~563 同期信号に対する V 位相を調整します 0 Frame Disable Frame 0.0~8.0 (0.5Step) Disable Enable Frame Odd Even 同期信号に対するフレーム遅延を設定します ( 将来対応予定 ) フリーズを設定します Enable に設定すると入力映像をフリーズします フリーズ動作時のモードを選択します 入力信号が無い場合 または プログレッシブ映像信号が入力されている場合は設定できません 13

4-1-4. Color Processor Video ブロック図で Color Processor を選択すると 上部に 処理のフローが表示されます 各ブロックを 選択すると 下に設定内容が表示されます 4-1-4-1. Process Amp Video ブロック図 Color Processor Process Amp. で表示する画面です 項目 初期値 設定範囲 ( 設定単位 ) 説明 Video 100.0% 0.0-200.0% (0.1) ビデオレベルを設定します Y 100.0% 0.0-200.0% (0.1) Y レベルを設定します Chroma 100.0% 0.0-200.0% (0.1) クロマレベルを設定します Black 0.0% -20.0~100.0% (0.1) ブラックレベルを設定します Hue 0.0deg. -179.8~180.0deg. (0.2) 色位相を設定します 14

4-1-4-2. Balance Color Correct Video ブロック図 Color Processor Balance Color Correct で表示される画面です 項目初期値設定範囲 ( 設定単位 ) 説明 White Level (RGB) Black Level (RGB) Gamma Curve 100.0% 0.0-200.0% (0.5) 100.0% 0.0-200.0% (0.1) Center Center Black White Range 100.0% 0.5-100.0% (0.5) Gamma Level (RGB) 100.0% 0.0-200.0% (0.5) White レベルを RGB 個別に設定します Master で RGB を同時に調整することもできます Black レベルを RGB 個別に設定します Master で RGB を同時に調整することもできます Gamma カーブを 3 種類から選択します Gamma レベル調整を有効にする信号レベルの上限を設定します 下限は 0% 固定です ここでの 100% は OETF Maximum Input を基準にした値です Gamma レベルを RGB 個別に設定します Master で RGB を同時に調整することもできます 15

4-1-4-3. YPbPr Clip Video ブロック図 Color Processor YPbPr Clip で表示される画面です 項目初期値設定範囲 ( 設定単位 ) 説明 Disable ボタン Enable ボタン Disable Disable Enable 以下の項目は Enable 設定時のみ操作可能です 色差クリップ処理の有効 / 無効を設定します White 109.0% 50.0~109.0% (0.5) Y 信号の上限のクリップを設定します Black -7.5% -7.5~50.0% (0.5) Y 信号の下限のクリップを設定します Chroma 111.0% 50.0~111.0% (0.5) PbPr 信号を上下でクリップします 4-1-4-4. Other Video ブロック図 Color Processor Other で表示される画面です 項目初期値設定範囲説明 Test Signal Disable Disable 100% Color Bar 75% Color Bar テスト信号を出力する場合に設定します 16

4-1-5. Ancillary Video ブロック図の Ancillary を選択すると 次の設定画面が表示されます 表示されたウィンドウ上部の Multiplexer Time Code のボタン選択によって 制御画面が更に切り替わります 4-1-5-1. Multiplexer 選択時 項目初期値設定範囲説明 Horizontal Ancillary Multiplex Mode Horizontal Ancillary Multiplex Payload ID Vertical Ancillary Multiplex Mode Overwrite Pass Pass Overwrite Pass Blank Pass Overwrite Pass Blank H アンシラリデータの重畳方法を設定します Overwrite: 入力信号の HANC データを重畳します その中でオーディオとタイムコードデータだけ再構成されます Pass: 入力信号の HANC データを 再構成せずにそのまま重畳します Blank: HANC 領域を空にします そこに 再構成した入力信号のオーディオとタイムコードデータを重畳します Payload ID の重畳を設定します Pass: 入力信号の Payload ID のデータを内部処理せずに重畳します 入出力フォーマットが異なる場合は Overwrite 動作になります Overwrite: 内部処理した結果の Payload ID データを重畳します V アンシラリデータの重畳方法を設定します Pass: 入力信号の V アンシラリのデータを内部処理せずに重畳します Blank: V アンシラリのデータを重畳しません 4-1-5-2. Time Code 選択時 出力映像に重畳するタイムコードを設定します 17

Input Time Code Status 入力信号に重畳されているタイムコードが表示されます 重畳されていない場合は N/A と表示されます Time Code Multiplex 項目初期値設定範囲説明 ATC (LTC) ATC (VITC) Disable Disable Disable Enable Disable Enable ATC (LTC) を重畳するかどうか設定します ATC (VITC) を重畳するかどうか設定します Time Code Generator 出力に重畳するタイムコードを生成することができます 左側は LTC 用 右側は VITC 用です 項目初期値設定範囲説明 Start/ Stop ボタン Status 表示 Source Mode - - Start をクリックするとタイムコードを開始します Stop をクリックするとタイムコードを停止します - ータイムコードの出力状態が表示されます ATC (LTC) Stay ATC(LTC) ATC(VITC) Generator Stay Continue Disable Adjust 0-16~16 Reset ボタン Preset 値 /Preset ボタン Drop Frame - - - ( 開始時刻 ) Off Off On Source を Generator に設定した場合に有効となります タイムコードのソースを選択します ATC(LTC): SDI 入力に重畳されている ATC(LTC) 信号 ATC(VITC): SDI 入力に重畳されている ATC(VITC) 信号 Generator: 内部で生成したタイムコード タイムコードのソースがロス判定された場合の動作を設定します Stay: 最後のタイムコードを出力し続けます Continue: タイムコードのカウントアップは継続し 連続性を保ちます Disable: ロスを検知後 タイムコード出力を停止します タイムコードの出力時刻 ( フレーム ) をオフセットします 例えば Frame Adjust を +16 に設定し タイムコードが 0:0:0.0 になった場合 0:0:0.16 のタイムコードが出力されます Time Code Generator を 0 時 0 分 0 秒 0 フレームにリセットします Time Code Generator に設定したい時刻を入力し Preset をクリックすると 指定した時刻からタイムコードがカウントされます 不正な値が入力された場合は 補正されます ドロップフレームを有効にする場合は On に設定します フレームレートが 29.97/30Hz の場合のみ有効です 18

4-1-6. Output Select Video ブロック図の Output Select を選択すると 次の設定画面が表示されます 項目初期値設定範囲説明 SDI OUT Operate Bypass Operate Bypass に設定すると SDI IN 入力信号が内部処理されずに SDI OUT から出力されます 4-1-7. Video Status Video ブロック図の Video Status を選択すると 次のステータス画面が表示されます 左側に入力映像のステータス 右側に出力映像のステータスが表示されます 入力側の Detail ボタンを押すと 次のような画面が表示されます 入力信号の Payload ID とエラー検出カウント数が表示されます 右下の Error Count Reset を押すと検出カウントがリセットされます 19

4-2. Audio タブの設定 Audio タブを選択すると Audio のブロック図が表示されます 処理順にブロックを選択して設定画面を開き 設定を行います 4-2-1 4-2-2 4-2-3 4-2-4 4-2-6 4-2-7 4-2-5 4-2-9 4-2-8 4-2-9 4-2-1. Input Audio ブロック図の Input を選択すると 次の設定画面が表示されます Group Alignment 項目初期値設定範囲説明 Demultiplexer Clock Disable Auto Enable Disable Auto Sync SDI Audio Clock 入力エンベデッドオーディオのグループ間自動位相調整の有効 / 無効を切り替えます Enable: 位相調整を行います Disable: 位相調整を行いません ( 通常設定 ) SDI 入力時 エンベデッドオーディオの受信クロックを設定します Auto: SDI のエンベデッドオーディオに含まれるオーディオクロック位相情報を使用して SDI からオーディオを分離します 4 グループ個別で同期および非同期エンベデッドオーディオの分離が可能です オーディオクロック位相情報に異常がある場合やジッタ量が大きい場合は 自動的に同期オーディオとして処理します 20

項目 初期値 設定範囲 説明 Sync SDI: オーディオクロック位相情報を使用せず 全グループ常に同期オーディオとして処理します Audio Clock: 常に SDI のエンベデッドオーディオに含まれるオーディオクロック位相情報を使用して SDI からオーディオをグループ単位で分離します ( 同期または非同期分離 ) Error Sensing Error Fade Audio Polarity Ch.1-16 Normal Disable Normal Disable Normal Sensitive Disable Enable Normal Invert オーディオ入力信号の異常検出モードを選択します この結果は Error Fade 処理に使用されます Disable: 信号異常を検出しません 通常は使用しません Normal: SDI 信号の切り替え ADP (Audio Data Packet) 変化 DBN (Data Block Number) の切り替えについて 信号異常を検出します 通常はこの設定を使用します Sensitive: 上記に加え チャネルステータス信号異常を検出します Disable: Error Fade 処理を行わず 異常時もオーディオをそのまま通過させます Enable: オーディオ入力の信号異常を検出すると Error Fade 処理を行います ( オーディオをフェードアウトしてミュートします ) 正常復帰後 オーディオをフェードインします 対象チャンネル ( 奇数 ) の極性を設定します Invert に設定するとオーディオ極性が反転します 4-2-2. Input Delay Audio ブロック図の Input Delay を選択すると 次の設定画面が表示されます 項目初期値設定範囲説明 Adjust Video Delay - - Set を押すと 左側に表示されている Video ディレイ量を Master ディレイ値に反映します Master 5 ms 5-1000 ms 16 チャネル共通の Delay 値です Ch.1-16 5 ms 5-1000 ms 各チャネルのディレイ量 (Master Delay とチャネルディレイの合計値 ) が表示されます 各チャネルのディレイ量は スライドバーを使って調整してください 21

4-2-3. Sampling Rate Converter Audio ブロック図の Sampling Rate Converter を選択すると 次の設定画面が表示されます 項目初期値設定範囲説明 Ch.1/2- Ch.15/16 Auto Auto SRC Input Bypass 4-2-4. Output Mapping SRC 回路の通過 / バイパスをチャネルペア毎に設定します Auto: SRC 回路を通過させます ただし NON-PCM オーディオの場合には自動的に SRC 回路をバイパスします By-pass: SRC 回路をバイパスします 非同期オーディオとして使用する場合には BY-PASS に設定してください また この場合 Multiplex Clock で ( 4-2-7. Output 参照 ) で各グループの基準となる同期クロックを選択してください SRC In: 入力信号が PCM NON-PCM にかかわらず SRC 回路を通過させます PCM 信号であるにもかかわらず オーディオ信号のチャネルステータスが NON-PCM であるようなレギュラーな信号に対して有効です ただし NON-PCM 信号を SRC 回路に通過させた場合は 正常に出力することはできません Audio ブロック図の Output Mapping を選択すると 次の設定画面が表示されます Ch.1-16 項目初期値設定範囲説明 Embedded Ch.1-16 Embedded Ch. 1-16 500Hz Tone 1kHz Tone Silence Donwnmix L Donwnmix R Mono Sum Ch. 1-8 オーディオ出力チャネルのソースを選びます Embedded Ch.1-16: SDI 入力にエンベデッドされていたオーディオ信号 1kHz, 500Hz Tone: テスト信号 Silence: 無音信号 Downmix L/R: Downmix 処理されたオーディオ信号 Mono Sum Ch1-8: Mono Sum 処理されたオーディオ信号 22

4-2-5. Monosum / Downmix / Test Signal Audio ブロック図の Monosum Downmix Test Signal を選択すると 次の設定画面が表示されます <Downmix 選択時 > 項目初期値設定範囲説明 Downmix Mode Mix Level Surround Mix Level Center Mix Level Master Stereo -3dB -3dB -3dB Mix Source Assign Left Right Center Left Surround Right Surround Stereo Surround Monaural -3dB -6dB -9dB Off -3dB -4.5 db -6dB -3dB 0dB Auto Embedded Ch.1 Embedded Ch.2 Embedded Ch.3 Embedded Ch.5 Embedded Ch.6 ダウンミックスの動作モードを選択します Ls/Rs ( サラウンドチャネル ) のレベルを指定します Off に設定すると ミックスの対象から外されます C ( センターチャネル ) のレベルを指定します センターチャネルの出力レベルをダウンミックス前と同じにする場合は -3dB を選択してください センターチャネルが左右各チャネルにミックスされた時 音量的に大きく聞こえる場合があります そのような場合は -4.5dB または -6dB を選択してください ダウンミックス信号全体のレベルを指定します Auto に設定すると Mix Level - Master は Mode と Mix Level - Surround によって変わります Embedded Ch.1-16 500Hz Tone 1kHz Tone Silence 各 Mix Source に対するオーディオ信号を選択します <Monosum 選択時 > 23

項目初期値設定範囲説明 Source 1-8 L Embedded Ch.1-15 ( 奇数 ) Embedded Source 1-8 R Embedded Ch.2-16 ( 偶数 ) Ch.1-16 Monosum 回路の L 側及び R 側に入力するチャネルを指定します <Test 選択時 > Test Tone 項目初期値設定範囲説明 Off Off 500Hz Tone 1kHz Tone エンベデットオーディオ出力に対してテスト信号を出力する場合にテスト信号を選択します 4-2-6. Gain Audio ブロック図の Gain を選択すると 次の設定画面が表示されます 項目初期値設定範囲 ( 設定単位 ) 説明 Master Mute Ch.1-16 Master Disable 0.0dB 0.0dB Disable Enable -20.0dB ~ +20.0dB (0.1) -20.0dB ~ +20.0dB (0.1) Enable に設定すると オーディオ出力全てがミュートされます 各チャネルに対してゲインを設定します Unity を押すと初期値に戻ります 全てのチャネルに対してゲインオフセットを設定します Unity を押すと初期値に戻ります 24

4-2-7. Output Audio ブロック図の Output を選択すると 次の設定画面が表示されます 項目初期値設定範囲説明 Group 1-4 Multiplex Enable Group 1-4 Multiplex Clock Enable Auto Disable Enable Auto Reference Input Ch X/X Input Ch X/X Enable: オーディオを重畳します Disable: オーディオを重畳しません 各オーディオグループの同期クロックを選択します Auto: SDI エンベデッドオーディオ出力グループ内に NON-PCM オーディオソースがある場合 自動的にそのソースのクロックが選択されます Group 内の信号全てが NON-PCM の場合 自動的に若いチャネルペアのクロックが選択されます Group 内の信号全てが PCM 信号の場合には 出力ビデオに同期したクロックが自動で選択されます Reference: 出力ビデオに同期したクロックを使用します (SRC 使用時の同期出力 ) CH 1/2-15/16: CH 1/2-15/16 の入力クロックを使用します NON-PCM オーディオを非同期出力するときは 該当するチャネルを選択してください 4-2-8. Audio System Audio ブロック図の Audio System を選択すると 次の設定画面が表示されます Reference Level Grade 項目初期値設定範囲説明 -20 dbfs Professional -18 dbfs -20 dbfs Professional Consumer オーディオの基準レベルを設定します オーディオチャネルステータスの形式を選択します Professional: 放送用 Consumer: 民生用 25

Resolution Silence Detection Time Silence Detection Level 24 bit 16 bit 20 bit 24 bit オーディオ出力信号のワード長を選択します 2 sec 1 10 sec 無音 (Silence) の判定時間を設定します -72 dbfs -48 dbfs -54 dbfs -60 dbfs -66 dbfs -72 dbfs 無音 (Silence) の判定レベルを設定します 4-2-9. Audio Input Status / Audio Output Status Audio ブロック図の Audio Input Status または Audio Output Status を選択すると 次の画面が表示されます SDI 入力信号または SDI 出力信号のオーディオステータスが表示されます 26

4-3. Event タブの設定 Event タブを選択すると 次の画面が表示されます Start up Event 項目初期値設定範囲説明 Last Settings Load Event ボタン - - Save Event ボタン - - Last Settings Default Event 1-100 電源起動時のイベントロードを指定します Last Settings: 電源切る前の状態で起動します Default: 工場出荷時の設定で起動します Event1-100: 保存されているイベントを呼び出して起動します ボタンを押すと 下の Event No. で選択されているイベントを呼び出します ボタンを押すと 下の Event No. で選択されているイベント番号に設定を保存します 4-3-1. イベントメモリに保存されない項目 SDI I/O Terminal ( 4-1-1 章) Freeze( 4-1-3 章) Master Mute ( 4-2-6 章) 4-4. Status タブ Status タブを選択すると次の画面が表示されます 本体のシリアル番号 MAC アドレス バージョン情報が表示されます 27

5. Web GUI LAN を使って Web ブラウザから USF フレーム経由で USF-105FS-12G に接続すると Network の設定 Module Information の表示 Event Gamma Gamut データの Import / Export ができます 対応 Web ブラウザ Windows 10 Internet Explorer 11 Google Chrome 70.0.3538.102 以降 Firefox 63.0.3 USF フレームから Web ブラウザで USF-105FS-12G に接続する方法は USF フレームの取扱説明書を参照し てください 5-1. Module Information Status>Module Information を選択すると モジュールのバージョンやオプション情報等が表示されます 5-2. Video Status Status ボタンを押し Video Status を選択すると 入力映像および出力映像のステータスや USF フレームから 入力されている GENLOCK ステータスが表示されます 28

5-3. Network Network ボタンをクリックすると 下記の画面が表示されます 外部制御する PC の IP アドレスとポート番号を設定します 詳細は 6. 外部制御 を参照してください 29

5-4. Trap 5-4-1. SNMP Trap 設定 SNMP の Trap 送信を設定します を付けると SNMP マネジャーに対し Trap が送信され 外すと Trap 送信されません Trap 送信の詳細は 7. SNMP 機能について の Trap 一覧を参照してください 注意 FPGA2 の温度が 100 を超え FPGA2 の電源シャットダウン機能が動作したときは Temperature Alarm の設定に関わらず 温度上昇異常シャットダウン (FPGA2 Thermal Shutdown) の Trap が送信され 下記の Trap は送信されません Temperature Alarm FPGA2 の温度が 90 以上になった場合 約 60 秒間隔で温度上昇警告 (FPGA2 TEMP Warning) の Trap が送信されます SDI IN Input SDI1 入力信号の映像に変化があった場合に Trap が送信されます SDI I/O 1~4 Input SDI I/O 1~4 端子が入力に設定されて 入力信号の映像に変化があった場合に Trap が送信されます Channel ID Input SDI I/O 1~4 端子が入力端子設定され 3G-SDI Quad Link 2SI 信号が入力中に 重畳されているチャンネル ID に変化があった場合に Trap が送信されます Genlock Input ゲンロック入力に変化があった場合に Trap が送信されます Audio Input SDI 入力信号に重畳されている音声に変化があった場合に Trap が送信されます 5-4-2. Download MIB File 画面下にある このボタンを押すと SNMP マネジャーで使用する MIB (Management Information Base) ファイルがダウロードできます MIB ファイルの内容については 7. SNMP 機能についてを参照してく ださい 30

5-5. Event Data Event Data ボタンを押すと 下記の画面が表示されます この画面では イベント機能を使ってメニュー設定の 保存 (Event Export) / 呼び出し (Event Import) ができます Event Export USF-105FS-12G に保存されているイベントデータ ( メニュー設定リスト ) を csv ファイルとして PC に保存します (1) イベント番号を選択します (2) Export ボタンを押し USF-105FS-12G のイベントデータをダウンロードします Event Import PC 上の csv ファイル ( ダウンロードした csv ファイルとデータ形式を合わせてください ) を USF-105FS-12G の指定したイベント番号へアップロードします (1) イベント番号を選択します (2) 参照ボタンを押し PC 上の csv ファイルを選択します (3) Import ボタンを押し USF-105FS-12G のイベントデータを更新します 31

6. 外部制御 6-1. 概要 外部制御システムから USF-105FS-12G のイベントメモリーの Load/Save する事が可能です また USF-105FS-12G の入出力映像信号の状態を定期的に 外部制御システムに通知します 6-2. 通信方式 インターフェース Ethernet 100BASE-TX / 1000BASE-T RJ-45 プロトコル 1. 外部制御端末からの制御 :TCP/IP 外部制御端末からの制御に対する USF-105FS-12G の応答 :TCP/IP 2. USF-105FS-12G から外部制御端末へのステータス通知 USF-105FS-12G から 外部制御端末に対するステータスの送信 :UDP 外部制御端末から USF-105FS-12G へのステータス通知の応答 :UDP 6-3. USF-105FS-12G の IP アドレス設定 USF-105FS-12G の IP アドレスは USF-105FS-12G が実装されている USF フレームの LAN ポートのアドレスです 詳細は USF フレームの取扱説明書を参照してください ポート番号は 6-4. 外部制御端末の IP アドレス設定 の Target Port 番号を指定します 6-4. 外部制御端末の IP アドレス設定 外部制御端末の IP アドレス設定は 各機器の Web GUI の Network 設定で行います USF-105FS-12G の Web GUI へ接続します 詳細は 5-3. Network を参照してください Network Setting の Target IP Address 1 2 に外部制御端末への送信先 IP アドレスを設定します ポート番号は Target Port で設定します ポート番号は Target IP Address 1 と 2 共通です IP アドレスは 2 箇所設定できます 設定変更後 Apply をクリックします USF-105FS-12G の電源を再起動後に USF-105FS-12G から外部制御端末にデータが送信されます 32

6-5. 外部制御端末からの制御電文と応答 外部制御のコマンドは, で区切られた 4 つの Index で指定します 接続確認コマンド設定範囲はありません ( 固定値 0) 電源投入時の制御開始確認シーケンスとして使用してください PowerOn, FS,CHK,0[CR][LF] USF-105FS-12G の応答 :ACK[CR][LF] Event Load 制御外部制御端末からの送信コマンド Event, FS,Load, [ イベント番号 ] [CR][LF] USF-105FS-12G の応答 :ACK[CR][LF]( 正常に処理された場合 ) イベント番号 :1~100 を指定します 0 を指定すると 設定を初期値にします イベント番号で指定されたイベントを読込ます Event Save 制御外部制御端末からの送信コマンド Event, FS,Save, [ イベント番号 ] [CR][LF] USF-105FS-12G の応答 :ACK[CR][LF]( 正常に処理された場合 ) イベント番号 :1~100 を指定します 設定状態を指定されたイベントに保存します ステイタス取得 Status1,FS,Get,0[CR][LF] USF-105FS-12G の入出力信号の状態を取得したい場合に送信します USF-105FS-12G からの状態送信は 6-5-2.USF-105FS-12G の状態送信 と同じです 6-5-1. 外部制御送受信例 正常時の送受信例 Event, FS,Load,0[CR][LF] USF-105FS-12G 応答 :ACK[CR][LF] Index1 を間違えて送信した例 Event Load, FS,Load,0[CR][LF] USF-105FS-12G 応答 :ERR01[CR][LF] Index2 を間違えて送信した例 Event,FS1,Load,0[CR][LF] USF-105FS-12G 応答 :ERR02[CR][LF] Index3 を間違えて送信した例 Event,FS,Load1,0[CR][LF] USF-105FS-12G 応答 :ERR03[CR][LF] Index4 を間違えて送信した例 Event,FS,Load,1000[CR][LF] USF-105FS-12G 応答 :ERR04[CR][LF] 設定できない項目を設定した場合 USF-105FS-12G 応答 :ERR97[CR][LF] 33

項目数が不足している場合 Event,FS,Load[CR][LF] USF-105FS-12G 応答 :ERR98[CR][LF] [CR][LF] が規定時間内 ( 約 10 秒 ) に受信できなかった場合 Event,FS,Load,0 USF-105FS-12G 応答 :ERR99[CR][LF] 6-5-2. USF-105FS-12G の状態送信 USF-105FS-12G は 制御項目の内容を約 500msec~1000msec 間隔で外部制御端末以外からの設定変更を監視します 設定変更があった場合は 外部制御端末に対し USF-105FS-12G の状態を UDP で送信します USF-105FS-12G の状態送信内容 Status1, FS,RPT, 設定 2, 設定 3, 設定 4, 設定 2, 設定 24, 入力 1-1, 入力 1-2, 入力 1-3, 入力 1-4, 入力 1-5, 入力 2-1, 入力 2-2, 入力 2-3, 入力 2-4, 入力 2-5, 出力 1-1, 出力 1-2, 出力 1-3, 出力 1-4, 出力 1-5, 出力 2-1, 出力 2-2, 出力 2-3, 出力 2-4, 出力 2-5, [CR][LF] 設定 2~ 設定 24 は 固定の 0 が送信されます 外部制御端末は 送信状態を受け取ったら ACK [CR][LF] (UDP) を送信してください 外部制御端末からの ACK [CR][LF] が無い場合 USF-105FS-12G は約 1 秒間隔で 3 回までの再送信後タイムアウト処理を行います 入力 1-1~2-5 と出力 1-1~2-5 は 映像信号入出力フォーマット値が送信されます 入力 1-1~ 入力 1-5 USF-105FS-12G: 入力映像信号の値が送信されます 入力 2-1~ 入力 2-5 USF-105FS-12G: 入力 2 系統目が無いので 全てに None (-1) が設定されます 出力 1-1~ 出力 1-5 USF-105FS-12G: 映像出力信号の値が送信されます 出力 2-1~ 出力 2-5 USF-105FS-12G: 出力 2 系統目が無いので 全てに None (-1) が設定されます 6-5-2-1. 映像入出力信号フォーマットの詳細 入力 1-1, 入力 2-1, 出力 1-1, 出力 2-1 の値項目値の範囲説明 入力 1-1 入力 2-1 出力 1-1 出力 2-1 の値 -1: none 0:Not Used 1:525 2:625 3:720 4:1080 5:2160(12G) 6:2160(3Gx4) 対応していないビデオフォーマットも記載されています 入出力映像信号フォーマットのライン数の値が入ります 34

入力 1-2, 入力 2-2, 出力 1-2, 出力 2-2 の値項目値の範囲説明 入力 1-2 入力 2-2 出力 1-2 出力 2-2 の値 -1: none 0:Not Used 1:1920 2:2048 3:3840 4:4096 対応していないビデオフォーマットも記載されています 入出力映像信号フォーマットの H Size の値が入ります 入力 1-3, 入力 2-3, 出力 1-3, 出力 2-3 の値項目値の範囲説明 入力 1-3 入力 2-3 出力 1-3 出力 2-3 の値 -1: none 0:Not Used 1:60p 2:59.94p 3:50p 4:48p 5:47.95p 6:30p 7:29.97p 8:25p 9:24p 10:23.98p 11:60i/30PsF 12:59.94i/29.97PsF 13:50i/25PsF 14:24PsF 15:23.98PsF 対応していないビデオフォーマットも記載されています 入出力映像信号フォーマットのフレームレートの値が入ります 入力 1-4, 入力 2-4, 出力 1-4, 出力 2-4 の値項目値の範囲説明 入力 1-4 入力 2-4 出力 1-4 出力 2-4 の値 -1: none 0:Not Used 1:Level-A 2: Level-B 3: Level-B Dual Stream) 入出力映像信号フォーマットの Level 値が入ります 入力 1-5, 入力 2-5, 出力 1-5, 出力 2-5 の値 項目値の範囲説明 入力 1-5 入力 2-5 出力 1-5 出力 2-5 の値 -1: none 0:Not Used 1:SQD 2: 2SI 1) 入力 1 に信号が無い状態の入力 1-1~1-5 入力 1-1:-1(None) 入力 1-2:-1(None) 入力 1-3:-1(None) 入力 1-4:-1(None) 入力 1-5:-1(None) が送信されます (,-1, -1, -1, -1, -1) 入出力映像信号フォーマットの Division 値が入ります 35

例 2) 入力 2 に 1080/59i が入力されている場合の 2-1~2-5 の値入力 2-1:4(1080) 入力 2-2:1(1920) 入力 2-3:12(59i/29.98PsF) 入力 2-4:1(Not Used) 入力 2-5:0(Not Used) が送信されます (,4, 1, 12, 1, 0) 例 3) 出力 2 に 1080/59p LevelA が出力されている場合の出力 2-1~2-5 の値出力 2-1:4(1080) 出力 2-2:1(1920) 出力 2-3:2(59.94p) 出力 2-4:1(Level-A) 入力 2-5:0(Not Used) が送信されます (,4,1,2,1,0) 例 4) 出力 1 に 12G で 2160x3840/59p LevelA 2SI が出力されている場合の出力 1-1~1-5 の値出力 1-1:5(2160 12G) 出力 1-2:1(3840) 出力 1-3:2(59.94p) 出力 1-4:1(Level-A) 入力 1-5:2(2SI) が送信されます (,5,1,2,1,2) 36

6-6. 制御電文送受信手順 外部制御端末と USF-105FS-12G 間の制御電文の送受信手順について記載しています 6-6-1. USF-105FS-12G の起動確認 外部制御端末 USF-105FS-12G:PowerOn,FS,CHK,0 [CR][LF] (TCP/IP) USF-105FS-12G 外部制御端末 :ACK [CR][LF] (TCP/IP) USF-105FS-12G の起動確認シーケンスです USF-105FS-12G より ACK 返答後に 外部制御端末から制御を開始する様にしてください 6-6-2. USF-105FS-12G の状態取得 外部制御端末 USF-105FS-12G:Status1,FS,Get,0 [CR][LF] (TCP/IP) USF-105FS-12G 外部制御端末 :ACK [CR][LF] (TCP/IP) USF-105FS-12G 外部制御端末 : Status1, FS,RPT, 設定 2, 設定 3, 設定 4, 設定 2, 設定 24 入力 1-1, 入力 1-2, 入力 1-3, 入力 1-4, 入力 1-5, 入力 2-1, 入力 2-2, 入力 2-3, 入力 2-4, 入力 2-5, 出力 1-1, 出力 1-2, 出力 1-3, 出力 1-4, 出力 1-5, 出力 2-1, 出力 2-2, 出力 2-3, 出力 2-4, 出力 2-5[CR][LF] (UDP) 外部制御端末 USF-105FS-12G:ACK [CR][LF] (UDP) システム起動後の外部制御端末の状態表示シーケンスとして使用してださい 設定 2~ 設定 24 は 固定の 0 が送信されます 詳細は 6-5-2. USF-105FS-12G の状態送信 を参照してください 6-6-3. USF-105FS-12G からの状態変化通知 USF-105FS-12G は 設定変更及び状態に対し変化があった場合 USF-105FS-12G の WEB 画面で 設定された 2 箇所の外部制御端末通知用 IP アドレスへ通知を行います 状態の変化は 6-5-2-1. 映 像入出力信号フォーマットの詳細 です これらの値に変化があった場合 USF-105FS-12G から外部制 御端末に対し状態変化通知を UDP を使用して送信します 設定 / 状態変更の監視間隔は 500msec ~1000msec で行います USF-105FS-12G 外部制御端末 : Status1, FS,RPT, 設定 2, 設定 3, 設定 4, 設定 5, 設定 24 入力 1-1, 入力 1-2, 入力 1-3, 入力 1-4, 入力 1-5, 入力 2-1, 入力 2-2, 入力 2-3, 入力 2-4, 入力 2-5, 出力 1-1, 出力 1-2, 出力 1-3, 出力 1-4, 出力 1-5, 出力 2-1, 出力 2-2, 出力 2-3, 出力 2-4, 出力 2-5[CR][LF] (UDP) 外部制御端末 USF-105FS-12G:ACK [CR][LF] (UDP) 外部制御端末からの ACK が無い場合は 3 回までの再送信を行います 設定 2~ 設定 24 は 固定の 0 が送信されます 37

7. SNMP 機能について SNMPv2C に対応した 外部 SNMP 監視システムから USF-105FS-12G の動作監視することができます SNMP 監視システムに使用する MIB(Management Information Base) ファイルは WEB GUI 上からダウンロードできま す MIB のダウンロードは 5-4-2. Download MIB File を参照してください SNMP に関する設定は USF フレーム の取扱説明書を参照してください 7-1. USF-105FS-12G の MIB 情報 GET/SET 一覧 処理 SET 名称 MIB 項目名値 OID Type Trap 区分有効有効 OID : 1.3.6.1.4.1.20175.1.350.1. Product Name usf105fs12gproductname USF-105FS-12G 1 OCTET STRING Product Code usf105fs12gproductcode 1023868 2 INTEGER Serial Number usf105fs12gserialnumber 18270001~ 18279999 3 INTEGER Slot Number usf105fs12gslotnumber Slot1~12 4 INTEGER FW1 Version usf105fs12gfirmware1versio FW1 バージョン取得 11 OCTET Module n STRING 情報 FW2 Version usf105fs12gfirmware2versio FW2 バージョン取得 12 OCTET n STRING FPGA1 Version usf105fs12gfpga1version FPGA1 バージョン取得 13 OCTET STRING FPGA2 Version * usf105fs12gfpga2version FPGA2 バージョン取得 14 OCTET STRING FPGA2 TEMP usf105fs12gfpga2temperatu re 0~127 101 INTEGER Video Source usf105fs12ginputvideosourc 0: SDI IN 201 INTEGER e 1: SDI IO1~4 Genlock Source usf105fs12ginputgenlocksou 0: Genlock1 202 INTEGER rce 1: Genlock2 SDI OUT Video usf105fs12gsdioutvideooutp 0: Bypass 251 INTEGER Output ut 1: Operate SDI IN Input Video usf105fs12ginputvideostatus 映像信号状態取得 401 OCTET Status * SdiIn STRING SDI IO1 Input Video usf105fs12ginputvideostatus 同上 411 OCTET Status * SdiIo1 STRING SDI IO2 Input Video usf105fs12ginputvideostatus 同上 412 OCTET Status * SdiIo2 STRING SDI IO3 Input Video usf105fs12ginputvideostatus 同上 413 OCTET Status * SdiIo3 STRING SDI IO4 Input Video usf105fs12ginputvideostatus 同上 414 OCTET Status * SdiIo4 STRING SDI OUT Output Video Status * usf105fs12goutputvideostat ussdiout 同上 501 OCTET STRING SDI IO1 Output Video Status * usf105fs12goutputvideostat ussdiio1 同上 511 OCTET STRING Video SDI IO2 Output usf105fs12goutputvideostat 同上 512 OCTET Video Status * ussdiio2 STRING SDI IO3 Output Video Status * usf105fs12goutputvideostat ussdiio3 同上 513 OCTET STRING SDI IO4 Output Video Status * usf105fs12goutputvideostat ussdiio4 同上 514 OCTET STRING Genlock Input usf105fs12ggenlockinputstat 同上 601 OCTET Status * us STRING SDI IO Terminal * usf105fs12gsdiioinputchann elidterminal 1~4: SDI IO1~4 602.1.1 INTEGER 1: Matched SDI IO Input CH ID * usf105fs12gsdiioinputchann elidstatus 2: Not Matched 3: Output Mode 602.1.2 INTEGER SDI IO Input CH No. * Embedded Audio CH No. * Embedded Audio Input Status * usf105fs12gsdiioinputchann elidnumber usf105fs12gembeddedaudio StatusChannel usf105fs12gembeddedaudioi nputchannelstatus 0: None 1~4: CH1~CH4 602.1.3 INTEGER 1~16: CH1~CH16 701.1.1 INTEGER 0: Loss 1: PCM 2: Async PCM 3: Silence 4: Async Silence 701.1.11 INTEGER 38

* FPGA2 の温度異常を検出すると FPGA2 への電源を遮断します この場合 本項目は Get できません TRAP 一覧 処理区分 名称 トラップ発報条件 MIB 項目名 OID Type 参照オブジェクト OID : 1.3.6.1.4.1.20175.1.350.0. ( TRAP ) FPGA2 TEMP 温度上昇異常による警 INTEGER usf105fs12gslotnu usf105fs12gfpga2temperatu mber Warning 告 (90 異常で 1 分ごと 21 rewarning に発報 ) usf105fs12gfpga2 INTEGER Temperature INTEGER usf105fs12gslotnu FPGA2 Thermal 温度上昇異常による usf105fs12gfpga2thermalsh mber 22 Shutdown FPGA2 の動作停止 utdown usf105fs12gfpga2 INTEGER Temperature INTEGER usf105fs12gslotnu SDI IN Input SDI IN の入力フォーマット usf105fs12ginputvideostatus mber 101 Video Changed 変化 SdiInChanged OCTET usf105fs12ginputvi STRING deostatussdiin INTEGER usf105fs12gslotnu SDI IO1 Input SDI IO1 の入力フォーマッ usf105fs12ginputvideostatus mber 102 Video Changed ト変化 SdiIo1Changed OCTET usf105fs12ginputvi STRING deostatussdiio1 INTEGER usf105fs12gslotnu SDI IO2 Input SDI IO2 の入力フォーマッ usf105fs12ginputvideostatus mber 103 Video Changed ト変化 SdiIo2Changed OCTET usf105fs12ginputvi STRING deostatussdiio2 INTEGER usf105fs12gslotnu SDI IO3 Input SDI IO3 の入力フォーマッ usf105fs12ginputvideostatus mber 104 Video Changed ト変化 SdiIo3Changed OCTET usf105fs12ginputvi STRING deostatussdiio3 TRAP INTEGER usf105fs12gslotnu SDI IO4 Input SDI IO4 の入力フォーマッ usf105fs12ginputvideostatus mber 105 Video Changed ト変化 SdiIo4Changed OCTET usf105fs12ginputvi STRING deostatussdiio4 INTEGER usf105fs12gslotnu Genlock Input GENLOCK IN の入力フ usf105fs12ggenlockinputstat mber 111 Changed ォーマット変化 uschanged OCTET usf105fs12ggenloc STRING kinputstatus INTEGER usf105fs12gslotnu mber usf105fs12gsdiioin INTEGER putchannelidtermin al SDI IO SDI IO1~4 の入力チャネ InputChannel ID ル番号変化 Changed Embedded Audio Input Changed エンベデッドオーディオのチャネル毎の入力ステータスの変化 usf105fs12gsdiioinputchann elidstatuschanged usf105fs12gembeddedaudioi nputchannelstatuschanged 131 201 INTEGER usf105fs12gsdiioin putchannelidstatus usf105fs12gsdiioin INTEGER putchannelidnumbe r INTEGER usf105fs12gslotnu mber usf105fs12gembed INTEGER dedaudiostatuscha nnel usf105fs12gembed INTEGER dedaudioinputchan nelstatus 39

8. 仕様および外観図 8-1. 仕様 ビデオフォーマット 1080/59.94i, 50i, 23.98PsF 1080/59.94p, 50p (Level-A/B) 1080/29.97p, 23.98p ( 将来対応予定 ) 1080/29.97PsF, 25PsF ( 将来対応予定 ) 720/59p, 50p ( 将来対応予定 ) 3840 x 2160/59.94p, 50p (Quad Link 3G-SDI, 2SI, Level-A) 3840 x 2160/59.94p, 50p (Single Link 12G-SDI) ビデオ入力 12G/3G/HD-SDI 75Ω BNC x 1 3G/HD-SDI BNC x 4 (SDI IO 1-4) ( 入力または出力 ) ビデオ出力 12G/3G/HD-SDI 75Ω BNC x 1 3G/HD-SDI BNC x 4 (SDI IO1-4) ( 入力または出力 ) 信号処理方式 量子化 ゲンロック入力 同期モード システム位相調整 4 : 2 : 2 デジタルコンポーネント 10-bit BB:NTSC: 0.429 V(p-p) / PAL: 0.45 V(p-p) または 3 値シンク : 0.6 V(p-p) 75Ω またはループスルー Frame Line AVDL Frame モード 水平 : -1/2 H ~ +1/2 H 垂直 : -1/2 Frame ~ +1/2 Frame 遅延 : 最大 :1 Frame +1 H / 最小 :1 H Line モード 水平 : -1/2 H ~ +1/2 H 垂直 : -1/2 Frame ~ +1/2 Frame 遅延 : 最大 : 1 H +1/2 H / 最小 :1/2 H AVDL モード 水平 : -1/2 H ~ +1/2 H 垂直 : -1/2 Frame ~ +1/2 Frame 遅延 : HD 最大 : 5 H +1/2 H / 最小 : 1/2 H Line(Min) モード 水平 : -1/2 H~+1/2 H 垂直 : -1/2 Frame~+1/2 Frame 遅延 : 最大 1H+730CLK / 最小 730CLK ビデオ遅延調整最大 8 Frames (Frame/Input モード時 ) ( 将来対応予定 ) カラープロセス プロセスアンプ カラーコレクタ ビデオクリップ プロセスアンプビデオレベル : 0.0% ~ 200.0% クロマレベル : 0.0% ~ 200.0% ブラックレベル : -20.0% ~ 100.0% ヒュー : -179.8 ~ +180 カラーコレクション ビデオクリップ バランスモード YPbPr Clip オーディオ入力 SDI エンベデッド 16 チャネル (Group 1-4) 48 khz 16-bit~24-bit 同期 / 非同期 オーディオ出力 SDI エンベデッド 16 チャネル (Group 1-4) 48 khz 16-bit~24-bit 同期 / 非同期 オーディオ遅延調整 5 ms~1,000 ms (1 ms 単位で設定可能 ) オーディオ処理 使用温度 SRC ( サンプルレートコンバータ ) ゲインコントロール ダウンミックス リマップ ミュート 0 ~40 使用湿度 30% ~ 90% ( 結露のないこと ) 電源電圧 消費電流 DC +12 V USF フレームより供給 約 2.0 A 外形寸法 フロント 106 (W) x 357 (D) mm リア 114 (W) x 20.2 (H) mm 質量 450 g 40

8-2. 外観図 ( 寸法単位 mm) 114 1 2 3 4 IN 3G/HD-SDI IO 12G/3G/HD-SDI USF-105FS-12G OUT 334 357 3.2 13.5 16.7 20.2 106 USF-105FS-12G 41